第4回 狛江市立和泉保育園民営化に係る保育園運営法人選定委員会(平成27年8月29日開催)
| 1 日時 | 平成27年8月29日(土曜日) 午前9時30分~午後4時 |
| 2 場所 | 防災センター402・403会議室 |
| 3 出席者 |
委員長 熊井利廣 副委員長 普光院亜紀 委員 中川信子、簗場博義、大友三郎、石澤周子、松坂誠 事務局(書記)上田保育園民営化担当理事兼児童青少年課長、垣内民営化担当主査(児童青少年課) |
| 4 欠席者 | なし |
| 5 議題 | 1.議事
(1)社会福祉法人春献美会プレゼンテーション (2)社会福祉法人春献美会に対するヒアリング (3)社会福祉法人Aプレゼンテーション |
| 6 提出資料 |
・【資料1】狛江市立和泉保育園民営化に係る保育園運営法人選定審査基準.pdf [387KB pdfファイル] ・【資料2-1】要評価項目33番について ・【資料2-2】(春献美会)狛江市公募法人財務状況分析評価結果 ・【資料2-2】(A法人)狛江市公募法人財務状況分析評価結果 ・【資料3】要評価項目34番について |
| 7 会議の結果 | |
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○事務局より、公募結果の説明。社会福祉法人春献美会及び社会福祉法人Aの2法人から応募があり、8月12日、21日、25日及び26日にそれぞれ応募法人が現在運営している保育園を全委員が訪れ、現地審査を行ったこと等を説明
○事務局より、資料1、資料2、資料3を用いて審査について説明
○事務局より、社会福祉法人春献美会から園長候補者の変更の申し出があったことを説明
委員長:応募書類の訂正ということであるが、締切り後の訂正ということで疑義が生じる。ただ、園長候補者の訂正であるため、園長にならない者を審査しても無意味である。私としては認めたいが、いかがか。
(異議なし)
○事務局より、園長候補者について、社会福祉法人春献美会・社会福祉法人Aともに、狛江市立和泉保育園民営化に係る保育園運営法人公募要項に規定する原則を満たしていないことを説明
事務局:社会福祉法人春献美会は、当初提案のあった園長候補者からの申し出による急遽の変更とする理由であり、社会福祉法人Aは、応募書類提出時点からであったため、事前の確認をしている。回答は、公募要項には原則としてと規定されていること及び原則の基準は満たされていないが、和泉保育園の民営化に関して、今回提案している者が最適任であるとの考えからであるとの説明であった。事務局としては、公募要項上はあくまでも原則とあることから、変更後の社会福祉法人春献美会・社会福祉法人Aともに公募要項の規定には沿っているものと考えている。
委員長:原則としてという規定であるため、これも含め審査は委員一人ひとりの判断ということになる。 ◆議事(1)社会福祉法人春献美会プレゼンテーション
○社会福祉法人春献美会によるプレゼンテーション
◆議事(2)社会福祉法人春献美会に対するヒアリング
委員:法人園長の定年は何歳なのか。また、引継保育に参加した保育士が民営化後にもしっかりと残るのか。
春献美会:法人の就業規則では65歳であるが、園長に関して70歳まで働いていただく。また、引継保育後のことであるが、一番大事なことは子どもにとっての人的環境だと思っているため、保育士は必ず残したいと思っている。
委員:異動は頻繁なのか。また、リトミック等の体操について、もう少し掘り下げて説明してほしい。
春献美会:異動に関しては、法人として何年といった異動は考えていない。毎年9月から11月にアンケートを採り、その中で特別に異動希望があれば判断している。基本的にはなるべく異動はさせない方が良いと思っている。
春献美会:不審者対策については、既存の運営園においてはICカードの園と指紋認証の園がある。外部の者にはインターホンで対応をしている。不審者等への対応マニュアルを職員入職時に説明し、マニュアルどおりの行動をとれる体制にしている。
春献美会:食物アレルギー対応は、川崎市で運営している園では、市のマニュアルがあり、これを遵守している。また、保護者と面談をし、今どういうことで、どういう心配があるのかを担任と栄養士も同席して行い、事故がないよう努めている。アレルギー児の食事は、必ず職員がそばに付き専用トレーに名前を書き、何が除去食なのかを担任だけではなく他の職員とも情報共有を図っている。また、研修も行なっており、エピペンの使用方法についても指導を受けている。
委員:障がいのある子どもとその周辺の子どもについて、園全体での情報共有や園全体での見守りがどのように保障されているかお伺いしたい。
春献美会:統合保育は大切だと考えている。一人ひとりの保育士がその子どもに、受容や共感を持ちながらしっかり対応している。保護者がどのように対応してほしいか。一番の基本は保護者と面談をして、その心配な部分を掘り起こしながらそこを対応していくことを大切にしている。それぞれの障がいの種類は違うと思うが、あくまでも特色として捉えて、みんなでそこを少しカバーしながら過ごしていく。また、必要があればクラスに一人多く職員を配置し、子どもたちが過不足なく、日々の遊びを展開できるようにしている。
委員:和泉保育園は父母会の活動が盛んであるが、考えをお伺いしたい。
春献美会:父母会は、保護者に負担がかかってしまう部分もあるが、逆に積極的に活動していく中で関わりを持てるという良い部分もある。一番大事なことは、今のものを継続しながらしっかりと守り、現状と同じように協力しながら子どものため、地域のために役割を果たしていくことだと考えている。
副委員長:人件費比率が高く、職員を大切にしていることが分かる。反面、法人財務は厳しいのではないか。また、寄附金にかなり依存しているとの指摘があるが、どこからの寄附が多いのか。
春献美会:財務に関しては、基本的に社会福祉法人はお金を稼ぐ法人ではなく、お金を貯めてはいけない法人であると考えている。株式会社は利益を追求するが、社会福祉法人は福祉を追求していかなければならない。福祉は幸せであり、それを追求していくのが社会福祉法人だと思っている。適正な運営費を適正に使うとお金は残るはずがない。ただ、保護者が安心して預けることができる施設を造っているため、ほとんど私個人のお金で寄附金を出している。施設を造ればお金はどんどん出ていくが、返ってくることを望んでいる訳ではない。
春献美会:定年退職で辞めたところがほとんどである。最初の園は、認定こども園の園長にどうかという話があったが、幼稚園長は長く務めていたが、保育園長の経験がなかったため断った。それから、しっかり保育園のことも勉強し直そうという経緯である。
委員長:プレゼンテーション中で他自治体から評価していただいた点ということでいくつも挙げていたが、評価されたという根拠はどういうかたちで評価されたと言えるのか。また、設置が必ずしも義務ではないが、評議員会がない理由についてお伺いしたい。
春献美会:評価については、他市の保育園民営化にあたって三者協議会等に参加する中で、そういう話を直接保護者から伺うことや公募委員の先生との話でそういったことを伺っているのが根拠である。また、評議員会については、法改正により今後は評議員を置かなくてはならない。決して作らない訳ではなく、しっかりとした委員を選任しなければならないため、その準備を始めているところである。
在園児保護者:民営化は、新規に保育園を建てるよりも面倒なのではないかと私は思っているが、それに応募するメリットは何であるのか。また、保護者としては、子どもが安全に生活できることが保証されていると安心できる。日々の保育で何か取り組んでいることはあるか。
春献美会:正直、社会福祉法人にメリットはない。保育園はお金を稼ぐ施設だとは思っていない。本当の意味で子どもにとっての施設をつくっていきたいと考えている。また、安全についてはとても大事だと思っている。様々なマニュアルもあるが、一番大事なことは、自分が預かっている子どもを我が子と思い、自分の子どものように保育をしていける保育士だと思っている。
在園児保護者:過去3年の職員の離職率と職員を定着させるための具体的な取組みがあればお伺いしたい。また、理事長がどれ位の頻度で各園に足を運んでいるのかお伺いしたい。
春献美会:離職率については、細かい数字を今持ち合わせていない。だいたいで申し上げると1つの施設で2名前後だと思う。定着させるための取組みとしては、整体の他、職員が楽しくて、自分の居場所があって、やりがいがあって、笑いがあって、子どもたちをかわいがって、自分がやったことに関して楽しかった、もっとこうしたいといった意欲を持てるような環境にすることが大事だと思っている。
在園児保護者:給食についてお伺いしたいのだが、給食は自園調理なのか。また、調理員も職員であるのか。
春献美会:給食は、調理師、栄養士を各園に配置している。また、各園での調理をしている。食育については、各園でお米やトマト、きゅうり、ゴーヤなどを育て、それを子どもたちに調理してもらうことや、栄養士が作って給食として提供するようなこともしている。子どもは、苦手なものもそういう過程を見たりすることで食べられるようにもなったりするため、大切なことであると考えている。
◆議事(3)社会福祉法人Aプレゼンテーション
○社会福祉法人Aプレゼンテーション
◆議事(4)社会福祉法人Aに対するヒアリング
委員:4点お伺いしたい。1点目、法人園長の定年は何歳なのか。2点目、引継保育に参加した保育士が民営化後にもしっかりと残るのか。3点目、現地審査に行った園の保育士は良い先生が多かった印象があるが、年収と保育士の質の確保について。4点目、和泉保育園は地域につながりがある保育園だと思っているが、現地審査園ではあまり地域とつながっているような印象を受けなかった。何か良い話があればお伺いしたい。
A法人:年齢のことであるが、体力的には十分まだ働けると感じており、法人からも健康が許す限り先生なら大丈夫といった言葉をいただいている。年収については、国から保育士の待遇改善ということもあり、法人でも今年賃金改定をしているところである。保育士は大切な子どもを預かる重要な仕事であるが、まだまだ待遇が追いついていない部分もある。法人としても少しずつ改定をしており、これからも段々良くなることを期待している。
A法人:引継ぎについては、開園後、引継保育に参加していた者がいなくなるということは予定していない。
委員:異動の勤務年数等は決められているのか。また、職員配置計画の職員は全て正規職員なのか。例えば、この中で何名が既存園の正規職員で、何名を新たに募集するといった計画はあるのか。
A法人:基本的に和泉保育園に勤務する職員は、異動することは考えていない。現在もそれほど保育園間の異動はあまりない状態である。
A法人:職員の配置については、クラス担任を正規職員が担当することを予定している。基準を満たす中で配置し、足りない部分については時間給職員を雇用することで考えている。
委員:危機管理として、実際に東日本大震災の時の対応はどうだったのか。また、設計の中で回廊というのがあるが、これの利用方法についてお伺いしたい。
A法人:首都圏での大規模災害の対応として、3日分の防災用品を備蓄している。また、防災の日には引渡し訓練を行なっている。
A法人:回廊部分の利用方法については、園庭が必ずしも十分な広さではないため、例えば年齢別で時間を分け、2階デッキテラス部分も第二の園庭と考えている。また、プランター等を置き、子どもたちが草花を育てるようなことを考えている。同時にこの回廊があることによって、避難経路にも活用できると考えている。
委員:環境としての光と音について。現地審査園では、天井がフラットではなく、騒音が少ないように感じた。また、使われていた蛍光灯が電球色であった。今回の和泉保育園でも同様にされるのか。
A法人:保育園は居住空間であると考えており、蛍光灯よりも温かい光に包まれるような電球色に近いような光環境が望ましいと考えている。現地審査園も2階部分の天井が少し高く、木を使っている部分があった。今回の和泉保育園の計画についても、2階部分は勾配の天井を考えている。天井が高い部分と天井が少し抑えられている部分。南側・東側に向かって天井が下がっており、直射日光がダイレクトに入るのではなく、やわらかい光が保育室内に入るような計画として考えている。
委員:英語、リトミック、体操教室等を活発にしている。本物を体験させるということは良いと思うが、現場にいる保育士の保育の質を上げることとの兼ね合いについて伺いたい。
A法人:英語教室・体操教室では保育士も一緒に活動している。特徴としては、日常の保育でも使えるような、保育士が子どもたちに指導できるような体操、動き、運動を工夫している。また、分からないことがあればすぐ体操の先生に相談することもできる。英語教室においても一緒に英語を聞き、歌を歌いながら保育士自身も慣れていく。生活発表会では英語で教わった単語を発表する等の取組みも行なっている。
委員:和泉保育園は父母会の活動が盛んであるが、考えをお伺いしたい。
A法人:私たちは子どもを真ん中に、子どもが真ん中にいると考えている。それと保護者がいて、保育園があり、それに行政がいる。その三者が連携し合って子どもの成長を支える。保護者の意見や今まで歴史ある和泉保育園が取り組んでいたことをしっかりと受け継ぎ、父母会も相談しながら進めたいと考えている。
副委員長:本日理事長が出席されていないが、こういった場には通常理事長は出席されないことが多いのか。
A法人:通常、プレゼンテーションの場には理事長も出席しているのだが、本日は和泉保育園に応募する以前から別のスケジュールが入っていた。日程の都合をつけようとしたが叶わなかった。
副委員長:先ほどクラス担任に非常勤が入ることはないだろうという回答があった。恐らく他の運営している既存園では非常勤が担任の人数に含まれているのではないか。その点、和泉保育園に関しては特別にそういうことがないようにするということか。
A法人:基本的には基準の配置人数に関しては完全に正規雇用を考えているが、全ての園でということであれば、実際違う部分が出ているかもしれない。今回の和泉保育園については、正規雇用でできるようにしたいと考えている。
副委員長:現地審査園では素晴らしい工夫がある園舎であったが、少し備品等に傷みがあった。園長の裁量で10万円までは備品等に使えるということであったが、上限が設けられているのかお伺いしたい。また、食材費等の改善は、コスト削減という考えからであるのか。
A法人:予算については、園長だけではなく法人本部、理事長、事務局長を含めて年度前に事業計画を立てている。備品購入や食材等の計画も立てており、その中から支出をしている。
A法人:年度ごと、領域ごとに予算額が決まっている。ただ、例えば、積み木1つとっても、北欧のきれいな彩色で応用ができる積み木があり、子どもにとっては良いが金額が高い。安い積み木は、あまり大きく作れなかったり、色彩でも見劣りする。予算の範囲内ではあるが、例えば、修繕費が今年はかからなかったということで、当初の計画にはないが申請すれば良い方の積み木を購入できることもある。
委員長:最初に出た質問で、明確な答えがなかったような気がするのであえてお伺いする。園長の定年は何歳なのか。
A法人:法人の中では園長の縛りはなく65歳である。
委員長:現地審査園の建物について、実際使用している保育士からの感想、あるいは意見等は法人本部に届いているか。また、届いていた場合どういった意見があるか。
A法人:各園から修繕や備品等、建物に関する要望は来ている。ただ、現地審査園だけに限らず法人内多数の園があるが、今の質問について担当している部署が異なり、本日回答を持ち合わせていない。
A法人:年齢について補足させてほしい。定年は65歳であるが、私は、園長として65歳を過ぎても1年契約で仕事をさせていただいている。待遇は園長職の待遇のままである。
委員長:園長候補者の履歴書について、提出された書類の年齢が異なっている。また、この提出されたものは、他自治体へ応募した時のものではないか。
A法人:今64歳となっているが、65歳の誤りである。
A法人:チェックが足りなかったようでそのまま提出してしまった。ただ、保育理念、保育目標についてはここに書かれているとおりである。
在園児保護者:プレゼンテーションが最後までいかず、途中で時間切れとなってしまっていた。私の子どもを預けるかもしれない法人のプレゼンテーションでもあったので残念だと感じた。
A法人:社会のニーズとして、待機児童の解消や多様化する保育ニーズの期待に応えたい。そういったところで法人設立当初から行なってきたことをより多くの人に知ってもらいたいというところで行なっている。
在園児保護者:園庭のスペースについてお伺いしたい。昨今、夏場等は非常に高温になるため、日陰を作ることも非常に重要なことであり、回廊も一理あると思っている。ただ、運動会等では、回廊があることにより、全体的なスペース、L字型の構造で、そういったことができないのではないか。
A法人:園庭については、法人の保育では例えば行事のために保育をするのではなく、行事は保育の延長線上にあると認識をしている。そのため運動会については、近隣の小学校や中学校に、逆に地域とのつながりを持ちたいと考えているため、グラウンド若しくは体育館を借りることができれば、お互い保育園と小学校、中学校のつながりを持てたうえで協力関係を築けると考えている。園庭での運動会は今回考えていない。
在園児保護者:備品について伺いたい。写真を見ると子どもが同じTシャツと帽子を被っている。和泉保育園では、5歳児の卒園アルバム等の例外はあるが、運動会などは家庭にある物を使い、特に購入する物が今までなかった。例えば、初めに園のバッグが必要等、備品に必要な費用はあるのか。
A法人:帽子については散歩時の安全上の理由もあり、保育者がすぐに分かるようにクラスごとに色分けした帽子を用意しており、それは実費で購入していただいている。Tシャツについては、希望者のみが購入することになっており、これを着なければ行事に出られないというようなことはない。
◆議事(5)審査
○各委員による審査・採点
◆議事(6)委員会協議
○各委員の集計結果を受け、委員会で協議
委員長:この点数に基づき、社会福祉法人春献美会を運営法人として選定することでよろしいか。
(異議なし)
事務局:それでは狛江市立和泉育園民営化に係る保育園運営法人選定委員会の設置及び運営に関する要綱第2条に基づき、結果を市長へ報告させていただく。 ◆議事(7)結果発表
事務局:得点結果について発表する。社会福祉法人春献美会が、全7委員合計で1,742点。社会福祉法人Aが、全7委員合計で1,524点であった。審査基準による選定基準点は1,197点であったため、2法人ともこの基準は上回る結果となった。
委員長:選定委員会は、社会福祉法人春献美会を運営法人に選定した。選定方法は、各委員が採点したものを合算し、その点数の上下によって決めている。ただ、社会福祉法人春献美会にしっかりと保護者の意見を聞きながら三者協議会に関わってもらいたいため、選定委員会から意見を付けることとした。
委員長:それでは、選定委員会を閉会する。 |
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その他
| 二次利用可否 | 不可 |
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