狛江市ごみ半減推進審議会(平成21年7月28日開催)

1 日時   平成21年7月28日(火)午後2時30分~4時
2 場所   ビン・缶リサイクルセンター2階 会議室
3 出席者

会長 : 武田新栄
委員 : 大川宗男(代理出席)、加藤慎次郎、横山貴雄(代理出席)、大矢美枝子、重国毅、伏見正明、梅木勝子、松田欣未子、相葉郁子、渡辺洋(建設環境部長)
事務局 : 松岡清掃課長、加藤業務係長、加藤主任、田代主事

4 欠席者   清水利子
5 議題

ごみ・資源物の処理経費の状況について

一般廃棄物処理計画の策定の検討

6 提出資料    第2回ごみ半減推進審議会会議録

ごみ・資源物の処理経費の状況

近隣市などの一般廃棄物処理計画の策定状況について

7 会議の結果

【会 長】
これより第4回ごみ半減推進審議会を開会します。今日の議題としましては、ごみ・資源物の処理経費の状況について、一般廃棄物処理計画の策定の検討についてです。議題に入る前に前回(6月17日)のごみ処理施設の視察について、各委員の感想についてお聞きしたいと思います。まず、私のほうから述べさせていただきます。私自身、過去に3年間ほど多摩川衛生組合にいましたので、10年経った今も順調に稼動していて安心したところです。灰は主灰と飛灰の二種類があるが、多摩川衛生組合では、飛灰はろ過式集じん機で除去し、主灰は灰溶融して、スラグとして再活用している。かつて埋め立てしていた飛灰は、現在では東京たま広域資源循環組合でエコセメントの原料として再利用されており、埋立て処分地の延命化に大きく寄与している。これからも再資源化を継続していくためには、これら施設を安定的に稼動させていく重要性を再確認した。

【伏見委員】
私はクリーンセンター多摩川の建設時から関わっていた経緯があり、久しぶりに視察をしたが、現在もきれいに使用されていてほっとした。ただ、大変な費用をかけて建設しましたので、危険物がだいぶ混入されているという現状を聞いて、継続して市民の方にどうご協力いただくか、大切に利用していただくか、またそのことをより多くの市民に知っていただくかが重要だと実感した。一人ひとりが継続してできることを次の基本計画に盛り込んでいければと思う。最終処分場については、すぐに埋まってしまうのではと心配していたが、エコセメント化施設が稼動している状況をみてほっとした。この施設は、全国的にも誇れるものであり、また手本となる取り組みであると思う。このような施設を安定稼動していくという意味でも基本計画を慎重に検討していきたい。

【梅木委員】
私は2回目の視察であった。私たちが排出するごみがきちんと処理されて、また再利用も行われており、有効活用されているのを実感した。さらなるごみ減量には生ごみをどう減量するかであり、水分が多いと燃焼効率も落ちるという説明を聞き、一人ひとりの努力が重要であると感じた。

【重国委員】
実際に見てみて大変勉強になった。クリーンセンターについて、施設として立派なものであり、きちんと運営されていると感じた。同時にこの形が百点満点と捕らえていいのか考えていかなければならない。中間処理施設は相当なお金がかかっていて、市民負担となっている。有害物質を撒き散らさないために必要な施設であると思うが、もっと簡素な施設でお金をかけないで処理するという、技術的な問題でなく、どういうごみを搬入していくのかをそもそものところから考えて、財政的な負担も減らすということも考えていかなければならない。バグフィルタなどで有害物質の外部への排出を抑えているが、ゼロではない状況もある。最終処分場も山の中の水源地となるところに作らざるを得ない状況は課題である。地元の方には精神的にも物理的にも相当な負荷がかかっている。施設としてきちんと処理しているというところは見させていただいたが、実際にどういう部分の負担を軽減していかなければならないのかを見据えて、ごみの減量に結び付けていくのかが重要であると思う。また、今回は視察ルートに入っていなかったが、し尿の処理施設や最終処分場の汚水処理施設も見たかった。

【相葉委員】
初めてみたが、立派な施設であった。イメージとは違い、臭いもなく、きれいな施設であった。このような処理施設を若いお母さんや小さい子などに見せてごみの現状を知ってもらうことが大切であると感じた。エコという考え方はだいぶ浸透してきて、ごみ減量意識が高い方が増えつつあるため、簡単に分かりやすく説明して、ごみの減量という考え方を浸透させていくことが重要であると思う。

【松田委員】
ごみのイメージは、メディアを通してのイメージしかなかった。夢の島や東南アジアのごみの山のニュースなどが頭に残っていたので、今回の視察で技術の進歩に触れ、感動した。疑問として感じていた、なぜ狛江は今の分別方法でやっているのかを知ることができた。他の地域のごみの処理についても興味がわいた。また、このような技術が多摩だけでなく全国に広がればいいと感じた。今後ももっと子供たちなどにごみ処理施設の見学を通じて、なぜごみを減らさなければいけないのか、なぜ分別が必要なのかを教えていくことが重要であると感じた。

【横山委員】
ごみ処理について、焼却灰も含めて再利用されていることを確認できた。しかしながら、ごみの分別はさらにやっていかなければならないのだと感じた。エコセメントを狛江での利用をさらに進めていければいいと思う。また、最終処分場の埋立地が今後も無害な状況で維持していければと思う。

【加藤委員】
私自身、仕事上で多摩川衛生組合はよく行くのですが、現在のクリーンセンター多摩川は、平成10年から使用されている施設ですが、以前の施設から比べればだいぶ技術が革新されている。最終処分場についても、エコセメント事業で埋立地の問題もだいぶ改善しつつある。ただし、発生抑制や分別の必要性の動機付けにつながりづらいという課題もでてきている。多摩川衛生組合でも処理能力に余裕がでてきて、国立市・府中市の受入れを開始したように、狛江市の搬入ごみが減れば、他の自治体もこのような近代的な施設を使えるようになるのではと思う。それにはこの審議会でどうやってごみを減らしていくのかという基本計画策定は重要かつ同時に難しい作業なのかと思う。

【大川委員】
以前に比べて分別がだいぶ進んでいるのを実感した。クリーンセンター多摩川での焼却において、発電効率からみるとある程度のごみ量が必要であるという話は興味深かった。市町村によってごみの処理は様々で、ごみの分別が簡単な市町村もある。埋立量を技術革新で減らすのか、市民などの努力で減らすのか、どちらも同時にやっていく必要があるのだと思う。処分場跡地の管理用地があと何年で元の自然にもどるのかが気になった。後世に残るものであるため、今後新たに作るときは慎重に、かつ確かなものをつくらなければならない。

【会 長】
東京たま広域資源循環組合でのエコセメント化施設の稼動により、現在は一部の市の不燃ごみのみの埋立てとなっている。

【伏見委員】
しかし、その少ない量の埋立てでもいつかはいっぱいになる。今後、埋立地を新たに確保するというのはほとんど不可能な話なので、さらにごみを減らしていかなければならないのには変わりがない。

【大川委員】
狛江市がごみ有料化して3年以上になるが、指定収集袋の売り上げは落ちていない。

【伏見委員】
ごみが増えているというのであれば問題であるが、住民の入れ替わりなどがある中、現状を維持できていることはいいことであると思う。今後は、もっと市民の関心を集めて、一人ひとりができることを実践し、どうやってごみを減らしていくのか、きちんと分別することが重要である。ただ、資源物を回収し、処理するには、多大な費用がかかるということにも注目しなければならない。

【会 長】
それでは、議題のごみ・資源物の処理費用の経費についてみていきたい。視察のご意見も踏まえてみていきたい。事前配布の資料に平成13年度から平成20年度まで収集量と費用の推移が記載されております。可燃ごみ・不燃ごみは減っている。その分が資源物の回収量の増につながっている。ビン・缶は減ってきている。古紙・古布・ペットボトルは増えている。

【伏見委員】
ごみ半減まではまだまだ程遠いと感じる。

【重国委員】
半減の基準時点はいつなのか。感覚的なものなのか。

【会 長】
大幅に減らしたいという意味であると思うが、たとえば平成13年からみても半減はまだまだである。

【大矢委員】
粗大ごみは減っていない。使えそうなものも捨てられている。

【会 長】
多摩川衛生組合負担金の負担割合はどのくらいか。

【渡辺委員】
人口で割ると多摩川衛生組合が一人あたり約1万円、東京たま広域資源循環組合が約1千100円かかっている。また、ビン・缶リサイクルセンターの運営費はまた別にかかっている。

【事務局】
多摩川衛生組合の費用を1トンあたりの処理量で割ると約46,000円となる。年間のごみ処理経費全体を人口で割ると一人あたり約18,000円となる。

【会 長】
発生量が少なければ負担金は減るので、どうやって減らすかが重要。

【伏見委員】
誰でもできることを実践するかだと思う。費用や労力をかけて新しいことをやっても続かなければ意味がない。

【会 長】
そういう意味では近隣市の一般廃棄物処理計画の状況についての資料は参考になる。

【大矢委員】
国立は学校を通じて協力して色々やっているようですが、狛江も様々な取り組みをしっかりできていると思う。ごみを捨てるのは大人であり、まずは大人が中心となって考えて、子供たちに伝えていくことが大事であると思う。たとえば生ごみは水をきるだけでだいぶ違う。あとは、細かい分別をきちんとやっていくこと。

【会 長】
有料化になって紙の分別が進んだことを実感する。

【梅木委員】
名刺大以上の紙は雑紙として回収している。きちんと分別することで、今では5リットルを3日に一回で済ませている。以前は10リットルで3日に一回出していた。また、プラスチックはスーパーに戻している。だから、ごみを少なくできている。どんなプラスチックも回収してくれるスーパーもある。普通のスーパーはペットボトル・トレー・牛乳パックを中心に回収している。

【松田委員】
組成分析でみるとレジ袋やプラスチックが多かった。かさばるし、捨てるのが大変。

【大川委員】
有料化していない市では分別の意識も薄いし、毎回40リットルの袋いっぱいに出している状況をよく目にする。

【伏見委員】
ごみの減量の観点からみても、ごみの有料化はよかったのではないかと思う。

【会 長】
さっと洗って出せるものでよければいいが、よごれたプラスチック類は洗剤等を使って洗う必要があり、環境負荷でみると、焼却とどっちがいいのかの議論もある。また、焼却効率でみると、プラスチックなどカロリーがあると燃やしやすいが、ごみカロリーの上限を超えると、焼却能力が落ちる現象がおきる。スーパーなどに返せるものは返したほうがいい。

【伏見委員】
いずれにしても今後の基本計画の策定においては、現在の基本計画のどの項目がどこまで達成しているのかを判断し、できることを継続していくことが重要である。

【梅木委員】
減量方法として、生ごみの減量は重要である。生ごみ堆肥化のぼかしを利用している人数は把握しているか。

【事務局】
リサイクルセンターでやっている生ごみ堆肥化講習会に参加者した方にバケツを配布している。これまで1115組を配布している。単年度だと50組前後配布。また、生ごみ処理機購入費助成は、平成11年度から累計619台。平成21年度から非電動式の生ごみ処理機も補助対象としている。

【梅木委員】
堆肥化せずとも、生ごみは乾燥させてから出せば、ごみの重量は減る。

【伏見委員】
かつて生ごみ処理機をモニターで使っていたとき、音が結構していた印象があるが、今は性能の良いものがだいぶでてきた。

【会 長】
他市の取り組み状況で他に気になる点はありますか。

【松田委員】
国立市のエコロジーポイントはどのような取り組みなのか気になる。

【事務局】
牛乳パックなどを集めると、商工会が発行するポイントカードにポイントが加算されるという取り組みのようです。

【大矢委員】
国立市に住む知り合いの話だと、スーパーで牛乳を買ってしまうので、商店に牛乳パックを返却してポイントに換える人は少ないらしい。

【伏見委員】
そのような取り組みに費用をかけてやっても、やる人がいなければ意味がなくなってしまう。いまやっていることを情報提供や広報していくことが大事だと思う。

【大矢委員】
私も小さいことでも着実に実行していくことが大事だと思う。

【梅木委員】
ペットボトルのふたを回収している団体もあると聞くが。

【大矢委員】
いま住んでいるマンションでは、ワクチンの財源とする団体に送付するため、ペットボトルのふただけを別に分別している。

【事務局】
市の回収ではペットボトルのふたは、本体と一緒にコンテナに入れていただき、回収・資源化している。以前、ふたは可燃ごみとして処理していた時期もあったが、いまは資源として回収している。確かにペットボトルのふただけを集めて、ワクチンの財源としている団体もある。また、アルミ缶のプルトップだけを集めて義足を作っている団体もある。しかし、資源の価格を決めるのは市場であり、逆有償になって処分にお金がかかるようになった場合、そういった事業の存続は難しくなる。そのことを踏まえると、確立したリサイクルルートに乗せて、安定的に継続的に資源化していくことが重要であることを強調したい。

【会 長】
昨年も資源の価格が暴落したので、安定的な処理の重要性を実感する。

【重国委員】
国立市の資料をみるとだいぶ工夫されていると感じる。発生抑制の部分で、いかにごみになる過剰包装などを流通・販売過程に入れないようにするかが大事。資料に記載されているごみ減量協力店の制度は、どのような制度でどういった効果があるのか、もしも分かれば教えていただきたい。商店としても、売り上げが下がらないようにしなければいけないので、ごみ減量にも協力することでプラスに働くメリットがあればぜひ研究していただければと思う。

【事務局】
その内容については、過剰包装などを抑制して、マイバッグ持参の奨励やレジ袋の有料化、資源の店頭回収などを積極的に取り組んでいるお店を協力店と認定する制度のようです。

【大川委員】
補助金は出しているのか。

【事務局】
補助金などは出さずに認定証などを交付し、ごみ減量をPRしているようです。

【大川委員】
狛江市商工会でも狛江市共通のポイントカードを発行する予定である。もともとポイント制度というのは、固定のお客を確保するためにできた制度なので、共通ポイント制度で大成功した実例は少ない。そのような現状であるため、商店街で単独のポイント制度があるところは導入を見送っている状況をみると、市内の商店がすべて加入というのは難しいと思う。

【梅木委員】
そのチラシを見たが15店舗くらいしか加入店がない。わくわく商品券は、400店舗以上で使えた。使い勝手という点でどうなのでしょうか。

【大川委員】
共通ポイントカードを市内すべてのお店で使えるような状況までは相当時間がかかる。

【梅木委員】
ここまで減量が進んだのは、市民それぞれの努力の成果だと思うし、これからの減量は、もっと意識を高めるための啓発活動をしていかないと継続していかないと思う。

【重国委員】
ごみの問題を考える中で、「ごみ処理」という考え方から「資源管理」という考え方に注目している。不要なものをどう処分するかという考え方から、貴重な自然にある資源を加工して使用したのち、環境に負荷をかけない方法でいかにして自然界にもどしていくのかという考え方への発展であり、環境問題を考える上で重要になってきている。しかしながら、現実の利益がないと進まないのも実情である。ごみ有料化について、ごみ量を一定量に抑えた努力に対するメリットなどについても研究が必要だと思う。また、一部にゼロウェイスト運動を掲げている市町村があるので研究すると参考になると思う。ごみ処理費用がこの20年間でどう変わってきたのか資料があれば参考にしたいと思う。

【伏見委員】
有料化の手法については、この審議会等でも有料化になる前に徹底してやった経緯があり、努力する人を評価する制度がないと続かないという意見もあった。ただ手法についてはどのような方法が最善なのか全国的にも結論はでていない状況であり、まだ経過を見定める必要があると思う。資源管理という考え方は議論していく価値はあると思う。また、他市の状況をみても、新しいことをやっていたところも続かずにやめるところもある。まずは今ある制度をどう情報提供していくのかが重要であると思う。

【会 長】
今回はフリートーキング形式で進めて様々なご意見がでました。このような意見を今後に生かしていきたい。最後になりましたが、第2回のごみ半減推進審議会の会議録についても承認してよろしいでしょうか。

【委員一同】
承認する。

【会 長】
次回のごみ半減推進審議会は、平成21年9月29日(火)午後2時半から行います。
それでは以上で、第4回狛江市ごみ半減推進審議会を閉会します。

 

その他

二次利用可否 不可

お問い合わせ先

所管課 環境部清掃課
電話番号 03-3488-5300
お問い合わせフォーム https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/4,96594,html