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1 日時
平成28年6月8日(水曜日) 午後3時~4時12分
2 場所
狛江市役所5階 502会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹 (学校教育課長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.委員長・副委員長の選任について
2.諮問
3.会議の公開と会議録の作成・公開について
4.今年度審査委員会評価事業の選定について
5.その他
6 会議録(概要)
事務局
本日はお忙しい中,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会にご参集いただきまして,ありがとうございます。
当委員会の役割ですが,狛江市における教育の今日的な状況を踏まえ,教育の質の向上に資するよう,教育委員会が効果的に教育行政を行うとともに,教育的な観点から適切に教育行政が行われているか,教育委員会の自己点検及び評価の結果について審査し,評価意見をいただくものです。色々課題等が出てくることかと思いますが,よろしくお願いします。
それでは,会に先立ちまして,狛江市教育委員会教育部長の平林よりご挨拶申し上げます。
教育部長
狛江市教育委員会教育部長の平林です。今年の4月から就任をしました。よろしくお願いいたします。
本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。また改めて狛江市の教育行政にご尽力をいただきまして御礼申し上げます。
今日の教育を取巻く環境ですが,少子高齢化,また,家族関係の中の複雑化,子どもの貧困など様々な課題を抱えている中でも,狛江市教育委員会としましては,保護者が安心してお子さんを学校に預けられる体制・整備が求められています。普段からその求めに対することを目的として事務を行っているところです。
改めまして,本日出席いただいている委員の皆様に,狛江市の教育行政の事務が適正に行われているか・効果的に行われているかを判断していただきたいと思いますし,また,市民の皆様に説明する責務もございます。
普段からの事務の見直しを通じ,さらに教育行政を進めるために,皆様の建設的なご意見を頂戴したいと思いますので,よろしくお願いいたします。
事務局
それでは続きまして本委員会ですが,委員長は狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第8条第2項で互選となっており,昨年度は,押尾委員に委員長を務めていただきました。
後ほど,改めまして本年度の委員長の選出をお願いしたいと思いますが,それまで,私の方で議事の進行を務めさせていただきます。よろしくご了承をお願いいたします。
なお,今年度は昨年度と委員が変わっておりませんので,委員紹介は割愛させていただきます。
それでは,議事を進めさせていただきます。
早速ですが,委員長と副委員長を決めたいと思います。先ほどお話したとおり,昨年度は押尾委員が委員長を,長田委員が副委員長を務めてくださいました。
出来ればどなたか委員長を務めていただけますと大変ありがたいと存じます。
どなたかご推薦ございますでしょうか。
永田委員
引き続き,押尾委員に委員長をお願いしたいと思います。
【異議なし】
事務局
異議がありませんので,委員長は押尾委員に決定いたしました。以後の議事進行については新委員長にお任せいたします。
押尾委員長
皆様からのご推薦で今年度の委員長を努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
では,早速ですが副委員長の選出を行いたいと思います。
昨年副委員長を務めていただきました長田委員が,今年度からまた委員になられ,平成30年3月まで務めてくださるということですので,私は是非,副委員長を長田委員にお願いしたいのですが,いかがでしょうか。
【異議なし】
押尾委員長
意義がありませんので,副委員長には長田委員に決定いたします。
それでは式次第の「2.諮問」について事務局よりお願いします。
事務局
それでは審査委員会を開催するにあたり,平林教育部長より諮問書をお渡しさせていただきます。
大変恐縮ですが,押尾委員長,ご起立をお願いいたします。
【諮問】
教育部長
狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第5条に定めるところによりまして,平成27年度におけます狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価につきまして貴委員会の意見を求めます。以上,諮問を申し上げます。よろしくお願いいたします。
事務局
ありがとうございました。
平林教育部長は公務のため,ここで退席させていただきます。
委員長
次に「会議の公開と会議録の作成・公開について」です。事務局よりお願いします。
事務局
それでは資料3をご覧ください。
上段に会議の公開について,下段に会議録の作成・公開について記載しております。
改めて確認させていただきたいと思います。
まず,会議については,平成25年3月に制定された,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第10条でも原則公開としております。
次に,下段の会議録の作成についてですが,昨年同様,この狛江市審議会等の会議録の作成に関する要領に沿って作成したいと思います。
また,第4条に「会議の内容は,詳細又は要点若しくは結論のみを記録するものとし,審議会等の長が当該会議の性格等を考慮し,当該会議の冒頭で諮り,そのいずれかについて決定するものとする。」とあります。事務局としては例年同様要点を記録する方法とさせていただきたいのですが,いかがでしょうか。
委員長
今,事務局から説明がありましたように,会議は公開,会議録の内容は要点筆記ということでよろしいでしょうか。
【了承】
委員長
会議は公開,会議録の内容は要点で筆記ということで決定いたします。
それでは,今年度の審査委員会の評価事業の選定についてお願いします。
事務局
資料4をご覧ください。
事業の選定に関しましては,大きく2点のご審議をお願いしたいと思います。
1点目は,今年度の審査委員会評価事業の選定です。
2点目は,決定事業について,ヒアリングの際に特に聞きたいことや,評価したいこと,各事業に対して抱くイメージ等を挙げていただくことです。
まず1点目ですが,平成26年度の審査委員会での決定に基づき,本審査委員会では,教育委員会の昨年度の事業から,今年度本委員会で評価をする事業数を決定し,評価する事業を選択していただきます。
資料に記載しております事業選定の基準ですが,①評価をすることによって改善が見込める事業,②社会的な関心が高い事業,③市独自もしくは先進的な事業,を基準にしております。
評価対象事業の候補ですが,事務局案といたしまして,下表のとおり挙げさせていただいております。選定基準欄の番号は,先に説明しました「選定の基準」の番号を記載しております。
また,「事務局提案順位」を入れさせていただいておりまして,選定基準に合致するものが多かったものに○を付けております。
その中でも,事務局として推薦したい事業の『学校給食』『Q-U・hyper-QU活用』に◎を付けさせていただいております。
この2事業につきましては,事業選定の基準に次いで,『点検時期』という観点で,特に平成27年度の事業を点検することが事業の点検時期としてよりよいであろうと思いまして,◎を付けて提案させていただきました。
○と◎を付けました各事業について簡単な事業概要を申し上げます。
まず学校教育課の『学校給食』につきましては,平成26年度に狛江第五小学校,平成27年度に狛江第六小学校,平成28年度からは狛江第一小学校と,小学校給食調理委託化を開始し数年経過し,また,平成27年度の7月から開始された給食センターによる中学校給食が開始後間もなく1年を迎えるため,振り返りに適した時期と考え,提案しております。
『アレルギー対応』は学校現場での防止することができるアレルギー・アナフィラキシー症状発生防止に向けた取組です。こちらは,慈恵第三病院とアナフィラキシー対応ホットライン覚書を締結するなど,市独自の先進的な取り組みを行ってはいるのですが,実際の取組の主要箇所が,学校給食事業での取組に重複する点から〇に留めております。
続きまして指導室事業です。『小学校特別支援教室事業』ですが,こちらは狛江市では導入が早く都内でも先進的な事業ではございますが,都の「特別支援教室モデル事業」として実施し始めた事業であるため,市の自己点検の意向だけで融通をきかせるのが難しい事業です。
次に,『Q-U・hyper-QU活用』につきまして,「hyper-QUを活用した学級集団づくり」は,指導室の定めた『狛江市の特色ある学校教育事業21』における「狛江の教育3本の矢」の一つです。平成27年度に狛江市立学校は全校通常の「Q-U」から「hyper-QU」に移行したタイミングであり,その成果を点検するには平成27年度の事業として今年度の点検実施が振り返りに適した時期と考え,提案いたしました。
続きまして,社会教育課の『中学生の居場所づくり』ですが,こちらは社会教育委員の皆様が特に市内の中学生の居場所づくりについて検討してくださっているものです。活動自体はとても有意義なものですが,教育委員会に附帯する委員会がメインとなる活動についての評価をするより,教育委員会事務局での事業を評価する方が,本審査委員会の性質としてはより適当と考え○に留めました。
最後に,図書館の『ブックスタート・セカンドブック』事業ですが,ブックスタート事業自体は従前から行っているものではあるのですが,近年贈呈の方法を改めたばかりであり,また,その成果指標となるようなものがまだ揃っていないという点で,平成27年度は評価の時期としてまだふさわしくないかと考え,○に留めました。
以上のことから,今回の評価対象事業候補としては,『学校給食』と『Q-U・hyper-QU活用』を事務局提案最上位とさせていただきました。
昨年度は,事業は「学校教育課・指導室」の学校教育的分野から1つ,「社会教育課・図書館・公民館」の社会教育的分野から1つ,それぞれご選定いただければと提案申し上げたところではございますが,今回は平成27年度という時期という観点で事務局提案をさせていたければと思います。
また,検討事業の数ですが,一昨年の本審査委員会にて,「選定した事業の内容や分量に応じ,1年に2~3項目程度を目安とする」としています。2事業を選出しました昨年度の委員会を振り返りますと,今回も2事業までがよろしいかと思い,事務局提案として事業数を「2」と提案させていただいております。
この案を基に,皆様から今年度評価を行う前年度実施事業及び事業数をお決めいただきたいと考えております。
その上で,2点目として,決定事業について,その事業では「何が大事か」「何を評価として考えるか」等,ヒアリングで特に聞きたいこと,どのような点が気になる・重要だと思うことや,各事業に抱くイメージをお教えいただければと思います。お出しいただきましたことを基に,事業のヒアリングシートを作成したいと思います。
もちろん,このような視点で担当課に評価をさせたいという視点をお出しいただいても構いません。
説明は以上です。
委員長
事務局の説明が終わりました。事務局としては資料4の中の◎のついている事業を薦めたいという提案ありました。
学校教育課・指導室・社会教育課・公民館・図書館の各事業案とそれぞれについての評価設定の基準となるものがあります。
まず評価実施事業数について,昨年は2事業でした。今年度も2事業でよろしいでしょうか。
永田委員
本当はもう少し沢山の事業の点検を行いたいのですが,おそらく時間的には出来ないと思います。ですから,点検事業数は2事業でも良いと思います。
委員長
では,評価実施事業数は2事業とし,評価対象事業は「A事業」「B事業」で行いたいと思います。
【了承】
委員長
では,どの事業を選定するかですが,事務局からは学校教育課の『学校給食』と指導室の『hyper-QUの活用』が挙がっていますがいかがでしょうか。
氏家委員
『学校給食』は中学校給食も始まったばかりで気になっていました。
『hyper-QU』に関しては,まだ解らない部分がありますので,この2事業がよいのではないかと思います。
永田委員
『学校給食』は基本ですから一度きちんと行うと良いと思います。
『hyper-QUの活用』は少しレベルの進んだ段階での研究ですよね。言葉では『hyper-QUの活用』と言いますが,現実にはなかなか実態の内容が認められないので,このような機会に行って結果を踏まえて更に考えていくということで良いと思います。
長田委員
『学校給食』・『hyper-QUの活用』で良いと思いますが,参考資料にhyper-QUの中学校用とありますが,小学校用もあるのでしょうか。
事務局
小学校用もございます。小学校用は1年生から3年生と4年生から6年生が別々の資料となっております。発達段階に応じたものということで別れているようです。
長田委員
昨年度の結果は出ているのでしょうか。
事務局
アンケート実施後,しばらくして結果が出ますので,結果に基づいて学級づくりや指導に活かしていくことになります。少なくとも年度内に一度結果が出て,活用し動いていく形になっておりますので,昨年度の結果は出ています。
長田委員
昨年度の結果については,この場で点検することはできるのでしょうか。
事務局
担当課に働きかけ,必要な資料については提出していただき,必要な部分は作成していただきます。しっかりとした評価をいただけるような資料はご用意させていただきます。
委員長
それでは今年度は『学校給食』と『hyper-QUの活用』の2事業について点検評価をさせていただきたいと思います。聞きたいことのヒアリングまたはデータで欲しい資料などを考えていただいて,ヒアリングの際に資料を持ってきていただくように担当課にお願いしていただきたいと思います。
では,この2事業につきまして,事務局から改めて簡単な事業概要説明をお願いしたいと思います。
事務局
事務局より改めて簡単な事業概要説明をさせていただきます。
まず,学校教育課の『学校給食』から。参考資料をご覧ください。給食事業についての説明の資料で,こちらは,中学校給食版の説明です。給食の流れ,委託業務については中学校給食での対応になりますが,給食の内容やアレルギー対応・衛生管理・学校給食の目標は,小・中学校で多少の差はありますが,概ね同様です。
狛江市の小学校給食は,各学校に配属された栄養士が献立を考え,食材を発注します。市の給食調理職員又は調理委託業者が各校の給食室で給食を作る,自校式の給食です。
中学校給食は,給食センターの栄養士が献立を考え,食材を発注します。調理委託業者が市の中学校給食センターで,中学校4校分の給食を調理し,保温食缶に入れ,配送車で各校に配送し,提供している,センター式の給食です。センター式による給食は平成27年7月から開始されました。
参考資料に記載のない,給食作成の大体の流れですが,給食提供の約2カ月前から動きだし,小学校の場合は各校の栄養士が献立を作ります。その後,保護者への献立表,各クラス掲示の献立表,給食便り等を作成します。給食提供の1週間前に1週間ごとの発注量を計算し,食材等を発注します。あわせて検収表等書類の作成をします。給食当日は,各校の栄養士等職員が納品された食材の検収,保存食の管理,水質検査,衛生管理チェック表等作成,発注量と納品量の書類チェック,金額のチェック等行います。
給食自体,公立校の子どもであれば皆が体験するため,アレルギー対応や食育や地産地消や残菜等,注目される事業であるとともに,平成26年度に狛江第五小学校,平成27年度に狛江第六小学校,平成28年度からは狛江第一小学校と,小学校給食調理委託化を開始し数年経過し,また,中学校給食は以前民設民営のボックスランチ型給食が中止となり,平成27年度の7月から開始された公設の給食センターによる中学校給食が開始後間もなく1年を迎えるタイミングであることもあり,今回ご審議いただきたいと思います。
次に,指導室の『Q-U・hyper-QU活用』ですが,参考資料として,hyper-QUアンケートの見本を配付しております。
こちらも先ほど話しましたとおり,「hyper-QUを活用した学級集団づくり」は,指導室の定めた『狛江市の特色ある学校教育事業21』における「狛江の教育3本の矢」の一つとして重要視しています。Q-Uアンケートを生み出した早稲田大学と,出版元の図書文化社との産学官連携事業として始まりました。
Q-Uは「楽しい学校生活を送るためのアンケート」で,hyper-QUは「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート」です。
アンケートは,学校生活における児童・生徒の意欲や満足感,および学級集団の状態を質問紙によって測定します。『やる気のあるクラスをつくるためのアンケート』と『いごこちのよいクラスにするためのアンケート』から構成され,15分程度で実施できるものです。
学校生活における児童・生徒の個々の意欲や満足感,hyper-QUからは更に,ソーシャルスキルと呼ばれる,対人関係を築く際に必要な技能の定着度の測定が加わり,それらを配付した質問用紙によって測定し,その分析結果を指導に生かすものです。結果は,分布図的にそれぞれ誰がどのような位置かが表示されます。hyper-QUでは個人ごとの個票も出るようになり,また,専門家による助言を受け,分析結果をより有効に活用し,豊かな学級集団作りを進めているものです。
活用方法として,1つ目に,不登校になる可能性の高い児童生徒の早期発見への活用。2つ目に,いじめの発生・深刻化の予防や,いじめ被害にあっている児童・生徒の発見への活用。3つ目に,学級崩壊の予防や,よりよい学級集団づくりへの活用。4つ目に,教育実践の前と後に実施することで,指導効果の評価・検討に利用することができるとされています。
狛江市立学校では,平成26年度までは主にQ-Uを利用し,hyper-QUは一部の学校でのみの活用だったところを,平成27年度からは全校でhyper-QUを導入したという移行の時期であり,Q-Uからhyper-QUへ移行したことによる成果はどうかという点からも,自己点検及び評価に関する審査委員会の委員の皆様で,事業の内容を点検・評価していただけたらと思います。説明は以上です。
委員長
ありがとうございました。
今説明がありました『学校給食』と『hyper-QUの活用』の2つの事業について,これを事務局の所管課から説明をしていただく時に,私たちが聞きたいことを初めに決めて事務局に出し,資料を集めて説明していただくという方式をとりたいと思います。
まず,『学校給食』についてのどんなことを知りたいとか,ここが解らないという部分がありましたらご意見を出していただきたいと思います。
私から給食調理について一つ,中学校はセンター方式で小学校は自校方式ですが,中学校は何故センター方式になったのかをきちんとご説明を出していただきたいと思います。
また,小学校給食も給食調理に業者が入る民間の委託になっています。現在は給食調理委託校は3校のようですが,将来的に全校委託化を広げていくのかという将来像を説明していただきたいと思います。
氏家委員
中学校給食が始まり,生徒達の評判はどうなのか,アンケートをとったことはあるのか,残菜率はどうなのか,また最初学校が気にしていた給食時間があまり取れない中ボックスランチと比較し配膳や片付けがあるため時間がかかるから十分に食べる時間を取れないのではという問題はどうなっているのかが知りたいです。
委員長
配膳・食べる時間・片付けそれぞれ時間を決めて行っていると思いますので,その辺りの時間配分を教えていただきたいと思います。
長田委員
狛江第五小学校・狛江第六小学校・狛江第一小学校は学校の給食設備をそのまま使用して民間の業者に調理を委託しているようですが,残りの3校も順次委託化していく予定ですか。
事務局
今現在,給食調理委託化校は3校ですが,もう1校,予定としては狛江第三小学校で来年4月から委託化する予定です。今年度選定委員会を立ち上げて,調理委託業者を選定していく予定です。
背景に一番ありますのが,市の職員の人員の削減です。委託できるものは委託していこうという考えがございます。他の自治体も給食調理の委託化が進みつつあり,その流れに乗った形で委託化を進めております。
ですが,職員の定数や現在の職員の数もありますので,最終的には小学校6校全て委託する予定ではありますが,今度の狛江第三小学校で委託校が4校で直営校が2校になりますが,当面の間に関してはしばらくこの4校のみ委託化状態が続くと思います。その後,定年退職等があり人員が減っていくと,例えば学校の給食調理職員を保育園に異動してもらう等で,給食調理の委託化を進めていくイメージになります。
長田委員
中学校はセンター方式ですが,その給食センターはどこにありますか。
事務局
旧狛江第七小学校の跡地です。狛江市の北西の位置になります。跡地の一角に給食センターを建てました。
先程委員長からもありましたとおり,理想では全校自校式が望ましいのですが,費用面で,各学校に給食調理室を新設するとなるとかなりの経費がかかってしまいます。また,中学校の敷地もあまり余裕がないので,現在の敷地に調理室を建てると校庭がつぶれてしまうということもありますので,その辺りを踏まえた上でセンターという判断で給食調理を行っております。
今度点検をしていただく時にお話するべきだとは思いますが,センターの整備計画の検討では,子ども達に美味しい給食や温かい給食など,沢山ご意見をいただきましたので,その辺りを出来るように,保温式の食缶に入れたり,安全に上のフロアに給食を運べるようにエレベーターを設置したりするなど様々なことを行っておりますので,詳細は次回資料を用意しますのでご点検いただきたいと思います。
長田委員
業者委託の弁当方式の給食がつまずいて,それからセンター給食を始めるまでは早かったと思います。
事務局
そもそも,以前行っていたボックスランチ方式の中学校給食が,髪の毛が入ってしまったなどの異物混入があり,件数をある程度減らすことは出来たのですが,ゼロに出来ないという課題があり,また,弁当箱で提供するが故に,アレルギー対応が必ずしも十分に出来ていなかったので,全員給食としながら「食べる・食べない」を生徒が選択でき,弁当持参も可能でした。これにより,喫食率が低いことも課題になっていました。
その辺りの課題を克服するために,庁内の関係者で組織したあり方検討委員会を立ち上げ,そこで給食センターを建てるという答申が出され,その計画が進みつつあったところで,当時のボックスランチ方式の給食の委託業者が店をたたみたいということになり,そのタイミングとセンターを進めるタイミングの間が約2年半で,その期間で対応できました。多くの生徒や保護者の皆様にはご迷惑かけてしまいました。
長田委員
センター方式の給食について,PTAより反対の声はなかったのでしょうか。
事務局
給食センターの計画作成や建築にあたり,説明会も行いましたし,以前の中学校給食で沢山厳しいご意見もいただいておりましたので,説明会を何度も行い,頂いた意見は出来る限り取り入れるスタンスで行いました。
また,計画の段階から,調理施設をご自分で経営されていて尚且つ衛生管理の専門家であるという方に入っていただき,意見を聞いた上で保護者の方に説明しましたので,ある程度のいただいたご意見には対応が出来たものと考えております。
長田委員
確か私が狛江第二中学校に勤務していた時に弁当の給食が始まり,当時,狛江第二中学校の場合には毎日注文する生徒は3~4名しかいませんでした。親が弁当を作っているようでした。弁当給食に関して保護者はあまり関心を持たなかった学校でした。センター方式を導入するときに何か反応があったのかと思い,先程質問しました。
事務局
注文する生徒が3~4名だったのであれば,おそらくボックスランチ方式の給食の前に行っていた斡旋弁当の時代だと思います。ボックスランチ方式の給食では,当初8割位の喫食率でしたが,少しずつ減少し,最終的に7割を切るくらいでご注文はいただいておりました。
弁当箱で提供するが故に,食中毒防止のため冷ましてからおかずを詰めなければならないという決まりがあり,冷たいというご意見が沢山ありました。
その辺りを克服する為に,新しいセンター給食では食缶方式でおかずごとに別々の食缶に入れて保温し,温かいものを出せるという形をとっておりますので,現在の中学校給食は教室で食缶を開けたときに湯気がぱぁっと出て,匂いが立ち込める位温かい状態でお届けできております。アンケートをとった中でも美味しいという意見を多くいただいております。
永田委員
現在の中学校給食は子ども達に種類を分けて分かるようにしているということのようですが,結局,どのように提供しているということですか。
事務局
今の中学校給食は,イメージとしては小学校で元々行っている給食と同じで,例えばこの食缶については味噌汁,この食缶はご飯,この食缶は焼いた肉など,それぞれ保温食缶に適温で入っていますので,子ども達がお盆の上にお皿を置き,給食当番が食缶から一つずつ配っていくイメージになります。昔ながらある小学校の給食と同じような形で,現在の中学生には提供しています。
委員長
パックにはなっていなく,それぞれで配膳する形ですね。
事務局
そのとおりです。
委員長
資料4にありましたが,アレルギーも一緒にどのような対応をとっているかということも資料で提出していただきたいと思います。
例えば,アレルギー事故の発生があったのかないのか,あった場合小学校・中学校の従前に比べてどの位になっているのかなど,一緒にデータとして出していただきたいと思います。
中学校では給食を保温したコンテナで運んできて,それを中学生が各フロアに上げてもらい分けていくのですね。
事務局
まず食缶そのものが保温食缶です。それを給食センターから運ぶ時に,扉に鍵がかかる大きな台車であるコンテナに入れ各学校に運びます。学校には給食を受け入れる為の「配膳室」という部屋があります。そこに委託業者で配置している配膳員が受け入れます。ここにはクラスごとのワゴンがあり,各ワゴンに味噌汁・ご飯・食器など置いてエレベーターで上げ,各教室の前の廊下に置きます。子ども達はそれを教室に運び教室で配るという感じです。
委員長
教室前までは業者が運んでくれるのですね。
事務局
そのとおりです。さきほど委員からも挙げられていたとおり,中学校の給食の時間は短いです。給食を始める前に,給食の時間を長くしてもらえないかと,学校と様々なやり取りを行いました。しかし学校は教師の勤務時間,始めと終わりの時間が決まっていて,更に授業時間も決まっていますので,4時間目が終わり5時間目が始まるまでの間が給食の時間とお昼休みの時間で,そこからどの位の内訳で給食の時間がいただけるかという感じです。尚且つ,現在の中学校は昼休みに委員会活動を行っているようで,その時間もとらなければならないので,限られた給食の時間で,いかに子ども達にゆっくり食べてもらえるかということで検討し,このような配膳台を用意して教室の前に置くことにより子ども達も盛り付けにあまり時間をかけずに済むという工夫をした対応です。
委員長
小学校も給食用リフトで配膳車を上げますので,同じように廊下から教室に運ぶという,小学校も中学校も同じようなやり方になっているのですね。
事務局
教室の前の廊下においてある物を教室にそのまま入れるようなイメージです。その辺りの時間短縮で食べる時間を少しでも長くしようという工夫です。
委員長
そうすると,食べ終わった食缶もワゴンに乗せてエレベーターの近くに置いておくと良いのですか。
事務局
エレベーターの前ではなく,廊下に置いておくとまた配膳員が下まで下ろして給食センターに運ぶ車用のコンテナに詰め替え,配送車が来たら運ぶということになっています。
委員長
業者の至れり尽くせりですね。
事務局
そのようにしないと時間がないので…。
氏家委員
小学校は配膳から片付けまでは40分位ですか。
委員長
そうですね。40分か45分位ですね。
氏家委員
中学校は授業が伸びたら大慌てになってしまいますね。
委員長
そうですが,でも中学生は食べるのも早いですから。
事務局
そうですね。ときどき見に行きますが,特に男子には驚くほど早い生徒もいます。
氏家委員
おかわり分はきちんとあるのですか。
事務局
正直なところ,給食は国で必要なエネルギー量や栄養のバランスが低学年・中学年・高学年・中学生ごとに決まっています。そのため,基本的におかわり用はないのですが,休んだ子がいたり,盛り付け時に少なめが良いという子がいたりしますので,そういったものがおかわりになっています。
手前味噌ではございますが,おかげさまで中学校給食の評判が良く,他の自治体の中学校に比べると残菜量もかなり少なくなっていますので,美味しく食べていただけているのかなという感じです。
委員長
他の市区町村と比べ,狛江市がどの位残さず食べているか等見ていただくと良いですね。
事務局
現在,給食センターには,東京都の栄養士と市の栄養士がいまして,都の栄養士は狛江市だけではなく世田谷区に行ったり多摩市に行ったりと様々な自治体で勤務経験があります。そのような経験の中でも,狛江市の中学校は残菜が少ないと言ってもらえていますので,今のところ非常に評判良く出来ていると思います。
永田委員
評判がいいのは,何か特別な料理を作っているから等という訳ではないのですか。
事務局
栄養士が工夫してくれていることと,一番は,狛江市は小学校の給食が元々非常に評判良くて,中学校になるとがっかりするということを以前から言われていて,説明会の時にも言われていました。小学校で行っている給食は基本的に全て手作りです。ダシをとるのも昆布や鰹節からとっていまして,中学校でもそのようにしようと考え,業者選定の時に各業者に提案させ,衛生管理や調理方法など一番良い提案した業者に決定しました。他市の給食センターでは,ダシはダシの素など化学調味料を使用しているようですが,狛江市は基本的に一切していません。時間をかけ,丁寧に作っています。保護者等を対象に行った試食会の時も美味しいと言っていただいております。かなり工夫をして,栄養士も調理委託業者も一生懸命頑張っております。
氏家委員
小学校の給食の試食に行った時にとても驚きました。薄く見えるけれども,ダシがしっかりしていました。
事務局
塩分量も決められていまして,正規の塩分量ですと薄く感じるのですが,その分しっかりダシをとっていますので,そこで美味しいと感じてもらっています。
委員長
色々な話が出ましたが,給食についてはその辺りを含めた資料を用意してヒアリングの説明をしていただきたいと思います。
もう一つの『hyper-QUの活用』については,どのようなことを聞きたいか,ご意見ありますか。
私からですが,Q-Uからhyper-QUに変わりましたが,Q-Uの時の結果に基づきhyper-QUにしていったと思います。その辺りをQ-Uの結果でこのような結果が出て,順調にきたので,今度はhyper-QUとして,もう少し子どもの自分たちが人と関わる力・生きる力という方にいくということで選定したなど,移行の論拠となるようなものがあれば指導室から出していただきたいと思います。
長田委員
Q-Uとhyper-QUについて,開発された河村先生は方向性やご研究結果を出されてはいないのですか。
事務局
河村先生ご自身もhyper-QUの研究の結果は出されていると思います。その上で,狛江市としてはどうして全校hyper-QUに移行したのかは別途理由があるものになりますので,その理由はおさえて,資料を提出してもらうようにします。
委員長
基本的には,値段も安くまず手っ取り早く導入できるというQ-Uがあれば,まずQ-Uを行い,子ども達の様子を見て先生方がQ-Uを活かせることが分り,そのようなことを踏まえた上で,予算がある程度きちんとついた段階でより高い・精度の良いhyper-QUに移行したということも考えられます。その辺りを指導室より提出していただきたいと思います。
先生方が結果を基にしてどのような指導をしているのかという具体的な指導をぜひご提示いただきたいです。先程のQ-Uの説明の中に四つほど視点がありました。
事務局
不登校の早期発見,いじめの発生・深刻化の予防,学級崩壊の予防,教育実践の前と後の指導効果の検討などで,Q-U自体が説明書きに記載して売りにしています。
委員長
例えば,ある学校のあるクラスでQ-Uを行った時に,そのクラスがとても人間関係の難しさがあった場合,先生はQ-Uの結果を基にして対策・改善し,次の学年時にQ-Uを行い子ども達の結果が良くなっているということがあれば,Q-Uを行ったことが非常に効果があったと対比で見れるのではないかと思います。
長田委員
上手く結果が出るのでしょうか。
委員長
狛江の小学校・中学校のどこかのクラスでは必ず行っていると思うので,その辺りを取り出してきて,上手く使用して活用していく広げる仕組みがないといけないと思います。
また,「Q-U」・「hyper-QU」を行うことで子ども達に変化はあったのでしょうか。このようなアンケートを行うことにより子ども達自身,色々考えると思いますので,何かしらの変化はあると思います。
長田委員
これは一年に一回の実施ですか。
事務局
回数は定かではありませんが,ちょうど和泉小学校がこの6月上旬に行ったという話は聞いています。
氏家委員
アンケートを行うタイミングも学校にお任せしているのですか。
事務局
ある程度年度の初めの頃に行わないと…というところがあると思います。
運動会が終わった後など,所管課の指導室である程度実施時期を決めているかもしれませんが,その辺りも含め,行う時期と検証する時期の資料を準備していただくようお願いします。
氏家委員
アンケートを取り,どの程度で結果が出るのでしょうか。例えば,これは急いで対応しなければならない,という結果が出てこないとも限らないので,そのような場合はどのようにするのでしょうか。
委員長
「絶望感」など書いている場合などは,すぐに対応しなければいけませんよね。
事務局
取りまとめデータが出る時期と教育的効果を図っている時期はいつなのか,ということですね。
長田委員
担任の先生はもちろん目を通し,最終的には業者に分析を依頼するということですね。
事務局
はい。hyper-QUは専門家の点検というものも含まれていますので,hyper-QUに移行した今の状態では専門的見地からも意見いただいています。
氏家委員
子どもがアンケートを記入し,先生に提出すると担任は一度全て見ているのでしょうか。
事務局
見ているのではと思いますが,実際はどうなのかはわかりませんので,確認します。
氏家委員
そのまま業者に持って行き,統計を取るのか,先生が先に確認しているのかを教えていただきたいと思います。
委員長
これだけの質問数だと,先生が見ているとしても,一部の項目だけしか見ていないと思います。全ての項目のチェックは難しいのではないかと思います。
アンケートの結果は個票が届くのですね。
事務局
はい。hyper-QUになったことで,子ども一人一人に「個票」というものが届きます。
委員長
学級集団のデータとしても出ますよね。
事務局
分布図や満足度の位置などが出るものになります。
委員長
そうすると,その学級がどのような傾向があるのかがわかり,個票でそれぞれの子どもの傾向がわかりますね。
事務局
今までは分布図だけだったのが,去年hyper-QUに移行したことでプラス個票が出るようになり,もう一つ「ソーシャルスキル」という「対人関係を築くのに必用な技能の定着度」を図れるようになりました。
委員長
結果が出るまではどの位かかりますか。
事務局
今は明確な時間がわからないので確認します。
委員長
アンケートを行う時期から,提出し分析し結果が出てきて,担任の手元に届いて,そこから指導が始まるのだと思います。
氏家委員が言いました,緊急時はどのように対応するのか。
また,指導室である程度何年か成果を積んでいった方が良いですね。例えば小学生だと,1から3年生で行い,4~6年生で行うと4年生で行うと6年生まで積むとその子の3年間の歩みは同じ質問になりますので,変化なども見えてくると思います。中学校も1年生で行い,3年生まで行うと,よりその生徒の変化を確認することができると思います。
3年間位は継続して行うことを前提として考えているのかと思います。
事務局
現状としては導入してから3年程度経っています。そのため,蓄積はだんだんされだしている時期で,検証にも良い時期だと思います。
氏家委員
中学生はなかなか自分の気持ちを言わないので,問題があったらこのQ-Uアンケートで出してくれるといいですね。本当のことを言わなかったり,子どもがあまり話してくれないので,こういうものを出してくれるとありがたいです。
委員長
保護者にはどのように伝えているのでしょうか。また,子ども達はこのようなものに対してどのような感想を持っているのでしょうか。
事務局
確認します。
委員長
他に何かございますか。
それでは事務局で,hyper-QUについては指導室にお願いし,給食については学校教育課で用意していただきたいと思います。
そのほか,何かございますでしょうか。
なければ,今後の日程について,事務局からお願いします。
事務局
式次第をご覧ください。今後の予定を記載しております。
【今後の予定の説明】
委員長
その他,何かございますでしょうか。
なければ,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会第1回会議を終了いたします。
1 日時
平成28年7月20日(水) 午後3時~4時34分
2 場所
防災センター3階 301会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹 (学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
事業所管部署
柏原 聖子 (教育部理事兼指導室長)
細谷 俊太郎(指導室統括指導主事)
4 欠席者
なし
5 議事
1.本日の評価審査事業:Q-U・hyper-QUアンケート活用
(1)ヒアリング用評価シートについて
(2)事業内容について
(3)評価の視点①:アンケート結果の活用について
(4)評価の視点②:hyper-QUへの移行について
(5)今後の課題とその対策について
2.その他
6 会議録(概要)
○押尾委員長
定刻となりましたので,第2回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
hyper-QUのアンケート結果の一部が参考資料として配付されていますが,自己点検及び評価に関する審査委員会ではアンケートの結果そのものについてではなく,このアンケート結果をどう生かしているかを点検していきたいと思います。
それでは,議事を進めます。
「Q-U・hyper-QUアンケート活用」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。
○事務局
説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,前回6月に行いました,第1回の審議会で,事業ごとに皆様からいただいた評価の視点に関するご意見を基に,事務局で整理し,シートのひな型を作成いたしました。そのため,各視点・項目は事業所管部署ではなく,事務局にて設定しております。そのひな型を基に,事業所管部署に内容を入力していただいています。その後,事務局にて再レイアウトし,より見やすくなるよう調整しています。
本シートの見方につきまして,説明いたします。最初のA3用紙2枚分,ページ番号1~4ページは,点検事業の内容を説明するシートとなっております。当該事業の実施目的,実施方法,経緯,事業実施にかかる費用,及び,平成27年度の狛江市立小・中学校におけるhyper-QU学級累計の状況を記載しております。昨年度のヒアリングシートでは,各視点の表内にその視点に関する基礎情報を入れていましたが,それを改め,基礎的内容は冒頭にまとめております。
続きまして,A3の紙の3枚目,ページ番号5ページ目以降について説明いたします。
こちらからは,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果のシートになります。評価の視点ごとに,A3用紙1枚ごとにまとめております。
まず点検視点ごとに視点の内容を表の上部網掛け枠に記載し,点検事項を記載しています。前回の審議会で出たご意見を基に,表題項目を設定し,それに沿って事業所管部署に記入をしていただいています。
視点は2点,まず「視点① アンケート結果の活用について」とし,「アンケートの結果は,それぞれの教員の学級経営にどのように生かされているか?また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」という点及び「アンケートの結果は,児童・生徒の指導にどのように生かされているか? また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」を担当部署が自己点検しています。
次に,「視点② hyper-QUへの移行について」とし,「hyper-QUへの移行により,(Q-Uに加えて)何か成果はあったか?」「hyper-QUへの移行に伴い,教員の負担は増えたか?それに対して何かしらの措置や配慮は行ったか?」「これまでのアンケートの蓄積はどのように分析しているか?」という点を担当部署が自己点検しています。
最後に,今後の課題とその対策として,担当部署の考えを記載していただいています。
説明は以上になります。
○押尾委員長
今回はこのシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月13日火曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
それでは,視点の審議に入る前に,この事業の内容について,担当部署から説明をお願いします。
○教育部理事
Q-U・hyper-QUのアンケートについては,多面的な理解ということを目的としています。その結果に基づき状況に合わせた,個々に応じた教員による声かけや,望ましい集団づくりの上にたった学習指導や徳育の授業を行っていくという安定した集団を基盤とした学力向上等を図っているものです。
○押尾委員長
児童・生徒の内面,心の部分をきちんと見て集団づくりに望ましい学級集団をつくり,安定した学級集団を基盤とした学力向上を図ると説明がありました。
それでは,この内容に関して,皆さまからご意見・ご質問等はありますでしょうか。
○長田委員
何度も資料を読み返しましたが,例えば7ページのhyper-QUへの移行による成果ですが,実施して分析をした結果何を得られたのか具体的に記載されていません。例えば,「より多面的な情報を得ることができた。」とありますが,この「多面的な情報」とはどのような情報なのでしょうか。また,「一層適切な手立てを講じることが可能となった」とありますが,具体的にはどのようなことなのでしょうか。
また,「学校と児童・生徒と保護者の三者が,課題について共通の認識をもって学校・学級の生活や学習に取り組めるようになった。」とありますが,本当に三者が一体となって取り組めるようになったことがあり得るのでしょうか。資料を読むと,Q-U・hyper-QU事業をなかなか良いものだとうたってはいますが,具体的にどのような成果が出ているか分からない資料でしたので,本当のところはどうなのかを説明していただきたいと思います。
○押尾委員長
事業内容に加えて視点②「hyper-QUへの移行について」の部分で具体的な説明をいただきたいと意見がありました。
まず1枚目から,事業内容・hyper-QU・実施方法・分析方法・導入の経緯・費用について・結果・出現率などもありますが,その辺りはどうでしょうか。
○氏家委員
最初の実施目的のところで,私は先ほどご説明いただいた「多面的な理解」という言葉がしっくりきます。「一人一人の内面に寄り添い」ということが分かりにくく,hyper-QUは何のために行うのかというと,「理解」がまず先にくるのかと思います。「多方面から子どもを見る」ということは重要なキーワードのような気がします。
○押尾委員長
説明の言葉としては「内面に寄り添う」より「多方面的な理解」の方が良いということですね。
○永田委員
非常に難しいことだと思います。実際に導入の経緯もありますが,どこまではっきりとした状況が掴めるのかどうか,掴んだときにどのように用いて行っていくのか。その方法論はまた別のところにあると思います。考え方としては良いのですが,中身については,学校満足度尺度・学校生活意欲尺度はまさに尺度であり,この位のものかなという感じにしか受け取れません。そのようなことを踏まえて,実際に学校で使用するとなると,なかなか使いにくいと思います。現実に行ったとしても,時間がかかり結果が出て,それを先生方が理解して実行するとなると,ほぼ一年がかりになってしまいます。現実的には役に立たない感じもあると思います。hyper-QUについて研究された方も色々な角度から検討されたと思いますが,学校で使えるか,先生方が使いこなせるかが一番心配です。
○押尾委員長
アンケートによる学校満足度・学校生活の意欲満足度の尺度を使うということで,果たして本当にうまく活用できているのかの指摘ですね。
私からですが,この調査は6月と11月に実施しているようですが,学級づくりを集団としてつくるにあたっての調査なら,できるだけ早い方が学級づくりがスムーズに行えると思います。そうすると,6月に調査をして結果が2~3週間で出るようなので,7月にかけて学校で検討ができると思います。結果が出てすぐ夏休みに入ってしまうと,学級づくりを本格的に行おうとすると9月からになってしまいます。そして11月に2回目を行いますので,予算上の措置もあると思いますが,もう少し早めに手を打てるよう,例えば4月に行いある程度早めに学級の集団の子ども達の意欲や意識を調査した上で手を打ち,9月頃に再度行い,そこで2回目の結果を見ることにしていった方が,学級づくりには相応しいのかなと思います。
時期的な問題ですが,学級づくりという点ではもう少し早い方が良いのではないでしょうか。先ほど永田委員のご意見でも出てきましたが,結果として出てもそれを活かす時間的余裕を考えると,早く行わないとその学年が終わってしまったり,長期の休みに入って分断をされてしまったりすることも考えられます。このようなスケジュール関係もあわせてどうでしょうか。
○教育部理事
ご指摘につきまして,まず時期について,なぜ6月に行うのかお答えします。4月に学級編制を行います。その人間関係はまだ安定していません。子ども達が組まれた集団の中で関係づくりをします。その次に多くの学校が5月末に運動会・体育祭に向かって団結していきます。その中で関係性が出てきます。その後どのような状況にあるかということを,現在狛江市では測定しています。結果が2週間後に出て自分の学級の様子を理解した上で,2学期に入った時にもう一度クラスをつくり直す作業を担任が行います(専門的には再契約と言います)。それに役立て,3ヶ月間で安定を図り,その結果を見ていくというサイクルになっています。
尺度として本当に尺度になっているのか,ということですが,先ほどのとおりで一つの指標です。この結果以外に,担任の見抜く目・スクールカウンセラーや養護教諭等,専門の教員の客観的な子どもの見方も加味されていきます。そして集団はつくられます。この指標がもしかすると,教員側がこの子は満足しているのではないか・とても楽しそうにしている,と捉えていたとしても,実際に子どもはかなり無理をしていたなど,関係がギクシャクしていたと捉えている場合があります。そのような「ズレ」をなくすためのアンケートです。一方で,何かしょんぼりしているように見えていたけれども,実はそうではなく,表面上は分かりづらいものの十分に楽しんで学校生活を送っている場合もあります。そうしたところで,あくまで一つの指標でこれが全てではないということです。「ズレ」から子どもの捉え方を見ていくという一つのアセスメントとなっています。
教員にとっては果たしてどうなのだろうとなると,一枚目の①「Q-U結果のまとめ」をご覧ください。子ども達がどれだけ学級に満足しているのかという指標です。この結果でもちろん楽しいと言っているが,仮に楽しいと言っている子どももいるかもしれないということで,教員の捉え方と調整をしますが,教員は何に注目するかというと,まずは要支援群という左下の子ども達です。ここには教育だけでは解決できないものを持っている子が多いです。その時には医療や福祉であったり,家庭の状況や子育て支援の部分に繋いでいく必要がある子どもです。ここをまず,どのような背景があるのかということを見抜く作業をしています。
2つ目は,学校生活の意欲の総合分布で棒グラフのものです。満足はしていても,意欲はないという場合があります。これが「意欲があり」になってこそ,学力や体力,友達関係づくりなどがプラスに向いていきます。ところが,意欲がない子については,その子の背景や関係性を見ていくことが一つのアセスメントではありますが,ここから教員が理解をしていくという一つの材料になります。
では,狛江市では具体的に何を行ったのかというと,4ページにあります。学習意欲・学習動機について学級生活の満足度と学力調査の結果の良好な児童ほど内面の知的好奇心が高いということが分かっています。そして中学校の結果では,同じく知的好奇心から取り組んでいるということから,これは子ども達が知的好奇心を持っていると学力は伸びていくことになります。そうすると今度は知的好奇心を掻き立てるための授業をどのように作っていくのか,ということに教員は知恵を絞ります。そこに繋げていっているところです。昨年度狛江市では特に,発展的な学習教材を開発しました。遅れている子だけではなく,進みが早い子ども達が満足できるように,現在は算数・数学の教材を開発してその活用に取り組んでいます。
○押尾委員長
長田委員のご質問等は少し先のことでしたので,後ほど担当部署からご回答していただきたいと思います。1~4ページの中で説明していただいたことについてはどうでしょうか。
小学校は2回目で満足型学級が上がっています。どの子どもも自分のクラスを良くしよう,自分のクラスは良いクラスだとなっています。中学校が逆に38から28へと満足度がダウンしているのは何か理由があるのでしょうか。
○教育部理事
全国的に1回目と2回目では,2回目の方が満足度が減るという傾向にあります。それは何かと言うと,中学校は毎年クラス替えをしているのですが,クラスを組んだばかりの時は意欲を持っています。生活をしていく中で意欲が落ちていくことは,多分に考えられることですが,それに甘んじてはいけないと考えています。管理的な行い方,つまり規律を厳しくすると子ども達は意欲をなくすという傾向がみられますので,今後の課題となっています。また,学力の高い子ども達がつまらないという状態になっていることが考えられます。そのため,後につながっていく,好奇心を掻き立てていく授業づくりにつながっていきます。
○押尾委員長
中学校で管理的な指導が強いと,伸びていこうとする子ども達がダウンしてしまい,それが満足型学級の2回目の満足度が1回目より10パーセント近くの減少として現れているということですね。
○長田委員
中学校で満足度が10パーセント近く減っていることは非常に大きな問題だと思います。同時に,縦型学級が5パーセント増えたということは,説明いただいた内容にもあるとは思いますが,学級の中が混乱をし始めているということではないかなと思います。
○教育部理事
そうかもしれません。ですので,継続していく価値があると思っています。このような形で目に見えてこなければ,おそらく教員はおかしいと思っていても,次の手を打つタイミングが遅れるかもしれません。また,自分の感覚だけに任せた判断になるかもしれません。ところが,可視化されることにより,一喜一憂ではありませんが,満足度が減っているとやはり気にします。どこに課題があるのかということを気にして見つめ直す際において大事な判断資料になります。
○長田委員
担任や学級に入る教科担任はそのようなことは肌で感じているのではないでしょうか。
○教育部理事
そのとおりです。ただそれが,自分の感覚だけではなく客観的なデータとして裏づけされるというところです。
○長田委員
私はこのhyper-QUアンケートがそんなに価値のある客観的なデータとは思いません。ですから,あくまでも参考として考えていかなければならないと思います。教員がこのアンケート結果に振り回されるということになると大きなマイナスになっていくと思います。
○押尾委員長
データによって全体が動いてしまうということですね。そのあたりはどうなのでしょうか。
○教育部理事
先ほどと同じことになりますが,このhyper-QUアンケートは万能ではありません。ですので,先ほど参考にご覧いただきました,集団をつくる時に,子ども達一人ひとりを教員が見ていくという部分では一つの指標として,食い違いがあるところに着目していくところです。データでは何パーセントになったから良かった,とか,低くなり気を落としている,というデータではなく,その原因は何かを見つめ直すデータですので,振り回すということは本意ではないので,私たちも注意していきたいと思います。
○押尾委員長
あくまで一つのデータであり,これは全てではないということですね。
○統括指導主事
健康診断の問診票と同じように考えていただくということを教員に話しをしています。問診票を書く際に正直に書くこともあれば,若干飾る場合など様々なことがあると思います。問診票だけで全てを判断するのではなく,それ以外の様々なデータ・検査の結果等から実際に診て観察した結果などを合わせて総合的に判断していくものです。そのような意味では,あくまでも一つの判断材料となるデータであるということです。このデータだけに振り回されることのないように伝えています。
中学校の縦型学級が多くなると感じるものがあるのではないかということですが,縦型学級は管理型になりますので,一見上手くいっています。教師の思い通りにきちんと整然としている学級に見えます。しかしそう見えても,子どもは内面では違うことを考えている場合もあり,そのあたりが少しずつ出てきているという面もあります。教員は長年の経験で学級づくりをした時に,学級が管理型状態になっていた場合には,自分ではなかなか気がつきづらいものでして,自分はうまくいっていると思いがちになり,そのあたりのシグナルにもなっていることはあります。ですからあくまで,hyper-QUアンケートの結果も一つのデータとして参考にするということです。
○押尾委員長
一つの参考資料ということで指導室としては考えているということですね。
○氏家委員
先生が一人で何かおかしいと思った時に,それをプロを交えた色々な方に客観的に見ていただいて,どのようにしていくと良いのかを自分一人の力ではなく考えられることは,教員にとっても心強いことだと思います。
現在は色々な子どもがいて,体育の様子を見ていても1人2人外れたりする子もいたりすると,学級として困るのではないか,と思うこともありますので,そのような時に多方面から見るきっかけの一つになることは,重要なデータだと思います。
○押尾委員長
それでは,事業内容についてはひと通りご意見・ご質問をいただきましたので,この後の「視点① アンケート結果の活用について」に移りたいと思います。
所管部署より説明をお願いします。
○教育部理事
先ほど,回答の中でかなり触れているものがありましたので,重複するところがあるかもしれませんが,ご容赦ください。
アンケートの結果ですが,漠然としているという指摘がありましたが,教員が一人で抱え込むのではなく,集団づくりや検討会等においてアンケートで明らかになった様子・状況について,関係の教員や職員が共通理解を図るということへの指標となっています。
その次に指導の方向性や具体的な指導への手立てを協議して,その次の一手を討っていくというような活用の仕方をしています。その中には個別に支援が必要な子ども達もいます。
例示を二つあげています。グループ編制の時に子ども達同士での相性や支援が必要な子ども達については,その子の学習・学びが深く,高くなるような配慮をしています。そして,教員が声かけや面談の時の対応をアンケート結果を基に行っています。そして意欲を高めていくところを工夫しています。
二つ目は話し合いの場面です。話し合いの場面でもグループ分けの時に子ども達の学力と意欲,コミュニケーション力を配慮しながらメンバー・構成をしています。また,行事の時など皆が活躍できるように,各持ち場で活かされるような班編成や役割を見合わせていることに繋げています。
保護者等に伝えていること,アンケートの結果を子ども達がどのように受け止めているか,あるいは感想を持っているのかということですが,まず保護者面談に活用して点検を図っているところです。子ども達に対し,Q-U・hyper-QUアンケートについてのアンケートは行っていませんので,感想はわかりません。教員への指導は教育委員会から通知をして,その結果は校長会・副校長会・教務主任会・生活指導主任会等々において研修内容に活かし反映させています。他の教員に対しては指導室で学校訪問を行っていますが,その際にhyper-QUの結果の活用方法に関わる研修等も行っています。
○押尾委員長
hyper-QUのアンケートの結果の活用について説明がありましたが,いかがでしょうか。
○永田委員
実際に使用するとなると難しい問題もあると思いますが,例外的なものをきちんとつかまえて,中心になるグループをきっちりと抑えていかなければなかなか上手くいかないと思います。特に学校教育の場合には,子どもの学習能力の差がかなりある実態を一つのクラスにしているところがあると思いますので,優秀者だけを除いたり,あまり力のない子だけを除いたりというようなところまで行かないのではないかと思います。実際には真ん中のグループに対して標準を合わせた学習が行われて,上も下のグループも寂しいのではないでしょうか。何らかの形で抜けてくる子どもをどのように取り上げてトータルとしてまとめていくのか,大変なことですが行わないともっとひどいことになります。全てをカバーしきれるとは思いませんが,やはり一つ一つフォローしていくしかないと思います。集団学習ですので,どうしても落ちこぼれてしまう子も出てきますので,仕方がない面もあるのかと思います。直ぐに結果を活かしていくということを進められると良いと思います。
○押尾委員長
満足度の高い子ども,中くらいの子ども,要支援群に位置する子ども,と目で見てはっきりわかると指導が非常に難しくなるのかと思います。大体の勘で行っている部分は,中度から,中度の中の上に向けて学習を行い,もっと高いレベルの子どもには,プラスするような考え方,逆に少し遅くなっている子どもについてはこのようなものを行うと良いという感覚的な指導ではなく,アンケート結果が分布図として点々でずらっと出てくると,永田委員もおっしゃっていましたが,逆にこれを見れば見るほど指導が難しくなるのではないかと思います。学校の先生が結果を見てクラスの状況を把握し,算数・数学の授業をどのように行うか問われた時に,アンケート結果がよく見えることにより非常に大変になるのではないかと思うのですが,そのあたりはどうでしょうか。
○統括指導主事
行いにくくなるのか,行いやすくなるのかという部分は,見えるから行いやすくなるという面ももちろんあると思います。習熟度別に分けないクラス単位で行う授業については,どうしても全体を進めていき,その上で上位と下位に個別の支援をしていくということになると思います。現在東京都では,算数・数学については習熟度別の形で小学校も中学校も実施しています。そのような意味では,習熟度別の編制に直接Q-Uアンケートを使用することはありませんが,ある程度習熟度別に分けた後でQ-Uアンケート結果なども活かしながら必要な支援をしているということはあります。
必ずしもアンケート結果により位置づけがされたからイコールそれに縛られる教員がいるという例は,今まで聞いたことはありません。
○教育部理事
昨今,協同的な学びということでグループ活動が増えています。私もこの3年間,Q-Uを基に国語の研究を行ってきましたが,話し合い活動をする時に子どもが子どもに対して教えると,高い子どもはさらに延びていき,学力が低い子どもも教員が教えるよりも,子どもが教えた方が伸びるという結果が得られました。そのような点からすると,分けて切ってクラス編制をするということも一つの方法としてありますが,学びの中では子ども達が学び合う際のグループ構成をする時の目安としてはとても良い基礎資料になっていました。
○永田委員
それはどの教科ですか。
○統括指導主事
国語と算数と社会でした。
○永田委員
行ってみてどうでしたか。
○統括指導主事
やはり国語は有効でした。算数も一部行っていましたが有効でした。なぜならば,抜きん出た子どもが自分の言葉で自分の考えを人に伝えるのですが,それを聞いた別の子に「○○ちゃんの言うことは分からないよ!」等と率直に言われることにより,自分はできていたはずなのに友達に説明できないというところで,レベルの高い子どもは一生懸命工夫をするようになります。そして説明が上手になろうと努力していきます。また低い子どもは先生に聞くよりも,友達に聞いた方が,言葉が平易ですので受け取りやすいということがありました。
○永田委員
子どもが子どもを教えるということはいいことですが,子ども達も色々な感情を持っていますのでなかなか難しいと思います。やはり先生がきちんと教えて,それを子どもがフォローするということが一番大切だと思います。
○押尾委員長
学級集団の子どもの人間関係で,教える立場,学ぶ立場があまり明解になることには,少し気を使わなければいけません。それが序列化などにならないような学級づくりの中であれば非常に有効な手立てだと思います。
○氏家委員
要支援群に入る子どももいると思いますが,実際にはどのくらいいるのでしょうか。
○教育部理事
パーセンテージとしては10パーセント以下です。
○氏家委員
そのような子どもは迅速な対応を必要とする子ども達だと思いますが,どのくらいのスピードで対応しているのでしょうか。
○教育部理事
もちろん即時的に対応をしなければいけないケースもありますが,わりと長期的に家庭と連携を図りながら解決をしていく場合が多いと思います。一方で福祉的な支援,特別支援,通常学級にいるけれど,もう少し違った支援が必要だという場合も,翌日からすぐにという訳にはいきませんが,心得ながら指導していき,家庭と連携を図っていくということが多種多様にあります。
○氏家委員
アンケート結果が出るとまずは先生が見て,家庭への伝え方として個人面談等の機会を利用するとありますが,保護者に特別に来ていただいて面談をするなどもあるのでしょうか。
○教育部理事
はい,あります。
○長田委員
「個人票を保護者に示して家庭との連携を図っている」とあります。担任によって伝え方は違ってくると思いますが,指導室としては全体として教員と家庭との連携が個人票によって図られていると判断されているのですね。親の方からすると一種のテストのようだと思いますが,反応はあるのでしょうか。
○統括指導主事
保護者から直接聞く機会はありません。ただ,面談の様子などを教員を通して聞いているところでは,自分の子どもの欠けている・足りない部分やとても良い部分などを個人票を見ながら話が出たこともあるようです。hyper-QUの前はQ-Uテストというものを実施していましたが,Q-Uでは個人票がなかったため,結果を教員は把握しても保護者にはなかなか伝えることができませんでした。個人票が出るhyper-QUに切りかえたことで,それができるようになったので,教員からは保護者との連携がしやすく,話しやすくなったと聞いています。
○押尾委員長
個人票は保護者に渡してしまうのですか。
○統括指導主事
そうです。小学校用の資料をご覧ください。個人票の見本ですが,18・19ページの右側半分に切り取り線があり,児童用と教師用となっています。この児童用の部分を家庭に渡しているものです。教師用は家庭に戻ることはありません。
○押尾委員長
文章型で記載されているものですね。
○統括指導主事
そうですね。データがそのまま出ているということではありません。
○氏家委員
児童用とありますが,これは子どもが自分で見て保護者も見るのですか。必ず面談で渡す,子どもに先に渡すなど,家庭への持ち帰り方は何か決まりがあるのでしょうか。
○統括指導主事
保護者より子どもが先にということまで限定はしていませんが,単に「結果を渡します」と言うだけで渡すということは行わないように各校にお願いしています。必ず子ども達との面談や保護者との面談,場合によっては三者面談など,対話の中で戻すように依頼はしています。
○氏家委員
そうすると,保護者へのアンケート結果の渡し方は学校ごとに違っているのですね。
○統括指導主事
そうですね様々です。結果が出る時期に保護者との面談がある場合は直接戻せますが,ない場合はなかなか難しいこともあり,子どもを通してということになります。面談の時期によっても違ってきます。
○氏家委員
もし子どもを通してだと家庭に届かない可能性があるので,もったいないと思いました。親は子どもの悪い部分は見えても,良い部分はなかなか気づきにくいことがあるので,是非直接保護者に渡していただきたいと思います。
○押尾委員長
子どもが自分でしまってしまい,鞄や机の中に入ったままにならないようにしていただきたいですね。家庭との連携は保護者にしっかり繋がることが大事です。
昨年に引き続き,今年もhyper-QUをしているので,個人票としては昨年5年2組の○○君が6年2組の○○君というように担任が変わってももらうことがあるのですね。保護者にしてみると,昨年と今年を比較する材料になりますので,そのような点では親が子どもをよく見ることができます。
○氏家委員
子ども自身も自分の自信につながることもあるのではないかと思います。
○押尾委員長
単に学級の中の数値ではないので,教員が個人票を見ながら指導することもできます。個人票の結果を基に細かく指導を行っているのかどうかというところはどうなのでしょうか。
○統括指導主事
比較的多く行っていると思います。中学校の場合には教師から生徒に返すことが多いようです。小学校はこの時期面談がありますので,面談を通じて返しているようです。
○押尾委員長
7月は面談があると思いますので,面談の時期が返却のベストな時期だと思います。
○氏家委員
要支援だと直接個人票を保護者に渡すということでしょうか。
○教育部理事
ソーシャルスキルの部分ですので,必ず直接保護者にとは限りませんが,個人票は皆個別には渡しています。
○統括指導主事
個人票も単に花が一つ咲いている,三つ咲いているということではなくて,どうして花が一つなのか,三つなのかという部分も併せて話しをしています。そうすると,保護者が見ているところと学校が見ているところと結果やずれたり一致したり,という材料にもなります。
○押尾委員長
今度2年目になりますので,例えばPTAの会の人達からhyper-QUの結果を渡していますが,どうでしたか等情報を取ると良いと思います。親にとってはその情報を基に子どもの良さや集団の中ではどうなのかという普段は見えない部分を知ったりほめたり評価もできると思います。
○長田委員
資料の18・19ページですが,5年2組の1番の子どもで結果のまとめのところに1番の子は非承認群に入っています。教師用の個人票ではそれが多少は分かると思いますが,返却用では,学習にしっかり取り組んでいるということで,バッテリー情報欄は知能SSが47に対して学力がSS52となっていて,それで棒グラフを見ると親も子も「学習にしっかり取り組んで結果も出ている」と思ってしまうのではないでしょうか。特に小学校の通知表からはきちっとした子どもの学力が親に伝わるとは限りません。中学校に入って五段階の相対評価をつけられると,1年生の1学期の通知表を見た親はなぜ1ばかりなのかなどと戸惑うことがありました。この個人票は小学校の通知表と似たような評価になっていますので,この票では親は課題に気づけず子どもを心配しないと思います。このあたりをある程度カバーできるような資料にも検討していただきたいと思います。
○押尾委員長
具体的に児童用の個人票が,本当にその子自身をしっかり親に伝える表現になっているのか。もしかすると記述の仕方が甘いかもしれません。
○教育部理事
これが保護者の目に触れることはまずありません。先ほどの話と少し繋がるかと思いますが,おそらくこの例の子は非承認群ということですと,きちんとしていて勉強もそこそこできると思います。ただ,意欲があるのかや,友達関係の面では課題が出てくると思います。教師からすると一見静かに座ってきちんと勉強もしてある程度点数も取っているのでまあ大丈夫だろうと思っていると,よくよく見ると友達関係が上手くいっていないな,何かあるのかなと考えます。小学校の場合,学級の雰囲気は担任との関係に直結します。そこでその子との教師自身との関係性を振り返る,もっと自分のことを見てほしいというメッセージにもなります。個人票は保護者に現実をつきつけるということではなく,学校生活の中で子どもに対してどのように配慮していくのかという部分だと思います。
○押尾委員長
保護者や子どもにはきちんと読んで伝えないと,グラフを見ただけで安心するのではなく,学習面は良いが,友人関係をもう少し良くなるようにしよう,など子どもが分かるように伝えなければいけません。そうすると非承認群からもう少し上へ上がっていく可能性があるということですね。
hyper-QUの個人票の表記のしかた自体は変わらないのですね。
○統括指導主事
コンピューターがある程度決まった数値の中で出してくる表記ですので,全て人が分析して一つずつ出しているものとは違ってきます。
○押尾委員長
データに基づいて言葉が出てくるような表記です。
次に,「視点② hyper-QUへの移行について」についてです。
先ほど長田委員からも話しがあったところも含めて所管部署より説明をお願いします。
○統括指導主事
平成27年度からQ-Uからhyper-QUに移行しました。hyper-QUは,個人票が返却できること,ソーシャルスキルがどうかということをQ-Uに加えたアンケートです。
まず,学校に満足しているかどうかということと,意欲かあるかどうかという二つの尺度に加えて,対人関係のソーシャルスキルということが加わっています。そして勉強はできるけれど,友達関係が上手くできない,その中でも関わりがあまり上手くできない,表現が上手くできない,なども分析をして出せるようになりました。このことにより,一層適切な手立てを講じることができるようになったことが結果です。
子どもの課題について,保護者と教員と本人が共通のもので話ができる,理解し合えるという素材でもあります。以上が成果についてです。
教員の負担についてですが,さほどないと思います。むしろ,面談等で活かす一つの指標として活用されているようにとらえています。
○押尾委員長
先ほど長田委員からありました,多面的な情報の中にはソーシャルスキルの対人的な関係が入ったということ,三者一体の共通理解が持てるということでしたが,どうでしょうか。
○氏家委員
「分析結果の個人票を基に学校と本人と保護者の三者が共通の認識を持って」とありますが,「取り組めるようになった」ということについて,具体的に何かが行われているのか,進め方があるのかが資料では良く分かりません。学校と生徒と保護者が共通の認識を持つことはできると思いますが,実際に取り組みとして何かあるのか,具体的な事例のようなものはあるのでしょうか。
○教育部理事
実は,手立てというのはドラマチックに何か起爆剤的に言えることはあるかもしれませんが,主には日々の積み重ねです。生活習慣病と同じように毎日のことであり,そのときに結果としては児童・生徒の「出席」です。子ども達が学校に通うことは当たり前のようでなかなか難しい昨今になっていますので,欠席が減っている学年・学校があったというところから,欠席の減を成果としてあげています。
○氏家委員
それは教師・子ども・保護者の三者の中で,例えば先生が家庭に学校に行くよう促すような会議をしているなど,具体的な取り組みが学校と本人とどのような感じなのでしょうか。
○教育部理事
言葉が足りないかもしれませんが,結局何が課題なのかということを道筋が見えない,見通しが持てない中で頑張ることと,自分にはこんな良いところがある,また,直した方が良い部分を分かって頑張ることでは,頑張り方のエネルギーが違うと思います。保護者も同じだと思います。自分では気になっていたけれど,子どもがどうしたのかと分からないままではなく,このようなことがあるのだと客観的に第三者から言われると,よくよく冷静に見ると納得するところがあり,着眼点が一つになっていくことと,目指すところができるという点では,改善に繋がっていくと思います。それが三者で合意を得られたということです。
○氏家委員
では特に三者で面談・面接があるなどではないのでしょうか。保護者としては,例えば子どもが学校に行きたくないと言った時に,親としては出席してもらいたい,そこで先生から結果を基に声かけをしていきましょうなど提案があるのでしょうか。プログラム的なことが次の段階にあるのでしょうか。
○教育部理事
プログラムとしては,様々だと思います。「あります」と断言できないところも実際にはあります。子ども達が次に目指すところは定まっているはずです。次の手を打っていくということは,例えばサンプルの18ページの例でいうと,アカギ君は友達を思いやるところが欠けています。そうすると,友達と声のかけ方を注意してみる,自分から挨拶をするなど,毎日の小さな積み重ねから注意して意識していくことになります。
多種多様でそれぞれ違うということです。
○永田委員
8ページに調査が2回あるとなっていますが,2回の調査の内容は結果を踏まえて何かをすると記載してありますが,そのような形で上手く次のステップに繋がる結果を出しているのでしょうか。1回目と2回目のズレのようなものはどうでしょうか。
○押尾委員長
資料によると,年に2回行うことにより伸びたり減ったりなどズレ等が出てきます。逆に年に1回ではいけないのでしょうか。
○統括指導主事
年に1回ではその後どうなったのか次の部分,指導の結果が見えてきませんので,1回目の結果を受けて手立てを打ち,結果どのようになったのかを2回目で見て,その結果を次への引継ぎ等へ使用していきます。
このアンケートは現在の学級集団での位置づけですので,学級替えを行った後は状況が変わるため,必ずしも以前の結果が活きるわけではなくなります。もち上がり担任も変わらず学級集団も変わらない場合には次の学年になっても,ある程度前の学年のものは参考になってくると思います。
○押尾委員長
2回目も個人票は出てくるのでしょうか。
○教育部理事
はい。同じように出ます。
○押尾委員長
個人票そのものは年に2回もらうことで,保護者は子どもがどのように変わったか,逆に変わりないなどが分かるのですね。先ほど欠席が減っている学校があるとありましたが,このhyper-QUを行い教員が活用することにより,学校に来なくなる不登校の子どもを減らすことや,学校が嫌だと思っている,友達と会いたくないなど思っているなどの兆候をいち早く発見して食い止めて手を打っていくことや,何か人間関係に悩んでいる子ども達の心を掴んでいじめに発展しないように対応するなど,学級の中でみんなが横を向いてしまうようなことや学級が崩れていくことを食い止めるなど,目的があってとり入れていると思います。そのような目的に対して,具体的な結果としてどうなのでしょうか。
○統括指導主事
今回の点検の視点がQ-Uからhyper-QUに移行したことによる成果ということでしたので,資料では現在はまだ優位な成果が見えませんとしましたが,過去のQ-Uの時からの結果というものは出ていますので,それについて話をしたいと思います。
平成24~26年度の成果となります。満足型の学級の出現率は,当初小学校で32.7パーセントであったものが,26年度には47.1パーセントが出現するようになっています。また,中学校では当初25パーセントであった出現率が42.5パーセントに上がるということはありました。現在,子ども達が満足する学級で生活する中で,簡単には休まなくなっていることが見られました。これを無欠席者といいます。いわゆる皆勤賞です。平成23年度のQ-Uを始める前の小学校6年生の無欠席は35.1パーセントであったものが,平成25年度には(このとき中学校2年生になっています),48.3パーセントが無欠席でしたので,約5割が皆勤賞でした。確実に無欠席の数が増加しています。これは分析をしていただいた早稲田大学でも驚かれました。学力の面でも安定した学級集団の中での学力向上を狙いましたが,平成24年度小学校5年生の偏差値ですが平均の偏差値が50.66であったものが,平成26年度中学校1年生になったときには,52.88になりました。偏差値で2.22上がっているということは平均点ではなく全体の平均として上がっていますので,かなりレベルが上がったと捉えられる数値です。
また当初,不登校が減るのではないかという期待もあったようですが,不登校は実際に一定の割合で存在してしまうということで,不登校の子ども達は学級集団をいくら作り上げてもなかなかそれだけでは上手く不登校を防ぐことには結びつかなかったようです。ですが,学級に来ている子ども達は欠席日数が減っていることはありました。そのような意味では,不登校予備軍を抑えることには成功したと思います。そして,不登校はまた別のアプローチをしていかなければいけないということが大きな課題としてあるところです。以上がhyper-QUだけではなくQ-Uを併せた成果として出ています。
○押尾委員長
文部科学省に提出する調査など,いじめの件数などはどうでしょうか。
○統括指導主事
いじめについては,現在はとにかく発見するほうが良いとなっていることもあり,特段減っているなどはありません。また文部科学省の調査集計結果の傾向と大きく異なるということもありません。
○押尾委員長
他になければ,視点②については以上で打ち切ります。
次に,「今後の課題とその対策」についてです。
所管部署より「今後の課題とその対策」の資料について説明をお願いします。
○教育部理事
まず1点目は,学力と学習意欲ということで,狛江市では両者ともに調査を行っています。その関係で現段階では,小学校5・6年生の国語と算数,中学校では国語・数学・英語の学力調査を行っています。これに理科と社会科を加える必要があるのではないかと考えています。
2点目は,hyper-QUの結果のための教員のスキルアップ,機能の向上ということは図る必要があるだろうと考えています。分析結果を活用した不登校対策を未然防止という点で活かすために,一回あたりの時間数の増加や授業のコンサルテーションのサポートをさらに充実していく必要があるだろうと考えています。
3点目は,学力不上位層の学習意欲向上に向けて習熟度別の指導の一層の充実や,学力上位層に向けた発展教材の開発し検証していく必要があります。
4点目は,学年または学校が児童・生徒に対する歩調の合わせた取り組みを行うために,学年・学級集団づくり検討会において,より具体的な対策を検討することと,その対策を確実に実施することが課題としてあげています。
最後に,通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする児童・生徒の個別指導計画を作成し,個に応じた指導について充実を図る必要があるだろうということを今後の課題と対策に充てています。
○押尾委員長
それでは,「今後の課題とその対策」のシートに関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
○氏家委員
授業コンサルテーションのさらなる充実という部分がよくわかりませんので,説明をお願いします。
○教育部理事
早稲田大学と連携を図っています。授業の改善をしていくためのアドバイスについて,を専門的な方から支援していただいているという取り組みです。
○氏家委員
それは専門の方に授業を見ていただくというものですか。
○教育部理事
専門の方に学校を回ってもらい,助言をしていただいています。
○押尾委員長
そのコンサルテーションは各校だいたい2回実施し,1回あたり約2~3時間授業を見て話をしていただくということですね。
学力調査に社会と理科を加えるという大きな目的は何でしょうか。
○教育部理事
現在子どもに求められている力が,暗記や受身の学習ではなく,能動的な学習です。社会と理科は広がりを持たせたり,予測をするという教科です。狛江市の子ども達はとても努力をしていて,基礎・基本はできていますが,発展的な部分で課題があります。ですので,そのような部分から理科と社会を学力がどのような状況にあるのか調べることにより,発展的な学習や応用力がどの程度身についているのかを知るために加える必要があるのではないかと考えています。
○押尾委員長
その理由ですと絶対に現在の小学校は2教科,中学校は3教科だけではできないことでもないということですね。2教科加えると当然その分の予算を取る形になります。教科数が増えると教員へのデータも増えるので,問診の項目がたくさん増えるほど先生が子ども1人ひとりのデータをおさえきれるかがなかなか大変ではないかと。授業時間が年間で小学校は100時間と少しの教科ですので,国語のように170や190時間あるように200時間を越えるような教科や算数の教科のように150時間以上ある教科はわかりますが,そこまで必要なのかなという心配もあります。
○教育部理事
中学校が教科増を求めています。中学校は教科担任ですので,どうしても限られた時間の中で様々な学びを保障しなければいけないという部分から,子ども達の力を確認していたいという思いを持っています。
○永田委員
hyper-QUの結果で判明する,それにより色々活動する,ということでデータが増えることは間違いないと思います。ですから,あまり例外を増やしてはいけませんが,厳しくしすぎてもいけませんし,果たしてどこまでこのアンケートを活用できるのか,バランスをどこでとるのかが一番心配です。また,学力上位者をどうするのかは学校教育の中でひとつ大きな問題だと思います。結局今は学力面はわたくし教育の方に流れていってしまっていることもあると思います。今の学校の中で,そのような学力的上下をどのようにするのか,特に下の方が問題だと思います。今後考えていかなければいけない問題だと思います。もちろん良い子を伸ばしていくことも大事ですので,しっかり行っていかないといけません。
○押尾委員長
最後に一つお願いです。「今後の課題と対策」で「通常の学級に在籍する特別支援が必要な児童・生徒の個別指導計画を作成して指導していく」ということがあり,その前の8ページには,同じように記載してありますが,学級満足度が向上するとあります。それにより「学級満足度が向上する」というと,誤った見方をすると,この子ども達のおかげで満足度が上がらないのかと思われてしまいます。書き方を工夫すると良いと思います。軽度発達障害の子ども達が居ることで,その子たちが一生懸命になれば学級満足度が上がるという短絡的に考えない方が良いと思いますので,表現を変えた方が良いと思います。個別の指導計画を適切に行うということは分かりますが,その子たちの対応をすれば直接学級満足度が上がるかどうかということです。それはhyper-QUの成果や学級満足度とは違うと思います。そのため,ここの記述は心配ですのでご検討していただければと思います。
○統括指導主事
言い訳がましくなってしまいますが,ここにおける学級満足度は学級満足度尺度ということなので,その子の学級満足度が上がるということで,全体の満足度とは違います。指摘いただきましたように誤解を生む表現でしたので,個人であることをはっきり示すような表現を考えたいと思います。
○押尾委員長
個人の学級満足度が上がるということなら良いと思います。
それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所等については,第4回の審議会までに担当部署において検討・修正をし,事務局へ提出をお願いします。
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。
○事務局
【今後の予定の説明】
○押尾委員長
それでは,他にないようなので,これで第2回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。
1 日時
平成28年8月10日(水曜日) 午後3時~4時40分
2 場所
狛江市役所5階 502会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹 (学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
事業所管部署
宗像 秀樹 (学校教育課長)(事務局兼)
植木 崇晴 (学校教育課主幹兼学校給食係長)
4 欠席者
なし
5 議事
1.本日の評価審査事業:学校給食
(1)ヒアリング用評価シートについて
(2)事業内容について
(3)評価の視点①:給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について
(4)評価の視点②:学校給食を活用した「食」に関する指導について
(5)今後の課題とその対策について
2.その他
6 会議録(概要)
押尾委員長
定刻となりましたので,第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
それでは議事を進める前に,本日の出席者について事務局より説明をお願いします。
事務局
本日の点検事業である「学校給食」は,主管部署は学校教育課であり,学校教育課長及び学校教育課主幹が出席しておりますが,視点②の所管部署として回答している指導室の出席の調整ができませんでした。申し訳ございません。
そのため,恐れ入りますが,本日出たご質問及びご意見のうち,学校教育課ではお答えできない事項につきましては,持ち帰りをさせていただき,事務局を通じて指導室に確認をし,指導室も出席いたします次回4回目の再ヒアリングで質疑の回答を準備いたしますので,その際に追加質疑をお願いいたします。
押尾委員長
皆様よろしいでしょうか? それでは,議事を進めます。
それでは,「学校給食」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。
事務局
説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,基本的には先日行いました「Q-U・hyper-QU活用」事業とほぼ同じ構成となっております。
まず最初のA3用紙7枚分,ページ番号1~14ページは,点検事業の内容を説明するシートとなっております。学校給食の小・中学校共通の内容,小学校給食,中学校給食の順で記載しております。
続きまして,A3の紙の8枚目,ページ番号15ページ目以降について説明いたします。
こちらからは,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果のシートになります。
まず点検視点ごとに視点の内容を表の上部網掛け枠に記載し,点検事項を記載しています。前回の審議会で出たご意見を基に,表題項目を設定し,それに沿って事業所管部署に記入をしていただいています。
視点は2点とし,まず「視点① 給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」とし,「児童,生徒の健康(安全)は確保されているか?」という点及び「委託業者に何かあったときにも,給食は継続される体制が取られているか?」を担当部署である学校教育課が自己点検しています。
次に,「視点② 学校給食を活用した「食」に関する指導について」とし,「給食指導は実際にどのように行われているのか?また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」「給食を利用した食育は実際にどのようなことを行っているか?また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」という点を担当部署が自己点検しています。こちらは,指導分野になりますので,指導室が自己点検しております。
最後に,今後の課題とその対策として,各担当部署の考えを記載していただいています。
説明は以上になります。
押尾委員長
前回同様,このシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月13日火曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
それでは,視点の審議に入る前に,この事業の内容について,担当部署から説明をお願いします。
学校教育課長
評価シートの事業内容について説明いたします。シート1~2ページ目をご覧ください。
まず学校給食ですが,学校給食法に則り実施しているものです。ただ単に児童・生徒にお昼を出すものではなく,適切な栄養摂取・健康の保持増進に努めることや,食事について正しい理解を深めること,学校生活を豊かにし,社交性・協働の精神を養うこと,生命及び自然を尊重する心や感謝の気持ちを養うこと,また,食生活がさまざまな人々の活動によって支えられていることへの理解,国・地域によっての伝統的な食文化への理解,流通及び消費等について,正しい理解に導くことなどの目的が学校給食にはあります。
続いて,2ページ目をご覧ください。狛江市の学校給食についてですが,写真の左側が小学校,右側が中学校の給食です。
学校給食には大まかに完全給食,補食給食,ミルク給食の三つに分けられます。狛江の場合は完全給食です。主食,おかず,ミルクが付く完全給食を小学校,中学校ともに実施しています。
次に学校給食の実施方法ですが,小学校については,自校方式をとっています。これは各学校の調理室で給食を調理し提供する方式です。それに対し中学校給食は,共同調理場方式,いわゆるセンター方式を平成27年7月から始めています。これは狛江市の西野川の地域に給食センターを建て,狛江市内の中学校4校の給食はこのセンターで調理し,センターから運んで提供する形をとっています。
続いて下段に移ります。
学校給食の年関係費についてですが,学校給食法の定めにより,給食にかかる経費について,食材に関する経費は保護者,それ以外については自治体が負担するという形をとっています。
次に,ランニングコストです。小学校のランニングコストがおよそ2億円,中学校が1億4,600万円という計算になっています。
下段に記載されているものが,給食費の保護者負担についてです。
小学生に関しては1・2年の低学年,3・4年の中学年,5・6年の高学年に分けています。それぞれで栄養の摂取量が異なっており,必然的に量が異なってくるので,給食費をそれぞれ分けています。
小学校低学年は保護者負担が3,500円,中学年が3,700円,高学年3,910円としています。
中学校に関しては,学年による栄養(エネルギー)摂取量がほとんど変わらないため,一律4,350円に設定されています。
なお,それぞれのカッコ内の金額についてですが,狛江市は小学校・中学校共に,各児童・生徒一名につき,月額400円の給食費の補助金を出しているので,実際保護者からは小学校低学年なら月3,500円をいただき,補助金400円を加えて,一人当たり3,900円の食材費を使って給食を提供しています。
続いて4ページ目をご覧ください。
給食調理の委託化についてです。市全体の考え方として,民間活力を導入できるものについては民間にお任せしようという考え方があり,その考え方に基づき,小学校給食の調理において,委託化を順次進めています。
まず最初に行ったものが狛江第五小学校において,平成26年4月から,続いて,第六小学校で平成27年4月から,第一小学校で28年の4月から,第三小学校では,来年29年4月からの開始を予定しており,今準備を進めています。
中学校給食については,平成27年6月に委託業務を開始していますが,給食の提供は平成27年7月から始めています。
これらの業者の選定に関しては,入札方式(価格のみで選定する方式)ではなく,価格を含め,近隣地域の実績,調理員の経験年数,経営状況,衛生管理や食育に関する提案書等を総合的に比較して選定する「プロポーザル方式」を採用しています。
今年度は狛江第三小学校の給食調理業者をプロポーザル方式を採用し選考します。
参考までに,小学校給食の給食調理委託を進める順番は,資料1の狛江市立小学校給食調理委託化の基本方針に示されているとおり,原則 給食調理施設の古い施設から順番に行うということとしています。
なお,今年度委託を開始した第一小学校については,市内では比較的新しい学校ですが,集合住宅の建設等で,児童数が急遽増える予想が出ましたので,委託化することにより調理員の人数を増やすことが可能になるといった背景があり,順番を変えて今年度4月から委託し調理を行っています。
続いて,小学校給食について説明をしていきます。
学校給食を提供するまでの流れの説明です。栄養士が献立の作成,食材の購入,納品された食材の検収を調理が行い,その後改めて栄養士が食材の確認をします。その後調理の作業員が給食調理・配缶(メニューごとに大きな食缶にクラス分の給食を入れること)を行い,校長先生による検食で味に異常がないかを必ず確認しています。その後児童による,クラスでの配膳(盛り付け)を行った後,実際に喫食,食べ終わった後に片付けを行い,お皿の洗浄・清掃を給食調理が行っています。
フロー図の上段真ん中の「食材の納品・検収(調理)」と一番右の「給食調理・配缶(調理)」,下段一番左の「洗浄・清掃(調理)」は,委託した場合,委託業者が行う部分となっています。
各学校の給食時間は中段のとおりです。
なお,下段の部分,各小学校給食の食品廃棄物(食品ロス)についてですが,給食調理する過程で野菜くずや,子ども達の食べ残し等があるので,こちらは可燃ごみではなく生ごみとして,6ページ目上部に写真が載っている,各小学校に設置されている生ごみ処理機に,毎日給食調理が投入しています。ここで乾燥させ,嵩を少なくし,溜め置きをし,一定量溜まったら,堆肥を作る専門業者に引き渡し,牛糞と混ぜて堆肥を作っています。
その出来上がった堆肥は安い価格で市内の農家に販売し,また野菜を作り,給食の食材として使われるという流れになっています。
続いて,6ページ下段の,小学校給食費の会計に関してですが,いわゆる「私費会計」となっており,校長が会計責任者となっており,平成26年度の収入額の総額が1億5,609万6,719円に対し,支出額,いわゆる食材を購入した額が,1億5,593万8,079円。差引額,15万8,640円は次年度への繰越となっています。
給食のルールとして,いただいた給食費で給食を作っている訳ですが,1日分として食材費がいくらまで使えるかという金額があります。
その1日分に満たない範囲までは,翌年度に繰り越すことができるというルールで行っています。また,この金額は小学校6校の合計の部分です。
続いて,下段の小学校給食費の未納状況でございますが,平成27年3月末現在,未収入が5名分15万8,640円です。そのうち前年度以前の分(過年度分)が93,535円になっています。
続きまして,中学校給食についてです。
中学校給食の調理の流れも小学校とほぼ同様です。違うところは,フロー図下段の一番右の配送です。これは給食センターから各中学校へ配ることです。この部分が小学校給食と異なる部分です。
次に,8ページ目の中段ですが,中学校給食の時程です。各学校の給食の時程が書かれているのでご覧ください。
次に給食物資の選定についてですが,これは給食食材にどんなものを使うか,どこで買うかについて,自由に好きなものを買うのではなく,これは,小学校給食も同様ですが,給食食材のうち,主に,肉,魚,加工品,調味料については,給食物資選定委員会を開き,納入業者の選定をしています。
続いて9ページ目をご覧ください。中学校給食の食品ロスの対応についてです。先ほどの小学校給食と同様に,調理中の調理くずが出てしまうのと同時に,各学校で食べ残しが発生します。中学校給食は,給食センターがある場所が,中低層のいわゆる住宅街にあるので,建設する条件で近隣ににおいや音などを出さないようにする条件がつけられています。
その対応のために食品ロスについては,生ごみ処理機を設置するのではなく,廃棄物用の冷凍庫を用意しています。食品ロス分に関してはビニール袋にいれてカチカチに凍らせ,それを週2~3回収集業者に回収してもらい,大田区にある城南島飼料化センターに行き,ここで食品ロスについては飼料の原材料になり,低温高圧力でてんぷらを揚げるようにカラっとさせ,飼料の専門業者に引き取ってもらい,家畜のえさとして使われます。
続いて右側です。給食センターの特徴的な設備についてです。
まず,①市内業者等を意識した施設整備ですが,地域振興ということと市内の自場野菜を積極的に使うことを意識し,受け入れのためのプラットホームが一般の給食センターよりも広く作られています。
また,地元野菜を受け入れた際,すぐに洗うことができるようにシンクも設置しています。
②エアシャワー・手洗い場です。給食を調理する場は衛生エリアと我々呼んでいるのですが,こちらに入る際には必ずエアシャワーを通り,衣類についたほこり・髪の毛を完全に除去しなければ入ることのできない説備になっています。
手洗いについても肘まで洗えるような設計になっており,自動手指洗浄機を設置しています。これは蛇口に触れた際に手が汚染されてしまう可能性があるので,基本触らずに洗浄することができる設計になっています。
次に③見学用のカメラについてです。
調理室の各部屋に監視カメラのようなカメラが設置されています。
これは,見学に来た方に奥まで見渡すことのできない部分をカメラによる映像で見ていただく,もしくは,給食はかなり早い時間に完了してしまうため,録画してある映像を見てもらう目的でカメラを設置しています。
また,異物混入などがあった場合,7日間映像が記録されていて,また,各場所のズームアップを見ることができるため,原因究明に役立てられるような設備になっています。
次に④ドッグシェルターです。写真の真ん中に「ロ」の字形の黒い四角があるのですが,これがスポンジのような素材になっています。給食の搬入車がバックをし,その箇所にわざとぶつかり,少し押すくらいでくっつくようになっており,密閉させて外気にさらされないようにした上で給食を給食センターから,車の中に積み込むような仕組みになっています。
⑤太陽光発電についてです。
これは環境配慮や経済的な部分に役立つ設備になっています。10kwの太陽光発電の設備があります。昨年度は設置後,約38万円の電気料金の節約ができたと推計されています。
続いて⑥吹き抜けのない調理室についてです。
こちらは写真が少し分かりにくいのですが,窓の向こうが給食調理室です。一般的な給食センターは天井がもっと高く,2階までの吹き抜けのようになっており,2階の窓から給食センターを見渡せるような,いわゆる工場見学できるような設備になっています。
ですが,狛江市の給食センターは,設計の計画の段階で衛生管理の専門家から天井が高いのは掃除ができない,ほこり溜まり,油溜まりができそれが異物混入に繋がるので,掃除のできない天井設計は良くないと意見をいただいたことと共に,天井を下げることで高い空調効率を実現することができました。この形は全国的に見ても珍しく,先進的な設計になっています。
続いて⑦騒音・臭気についてです。これは先ほど説明したように,給食センターのある地域が用途地域上中低層の住宅地域になるので,環境に十分配慮した形を言われているため,エアコンの室外機などを極力住宅地に向けないようにすること,また,敷地外に音・空気が直に飛んでいかないようにしています。
続いて12ページ中段,中学校給食費会計についてです。
平成27年度についてですが,収入額が5,062万515円,支出額が5,028万7,202円,差引額33万3,313円が次年度に繰り越しとなっています。
中学校給食の未納の状況ですが,28年の4月末現在で,前年度(平成27年度)分の未収入分は20件,35万3,280円ほどありました。
このうち未納者に電話等で接触するなどして,6月までに7人から9万8,406円を納付いただきました。
続いて中学校給食開始までの経緯についてですが,前回も少し触れたかと思いますが,まず狛江市では,中学校給食は平成20年10月から平成25年3月まで,いわゆるお弁当箱につめるような形のボックスランチ方式による給食の形式を取っていました。
これは民設民営,民間の工場で民間業者による調理された給食を提供していましたが,ボックスランチの給食が,髪の毛が入っていた,ビニール片が入っていたなどの異物混入があったとのことで,指導はしましたが,なかなか衛生管理の対応に限界があるとのことで,ボックスランチ方式による給食の実施をしながら給食センターの建設が検討され,最終的に給食センターの設置が決定されました。
給食センターは平成27年の5月に竣工し,同年7月から新しい形での給食の形で提供しています。
ボックスランチの給食に関しては,平成25年3月から委託業者から辞退の申し出があったため,平成25年4月から平成27年6月まではミルク給食,いわゆる牛乳のみを出す形式をとり,希望するお子様には弁当の斡旋を行いました。
続いて,中学校給食の開始後の検証についてです。
中学校給食開始後,平成27年11月下旬から12月上旬にかけて,生徒と学校の教員に対しアンケート調査を実施しました。
その中で,設問の2番,「給食はおいしいですか?」という問いに対し,「おいしい」「おいしいことが多い」と回答した方が72%いたということで,味付けに関しては概ね好評を得ているということが確認できました。
また,設問の7番,「温かい料理は温かい状態で,冷たい料理は冷たい状態出ていますか?」という問いに対し,約84%のご回答を得ることができたので,こちらもしっかりとできているというのが確認できました。
なお,味や,温かい・冷たいということについては,以前のボックスランチは,「おいしくない」「温かいはずのものがぬるい」「冷えているはずのものがぬるい」などの意見があったので,それらの問題をクリアするため工夫を施したので,それが達成されているかどうかを確認するために実施されたものです。
説明は以上です。
押尾委員長
それでは,この内容に関して,皆さまからご意見・ご質問等はありますでしょうか。
氏家委員
6ページの下の,小学校給食の未納状況についてですが,「それまでの未収入5名・15万8,640円」とありますが,「それまで」とはいつの期間でしょうか。
学校教育課長
最近不納欠損をしていないので,数年間分の積み重ねです。
氏家委員
数年分でも5人なのですね。未納者のご事情などはありますか。
学校教育課長
未納者個々の状況はお話できないところがありますが,まず,一定の収入が少ないご家庭に対しましては,就学援助という制度がありまして,教材費・給食費・移動教室など学校でかかる費用の実費相当分を狛江市が負担する制度があります。生活困窮の世帯に関しては,この就学援助である程度まかなわれるため,給食費の未納者は一定の収入があるにもかかわらず,お支払いいただけない家庭が大半になっています。
氏家委員
中学校ではそのような家庭に対して接触を行い,一部お支払いいただいたと書かれていましたが,小学校の方でもそのようなことをしているのですか。
学校教育課長
こちらは給食費の会計がいわゆる私費会計になっていますので,基本的に給食費の徴収は各学校でお願いしています。ただし,一定期間経過し,金額がある程度のものについては教育委員会のご相談をいただいたり,実際に臨戸訪問などをして,お支払いいただくよう説明しています。
押尾委員長
今,給食費の未納の件がありました。非常に難しい問題ですね。この小学校の未納については,各学校が対応する。中学校についても各中学校が対応する。ということでよろしいですか。
学校教育課長
いわゆる私費会計で,小学校は自校方式をとり,各学校で給食を運営しているので,各小学校の対応になっていますが,中学校については,給食センターでの対応になっており,私費会計は学校教育課長の私費会計になっているため,基本的には学校教育課で学校教育課長及び職員が対応する形になっています。
押尾委員長
そうすると学校教育課長名で職員が電話などで接触し,督促をするわけですね。
学校教育課長
そうですね,催促状や電話,場合によっては臨戸訪問のような形になります。
長田委員
私は,狛江市の給食についてのいきさつをよく知っています。私は江戸川区から狛江市に異動したのが昭和48年でしたが,23区で中学校給食が始まったのが,昭和45~46年ごろだったと思います。
それを踏まえたうえで狛江市に来たとき給食がないので驚きましたが,当時一番若かった教職員が反対をしたといういきさつがあります。
その後,狛江第二中学校に赴任した時,弁当の斡旋がはじまり,そして,ここにきてセンター方式での給食が始まり,この内容を見て「やっとここまできたか。」と感じます。
内容に関しては非常に素晴らしいと思います。おそらく最先端なのではないでしょうか。よくがんばったと思います。
押尾委員長
私が中学1年生の頃,台東区の給食はミルク給食でした。
ちょうど昭和39年の東京オリンピックの頃だったと思います。その後,完全給食になったのは昭和41年頃,中学校3年生の頃でした。
小学校ではそれ以前から完全給食が始まっていました。狛江市もいい給食を作ったということですね。
長田委員
中学校給食が始まったのは東京都の市の中で狛江市が一番遅かったのですか,まだ中学校給食が開始していない市もあるのですか。
学校教育課長
今手元に資料がないのですが,確かまだ中学校給食を始めていない市が1市あったと思います。
押尾委員長
給食は法的には努力義務であるものの,東京は中学校給食がだいぶ進んでいると思います。横浜市はあれだけ大きい市ですが,今ようやく中学校給食へ動き出し始めましたが,まだお弁当ですから,学校が東京から横浜に移ると,保護者が作らなくてはならなくなるので,東京では中学校まで給食が出ると驚かれることがありました。
給食センターも整備されていて,温かいものは温かい状態で,冷たいものは冷たい状態で提供されるということで,素晴しい点であると思います。
ちなみに,狛江市内の小中学校の給食の回数は年間何日くらいですか。
学校教育課主幹
小中学校共に,188回です。
押尾委員長
保護者からすれば,給食の回数が多ければ多いほど,いいと思います。「給食がなければお昼前に帰宅しお昼ご飯を作る手間がかかる。」などといったように,何か給食に対する要望などはありますか。
学校教育課主幹
いいえ,この188回という回数に関しては,例えば,遠足など学校が給食を提供することができない場合もあるので,回数に関する要望はどこからも挙がってきていない状況です。
氏家委員
余談になりますが,体育祭の振り替えの日にお弁当だということを忘れていて,朝に,先生から電話をいただき教えてもらって持って行ったことがありました。同じようなご家庭がかなりあったようで,中には,先生方が電話をかけても繋がらないケースも多く,先生方が苦労していることも多いようです。
押尾委員長
例えば,土曜日に一日授業をやるとすると,給食は出るのですか。
学校教育課主幹
小学校が公開授業などで,土曜日に一日授業を行ったりすると,その日は給食を出したりしている学校もあります。
氏家委員
中学校は授業公開が午前中に終わって,午後は保護者会ということが多いため,土曜日にお弁当や給食があることはなかったです。
押尾委員長
なるほど。それでも年間予定されている188回をクリアするようになっているということですね。
学校教育課長
ほとんどが,学校と調整した上での回数設定をしているため,特に中学校はほとんどの学校で三期休業の終業式や始業式などが行われる日でも,大半の学校で給食を提供している状況です。
永田委員
非常にたくさんあり想像がつかない部分もありますが,2ページの一番下部に記載されている,給食センターの建設含め中学校へのエレベーターの設置に約11億3,100万円の経費がかかったと書かれていますが,これ以降は,エレベーターにはお金はかからないのですか。
食缶とその運び方も教えて下さい。
学校教育課長
食缶給食を始めるにあたり,食缶を子ども達が階段で運んでもらうのは,危険を伴ったり,時間がかかったりしてしまい,実現はできないので,食缶式の給食を始めるには,各学校にエレベーターを設置しなければならないということで,エレベーターを設置するのにかかった費用です。
ご質問のとおり,この金額はあくまで工事費の金額であり,それ以後は,法定の保守点検の金額がかかるだけになります。
また,食缶についてですが,他にあまり使っているところが少ないのですが,保温式の食缶になっており,いわゆるランチジャーのような二重構造になっており,温かいものは教室までしっかり保温され,冷たいものも冷たい状態で教室まで運ばれ,教室でそれぞれ盛り付けをしてもらうという形をとっています。
永田委員
それだとお金は多くかかりますね。
学校教育課長
はい,かなり多くかけてはいます。
押尾委員長
ちなみに,お米を使う米飯給食は,小学校,中学校どのような割合で提供していますか。
学校教育課主幹
小学校・中学校共に,ご飯を出すのを原則としていまして,週3,4回は提供している状況です。
押尾委員長
そうですか。だとすると,パンや麺類は非常に少ないですね。
学校教育課主幹
そうですね。週一回ほどですね。
押尾委員長
そうなると,小学生の好きなメニューに揚げパンやスパゲッティなどもありますが,ご飯以外は回数が少ないわけですね。
狛江市の米飯の頻度は他の市に比べ多いのでしょうか。
学校教育課主幹
はい,他の市に比べると多いと思います。
学校教育課長
国からもなるべく米飯給食を提供するようにとの通知がきています。
氏家委員
今回の資料は読んでいてとても興味を引く内容でした。
特にアンケートの部分は楽しく拝見させていただきました。「コーンの頻度が高い」や「サラダにからしを入れるやつはおいしくない」など,自由な回答が寄せられていましたが,ワゴンに関しては以前に比べ,改善しているようですが,メニューに関しては実際に改善などはしていますか。
学校教育課主幹
サラダに関しては散々言われていましたが,このからし和えに関しては,変えていません。その他にも,フレンチサラダが嫌,ハニーサラダが嫌などという意見もありましたが,食堂ではなくあくまで給食なので,嫌いなものも頑張って食べていただく,というのも教育の一貫だと考え,そのまま出し続けています。
今年度アンケートはとっていないのですが,以前のアンケート以降も継続して給食として提供したところ,今年度からからし和えの食べ残しがゼロになったので,継続して提供してよかったのかなと考えています。
狛江市の子どもの特徴として,非常に野菜を食べるという特徴がありまして,そこは嬉しいところです。
氏家委員
「麺がくっついてお餅のようになっている。」といった意見もありました。
学校教育課長
中学校給食はセンターの調理委託業者や,センターの栄養士がお互いに経験を基に,意見を出し合っている状況ではありますが,狛江市では他の自治体と少し異なる保温可能な食缶を使用しており,中学校給食開始当初に底の深い食缶に入れて麺を提供した際は,麺の重みで麺同士がくっついてしまったようです。
それを踏まえ,底の浅く広い食缶に変更したところ,かなり改善されました。
また,アンケートに関してですが,中学校の年頃というのもあるかもしれませんが,日ごろご家庭であまり食べられていないものに関しては,かなり強めの意見をいただくことがありました。
ただ,学校給食法では,食の文化を学んでもらうであったり,地域の野菜を食べていただくという目的もありますので,改善すべきところは改善していますが,栄養士の想いだったりという部分に関しては,そのまま継続している。といった対応をとっています。
永田委員
いいと思います。好きなものばかり提供してもいけませんし。
いくぶんご意見は寄せられるとは思いますが,子どもたちにとって一番良いものを提供しているわけですから,継続していくべきだと思います。
押尾委員長
やはり中学生になると「量を増やしてほしい」といった意見が多くなっているようですね。
小学校はどちらかというとセレクト給食などの要望がありますが,中学校のようなセンター給食となるとなかなか厳しいところがあるようですね。ジョアがほしいとか好みの要求が出てくるかと思いますが。
学校教育課長
ジョアもたまに出しています。先ほどの盛り付けの件についてですが,小学校ですと給食室の隣に,サンプルとして盛り付けの見本を置き,配置の仕方や量を見てもらう形をとっていますが,中学校給食の場合,センターを利用し調理をしているため,各校にサンプルを置くことが難しい状態です。そこで学校教育課主幹が給食センターで,必ず事前に給食の検食を行っておりますので,その際に盛り付け写真を撮って各校にメールを送信しています。
今中学校はICT化が進んでおり,各教室にプロジェクターがありますので,給食盛り付け写真を電子データで映し出し,それを見ながら盛り付けを行うという形をとっています。
押尾委員長
そのICTを利用しているというのは素晴らしいですね。
例えば,先ほどのからし和えなどでしたら事前にその栄養バランスのことなどの豆知識を生徒にICTを活用し教えることができれば,生徒たちの食べる意識も少し変わるのではないでしょうか。色々教えて,中学生もそれを素直に受け止めてくれたら,非常によい食育になると思います。
氏家委員
中学生が給食センターを見学することはありますか。
学校教育課主幹
今のところ,申し込みがあるわけではないですが,見学通路もあるので是非今後中学生にも来てもらいたいです。一般の方も見学可能です。
氏家委員
見学をできることを知らなかったのですが,一般の方も見学可能なのですね。
押尾委員長
そうですね,PTAの方々で見に行くことができればいいと思います。
学校教室課長
調整さえつけば給食の試食も可能です。どこかの学校が学年での移動教室などの日でしたら調理可能食数に余裕ができますので,そのような日に合わせていただければ可能です。
押尾委員長
5~6月くらいの修学旅行の時期でしたら,その時期は一学年いないわけですから,センターでも余裕ができると思うので試食なども可能かと思います。
では,内容についてはこれでよろしいでしょうか。
一通りご意見いただきましたので,次に進みたいと思います。
視点①「給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」です。
所管部署より説明をお願いしたいと思います。
学校教育課長
視点①「給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」の説明です。
小学校給食について,児童生徒の健康の確保に関してですが,衛生管理の徹底はもちろんのこと,安全な食材の確保,児童・生徒のアレルギーの把握を念頭に置き対策を行っています。
衛生管理については「学校給食の安全衛生マニュアル」を作成し,それに基づいた衛生管理を行っています。
また,給食調理を委託する場合,先ほど申し上げたプロポーザルでは,衛生管理の考え方やフードディフェンスの考え方を審査基準に設け,選定しています。
続いて食材の検査に関してですが,こちらは東日本大震災の発生に伴う原発事故により,放射能汚染を心配する保護者もいましたので,給食食材の産地の公開や食材の放射性物質の検査を定期的に行っています。あわせて昨今問題になっている遺伝子組み換え食品の検査や,残留農薬の検査も定期的に実施しています。
アレルギーの対応についてです。小学校・中学校は基本的に同じ対応になります。アレルギーの対応が必要な子どもに対しては,「学校生活管理指導表」を家庭で記入していただくと同時に病院で証明を取り,提出していただいています。提出に基づき,担任・栄養士・養護教諭・学校管理職・保護者等で面接を行い,その子どもに対してはどのようなアレルギー対応をするかということを食材ごとに確認をして,それに基づいた給食の提供を行っています。
一方,中学校のアレルギー対応ですが,除去食の提供を行っています。原因物質となる食材を含まない給食の提供や本人による除去です。中学生になると自分で食べてはいけない食材は把握できますので,そのような場合は自分で除去をしてもらいます。もしくは,代替弁当の持参です。例えば卵アレルギーの子どもがいた場合,その日のメインのおかずがオムレツだったりすると,卵抜きのオムレツはただ具を炒めた物になってしまいます。そのような場合には適宣代替弁当を持参していただくなどしています。
写真については,アレルギー対応の給食の提供の仕方です。その日の給食でアレルギーが必要な子ども一人ひとりに対して,右上の写真にあります「アレルギー対応食専用バック」というものに1人分の給食を詰めて学校に届けています。学校に配置している配膳員から生徒へ個々に渡しています。生徒がバックの中から給食セットを出して食べます。それぞれ保温の容器になっています。小学校・中学校共通で通常は緑色のトレーを使用していますが,除去食対応を実施している日はピンクのトレーを使用します。ピンクのトレーの日については,基本おかわりは禁止となっています。
(2)アナフィラキシー対応ホットラインですが,万が一アレルギー反応が起きてしまった時の対応です。平成25年8月に狛江市・調布市・慈恵第三病院の三者でアナフィラキシー対応ホットラインに関する覚書を結んでいます。これは狛江市や調布市の学校及び子ども達が集う関連施設において急にアレルギーを疑われるような症状が出た場合,慈恵第三病院のアレルギー専門の内科の先生に常にPHSを持っていただいているので,その電話にかけることにより先生に直接,発生状況や症状を伝えて相談することができます。「すぐに救急車を呼びなさい」「すぐにエピペンを注射しなさい」という助言をいだけるような流れになっています。アナフィラキシー症状の強い子どもについては,エピペン(アナフィラキシー症状を制御するための緊急自己注射用のキット)を持っている子どももいます。
このホットラインの狛江市での使用実績ですが,平成25年度に1件,平成26年度に7件,平成27年度に2件ありました。これら全てが給食によるものでもなく,朝に自身でスナック菓子を食べて具合が悪くなった,ペットの亀を触って体中が痒くなったということも実際ありました。 委託業者に何かあった時の給食の継続体制ですが,業者選定時に書く業者から提案をさせ選定しています。
(1)調理の人員が不足する事態が発生した時については,例えば地域でインフルエンザが流行ってしまったり,調理に従事している委託業者の職員がノロウイルスにかかったり等調理に従事できる人員が減ってしまった場合には,どうするかに対して「近隣地域に,自社の受託施設があるので,自分たちはこのような連絡体制で,派遣することができる」など提案をしていただいて,現実的な業者を選んでいます。
(2)の事業者自体も運営が危ぶまれる時については,以前のボックスランチの中学校給食では経営状況が芳しくなく,店をたたむからということで委託業者が継続を辞退するということがありました。そのような場合にどのような対応をするのかをプロポーザルで提案をさせています。いずれの事業者も「公益社団法人日本給食サービス協会代行保証」若しくは「社団法人集団給食協会代行保証」の保険に加入をしていることを確認していて,何かがあった場合についてはこちらから別途業者が派遣されるという仕組みを作っています。
押尾委員長
それでは,この内容に関して,皆さまからご意見・ご質問等はありますでしょうか。
永田委員
アレルギーの対応ですが,小学校と中学校の間には特別な連携があるのでしょうか。小学校時代のアレルギーの状況を中学校に入った時には伝えられているのでしょうか。
学校教育課長
アレルギーの対応を必要とする子どもについては,学校生活管理指導表を必ず年度ごとに提出していただいています。子どもは日々成長しているので経年で,内容が変わってくることもあります。小学校から中学校に進学する場合ですが,中学校入学時にも学校生活管理指導表を提出していただく必要があるということは,保護者の負担等を考えて小学校を通じて説明・配布し,小学校に提出していただき,小学校から教育委員会に提出していただいています。その時に小学校において把握している,中学校でも必要となる情報等がある場合には,併せて知らせていただいています。
永田委員
教育委員会が間に入っているのですね。
学校教育課長
そうですね。教育委員会が間に入っての連携となっています。
氏家委員
16ページの下に「給食が原因と思われる事態は3件」とありますが,アレルギーではない方もいたのでしょうか。「思われる」というはっきりしない表記なのでどうなのでしょうか。
学校教育課長
エビ・カニ等いわゆる甲殻類アレルギーの子どもに対して発症すると完全にアレルギーによるアナフィラキシーと分かりますが,例えば卵アレルギーの場合,生卵は駄目だけれども,火を通すと大丈夫という子どもも少なからずいます。その子どもが火を通した卵を食べ,午後に体育の授業を行い疲れたら体が痒くなってきたというケースもありましたので,このようなことから「思われる」としています。
狛江市では現在慈恵第三病院の先生によるアレルギーホットラインの使い方やエピペンの注射の仕方についての講習会を毎年1回,教職員と関係者向けに行っています。その時に言われることは,アナフィラキシー症状を実際に発症するのは,半数以上がその人がアレルギー物質と把握している物以外を食べる等,そもそもアレルギーと認識もないのに発症してしまっているということです。結局そうなると学校では判断がつかないので,直ぐにホットラインで対応することにしています。
長田委員
アレルギーへの対応はとても大変なことだと思います。私も中学校給食を世田谷区で23年位対応しましたが,その当時はアレルギーでもこのようなことはありませんでした。現在は教育委員会も学校も大変だと思います。
学校教育課長
ホットラインができたのも調布市の事故を受けて慈恵第三病院からご提案をいただいたことがきっかけです。
押尾委員長
現在は様々なアレルギーの子どもが多いといわれています。
学校教育課長
午後の体育の時間は給食担当としては少し不安な部分があります。
長田委員
家庭ではアレルギー状況を大体おさえていますか。
学校教育課長
しっかりとした考えを持っている家庭はきちんと対応をされていますが,中には正直なかなかご理解をいただけずに心配な部分もあります。アレルギーをもっている子どもが「何の食材を食べ,どんな症状が出た」ということは学校から繰り返し連絡を取ってもらっています。本来は学校生活管理指導表がないと給食での除去食対応を行わないというルールになっていますが,リスクが高い場合には個別対応ですが,給食を提供するにあたり,必要に応じてはっきりアレルギーか否か分かるまでは出すのを控えるということもあります。
押尾委員長
視点①についてはよろしいでしょうか。
次に,「視点② 学校給食を活用した「食」に関する指導について」についてです。
本日のヒアリングには指導室は出席できていませんので,本日出たご質問及びご意見のうち,指導室でないと回答が難しいものにつきましては,事務局を通じて指導室に確認をし,次回4回目の再ヒアリングで確認と追加質疑を行うものとしたいのですが,よろしいでしょうか。
<異議なしの声>
押尾委員長
中学校の給食の時間を見ると約30分で,小学校では約45分になっています。その時間をまるまる給食に使うことはなかなか難しいと思います。給食センターからきちんと届いても,生徒が配膳し,食べて片付けるとなると急がなければいけない部分もあると思います。また,次の時間が掃除であったり,休み時間であったりすると,生徒自身も掃除や遊びの用意をしだしたりしますよね。先ほどの学校教育課長のお話にもありましたが,色々な目的があって学校給食を行っているので,実際食べている短時間の中で給食指導・食育指導を行うことは難しいと思います。特設で指導をしないといけないのではないでしょうか。給食の時間は,配膳は自然に覚えていくと思いますが,意義や中身については食べる時期に一緒に行うことは難しく,別に行わないといけないと思います。年間で計画が立ててある学校もありますが,一小ではこう,三小ではこうと,食に関しての指導について具体的に話をしていただいて,その様子を指導室が市全体に広めて,他の教職員に共通理解をするようにしているのかということを,次の回に話していただきたいと思います。
氏家委員
小学校給食の学校での指導については,学校ごとにどのような内容かということは違っているのでしょうか。
学校教育課長
基本的には学校ごとに取り組みは任せています。例えば,絹さやのさやを剥いたり,枝豆から豆を出したりということは学校ごとに行っているようです。
氏家委員
どのようなことを行っているか報告はあるのでしょうか。
事務局
それは指導室が担当ですので,次回までに確認いたします。
氏家委員
狛江第五小学校の保護者で有名なシェフの方が学校に来て,調理をしたという話は聞いたことがあります。他の学校はどのようなことをおこなっているのかについて興味があります。
押尾委員長
市内や学区域のパティシエや板前などに来ていただいて,本物の調理する工程を見てもらう等,給食ではないけれど食について理解をするということも良いと思います。
氏家委員
学校に植えている茄子と胡瓜の行方が気になるのですが,どうなっているのでしょうか。昔は先生が取って子ども達に食べさせることがあったと思いますが,最近はそのようなことはあまりできないと聞いていますので,現在の対応をうかがいたいです。
押尾委員長
小学1年生・2年生がミニトマトなどを育てていますが,サラダパーティーなどを行い食べることもあるのでしょうか。生活科の教科書には「サラダパーティーをやろう」という単元がありますが,どうなのでしょうか。
氏家委員
現在は色々な意見を持つ保護者も居ますので,難しいとは思います。
学校教育課長
特に東日本大震災の後はかなり放射線物質の汚染を心配する方も少なからずいましたので,どうかなのかなと思います。その辺りも次回までに確認します。
押尾委員長
各学校が行っている様子についてを指導室で把握して,市内の様々なところに事例として広げていくということが大事だと思います。
長田委員
自校方式で各学校に栄養士が居る場合,栄養士が色々な指導を行うことができます。センター方式の場合には少し難しいかなと思います。センターから何らかのお便りが子ども達には届くと思います。
押尾委員長
給食便りでお知らせをすると思いますが,センター便りのようなものがあるのすか。
学校教育課主幹
中学校の給食センターで給食便りが表面にあり,裏面が献立になっているものを毎月作成し,各家庭に配付をしています。
氏家委員
中学生は育ち盛りなので,自分たちでも何か考えてほしいと思います。学級担任が短い時間で色々行うのは大変だとは思います。
学校教育課主幹
中学校の話になってしまいますが,毎日食缶より先に別便で食器も配っていますが,食器かごの中に毎日「給食メモ」を入れています。具体的な内容としては,例えばのっぺい汁を出す場合,のっぺい汁とはこのようなものだという説明が一口メモとして載っています。それを各学校で日直がクラスで読んだり,給食の時間に放送委員が全校放送で説明したりという取り組みをしているようです。
長田委員
中学校で給食が始まりましたが,委員会活動として給食委員というものを各学校でつくったのかどうかということを教えていただきたいと思います。
事務局
指導の分野になりますので他のご質問と合わせて次回までに,確認をいたします。
押尾委員長
では今出たご意見を事務局から指導室にご確認いただき,第4回でご回答をお願いいたします。
次に,「今後の課題とその対策」についてです。
所管部署より「今後の課題とその対策」の資料について説明をお願いします。
学校教育課長
今後の課題と対策についてです。まず1点目「アレルギーを持つ児童・生徒への対応について」は小学校・中学校共通した部分です。アレルギーを持っている児童・生徒数は年々増加傾向にあります。個々の子どもが食べられない食材はそれぞれ違っていて多岐な状況です。特に学校及び給食センターでは,除去食の提供や代替食の持参を常に間違うことなく行わなければいけません。万が一間違えてしまうと場合によっては命に関わりかねないというリスクが常について回っています。現在の施設や人員の中で確実な対応を行うためのリスク管理の徹底を関係職員に行っていく必要があると考えています。
児童・生徒数の変動についてですが,現在全国的に高齢化と言われながら実は狛江市内は中短期的には児童数・生徒数が増加することが現在の人口の比率で見込まれています。そのため,児童・生徒数が増えた場合の給食の提供できる能力,給食調理室及び給食センターで何食まで提供できるかということをしっかり判断した上で,児童・生徒数の動向を常に注視をしながら急に給食の提供ができないという事態がないようにしっかりと確認していく必要があります。特に給食センターについては,給食センター内に必要な食器・食管等を保管するスペースが現在既にかなりいっぱいになっていますので,今後増えていった場合については必要食数に応じた調理能力の確保が課題になってくるものと考えています。
小学校ですが,給食施設の老朽化が進んでいます。緑野小学校は新しい学校ですが,それ以外の小学校については,学校ができてから数十年経っていますので校舎も給食調理の部屋についても施設設備の老朽化が進んでいる状況です。給食調理を委託化した小学校においては,浮いた人件費等を給食に反映させるという考え方から,委託を開始してから1年間調理委託業者に使用してもらった上で,見えてきた課題を教えてもらい調理委託業者と学校と教育委員会とで調整をしながら夏休み期間を活用して一定規模の改修等を行っています。
中学校における食育の充実ということで,先ほどの皆様からのご意見の中にもありましたが,各小学校には栄養士及び栄養教諭が配置されていますが,中学校の給食については給食センターに東京都の栄養士1名と市の栄養士が1名の合計2名が居ます。普段は主に給食センターでの調理過程において,正確にできているか,アレルギー対応をしっかりされているかという点検で手がいっぱいな状況がありますので,現在行っているのが,先ほど説明しました給食メモの配付や毎月献立を配付する時に給食だよりも配付しています。さらに効率よく食育を充実させていく必要があるものと考えています。
事務局
指導室が所管する食に関する指導については記載のとおりということでご検討をお願いしたいと思います。
押尾委員長
それでは,「今後の課題とその対策」のシートに関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
アレルギーを持つ子ども達もですが,調理をする方に対する研修のようなものはどのようになっていますか。委託となると調理員は委託された会社の社員ですが,その社員も教育委員会が研修をする時に一緒にできるのか。市の職員の場合は命令して研修に参加させることができますが,その辺りはどうなのでしょうか。
学校教育課長
直営の給食調理については教育委員会に権限がありますので,必要に応じて研修等を受けさせることができます。委託業者についてはあくまでも委託業者の社員ですので,仮に教育委員会が社員に対して研修を行うという行為をしたら,場合によっては偽装請負受け取られかねないものとなってしまいます。そのため委託業者の選定のプロポーザルにおいて,アレルギー対応についてどのような対応をするのか,研修はどの程度の頻度でどのような内容で行うのか,アレルギーの対応マニュアルはどのようなものがあるのか等をしっかり提案させて,見極めて業者選定をしています。
押尾委員長
業者を選定した後もその辺りのチェックはしているのでしょうか。
学校教育課主幹
現在はそこまで出来ていないところがあります。
押尾委員長
基本的に会社を信用して,プロポーザルで言ったことに対しては大丈夫だとは思いますが,例えば研修を年3回行う,と言っていたら3回のうち2回目にどのような研修をしているのか実際に見に行くということも大事だと思います。見てチェックする位は偽装請負にならずできると思います。研修に口出ししてしまうと偽装になってしまうかもしれないので,何も言わないで立ち会うという立場なら,プロポーザルでの発言についての基本的な裏づけをしっかり取っている形になります。きちんと見ていくことがアレルギーなどに対する対応について市と同じ土俵できちんとできることになると思います。
氏家委員
給食施設の老朽化について「施設の大規模改修までの間は」とありますが,大体どのくらいに大規模改修になるのでしょうか。何か目安はあるのですか。
学校教育課長
学校施設に限らず,市の公共施設については施設の所管部署で公共施設の整備計画を立てています。それに応じて建築年数などで「この年度に改修をする」という計画が立てられていますので,学校もその計画に則って行ってもらっています。
ですがご質問のとおり,なかなか計画の間であっても施設の故障なども発生するものですので,しっかりと安全な給食を子ども達に食べてもらうために,その都度修繕等の対応を行っています。
長田委員
給食に関しては民間委託はとても良いと思います。世田谷区も給食の民間委託を進めてきましたが,給食の内容がずいぶん変わって先生や生徒からの評判もよくなっています。全て民間委託が良い訳ではありませんが,給食に関しては民間委託は良いと自信を持って言えます。
押尾委員長
給食センターは容量的・人数的にはあとどのくらい対応できるのでし
ょうか。
学校教育課主幹
給食センターは1,500人分を作るというキャパシティで建設されています。現状では1学期で1,450食作っていますので,あと1クラス増えてしまうといっぱいになる状況です。
押尾委員長
もう少しキャパがあると,例えば,小学校が大規模改修で給食室を変えなければいけない時に,給食センターでその期間だけ提供することができます。上限1,500食分で今1,450食というとほぼ手一杯ということになりますね。
学校教育課長
小学校は今のところ自校方式で,特にセンターにする予定はありません。現在の給食センターの建設地域は用途地域では中低層住宅地域で,給食センターは本来工場の扱いになるので,用途地域上は本来は建てられない場所です。そのため,中学区給食センターを建てるにあたって,事前に一年査定で建築の許可を頂いて建設していますので,あくまでも中学校の給食提供の施設と条件付けがされています。そのため,臨時的であってもキャパがあるので小学校の給食や老人給食を作るということは勝手にはできない施設になっています。
押尾委員長
用途変更があれば可能性はあるのですね。
学校教育課長
センター付近が準工業地域になると変わってはきます。
押尾委員長
今後,子ども達が増えたり減ったりすると非常に難しい問題が生まれてきます。中学生があと100人増えるとパンクする寸前になってしまいますね。だからといって量を減らす訳にはいきませんね。
永田委員
アレルギーを持つ児童・生徒への対応についてですが,家庭への連絡は毎月行っているのでしょうか。子どもが家庭へ持って帰るのはわかりますが,学校から家庭へ何か連絡をしているようなことはあるのでしょうか。
学校教育課主幹
アレルギー対応を実施している児童・生徒の保護者へはあらかじめ献立を送付しています。その時に,例えば小麦アレルギーの場合,小麦を使用しているため,食品からの小麦除去は食品そのものが作れなくなる等困難であり,小麦除去食は作れないので代替品を持参していただく必要があります,等と全て調整を付けなければならなく,その辺りは確実に連絡を取っています。
永田委員
どのくらいの頻度で連絡を取るのですか。
学校教育課主幹
毎月です。
永田委員
毎月ということであれば献立もきちんと決まっているので大丈夫ですね。
押尾委員長
毎月決定した献立で連絡・確認を取り,除去食や代替食になる日等細かく把握しているのですね。
指導室分については,先ほどと同様に,事務局を通じて指導室に確認をし,次回4回目の再ヒアリングで確認と追加質疑を行うものとします。
それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所及び指導に関する質問・指摘事項等については,第4回の審議会までに担当部署において検討・修正をし,事務局へ提出をお願いします。
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局
【日程確認】
押尾委員長
それでは,他にないようなので,これで第3回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。
【委員会終了】
1 日時
平成28年9月13日(火曜日) 午後3時~4時37分
2 場所
防災センター4階 402会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹 (学校教育課長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
事業所管部署
宗像 秀樹 (学校教育課長)(事務局兼)
細谷 俊太郎(指導室統括指導主事)
4 欠席者
柏原 聖子 (教育部理事兼指導室長)
5 議事
1.ヒアリング用評価シート(修正後)の修正確認及び再ヒアリング
2.狛江市教育委員会の自己点検及び評価に対する審査委員会意見の確認
3.その他
6 会議録(概要)
押尾委員長
第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
会議に先立ち,事務局より発言を求められていますので,許可します。
事務局
ヒアリング用評価シートの修正確認及び再ヒアリングにつきまして,都合により,学校給食の後,Q-U・hyper-QUアンケート活用の順でご審議をお願いいたします。
押尾委員長
それでは,まずヒアリング用評価シート(修正後)の修正確認について,事務局から説明をお願いします。
事務局
【修正説明】
押尾委員長
それでは,説明のあった修正資料の確認と,前回学校給食事業で指導室にヒアリングを行えなかった箇所を含む,2事業の再ヒアリングを事業ごとに行います。
質疑の都合上,先に給食に関するものについてご皆様から何かご意見・ご質問等ございますでしょうか。
長田委員
よくまとまっていると思います。
氏家委員
とても見やすく,読んでいて分かりやすくなっていて良いと思います。
小学校6年生から中学校へ進学する時に,中学校給食センターとその給食の説明は保護者や6年生の児童にはあるのでしょうか。
学校教育課長
小学校と中学校では給食費の形態が変わりますので,保護者には説明をしています。小学6年生の児童に対しては特に説明していません。
入学後は月ごとに中学校給食の献立を配付していまして,その献立の裏面に栄養士からの給食に関するお知らせを記載し,中学校給食の説明もしています。内容はその時によって異なりますが,例えば「ごちそうさま」「いただきます」の挨拶の由来の説明などを載せています。
氏家委員
今回のヒアリングシートは給食を作る過程を知ることができてとても安心できると思いました。給食をきちんとした施設で丁寧に,気を配って作られていることがわかるので機会があれば保護者にもこのような資料を見ていただきたいと思います。
学校教育課長
給食は「安心・安全」第一で行っていますので,保護者や生徒の皆様にも広く知っていただくことが非常に大事なことだと思います。機会をとらえて施設の見学会を行ったり修学旅行などの学校行事で1学年分が不在で給食の調理食数に余裕がある時に試食会を開くなど,少しでも皆様に広く知っていただけるような機会を今後考えていきたいと思います。
押尾委員長
現在給食センターに見学に来た件数は分かりますか。
学校教育課長
今手元に正確な数を持ち合わせていないのですが,市内の団体等の見学数はそれほど多くありません。そのうち子どもが見学に来たのは,長期休業期間中に自由研究の課題のために来た親子一組だけだと思います。多いのが,狛江市よりもかなり前に給食センターを建てた多摩地域などの自治体の視察です。給食センターが老朽化により建て替えの時期になっているようで,建て替えに先立ち狛江市の給食センターの建物そのものや,用途地域上中低層の住宅地域の中に給食センターを建てる許可を東京都からいただけた経緯などを知る目的で複数の自治体が視察されました。
押尾委員長
給食・指導に関しては後ほど検討することとします。
それでは,ひと通りご意見・ご質問をいただきましたので,次に「Q-U・hyper-QUアンケート活用」について,資料のご意見をいただきたいと思います。
氏家委員
文言についてですが,1ページ目の事業内容Q-U・hyper-QUアンケート実施目的の4行目「指標の一つ『と』して活用しています」となるであろう部分の「と」が抜けていると思います。
言葉の選び方についてですが,『■hyper-QUアンケート実施方法及び結果分析』の部分の3行目に「できる限り」とありますが,できなくても良いのかと思われてしまう可能性があります。他に何か良い表現があると良いと思いました。
事務局
持ち帰り担当部署で表現を検討するよう要請します。
氏家委員
8ページ目の課題及び対策の部分で「通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする~」以下の座席についての例示ですが,支援を必要とする児童の座席を優しく手助けができる児童の近くにするなどの具体例が出ていますが,私個人の意見としては,この座席の例はあまりよくないと思います。満足度の高い子どもはこの書き方だと支援を必要とする児童の子どものお世話をしなければいけないのか,という考えに取られてしまうのかなと思います。支援を必要とする児童が中心になっていて,他の子どもはその子を手助けすることに集中してしまう印象になっていますので,座席ではなく何か他に良い例があると良いと思いました。
押尾委員長
例示の表現を変えていただき,支援を必要とするような子ども達も含めて満足度を高めることができると良いということですね。厳しく読むと,満足度の高い子どもを支援を必要とする子どもを側に置くことで全体を上げるととらえることができてしまいます。そうすると「満足度の高い子どもは支援を必要とする子どものために席を配置されるようになってしまう」と読まれる可能性がありますので,表現及び記載内容を少し変えていただきたいということですね。
長田委員
氏家委員と同じで,この例示は変更した方が良いと思います。
別件ですが,漢字の誤りがありました。「中のよい友達」は「仲」です。
押尾委員長
例示については,変更していただきたいと思います。
他にご意見等ございますか。
永田委員
「hyper-QU に取り組むことでいわゆる学級王国から学年チームとして取り組む意識が高まり~」とありますが,本当に意識が高まるのでしょうか。
押尾委員長
これは子どもと教職員どちらの「意識」が高まるのでしょうか。
長田委員
教員の意識だと思います。
「学級王国」という言葉を使用するので混乱するのだと思います。
「hyper-QU に取り組むことにより教員が客観的な資料として見るので,学年のチームとしてそれぞれの学級の問題について解決を図ろうとする意識が含まれるのではないかと思う。」というような表現にすると良いと思います。
事務局
事務局で持ち帰り,担当部署に確認の上表現の訂正をさせていただきます。
長田委員
客観的なデータですので,学年を組んで個々の担任がこれを見てこのクラスのそれぞれの子どもについて細かく知ることができる,「見える」資料だと思います。
押尾委員長
Q-U関係について何か他にありますか。
長田委員
hyper-QUを始めてまだ2年目ですが,結果は何年も続けなければ分からないと思います。長く続けていただきたいと思います。
押尾委員長
是非,事務局で予算化して今後も結果がある程度出てくるように続けていただきたいと思います。途中で止めてしまうと,結局はその時点で終わってしまうので,ある程度の年数行っていると子ども達を追っていきながら先生方が人間関係を適切につくるような意識も生まれると思います。
学校の先生は異動年限が原則6年となっていますが,6年経つとある程度色々な学校を経ている先生は狛江市内で異動することが可能だと思いますので,そのようなhyper-QUの経験がある先生であれば狛江市内どこでも受け止めることが可能だと思います。例えば一生懸命hyper-QUの活用に取り組んでいても,市外に異動になってしまい,後任がhyper-QUをしていない他市区から異動してきたとなると,新しい先生へ活用についての説明をまた一から始めることになります。そう考えると,ある程度続けていないと,どのように指導に活かしていくのかというノウハウが途切れてしまうかもしれませんし,データに基づいた子どもの姿をしっかりとらえることが大事だと気づかずに指導してしまうかもしれません。事業をある程度長く続けることにより先生方が上手に活かせる力もついてくると思います。長い間狛江市内にいるのではなく,市外に異動してしまう先生も多いことが大きいと思います。東京都の人事の方針があるので難しいとは思いますが,出来ることなら狛江市に着任した先生は狛江市のことをしっかり勉強してもらって,狛江市立学校で異動してもらい,長い期間狛江市の子どもを指導していってほしいですね。
永田委員
現実にはやはり教員は市外にしてしまうことが多いのですか。
押尾委員長
はい。東京都の異動のルールに従って異動しますので,6年目位から異動します。
永田委員
異動も必要ではありますからね。
押尾委員長
Q-Uやhyper-QUを行っている自治体から異動してくる先生は良いですが,行っていない学校から異動してくる先生は「余分な仕事だ」と思ってしまうかもしれません。
永田委員
学年チームやクラスから離れて少し別の立場から導入していくことを考えていただくと良いですね。
押尾委員長
余分な仕事だと思われてしまうと先生のマイナスになってしまいます。
長田委員
都内でどの位の市区町村がhyper-QU を使用しているのかを調べてみると良いと思います。極わずかだとすると,狛江市に異動してきた先生ではhyper-QU を行っていると事前に知らせると良いと思います。都内でQ-U・hyper-QUを導入している自治体がどの位あるのか分かりますか。
統括指導主事
厳密には分かりませんが,新宿区・豊島区・港区などでは公費で行っています。導入自治体は着実に増えているようです。
押尾委員長
多摩地区はどうでしょうか。
統括指導主事
東村山市などいくつかの自治体で行っていたと思います。公費となると金銭的にもなかなか大変ですので,他市からすると狛江市はよくこれだけhyper-QU実施体制ができていると思われているかもしれません。
押尾委員長
狛江市に近い世田谷区・目黒区等の近隣の区市がある程度hyper-QUを行っていて,そこから Q-U・hyper-QUを理解している先生が異動してくる場合はスムーズに進むと思います。Q-U・hyper-QUは初めてという先生は余分な仕事だと思われるかもしれませんので。
統括指導主事
便利だと感じる人,余分な仕事が増えたと感じる人それぞれ両方に分かれると思います。hyper-QUとは逆に,狛江市では行っていないけれど,他市区町村で行っている取り組みもあります。東京都の教員である以上は異動が付きものであり,それぞれ着任した自治体に合わせるしかないと思います。
押尾委員長
例えば新任の先生や異動してきた先生に対して,指導室がhyper-QUを使用して子どもの実態を掴んでいることについての研修や指導を実施しているのでしょうか。
統括指導主事
初任者に関しては必ず行います。
異動してきた教員に関しては,まず管理職に対しては必ず説明会を行いますので,その際に施策の説明の中でhyper-QUについて説明をしています。その他の異動してきた教員全員に対してのhyper-QUについての研修は,特に狛江市としては実施していませんが,各学校において6月に第1回のhyper-QUアンケートを行い,その結果が戻ってきた段階で直ぐに学級づくりの検討会がありますので,その際に必ず指導法・結果の見方についてはそれぞれ説明していただいています。それらを受けて夏に研修会を実施しています。hyper-QUの使い方が分からなかったなどの場合には研修会に出席して学んでいただく形で実施しています。
押尾委員長
他にhyper-QUについてございますか。
なければ,18~20ページの給食・食育指導についてのご意見等ございますか。
オリンピック・パラリンピックに向けて「世界の国々の食文化と日本の食文化の理解」とありますが,小学校・中学校共に具体的にはどのようなことをしていますか。
統括指導主事
世界の国々の伝統料理を取り入れられる範囲で取り入れ,紹介していくことです。
押尾委員長
今年は現在までにどのようなものがありますか。
統括指導主事
全ての献立を把握している訳ではありませんが,例えば和食に関しては定期的に行っています。9月9日は重陽の節句なので菊の和え物を給食で提供したようです。七夕の日には行事にあわせたお吸い物,ひな祭りにはちらし鮨など,和食では季節に合わせたものを提供しています。韓国のキムチを使ったチャーハンもありました。インドに関係するカレーライスは,本格的にすると子どもが食べられませんが,日本の一般的なカレーとは少し違った形の豆のカレーなどを提供しています。
押尾委員長
カレーの時,ごはんの代わりにナンを出すこともありますか。
統括指導主事
確か出たことがあると思います。
氏家委員
キーマカレーとナンの献立があって驚いた覚えがあります。タンドリーチキンもメニューにあったと思います。
押尾委員長
オリンピック・パラリンピックのために新たに始めるのではなく,給食のバラエティ等で世界の様々な食文化を紹介するという,元々行っていたことで関わるようにしているのですね。
統括指導主事
後付けになるかもしれませんが,世界の文化の理解という部分で関連付けています。東京都教育委員会の考え方にありますように,オリンピック・パラリンピック教育自体が,新しいものを始めるのではなく,今あるものを見直して価値付けていくことが主になっています。お祭りのように1回派手な授業を行い終わるということではないので,学校教育で実際に行われていることを,教員が改めてオリンピック・パラリンピックという目で見て教材の単元を並べ替えてみたりして対応することになります。世界の国の文化理解・食文化理解も,オリンピック・パラリンピック教育という目で見ると,オリンピック・パラリンピック教育としていけるということです。
押尾委員長
とはいえ,オリンピック・パラリンピック教育を給食に取り入れても,直接予算措置が東京都からくる訳ではないのですよね。
統括指導主事
「食」に関してということでは都からの予算措置はありません。「オリンピック・パラリンピック教育」ということではあります。
押尾委員長
「食」に関してはまた別の問題なのですね。
永田委員
オリンピック・パラリンピックに関する食べ物は,どのようなものなのでしょうか。普段のものとは違うのでしょうか。
統括指導主事
工夫をしたものだとは思います。先ほどの例だと,本来はカレーライスのところをご飯のかわりにナンを提供して,インドで食べられているような形にするということです。
永田委員
多少,普段とは違うことをするということですね。
統括指導主事
あまり極端なメニューにすると,子ども・特に小学校の低学年の子どもは拒否反応を示し食べないことがあると思いますので,子ども達にとってもある程度身近なもので,国の文化が入っている食べ物を提供する,ということで栄養士も苦労しているところです。あくまで食べてもらうことが主です。
押尾委員長
食育の面では,ほとんど栄養士達が様々な食について献立で工夫して対応しているのですね。
統括指導主事
栄養士が主としてできることは献立に活かしていくことです。例えば,国語の教材の中で,枝豆に関わるものがあります。その単元を行っている時期であれば枝豆を使用した献立,水産業でかつおについて学習している場合はかつおを使用した献立を取り入れていくなど,各教科と関連させながら献立を考えていただいています。
押尾委員長
栄養士の業務は栄養と献立だけではなく,学校という立場から学校と教育に係わる情報も仕入れながら行っているのですね。
氏家委員
21ページに「給食センターの施設を有効に活用し」とありますが,具体的にはどのようなことでしょうか。施設そのものを有効活用するのですか。
押尾委員長
中学生が給食センターへ行き,見学することは少ないですよね。
学校教育課長
中学校は特に授業の時間が各教科で決められていますので,給食センター見学の時間を取っていただくことはなかなか難しく,実際に中学生が見学に来ていただいたことはありません。見学ではなく,また,限られた人数にはなりますが,生徒を対象に給食センターで職場体験を受け入れ,理解していただくという取り組みを行っています。
給食センターは衛生面で非常に厳しい施設であり,調理室に関係者以外の不特定多数の人が入ることは難しいです。その中で給食センターの施設を活用した食育となると,センター施設の見学のほか,給食センターの調理過程はカメラに収めて1週間分撮り貯めていますので,空いている時間であればいつでも映像をご覧いただけます。また,現在は具体的に行っていませんので漠然とした話ですが,学校の給食はどのようなものかを,子どもだけでなく,広く市民の方々に伝えられるパネルの展示などが考えられます。
押尾委員長
給食センターにいる栄養士が中学校に行き,生徒に食材についての話をすることは行っているのでしょうか。
学校教育課長
給食センターには現在,東京都の栄養士が1名・狛江市の栄養士が1名の計2名しかいません。センターが始まってまだ1年位で,時間どおりに安全でアレルギー対応の間違いもなくおいしい給食を提供することで手がいっぱいです。また給食時間に万が一何か起こった場合には各学校から給食センターに連絡が入ることになっていますので,現状ではお昼の時間に栄養士が学校に行くことは難しいです。そのため資料にも記載がしましたが,栄養士が作成したその日の「給食メモ」を食器とともに各校に届けています。特に行事に伴ったメニュー,例えばお月見の時期は白玉団子を入れたスープを提供し,それに合わせてお月見についての一言メモを付けています。現在はこの方法で手一杯です。
押尾委員長
他になければ,再ヒアリングについてはここで終了します。
各事業に関する審査委員会の意見のまとめに移りたいと思います。
事務局より説明をお願いします。
事務局
事務局説明の前に,ヒアリング事業担当部署の出席はここまでとさせていただきます。
今回提示いたしました,「審査委員会における意見のまとめ」につきましては,「Q-U・hyper-QUアンケート活用」「学校給食」の2事業ともに,会議録から各委員から出た質問や要望等ご意見を拾い出し,それを基に案として作成いたしました。
まず,全体を総評としてまとめ,次に,今後の提案として,■で記載した項目ごとに分けて個別にまとめています。
実際に委員会で出たご意見を拾い上げるように作成したため,項目は必ずしも2つの視点どおりとなってはおりません。
まず「Q-U・hyper-QUアンケート活用」につきましては,「総評」の後,今後の提案として,「学校指導状況の実態把握について」「保護者との課題共有について」「経年におけるアンケート結果の引継ぎについて」の3項目にまとめ,整理いたしました。
「学校給食」につきましては,「総評」の後,「アレルギー対応について」「危機管理対応について」「給食・食育指導について」の3項目にまとめ,整理いたしました。
なお,「視点② 学校給食を活用した「食」に関する指導について(指導室)」に関係する「給食・食育指導について」につきましては,前回指導室部分のヒアリングを行っていないため,前回出たご意見の範囲でいったん整理をしている状況です。
項目ごとの説明はまた後ほどさせていただければと思いますが,委員の皆様方に置かれましては,この案を,審査委員会意見を検討する上でのたたき台としてお使いいただければと思います。
以上になります。
押尾委員長
それでは,事務局の案を参考に,事業ごとに検討を行います。
まず事務局から事業の項目ごとに追加説明をしてもらい,内容を検討するという形で進めてよろしいでしょうか。
【異議なし】
押尾委員長
では,「Q-U・hyper-QUアンケート活用」の,まず総評について,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
総評については,委員会で出たご意見を基に,事務局でできるだけ趣旨をくむようにしながら改めさせていただきました。大きく3つに分けて記載しています。
1つ目は,導入時期としての成果についてです。まず担当部署が事業として一定の効果を感じていること,hyper-QUに移行したことによって,対人関係能力と個人票の結果が出るようになったメリットがあること,Q-Uのころから含め,欠席日数が減ったことは事業成果だろうという内容を記載しております。
2つ目は,課題と今後に向けた内容についてです。数値的な成果はまだ明確に出ていないこと,今後は事業改善に向けた発展的な見直しをするとともに,具体的に対外的な説明ができるようにすることが望ましいということを記載しています。
3つ目として,委員会でアンケート活用についての懸念の声も上がったことから,hyper-QUはあくまで指導のための判断材料の一つに留めるべきということを記載しました。hyper-QUアンケートにかえって振り回されかねないことへの懸念,アンケートだけに頼る指導を行わないような人材育成への期待という形でまとめております。
総評については以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
長田委員
基本的にはこれでいいと思います。従前からではありますが,色々なタイプの子どもがいて,支援を必要とする割合が増えている現実があります。教師の観察眼だけでいじめられやすい子や,いじめる側の子などを見抜くのも難しい状況になっているとすると,このような客観的なアンケートも参考になると思います。以前はこのようなアンケートについて必要性をあまり感じませんでしたが,現状では見落としをなくすためにも欠かせないものだという気持ちがあります。
押尾委員長
中学校は様々な先生が教科指導で関わっているので,多数の先生が一人の生徒に対しての情報を共有している文化があり,一人の子どもについても様々な面を見ることができます。小学校の場合,先生と子どもの関係は,音楽や図工等の専科の先生もいますが,やはり担任の見る見方が一番大きいと思います。一方で,1人の先生の視点だけではなく,様々な先生に見てもらう方が良いという立場では,中学校の方が子ども達の情報がたくさん入ってくると思います。小学校は担任の先生一つの見方で,子どもの見方が決まってしまう場合もありますので,hyper-QUを取り入れることで様々な見方があることを先生が知ることも大事だと思います。そのため,特に小学校ではhyper-QUなどをしっかり取り入れて意義を理解してもらい,活用の良さなどをたくさん出し,どんどん活用していただくことが大事だと思います。
先ほど統括指導主事が話していましたように,面倒だと思う先生もいるかもしれませんが,その気持ちを変えていくような結果を出して行くことが大切であり,それにより変わっていくのだろうと思います。振り回されないで上手に活用して良い例を広めていき,狛江市の全ての教員がhyper-QUの活用方法を理解できるようになるとhyper-QUを導入した甲斐があると思います。
総評はよろしいでしょうか。
次に今後の提案ですが,「学校指導状況の実態把握について」「保護者との課題共有について」「経年におけるアンケート結果の引継ぎについて」の三つの項目がありますが,順に事務局から説明をお願いいたします。
事務局
「学校指導状況の実態把握について」の説明をいたします。概要としましては,対外的な説明ができるような実態把握と,実際に活用している各担任教諭や学校の実態把握をし,更に役立ててほしいという形にしています。
1つ目は,具体例が少なく,実際の学校での指導がどうかわからないので判断しにくいという委員会で出たご意見から記載しました。
2つ目は,1つ目に対する是正として,資料としては具体例の記載などを促し,また,担当部署として対外的にわかりやすく説明できるような実態把握を求めるようにいたしました。
3つ目は,各先生がアンケートをどう考えているのかという委員会で出たご意見を受け,hyper-QUアンケート全校導入から1年が経ったことを受け,実務者である担任教諭の考えや求めなどの実態を調査・把握し,より良い支援方法の見直し・検討の実施を提案する形にさせていただきました。
押尾委員長
実態把握について事務局から説明ありましたが,この項目について加筆・修正等ご意見はございますか。
指導室で「先生の声」のようなアンケートを取るとよいと思います。全ての先生にアンケートを取るのは難しい場合は一部の学校に頼んで,hyper-QU活用にあたって上手く行っている部分や進行状況など教員の意見をとり,その意見を基にして指導室が改善を検討し,良い事例は他の学校にも説明の際などに広めて行くと良いと思います。具体的に先生方がどのように使用しているのか,使用しづらい・難しい面があるという意見もあって良いと思います。実際に行っている実務の先生方の声から支援を検討していくのも良いと思います。
経費をかけていますので,1年経っても改善や良い事例の広がりが何もないと思われてはいけないので,指導室でアンケートを取ると良いと思います。
他にご意見等ございますでしょうか。
では,次の項目「保護者との課題共有について」,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
「保護者との課題共有について」について説明いたします。概要としては,保護者にもhyper-QUアンケートの結果を確実に伝え,課題の共有をするとともに,学校・子ども・家庭の連携実践への担当部署の支援とその良事例の広げ方についての希望です。
1つ目は,委員会で複数の方から出ました,保護者への伝え方・共有の仕方についてのご意見を,表現だけ変えた形で記載しています。
2つ目は,本委員会が教育委員会への自己点検であることから,保護者との連携が実態的にはまだ十分ではない現状へのご意見を整理するにあたり,共通認識を持つこと・解決への取り組みを実践することについて担当部署が積極的にサポートし,全市的に広げることを期待するというご意見の形にさせていただきました。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
氏家委員
先日息子がhyper-QUアンケートの結果を持って帰ってきました。子どもが持ち帰るアンケート結果用紙は教員分の個人票の記述内容と違うということをこの委員会で知りましたが,親としては先生が持っている結果用紙を見たいと思います。保護者にもよると思いますが,子どもに少し課題があると思った時には,先生と保護者で相談したいと思います。思春期の微妙な時期なので,傷つくことは本人に知らせたくない等あると思いますが,子どもが持ち帰った結果だけではない部分も知りたいと思った場合には教えていただけるのでしょうか。
また,私はたまたま家で結果用紙を見つけて気づいたので,結果が返されたことがきちんと保護者に伝わるしくみになると良いと思います。
押尾委員長
各校の保護者との伝達の実態について保護者の意見としては氏家委員がおっしゃったような意見もあるのですね。指導する側の立場のアンケート結果を保護者と一緒に共有する形が望ましいという意見もあるということです。
氏家委員
教員側の個人票結果について知りたいと申し出た時に見せていただけるのであればいいなと思います。
押尾委員長
中学校では三者面談など子どもがいる前ではなかなか見せられない部分もあると思いますので,保護者と教員だけの二者面談の時に結果を見せることは良いと思います。
氏家委員
特に問題のない子どもの保護者はあまり気にならない方もいますので,何か心配事があった時に見せていただくことができれば良いと思います。
永田委員
課題の共通認識を持つことは良いと思いますが,現実には実際にそれぞれの意見や主張があり,まとまる部分とそうではない部分があると思います。学校で行っている中身を結果だけではなくプロセスとして分かるような形にしていただくと,家庭でもよく理解することができると思います。抽象的な話では現実的に進まなく,話だけで終わってしまうような気がします。あまり格好つけないで実施していくと良いと思います。最終的に指導室が家庭との連携について示すとしても,学校と家庭はなるべく生のデータを持ち寄って,学校は家庭にどこまで結果の中身を提示できるのか,家庭ではどこまで読取ることができるのか議論があれば問題提供するなど,その結果として子どもにとって良い内容の共有が上手くできるのかが心配です。
押尾委員長
アンケート結果の個人票は子ども達が持ち帰るデータと教員が指導の内容として持つデータがあります。それから家庭で直さなければいけないところがある時に,家庭にそのままデータを渡すのか,それとも必要な箇所についてある程度表現を変えて説明するのかは担任によって多少違うかもしれませんが,子どもの課題を学校と保護者が共有することを指導室からしっかり学校に伝えていただくといいと思います。強制的に全てを見せればいいというものではないので,教員が自分でしっかり考えて保護者とどの部分を共有してどのように指導して行くのか考えていくことが大切で,全てを一律に指導室から指示を受けるのではなく,学校の中でも考えてもらうと良いと思います。
永田委員
固有のデータと総合したデータとは少し違います。親子の関係では固有のデータが欲しいのではないかと思います。他は一般例で,その中でどの辺りに位置しているのかが分かれば色々指示ができると思います。場合によってはどのような指導をしているのか等は詳しく記載できないと思います。それでもできる限り課題共通に努めていただき,異論がある場合はその場で議論をするのが望ましいと思います。学校側で子どもをどのように見ているのか,またどのように指導しているのか,保護者は異論を感じているのか,良いと思っているのか等,学校の姿勢と子どもの状態が繋がって具体的に知らせることができると,保護者は納得すると思います。保護者が教員の説明を理解し共感すれば,教員と協力してどのように直して行くのかという話ができるので,課題を共有することは教員も保護者も子どもを成長させるという面では行った方が良いと思います。できる限り具体的に議論できる形にしていただきたいと思います。
長田委員
教師用のhyper-QU結果個人票と生徒用の個人票はずいぶん表現が違っています。保護者が生徒用の個人票を見ても教師用の個人票は想像できないと思います。全員が知る必要はありませんが,特に気になる子どもについては個人面談を,可能であれば三者面談を組む必要があると思います。個々の結果やそこから見えてくる課題の共有を図るための方法を考えてほしい,というような表現に修正すると良いと思います。
押尾委員長
では,次の項目「経年におけるアンケート結果の引き継ぎについて」,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
経年におけるアンケート結果の引き継ぎについて」について説明いたします。こちらは,クラス替えをする年度替わりでのhyper-QUの情報の引き継ぎはあまり効果的ではないと担当部署が考えていたことに対するご意見を基に整理し,委員会の提案という形にしました。
まず1つ目は,今話しました現状の考え方を記載しました。
2つ目は,それに対し,hyper-QUに移行したことで,個人票が出せるようになったことに関する意見を意訳しまして,以前よりも結果の蓄積を活用できるのではないかという考えにまとめました。
3つ目は,こちらも教育委員会の自己点検であることから,hyper-QUデータの引継ぎ活用の仕方を担当部署で研究して欲しいという要望の形でまとめました。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。
Q-Uからhyper-QUに移行し,クラスが変わっても個人個人のデータがあるということで,環境が変わるので全てがそのまま対応できるとは限りませんが,工夫してこれからも使用していただきたいという要望としてまとまっています。この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
ないようでしたら,次の事業に移ります。
それでは,次に「学校給食」についてです。事務局から項目ごとに説明をお願いいたします。
事務局
「総評」について説明いたします。
こちらも総評については,委員会で出たご意見を基に,事務局でできるだけ趣旨をくむようにしながら改めさせていただきました。給食は資料への感想を記載したうえで,大きく2つに分けて記載しています。
最初の2行は,委員会で評価シートが充実していたというご意見をいただいたことから,記載させていただきました。
次に,給食事業全体への感想とねぎらいです。こちらの委員会でいただきました,給食事業全体の経過と現在の運用のそれについてのお褒めやねぎらいのお言葉をいただいたことから,経過を記載しつつまとめさせていただきました。また,併せて給食調理委託化についても肯定的なご意見をいただいていたことを添えさせていただきました。
次に課題についてです。近年給食事業は安全性の確保への取り組みが数十年前より厳しく取り沙汰されていることや,今後の課題と対策の記載は具体性に欠けるという趣旨のご意見もあったことから,委員会の総括意見とするにあたり,現状においてはしっかり取り組みをしているようだが,その路線を継承しつつ,危機管理対策等の課題について具体的な見通しを持って検討してほしいとまとめさせていただきました。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。総評は狛江市の学校給食の全般についてです。今後の課題がたくさんありますが,課題を見過ごすことなく危機感を持って,事故を起こさないような安全な給食をこれからも行っていただきたいという要望でまとめられている意見でした。
この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
長田委員
2段落目の表現ですが公文書的ではありませんので,例えば「長年の懸案であった完全給食の実施に至るまで曲折を経ながら困難を乗り越えてきたことに感心している。」等とすると良いと思います。
押尾委員長
様々なことがあり,先進の給食センターを建設して中学校の完全給食が始まったという,様々な課題がある中で頑張ってきたことに対する言葉です。小学校の場合はそれぞれの学校の栄養士がメニューを考え行っています。小学校と違い中学校は全校が同じ食材,同じ給食を食べます。ですので,中学校給食の場合,もし何かが起こった時の影響が大きくなります。給食センターで徹底して行っていることは素晴らしいことだと思います。今後も人間が作るものですので,安全面に気をつけて行っていっていただきたいと思います。
東京都の栄養士の配置基準は2分の1配置だと思いますが,中学校4校の場合東京都栄養士は2校・2人配置されることになるのでしょうか。
学校教育課長
自校方式とセンター方式とでは配置の基準が異なりまして,狛江市の規模の給食センターでは,東京都から1人しか配置されません。
押尾委員長
もう一人配置できるのであれば現在行っている給食メモの内容について,実際に学校に行き,生徒に食について放送やビデオなどで説明することができるのではと思ったのですが,1人なのですね。
給食センターでは見学用のカメラを設置していますので,給食調理の映像記録を学校で流したりすると,狛江市の給食について生徒の意識が変わってくると思います。今度はソフト面の工夫があると良いと思います。
永田委員
総評の中にある中学校給食についてですが,確かに進んでいると思います。小学校についても総評でもう少し触れた方が良いと思います。
押尾委員長
小学校の給食についてもリクエスト給食など色々なものを取り入れて行っていると思いますので,学校の工夫なども入れて少し加筆していただきたいと思います
押尾委員長
では,次に「今後の提案」の項目「アレルギー対応について」,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
「アレルギー対応について」について説明いたします。概要としましては,アレルギー対応体制について,徹底した対応が取れているのかのチェック体制についてと,調理委託業者に対するアレルギー対応に関する実態確認の仕組みづくりについての提案です。
1つ目については,資料を見て委員会でいただいたご感想を記載しております。
2つ目は,アレルギー対応について毎年の実施に対して今後も徹底してほしい等のいくつかのご意見を合わせて,委員会意見として,毎年のルール確認・徹底と研修の継続を希望するとともに,できているかをチェックする体制について,具体的な検討を希望する形としました。
3つ目は,調理委託業者のアレルギー対応体制に対するチェックについてご指摘いただいたことから,その仕組みづくりについて提案する形にいたしました。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
永田委員
アレルギー対応は単純なものではなく,いくつかの種類がある中でそれぞれに対応した対応処理のマニュアルを作成し,研修も実施しているということなのでしょうか。
学校教育課長
給食でのアレルギー対応ですが,1人で色々な食べ物のアレルギーを持っている子どももいますので,子どもによっては一種類の食物が対象であったり,中には何種類もの食品がアレルギー対象の子どももいます。そのような場合除去食等の対応を行っています。例えば,小麦が食べられない場合は揚げ物を作るときに小麦を使用しない衣でつくり,揚げ油も他のものとは分けて使用するという対応をしています。色々な食品に対して小学校であれば学校,中学校であれば給食センター全体として除去食を用意して対象の子どもに提供をしています。
押尾委員長
把握と対応をしっかり連携して行うことが大事ですね。
学校教育課長
医師の診断が大事ですので,学校での対応を希望される方には「学校生活管理指導表」に記入し,医師より意見をいただき,それに基づき学校の管理職・養護教諭・栄養士に加え,小学校では給食調理・担任・保護者と連携を図っています。月ごとに献立を出しますので,給食の献立の話し合いをする場を必ず設けて,その時に個々の子どもに対して除去するかなど,アレルギー対応を決めて行っています。うっかり間違えてしまうと,命に関わるような事故が起こりかねません。極めて慎重な対応が必要になります。
また,その子どもの体調によってもアレルギーの発症具合が違ってきます。「生卵」がアレルゲンで食べられない子どもに火を通した卵を提供したところ,蕁麻疹が出てしまい慈恵医大第三病院のホットラインに連絡して対応したケースもありました。話を聞いた結果,数日間風邪気味であったようです。体調の低下や食後に体育で激しい運動を行ったことにより発症してしまったと思われる事例がありましたので,様々な要件があります。まずは分かっているアレルギー食材を「絶対に提供しないよう」気をつけることと,その上で体調面の影響や,本人も知らないアレルギーの原因物質による場合もありえますので,万が一発症した時には速やかに適正な対応がとれる態勢を整えていきます。
氏家委員
ホットラインについてですが,教員もホットラインがあることによりとても安心しているのだろうと思います,とても良い取り組みですので,継続についてぜひ記載していただきたいと思います。
押尾委員長
事務局で加えていただき,ホットラインで速やかに対応することを今後も進めていただきたいという要望です。
では,次の項目「危機管理対応について」,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
「危機管理対応について」について説明いたします。概要としては,調理委託業者に関する危機管理として,委託業者の経営等の状況も毎年定期的に確認・評価する仕組みづくりもすべきという提案です。
1つ目は,評価の視点①での対委託業者への危機管理について担当課が記載した事項についてのいくつかの委員会意見を合わせて改めました。
2つ目は,調理委託業者の確認・評価について,委員会としてはあまり強いご意見という形では出なかったのですが,狛江市で以前委託業者都合により中学校給食が中止となった過去があったことから,提案意見という形に改めて記載させていただきました。
以上になります。
押尾委員長
「危機管理対応」で調理員不足で給食ができない場合の対応が適切にできることで,業者選定をしています。過去に委託業者の都合で中学校給食が中止となったことから,そのようなことにならないように業者の経営状況も含めてチェックをすることが必要となります。
この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
ないようですので,次の項目「給食・食育指導について」,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
「給食・食育指導について」について説明いたします。
まず,食に関する指導については,ご意見が出た範囲での整理とさせていただきました。
概要としては,食育指導事例を市内全体で共有してほしいという希望と,給食・食育指導へのICTの活用です。
1つ目は,委員会で出たご意見を少し整理し,ほぼそのまま記載しております。
2つ目は,中学校には常駐の栄養士がいない中での工夫についてのご感想をいただいたことを記載しております。
3つ目は,そのご意見と合わせて,給食・食育指導へのICTの活用についてご提案いただきましたので,活用の検討を促す形にしました。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。この項目について,加筆・修正等ご意見はございますか。
特にないようですので,それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所については,第5回の審議会までに検討・修正をお願いします。
押尾委員長
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局
【日程確認】
押尾委員長
それでは,他にないようなので,これで第4回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。
1 日時
平成28年10月12日(水曜日) 午後3時~4時4分
2 場所
狛江市役所5階 502会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹 (学校教育課長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.本日の評価審査事業:学校給食
(1)前回の指摘箇所の修正確認
(2)答申案(教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会答申)の確認
2.その他
6 会議録(概要)
押尾委員長
定刻となりましたので,第5回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
今回が今年度最後の審査委員会になりますので,本日の審査委員会で出ました加筆等修正点につきましては,「事務局が修正の上,最終確認はわたくし委員長に一任」とさせていただく形でよろしいでしょうか。
【異議なし】
押尾委員長
それでは今回出ました修正個所の確認は私と事務局預かりにさせていただき,完成させていただきます。
改めまして,今回の修正個所について,皆様から何かご意見・ご質問等ございますでしょうか。
長田委員
1ページの「重要事業と扱っていることが窺える。」という表現が気
になります。「窺う」は漢字本来の意味は「偵察する・そっと様子を見る・隙間からひそかにのぞいて見る」という意味になりますので,消極的な意味になります。重要事業と扱っていることについて消極的な表現は良くないと思いますので,「重要な事業として扱っていることを確認している」などはっきりした表現にしていただきたいと思います。
もう1点は38ページ視点①「それぞれ対策を整えた現状が窺えた」の表現も「それぞれ対策を整えた現状が確認できた」とすると良いと思います。
事務局
二箇所訂正します。
氏家委員
12ページ,更なる学力向上の「力を十分に発揮できていないと考えられ『る』児童・生徒が」の『る』が抜けていると思います。
押尾委員長
「力を十分に発揮できていないと考えられ児童・生徒が有意に多いなど」の「有意に多いなど」は意味が伝わりにくいので,文章を再度練った方が良いと思います。
事務局
事務局で一度お預かりさせていただき,担当部署に確認の上,今後修正します。
押尾委員長
他にないようでしたら,次に進みます。
それでは,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価の,答申案の確認についてです。
押尾委員長
事務局の案を参考に,答申の検討を行います。
新しく提示された部分は見出しごとに,前回からの修正が入っている事業ごとの部分は事業ごとに,事務局から追加説明をしていただき,内容を検討する形で進めたいと思います。
では,今回新しく提示された前段の部分について,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
事務局案について説明いたします。
今回新しく提示させていただいた部分は,大きく分けて,「はじめに」「今年度の事業評価方法及び選定事業について」の2つです。それに加えて前回ご審議いただきました「本年度の自己点検及び評価の各事業に対する審査委員会の意見」のご確認をお願いいたします。
まず「はじめに」につきまして,こちらに記載されている内容は,今年度の委員会で決めたことではありませんが,本答申は,答申単独で読まれることが予想されることから,初めて目にする方でも当審査委員会の実施内容の概要が分かるよう記載いたしました。
次に,「今年度の事業評価方法及び選定事業について」として,ここからが本年度の審査委員会で決め実施した内容についての記載になります。
まず「Q-U・hyper-QUアンケート活用」と「学校給食」を自己点検及び評価対象事事業に選定したことと選定理由を記載しています。
また,事業ごとに設定した視点についても記載し説明しています。
併せてここで,昨年度に引き続き今年度も,ヒアリングシートへの具体的事例の記載が少なくわかりにくい箇所があったという旨ご指摘を受けていたことを,訂正要望として記載しております。このご意見は,各事業への評価ではなく,ヒアリング用評価シート及び各担当課の自己点検へのご指摘として,事業内容の評価とは別途に記載させていただきました。
次に,答申の最後に,「本年度の自己点検及び評価の各事業に対する審査委員会の意見」として,委員会の意見を付けました。
内容は前回もご審議いただいておりますが,答申の形とするにあたり,レイアウトの修正をしております。
前回案を提示した段階では「総評」していた箇所を「評価」に改め,各事業に対する評価の視点ごとの意見を記載する形といたしました。そして次のページで,この評価に基づき,各事業に対する今後の提案を記載しております。この形は変更しておりません。
「はじめに」と「今年度の事業評価方法及び選定事業について」の前半は今回の自己点検及び評価事業そのものの説明となりますのでご意見出にくいかもしれませんが,2ページ下段の具体的かつ分かりやすい記載へのご指摘や,レイアウトを修正いたしました「本年度の自己点検及び評価の各事業に対する審査委員会の意見」も含め,ご確認とご検討をお願いできればと思います。
以上になります。
押尾委員長
事務局の説明が終わりました。
「はじめに」と学校給食の評価の部分は,先ほど長田委員より言葉の表現を訂正する指摘がありましたので,そのとおり修正をして下さい。
2ページ目の最後に委員会で出ました様々な意見を記載しています。まずこの項目案について,加筆・修正等ご意見はございますか。
特にないようですので,このような形で今後も進めていただきたいと思います。
事業ごとの意見の確認に移ります。hyper-QUのシートについて委員会としての最終的なものは35ページから記載あります。36~37ページ「Q-U・hyper-QUアンケート活用」,前回からの修正点等を事務局から説明をお願いいたします。
事務局
事務局より修正個所を説明いたします。
レイアウトの修正については,先ほど説明いたしましたとおりです。
まず【評価】については,ご指摘いただいた箇所の修正はございませんが,視点ごとに直したことに伴う修正や文言のレイアウトを整理させていただきました。
【今後の提案】については,2つ目「保護者との課題共有について」の1段落目について文言修正のご指摘をいただいておりましたので,記載のとおり修正いたしました。
以上になります。
押尾委員長
文言を訂正した部分が斜線になっています。評価は,視点①アンケート結果の活用について,視点②hyper-QUへの移行について,その他,の3つのまとまりになっています。
今後の提案としては,指導の実態把握について,保護者との課題共有について,経年におけるアンケート結果の引継ぎについての3つを意見として出ていますがいかがでしょうか。
永田委員
学校は授業や行事が詰まっていますので,アンケートをいつ行ってどのように使っていくのかが一番の問題です。前年度との比較をしながら使えるものと,そうではないものがあると思います。そのようなことがコンパクトにできるのかが心配です。アンケートを行っただけで終わってしまったり,そのクラスである間の色々な学業が全て終わった後に,関係者がアンケート結果を確認するなどということがないように行わなければいけません。事務量が多く有効活用の実現が難しい場合は考え直すべきです。現状はそのような声は出ていないようですので,引き継ぎについても上手く運用していただきたいと思います。
押尾委員長
アンケートを行うだけではなく,改善に向かうという大事な段階まで繋げることが現場できちんと続けていけるかという危惧があるという指摘がありました。引継ぎなどをしっかりし,せっかくの資料を活かし絶えず子どものために使えるようなものにしていくことが大切です。
氏家委員
私も同じように思います。せっかく続けて実施していても,クラス替えの際に,情報の引継ぎをしないでhyper-QUアンケート結果の活用が1年で終わってしまうとなると,次にどのように活かしていくのかや,これまでの結果も見えてきませんので,もし引き続きを十分にしないのなら,どこかで本当に必要なのか再度見る必要があると思います。
押尾委員長
活かすことが具体的に見えるとアンケートを行うことの証になります。
長田委員
クラス替えを行う時に,成績や性格などを含めての引継ぎ情報交換等を行います。記載文章によると,hyper-QUの結果がクラス替えの時に引き継がれていないようです。引き継ぎをを行っていないとしたら,良くない状態です。新しい担任が児童・生徒の状況について知るためにはアンケート結果はとても大きな資料になります。なぜ引き継がないのか非常に不思議に思います。現状は引継ぎをしていないのでしょうか。
事務局
以前のヒアリングでの指導室の回答では,学級づくりのためのアンケートであり,学級集団が変わった場合は,前年のアンケート結果は活用が難しいので,現状引継ぎはあまり重きを置いていないとのことでした。
その話に対する委員会でのご意見から今後の提案の案文を作っています。
押尾委員長
提案としては是非取り入れてください。個人票があることがとても良いことですので,個人票を次年度の担任がよく見て,子どもの性格や人間関係などを把握するなどして,学級づくりに活かしていただきたいと思います。
長田委員
学級のスタートからhyper-QUアンケート実施までは4月・5月・6月とあります。その間に新しい担任がせっかくある前年度の結果を確認しないで,夏休み前にやっと新しく行ったアンケートの結果を見て初めて把握したということではお粗末です。
押尾委員長
hyper-QUアンケートを6月に行い実際に7月ごろに結果が出て,活用できたのが更に先,しかも2回目の結果は数ヶ月の少ない期間のみの活用になってしまいます。そうではなく,前年度の個人票を引き続き新しい担任が確認することにより,年度初めからより良い学級づくりをすることができると思います。引き継ぎについては答申で強く記載したほうがいいですね。
事務局
文章を見直します。
永田委員
使い方となると,先生方もあまり時間がないので,速やかに確認できる資料は使用しますが,少し目を通さなければならない資料は後回しになってしまうことになることもあると思います。担当の先生がどのように資料を活用し,自分のクラスをどのようにつくり上げていくのかが一番大事なのではないでしょうか。クラス編制替えは他のクラスにも関係しますので,簡単にできる訳ではありません。学校全体の問題ですので,意見はあっても実現はなかなか難しい。そうなると,決まったクラスという与えられた条件の中でどのように上手く行うのかを真剣に考える時の重要な資料になります。間を置かずに先生方が繋いでいくレベルの相当重大だったり特殊な条件の場合には注意すべき点などの話し合いをできるかと思いますが,それは非常に特殊な例であり,hyper-QUアンケートの結果はそれとは違うと思います。担任がどのように責任を持ちどのように運営して行くのか,そのためにどのように資料を活用して行くのか。その資料の中には学習成績もあります。でも一時期の成績で,変わっていきます。きつく言うことが良いのか,気づかせることが良いのか一人ひとり適切な対応方法が異なる中で,資料を上手く使い,問題の子どもを含めて全体で上手くまとめていかないといけません。一部の子どもだけを中心に考えていくと,学校の一般的なクラスの中では難しいと思います。個人票から全体を考えできることならば,前任の先生がただアンケート結果を説明するのではなく,アンケート結果を読みとって総合的に教師として気になる部分を,いくつかポイントをあげて伝えるようになると良いと思います。あまりアンケートに囚われすぎずに,でもアンケート結果を大切にし,先生自身が主体性を持ち取り組んでいく中でこそ,データを活用できると感じます。
押尾委員長
結果があまり使われていないというのは,そこまで詳しく読みきれなかったり,これは現在のクラスの中の状況だけど,次の担任に引き継いでいける項目はどれなのかというような深いところまでは難しいのかと思います。先生方も忙しいので,細かく見ながらではなく,走りながら色々行っている面があると思います。現場ではないところで,次の年度に引き継いでいくととても有効な個人票の項目などを示しておくことにより,活用できると思います。本当は先生方が話し合って決めていくことが良いと思いますが,そのような時間はあまりないかもしれません。そうなると所管部署の指導室より具体的で実際有効に使える活用方法や手立てを示すことで忙しい中でも活用してもらえるように,また次年度にも引き継いで見てもらえるように示せば学級作りに活かせると思います。
永田委員
hyper-QUアンケートの結果はアラームランプ的なチェックをして,hyper-QUも含め他の細かいデータも一つのデータであり,それぞれこのデータはこのような観点で見る時にはこう活用できるなどを把握していると先生方もより活用していくと思います。
長田委員
この項目は書き方を少し考えた方が良いと思います。素直に読むと教員はhyper-QUに対し価値を置いていないのか,となるとなぜお金をかけてhyper-QUアンケートを行っているのかと思われてしまいます。
押尾委員長
現状に対する否定はあまりしないで,「現状の中で最低限の活用はあるけれど,今後は更にこのように行うと良い」というような書き方に修正すると良いですね。
他にないようでしたら,次の事業に移ります。
それでは,次に「学校給食」についてです。事務局から説明をお願いいたします。
事務局
事務局より説明いたします。
「学校給食」についても,同様にレイアウトを修正しています。
前回の総括は視点ごとの記載が少なかったため,今後の提案から文章を一部修正しております。そのうえで,今後の提案に繋がるように,繋ぎの文章を加えました。
前回総評に記載していた内容の多くは,その他に記載しております。
ご指摘いただいた,中学校給食への感想意見を修正し,小学校給食へのコメントを加筆しています。
次に今後の提案についてですが,ご意見いただきましたアレルギーホットラインの継続について加筆しています。
2つ目,「危機管理対応について」の前に「委託業者の」を入れ,アレルギーの項目に記載していた委託業者への指摘文章を移動させています。
給食・食育指導については,評価からの繋ぎの文章と前回新たにいただいたご意見を加筆しております。
以上になります。
押尾委員長
先ほど長田委員のご指摘により視点①の「窺えた」を「確認できた」のようなはっきりした言葉に訂正することになっています。
他にご意見ありますでしょうか。
永田委員
食育・安全教育・健康教育など,実際に現物を見ることにより触発される体験をできる限り活用していただきたいと思います。この時期にこの作物を収穫できるのは狛江市だけ,などの話も出てくると良いと思います。時季のものを取り上げた話題と繋いで話ができると非常に良いと思います。
押尾委員長
狛江市で畑があるのはどの辺りでしょうか。
学校教育課長
畑は狛江市内全体に点在しています。1つ1つは規模の大きいものではありませんが,住宅の間に生産緑地があります。
押尾委員長
日常的に学校の帰りに子ども達が見ることはあるのですね。
学校教育課長
多くの児童は登下校の間にいくつか畑を見る機会はあると思います。
押尾委員長
学校がそれぞれ地産地消の取り組みなどで自分の地域を見ることができると,狛江市に愛着を持つことができると思います。狛江市役所付近にも畑はありますか。
学校教育課長
狛江市役所の裏裏通りを北へ進んだ場所にも畑があります。中和泉側にも通りの裏に畑があります。
押尾委員長
狛江駅の周り以外には少しずつはあるのですね。
氏家委員
玄関先に野菜を売り出している方もいます。
押尾委員長
例えば無人の野菜売り場も設置していたりするのですね。
学校教育課長 はい,割とたくさんあります。
押尾委員長
農家と子どもの接点ができる場所があることは良いですね。
学校教育課長
小学校は市内の生産者の代表と調整して小学校1校と生産者1軒がペアになり給食用の地場野菜を納品いただいている他,畑に行き,収穫体験等も行っています。
押尾委員長
最終的に指導室でまとめて,他の学校に知らしめて行くことが良いと思います。
永田委員
狛江市も農業主体から都市化がどんどん進んで,変化している時期だと思います。このような地域はそうある訳ではありません。これまで農業専門だった土地が,半分は農地を辞めて別の土地に使用して農地を少なくしていくというプロセスまで子ども達が分かる必要はありませんが,この辺りの子ども達はほとんどが勤め人であるサラリーマンの子どもになっていると思います。そうなると農業で生計を立てている人が貴重になっています。そのような人達が実際に行っていることは,これまでの長い間の経験と実績で行っていると思います。現在は変化しつつある状況を,学校がどのように捉えて,実態の動きから教育活動に展開して,実際に子ども達が興味を持ってもらえるきっかけになっていってほしいと思います。狛江市も何年か経過すると専業農家はなくなってしまい,兼業農家のようになってくると思います。そのような世の中の動きを捉えた中で,子ども達に学びの取っ掛かりをあたえるようなことができると良いと思います。
押尾委員長
食育の中で,食材をつくっている農家との関わりで,子ども達が狛江市について更に認識を深め,愛着を深めるような取り組みを進めて欲しいということですね。直接給食についてではありませんが,食育の中の「食」を通して子どもが地域をよく知って愛着を持つような取り組みを今後も更に進めていただきたいと思います。農家そのものが少なくなっていっている現状ですが,1校と一軒の農家がタイアップして行っている実態がありますので,更に深めていって欲しいと思います。
事務局には,最後の給食・食育指導の部分に,創意工夫を入れて膨らませていただき,今行っている実態は認めながら,最終的には食を通して狛江市を知り,愛着を深める機会をつくる中で子ども達を育てて欲しいという願いを記載していただきたいと思います。
永田委員
様々な農機具を活用して食物を作り上げる「道具」があると思います。
道具は使わなければどんどん減っていってしまいます。見せるための物ではないので使用しないで放っておくとすぐになくなってしてしまいます。そのような道具を展示会で見ることがありますが,子ども達もそのような道具を頻繁に見て知ることができると良いですね。子ども達が実際に農具を見て,「現在は鉄製品の工具も昔は木製で大変だったんだな」などの話が出てくる機会を様々な形でつくっていただきたいと思います。特に教育委員会には道具をただ並べるのでは面白くないので,どのように並べたらよいのか,狛江市特有のものがあるのならば見つけ出したり, 特有のものがなければ,少なくとも狛江市で行っている大まかな農業の内容が分かるようにしていかなければ,住宅化とともに農業を知る機会が失われていくと思います。
押尾委員長
狛江市にも産業課のような部署がありますよね。
学校教育課長
地域活性課という部署で農業委員会や地域振興を行っています。
押尾委員長
「農業まつり」のようなことは行っているのでしょうか。
学校教育課長
農協の場所を使用して「枝豆まつり」を行っています。農産物の販売も市役所の前で年に数回行っています。秋には市民まつりで農産物の展示や,市内で収穫した野菜を宝船にのせて先着順に無料で配布するイベントも行っています。
押尾委員長
そのようなイベントのポスターは学校にも配布されるのでしょうか。
学校教育課長
各イベントの周知法までは今は把握していません。
押尾委員長
学校にポスターを貼っていることによって子どもが興味を持ち,保護者と一緒にイベントに参加することもできますので,イベントの情報が学校に入ることは良いことだと思います。狛江市は畑が多いようですが,水田はありますか。
学校教育課長
狛江市内に水田はないと思います。
押尾委員長
子ども達が実物の機械を見ることも学習の一つだと思います。畑はトラクターと耕運機があると基本的なことは行えますね。水田は田植え機やコンバインが必要になります。それを知ることも学習です。先ほど永田委員がおっしゃっていた古い道具は資料館等に展示していると思います。写真で見ることはもちろん,「食べる」ことを通して様々ことが学べると思います。先ほど話したとおり,この部分も膨らませていきましょう。総合的に「食」を通した学習を進めていただきたいと思います。提言ですので,絶対的にではなく,「~してはどうか」のようにまとめていただきたいと思います。
他にご意見がなければ,この項目の審議についてはここまでとします。
課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所については,先ほど確認をさせていただきましたとおり,今回は事務局が修正後,最終確認は委員長である私に一任,とさせていただきますので,よろしくお願いします。
最後に,2「その他」です。
今回で今年度の審査委員会が終わりになりますので,今年度の審査委員会について皆様から簡単にご感想をいただければと思います。
永田委員
この委員会は難しい委員会だと思います。「点検と評価」はストレートに行えると良いのですが,そのような部分だけではないので悩むなというのが率直な感想です。例えば食育では,加工食品が子ども達の目を集め,作ることになかなか手がかかったり,見た目がきれいではなかったり,傷みやすかったりする食物から子ども達が離れていく感じがします。その中で,狛江市ではサラリーマンのような消費者の立場と生産者である農家の立場の両方の立場を学習しやすいので,その意味では貴重な委員会だと思います。色々なことが教育という立場から子どもを育てる役割を果たしていることをしみじみ感じました。これからも継続して欲しいと思います。
氏家委員
hyper-QUについてはこのようなものがあることを知らなかったので新鮮でした。現在は課題のある子どもも居る中で,狛江市の大人たちがしっかり子ども達を守り良い方向に導こうとしている姿に感謝しています。ぜひ続けていただきたいのですが,先生方の負担と新たな情報を読み解く能力も大変だと思います。だからこそ活用の仕方をこれから更に考えていくことで,強い味方になると思いました。
給食に関しては,この冊子を様々な人に配って見せたいと思うほど素晴らしいと思いました。
長田委員
私は別の角度からの意見です。当初,教育委員会事業の自己点検と評価が始まった時は,60項目ほどあった教育委員会の事業全てについて評価をしていました。資料に目を通すだけでも4時間ほどかかっていました。そこから今の事業を絞ったスタイルになって3年経ちます。今の評価方法はやり方としては良いだろうと思います。焦点を絞ることで効果も出てくると思います。事務局のまとめ方も年々上手になって,特に今年は報告書がスマートに出来上がっています。自己点検の制度の開始の頃から委員を務めている私としては,あと1年頑張って任期満了かなという見通しができました。
押尾委員長
皆様のおかけで委員・委員長として務めることができました。狛江市の教育委員会の様々な事業の中で,昨年はICTや狛○くらぶ,今回はhyper-QUと学校給食と,大きな4つの事業について資料を見て,勉強になりました。毎年,事業の内容のレベルが非常に高くなっています。そのせいで現場サイドを手いっぱいな余裕のない状態にさせてはいけません。各事業が上手く現場の中に溶け込み,学校であれば現場の教員が上手に使用し子ども達への指導に活きる形にしなければならないと思います。
昨年度と今年度評価した事業の中では,中学校給食センターが一番仕組みが整備されていると思います。教育委員会がよく考えられたセンターをつくり,給食を出すシステムは衛生管理から非常に洗練されて,子ども達に安全で質の高い中学校給食を提供できる形をとっていると思います。危機対応のシステムも業者選定をする中で適切に行っていますので,その点で,学校給食事業の中学校給食は非常に高いレベルであり,そのうち子ども達からの評価も良いものが出てくると思います。この場で点検・評価をする時は,各課もある程度政策の課題になるような大きいものが出てくると思いますので,現場にとっては今は負担が大きい部分もあるかと思いますが,そうならないようなシステムをつくることが, 良い結果を生むと思います。委員の先生方から意見をいただき,様々な見方があると勉強になりとても良かったです。
それでは事務局より,今後の流れについて説明をお願いします。
事務局
事務局より今後の流れについてご説明いたします。
今年度はもうお集まりいただく会議はございません。
先にお決めいただきましたとおり,答申案の今後の修正は事務局にて修正案を作り,委員長の確認を取らせていただきます。
今回の修正が終了し次第,事務局にて答申の事務処理を行います。
その答申を,教育委員会に報告し,報告結果を基に教育委員会としての報告書を作成します。
その後,市議会に報告します。報告が済みましたら,市のホームページで公表する予定です。
今後の流れについては以上になります。これまでのご審議,ありがとうございました。
以上です。
押尾委員長
それでは,他にないようなので,これで今年度の教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。5回にわたる審議,ありがとうございました。
1 日時
平成27年6月22日(月曜日) 午後2時~3時56分
2 場所
防災センター401会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
山田 秋 (学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.委員長・副委員長の選任について
2.諮問
3.公開・非公開の決定
4.今年度自己点検の進め方について
5.評価事業の選定(視点の検討)
6.その他(今後の日程)
6 会議録(概要)
事務局
それではこれより第1回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開催いたします。
本日はお忙しい中お集まりくださいまして,ありがとうございます。
当委員会の役割ですが,狛江市における教育の今日的な状況を踏まえ,教育の質の向上に資するよう,教育委員会が効果的に教育行政を行うとともに,教育的な観点から適切に教育行政が行われているか,教育委員会の自己点検及び評価の結果について審査し,評価意見をいただくものです。 色々課題等が出てくることかと思いますが,よろしくお願いいたします。
本委員会ですが,委員長は狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第8条第2項で互選となっており,昨年度は,昨年度まで委員を務めてくださいました佐藤委員に委員長を務めていただきました。後ほど,改めまして本年度の委員長の選出をお願いしたいと思いますが,それまでは,事務局の方で議事の進行を務めさせていただきます。よろしくご了承をお願いいたします。
それでは,新規委員の方が多くいらっしゃいますので,自己紹介をお願いしたいと思います。
【委員自己紹介】
事務局
ありがとうございました。
それでは,議事を進めさせていただきます。
早速ですが,委員長と副委員長を決めたいと思います。先ほどお話したとおり,昨年は昨年まで委員でした佐藤委員が委員長を,昨年度に引き続き委員でいらっしゃる長田委員が副委員長を務めてくださいました。
出来ればどなたかに委員長を務めていただけますと大変ありがたいと存じます。
どなたかご推薦ございますでしょうか。
長田委員
経験豊富な押尾先生に委員長をお願いできたらと思います。
【異議なし】
事務局
では委員長は押尾委員に決定いたしました。以後の議事進行については新委員長にお任せいたします。よろしくお願いいたします。
委員長
只今,委員長ということで仰せつかりました押尾と申します。
それでは私が委員長ということで,副委員長を三人の中からご推薦お願いいたします。
いなければ,長年委員を務めてきた長田さんにお願いしたいと思います。お引き受けいただけますでしょうか。皆様よろしいですか。
【異議なし】
委員長
副委員長は長田委員に決定いたしました。では,よろしくお願いいたします。
それでは,式次第の「2.諮問」について事務局よりお願いします。
事務局
それでは審査委員会を開催するにあたり,有馬教育長より諮問書をお渡しさせていただきます。大変恐縮ですが,押尾委員長,ご起立をお願いいたします。
教育長
狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第5条の規定に基づき下記の事項について諮問いたします。
狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価について,よろしくお願いいたします。
事務局
ありがとうございました。
有馬教育長は公務のため,ここで退席させていただきます。
委員長
次に「会議の公開と会議録の作成・公開について」です。事務局よりお願いいたします。
事務局
それでは資料3をご覧ください。
上段に会議の公開について,下段に会議録の作成・公開について記載しております。
改めて確認させていただきたいと思います。
まず,会議については,平成25年3月に制定された,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第10条でも原則公開としております。
次に,下段の会議録の作成についてですが,昨年同様,この狛江市審議会等の会議録の作成に関する要領に沿って作成したいと思います。
また,第4条に「会議の内容は,詳細又は要点若しくは結論のみを記録するものとし,審議会等の長が当該会議の性格等を考慮し,当該会議の冒頭で諮り,そのいずれかについて決定するものとする。」とあります。事務局としては例年同様要点を記録する方法とさせていただきたいのですがいかがでしょうか。
委員長
今,事務局から説明がありましたように,会議は公開,会議録の内容は要点筆記ということでよろしいでしょうか。
【了承】
委員長
それではそのように決定いたします。
続きまして,「第2期教育振興基本計画について」事務局より説明をお願いいたします。
事務局
資料4をご覧ください。
これから説明いたします第2期狛江市教育振興基本計画は,当委員会の一昨年度の答申等を契機とし,平成26年狛江市教育委員会第1回臨時会にて承認いただいた「狛江市教育振興基本計画改定方針」に基づき,市民委員を含む「改定検討委員会」をはじめ,市民参加により平成26年11月にまとめられたものです。
この計画は,位置付けとしましては,「狛江市における教育の振興のための施策に関する基本的な計画」であり,狛江市後期基本計画に基づく狛江市の教育分野のマスタープランです。また,先日6月1日に行われた,第1回狛江市総合教育会議において決定した,狛江市の教育等における総合的な施策の大綱,いわゆる教育大綱を兼ねております。
計画期間は,平成27年度から31年度までの5か年としていますが,急激な社会情勢の変化や関連計画の改定により,市の教育行政を取り巻く環境に著しい変化が生じたときは,計画の見直しも含め,柔軟に対応していきます。
体系的には,教育理念の実現に向けた教育目標があり,教育目標の達成に向けた個別施策を「学校教育」「社会教育」「教育行政」の3分野で設定し,計12施策に整理しています。
細かい施策の項目につきましては,今年度の委員の皆様は幸い既にこちらの計画を先にご存知でらっしゃいますので,詳細は割愛させていただきます。
第2期教育振興基本計画は,平成27年度からの計画になりますので,今回自己点検を行う平成26年度事業につきましては,まだこちらの計画に基づいてはおりませんが,この計画の取組方針や重要項目等計画の内容を事業選定の参考の一つとして,審査事業を検討・決定し,評価審査をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
委員長
それでは本件について質問がありましたらお願いします。
私から一つ,第2期ということであれば,第1期の狛江市教育振興基本計画を受けて2期ができていると思いますが,1期と2期との違いや発展した部分・改めた部分はどこが一番大きいのでしょうか。
事務局
項目としましては何点かありますが,まず一番大きなものがオリンピックです。東京都への招致が決まりまして,東京都でも様々な取り組みをしている中で,当然東京都の取り組みに乗っていくこともありますが,市として地域スポーツにどう繋げていくかという東京オリンピックの視点が新たに加わりました。
もう一点が狛江市の独自性の部分です。狛江市で持っている多摩川や野川,市域の狭さといった部分を教育に活用できないか。これまでも当然実施してきている部分はあるのですが,そこに焦点をあてて改めで考えていけないか,という独自性の部分が各所に散りばめられています。
これが概ね大きく変わった部分でございます。
あともう一点ですが,項目11の教育行政の推進になりますが,今回教育委員会制度改革がありまして,教育行政と総合行政との関係が問われてくるようになりました。狛江市に関しては元々小さい市ですので,運用上ほぼ同一化して行ってきた部分もございます。そのような中で,改めて狛江市の小ささで,それぞれの教育行政と,市長をトップとする総合行政がどのように関わっていくのか,どういった姿勢で関わっていくのか,教育振興基本計画ですから教育側の視点から,例えば教育の問題が解決するときでも市長部局の力を借りる,福祉分野・児童青少年分野の力を借りる。また今度は反対に,福祉や児童青少年分野の課題を解決する時に,教育委員会として何が出来るか,どう協力していくかという姿勢の部分が新たに加えた部分でございます。
今申し上げたオリンピックの話,独自性の話,教育の姿勢の話,この3つに関しては今回の計画で新たに加わりました。
委員長
ありがとうございます。
本件につきまして,他に何か質問等ございますか。
ないようですので,それでは,今年度の審査委員会評価事業の選定についてに入ります。事務局から説明をお願いします。
事務局
資料5をご覧ください。
昨年度の審査委員会での決定に基づき,本審査委員会では,教育委員会の昨年度の事業から,今年度本委員会で評価をする事業数を決定し,評価する事業を選択していただきます。
まず,資料右側上寄りに記載しております,事業選定の基準ですが,
① 評価をすることによってさらに効果が見込める事業
② 社会的な関心が高い事業
③ 市独自の事業もしくは先進的な事業
を基準にしております。
評価対象事業としましては,事務局案として,下表のとおりあげさせていただいております。選定基準欄の番号は,先に説明しました「選定の基準」の番号を記載しております。
右端の欄に「事務局提案順位」を入れさせていただいておりますが,選定基準に合致するものが多かった「タブレット活用」と「総合型地域スポーツクラブ(狛○(わ)くらぶ)」に◎を付けさせていただいております。
検討事業の数ですが,昨年度の本審査委員会にて,「選定した事業の内容や分量に応じ,1年に2~3項目程度を目安とする」としています。仮に,「タブレット活用」事業を今回の点検事業とした場合の事業のボリュームも考慮し,事務局提案として事業数を「2」と提案させていただいております。
この案を参考に,皆様から今年度評価を行う前年度実施事業及び事業数を審議し決定していただきたいと考えております。
なお,事業につきましては,「学校教育課・指導室」の学校教育的分野から1つ,「社会教育課・図書館・公民館」の社会教育的分野から1つ,というように,バランスも考慮しご選定いただければと思います。
また,選定した事業につきまして,このような観点について担当課に評価をさせたいという評価の視点についても,併せてご検討いただければと思います。
説明は以上です。
委員長
事務局の説明が終わりました。
それでは,委員の皆様には事前に資料をご覧いただいておりますので,事務局提案を参考に,今年度の評価実施事業数と評価対象事業を決定したいと思います。
まず評価対象事業数ですが,事務局提案の学校教育関係で1つ,社会教育関係で1つ,の2事業でよろしいでしょうか。よろしければ今年度はこれで行きたいと思います。
【異議なし】
委員長
では,2つの事業で行いたいと思います。
事業の選択ですが,事務局からは資料の中の提案順位に◎がついておりまして,特に「タブレットの活用」と「総合型地域スポーツクラブ」について評価対象事業として選定基準を多く満たしているという資料が出ています。事前に資料をお読みになってご検討されているかと思いますが,この2事業でいかがでしょうか。別のご意見等ございますか。
【異議なし】
委員長
ではこの学校教育関係事業から「タブレットの活用」と,社会教育関係事業から「総合型地域スポーツクラブ」の2事業について評価の対象にすることが決まりました。
事業につきましてはそれぞれの視点で評価が必要だと思いますので,まず各事業の評価の視点の検討にあたり事務局案について追加の説明をお願いしたいと思います。
事務局
今決定しました事業の補足をさせていただきます。
学校教育的分野から選んでいただきました「タブレットの活用」ですが,狛江市は平成26年度には既に市立の小学校について各校に41台タブレット端末を揃えており,仮にクラスの人数が40人だとしても1クラスの児童全員と教員でタブレット端末を使えるような形で整備がされました。これは非常に先進的な取り組みである為,注目度が高いICT教育の中でもより注目度が高い取り組みになっております。また,評価年度である平成26年度以降のことになりますが,平成27年度には中学校にも広げていきますので,今後の展開も踏まえ,今回小学校の事業の評価についてご審議いただきたいと思います。
次に,社会教育的分野の「総合型地域スポーツクラブ「狛○(わ)くらぶ」」ですが,こちらはスポーツ基本法に基づき狛江市では平成23年に地域の人を中心として設立され,地域のコミュニティの拠点となることが期待されている「総合型地域スポーツクラブ」です。事業概要のところに記載してありますとおり,主にこの事業は団体が行っているものになりますので,市としてはあくまで支援という形をとらせていただいております。具体的には補助金を出す等をしておりますが,狛江市では現在,各補助金制度は5年で見直しを迎える形となっておりまして,平成23年度から補助が始まっているため,ちょうど次年度,平成28年度にどうするかを考える時期にきております。その点も踏まえ,自己点検及び評価に関する審査委員会で,事業の内容を点検・評価していただけたらと思います。こちらも独自性のある取り組みであるため,また東京オリンピック開催に伴いスポーツに関する社会的注目度が高まっている事,団体設立から約5年が経過している為,事業について点検していただきたいと思います。
委員長
今ご説明がありました指導室の「タブレットの活用」事業,社会教育課の「総合型スポーツクラブ「狛○(わ)くらぶ」」事業,この2つの事業を点検・評価するにあたり,どのような視点から事業評価を行うかについて,事務局に評価シートの作成を依頼しなければなりません。
具体的にお話があったタブレット事業では,配置の状況や指導の活用状況,教育的な効果等を視点として見ていくなど,委員の方々からご意見があれば取り入れたいと思いますが,いかがでしょうか。
永田委員
これは新しいことですから,あまり過去の事例がない中で,既に1年前には始めていることは貴重な経験だと思います。1年程度のわずかな経験ですが,色々な得られた課題を,大変でしょうが整理していただき,それに基づいて評価をしていただくことが必要ではないかと思います。
これは「タブレット」も「狛○(わ)くらぶ」も同様ですが,教育問題に関して評価をすることは非常に難しい問題だと思います。そもそも教育問題に関してはなかなか計量化しにくいものですから,評価するときにも計量的には評価しにくいので,まず可能な限り計量化する試みをとっていただきたいと思います。これは大変なことですが,抽象的な評価は何とでも字面で書けてしまいますので,事業自体の構造化をしっかりと見極めて,可能な限り計量的に表現するように努めることは,他の地域での委員会の評価でもなかなかできていないのではないのかと思います。市民の目からみると抽象論はわからないので,なるべく具体的に取り出して説明していただくような目線がほしいと思います。
氏家委員
私はこのような審議・評価をすることが初めてで,審議・評価をどのようにどうしていくのかがまだわかっていませんが,例えば「タブレットの活用」についてでしたら,1年生は何時間授業をしたなど具体的な活用時間などもわかるのでしょうか。授業は見たことがあり,子どもたちはとても楽しそうで生き生きしていました。それが何時間行っていて,どの位の効果を上げていたのかを,どのような基準で見たらよいかはまだよくわかりませんが…。
委員長
授業時間は年間で800~900時間位ありますから,例えばそのうちの使用回数を数えて時間数を出せばパーセンテージの数字は出てきます。数値と,使用している先生とこども達の声があればそれを合わせていくと数を見せることが出来るかなと思います。
氏家委員
そうですね。外国の先生の授業と同様で,週に1回あるのか等頻度と,それは算数であったのかという,どの教科で使われているのかも知りたいと思います。
スポーツクラブの「狛○(わ)くらぶ」は,パンフレットで見たことがあり面白そうだなと思っていたのですが,具体的な実際の活動内容や市民参加率など詳細を聞きたいと思います。
委員長
総合型スポーツクラブの会員数や参加率等を把握できるとなおよいですね。具体的に何をしているのかも。
氏家委員
一度けん玉があったのですが,来年は無かったりしたので,時々により実施事業も違うのかなと。
事務局
事業についてはもちろん,会員状況や昨年の実施事業状況なども集めることができますので,そのような意見もヒアリングシートに生かしていきたいと思います。
長田委員
「タブレット端末」ですが,私たちが判断する材料をどのように集めるかが非常に重要になってきます。ですから,教員からの聞き取りやアンケート調査等,正確な資料が必要になります。あまり参考にはならないかもしれませんが,高学年児童の反応がどんなものなのかと,教員の反応があると,何とか評価していけるのではないでしょうか。
また,教員がこれに対して今後の可能性をどこに求めていくのか。今後の可能性がなければこれで終わりになってしまいますので,そこも含め調査していただきたいと思います。
それから「総合型地域スポーツクラブ」,これは軌道にのっているというまでではありませんので,私たちが評価できるだけのものがあるのかどうかが肝心だと思います。今年度の事業は決まったので結構ですが,私は無理して学校教育課の事業と社会教育の事業と分けなくてもよかったのではないかと思います。
委員長
各委員の方からご意見をいただきましたが,評価をする為にもデータでできるだけ出していただきたいとことと,タブレットは1年間の活用の状況を教科・頻度などについてお願いしたいです。また,使用している教員に対してこれからどのように続けていけるのか等可能性も含め,聞き取りやアンケート結果や,使用している子どもたちの声等活用の状況が分かるものもあれば提出していただきたいと思います。
「狛○(わ)くらぶ」については,実態としての構成・会員数等現状をできる限りデータで出していただきたいと思います。総合型スポーツクラブが今後どのような事業を展開していくか,東京オリンピックが2020年にあることを見据えた時にスポーツクラブがどのような位置づけするのかについても資料として出していただくと評価をするひとつの視点になるのではないでしょうか。コスト面の資料も年度別,毎年度の平均等を出していだたきたいと思います。
総合型スポーツクラブは社会教育の分野ですが,このような事業と中学校等の部活は関係があるのでしょうか。他の自治体だとあまりないのですが。中学校体育連盟は全国組織がありますが,このような地域のスポーツクラブに学校の部活動のクラブが関わることがほとんどないので,狛江市の学校で関わりがあるとしたら大きなことではないでしょうか。学校教育と社会教育との繋がりがあるのかどうか。
永田委員
タブレット端末などコンピューターの話で一番気になるのは,先生も子どもも新しい教材に出会ったときのワクワク感が,タブレット端末を使用したときに消える事がないだろうかということです。ある意味では既存の教材や一般的な教材を使用したりする場合は,出会った時のワクワク感が得てして少ないように思います。教育というのは先生も子どももいずれも新しい事にぶつかった時のワクワク感が勝負だと思いますので,その点を失わないように是非進める時に考慮していただきたいと思います。
氏家委員
タブレット活用については新しい事業のということで先生方のご負担になっていないかが気になります。使い方や授業の進め方,教材など全く新しいものになってくると先生方も勉強が必要となること等も気になります。先生方がタブレットを使用する授業の準備の為に費やす時間なども知ることができたらいいと思います。負担になっていなければいいなというのが正直な思いです。タブレットは子どもたちにとってはとても楽しい教材だと思います。
また,委員長もおっしゃっていましたが,「狛○(わ)くらぶ」が学校の体育関係のものとつながっているのは理想的だと思います。何か可能性があれば知りたいと思います。
委員長
導入してしばらく経ち,先生方の負担になっているか否か,担当課が意見を取りまとめていたら,資料として提出していただきたいと思います。
では,各委員からお話がありましたとおり,「タブレットの導入」については,学習の市場での活用状況やそれに対するワクワク感や教育の効果が薄れずにいっているか,導入や実施にあたり教員の負担感の有無についてなど,聞き取りやアンケート結果があれば提出してもらい,活用状況を見ていきたいと思います。
「狛○(わ)くらぶ」については,設立時の目標や理念に基づいて現在どのような会員数や構成で行っているかを,できるだけ計量的に出していただき,また,社会教育が学校教育とどう連携ができているのか,また,それぞれ所属するスポーツクラブがどのように中で構成されているのか話していただきたいと思います。
そのような事で,事務局にて評価シートを作成し,担当課にお願いしていただきたいと思います。
事務局
できる限り今挙げられた資料等を揃えられる様,また評価も視点的なところでお声がけいただいた部分について入れていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
委員長
続きまして,今年度の日程等その他に移りたいと思います。
今後の日程について,事務局からお願いします。
事務局
式次第をご覧ください。今後の予定を記載しております。
本日第1回で評価事業等視点を決めていいただきました。その次が評価シートを事務局と担当課で作成させていただきます。
第2回,次回になりますが少し間を空けまして平成27年8月3日,一つ目の事業について担当課を呼んで評価とヒアリングを行う予定でございます。3回目は,もうひとつの事業について担当課を呼んで評価とヒアリングを行う予定です。第4回目は2・3回目で事業の確認をしきれなかった部分について再ヒアリングを予定しております。第5回目は今年度の振り返り,最終的な答申作成でお集まりいただきたいと思います。以上です。
委員長
ありがとうございました。そのほか何かございますでしょうか。
永田委員
担当課に作成していただいた点検・評価の資料は,できれば事前に拝見して意見を整理しておきたいので,当日に配付するのではなく少し前に資料をいただきたいと思います。
委員長
資料は事前に出していただき,それを見て気になる点は印等をつけておいていただき,当日担当課に聞けると良いと思います。事業特有の言葉もあるので,事前に資料に目を通すことにより不明な点等を委員会の場で聞き,納得していただくと,理解され評価もきちんとされるだろうと思います。
永田委員
ヒアリングにでてこられる担当者はどのような方を想定していますか。直接担当している実務者なのか,全体を統括している方なのか,その辺りはどのような予定なのでしょうか。
事務局
基本的には担当課長を予定しております。
委員長
課長と担当者になりますでしょうか。実際,具体的に事業の中に入って色々な関わりを持っている人がいると,表面にきちんとした事と同時に裏で様々な課題等,見えないものも感じていると思うので,担当者も課長と一緒にお越しいただくのはいいと思います。答申として書かなかったとしても,どのような背景があるかを知った上で評価することは良いと思います。
そのほか何かございますでしょうか。
なければ,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会第1回会議を終了いたします。
1 日時
平成27年8月3日(月) 午後2時~3時16分
2 場所
防災センター302会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
山田 秋 (学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
事業所管部署
吉田 知弘 (教育部理事兼指導室長)
細谷 俊太郎(指導室統括指導主事)
4 欠席者
なし
5 議事
1. 今年度選定事業のヒアリング及び評価
事業:小学校におけるタブレット端末の活用
(1)ヒアリングシートについて
(2)評価の視点Ⅰ:教育的効果について
(3)評価の視点Ⅱ:コストについて
(4)評価の視点Ⅲ:学校内及び市教育委員会によるサポート体制について
(5)総括について
2.その他
6 会議録(概要)
委員長
定刻となりましたので,第2回 狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
それでは,「小学校におけるタブレット端末の活用」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。それでは,議事に入る前に,事務局から資料の確認をお願いします。
事務局
説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,前回6月下旬に行いました,第1回の審議会で,事業ごとに皆様からいただいた評価の視点に関するご意見を基に,事務局の方で揉ませていただきまして,シートのひな型としてまとめさせていただきました。そのため,各視点・項目は事業所管部署ではなく,事務局の方で設定しております。そのひな型を基に,事業所管部署に内容を入力していただいています。その後,事務局の方でひな型部分や注釈についてより見やすくなるよう整理しています。
本シートの見方につきまして,説明いたします。まず1番上,A4の用紙は,本事業の概要を説明するシートです。当該事業の経緯,事業のねらい,事業の経過における経費を記載しております。
続きまして,1枚めくりましてA3の用紙は,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果のシートになります。評価の視点ごとに,A3用紙1枚ごとにまとめております。
まず大きな視点を黒枠内に記載し,この視点に関連する基礎情報を記載したうえで,前回の審議会で出たご意見を基に,項目ごとの視点を設定し,それに沿って事業所管部署に記入をしていただいています。
なお,項目ごとの視点は,並列で記載した方が内容比較できるものについては並列に記載し,そうでない場合は,項目ごとに「事業実施状況」,「所管課の評価」,「今後の課題と対策」を記載する形としております。
評価の視点については,3点とし,1枚目は「評価の視点Ⅰ:教育的効果」についてとし,項目ごとの視点として,「児童の学力・理解状況はどうか」「児童の意欲・自主性・関心度はどうか」,を設けています。
2枚目は「評価の視点Ⅱ:コスト」とし,項目ごとの視点として,「教員の負担や「負担感」はどうか」「事業経費に対する活用頻度はどうか」を設けています。
3枚目は「評価の視点Ⅲ:学校内及び市教育委員会によるサポート体制」についてとし,項目ごとの視点として,「各学校・各教員に対する市教育委員会のサポート体制はどうか」「教員に対する学校内におけるサポート体制はどうか」,を設けています。
最後に,4枚目に「事業所管部署による自己点検及び評価の総括」として,成果と課題について記載していただいています。
説明は以上になります。
委員長
今回はこのシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月2日水曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
それでは,視点の審議に入る前に,「小学校におけるタブレット端末の活用」事業の概要について,担当部署から説明を願いします。
教育部理事
各小学校において各教員がICT機器を活用した授業実践,授業改善を行うことにより児童の学習内容への興味・関心,学習意欲を高める,ひいては児童の学力向上を狙いとしまして,平成25年5月に全ての小学校にタブレット端末を計266台設備しました。その事業の平成26年度についての点検表をつけています。
先ほど事務局からも説明がありましたが,一つ目の視点として「教育的効果」,二つ目の視点として「コスト」,三つ目の視点として「学校内及び市教育委員会によるサポート」,それぞれの視点で事業評価,各学校での状況と,最終的に今後の課題と対策についてまとめた資料を作成しました。ご審議方よろしくお願いします。
委員長
それでは,視点Ⅰ「教育的効果」についてです。
所管部署より視点Ⅰの資料について説明をお願いします。
教育部理事
1ページ目及び2ページ目をご覧ください。評価の視点Ⅰ「教育的効果」についてです。主に全小学校6校におきましては,社会・体育・総合的な学習の時間・特別支援学校で言うところの自立活動等を中心に全ての教科においてタブレット端末を活用した授業を実践しています。
タブレット端末を使用した結果,児童にタブレット端末を使用した学習は分かりやすいかについて質問をしたところ,91.3%の児童が肯定的な回答をしています。
また同様に,「自分がタブレット端末を使って発表してみたいと思いますか」の質問に対して63.3%,「友達がタブレット端末を使って発表するのを聞いてみたいと思いますか」の質問に対して79.2%の児童が肯定的な回答をしています。このような活用状況になっております。
児童の反応ですが,パソコン室に置かれたパソコンとは違い,タブレット端末は教室外へ持ち出すことができるので,通常の教室,特別教室,校庭,校外学習等にも持ち運びができ,写真撮影するなどその場その場での活用ができます。また教室に持ち帰った後に振り返ることができる事を子ども達は効果的だと考えています。
今後の対応は,タブレット端末を単に使用するだけではなく,子ども達の思考力の育成に向けた授業での活用と,現時点ではタブレット端末の使用と学力向上に関する明確な相関指標ができでいないので,教務主任会や副校長会と連携して指標づくりをしていくことが課題と考えています。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
それでは,この視点に関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
私から一つ,タブレットの導入にあたり,タブレットを導入している先進地区を調査した,またタブレット導入の効果が出ている事を情報として把握して,その上でタブレット端末の導入が決定されたのか教えてください。
教育部理事
1枚目の事業概要シートの上方,平成23年3月・4月あたりをご覧いただけると分かると思いますが,この時期に在職していた職員が現時点でおりませんので,記録を確認したところの回答にはなりますが,教育振興基本計画にICTを活用した授業の展開を位置づけて,少しずつ市内の中でもその取り組みを進めていくことが銘打たれていたことは事実です。
平成23~24年度に狛江第五小学校を研究教育校としてタブレット端末等ICT機器を実際に使用した研究を2年間かけて実施していただき,その取り組みの中で出てきた成果や課題を踏まえて全校に普及していったことは記録を見る限りですが明らかだと思います。
委員長
狛江市では狛江第五小学校を先進校として位置づけたのですね。
指導室が学校に出向いて見学した様子では,現在の狛江第五小学校のタブレット端末の使用状況はどのような印象でしたか。
統括指導主事
特に算数の時間が活用されています。他にも総合的な学習の時間等で活用されていることは確認しています。今は狛江第五小学校だけで特に活用が進んでいるのではなく,全体的にかなり進んでいると思われます。
教育部理事
私の認識としても,おそらくタブレット・ICT機器をどんどん活用しましょう,と風を吹かせている時期は,狛江第五小学校にリーダーシップを発揮していただいたことは事実です。ある程度定着してきた後は,狛江第五小学校だけではなく,全体的に使用率が上がり適度に活用していると認識しております。
永田委員
タブレット学習に関して子ども達は違和感がほとんど出てきていない,むしろプラスの方向に感じるくらい馴染んでいる。そのような状況になっているということでよろしいでしょうか。
教育部理事
はい。
長田委員
小学生の反応ですが,まず第何学年からタブレット端末を使用するようにしているのでしょうか。
教育部理事
各学校には1クラスで1人1台使える41台しかありませんので,活用に関しては各学校にお任せしていますが,小学校1年生からでも使用できるアプリケーションの準備はしています。
長田委員
91.3%の児童が肯定的な回答をしているとのことですが,この数値にあたる学年は何年生ですか。
統括指導主事
こちらは小学校5年生・6年生を対象として調査したものです。1年生・2年生ですと感覚によって答えてしまうことがありますし,文章による回答もありましたので,確実に調査に対し回答ができる5年生・6年生に調査しました。
長田委員
小学校1年生から使える資料は整えているとの話がありましたが,1年生ではどんなところで使用が可能ですか。
統括指導主事
例えばですが,漢字をなぞるようなアプリケーションソフトで,ひらがなやカタカナ・一年生で習う漢字があります。鉛筆を持つよりも緊張せずに書き順を覚えたり,字の形を整えたり,というような事で使用しています。算数でも計算のドリルのアプリケーションソフトがありますので活用しています。
長田委員
緊張しないで,というお話がありましたが,やはり緊張しない効果はあるのでしょうか。
統括指導主事
特に低学年,1年生の児童にとって鉛筆を持つ事はなかなか大変な作業です。それがない分,指先ひとつでなぞり覚えることができ,ずいぶん楽にできるので,子ども達もタブレットを使うと指で簡単に書けるため便利だと感想があります。
氏家委員
今は小さい子ども達も家庭にタブレット端末があるのが普通になっていたり,親がスマートフォンを持っていて子どものアプリを入れていたり,使う分にはとても良いと思いますし,折角あるなら使っていってほしいと思います。
私の子どもは体育の授業で動画を撮って,みんなで見ながら話をしたと言っていました。子ども達が撮影した動画や写真を見ながらお互いに話し合う状況がとても良いと思います。授業だと受身になりがちなのが,何かを皆で共有してお互いに意見を言い合ったりすることは効果的だと思います。
委員長
今の子どもは指でなぞるほうが早く覚えることができるのかもしれませんね。そうすると学校の先生でもパソコンが得意でキーボードを打っていた方よりも,次の世代の方がタブレットに相応しいのかと思います。子どもとしては面白いし,アンケートの結果の数値からも受け入れが非常に有効のようです。今度は使う側の先生の意識がどうかなと。狛江第五小学校の時は,そもそもタブレットを使える先生はどの位いましたか。
教育部理事
スタート時点では4分の1とか3分の1位だと思いますが,必要に迫られて多くの方々が触れてくださったので,おそらく8から9割,得意でない方でも最低1回は使用している状態になっています。
委員長
どの先生もどんな時でも使用したいとなると,学校に41台ではなく2・3クラス分ないと使用する上でぶつかってしまいますよね。そのようなところを最終的にどうするかを担当課は考えていますか。
教育部理事
希望はしています。
委員長
ほかに質問等ありますでしょうか。
ないようですので次の視点へ進みます。
評価の視点Ⅱ「コスト」についてです。所管部署より視点Ⅱの資料について説明をお願いします。
教育部理事
評価の視点Ⅱ「コスト」について説明します。3ページ目と4ページ目で違う視点になっています。
3ページ,教員の負担感についてです。単刀直入に申し上げて,教員のパソコンの技術力がほぼそのまま授業に対する負担感に繋がっているであろうと認識しております。日常的にパソコンを使用しパソコンのスキルが高い教員は,授業でも比較的使いやすい。一方パソコンは必要最小限の成績処理等の公務に使う,それ以上はなかなか使用しづらい教員については,授業でも使いづらい傾向にあると考えております。そのため,各学校で比較的負担感の少ない日常的に使用している先生方に,負担感が少ない使い方など模範的な授業資料を作成していただく事を通して,また,ICT支援員等を各学校に配置するなどして負担感をなくして活用を広げているところです。これが負担感についてです。
また,使用頻度について先ほど申し上げたとおりですが,全員が毎日・1日1回は使用することは台数と負担感の関係でできませんが,1学級あたり最低週に1回ずつ程度は確実に使用できるようにし,そのような頻度で使用していただいています。パソコン室で使用していた時と比べ,外へ持ち出せる,フリーに使用できる等手ごろさや身軽さがあるため,使用する機会が増えたのだと思います。
また,先ほど委員長からも1校41台ずつの話がありましたが,これを上手に班に1台や3人に1台などと活用すると,場合によっては7学級程度で同時使用することもできますし,そう活用している学校もありますので,活用の仕方についても教育委員会で周知をしているところです。
また特別支援学級の固定学級にも10台ずつ配備をしましたが,特別支援学級の子ども達はパソコン室にわざわざ行って授業をする機会は今まであまりなかったのですが,タブレットは身近にあり自分たち専用で使用し勉強できる,音が出る,曲が流れる事にとても良い反応を示し,勉強への意欲が高まったという報告も聞いています。
今後は教員の負担感も含め,授業にすぐ活用できる資料を教育委員会で作成し提示をする,教員研修会などの実施を通して活用頻度を上げ,負担感を減らしていく事が課題だと考えています。
以上です。
委員長
それでは,この視点に関して,委員の皆さまから質問や意見はありますでしょか。
永田委員
コストの効果的だった事例として,動画撮影・宿泊体験学習の成果をクイズ形式で発表と記載がありますが,これは生徒が自らの被写体になった時に親しみもあり効果もある,プレッシャーもなく受け入れられるということなのか,それとも,従来の活動で欠けていたことがこのような形でカバーできたのか,どの辺りに効果があったのでしょうか。
統括指導主事
体育科での動画撮影などは従来できなかった事です。これはタブレットという持ち運びができる物になったことにより可能になりました。
例えば体育科ですと自分の動きを振り返る場合,今までは自分が何となく覚えている感覚,又は友達が見て口頭で説明等によってしか振り返る事ができなかったのですが,動画によって撮影された映像を見れば,自分で確認し改善点を見つけることができます。このような点では大変効果的です。従来なかった事ができるようになったと考えています。
また,自立活動は特別支援学級での例ですが,特別支援学級でこのようなパソコンを使用し発表することは従来難しく,敷居が高かったのですが,今回タブレットになったことで子ども達にとっても扱いやすく,可能になりました。また発表会自体はありましたが,そこにタブレットが加わり,今までより分かりやすい発表会になったことではないかと思います。
氏家委員
小学校のパソコンルームにあるパソコンは,今は活用していないのでしょうか。
教育部理事
平成24年度末,タブレットの導入と同時期にパソコンのリースの期限が切れました。そこで,毎年パソコンのリース代として支払っていたお金を引き上げて,そのお金を全校のタブレット導入にまわしたという経緯があります。
氏家委員
ではパソコンルームにはパソコンはない状態ですか。
教育部理事
現在小学校のパソコンルームにパソコンはありません。すべてタブレットに移行しました。
氏家委員
実際にキーボードを打つ練習はないのですか。
教育部理事
はい,小学校ではありません。
氏家委員
今後の課題と対策の部分で,「活用が進まない学級における活用頻度を上げていく」ことの対策が「授業展開例や指導事例等,授業にすぐ活用できる資料の提示」とありますが,資料を揃えたり先生方に開示したりするのはどなたですか。
教育部理事
市教育委員会だけではなく,情報教育担当者連絡会という,各校から1名ずつ集めて市教育委員会主催で実施している連絡会にて,その会の教員と共に各校の事例を集めたり,実践事例を提示したりする事を簡易な方法として考えています。
氏家委員
以前ニュースで狛江第五小学校で先生方を集めた講習会をしている様子を見ましたが,その時のような感じで行うのでしょうか。
教育部理事
そうです。実は本日も狛江第二中学校を会場としてICTの研修会を60名ほどが集まって行っています。狛江市の教員は全部で約260名ですから約4分の1の方が出席しています。
長田委員
効果的だった事例で体育科とあります。例えばフィギュアスケートの羽生選手が自分の演技を振り返りながらイメージしたりする姿が放送されていますが,体育科でどのような競技・授業で効果を上げているのでしょうか。
統括指導主事
障害物を飛び越えていくハードル走等では,飛び越え方が難しく走っているとなかなか分からないので,撮影したものを後から見ると改善点を詳しく知ることができます。
また,マット運動では手のつき方を周りの人に確認するよりも,撮影した映像で自分を確認する方が一目瞭然です。
バスケットボール等球技では作戦等で活用できます。実際に活きているかは子ども達がプレーヤーとして動いている時にはなかなか見ることはできませんが,タブレットを活用し動画で自分の動きやチームでの動きを振り返り,冷静にもう一度自分を客観的に見ることができる部分では効果が上がっていると思います。
教育部理事
ポートボールやミニサッカーなどでフォーメーションを考える時に使用する場合,子ども達が積極的に話すようになりますので,いわゆる言語活動にも繋がるとの報告も受けています。
長田委員
ハードルの話がありましたが,体育の専科教員は全校に配置されていますか。
教育部理事
体育専科の教員としては,小学校に配置されていません。
長田委員
そうすると,教えるにあたり高度な知識が必要になりますよね。
教育部理事
狛江市は幸いな事に小学校教育研究会の体育部会などが中心になり,体育の指導力をお互いに切磋琢磨して高めあっていますので,各学校で中心になる方が模範的に行っていることは伺っています。
長田委員
中心になる先生がいるのですね。
教育部理事
はい。
永田委員
苦手意識を持つ教員も一つの課題だと思います。パソコンを含めスキルのある教員がどんどん進み,不得手な教員はなかなか追いつけず,格差が開いていくことはないのでしょうか。
教育部理事
格差と言えるかは分かりませんが,パソコン・タブレット端末等を使用した授業を行わない教員には,今までの授業では問題はないし,新たな時間を使い準備するよりもプリント1枚多くする方が良いという教員も少なからずいます。その考えは間違ってはいませんが,子ども達がより楽しい・面白い,自分で発表する場面をつくる為のツールのひとつとして使用してみてください。ということでどんどん広げていきたいと思っています。これ以上差が広がらないようにすることが我々の仕事だと思います。
永田委員
苦手な教員への個別のスキルアップの具体的な方法は,指導員による教習や実際にスキルの高い教員から教えてもらうなど,きちんと状況を押さえた上で進めているのでしょうか。
教育部理事
サポートの仕方もいくつかありまして,ひとつは先進的な取り組みをされている先生の授業を見ていただいて,このようにできますよ,このシートを使用してみてください,このような形で進めてください,と促す方法が一つあります。
また,東京都の多大な協力を得ながら,ICT支援員を各学校に配置しておりますので,その支援員に実際に相談して「このような授業をしたい・このような資料はどうしたらよいか」とお願いをすると準備をしてもらえたり,時間があった場合には授業に参加してくださったりするので,実際にそのようなところから授業を進めていただく,という方法のサポートもしています。
永田委員
支援員が準備や助力をしてくださるようですが,授業そのものには絡まないのでしょうか。
教育部理事
タイミングが合った場合は絡んで,参加していただいても構わないような配置にしています。
長田委員
支援員は週何日くらい学校へ行っているのでしょうか。
教育部理事
大体平均して週2回程度です。
我々は年度で仕事をしますが,支援員の事業は年で行います。年度をまたいでしまうので明確な数値としては申し上げにくいのですが,4月から12月までの9カ月間で70回,翌1月から3月まで25回です。そのため,大体平均的に週に2回は行っていただけるような配当をしています。
長田委員
例えば午前9時から午後5時のような感じですか。
教育部理事
大体ですが,7時間程度くらいは見ていただけるように行っています。
長田委員
支援員の活動は,かなり活動量がありますか。
教育部理事
学校によって差があるのは事実ですが,概ねこのようなことはしてもらえるという事は学校に周知しています。一番簡単なところでは,各学校のホームページの管理・更新です。場合によっては,個人情報を含まない程度の成績処理の入力,といった簡単な事から,時間と労力を必要とするタブレットに対するアプリケーションソフトを入れる作業,授業に使えるアプリケーションソフトを探し資料を作成する,時間が合えば授業に参加していただき子どもへの支援をしていただきます。
長田委員
そうすると,私は当初教員の負担感を心配していましたが,あまり心配することはないのですか。
教育部理事
使い始めていただいてある程度軌道に乗ると,良い方に来ていただけると分かると思いますが,最初の一歩をいかに取り除くかだと思います。
長田委員
今後何年くらい支援員を配置することができますか。
教育部理事
実は苦しいところなのですが,ICT支援員は毎年,都から10分の10の事業費支援を受けていて,市の持ち出しは0円です。東京都の緊急雇用対策の一環で行っていますので,毎年申請をして東京都が認めてくださると,支援員配置の了承が取れます。来年1年間の申請は通りましたので,現時点では平成28年12月までは支援員の配置が確定しています。
委員長
では教育委員会の支援の話が沢山出てきましたので,次に,評価の視点Ⅲ「学校内及び市教育委員会によるサポート体制」についてです。
所管部署より視点Ⅲの資料について説明をお願いします。
教育部理事
それでは「学校内及び市教育委員会によるサポート体制」の一つ目,「市教育委員会のサポート体制」について説明させていただきます。
先ほどから話がでておりますが,各学校にICT支援員を年95回ずつ配置し,各学校のパソコン環境を整備していただく事,授業に関するサポート,場合によっては児童・生徒に対する授業中のサポートを行っています。また各学校から情報教育担当者を1名ずつ募りまして,研究授業も含め,授業のあり方,苦手な意識をお持ちの先生方に対する情報提供をする協議会を年5回実施しています。
それからICT機器の実際的な集中研修を年1回実施しています。昨年は69名の参加がありました。
このような事を通しまして,全教員が授業を実践できるサポート体制を構築していきたいと思っていますが,ICT支援員は東京都の補助事業となっていますので,東京都への申請を継続的に行って,必要性について訴え,毎年支援をしていただけるように行っていくことと,補助がいつ切れても大丈夫なように,万が一の時の為にマニュアルを作成するよう支援員にお願いをしています。
「学校内におけるサポート体制」ですが,ICT支援員が各教員へサポートをすると同時に,情報教育推進協議会の委員が校内でのサポート体制,先進的な授業のあり方を示したり,授業のあり方をアドバイスしたり等のサポートを実施しています。
各教員が今後どのようなサポートをしていただきたいのかをニーズとして把握し,それに合った研修会やサポート体制を組んでいくことがこれからの課題だと考えています。
以上です。
委員長
皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
氏家委員
アプリなどはすごく速いスピードで色々変わっていき,タブレット端末もどんどん進化していくので,支援員の確保はとても大事なことだと個人的には思います。継続して支援員をつけていただけると先生方も安心されると思います。
永田委員
支援員は年95回とのことですが,これは各学校のニーズには対応していますか。
教育部理事
各学校がどこまでニーズを求めているのかにもよりますが,毎回報告書を書いていただいて管理職がチェックしたものを月ごとに提出していただいています。概ね良好な状態です。
まだ苦手意識・負担感をお持ちの先生方が十分に授業に活用していない実態をクリアしてマンツーマンでつける等,ハードルが高くなると,まだまだ足りない部分はあると思います。しかし概ね各学校の現状に応じたレベルでは適切に応できていると思います。
氏家委員
アプリを探して決定する方は決まっていますか。
教育部理事
最終的には校長の決裁です。
例えば学校によって国語が多い・算数が多い等があっても,予算内であればOKをしていますが,おそらくバランスよく揃えていると思います。基準は特にありません。
委員長
指導室では各学級の先生がおよそどの程度活用するとタブレットを使用した教育が定着したと考えていますか。
教育部理事
数値的なことを見解として討論したことはありません。しかしせっかくお金をかけて行っていますので,各学級どの程度ではなく,倉庫に眠っているタブレットが100%なくなってほしいとは申し上げませんが,8割程度は外に出て活用されているのが好ましいと思います。
しかし先生方にお願いしていることは,タブレットの活用はあくまで方法論です。タブレットを活用することが全てではありませんので,使用していくその中で子ども達に考えさせる,発表する,コミュニケーションをとるなどを狙って行ってほしいと思います。
委員長
教室に1台,子ども達が自由に触れてもよいものを置いておくと,子ども達は自然に触れていくと思います。
パソコンのキーボードとは違い指で簡単に操作ができるので,子どもにある程度任せられるようなものを学級に置いておく事により,教師よりも子どもの活用を促す方がタブレットの活用が進むのではないかと思います。または集中的にそのような学級を作り,そこを基盤として広げていき,子どもが使える学級に苦手な先生が行けば,一緒に学習していくなどして,子どもから進んでいくようなタブレットの使い勝手を考えると良いと思います。現在ある41台だけではなく,追加で学年に1台ずつ置けると少しずつ増えていく,使い勝手がよいと子どものニーズや教員のニーズが高まると思います。
教育部理事
我々としては,使用後きちんと戻っているか等管理の方に目が行きがちですので,委員長のおっしゃる自由に使用できるものを置いておくというご意見は,貴重なご意見として実際に学校で実施してみていただく等してみたいと思います。教員は子どもの「使いたい」という言葉に意欲が刺激されるので,子どもが先に立って使用したいと思うような仕掛けを作っていきたいと思います。
長田委員
特別支援学級用のアプリは豊富にありますか。
教育部理事
特別支援学級固定級用のアプリケーションソフトはないと思います。子どもの発達や障害の程度によって小学校6年生でも小学校3年生の国語を取り上げるなど,個に応じたレベルのアプリケーションソフトを実際に使用していると思います。
長田委員
では特別支援学級用,というのはないのでしょうか。
統括指導主事
全くないという訳ではないので,そういうものを活用することもあると思います。
長田委員
小学校で使用されているタブレットですが,中学校に導入する予定はありますか。
教育部理事
平成27年の6月に完了しています。
長田委員
中学校にもパソコンはもうないのでしょうか。
教育部理事
中学校は技術の時間でプログラムの授業がありますので,現在はリースではなく買い取りした通常のパソコンも置いています。保守のお金が極めて高い為保守は外し,インターネットには繋げない,壊れても直せないという条件で置いています。3年程度でタブレットに完全移行する予定です。
その為,中学校にはキーボードが取り外しできるハイブリット型タブレットを導入しています。しかしパソコンに比べてサイズが少し小さいです。
氏家委員
現在はほとんどの家庭にタブレットがあると思いますが,学校で使用しているアプリを教えてもらい,家でそのアプリを使用して勉強することも可能ですか。
先生に使用しているアプリは何か聞くことは問題ありませんか。
教育部理事
十分に可能だと思います。先生に聞くことも問題ないと思います。
委員長
よろしいでしょうか。他になければ次に進みます。
次に,総括についてです。
所管部署より総括の資料について説明をお願いします。
教育部理事
タブレット端末の授業による活用で,例えば繰り返し画面を出して見返したり,比較したり,必要な部分を拡大したり,子ども自身が操作するなど,タブレット端末の活用によって子ども達の興味・関心が極めて高まったと考えています。
また子ども同士の言語活動が広がってきたと認識しています。子ども達にとって分かる授業のいっそうの推進に繋がっていくことを今後も継続していきたいと思っています。
課題として,教員は画面を見せて,子どもは画面を見て,分かったつもりになってしまう危険性は否定できません。聞いただけでは分からなかったけれど見たら分かった気持ちになり,十分理解しないまま終了,とならないように,教員には習熟をはかる思考場面,評価場面などを授業の中で意図的に設定していく,子どもの学力向上の為の授業のあり方について改めて徹底していくことが必要だと考えています。
以上です。
委員長
それでは,総括のシートに関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
私から一つ,課題のところにWi-Fiアクセスポイントが限られているとありますが,小学校6校のうち入らないところはありますか。
統括指導主事
アクセスポイントは現在移動式になっています。電子黒板とセットです。
1つのポイントで21台,2つありますので最大42台まで繋ぐごとができます。それが各フロアに1台の割合であります。各学校全部で大体3台です。一度に1台割り当ててグループ学習をしても,Wi-Fiアクセスポイントが3つしかないので足りないことが生じています。
委員長
Wi-Fiが全部の廊下に入っている訳ではなく電子黒板で受けているようですが,その辺りは経費がかかるのでしょうか。
教育部理事
それなりにかかります。現在中学校は,校長先生方の強い要望によりまして全学級にWi-Fiがついています。小学校も少しずつ整えていきたいと思います。
委員長
1つのものを入れて,そこから様々な機能ができてくると,一緒に総括的に取り入れた方が使い勝手がよいと思います。
Wi-Fiは導入にそんなに費用がかかるものなのでしょうか。
教育部理事
線を引くのに費用がかかります。小・中学校より体育館に入れてほしいという要望がありますが,費用の桁が違ってきますので,現在は待っていただいています。導入できると研究発表に使用できるなど活用の幅も広がるかとは思います。いい方法を考えたいと思います。
委員長
特別支援の固定学級にタブレットが10台入っていますので,先ほどお話がありましたように子ども達が自ら触れる環境づくりが大事だと思います。できる限り固定学級にある10台が活用されている状況が,通常学級でも見られると変わってくると思います。
永田委員
各学校の活用状況について校長先生が最終的な判断やご指示をされているようですが,各学校が計画的にタブレットを使用する年間計画はできているのでしょうか。
使用に前向きな校長先生の元でしたら進むかなと思いますが,まだ始めたばかりで効果など見定められた訳ではなく,色々究めている段階だと,少し抵抗がある新しいツールは,自身の教育の経験に強い自負を持っている先生方にとっては,タブレットに使う時間があったら別のことに…と思う方もいるのではないかなと思うのですが,校長先生の指導で上手くいっているのでしょうか。
教育部理事
私たちは校長先生のリーダーシップに頼らざるを得ないことがありますが,こちらからもなるべく負荷をかけるようにしています。市内全校に教育長はじめ指導主事が必ず年に1回は各校に行く指導室訪問という事業があるのですが,その時には,必ずタブレットを使用した授業をしてください,研究発表など人が集まる時にもどこかのクラスで必ず使用してください,それも毎年違う教員でしてください,というところから始め,裾野を広げていただくということを精いっぱい行っています。
永田委員
子どもは知らないことは要求できません。となると,子ども自身そのように触れ合う機会増やすと共に,親に対して大事だとインフォメーションを与えることが大切だと思います。PTAなり,クラスなり,授業参観なり,そのような場面で今年度はタブレットをこのように扱っていますと話したり。必ずテーマとして出すことはわかりますが,抽象的過ぎるので現実的な取り扱いを出されたらいかがかなと思います。
教育部理事
各学校の保護者会やPTA総会に我々が同席することはないのですが,教育委員会で狛江市の学校の教育の特色についてのリーフレットを作っており,その中でICT機器を活用した授業を項目として大きく取り上げています。それを各家庭に配布もしています。そこで狛江市は教育の3本の柱の1つにICTを行っていることを発信しています。
氏家委員
小学校の時はタブレットが得意な先生だったようで色々活用されていましたので,保護者会で使用したり,公開授業で使用したりする様子を見せていただきました。子ども達も楽しそうにと取り組んでいました。
一方できちんと鉛筆を持って紙に向かうことも大切してほしいと感じました。
委員長
校長先生が学校説明会を行っていると思います。パソコンのパワーポイントでプレゼンテーションを行う校長先生もいることを聞いていますが,タブレットや電子黒板を使用する先生はいらっしゃいますか。
教育部理事
そこまでは見ていませんが,校長は年度の始めに経営方針を立てて全教員に周知し教育委員会にも報告していただいています。指導室では経営方針を立てるにあたり,いじめ防止を入れる,小中連携を入れるなど,9つの共通項目をお願いしています。その中にICT機器のことを入れるようにしていますので,おそらく保護者説明会の時にも話をしていると思います。しかしタブレットを使用して説明しているかまでは把握していません。
委員長
校長先生がタブレットを使用すれば,他の教員もより使用するのではないかと思います。
ICT機器の得意な先生が中心となり狛江市の情報の委員会や研修会の時に集中的に使用するべきだと思います。ある程度タブレットの使用ができる先生を導入し,ある時期に集中的に入れて,そこから広げていく方法を上手くできれば,狛江市のICTをどんと打ち出せると思います。
教育部理事
東京都の教員異動システムも変わってきまして,3年程前から公募制度が始まりました。主任教諭・主幹教諭の公募制度について,去年より説明会を行っています。今年度立川の小学校で行った説明会では狛江市のブースをつくり,タブレットについて話をしました。狛江市に来ればタブレットを使える,タブレットを使えると狛江市でより活躍できるというイメージをもっていただけたと思います。
長田委員
私は平成25年度から始めたタブレット端末の事業を,今回の自己点検として選んだこと自体を高く評価したいと思います。何年も経ってから取り上げるのでは問題点もはっきりしないので,即取り上げ自己点検をしたことに敬意を表したいと思います。
委員長
他にご質問等ございますでしょうか。
それでは,本日の審議はここまでになります。
審議としての課題として挙がった箇所はございませんので,次回までの検討・修正は必要ないと思います。
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局
【今後の予定について説明】
委員長
それでは,他にないようなので,これで第2回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。
1 日時
平成27年8月12日(水曜日) 午後2時~3時44分
2 場所
防災センター302会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 永田 従雄(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
山田 秋 (学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
事業所管部署
西田 久美子(社会教育課長)
篠﨑 篤子 (社会教育課社会教育係長)
4 欠席者
委員 氏家 嘉代(市民委員)
5 議事
1.今年度選定事業のヒアリング及び評価
事業:総合型地域スポーツクラブ(狛○(わ)くらぶ)への支援
(1)ヒアリングシートについて
(2)評価の視点Ⅰ:スポーツ振興について
(3)評価の視点Ⅱ:団体への支援体制について
(4)評価の視点Ⅲ:他団体・事業との関わりについて
(5)総括について
2.その他
6 会議録(概要)
委員長
定刻となりましたので,第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
なお,今回,氏家委員はご都合により欠席です。氏家委員からは事前に,資料を読んだ上での質問や意見を預かっていますので,視点ごとに事務局から代読してもらいます。
それでは議事に入ります。
「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ(こまわくらぶ))への支援」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。
事務局
説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,基本的には先日行いました「小学校におけるタブレットの活用」事業とほぼ同じ構成となっています。
同じ点として,ヒアリングシートの構成は,事業概要シート,視点シートからなり,1枚目事業概要シートには,当該事業の経緯,事業のねらい,事業の経過における経費を記載しています。
1枚めくりましてA3の用紙は視点のシートとなり,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果を記載しています。
異なる点といたしましては,今回の事業は,第1回目の委員会で,団体や事業の内容をできるだけ計量的に,審査ができる情報を準備するようご意見を頂戴していたため,必要となる基礎情報が前回の事業と比較し多くなっているので,視点Ⅰ・Ⅱについては,A3用紙2枚ずつでまとめています。
また,項目ごとの視点は,第1回目のご意見を基に1視点1つずつ設定し,項目ごとに「事業実施状況」,「所管課の評価」,「今後の課題と対策」を記載する形としています。
評価の視点については,3点とし,1~2枚目は「評価の視点Ⅰ:スポーツ振興」についてとし,「狛江市のスポーツ振興への関わり・貢献具合はどうか」を確認しています。
3~4枚目は「評価の視点Ⅱ:団体への支援体制」とし,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援体制はどうか」を確認しています。
5枚目は「評価の視点Ⅲ:他団体・事業との関わり」についてとし,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)と他団体・事業との関わりはどうか」を確認しています。
最後に,6枚目に「事業所管部署による自己点検及び評価の総括」として,成果と課題について記載していただいています。
なお,本事業は用語説明や調査資料等もヒアリングシート内に記載していただいたため,別添資料はございませんが,参考として,カラー写真資料を机上配付しています。
説明は以上になります。
委員長
前回同様,このシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月2日水曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
それでは,視点の審議に入る前に,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」事業の概要について,担当部署から説明をお願いします。
社会教育課長
「狛○くらぶに対しての支援」事業について説明いたします。
総合型地域スポーツクラブは,地域住民が主体的に運営するスポーツクラブの形態で,国のスポーツ振興基本計画により,誰もがスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会を実現するために,平成22年までに全国の市町村に少なくとも一つは育成することとされました。
それを受け,狛江市では平成20年に設立準備委員会を設置し,様々な検討を行ったうえで,趣旨に賛同する市民により狛江市総合型スポーツ・文化クラブ,愛称,「狛○くらぶ」が設立されました。そのクラブに対し,市は補助金の交付,施設使用料の免除,優先使用の支援等を実施しています。
この事業については,スポーツ基本法など様々な計画,法律によって年齢や性別,障がい等を問わず,広く人々が関心,適性等に応じてスポーツに参画することができる環境を整備するとされています。総合型地域スポーツクラブ「狛○くらぶ」への支援は,その環境整備の一環として行うものであり,狛江市後期基本計画で掲げている指標「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」を,平成26年度の36.9%から最終目標値50%にするためにも重要な役割を担っていると考えています。
この事業の経費につきましては,平成23年度に設立されていますので,それ以降,平成23~24年度は補助金50万円,以降は団体への事業委託費も含め,平成25年度は60万6千円,平成26年度は71万8千円,平成27年度は82万7千円を支出し,事業を行う状況です。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
では次の,「視点Ⅰ:スポーツ振興について」の説明をお願いします。
社会教育課長
スポーツ振興ということで,「狛○くらぶ」開始からの推移につきまして,事業内容となる平成23年度以降の会員数や教室実施の実績を視点シートで説明しています。
会員数は毎年少しずつ増えています。また,教室の参加数も増加している状況です。教室の種目につきましても,常に同じものではなく,毎年実績により見直しを行っています。
まずは単発事業,一回の教室開催状況を見ながら,それを通年化するなど工夫して運営を行っています。
教室は会員に限らず,参加費を払えば誰でも参加することができまして,それをきっかけに入会する方もいらっしゃる状況です。また入会金は1千円,年会費も同じく1千円,その他教室参加費として,教室によって値段は違いますが,100円から1千円程度の参加費を徴収しています。また,この参加費は会員と会員以外で金額を変えることもしています。
収入の内訳につきましては,年会費,参加費の他に,市からの事業受託料や補助金となっています。
教室実施状況につきましては,平成23年度以降,通年事業や単発事業等を見直ししていきながら進めている状況です。通年事業は,一年を通して週1回,又は月何回という形で,バドミントン教室や健康体操などが通年で行われている事業です。
単発事業は,1回行う,又は市からの委託を受けて年間に何回か事業を行うという形で実施されています。
狛江の総合型地域スポーツクラブに関しましては,「文化」部分も含まれていますので,スポーツ以外の教室も通年で行っていまして,平成26年度は書道教室を開催している状況です。
右側の2ページに,平成26年度の教室の開催状況が表にまとめてあります。通年事業につきましては,バドミントン教室,健康体操教室などがあり,そのほかに,バレーボール教室,テニス,ノルディックウォーキング教室などがあります。
単発事業では,スポーツけん玉教室,卓球を楽しむ会,市から「狛○くらぶ」に委託しているビーチボール教室,バスケットボール教室などがあります。全体としましては参加者4,114人で,前年度比5.1%増となっています。
事業見直しを行っている点について,ノルディックウォーキングは,以前は単発として行っていた事業ですが,参加者のニーズが高かったことから平成25年度から通年化し,平成26年度も継続して行っている状況です。また,平成25年度からは市がスポーツ推進委員によって直営で行っていました,青少年スポーツ教室を委託して,ビーチボール教室に次いでバスケットボール教室の運営を行っています。
文化事業では,組木細工教室などを行っていましたが,参加者が少ないために廃止しまして,現在は創立時から継続している書道教室のみとなっています。
ほかにも認知度を高めるためにパンフレットを配架したり,ホームページや市民まつりでパンフレットを配布する活動を行ったりしています。
利用者の反応としましては,「なかなか運動するきっかけがなかったけれども,教室に参加することで一緒に運動することができ,またそれが継続して行えるようになった」という体験や,「団体競技を行いたかったけれど,既存の団体にはなかなか新たに入ることが難しく,教室に参加することでそういった競技が行うことができるようになった」などで,利用者の声は概ね良好な状況です。
所管課の評価としては,会員数が微増ですが増えているという状況,教室参加者も増えているという状況があり,誰もが気軽にスポーツに親しめる場を提供することができていると思っています。
評価分析の区分につきましては,当初は体育協会関係者等が多かったのですが,教室を開くことによって幅広い層の方に気軽にスポーツを楽しめる場としての参加を頂いて,定着しつつあると感じています。
また,ホームページによる広報活動の他に,市民まつりでパンフレットを配布するなど,認知度を高めようとする活動は評価できます。
文化事業については,参加者数が少なく,組木細工教室の廃止など,工夫しながら撤退などもありますが,逆に「狛○くらぶ」に入会した会員が新たに文化活動を行う事からスポーツの活動を始めることも期待できることから,文化事業の充実を今後期待したいと思っています。今年度,来年度には,新たな事業を立ち上げていきたいという事も聞いています。
今後の課題と対策としては,会員数・参加者数とも増加はしていますが,市の指標にあります「週1回以上の頻度でスポーツ活動している市民の割合」がなかなか増えないという状況があります。その為にも,地域で気軽にスポーツに参加できる環境を整備することで,他の事業の実施と共にこの割合をさらに引き上げていく必要があると思います。多種目の教室を運営する「狛○くらぶ」は気軽に地域スポーツを楽しめる環境を整備するうえではその役割は大きいのですが,まだその認知度が高いとは言えない状況がありますので,その部分を課題とし,さらに広報活動・認知度を高める活動をしていかなければいけないと感じています。なお,国の調査でも全国的にクラブの認知度は低いという結果も出ていますので,狛江市だけではなく全国的に認知度を高めていくことが今後の課題になると思います。
そのための対策としては,設立の目的である,「地域で気軽にスポーツに参加できる環境の整備」というものが「狛○くらぶ」の目的ですので,まずは「狛○くらぶ」の認知度を上げること,教室参加者,市のスポーツ教室やイベントなどの参加者に対して「狛○くらぶ」を知っていただく活動をしながら認知度を高め,また,「狛○くらぶ」だけではなく,他の団体とも連携しながら積極的な広報を行う必要があると考えています。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
ではまず,この視点に関して,委員の皆さまからご意見をいただきます。
はじめに氏家委員の質問や意見を聞いてから入ろうと思います。
事務局
今回は事務局より氏家委員からのご意見・ご質問を代読させていただきます。
まず概要シートについて,代読いたします。
はじめに事業面についてご意見を寄せて頂いています。「狛○くらぶ」というお名前につきまして,以前チラシを見た時になんと読むのかが分からなかったということでした。色々なことを考えてのことだとは思いますが,どの年代にも分かりやすい名前が良いのではないかと思う,というご意見を頂いています。
また事業の内容につきましてご質問とご意見を頂いています。基本理念に「子どもから高齢者までが」とありますが,この「子ども」はどのぐらいの年齢からを考えていらっしゃるのでしょうか,ということです。評価の視点Ⅰの教室の種目を見ても,小さな子ども,または親子が参加出来るようなプログラムがないように感じます。事業評価で「幅広い層が行うことができる種目」とあるのですが,対象年齢が高齢のような気がします,とのことでした。なお,決してそれが良くないということではありません,とのことです。
そのため,子どもはどれくらいの年齢からを考えていらっしゃるのかというあたりをお教えいただければと思います。
社会教育課長
特に年齢制限は考えていませんが,狛江市内は施設が少ないので,休日夜間は他の団体と競合してしまうため,主に平日日中に活動しているという状況があります。そのため,主に大人を対象とした内容となってしまっています。
しかし,単発事業として子どもにも親しみやすいスポーツけん玉やスポーツ吹き矢等の教室を企画していますので,多くの子どもたちに参加して頂けたらと考えています。
また,当初作ったパンフレット等の中には,今は継続されていないのですが,ジュニアテニス教室や親子けん玉教室などもありまして,小学校低学年くらいの子どもが参加しているというような写真も残っています。年齢制限は特にしておりませんが,やはりスポーツをするとか何かルールにのっとって行うということになるので,小学校低学年くらいからの参加が多かったのかなと考えています。
委員長
小学校低学年からの子どもを対象にしているということですね。
「狛○くらぶ」という名前がついた由来はいかがですか。
社会教育課長
「狛江のまちの人を輪でつなぐ」というイメージから,輪を円で表現して,今の「狛○」という表示の仕方になっています。この○の上に「わ」とふりがなをつけているのですが,手に取って近くで見ていただかないと,「こまわ」の振り仮名がなかなか読めないかなとは思います。
委員長
ありがとうございます。
では評価の視点Ⅰ「スポーツ振興」について,同じく氏家委員から出ていた参加者の内訳・男女別・年齢別はございますか。
社会教育課長
こちらは市にデータがない為に作成することができませんでした。
社会教育係長
会員数は以前伺ったことがあります。参加者については年齢別にはとっていないと思います。
委員長
会員数とその年齢層はわかりますよね。ただ,参加者からは参加費・名前はいただくが年齢まではとっていないということですね。それは1回1回必ずとっているのですか。
社会教育係長
おそらく参加者名簿から抜粋していると思います。
長田委員
私は「狛○くらぶ」が準備している段階から知っていますが,その当時は上手くいくのかな,と感じていましたが,資料で見ますと,よくここまで皆さん頑張って発展させてきていると思います。
元々このような事業は難しいと思います。スポーツはそれぞれが考えを持って打ち込むものですから,それを市民の手でという国の方針でこのような物が出来上がったのだと思いますが。当初,私自身は無理があるのではないかと思っていました。限界があるとは思いますが,皆さんが熱心に取り組んでいただいて一安心しています。
永田委員
概要シートに「市町村に少なくとも1つは育成する」と記載してありますが,狛江市には「狛○くらぶ」以外のクラブの育成はあったのでしょうか。
社会教育課長
スポーツクラブ設立までという点から見ますと,狛江市ではその当時体育指導員といわれる方達と体育協会の方,公募委員,行政の12名で検討を始めまして,その後そこからつくろうとなっていますので,その1つをつくることでそれ以上のことは当初考えていません。また現状も「狛○くらぶ」1つだけとなっています。
委員長
長田委員よりここまで非常に頑張ってきているとお言葉がありましたが,「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」を50%まで持っていかないといけないという課題があるのですよね。課で決めた方針は何故50%なのですか。今は36~38%あたりのようですが。どうしても半分までいかなければならないですか。
社会教育課長
国がスポーツに関して,スポーツ振興基本計画の中で50%を目指していましたので,狛江市も同じく50%を目指しました。なお,東京都は最近つくり直してさらに高い70%近くの指標をもっています。
委員長
社会教育課から見て狛江市民は,スポーツで汗を流すよりも図書館で本を読むなど文化的なことの方が市民のニーズがある,など状況はいかがでしょうか。
社会教育課長
スポーツに関しては,市内に施設が少ないということが最初に出てきてしまいます。スポーツをしている方も大勢いらっしゃいますが,「場所がない・少ない」という声が沢山あがってきています。運動している方は工夫されて色々な場所を探して見つけて運動しているようですが,場所がないことが大前提に出てきてしまいます。また設立の時にも,運動する場所が既に人がいっぱいなので,新たにクラブをつくっても活動する場所があるのか,という意見がでていました。
環境の一部である「場所」が,いつも課題にあがっています。
社会教育係長
平成27年度までの市民アンケートの調査結果でいいますと,関心の有無を調査する項目として,「公民館」「図書館」「身近で参加できるスポーツ活動」と項目がありますが,その3つ中では「図書館」が群を抜いて関心度が高い結果になっています。「公民館」に比較しますと「身近で参加できるスポーツ活動」の方が市民の関心度は高くなっています。
委員長
本気で50%まで持っていこうとするならば,今狛江駅・喜多見駅から新宿方面に通っているようなサラリーマン達が運動したいと思うと,狛江市の中では夕方以降か朝早くか,休日しかできませんよね。そうすると当然施設はある程度満杯化していて,既存の団体が使用している訳ですよね。そうすると,もっと早い時間,例えば公立の小・中学校の朝6時から7時頃のまだ基本的には使用していないような時間帯に,例えば早起きして早朝ヨガをしてから出勤する方もいるかもしれません。または夜帰ってきてから何かをする。夜9時頃には施設が閉まるのを11時まで2時間延長する等,人件費電気代など時間を延長したことによるコストに見合う参加費を出していただいてでも運動できる場を提供していく,という覚悟があれば,50%位はできるかと思います。早朝や深夜に運動したいという人は,それだけの費用を払ってでもしたいという人が多いと思いますので。
土曜日や日曜日は既存の団体で学校の体育館などは全て使用されていて,新しい人を入れるのは難しいのではないかと思いますので,隙間の時間帯を利用して本気で取り組めば50%に近づくと思います。
そうでなければ,先ほど話に上がったように,30%台でも良い,と見直さなくてはいけないかと思います。
私が葛飾区で仕事をしていたころ,平成16年に文科省の指示で総合スポーツクラブをしなくてはならないと,体育スポーツ課が必死に動いていましたが,それぞれ団体がスポーツを既にしていて,そこに何故入ってくるのかという意識が強かったことがありました。そこから,皆がまとまって,みんなスポーツができるものを作っていこうということになり,主旨賛成。だが実際に方法となると難しくて…と苦労しているのを見ました。そのため,先の話にもありましたが,狛江は38%でもいいかな,とするのか,東京オリンピックを目指して頑張っていこうとするのか。色々な場を見つけ,どのくらいのコストがかかるか計算し,コストに見合うお金は当然参加者に出してもらってまでも,是が非でも伸ばすのか。すぐには難しくても考えなくてはなりません。主管課としてはいかがでしょうか。
社会教育課長
少し話しが変わってしまうかもしれませんが,今年度初めてチャレンジデーという事業を行いました。5月の最終水曜日に,市内で15分以上身体を動かした人に報告をいただいて,その割合を他の自治体と競う,という事業です。初めての参加でしたので時間がなく,なかなか周知活動もできなかった結果,18%とかなり低い数値でしたが,人数としては1万5千人でした。それと同じで1万5千人という数をどう考えるか。現在狛江市の人口は約7万9千人と言われていますが,何パーセントという数字と何人という数字で見たときに,1万5千人という人数ですと,担当課としては多くの方に参加していただけたという意識がありました。しかし割合にすると18%のため,たったこれだけかという意見も沢山いただきました。ここで50%という割合と,7万9千人の人口の半分の数,3万9,500人とを見たときに,数字を見た方が多く感じられる,捉え方が割合と人数では全く違ってきます。
また,実際には半分より多くの方がスポーツをしていると思いますが,その数字をなかなか把握できない,報告がもらえない,そういったところで数字が実際とは一致していかないのかと思います。
意見としていただいた始業前の学校施設や,今開いていない部分の体育施設は,目標となる半数の市民が何か運動をする為に活用するにはよいと思いましたが,そうなった時に,果たして普段運動していない人が利用し運動をしてくれるのかは分からない部分です。普段運動をしていて更にそこを利用し運動する人の方が多くなるのでは,とも感じられます。
施設等の有効活用は非常に重要なこととは思いますが,いざ実施した場合継続できるのか,なかなか掴みきれない部分もあります。しかし,現在施設がいっぱいで空きがないと言われているので,開けられるところを開けることも一つの方法だと思いました。
委員長
ノルディックウォーキングは増えていますが,このようにあまり場所をとらないものも非常に有効だと思います。小さい子どもから年配の方まで一緒に参加することができるし,歩くなど既存の場所を使用せずにできることも大事だと感じました。
一つ確認ですが,文化事業の充実は今後期待したいと評価分析に記載されていますが,どうなのでしょうか。
社会教育課長
「狛○くらぶ」としては,現在1つだけになっていますので,また新たなことを実施したいという希望を持っているようですが,まだ具体的なところまでは到っていない状況です。
委員長
書道が残っていますが,これは会員の希望で残っているのですか。
社会教育課長
参加される方がいる,希望があるということで残っています。
委員長
その方は「狛○くらぶ」ではなくても書道教室に行くのか,「狛○くらぶ」として書道教室に来ているのか,スポーツをしているのか,についてはいかがでしょう。
社会教育係長
あえて他の教室に行くにはハードルが高いけれども,「狛○くらぶ」の一活動として市民総合体育館に書道教室があるので,「行きやすさ」は全然違うと思います。
参加費も一般的な教室に比べると非常に安くなっています。
委員長
普通の書道教室に通うには少し難しい部分があるけれど,「狛○くらぶ」で行う書道教室は非常に入りやすい,ということで60名位の方が参加しているのでしょうか。
社会教育係長
個人の方のご自宅で行っている教室はなかなか入りづらいと思う方もいると思いますが,市民総合体育館の会議室という,ある程度開かれた場所,行きなれた場所で行っている教室に参加するので,違うのかなと思います。
委員長
総合型地域スポーツクラブと言いながら,文化面も今後期待したいとありますが,体育協会など色々なスポーツ関係者と協力している中で文化面が増えることについて,状況いかがでしょうか。
社会教育課長
文化事業につきましては文部科学省が,総合型地域スポーツクラブがコミュニティーの核となれるように,またより多くの地域住民のニーズに答える為に実施することが望ましく,それが会員の増加にも繋がるように,としています。現在文化事業を目的として入会した方はいませんが,スポーツ目的で入会した方が文化活動を行うきっかけとなっています。
総合型地域スポーツクラブと言われていますが,文化事業についても国は進めているという状況です。
社会教育係長
文部科学省がこのようにしてと言っていることもあり,実際にほかの地域でも文化活動もしているところが多くあるようです。
委員長
文科省が言っているとはいえ,文化事業の考え方に少し違和感があります。文化的事業とはスポーツの様々な歴史的な面をアスリートから話を聞くなどという文化と思っていました。まったく違う筆の文化とかだと異なるのかなと。
スポーツを取り巻く,スポーツそのものの周りにある文化を一緒に学んでいくと思っていました。スポーツをしている本人が実際にどういう意味があるのか学べます。ただ走っているだけではなく走ることは元々どのような事からはじまったのか様々な歴史や,走ることがどの筋肉を使っているかを運動生理学の先生に話を聞くだけでも勉強になります。
このようなスポーツに付随する文化は普段学ぶ機会があまりありませんので,学んでいくことが良いと思います。
永田委員
私もその通りだと思います。
社会教育となると学校で行っている教育と離れてしまって,考え方も離れてしまっているのではないでしょうか。社会人だからといって飛び抜けた条件がある訳ではありません。例えば学校では総合的な学習の時間が非常に多く設けられています。一つの教科の中で関連するジャンルの学習をする事が,かつて戦後アメリカの教育が入ってきた時,実用的な教育を行う時にひとつの事だけでなく実際人間が活動していく,そのものを総合的に取り入れる事がはやったことがありましたが,最近は進化して総合学習という形でまとまるようになってきました。社会的活動あるいは文化的な活動も含め,単なる「体育」ではない学習も体育のきっかけとして進めていく事が,人間として子ども達を育てていく上で非常に重要だと思います。社会教育部門における人間としての子ども,人間としての大人を考えていく傾向が少ないと思います。学校での様々な教育も発展させる形で社会教育の中に取り入れたらいかがかと感じました。
長田委員
書道教室のお話がありましたが,私も教えています。教えている相手は割と高齢者が多く,足腰が良くない状態だけれど書道を習いたいという方もいます。見方ですが,書道はスポーツではないけれど,スポーツをしている方の中にそのような人が集まって,自分もできたらと思う,それがスポーツに触れていくひとつのきっかけになるという考え方はわかります。ですから私はあまり違和感がありません。
この取り組みでは今後,小・中学生をしっかりと取り込むような企画を入れて頂きたいと思います。中学生の居場所について色々な取り組みをしてきましたが,中学生は休みの日にもっと運動できる場所がほしい,と。例えば総合体育館をチケット制にして好きなときに使用したいとか,市民グランドを開放してほしいとか,そのような要望が中学生にかなり多くありました。これから「狛○くらぶ」を発展させていく中では,小・中学生にねらいを絞った取り組みを行うことにより,その世代が大人になっていくわけですから,大人対象事業もにぎわうのではと思います。特に小・中学生を集める企画をしたらよいと考えます。
委員長
委員の方より様々な意見がでましたので担当課で是非考えていただきたいと思います。
事務局
氏家委員からの質問です。文化事業での組木細工,書道はどうしてそのプログラムになったのでしょうか。「入会した会員が新たにスポーツ活動をはじめることが期待できる」とありますが,実際文化プログラムからスポーツに入会した方はいらっしゃいますか。文化事業は必要なのでしょうか。今後の課題のところにあるように,認知度はとても低いと思います。とてもよい事業なのにもったいないことです。子どもを持つ親としては,たとえば夏休みの体験プログラムのようなもの,親子で参加できるものなどあると参加しやすいのではないかと考えます。体験プログラムに行った親子が,親だけが,子だけが継続するということもあるのではないでしょうか。という意見と質問が混ざったものになります。
委員長
まずは文化プログラムからスポーツへ変わった方はいらっしゃるのか。この点はどうでしょう。
社会教育課長
スポーツ目的で入った方が文化へ変わった方はいますが,文化事業・文化活動からスポーツへ移った方はいません。
永田委員
明確に競技のイメージがありますからスポーツの方が入りやすいと思います。その人達がスポーツだけでなくもっと幅広い活動をしているケースが色々あると思うので,逆にそのような人達にだけ絞ってしまう方が心配です。
しかし,そのような形で文化事業も進めることは良いと思います。文化事業は入りにくい,なかなか踏み出しにくい,年を重ねると初級からだと抵抗があります。導入を如何にうまくするのかが大事だと思います。スポーツだと上手い下手当たり前と皆が思いやすいと思うのですが,一方文化活動となるとある年齢に達するとある程度のレベルに達していることが暗に要求されてしまうことが足かせになっているという傾向がこれまでありました。初めは誰もが素人なのが自然な事です,という形に持っていくとよいと思います。まずは来てもらう事がポイントになると思います。
委員長
もうひとつの,夏休みの体験プログラムのようなものについてはどうでしょうか。提案のような形で出ています。夏休みに行っているものは今までありますか。
社会教育課長
特に夏休みで限定しているものはありません。しかし親子体験教室などは「狛○くらぶ」に提案していくことができますので,提案をしていきたいと思います。
長田委員
体験教室は西河原公民館で行っていますので,無理にここでしなくてもいいとは思います。
委員長
夏休み限定,ではなく,通年を通して行っているものと単独で行うものについても夏休みだから特別に行うという訳ではないということですね。
視点Ⅰについてはよろしいでしょうか。
それでは,次の視点へ進みます。
次に,評価の視点Ⅱ「団体への支援体制」についてです。所管部署より視点Ⅱの資料について説明をお願いします。
社会教育課長
狛江市は「狛○くらぶ」に対してどのような支援を行っているのかという視点になります。
狛江市総合型地域スポーツクラブ育成支援補助金を交付しています。他には施設使用料の免除,体育施設の優先使用,国・東京都等の情報提供,青少年スポーツ教室の実施委託です。平成26年度における「狛○くらぶ」への財政的支援及び事業委託につきましては,育成支援補助金が50万円,青少年スポーツ教室(ビーチボール・バスケットボールの2事業)が21万8千円で実施しています。それに対して表にあります平成26年度「狛○くらぶ」の決算額を出しています。市からの補助金につきまして,補助対象経費は,「クラブ運営及び活動に要する経費とする。ただし,構成員の人件費,交際費,食糧費並びにクラブ運営及び活動に要する経費としては不適当なものは除く」としています。
また「狛○くらぶ」の支出の主な内訳ですが,教室実施に係る費用が全体の67%を占めていまして,そのうち講師謝礼に係る費用が72万5千円となっています。講師謝礼は種目によって異なりますが,ほとんどが1回あたり1,200円の単価設定で行っています。
その他は通信運搬費や競技用具等の消耗品,団体傷害保険料等です。
また,平成25年度から青少年スポーツ教室の運営を委託し,前年度のビーチボール教室に加え,平成26年度はバスケットボール教室を実施しています。
他市の状況ですが,総合型地域スポーツクラブの設立状況について,平成26年度の調査結果を表に示しています。設置済が49区市町村119クラブ,未設置が13区市町村となっています。
また,クラブが会費徴収を平均月額でどの位徴収しているのかを表に示しています。平均値は806円,最大値は8千円,最小値は0円となっています。
行政からの支援策の内容は,情報提供が1番多いですが,2番目はスポーツ施設の優先使用,3番目に物品・備品の貸出,以下補助金・助成金の交付,小学校の優先使用となっています。
活動場所における支援については平成25年度の結果ですが,学校施設の優先使用が1番多く,次がその他の公共施設使用料の減免措置,公共施設の優先使用の順番となっています。
委託事業につきましては都内108クラブに対する事業委託の割合は49.1%です。その内訳は表に示しているとおりです。
評価としては,市からの財政的支援によって「狛○くらぶ」の規模を維持することができています。平成26年度に委託した青少年バスケッボール教室はプロ選手を講師として招致し,中学校のバスケットボール部と連携するなど工夫した運営を行いました。また,委託事業であるため,結果として財政的にも団体の役に立っていると考えています。
評価の分析ですが,委託事業については,市直営のスポーツ教室とは全く異なる視点で実施しており,民間のノウハウを活用することで,固定しがちであった教室参加者に新たな層を加えることができました。また,「狛○くらぶ」の財政的な支援を行うことができたと考えています。
課題としては,市からの補助金が収入の約26%を占めていますので,財政面で自立した運営を行っていく必要があります。平成27年度,今年度をもって市から「狛○くらぶ」への補助金の交付は終了しますので,改めて支援方法を検討する必要がありますが,最終的には「狛○くらぶ」が自立していけるように方策を考え,協力して進めていく必要があると考えています。
対策としては,市直営で行っているスポーツ教室を「狛○くらぶ」に委託することによってその自立を図っていくほか,「狛○くらぶ」の主体性に配慮を行いながら,連携して検討を進めていくこととしています。平成26年度,新たに「狛○くらぶ」に委託したバスケットボール教室は,直営時代とは異なり,プロ選手を講師として招致するなどしており,今後も工夫した運営ができるよう支援を行っています。
以上です。
委員長
ありがとうございます。
それでは氏家委員の評価視点Ⅱで質問と意見があるようですのでお願いします。
事務局
質問・意見として,青少年バスケットボール教室は1度のみの開催なのでしょうか。この様なプロを招いてのプログラムがあるのは受講生にとっても貴重な体験になると思います。どんどん実施してほしいと思います。狛江ではこのプログラムを受講できる!と自慢にもなります。という,開催状況及び開催回数を聞かれているものです。
また,今後の課題に「狛○くらぶ」が自立していけるようと記載がありますが,現時点で何か対策は出ているのでしょうか。という2点の内容をお寄せいただいています。
社会教育課長
青少年バスケットボール教室は今後も継続して委託していく予定です。今年度は12月から1月にかけて実施する予定で現在調整中です。
「狛○くらぶ」の支援については,原則会員の受益者負担であり,適正な金額設定が必要だと考えています。その上で教室運営の委託によって財政的な支援を行うほか,何が必要なのかを「狛○くらぶ」と連携して検討していきたいと考えています。
委員長
ありがとうございました。
それでは,この視点に関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
長田委員
今後の課題の部分についてですが,自立するのはなかなか難しいと思います。当初どうなるかと思いましたが,ここまできていますので,どのような支援を今後していくのか,自立するまで支援するしかないと思います。今年度で終了しますとなってしまうと「狛○くらぶ」の運営している方は困ってしまいますので,どうかお願いしたいと思います。
委員長
先ほどの話の中にありましたが,受益者負担で行うと,現在の入会金・年会費はどの位上げなければいけないのでしょうか。50万円の補助金が無くなるわけですから。
事務局
現在の人数で計算すると約3千円です。
委員長
3千円位年会費を上げることで補助金をもらわない形で現状の事業ができるだろうと思います。
そうすると,3千円払うとなる,現在参加されている方々がどの様な気持ちになるのか。3千円払ってもやりますとなるのか,会員の方の意見等はありますか。
社会教育課長
会員からは会費についてや補助金との関係などを意見として聞いた事はありませんが,「狛○くらぶ」としては市の補助金は継続してほしいという意見を伺っています。
委員長
そうですね。できるだけ負担が少なく,市から補助金をだしていただきたいのが基本だろうと思います。
永田委員どうですか。
永田委員
団体には頑張っていただきたいと思います。
7ページの一番上に行政からの支援内容(平成24年度調査結果)に「情報提供60.9%」とありますが,これは60.9%の人が支援を受けたと感じている事なのですか。6割の内容しか知らせてくれていないのかとも読み取れますので,60.9%の意味をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。
社会教育係長
本調査は,文部科学省から区市町村と総合型地域スポーツクラブに調査がきます。
ご質問の項目は,総合型地域スポーツクラブがある区市町村への質問です。そのような情報提供を行っていると回答した区市町村の割合が60.9%ということです。
永田委員
これは団体の方がそのように感じたのか,それとも提供している区市町村が言っているのか,どちらですか。
社会教育係長
区市町村が言っています。
永田委員
では団体の方はどの様に受け止めているかはこの調査ではわからないのですね。問題はそこです。いくら提供したいと言っても団体が情報を受け取っていませんとなると問題です。今後機会があればチェックしてください。
委員長
狛江市以外の総合型地域スポーツクラブを行っている様々な区市町村の,このような運営をしたら人が多くなったというような事例や,例えば東京の多摩地区の市の連絡会のような横の繋がりはないのでしょうか。
社会教育係長
東京都の広域スポーツセンターがあり,その連絡会が年に1度あります。その時に事例発表などがあります。
委員長
取り込めるものについては「狛○くらぶ」に対し事例の内容を伝えているのですね。
社会教育係長
広域スポーツセンター等の情報提供は随時行っています。
委員長
受け止めた方がすぐに出来るかはまた別問題ですが,情報提供などは行っているのですね。
所管課の評価の中に事業評価で中学校のバスケットボール部と工夫して行っていることが,市の委託事業と重なって財政的にも団体の役に立っているという記載があります。そうすると補助金の分を基本的には様々な委託を受けて,その委託を効果的に行うことによって自立に近づけることをすると。委託も市のお金ではありますが,市の業務を担うという点でしますから自立に繋がります。委託も徐々に提案型委託になるといいですね。スポーツクラブが「このような事業を実施すると良いだろうし,こちらで委託を受けます」と,市に提案して,市がそれを受けて市の事業として取り上げる。団体は財源が無くても市の委託事業と決まれば市の委託金で実施ができる。市としても市の事業を団体にやらせることができる。絶えず市から受けるだけではない団体として,自分たちがこんな事をしたい,こうすれば人が集まるなど市に委託事業として提案していく。そのようになってきた時にはじめて「総合型スポーツクラブ」になると思います。
いつも受身ではだめで,自分たちへ委託をしてもらいたいと提案型の団体になっていくことが大切だと思います。また,前年度のうちに計画を作成できれば,市としても予算が組めるので,計画的に事業が提案できるような組織的なもの・人が「狛○くらぶ」の中に出来てくるといいと思います。ただ運動を楽しむ事ができたら良い,ではなく市民が参加できるのはどのようなものがあるのか自分たちで考え,市に提案していく団体になると良いと思います。
永田委員
その通りだと思います。主体的に行わないとどんどん衰退していくのが自然ですので,自らの活動を自らつくる,そのような信念を持たないといけません。
スポーツをする人は元々スポーツそのものを向上させようという事に意欲がある一方,得てして自らの活動を自ら作るという発想をしにくいと思います。組織としてどの様に発展させていくかというテーマは,本当は別の人が行い,それが合体していくと一番良いのですが,ローカルの場合には組織化していることは理想論であり現実ではないと思いますので,その点は市の指導がそのようなところまで少しずつ行き届けば良いと思います。
自分たちが行う時に自分たちの必要なものをとにかくリストアップしておく,これが必要だと思ったときにはそれを記録し,次の機会までに整理して提起することが必要である,という,そのような習慣を市の人がクラブの担当の方に指導されたらいかがでしょうか。そうすると市もわざわざリサーチに行かなくてもどんどん来ます。団体から来たものを整理した方が非常に整理しやすいと思います。こちらから聞きに行くと,聞けば聞くほど答えなくてはいけませんので,だんだん聞きにくくなります。それよりは,どんどん言ってください,言わないと損だという風潮が出るくらいに持っていく方が良いと思います。限りある予算ですからそれなりの理屈で整理していかざるを得ないとは思いますが,やはり意見を出してもらった方が市の立場としても,実際に運動する立場の人にも,クラブを運営する立場の人にも,両方プラスになると思います。
委員長
現在のところは活動の場所の支援や様々な情報提供,物品の貸出などで支援をする。そしてできるだけ自立の方向に持っていくことが望ましいですね。
是非長田先生のような,団体のかけだしのところから知っている方に入っていただいて,提案型の総合スポーツクラブになるように,役所のぶら下がりではなく,自分達が役所に対してこのような事業をしたいと頼もうとすることが必要だと思います。
それには人が必要となり,そのような人を育てるのは市の担当課の仕事になると思います。人を育て,育成された方は中に入ってマネジメントを行う。運動をするのとは別にマネジメントをする方がいらっしゃると自立の方向にいけるのではないかと思います。
それでは,次の視点へ進みたいと思います。
次に,評価の視点Ⅲ「他団体・事業との関わり」についてです。
所管部署より視点Ⅲの資料について説明をお願いします。
社会教育課長
クラブ設立にあたりまして,体育指導委員(現スポーツ推進委員)に「実技の指導からクラブつくりへの助言に至るまで,スポーツに関する知識の豊富な体育指導委員の積極的な関わり」「単に実技指導者であるにとどまらず,総合型地域スポーツクラブの設立に当たっての核となり,行政,スポーツ団体,住民の間の調整役を担ってもらうこと」を期待するとされました。
また,体育協会には「スポーツ指導者の派遣や事業の運営面等での積極的な協力や支援」を期待するとされました。
それに基づき,設立から現在に至るまで,スポーツ推進委員,体育協会の積極的な協力のもと,運営を行っています。
平成26年度の事業の実施状況につきましては,スポーツ推進委員は積極的に運営にかかわっており,その知識を生かしてだれでも気軽に参加することができるニュースポーツ教室の立案・運営等を行っています。平成26年度はノルディックウォーキング教室やスポーツけん玉教室の企画を行いました。
体育協会からはバドミントン教室における講師などの協力を得て,また,市民まつりの一つであるスポーツ祭の会場では体育協会と連携して広く市民にパンフレットを配布し,広報活動を行いました。
市が委託したバスケットボール教室には狛江第四中学校バスケットボール部の生徒も参加し,生徒はプロ選手による指導を体験することができました。
ビーチボール等各種大会に出場し,他のスポーツチームと交流を図っています。
所管課の評価としては,従来どおりスポーツ推進委員,体育協会と連携して運営を行っていました。市から委託した青少年スポーツ教室では狛江第四中学校部活動と連携したバスケットボール教室を運営しています。
評価分析としては,従来からの取り組みに加え,学校の部活動と連携した取り組みを行ったことは,今後の「狛○くらぶ」のあり方を検討するうえで評価できると考えています。
課題としては,体育協会や各種大会等を通じて市内スポーツ団体とは交流が図られていますが,今後はその他の団体等とも関係性を構築していくことが求められています。
対策としては,健康体操やノルディックウォーキングなど,高齢者でも参加しやすいプログラムも行っていることから,高齢者団体等に広報活動を行っていくほか,団体と連携して教室を開催していくことも考えられます。また,文化団体と連携し,文化事業の充実を図ることも望まれます。市としては,「狛○くらぶ」からの求めに応じ,こうした各種団体と連携が図れるように必要な支援を行っていきたいと考えています。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
では,この視点に対して氏家委員から質問が出ています。
事務局
事務局から代読します。評価の視点Ⅲ「他団体・事業との関わり」については質問が寄せられています。
今年チャレンジデーがありましたが,「狛○くらぶ」は関係していましたか。という点です。
社会教育課長
「狛○くらぶ」会長にはチャレンジデーの実行委員に就任していただいています。また,多くの会員に参加をしていただいています。そのほかには,当日集計センターがありましたが,そこの運営にも協力していただきました。
委員長
この様な時に組織された170名の会員が動いてくださるのですね。
社会教育課長
はい。
長田委員
色々な問題があると思いますが,時間をかけて解決していくしかないだろうと思います。
記載もありますが,ノルディックウォーキングなど高齢者でも参加しやすいプログラムを行っていることから,高齢者団体等に広報活動を行っていくことは大事な事だと思います。
ノルディックウォーキングはきちんとした講師が指導をしているのですか。
社会教育課長
はい。
長田委員
ではなおさら良いですね。
高齢者団体に呼びかけると参加が増えると思います。しかし,使用するノルディックのポールの値段が高いので,どの程度費用がかかるのか提示した方が良いと思います。もしくは市が補助をするか。是非お願いします。
社会教育係長
いくつかは分かりませんが,ポールは団体でも用意もしているようです。
永田委員
チャレンジデーはいつ行ったのですか。
社会教育課長
今年は5月27日,5月の最終週の水曜日です。
永田委員
チャレンジデーの効果はありましたか。
社会教育課長
どの位の方が参加したのか数を把握する,人口が同じ規模の他の自治体と対戦というのがあり,今回は大阪の柏原市と対戦しました。割合では負けてしまいましたが,初めて取り組んだ事で,何かで体を動かすことや何かをすることのきっかけにはなったと思います。
永田委員
そのような意味ではとても良い事だと思います。チャレンジデーは1年に1回ではなく,どこまで出来るかは別としてもう少し季節をみて行うことや,種目を変更するなど機会を増やしていくと良いと思います。市民が出る機会をうまくつくることが非常に大事だと思います。
委員長
スポーツ推進委員は狛江市には何名いますか。
社会教育係長
12名です。
委員長
これは市の人口に対応して数が決まっているのでしょうか。
社会教育係長
以前は法律で規定されていたと聞いたことはありますが,現在は特に規定はありません。
委員長
スポーツ推進委員は市の非常勤職員という位置づけなのでしょうか。
社会教育係長
はい。
委員長
このような方が体育協会と一緒になり色々な事を進める,間に入る役目を行っているのですね。普段はどちらにいらっしゃるのですか。
社会教育係長
常勤の方ではありませんので,会議やスポーツイベントなど必要に応じて活動してくださっています。
委員長
週に20時間の非常勤等ではなく,必要な時のみお越しいただくような形態の非常勤職員なのですね。
長田委員
私は以前,剣道の体育指導委員を世田谷区でしていました。「剣道教室を○○中学校で開きます。期間は3ヶ月,毎週水曜日」など決まると,そこに出向き,剣道を教えていました。学校の勤務時間が終わってから体育指導委員として行っていましたので,学校の教員をやりながらできました。
委員長
では,他の職業を持っている方もしているのですね。スポーツ推進委員と言っても基本的には指導者になるような方なのですね。
社会教育係長
元々体育指導委員はスポーツの指導者的なイメージで制度が創設されたのですが,スポーツ基本法が制定された時に,体育の指導だけではなく,地域とスポーツのコーディネート役を大きな役割として付加されましたので,現在ではそちらの方にシフトされつつあります。
委員長
色々な事業の実施に係る連絡調整やスポーツ指導その他スポーツに関する助言を行うと記載がありますが,非常に様々な事をする方なのですね。
狛江市には12名いらっしゃるとのことですが,社会教育課としてこの方と年に何回か会議や連絡会などを行うのですか。
社会教育課長
1ヶ月に1回,会議を持っています。
委員長
所管課の評価の中で出てくるのは,学校の部活の連携や,ノルディックウォーキングを高齢者や様々な人と関わり一緒に入っていく事で広がっていくと思います。高齢者は自分の友達に勧めそこから広がる事がありますので,広報活動も行うだけではなく,そのような事も行っていかないとなかなか広がっていかないと思います。
他にないようでしたら,次に進みたいと思います。
次に,総括についてです。
所管部署より総括の資料について説明をお願いします。
社会教育課長
スポーツ基本法第21条が規定するとおり,「子どもから高齢者までが,楽しく,気軽にスポーツ・文化活動を楽しめる」環境を地域の人たちが主体的に提供する「狛○くらぶ」は,狛江市後期基本計画で掲げた「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をしている市民の割合」を現状(平成26年度)の36.9%から目標値の50%とするために大変重要であり,「狛○くらぶ」が今後も充実した事業を提供できるよう,市として支援を続ける必要があると考えています。
しかしながら,市から「狛○くらぶ」への補助金は開始から5年間,平成27年度を持って終了することから,事業委託なども含め,改めて支援策について「狛○くらぶ」とともに検討を行っていく必要があると考えています。
会員・教室参加者は増加していますが,補助金は平成26年度の支出の約31%を占めており,補助金の終了により,現行の教室規模を維持することは困難であります。「狛○くらぶ」には事業の縮小や会費の適正化等が喫緊の課題となりますが,そのためには総合型地域スポーツクラブ設立・育成支援事業を行う東京都広域スポーツセンター等,専門家の知識を活用するよう,「狛○くらぶ」に促していきたいと考えています。
その上で,会員を確保するため,「狛○くらぶ」の認知度を高めるべく,連携して広報活動を行っていくことも必要です。また,活動に広がりを持たせるために,スポーツ団体以外の各種団体と連携を図ることができるよう,支援を行っていくこととしたいと考えています。
以上です。
委員長
それでは,総括のシートに関して皆さまから質問や意見をいただきたいと思います。
まずは氏家委員から総括についての質問・意見がありますので,代読お願いします。
事務局
事務局から代読させていただきます。
総括の終わりの方に「スポーツ団体以外の各種団体」とありますが,具体的にはどのような団体なのでしょうか。という質問です。
合わせて意見も読ませていただきます。
「狛○くらぶ」は,ただスポーツをするだけではなく,色々な役割を持っていることがよく分かりました。とても意義のある事業だと思うので,その存在や内容をもっと広く知られるようになり,気軽に参加できることが大事だと思いました。
氏家委員としては,どうしても親目線の意見になってしまいますが,やはり小さい頃からスポーツに親しむ,体を動かすことが自然にできるようになってほしいと思いますので,子どもが参加しやすいプログラムもぜひ増やしてほしいと思います。とのご意見を寄せていただきました。
以上です。
委員長
「スポーツ団体以外の各種団体」とはどのような団体のことですか。
社会教育課長
老人クラブなどの高齢者の団体,文化活動をしている団体等が考えられます。
委員長
広報活動がなかなか難しいことが課題かと思います。いかがでしょう,50%,半分の市民が知っていると,「狛○くらぶ」が大体認知がされて,そのくらいの人の意識がスポーツに向かうのではないでしょうか。「狛○くらぶ」の認知度はどの程度ですか。
社会教育課長
「狛○くらぶ」独自の認知度はデータがありませんが,国の調査によると,総合型地域スポーツクラブに対する認知度は,非会員への調査結果では63.2%が知らないという回答をしています。
委員長
やはり3割くらいの人は名前を知っていても,6割の市民の方は知らないのですね。市役所の人などは知っているでしょうけれど。
どう広げていくかが大事です。広げて分かってもらい,そこに参加していただくという2ステップがあるので,難しいと思います。
長田委員
やはり「狛○くらぶ」という,気軽に参加できるスポーツ関連団体がある事をもっともっと周知していくことが必要です。
また,小・中学生を対象とした事業を「狛○くらぶ」が主体となって実施していくことも広報活動に繋がっていきます。小・中学生対象の「狛○くらぶ」発行の案内を各小・中学校に配布することにより,それを見た子ども達だけでなく親たちも知ることができるので,是非,小・中学生を対象とした事業をもっと幅広く取り上げていくことが今後の「狛○くらぶ」発展の為にも必要ではないかと思います。
永田委員
専門家の知識を活用するのは当然ですが,財源を引っ張ってくることは非常に難しい事なのでしょうか。場所がないことが一番大きな阻害原因になっているとすると,場所を確保する為にはよほど思い切った事をしなければいけません。どんな形でも良いので,財源を確保してその様な場所をつくり,確保することが必要になってくると思います。貪欲に色々な所に働きかけて進めてほしいと思います。
委員長
これから市として支援を続ける中で,補助金はなくなりますが,補助金に変わるものとして,委託料渡すとか,オリンピック関連予算から上手く回すとか,考えなくてはなりません。
東京都はオリンピックについてはこれから予算を非常に潤沢に使い始めますので,それを上手く持ってきて一緒に行うことをしないと,市から予算を改めて出すことはなかなか難しくなりますし,様々な他の情報を沢山集めて上手に進めていかないと難しいと思います。
また,「狛○くらぶ」の事業そのものを縮小するにしても,参加者が多いものはできるだけ残し,参加者が少ないものについては,すぐに無くすのではなく,隔年おきに行うなど,内部での工夫も必要になると思います。
中学生を対象とすると,学校を会場として使用することもできます。中学校は主に部活等で使用していますから,基本的には空いてはいないものですが,うまく連携すれば,その中で何回かは空けてもらえるかと思います。もしくは,試験前等,部活動で使用されない時期を狙って行うか。財源は減らすが支援はしていかなければならない,他の団体と連携をとらなければならない,文章で書くのは容易ですが,実際には非常に難しいことです。
実際に「狛○くらぶ」の参加者や会員の方は理解しているのでしょうか。
社会教育課長
こちらが予算の事を具体的に話す対象の方は,補助金が終わる事,その事に対してどうするのかは,意見交換していますので,ある程度理解をしていただいていると思います。しかし,実際に会員の一人一人までが認識しているかはかなり厳しい状態だと思います。
委員長
他にご意見やご質問はありますでしょうか。
それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所は特にありませんが,会員の年齢層・どのような方々が会員として参加されているか等,加筆修正が必要な箇所については,第4回の審議会までに検討・修正をお願いします。
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局
今後の日程についてご説明申し上げます。
次回,第4回の審査委員会は,9月2日(水曜日)になります。各事業の補足評価・ヒアリングを主に行う予定でしたが,修正後の評価シートの確認と,審査委員会意見の確認をさせていただければと思います。
第5回は,10月22日(木曜日)に,委員会としての答申作成についてのご検討と,今年度の振り返りを行いたいと予定しています。
委員長
それでは,他にないようなので,これで第3回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。
1 日時
平成27年9月2日(水曜日)午後2時~3時42分
2 場所
防災センター402会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
委員 永田 従雄(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
山田 秋 (学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.議題
(1)事業評価シート(修正後)の修正確認
(2)狛江市教育委員会の自己点検及び評価に対する審査委員会意見の確認
①小学校におけるタブレット端末の活用について
②総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援について
2.その他
6 会議録(概要)
委員長
定刻となりましたので,第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
それではまず,修正後の事業シートについて,今回の修正確認を事務局から説明をお願いします。
事務局
事務局より説明いたします。
事業評価を行ったヒアリングシートですが,「小学校におけるタブレット端末の活用」につきましては,別紙2としていた用語説明を,他と同じようにヒアリングシート内に記載する形としました。具体的には3枚目の5ページ目の基礎情報欄に転載しております。評価の視点Ⅲ「学校内及び市教育委員会によるサポート体制」の基礎情報欄に情報教育推進協議会の話,ICT支援員の話を盛り込ませていただきました。
また,社会教育の方,加筆修正が挙がっておりました「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)」のシートにつきましては,A3サイズの用紙の一枚目,評価の視点Ⅰに「会員内訳」を加筆しております。
その他,2つの事業ともに,元々の内容の趣旨を変えない範囲で,箇条書きを文章にするなど文言・表・写真の修正を加えております。
以上になります。
委員長
修正箇所に関して委員みなさまから意見はございますか。
永田委員
「小学校におけるタブレット端末の活用」について1点質問させていただきます。
この1ページの所に矢印の下に児童の学力・理解状況はどうか,児童の意欲・自主性・関心度はどうかという2つのカテゴリーにわけて整理してありますが,状況の所が調査による結果が書いてあり,また子どもが肯定的な回答をしている為,それを状況として載せるのはピントが少しずれているのではないかなと思います。むしろここは「児童は違和感なく受けられている」と整理し,この「タブレット端末を使った学習は,わかりやすいと思いますか~」という内容は児童の反応にまとめて入れるのはどうでしょうか。
委員長
それでは,状況という言葉から,パーセントも出ている調査の項目は,アンケートをした結果なので児童の反応の項目に入れ,状況の欄には子どもにスムーズに受け入れられているというような言葉でまとめるのはいかがでしょうか。表記の仕方の問題なので担当課に聞き,よければそれでお願いします。
事務局
5回目までの修正という形でよろしいでしょうか。
委員長
はい。子どもの気持ちは反応の欄でも宜しいと思います。
永田委員
悪い意味での好奇心ではなく,全体としては受け入れる方向でいる状況であるということを強く出した方がいいと思い提案しました。
委員長
他の委員はいかがでしょうか。
よろしければ,具体的に「小学校におけるタブレット端末の活用」,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」の項目について,資料を基に話し合いに入りたいと思います。
それでは,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に対する審査委員会意見の確認についてです。本日の資料について事務局から概要の説明をお願いします。
事務局
事務局より今回の意見のまとめの整理方法について説明いたします。
今回提示いたしました,「審査委員会における意見のまとめ」につきましては,「小学校におけるタブレット端末の活用」「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」の2事業ともに,案として一枚ずつにさせていただきまして,会議録を基に各委員から出た質問や要望等ご意見を拾い上げ,それを「■」で記載した項目ごとに分けてまとめました。
ヒアリング自体は視点ごとで行っていたため,視点ごとでまとめることも検討したのですが,各視点にまたがる項目が複数あったことから,事務局案としては,お手元の資料のとおり,項目ごとに分けさせていただきました。
また,表記としては,発言そのものを記載しているものもございますが,意訳をして質問なども委員会意見として表現する場合の書き方にしております。
「小学校におけるタブレット端末の活用」につきましては,「総評」「学級ごとのタブレット端末の活用状況の調整」「ICT支援員」「今後の提案①児童への活用の促し」「今後の提案②情報機器の整備」の5項目にまとめ,整理いたしました。
「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」につきましては,「総評」「目標値」「文化事業」「今後の提案①子どもを対象とした事業の展開」「今後の提案②高齢者を対象とした事業の推進」「狛○くらぶへの今後の支援のあり方」の6項目にまとめ,整理いたしました。
なお,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」につきましては,狛○くらぶ自体は市直営の団体ではなく財政援助をしている団体であるため,前提となる説明を記載しております。
項目ごとの説明はまた後ほどさせていただければと思いますが,委員の皆様方に置かれましては,この案を,審査委員会意見を検討する上でのたたき台としてお使いいただければと思います。
以上になります。
委員長
それでは,事務局の案を参考に,事業ごとに検討を行います。
事業の項目ごとに事務局からまず項目ごとの追加説明をしてもらい,内容を検討するという形で進めてよろしいでしょうか。
今説明していただいた「小学校におけるタブレット端末の活用について」について5つの項目があるのですがそれぞれの項目を説明していただいた上でこういう事についての今までの私たちの話し合いはこうであったと確認したいと思います。各項目についてやってから最後に総評に戻りたいと思いますが,よろしいでしょうか。
【異議なし】
委員長
では事務局より,「学級ごとのタブレット端末の活用状況の調整」,「ICT支援員」と順番に流していく形でよろしくお願いします。
事務局
では,初めに「学級ごとのタブレット端末の活用状況の調整」について説明いたします。
概要としましては,活用状況の差をなくすよう対策を考え,策を持って配慮すべきという形にしています。
1つ目はタブレット端末が折角あるのならばぜひ活用して欲しいというご意見や,教師によっての差がない方がいいというご意見から課題として整理しました。
2つ目は,費用がかかっている事業であるということや,負担感への対策の活用への初めの一歩をどう取り除くかというお話から,対策についての必要性という形でまとめました。
3つ目は,タブレットの使用計画の有無についての話が上がったことや,校長が率先して使用したり教員を指導したり指示を出したりというお話があったことから,差が生じないよう配慮すべきという形にまとめました。
以上になります。
委員長
では,委員の方々,この項目について,加筆や修正などご意見がありましたらよろしくお願いします。
永田委員
最後の校長の所に関して一行目の最後の所に年間計画を作成させというところで上から目線のような表記であるのが気になります。先生方の自主性を押し戻してしまう気がします。校長が指示や意見を述べる,体制を持って行くなど,現実は色々あると思うのですが,ここは「作成させ」よりも,「要請し」の方がよろしいのではないのでしょうか。
また,最初の▽の三行目の「生じることを絶対に避けなければならない」というところで,これは感じの問題なのですが,絶対に避けなければならないと記載すると,避けられなかった場合どうするのだろうという話となるので,「可能な限り」くらいの余地を残しておく必要があると思いました。
3つ目は構成の問題なのですが,2つ目の▽の「市として」というところは包括的に書いてある訳で,3番目の▽の例えば校長はというところは例示として出ているわけですから,むしろこれは2番目の段落は最後にきて,校長のところは2つ目にくるという方が,文章の流れとしてはよいのではないかと思いました。
委員長
永田委員の方から,言葉の使い方で,あまり強い言葉や上からの目線の印象を受ける言葉は避け,「要請をする」等に表現を改めることや,「絶対」についても言葉を改めること,また,▽の文章の順番について,3番目の▽を2番目に,2番目の▽を3番目にした方が,項目の構成としていいのではないかというご意見ですね。
他に何か意見はありますか。
長田委員
「絶対に避けなければならない」というニュアンスで表現するのであれば,その為に教育委員会としてどういう対策をとっていくのかを考えなければなりませんね。そこまですぐに軌道に乗る訳ではありませんから,何年くらいの期間で学校全体がタブレット端末に慣れていくのか,という時間的目安も加えた方がよいのではないでしょうか。
委員長
長田委員からは,教育委員会がどのように取り組んでいるのか,そのような差が生じないために,教育委員会としてこのような取り組みがあった方がいいのではないかということと,子どもたちがタブレット端末を使った授業ができるまでに,何ヶ年くらいの計画の中で全体ができるのか。平成25年度から導入されていますので,ちょうど3年,そのような計画性の中で,当然あと2~3年には1つ一定の結論がでるのではないかと,例えばそのようなことを書いた方が良いのではないかということですね。
このあたりは,担当課に聞いてもらって,あるのであれば入れて頂くようにお願いします。
氏家委員は何かありますでしょうか。
氏家委員
特にありません。
委員長
せっかく狛江市が先陣をきって情報機器としてのタブレットを入れていますので,タブレットを使用している子どもたちの声はパーセンテージで取れているので,その内容が学校の先生達の背中を押す力になると思います。ですから,上から目線で「やれ」と言うのではなく,子どもがこんなに楽しくしているのだから先生方もぜひしっかり頑張ってください,と応援するような感じにしましょう。
教育委員会がそれを支える為に,例えば今,緊急雇用対策費補助金によってICT支援委員が入っていますが,しかしこの補助金が終了したときにどうするかということを考えると,学校の中で上手な先生がICT機器を苦手としている先生を支えていくような仕組みをみんなで作っていくような,そのような雰囲気作りを校長先生がするのではないかなと。学校の中でどの先生もみんな,子どもが楽しくできるタブレットを使った授業を目指すという雰囲気を作ることが校長先生の役割だと思います。
また,そのようなことができる先生を,教育委員会は,狛江市はこのようなことをしていますとアピールしていき,得意な先生を集めていかなければいけませんね。ICTが得意だよ,狛江はそのような特色があるよと,狛江市の教育の特色としてもっと外に出していって,小田急などの沿線で通勤している先生の中にはそういうのが得意な先生もいるでしょうし,そのような先生を狛江市に呼び込んで,狛江市のICT教育の振興とレベルアップになり,そのような人が入ればその先生から学んでできるようになる先生も増えると思います。教師の間の中でお互いに勉強できる雰囲気づくりを校長先生がしてくれればいいかなと思います。
文章は事務局の方でまとめて書いていただければいいかと思います。
では続いてICT支援員についての説明をお願いします。
事務局
「ICT支援員」について説明いたします。概要としては,ICT支援員は必要であるものの,補助金がいつ終了するのか分からないので,地域での支援員の確保を例に方策の検討を提案するという形でやらせてもらいました。
1つ目につきましては,委員会で出たご意見を表現だけ変えた形でそのまま記載しています。
2つ目につきましては,ICT支援員は継続して付けた方がいいというご意見があった一方で,先ほども委員長からお話しがありましたが支援員配置が東京都の補助金によっていて,補助金がいつまで続くかをこちらではコントロールできないため,委員会意見とするにあたり,少し会議で出た話を膨らませまして,学校支援地域本部など,地域で支援員を確保できるような方策の検討を提案する形にさせていただきました。
以上になります。
委員長
はい,ありがとうございました。
このICT支援員の文章についていかがでしょうか。
氏家委員
学校支援地域本部というものがどのような組織か分からないので教えてください。
事務局
狛江市教育委員会で言いますと,おそらく担当部署が社会教育課になると思うのですが,まだ実は狛江市では始められてない事業です。
イメージとしましては,学校とペアになる地域のボランティアのコーディネーターのような方に,週に2~3日学校にいていただき,学校でこのようなボランティアが必要だという時に,その方に相談するとその方が地域のボランティアのネットワークを使って学校が必要とする人材を見つけてきて,学校とつないでいただけるという仕組みです。
これが国の方で進められている事業で,社会教育課でも体制づくりが進められておりますので,そのようなものが構築した上でこうした支援員のボランティアが確保できるという仕組みになっております。
氏家委員
それでは,これは今後の話で今はないということですか。
委員長
そうですね。杉並区では見たことがあるのですが,コーディネーターをしている方は,地元の自治会や町会にも顔をだしていて,その上で歴代のPTAの会長さんをしていた方等が間に入ると上手くいくようで,やはり地元にネットワークがあり,なおかつ学校と連絡調整が上手くいく人でないと,なかなか難しいようです。
例えば副校長先生が今度園芸をするのだけれど,誰か菊を育てている人はいないかな,という時に,「分かりました,ちょっと待ってください」とパッと連絡が行く仕組みが学校支援地域本部で,何人の方がいらっしゃってPTA会議室等から連絡を取り合っているというケースもありますし,学習・勉強であれば,例えば色々なネットワークにお願いしたり,どこかの大学に電話して学生を頼んだり,そのような仕組みができる,ネットワークを持っている方がいるところは非常にスムーズにいき,そのような方がいなくなった瞬間になくなってしまう場合もあると,なかなか非常に難しいです。
コミュ二ティ・スクールという学校の運営協議会方式とのネットワークと一緒につくろうという国の方針がありまして,10年以上しているのですが,なかなか進まないという状況です。
杉並区ではまず和田中学校がそのような仕組みを立ち上げたりしていたのですが,人の問題なので非常に難しいと言われております。
氏家委員
それが立ち上がってもそれが得意な方がいるかというのはわからないことですね。
委員長
そうです。ネットワークを持っていなければ難しいです。
ですから今配置されているICT支援員が狛江市内に住んでいて,その方が東京都からの支援が無くなってもボランティアで引き受けてくれるという人達とすぐに連絡が取れる方が地域本部にいるコーディネーターのような人になると思います。今までは副校長先生が引き受けてくれていたのですが,副校長は忙しくて難しいという現状ですね。今は個人情報もあまり出せなくなって,どのような人がどこに住んでいてどのような能力を持っているのか,そのような情報を集めると,それが流出してしまうと漏えいの問題とかになってしまい,非常に難しい時代になってしまいました。しかし,そのようなコーディネーターとなる方がいらっしゃると,学校にとっては非常にいいと思います。
氏家委員
もしそのような方がいらっしゃらなかったら,また他の手を考えなければならないのですね。担当課には他にいくつか案があるのでしょうか。
事務局
細かくまでは確認できていないのですが,当初指導室ではヒアリングでもあったように,とりあえずマニュアルを作成して当面の対策を考える,ということまでしか今は方向性としてはでていません。そのため今回はあくまで提案という形でこのように書かせていただきました。
委員長
それでは,何らかの形で支援員さんを確保できるか,支援員さんが確保できないときにどう学校を支えていくかということを担当の指導室がしっかりサポート体制を作っておかなければならないという言い方になりますね。
長田委員
私も「今後補助金が打ち切られた時の対応として」という記載ですが,いくら「例えば」がついても,この表記のままでは方針がなさすぎではないかと思います。打ち切られた際はそれに代わるようなものを市として考えていかなければならないので,いきなり地域支援本部に振るのではなく,経過措置としては何らかの対応はするけれども,将来的にはこのように支援員を確保できる方策を考えていきたい,という風にするといいと思います。いきなり振るのではお粗末だと思います。
委員長
打ち切られた場合の対応としても,何らかの形でICT支援員を確保できる方策を講じていくべきだという文章がいいということですね。表記的には,少し柔らかく,「例えば」を書かないで,というご意見ですね。
永田委員はいかがですか。
永田委員
ICT支援員は過渡的なものにしなければならないと思います。
得手不得手の問題で,どうしても支援員が必要な先生がおいでになるとは思いますが,だからこそ,そのような先生が中心になって,特段の支援員がなくても学校内でICTを使う活動ができるようにしていくということを先の目標に掲げないと。東京都がお金を出してくれているうちはいいのですが,出さなくなったら,ばっさりアウトになるのでは駄目で,日頃からボランティアをしっかりとリサーチし,そのような方々を繋ぎ止めておくような活動を地道にしていかないと,これは慌てるのではないでしょうか。
具体的に段取りをしっかりと決めるとはならないと思うのですが,そのことを十分想定していかないといけないような気がします。
委員長
教育委員会も学校も日頃からICT支援員のようなことをできる方との絆を作っていけば,いざという時にも何らかの形で対応できていくだろうということですね。
永田委員
それと,マニュアルがうまくできて機能するといいですね。先生方の能力は高いですからマニュアルがしっかりしていればそれに合わせてそれぞれ上手くできるのではないでしょうか。ですから,いいマニュアルができることを期待したいですね。
委員長
指導室のマニュアルの成果が出ればいいと思います。若い先生は当たり前のようにタブレットができますから,大丈夫じゃないかと思いますが。50代以上にはなかなか馴染みがなくても,若い人は画面を触れば当たり前のように広がるようにものだという世界にいますから。我々のように画面を触ればどうして広がるのが分からなくても彼らは分かっていますからね。学校の力を期待した方がいいかもしれませんね。
では続いて今後の提案①について説明の方お願いします。
事務局
「今後の提案 ①児童への活用の促し」について説明いたします。こちらは児童が自らタブレットに触れられる機会の話が上がったことから設けさせていただきました。
1つ目につきましては,前段で教員がタブレットを使えることを主として環境整備をしてきたという現在のタブレット端末の活用についての話を記載したうえで,今後の話として,委員会で出た児童にタブレット端末の活用を促してより一層の推進をという話に繋げています。
2つ目は,委員会でご提案いただいた内容をほぼそのまま記載させていただきました。
以上になります。
委員長
はい,児童の活用への促しというところの説明が今ありました。委員の方々どうでしょうか。
よろしいでしょうか。では続いて今後の提案②の方にお願いします。
事務局
「今後の提案 ②情報機器の整備」について説明いたします。
1つ目で,小学校にはWi-Fiアクセスポイント各校3個程度しかない,新たに準備できないのかというお話から,課題提起をし,2つ目で,上の話を受けて,委員会にてICTを集中的,統括的に導入をするやり方もいいのではないかというご提案をただいたことから,このような形でまとめさせていただきました。
以上になります。
委員長
同じように今度は情報機器の整備ということで,アクセスポイントを増やしていく,または小出しでなくてある程度きちんとまとめて整えることで一気にできる,という提案でございます。
私から質問ですが,例えば図書館や児童館や教育委員会の所管のところで子どもが使うような場所にタブレットがあればどうなのかなと。子どもは学校にいる時間が長いと思いますが,学校だけでタブレットを触るのではなくて,今世の中行けばどこでもタッチパネル化が進んでいて,切符の購入なんて昔みたいにボタンを押すのではなくて画面式になりましたし。ですから,そうすると役所関係・教育委員会関係で図書館とか児童館とか,そのような子ども達が利用するような所にもタブレットを置くようにして,日頃から触れるようにしたら,子どもの学びの意欲はもっと上がるだろうと思います。
子どもが沢山使うようになれば学校の先生は使わざるを得ないだろうなと思いますし,逆に先生が子どもから教わるようになってもいいのではないかと思います。多分6年生くらいになれば結構使えるようになると思うので,色々なところでタブレットに触れられるという環境づくりが大事なのかなと思います。
学校の中でも当然だし,例えば,養護教諭もタブレットで色々できますよね。学校にある電子黒板等に今月休んだ子の数とか,病気が多いとか,けがが多いとかの情報を養護教諭がタブレットに入れて送るとか,教室だけではなく,色々なところで先生がタブレットを使って色々なグラフを作ったり,お知らせを出したりすることによって,子どもには子どもで色々なところにあるタブレットに触れるという環境を,小出しではだめなので一気に環境整備すると使用率も上がるかなと。
小出しにしていくと壊れて次の更新の時にまた更新が入って,となるので,一気に,政策的にどん、と導入していくことがいいのではないかなと。ちょこちょこ入れていると,小刻みな修理・修繕とかで結局新しさが無くなるのではないかと思います。ボリュームという点では,ある程度色々なところで触れて色々な先生が使用するということになり,そのためにもアクセスポイントを増やさなければならないし,色々な教育委員会関係で子どもを扱う施設にもタブレットを置いて使えるようにしなければならないと思います。図書館ではタブレットを使って検索とかできるのでしょうか。本の検索等はできませんか。
事務局
検索の機械は置いてあるのですが,タッチパネルで操作しても持ち運びはできない通常の画面のものです。
委員長
探している図書がだいたいどこの棚にあるのかが分かるものですよね。
事務局
一般的な検索機能となっております。
委員長
あくまであれは検索機能だけで,インターネットにつながるとかではないですよね。
図書館にタブレットがあったりすると,子どもが調べ事をする時に本と同時にインターネットで一緒に調べていくこともできますし,プリンターがあれば,本当に私的なものであればその場で印刷するのにはお金を取って,学校の宿題なら印刷代を無料にしてあげるなど,そのようにしていくと色々なところで使うことによって効果って上がるのではないかなと思います。情報機器の整備の中に色々なところで使える,だから児童の活用の促しにつながる。
事務局
学校施設に限らずに,ということですね。
委員長
はい,でもなかなかいっぱい買うって大変ですよね。それはわかります。お金がかかるものなので。
氏家委員
今のお話だと結構自宅に持っている子がいるので,そういうのも連携して使えるといいのかもしれないですね。
でもそうすると,自宅にある子とない子で差が出たりすると,またそれはそれで問題なのではないかと思いました。
委員長
経済的,格差がないという訳ではないですので,自宅にそのようなIT関係機器がないご家庭もありますからね。そのような子どもたちのためにも公共施設に置いてあって,そこに行けば使えるという環境にし,自宅にある子はいいのですが,自宅にない子はそこに行って自分で使えば勉強できるんだと,そういう風にしてあげることによって,狛江の子どもたちは全員ICTは大丈夫だよという風に育っていけばいいのではないかなと。今はICT使えない子は多分社会人になった時になかなか難しいという時代ではないかと思います。
氏家委員
小学生の子どもは,お父さんのIPadで動画を見たとか,すごく詳しいですよね。ご家庭に結構あるものだとは思います。
委員長
私たちのもっと下の世代は先に進んでいると思います。
長田委員
今後の提案のところを2つに分けてありますが,分ける必要はないのではないかなと思います。最後の「一括して取り入れていくことが望ましい」と結論は出ている訳だから,例えば,「一括して取り入れることを検討する」などのように収めるといいのではないかと思います。この文は2つに分けると先の文が非常に無責任な表現になってしまいます。2つに分けるのであれば,「障害となっている」で終わらせて,続く文章で「改善を図りたい」とした方がいいですし,それより1つの項目にすれば「なっているようである」のままでいいと思います。
委員長
2段落とせず,1つの文章でつなぎ合わせ,障害となっているので,要は様々な機能も組み合わせも便利になるので,予算の制約もあるけれども,ある程度のボリュームを持って一括に取り入れていくことを検討されたいというような表記に直すということで。検討されたい,と記載すれば,検討してくれればいいのであって,予算の制限の中なので絶対入れろということではないので,一応検討されたいというような形としましょう。
では,続いて最後に総評について事務局の説明をお願いします。
事務局
「総評(事業の印象と今後の方向性)」について説明いたします。概要としましては,評判や実践状況もよいので,様々な点から推進をしていくべきという形にしています。
1つ目と2つ目の項目につきましては,いただいた意見をほぼそのまま使わせていただいております。
3つ目は,体育の授業で,タブレットで撮影した映像をみんなで動画を見ながら話し合うという話がありまして,映像等の情報をみんなで共有してお互いに意見を言い合ったりすることは効果的だと思うというご意見が出たあたりをまとめて,設けました。
4つ目は,ヒアリング時の質問から主任教諭・主幹教諭の公募制度の話が上がったことや,保護者へのお知らせをした方がいいというご意見を基に,タブレット端末を利用した授業がより発展していくよう事業を推進していくべきであるという形にまとめさせていただきました。
以上になります。
委員長
はい,ありがとうございます。今までの項目を踏まえて総評ということで委員の皆様のご意見はありますでしょうか?
永田委員
上から3つ目の▽の一行目の真ん中から後ろにかけて,同じ画像を基に双方向のやり取りができるとありあますが,双方向という表記を使っていますが,ここは誰と誰が双方向なのか明確ではありませんし,三行目の「タブレット端末を介して皆で共有した情報をもとに互いに意見を交わすこと」の内容が最初のカギカッコに入ってしまっているので,むしろそこのところは,同じ画面をたくさんの人が見られるから意見を交わせるくらいの軽い感じにした方がいいかなと思います。「同じ画面を多くの人が見られる」という記載で一つのカギカッコにして,そうすれば双方向のところを切り取ってもいいのではないかなというのが1点です。
2点目は4つ目の▽のところで,要はここで言いたい事は,公募制度の中で力を持った先生を上手くたくさん採用するという形にすれば,自然と皆がそういう方向に準備することになるということです。主任教諭,主幹教諭は学校の状況を見た中で実際に自分たちがどうするかということを考えていられる方なので,活用してなんて中途半端に言わないで,もっとはっきりと公募制度の選考基準に加えたらどうでしょうか。「タブレット端末を活用した授業を主任教諭,主幹教諭の公募制度の選考項目に加えたり」などと,少なくともICTに関してあるレベルはないと主任教諭,主幹教諭になれないですよ,というくらいの明確な提起をした方がいいのではないかと思いました。
委員長
今3つ目の▽の双方向という記載を,同じ画面を同時に見ることができるという言葉に変えた方がいいのではないかということと,主任教諭,主幹教諭の公募制度の中にタブレットが活用できるということをきちんと明記し,またそういう先生を採るという強い意志を表したらどうかというご意見ですね。
氏家委員
2番目の▽の「家庭でもそれらの機器に触れる機会も多いのではないか。」というところで,私の印象としては「多いので子どもたちはスムーズに受け入れることが出来た」等と繋げると分かりやすいかなと思いました。
委員長
多いのではないか,と止めないで,子どもたちの意識とかタブレットに対する意欲とかが高いと繋げていく文章にするということですね。
永田委員
多いことによるのではないかという表記でもいいと思います。多いのではないかだと,その状況全ての表現しているのですが,多いことが存在している,そのことが影響しているのではなかと書かれたらどうかなと思いました。
委員長
例えば各家庭のスマートフォンやタブレットの普及率は数値でありましたか。
事務局
各家庭の普及率については,資料はありません。
委員長
狛江市ではあまりこのような数値は調べないでしょうか。
事務局
国では調査をしています。
委員長
国レベルではね。市ではなかなかできませんよね。
氏家委員
でも今は,パソコンはなくてもスマホはありますからね。そうすると子どもが親のものを借りてしていますよね。
委員長
スマートフォンって今パソコンと変わらないですよね。インターネットが出てきて辞書機能があってなんでもできるものですから。
スマートフォンの数を,こういうのを所持しているかいないかの調査だってできないですよね。
事務局
例えば何かに組み込んでアンケートはできると思いますが。
委員長
例えば学校の中でやる分には教育の目的としてやるからまだいいとして,市民向けにはできないですよね。
事務局
そうですね。全体を組み立てたなかでという形になるかと思います。
委員長
国勢調査でもこのような項目は調べないですよね。
事務局
狛江市では市民アンケートを毎年定期的に実施していて,その質問項目はその年毎に変えているので,そこに加わえることもできるので,一連の文脈の中で必要だというので加えることは出来なくはありません。
委員長
例えば,学校で子どもたちの家庭にスマートフォン等の有無を尋ねたことがあるのであれば,そのような数値データは記載した方がいいですね。例えばここでは文章で一般的な家庭で進んでいるって書いてあるのですが,本当にそうなのかという点について,例えば「狛江第三中学校の調査によると87%がスマホとかパソコンがあるという調査がでてる」など,そういう裏付けとなるものがあってもいいかなと思います。家庭でのスマートフォン等は多分多いし進んでいるとは思うのですが,裏付けのデータを探しておくとよいと思います。中学校あたりは調査しているかもしれませんね。スマホとかそういう色々な問題で,指導の為にアンケートをとっているかもしれません。今ラインとかが利用されていて,ラインは無料で使用できるので,ラインに色々書いてライン同士でつながる。それも色々なところに繋がっていき,そこで色々なものが出てくる。そのためにスマホを持っていたり家にあるという子ども,特に中学生が結構いて,80%くらいはいるのではないでしょうか。中学校に聞いてもらうとデータがあるのではないかなと思います。
総評について他にございますでしょうか。
では,これで小学校におけるタブレット端末の活用の議論は終わります。
次の事業に入ります。続いて総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援についてです。事務局から説明をお願いします。
事務局
「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」につきましては,資料説明の時に触れましたとおり,前提となるお話を一番上に書かせていただきました。これはこの意見が最終的に一般市民に見られる際に,狛○くらぶをご存知ない方もいる可能性がありますので,前提として狛○くらぶはこのような団体であり,評価・提言を行うということはあくまで補助金を出す側が行うべきことだと考えているという前提をつけさせていただいております。
それでは,項目ごとに,まず「目標値」について説明いたします。概要としましては,目標値が現段階で高いので,達成を本当に目指すのであれば,早急に現行以外の方策を探るべきと指摘するものとしています。
改めまして1つ目について,施策成果指標とその目標値については,現状から見まして「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」50%だと目標が高いのではないかというご意見から,1つ目の内容を記載させていただきました。
2つ目は,上の件について,視点Ⅰのヒアリングで出た複数の具体的なご意見を意訳してまとめています。
以上になります。
委員長
今目標値前提と,説明がありました。目標値についてご意見があればどうぞ。
では私から,「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」という言葉を聞くと,非常にハードルが高いような気がします。「週に1回以上スポーツをしているか」,と言われると,野球,サッカー,テニスとか,バドミントンとかや,ジムに行って汗を流したり水泳をしたりというのはなかなか難しいので,普通に聞くとやはり「スポーツはしていません」と答えてしまうのではないかなと思います。例えば,スポーツ活動という言葉に,狛○くらぶで行っているノルディックウォ―キングのような運動も含めて,週1回仕事終わった後走っています,ジョギングしています,または土日には夫婦で歩いていますなど,そのような健康を増進するためのスポーツに近い活動も含めて聞くようにすれば,50%という目標に近づくのではないでしょうか。
アスリートをつくるためのスポーツではなく,市民の健康などを向上するためのスポーツ活動ですから,そのようなことを踏まえたアンケートをすれば50%を超えられるのではないでしょうか。高い目標であろうと思いますが,アンケートの取り方の工夫次第では,ひょっとしてできるのではないかと思います。70歳過ぎた方にスポーツをしていますかと聞いてもよほどしている人でないとしているとは答えないですよね。歩いて自分の健康を維持している人も含めて健康の為に何か運動していると,幅広く捉えたアンケートがいいのではないかと思います。
事務局
確認はさせていただきますが,この市民のアンケートでは「週に1回のスポーツ活動」のスポーツ活動の範囲ですが,散歩やノルディックウォ―キングやボウリング等も含めますと記載はしているはずです。
委員長
そのように記載していてもやはりこの数なのですね。
事務局
間口は広げているのですが…。
氏家委員
でも朝は野川とかを非常にたくさんの人が歩いていらっしゃいますけどね。とても多いので、すごいな狛江市民っていつも思っています。
委員長
あれは狛江市民ではなく世田谷区民が歩いているのですかね。
野川や多摩川を毎週日曜日とかにきちんと歩いている人がいれば,50%くらい超えるのではないかと思うのですが,なかなかそこまでいかないというのが実態なのでしょうか。
氏家委員
みなさん謙虚なのではないですか。20~30分以上歩かないとスポーツになっていないのではないかと思ってしまうとか。
委員長
何か時間の決まり等はありますか。
事務局
確認します。ただスポーツ活動の定義として軽い運動も含まれています。
永田委員
やはりスポーツ活動というと,バスケットや野球やテニス等,結構まとまった競技のイメージになってしまうのですよね。そうではなく,「運動をしている」とかそのように書いてもらうと,それなら私もしているよとか,土手を歩いているよとか,最近あそこはラッシュアワーで歩きにくいとか,話も弾んで軽く受け止められるようにするといいのではないでしょうか。「スポーツ活動」と言い切ってしまうと,若い人がユニフォームとかを着て颯爽としているのがスポーツ活動だと捉えられがちですね。
委員長
狛江市民は本当に3割ちょっとの人しか運動してないのですかね。そのようなことはないのではないかなと思いますが。
永田委員
そんなことないと思いますけどね。だから,テニスコートが足りないとか,グランドが足りないといった声があがるのではないでしょうか。運動していることをしっかりと把握できていないから,そのようなイメージの話になってしまうものの,案外,市内の人は運動しているのではないかと。今お話しにありましたとおり,世田谷区から来ている人はかなり進歩的な人ですから結構運動していますし。
私が心配しているのは,狛江に昔から住んでいる方で,例えば今農業はほとんどなくなりましたけど,ずっと農業をしている方で外との付き合いがない人とかです。お年を召されて知り合いと色々なサークルとかで色々な活動をする人が増えてきていますが,そのくらいの歳になると,今度は出不精ですよね。ついついこの歳にして外に出るのは何だからと引っ込んでしまったり。
前からそういうことばかりを言っているのですが,私は,家に閉じこもりがちな方を何とかして外に引っ張り出すような作戦が欲しいですね。行って気まずい思いをするのでは嫌ですしね,年を取ってだんだんプライドが高くなって,何かっていうと馬鹿にされていると思いがちになるものですから。スポーツをする時も,子どもたちと会った時に「こんにちは」とか,「おばあちゃん元気だね」とかそのような言葉が交わせるような,そういう雰囲気になってほしいと思うですが,もう少しゆるくされたらどうでしょうか。
委員長
このアンケートはどこの部署で行っているのですか。
事務局
企画財政部政策室です。
永田委員
幅広いもので捉えているんだよということを,市民が分かるようにすれはいいのですよね。
事務局
アンケートの中にも記載はしているのですが。
永田委員
しかし,実際にはそのように受け止められていないようなので,アンケートの説明でどのように記載されているか分かりませんが,やはり広く市民が体を動かしたりすることが運動であり,スポーツですよということがより分かるようにしたらいいと思います。
委員長
氏家委員どうですか。
氏家委員
学校施設の空き時間の更なる活用ができたらいいなと思います。
委員長
長田委員どうですか。
長田委員
私は概ねこれでいいかと思います。目標値の最後のところですが,私は現状でいいと思いますので,「特別な施設を必要としないスポーツを推奨するなど」というところには,「早急に」という表現はいらないと思います。「他の方策を」を「他の方策も」とし,探ることが望ましいとする方がいいと思います。
委員長
緩やかな表現にした方がいいということですね。
長田委員
現状はそんなものだと思います。いくら奨励したってする訳ではないですしね。そのために狛○くらぶが発足している訳だから,後は狛○くらぶへの財政的援助を厚くしていけば少しずつ広がっていくのではないでしょうか。
委員長
ご意見のとおり,スポーツ活動の推奨など,他の方策も探ることが望ましい,というような表現がいいのではないでしょうか。
では続いて,文化事業について事務局の方から説明をお願いします。
事務局
「文化事業」について説明いたします。概要としましては,狛○くらぶにおける文化事業をどのように扱うかを,文化とスポーツ活動の行き来を踏まえ,方向性を考え明確にする必要性について意見をするものとしました。
1つ目につきましては,なぜ総合型地域スポーツクラブなのに文化事業があるのかという話から,本項目の前段として記載いたしました。2つ目につきましては,書道教室の需要があるようなので,文化事業自体が良くないという訳ではないけれど,認知度の低さや文化の考え方や事業の必要性と方向性の話が上がったことから,意訳し,文化事業の方向性を明確にする必要があるという形にまとめました。3つ目につきましては,ヒアリングでの担当課の話を踏まえ,文化事業の検討について委員会で文化とスポーツの関わり方に対していくつかご意見が上がったことから,意訳させていただき,“文化活動とスポーツ活動の間の行き来”を踏まえながら考えていく必要があるのではないかという提案の形にまとめました。
以上になります。
委員長
はい,ありがとうございました。では文化事業に関する委員のご意見はどうでしょうか。
長田委員
事務局案でよいのではないでしょうか。
委員長
はい,では文化事業に関してはこの文面で行くという形で決まりました。
では,続いて「今後の提案① 子どもたちを対象にした事業の展開」の説明をお願いします。
事務局
「今後の提案 ①子どもを対象とした事業の展開」について説明いたします。概要としましては,項目名のとおりですが,狛○くらぶにおける小・中学生向けの事業の検討や実施について要望するものになります。
1つ目につきましては,小中学生の居場所づくりという観点からも,小中学生を対象とした事業の展開は欠かせないというご意見が上がったことから,まず挙げさせていただきました。
2つ目につきましては,委員会で出たご意見をほぼそのまま記載しております。
3つ目につきましては,プロ選手による青少年事業が貴重な体験になるから今後もどんどん実施してほしいというご意見から意訳し,現行の良事例を積極的に実施すべきという形でまとめました。
以上になります。
委員長
はい,今後の事業で子どもを対象に事業の展開の説明ですが,いかがでしょうか。
氏家委員
私は,スポーツ活動というと特別なことのようですが,小さいころから体を動かすことに慣れていれば,例えば狛○くらぶに入ったことをきっかけで,ずっと続けられれば,体を動かすことが苦にならなくなると思います。そのため,子どもを対象とした事業は数があった方がいいのではないかと思いますので,推進していただきたいと思います。
委員長
この夏休みに親子で体験できる等の提案を,ぜひ狛○くらぶから「この様な事をしたい」と提案してもらい,それに対して市が必要となるお金をしっかりと出して支えていくという。そのためには学校には夏休み前にしっかりチラシを出して,または保育園や幼稚園に持って行って,子どもを対象にするけれど,お父さん,お母さんも一緒にどうぞとする。そのような取り組みが,今度親御さんが自分で何かの時に,じゃあ入ってみてスポーツしてみるかという気持ちになるのではないかなと。取り組みを広げていくことで,また狛○くらぶがその計画するのをサポートしていくことで,狛○くらぶが色々な提案を役所に出して,役所が委託という形でお金を出していく。そのようにすれば補助金が無くなった時も同額くらいのお金を市からしっかりもらって,狛○くらぶも今後ずっと活動して行けるのではないかなと。知名度もアップしますし。小学生とか幼稚園・保育園とか小さい子ども達に狛○くらぶが浸透すれば,その子たちが大人になった時には知名度は大丈夫ですよね。10年経てば全員知っていることになりますから。小・中学生がみんな狛○くらぶを知っていて,そのまま大きくなれば名前を忘れることはありませんから。
山手線でポケモンのスタンプラリーをやっているようなのですが,親子でホームを駆け回って,出て,またsuicaで入って,ポケモンのシールを貼ったり頭にポケモンスタンプラリーの被り物をつけたり,本当に親子で電車を使って動いているのですよ。
だから狛○くらぶも「親子」を使って,保護者にも来てもらって,それをきっかけに狛○くらぶにお父さん,お母さんが参加していくような一つのきっかけになるような親子イベントをするといいですよね。そうするとみんなが知っていきますし,知名度も上がりますよね。そうなると今課題になっていることが一つひとつ解決に向かうのではないかと思います。
長田委員どうですか。
長田委員
ここは特にありません。知っている人は知っていますからね。市の広報紙あたりで大きく取り上げて宣伝してあげたらどうでしょうか。
委員長
広報担当に頼んで記事にしてもらうこともひとつの手ですね。狛○くらぶの知名度を高めるような手段を,担当課が考えて支えていくというのもあってもいいのではないかなと思います。
永田委員どうですか。
永田委員
議論をしていて感じるのは,スポーツにしても文化にしても,狛○くらぶが中心になってだと,それはジリ貧になるのではないでしょうか。
スポーツをした人が文化事業をする,文化事業をした人がスポーツもする。それはそれでいいと思いますが,絶対値は増えない訳ですよね。
狛○くらぶに力を入れるのはいいことだと思いますし,ぜひ進めなければならないと思うのですが,狛○くらぶに頼りきってしまっている気がします。それでいいのかなと思います。
狛○くらぶは便利ではありますが,市として狛○くらぶに対し助成して。彼らが自主的に色々してくれるということで,一種の委託ですよね。そのような関係が中心になりすぎていないかという感じがします。もうちょっと違う形のものを入れていく必要があるのかなと思います。これは印象で,具体的にどうこうという訳ではないのですが。
委員長
元は国の事業で始まった総合型地域スポーツクラブですが,最終的には脱却して自主的に自分たちでこのような団体を作りながら市民活動団体としてスポーツを通して色々な町の人に貢献していくという姿を求めるのではないでしょうか。その第一歩として市民スポーツがあるのではないかと思い,市民がまちの色々なことに貢献していくということに入るのではないと。なかなか日本だと難しいですが,狙っているのはこのようなことではないかと思います。
では続いて「今後の課題② 高齢者を対象とした事業の推進」の説明をお願いします。
事務局
「今後の提案 ②高齢者を対象とした事業の推進」について説明いたします。概要としましては,こちらも項目名のとおりですが,狛○くらぶにおける高齢者を対象とした事業の有効性と,事業の推進について希望するものです。
1つ目につきましては,前段で現在の社会的現状について記載した上で,後段に委員会で上がった意見を付けさせていただいております。
2つ目につきましても,委員会で出たご意見をほぼそのまま記載した上で,団体や事業の活性化に繋げてもらいたいという形にしております。
以上になります。
委員長
はい,今説明ありました。委員のみなさんのご意見を聞きます。
長田委員どう思いますか。
長田委員
私はこれでいいと思います。
委員長
氏家委員どう思いますか。
氏家委員
はい,子どもを対象にしろ,高齢者を対象にしろ,知名度を上げることが第一なのだなと思います。
委員長
永田委員どう思います。
永田委員
特段ありません。
委員長
はい,それでは今後の提案②はこのような言葉でお願いしたいと思います。
続いて今後の狛○くらぶの支援のあり方について説明をお願いします。
事務局
「狛○くらぶへの今後の支援のあり方」について説明いたします。概要としましては,補助金が今年度を持って終了する見込みである中,いきなりの自立は難しいので,補助金の代替と団体の自立の両観点から,提案型委託を提案するとともに,教育委員会に対し地域スポーツ振興の方向性を団体と擦り合わせながら,その他の支援を含め団体を支援するよう要請するものです。
1つ目では,前段で,補助金がいったん切れるという現状について記載したうえで,いきなり全く補助がなくなるのは困難であろうというご意見から意訳させていただき,市のスポーツ施策の目的の一端を担いながらの自立は,現段階では難しいのではないかとしています。
一方,2つ目で,委託事業として良事業例が上がっていることや,金銭面以外でも自立を促し,最終的に提案型総合スポーツクラブにというご意見が委員会で出たことから,「提案型」の委託事業を増やし,団体の活動を間接的に支えることが望ましいという意見にまとめています。
また,3つ目で,本事業で全体的な意見として委員会で出たものをまとめて意訳し,今後の在り方としては,地域スポーツの振興の方向性をすり合わせながら,団体が効果的に事業を進められるよう,教育委員会に支援を希望する形で意見としました。
以上になります。
委員長
では,狛○くらぶへの今後の支援のあり方について,委員の意見を聞きます。
長田委員
最後のところで,「団体が効果的に事業を進められるよう,教育委員会に支援をしてもらいたい」ではなくて「支援をお願いしたい」がいいと思います。
永田委員
今後予算が切られたら団体を間接的に支援するのが望ましいというのは,抽象的であまりよく分からないです。補助金が原則5年なので,5か年の計画が終わったからもう予算上補助金は切れるので,直接的に今までどおりにいかないから,間接的な支援,という表現なのか。金の切れ目が縁の切れ目になってしまわないように,ここはもっと具体的に支援の在り方を書いてもらいたいと思います。
委員長
「間接的に支援する」の内容が,具体的にどのようなことが間接的な支援なのかということですね。基本的には担当課が支援をしていかないと,狛○くらぶそのものの存続は補助金を切ってしまったら非常に厳しいようですので,今いる人達ができるように担当課で支えていくことと,狛○くらぶの人たちが「このようなことをしたい」と提案ができるように,担当課が一回提案事例を出して,このような提案型のものはこのように行うといいですよ,としっかり教えてあげて育てていかなくてはなりません。そうすれば,色々なことをああしようこうしようとみんなで決めていくようになり,それを担当課がしっかり見ていって,今年はこれでお願いしますと委託事業をする。そうすると補助金50万円がなくなっても委託事業である程度できるようになったり,会員数も増えて,会費である程度支えられるようにしていかないと難しいですよね。担当課が一緒になって支えていくように,「間接的な支援」というより支えていかないとと思います。
事務局
ここでの「間接的」という言葉には深い意味はありません。市がお金を出す時に「委託」と「補助」では考え方が違いまして,「補助金」には育成的な意味があり,一定程度のお金を出すからそれで自分たちで活動の方向性を決めて行っていただくために直接的に補助をするお金です。「委託」は同等の関係でお願いしたことを完全に実施していただく方であるため,「間接的な支援」と入れていました。
永田委員
質問ですが,今の補助金なり,助成金なりというものが言われた間接的な,要するに提案に対して委託をしていくような助成の仕方を取るとのことですが,金額的には,今を100だとして実質的にどれくらいの額をイメージしていますか。
事務局
そもそも今狛○くらぶに対して委託事業でしている分も金額的にさほど多くありません。補助金も50万円ですし,委託事業も何百万円分も委託をしている訳ではありません。そのため,今後委託を増やすとしても,金額規模としてはさほど大きくありません。そもそも全体があまり大きくない事業です。
永田委員
御誂え向きの予算をつけるわけにはいかないが,実質的には活動が衰退しないように,というものの,現実は厳しいようですね。
委員長
この決算書を見ると,会費は99万円,補助金は50万円で,委託が21万円で,となると,委託が70万円くらいまでいかないとなかなか難しいかなというところですね。狛○くらぶから「このようなことをしますから,よろしくお願いします」と70万円分の委託を提案して受けられるように担当課が団体を支援・指導しながら,狛○くらぶもそのような団体として,今度は担当課に言わなくても「これでお願いします」と自主的に言ってこられるような団体になればいいと思います。提案が多く来て担当課が困るくらいの関係になればいいかなと思います。
このようなスポーツをしたい,このように狛江市の人達の健康を考えてしたいと,色々な提案をしてくるスポーツクラブへ育てていけば,自立していくとともに,市の政策と一致するので委託という形がとれる,という風にもって行かないと,今の時代厳しいので,補助金をもらってただしているだけと言われてしまうのですよね。会費も少しずつ増えれば会の運営も楽になると思います。今繰越金が27万円ありますが,それを使いつつ育てていかなければいけませんね。
今後の支援のあり方はよろしいでしょうか。
続いて総評の説明をお願いします。
事務局
「総評(事業の印象と今後の方向性)」について説明いたします。概要としましては,団体の現状を記載したうえで,団体による事業の展開への期待と,団体への支援の継続を要望する形にさせていただきました。
1つ目と2つ目は委員会で出た意見をいくつかまとめさせていただきました。
上の2つを受けて3つ目で,団体への期待と,今後の方向性について市と教育委員会に団体への支援を引き続き行うよう要望する形としております。
以上になります。
委員長
それでは総評につきまして,ご意見ございますでしょうか。
長田委員
どういうことになるのかと私も発足当時は思いましたけど,よくやっていると思います。本当に頑張っていると思いますよ。これだけの予算で,年間通してしている事業もいくつかありますし。メンバーもそんなに多くないのですよ。なので,本当によく頑張っていますということを言いたいです。以上です。
委員長
はい,わかりました。
総評の方はこれでご意見がなければ終わりたいと思います。
今までの「小学校におけるタブレット端末の活用」と「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援について」のまとめの話し合いをさせていただきました。他に特にご意見がなければ本日は審議はここまでとしたいと思います。
特に課題として挙がった箇所とかの加筆とかは事務局の方で表現を直していただくということでよろしいと思いますので,第5回の時にお話をしていただければと思います。
次にその他の,今後の日程について事務局の方からご説明の方をお願いします。
事務局
【次回日程確認】
委員長
それでは,他にないようなので,これで第4回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。どうもありがとうございました。
1 日時
平成27年10月22日(木曜日) 午後2時~3時25分
2 場所
防災センター402会議室
3 出席者
委員長 押尾 賢一(学識経験者)
委員 氏家 嘉代(市民委員)
委員 永田 従雄(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
5 議事
1.議題
(1)事業評価シート(修正後)の修正確認
(2)答申案(狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価)の確認
2.その他
6 会議録(概要)
委員長
定刻となりましたので,第5回 狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
なお,今回,長田委員はご都合により欠席です。長田委員からは事前にご意見を預かっていますので,事務局から代読してもらいます。
それでは,事業評価シート(修正後)の修正確認について行います。まず,今回の修正について,事務局から説明をお願いします。
事務局
事業評価を行ったヒアリングシートですが,「小学校におけるタブレット端末の活用」につきましては,タブレット事業の視点Ⅰについて,表記の修正についての意見があった箇所を,加筆修正及び転記しております。具体的には,タブレット端末の活用事業のヒアリングシート1枚目,項目ごとの視点「児童の学力・理解状況はどうか」及び「児童の意欲・自主性・関心度はどうか」の事業実施状況の「状況」欄を加筆しております。また,当初「状況」欄に記載していた内容は,「児童の反応」欄に転記いたしました。
その他,2事業ともに,元々の内容や趣旨を変えない範囲で,カッコ書きの記載方法等,一部の標記を精査しております。
以上になります。
委員長
それでは変更を踏まえてご確認とご意見をいただきたいと思いますが,その前に,今回が今年度最後の審査委員会になりますので,本日の審査委員会で出ました加筆等修正点につきましては,「事務局が修正の上,最終確認はわたくし委員長に一任」とさせていただく形でよろしいでしょうか。
【異議なし】
委員長
それでは修正箇所の確認は私と事務局預かりにさせていただき,完成をさせていただこうと思います。
改めまして,今回の修正箇所について,皆様から何かご意見・ご質問等ございますでしょうか。
永田委員
問題ないと思います。
氏家委員
特に問題ないと思います。
委員長
所管部署である指導室が作成されたタブレット端末事業の「評価の視点Ⅰ:教育的効果」については,肯定的な回答をしている子どもの数値は91%と高い値が記載されています。「高まった」などという言葉でも伝わりますが,できる限り数値化を入れていくと良いと思います。例えば,実際に活用している先生方はどの位のパーセンテージで,ICTを活用した授業を意欲的に行いたいと考えている先生がどの程度いるのか,そのような先生の割合が高ければ高いほど,これからも子どもの為にはよい方向にいくと思います。そのため,できるだけ数値で出していただいて,まとめていくとより説得性がでると思います。数値がでないところは仕方がありませんが,所管部署で数値をつかんでいるものは記載するようにお願いしたいと思います。
それでは,次に進みます。
委員長
狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価の,答申案の確認についてです。
事務局より資料について概要及び整理方法について説明をお願いいたします。
事務局
今回答申案として提示いたしました,「狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価案」は,まず「はじめに」として,当審査委員会が行う自己点検及び評価について,どのような取り決めを基に定めて実施したかを記載いたしました。
次に,「1.今年度の事業評価方法及び選定事業について」として,第1回の審査委員会で決めていただきました,今年度の事業の選定方法及び選定理由について記載しています。また,事業評価方法としてそれぞれの事業ごとに設定した評価視点を記載しています。
次に「2.評価対象事業に対する審査委員会における意見について」として,まず今年度の評価の流れを記載しました。
その上で,事業ごとの意見として記載できなかったものの,委員会で出ました「思い」に当たる意見を記載させていただきました。
その後ろに,各事業評価の詳細として,前回の審査委員会でご検討いただきました「審査委員会における意見のまとめ」を,前回いただいたご意見を基に修正し,総評を各事業の最後に付ける形にレイアウトを修正し,掲載しております。
答申案の概要と整理方法については以上になります。
委員長
それでは,事務局の案を参考に,答申の検討を行います。
新しく提示された部分は見出しごとに,前回からの修正が入っている事業ごとの部分は事業ごとに,事務局から追加説明をしてもらい,内容を検討するという形で進めてよろしいでしょうか。
【異議なし】
委員長
では,今回事務局案として新しく提示された前段の部分について,事務局から説明をお願いいたします。
事務局
先ほどの概要説明と一部重複いたしますが,今回新しく提示させていただいた部分は,大きく分けて「はじめに」,「1.今年度の事業評価方法及び選定事業について」,「2.評価対象事業に対する審査委員会における意見について」の3つに分けさせていただく形といたしました。
まず「はじめに」につきまして,こちらに記載されている内容は,今年度の委員会で決めたことではございませんが,本答申は,この文書単独で読まれることが予想されることから,初めて目にする方でも当審査委員会の経緯及び実施内容の背景がわかるよう記載いたしました。記載内容は,平成25年度の当審査委員会で検討し定めた内容です。
次に,「1.今年度の事業評価方法及び選定事業について」として,ここからが本年度の審査委員会で決め実施した内容についての記載になります。1については,第1回目の審査委員会で決定した,事業の選定と事業の評価方法について説明を記載いたしました。
概ね先の概要説明時にお話ししたとおりですが,まず自己点検事業の選定については,①評価をすることによってさらに効果が見込める事業,②社会的な関心が高い事業,③市独自の事業もしくは先進的な事業の3項目を選定の基準としたことと,その結果,「小学校におけるタブレット端末活用」と「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」の2事業を選定した旨を説明し,それぞれの事業の基準に照らし合わせた選定理由を記載しています。
また,事業ごとに設定した3視点も記載し説明しています。
最後に「2.評価対象事業に対する審査委員会における意見について」として,実際にどのように事業評価を行ったのかを記載いたしました。
最初の2段落に記載しましたとおり,事業の評価については,担当部署が作成した事業評価シートをもとに,担当部署にヒアリングを行うことで評価をしたことを記載しました。そしてヒアリングの結果について,事業ごとに,さらに項目ごとに審査委員会意見を整理した内容を記載しています。
最初の2段落以降は,各事業のどの項目にも属さないものの委員会でいただいたご意見を記載いたしました。
事業評価シートは一定の改善が見られたこと,タブレット事業は速やかに自己点検を行ったこと自体が良かったということ,「狛○くらぶ」につきましては補助金の区切りの時期に実施したことについて触れました。
「はじめに」と「1.今年度の事業評価方法及び選定事業について」は自己点検及び評価事業そのものの説明となりますのでご意見頂きにくいかもしれませんが,「2.評価対象事業に対する審査委員会における意見について」も含め,ご確認とご検討をお願いできればと思います。
以上になります。
委員長
事務局の説明が終わりました。この項目案について,加筆・修正等ご意見はございますか。
1に記載してあります内容は,評価することにより効果がさらに高まる,社会的関心・市独自の先進的な事業という選定の基準にかなったものが,指導室のタブレット端末事業と総合型スポーツクラブ「狛○くらぶ」への支援事業で,この2事業について自己点検及び評価を行いました,という内容です。
氏家委員
私はこのように答申として意見をまとめるのが初めてですので,どのような書き方をするのか,分からない部分が整理できていない状況です。
委員長
答申をまとめるということ自体については,どのようなイメージでしたか。
氏家委員
答申は,このように文書でまとめるというイメージではありました。全てまとめた形で簡単に説明するというイメージです。しかし,その答申だけを読んで,どのような事を行って,どのような結果が出たのか,それが文章でだけでつらつらと並ぶと,読みながら流してしまい,視覚的には一つひとつは頭に入りにくいかなと思いました。慣れていないこともあり,事業評価シートの方が分かりやすく,読みやすかったです。
委員長
文章で流れていると,今までに出していただいた資料のように,色々な枠組みがある方がよく分かるのではないか,ということですね。
例えば,「1.今年度の事業評価方法及び選定事業について」と記載している二段目の「自己点検事業の選定について」は,選定の理由を「1. 」「2. 」と表のような形で,このような視点で以下の二つの事業について行った。と太字にすることで,ぱっと見た時に全て文を読まなくても,ある程度大事な所が見やすく分かりやすいと思います。
ぱっと見た時の読みやすさは,表現のしかたによると思いますので,「はじめに」の枠組みのように各所に取り入れると良いと思います。事務局で対応をお願いします。
氏家委員
日頃,子ども相手で長い文章を読んだり発言したりすることに慣れていなく,一つ一つタイトルがあり,その説明がある文に自分が慣れてしまっているせいもあるのですが。
委員長
市民向けや概要版でリーフレットにする時は枠組みを使用したり分かりやすく構成しています。教育委員会に提出する場合はある程度文章にして多少の格調的なものを付けながら作成しなければならないと思いますが,リーフレットで多くの人に知ってもらう時は,要点を色や枠組みを使い表記のしかたについてデザイン・構成すると良いと思います。
永田委員
いずれにしても,今回の委員会の議論は間接的な議論だったため,なかなかイメージがわきにくいと思います。具体的に何かを討議し納得し結論を出す事とは違い,誰かが実施したことについて色々発言する委員会でしたので難しかったと感じました。そのような中では,まとめの文章としてはこのような形で概ねいいのではないでしょうか。
委員長
では次に,「2.評価対象事業に対する審査委員会における意見について」の部分で長田委員からご意見をお預かりしていますので,事務局から代読していただきます。
事務局
事務局より,長田委員からお預かりした委員のご意見の概要を代理でお伝えいたします。
大きく分けて3ついただきました。
まず,事業選択について,学校教育分野と社会教育分野からそれぞれ1つずつ選んだことが良かったということです。
教育委員会事業の自己点検となると,つい学校教育分野にばかり目が行きがちになるところ,事務局提案を参考に,学校教育分野,社会教育分野から各1つずつ事業を選んだことで,社会教育分野にも目を向けることができた点が良かったとのことです。
2つ目に,「小学校におけるタブレット端末の活用」事業について,こちらは今回の事務局案にも近い内容を記載させていただきましたが,このような事業は導入から何年も経ってから検証したのでは遅いので,導入して2年という早期に速やかに点検を行った意味は大きいとのご意見をいただきました。
3つ目に「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」事業について,まだよく知らない市民がいる可能性が高く,知名度が低いけれど,少しずつ成長している事業を取り上げ点検したことで,事業自体のPRにもなり,携わっている社会教育関係の方の頑張りを認めることができたと思う。事業自体を広めていくことも大事なのでよかったとのことです。
以上になります。
委員長
長田委員のご意見がありましたが,永田委員どうでしょうか。
永田委員
非常に妥当なご意見だと思います。
今までは確かに「狛○くらぶ」と名前は聞きましたが,実態をあまり見たことがありません。このようなものを核にして進めることは一つの方法だと思います。色々な切り口がある為に,結局踏み込めないで終わってしまう危険性があります。どこかに一つの切り口を求めて,それを元に分解し再構成していくことに非常に意味があると思います。
ですが,もう少し事業のPRをしていただきたいと思います。市からの広報の中には「狛○くらぶ」は見たことがないことが気になる部分です。その辺りがまだまだスタートについたばかりで,これからが大事だと思います。
氏家委員
私も「狛○くらぶ」に関して名前は聞いた事はありますが,実際にどのような活動をしているのか分からなかったので,内容を知ることができました。皆様に知っていただくと,必ず参加していただける事業だと思います。
委員長
せっかく一生懸命活動している方がいてもPRが足りないと,なかなか広がりませんから。皆さんもっと広げたいと思っていると思いますが,そのきっかけにこのようなところで評価をすることによって広がっていく,理解者を増やしていくことが大切だと思います。分かってもらえると事業そのものの意義がもう少し理解していただけ,様々な良い意見が出ると,もっと違う形もできると思います。「狛○くらぶ」にとっては補助金が打ち切られるという危機的状況です。その中で,どのように打開していくのかは,色々なところに議題などであがり,色々な理解を得て色々な意見をもらうことで新しい方向性を生み出し,市民のニーズに合うようなスポーツを目指して委託金という形でお金や支援をもらい,「狛○くらぶ」そのものをもっと存続させていく事も一つの形ではないでしょうか。良い機会だったと思います。
ITCのタブレットについても,市内の小・中学生がタブレットで勉強していることはある程度市民の方に浸透しているのでしょうか。
氏家委員
こちらももったいないと思いますので,例えば学校公開日にタブレットを使用する授業を行うなど,どんどん保護者の方にアピールすると良いと思います。私は家族に中学生がいるのですが,タブレットを使用したかどうかは聞かないと分かりません。親が使用したかどうか確認すると答えてくれる程度です。具体的なところを学校でももっとアピールすると良いと思いました。
永田委員
具体的な場面を見たわけではありませんが,結局どんなアプリが出ていてそれをどのように使いこなすか,ということになっているのだと思います。
そのアプリを先生がうまく使いこなせると良いのですが,先生自身が初めてタブレットに関わる人もいるでしょうし,先生も子どもも新しい状況にアタックしていかなければならなりません。先生と子どもが同じ目線で行っていくことも一つの手法だと思います。それぞれの教科の中で様々なテーマがあり,その切り口も様々だと思いますので,アプリの揃い具合は本当に先生方が使いたいというところまでは達していないと思います。
とにかく使用して良かったところ・悪かったところをお互いに出し合い,先生方がきちんとしたイメージを作り上げ,このようなアプリが欲しいというリクエストを沢山出して,教育委員会が仲立ちになり先生の希望を伝えたり,業者がそれをうまく取り上げて一つのアプリを作るといいなと思います。実際に全てに適応するアプリは難しいと思いますが,可能な限り沢山の意見を取り入れたアプリを作って欲しいと思います。
そうなると予算が取れるのかという問題もあります。主観が強く入るような項目やテーマのアプリにつきましては,後回しになってしまうのかと感じます。仕方がないことですが,ICTの限界はそうではないかと思います。
最初にICTに取り組んだときに,先生と子どもが同じ時期に新しいものに接する,フレッシュな感覚を如何に上手く作り出していくか。そこにかかっていると思います。でなければ,強化計画をきっちり作り,その中にはめ込み,それを適用させる。そのような計画は現実的にはなかなか難しいのが実態ではあると思います。そうするとまだまだトライ中であり,いくつものトライを積み重ねていく事しかないのかと思います。時間はないけれど,時間をかけなくてはできないものだと思います。
委員長
年齢的に30代位までの先生はICTについては早くクリアできると思います。学生時代にずっとパソコンを使用してきて,高校では「情報」の学習もしてきています。一方,40代~50代の先生方はそのような物からずっと無縁できていて,今でも無縁のままでいたいという方もいます。そのような先生にしてみますと,ICTは大変な物だという意識があります。しかし,ICTの時代になっているということは分かっていますので,永田委員がおっしゃるとおり,便利なアプリが入ると使ってみようと意欲が出ると思います。参観日等に使用して市民の方に見せることにより,狛江市はICTに取り組み活用していると広く周知されると思います。
そのような活動を見せると,ある程度教育委員会への予算の獲得もできると思いますので,アピールすることは大事だと思います。支援しているサポーターの方などの補助金もある程度打ち切られないで長く続き,サポートをしっかりできるかもしれません。「知らない」ことが一番よくありませんので,よく知ってもらうことが一番大切です。先生方も皆さん知っていると,狛江に来た先生は全員一生懸命覚えて狛江の教員になろうと思われると思います。教育委員会も先生方を応援し,子ども達もタブレットを活用できるようになると,タブレットを持って自分でタブレットを使い色々調べたりするような時代ですので,中学を卒業し,高校に行った時に,狛江の子ども達はその点に長けているとなりますと,タブレットを導入した効果が出ると思います。
氏家委員
ICTを使用しているという市民向けのお知らせのようなものはあるのでしょうか。
事務局
市民向け,というものありません。近隣の教育関係者と保護者に研究授業・公開授業を行うお知らせは出しています。市民全体に向けては市の全体の事業の中で,教育分野は今年タブレットの整備を行いますなど,全体の中に紛れていると思います。
氏家委員
SNSなどで狛江市の誰かがつぶやく事はないのでしょうか。
事務局
ないと思います。
委員長
保護者の方が自主的にSNSを使いTwitterでつぶやくのは構わないものですが,つぶやいていただく為には実際に使用しているところを見せなければいけません。Twitterで広まるということも今の時代の一つの方法です。
氏家委員
「Facebook狛江交流会」があり,そこで市民がこのようなことがありましたなど,狛江で行ったイベントについて情報が出ていたりします。
委員長
職員の方が答えてくれるのですか。
氏家委員
そうではありません。例えば,「今度早朝ヨガがあるらしい」など各々が自分で書き込むものですので,公式的なものではありません。しかし,情報交換の場としてはとても面白いと思います。ランチやっていますとか新しくお店がオープンしたとか,市内のお店の宣伝もあります。
委員長
役所ではそのようなものまで取り入れていますか。
事務局
Twitterを行っていることは間違いありませんが,どこまでという詳しい部分までは分かりません。
委員長
書き込みを絶えず見ているなどはどうでしょうか。
事務局
そこまでは行っていないと思います。
委員長
ホームページに掲示板のようなものがあり,そこに書き込みができるようなものはありますか。
事務局
ありません。市民の方が市と離れている部分で行っているものはあると思います。
委員長
市民の意見をいただくのは,きちんとした機会の時や市長宛のハガキで集めるもので,あまりICT化はしていないのですね。
中には本当の事ではないことをつぶやく人もいるかもしれませんが,様々な声が出ますのでタブレットが話題になる位に広がると良いですね。
氏家委員
誰かがICTの話題を挙げることは構いませんので,そうなる為には,やはり知ってもらう事が大事だと思います。
委員長
せっかく市内の全学校にタブレットを導入していますので,全学校に達ブレットがあり活用している旨をどんどん知らせていくことが大事です。例えば学校公開日は保護者だけではない公開の場合もありますので,その時にタブレットを使用した授業を沢山行い見てもらうのも一つの方法です。保護者だけではなくて地域の方々にも。
品川区では学校公開日が1ヶ月間あります。学校はその1ヶ月間大変ですが,門を開放し,警備面の協力の方がいたり,地域の方が運営したり,市民・区民に向けて行っています。それも一つの方法で,普段学校の周りを通る人達にも入ってもらえた時に,授業を見てもらえます。
氏家委員
地域の人達に見てもらうことは大事ですよね。そうすると学校に対する苦情も少なくなるかもしれません。
委員長
学校が行っていることを知る機会にもなりますからね。そのようなことをこれからも期待したいと思います。
それでは,事業ごとの意見の確認に移ります。「小学校におけるタブレット端末の活用について」,前回からの修正点等を事務局から説明をお願いいたします。
事務局
事務局より修正個所を説明いたします。
まず,前回の審議の進行順に合わせて,前回は最初に記載していた総評を,最後に付けるレイアウトに変更いたしました。項目ごとの委員意見の後ろに,総評が来る形となっております。
柔らかい表現での言いかえや文章の順番の入れ換え等が上がりました,意見の文言の修正につきましては,前回の審査委員会でいただいたご指摘を反映させて,修正及び加筆をしております。
ご意見をいただいた中で持ち帰りでの確認とさせていただいていた件ですが,「学級ごとのタブレット端末の活用状況」について,何年くらいでこのくらいにしたいという時間的目安を加えた方がよりよいのでは,というご意見が出た際に,担当部署である指導室が時間的な目安を定めていたら確認する,となっていましたが,指導室として現段階として時間的な目安を明確に定めていないということでしたので,今回は時間的目安は記載しないままとしております。
また,総評で,狛江の子どもの過程におけるスマートフォンの普及率を担当部署である指導室で押さえていたら記載できるとより良いというようなご意見が出ていましたので,指導室に確認したところ,こちらについても指導室では情報として押さえていないということでしたので,加筆記載をしておりません。
なお,参考として,総務省の平成26年版情報通信白書の「ICTの利用環境の変化」によると,日本におけるスマートフォン等モバイル端末の普及の項目において,スマートフォンの個人保有率は53.5%,タブレットは17.3%との結果が出ております。
その他,全体を通じて,主旨を変えない範囲で文言の整理を行っております。
以上になります。
委員長
事務局の説明が終わりました。この案について,加筆・修正等ご意見はございますか。
先ほど事務局からお話がありました総務省の全体の調査に関して,例えば狛江市の市民の調査はありますか。
事務局
こちらで把握している範囲ではありません。
委員長
狛江市民のICT度は計れるのでしょうか。
事務局
できないことはないのですが,行政にあまりそのような文化がありません。目的次第だと思いますが,市全体として学校のタブレットやICT機器などを全体として進めようということは広くなっていますが,全市町村基礎調査をしましょうとまでは話が膨らまない状況です。
委員長
以前,電子市役所構想があったと思います。電子都庁というもので,全てをICTにし,紙をなくすということが10年位前にあって,総務省でもそのような動きがありましたが,現在はあまり言わなくなりましたね。
事務局
電子化やペーパーレスは5~10年前はとても強く言われていましたが,今は総務省からも特段何もありません。先進市としてもそこまで進んでいるところはないと思います。
委員長
民間の会社はおそらくどんどん進んでいると思います。
先日民間の会社の会議に参加した時,部屋の真ん中にプロジェクターがありパソコンと連携しそれを活用した話し方の会議をしていました。この後の世の中を見越して考えると,狛江の子ども達には小学校からタブレットを活用してICTに馴染んでいきながら,良さと有効性をしっかり身に付けて中学校を卒業して,高校に進んでもらい世の中に出る,そのプロセスをきちんとつけたいということだと思います。次の世の中を背負う子ども達にはそのような能力をしっかり身に付けたいのだと思います。一気に導入したことはとてもいいことだと思います。
氏家委員
全校にタブレットが導入され,先生や小・中学生が使用できることはすごいと思います。自慢してもいいことだと思いますので,「狛江はすごい」ということをもっとアピールしても良いと思います。
永田委員
ハード面の普及状態は分かると思います。問題はハード面からどのようにしてソフト面への連接を計っていくのか,そして子ども達にソフト面を上手く伝えていくか。ハード面の話をしていてもある点しょうがないのですが,第一段階はハード面の整備になります。ハード面を押さえて,今度は活用の実態を掴んでいかなければなりません。使い方は様々あると思います。ハードの配置具合によっても,一クラスに一つ・5人に一つという場合と一人ひとりそれぞれ持たせ,家にまで持ち帰らせるなど色々な段階があると思います。ですからあまり急いではいけませんが,ゆっくりもしていられません。今は我武者羅にハード面を頑張って,子ども達を一日でも早く世の中に通用する人間にしていくということが父兄も含めた社会全体の共通の願いだと思います。それをどこが音頭を取って行うのか,教育委員会なのか市なのか別の団体なのか。
いずれにしても少しく計画的に大胆にプランを示していかなければなかなか進まないと思います。このような事が好きな先生はどんどん進めていきますが,あまり得意でない先生方はつい億劫になってしまい二極化してしまいます。学校の管理・運営のキーをしっかりと学校ごとに作っていき,なるべく分かりやすく指示できるようになると良いと思います。しっかりとした使っていけるようなマスタープランを提示していく必要があると思います。新しい物の導入の際にはどうしてもぶつかる課題だと思います。
委員長
児童への活用の促しの中で環境の中にハードの次にソフトがきます。ソフトが沢山あるとどのように使用するかもそれぞれの先生方によって違うと思います。それぞれの先生方のソフトの情報を共有できるシステムがあると便利になると思います。ソフト自身も「スクールタイプ」という学校で使用する為に,普通で購入すると1万円のものがスクール用として7~8万円であって,高い代わりそれを購入するとクラス全員で共用できるなど学校用のソフトが出てくると,教科書なども電子教科書もありますので,ソフトについて教育委員会が中心となり活用する先生方を集めて話をして子ども達の環境をきちんと整えていかなければいけません。子ども達が楽しく学習できるようになると先生方を超えていくと思います。小学校からタブレットを使用すれば,中学校では先生を超えられるかもしれません。子どもたちがその位になってくれると,子ども達は世の中へ出ても色々な所で活躍できると思います。環境の整えを大事にしていくと良いと思います。
それでは,次に「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援について」です。事務局から説明をお願いいたいます。
事務局
事務局より説明いたします。
「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」についても,タブレット事業と同様,項目ごとの委員意見の後ろに総評を載せる形といたしました。
また,意見の文言の修正につきましては,こちらも前回の審査委員会でいただいたご指摘を反映させて,修正及び加筆をしております。
ご質問いただき持ち帰りとさせていただいておりました,「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」の1回の活動時間には時間的縛りはあるのかということについては,確認したところ,1回の活動時間に決まりは設けていないとのことでした。
以上になります。
委員長
事務局の説明が終わりました。この項目案について,加筆・修正等ご意
見はございますか。
永田委員
「狛○くらぶ」を前面にたてて行っていかなければならない実態にあると思います。財政的にもより良くしたいとなると,内容をもう少し精査していくことを心がけなければならないと思います。その中身をなるべく市民に伝達していくと良いと思います。スポーツ施設を中心にしたスポーツと,施設を使用しないでできるスポーツでは実際に「狛○くらぶ」であってもなかなか主導的な活動をすることは難しいと思います。野外で行うことに教育委員会も少し目を配り,室内で行っていることは静的に捕まえることができますが,外で行っていることは動的に捉まえなければいけませんし,対象も多いです。「狛○くらぶ」が核になり進めた運動は「狛○くらぶ」が中心になり色々と発展させ,それと行政が行っているものと上手く繋いでいく事が必要だと思います。
氏家委員
年齢を問わず色々参加できるプログラムがあることなど,参加しやすいか等内容を突き詰めていくべきだと思います。「狛○くらぶがやっています」が前面に出せるようにすると,名前も知られると思います。どんな小さな事でも大きな事でも「狛○くらぶ」という名前をとにかく前に出して企画をしていくとより周知されると思います。
体育館やグラウンドは抽選が厳しく一般ではなかなか使用できませんので「狛○くらぶ」が何か行い,そこに集まってもらうことができると使用したい人達も「狛○くらぶ」に集まると思います。体育館のバドミントンでも若者が並んで待っていたりして使用できないこともあります。「狛○くらぶ」がバドミントンのイベントを立ち上げたりする等でも人が集まってくると思います。
委員長
「狛○くらぶ」の名前をもう少し周知していきたいと思います。色々な方が利用できるようなプログラムを「狛○くらぶ」自身が作っていき,場所の関係については,提案としては,子どもを対象にした場所をとらなくても良いような様々なプログラムや,高齢者を対象としたウォーキングなどを行い,「狛○くらぶ」の名前を出しながら大勢の方に参加してもらいます。スポーツ選手を呼ぶ事も非常に良いと思います。
これからオリンピックがありますので,オリンピック・パラリンピックに出場する選手に来ていただいて何か一緒に行うだけでも,大勢の市民が集まりますので名前を出すにはちょうど良い機会になるだろうと思います。色々なあらゆる機会を通して「狛○くらぶ」の名前を出してほしいと思います。学校も使用していない時,子ども達がいない時は使用できますので是非どんどん活用していくと良いと思います。地域の野球チームやサッカーチームが使用している時はできませんが,それ以外の時にイベントを入れるなど「狛○くらぶ」の会員になっていただくことを目指し,少しずつ会員の数を増やしていくことで「狛○くらぶ」の認知度も上がってくると思います。例えば,会員の家に「狛○くらぶ 会員証」を玄関前に出してもらってPRする等,ちょっとした工夫をみんなで考えるなど,会員一人ひとりに考えてほしいです。
このようなところで審査を受けることをきっかけに,「狛○くらぶ」の会員の方々が自分の会について考えてもらう,というのもいいのではないでしょうか。審査員に色々言われることによって,自分たちも「何かやらなければいけない」と思い,自分達から動いてもらうなど,社会教育課に全てお任せするのではなく,自分達も主体だと相乗効果があり良いと思います。
氏家委員は「狛○くらぶ」に入ってみたいと思いますか。
氏家委員
面白そうです。「狛○くらぶ」を初めて見たのは子どもが学校からもらってきたけん玉事業のチラシでした。その事業は大雪のせいで中止になってしまい参加しそびれたのですが,再度見直すと何か興味があるものが見つかるかもしれません。
一人で体を動かそうと思ってもなかなか出来ないけれども,そのような所に行くと何か出来るのであれば一回でも行ってみて,良かったら続けようと思います。体験コースのような,最初に少し試してみようというきっかけ,最初の一歩になるものが必要だと思います。
委員長
一人で参加は勇気が要りますので,最初に誘ってもらえる方がいると心強いですね。
永田委員
高齢になると家から出ないので,何かするきっかけでとにかく外に出ようということにつながると良いと思います。一度出さえすれば,自分にあったレベルで動けるようなプログラムに参加できるでしょう。レベルが高いと思うと自粛してしまうかもしれませんが,家にこもらないで外に出ることが大事だと思います。そこから新しい仲間のつながりができるかもしれません。
委員長
「狛○くらぶ」は高齢者を対象とした事では,まず外に出てもらいそこからまた輪を作ってもらい,本当の「狛○」の「わ」になってもらうと良いと思います。
他にご意見等ございますか。
それでは,本日の審議はここまでとします。課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所については,先ほど確認をさせていただきましたとおり,今回は事務局が修正後,最終確認は委員長である私に一任,とさせていただきますので,よろしくお願いします。
最後に,事務局より今後の流れについて説明をお願いいたします。
事務局
【今後の流れについて説明】
委員長
それでは,他にないようなので,これで今年度の教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。5回にわたる審議,ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします。
1 日時
平成26年12月5日(金曜日) 午後2時~2時52分
2 場所
市役所5階 503会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.委員長,副委員長改選
2. 諮問
3. 会議の公開と会議録の作成・公開について
4. 今年度における,教育委員会の自己点検及び評価に関する審査のすすめ方について
5.次回の日程等その他
6 会議録(概要)
(事務局)本日はお忙しい中,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会にご参集いただきありがとうございます。
改めまして当委員会の役割ですが,狛江市における教育の今日的な状況を踏まえ,教育の質の向上に資するよう教育委員会が効果的に教育行政を行うとともに,教育的な観点から適切に教育行政が行われているか,教育委員会の自己点検及び評価の結果について審査し意見をいただくものです。色々課題等が出てくるかと思いますがよろしくお願いします。
委員長は,狛江市教育委員会の自己点検と評価に関する規則第8条第2項で互選となっておりまして,昨年度は佐藤委員に委員長を,長田委員に副委員長を務めていただきました。のちほど改めまして今年度の委員長・副委員長を選出いたしますが,それまで事務局が議事の進行をさせていただきます。
次に委員長,副委員長を決めたいと思います。できればどなたか委員長を務めていただけるとありがたいのですが,ご推薦等ございますでしょうか。
〔佐藤委員を推薦する声〕
(佐藤委員)私でよろしければ務めさせていただきます。是非副委員長には長田委員を推薦したいのですがいかがでしょうか。
〔異議なしの声〕
(事務局)よろしいでしょうか。それでは,ここからの進行は委員長にお願いします。
(佐藤委員)それでは,微力ながら委員長を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。では「議題3.諮問」に移りたいと思います。
〔諮問〕
(委員長)それでは,「議題4.会議の公開と会議録の作成・公開について」です。事務局よりご提案をお願いします。
(事務局)それでは資料3をご覧ください。上段に会議の公開について,下段に会議録の作成・公開について記載しております。改めて確認させていただきたいと思います。
まず,会議については原則,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会については公開と定めさせていただいておりますので,今年も公開,傍聴者を受け入れるという形でよろしいでしょうか。
また,下段の会議録の作成についてですが,詳細又は要点若しくは結論のみを記録するものとあります。昨年同様に要点筆記とさせていただきたいと思いますが,いかがでしょうか
(委員長)今事務局からご提案がありましたが,昨年どおりということですね。原則公開,但し非公開とする場合もあるということです。記録については要点筆記ということでよろしいですか。
〔異議なしの声〕
(委員長)では確認しましたのでよろしくお願いします。
それでは続いて今日の中心ですが,第2期狛江市教育振興基本計画について事務局からご説明をお願いします。
(事務局)それでは資料4をご覧ください。こちらは,平成26年11月策定されました第2期狛江市教育振興基本計画でございます。当委員会の昨年度答申でいただいたもの等を契機として,平成26年狛江市教育委員会第1回理事会にて承認いただいた狛江市教育振興基本計画改定方針に基づいて,教育関係者と市民により構成された狛江市教育振興基本計画改定検討委員会において,4月以降全18回の会議を経て,またパブリックコメント等で市民の方々の意見を取り入れてまとめられたものです。
〔第2期教育振興基本計画の説明〕
(委員長)おおまかに説明をいただきましたが,ご質問等はいかがでしょうか。これから我々は,これに基づいて行われていくものを評価をしていくのだろうと思いますが,副委員長いかがでしょうか。
(副委員長)これまでより,ずっと良くなっています。項目も良いし,はっきりと主張しているところ,曖昧ではないところが良いと思います。
(山田委員)重複していないところが良いですね。はっきりと分かれました。前は重複している部分がかなり多かったので,どっちがどうかという評価がしにくかったのですが,はっきりと分かれてきたので,これだと実行もしやすいでしょうし,見る方もどこまでできているかという評価をしやすいという気がします。
(副委員長)17ページ(12.教育環境の整備 ■取組方針)の取組方針,一番下の○印で「個々の子どもの育ちを切れ目なく支えていくため…」という部分は,今までありましたか。
(事務局)「連携」という言葉ではあったと思います。
(副委員長)「育ちを支えていく…」という表現はありませんでしたね。これは目玉ですね。難しいのですが,「保育所や幼稚園,関係機関」,それを子どもの育ちに応じて切れ目なく行政が対応していくという表現を使ったところは素晴らしいと思います。
(委員長)保育園や幼稚園,小学校,中学校も視野に入れているのですね。
(事務局)括りを変えたというところでは,今までご指摘いただいたところを変えてきたところはあるのですが,今までなかったものが入っているということではなく,ただ今までどれが正解ということはなかったのでしょうが,少し社会教育分野が凝縮していた部分の構成を変えているというところはあります。
(副委員長)社会教育は随分遅れていましたからね。
(委員長)重点項目もそれぞれ2,3項目入ってきており,ポイントがはっきりしていますね。川越委員,いかがですか。
(川越委員)わかりやすくなったと思います。「徳」という部分について,道徳教育が教科になるというようなお話も聞きました。「徳」という括りが今までにない括りになっていると思ったのですが,わかりやすくなったと思います。
(委員長)詳しい内容については読んでいただくということで先へ進んでよろしいですか。ありがとうございました。
それでは,次に「議題5. 今年度における,教育委員会の自己点検及び評価に関する審査のすすめ方について」事務局から説明をお願いします。
(事務局)それでは資料5をご覧ください。「平成26年度狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会について」とございます。
まず, 当審査委員会の昨年の答申といたしまして大きく3点ご提案をいただきました。1点目は点検対象について,施策構成のバランスを改善するべきだということでした。2点目に評価単位・評価対象について,評価の単位を「事業」,評価の対象を「一部」に変更するということでした。そして3点目に手続きについてですが,審査委員会の評価に対する教育委員会の見解を加え,公表するというご提案をいただいております。この3点を検討するのですが,1点目の構成のバランスを改善するというところは,第2期狛江市教育振興基本計画ができたことによって,対応ができたと考えております。3番目の手続きについても教育委員会の事務局内で調整していきます。最後に皆さんにいただいた意見に対して教育委員会の見解を加えるということは実施したいと思っております。
今年度につきましては,2点目の評価単位・評価対象について,評価の単位を「事業」,評価の対象を「一部」に変更するというご提案について,議論を深めていきたいと考えております。これからの検討事項としては「自己点検及び評価の位置づけ・役割」をはっきりさせること。根本となっている狛江市教育振興基本計画が変わりましたので,改めてここの位置付けを明確にしたいと思っております。
次に「評価事業の選定方法」です。これは評価の単位を「事業」にして,評価の対象を「一部」に変更したということです。この評価事業をいかにどういうふうに決めていくかということは,これから話し合いたいと思います。
続きまして「評価の試行」です。今年度に関しては事務局である学校教育課で所管している事業について1つ選び,試行させていただきたいと思います。
そして全体のスケジュールですが第2期教育振興基本計画の策定を待っての開始となりましたので,かなりタイトなスケジュールで大変恐縮なのですが,資料のとおり進めさせていただきたいと考えております。
また,資料5の「評価の試行」の部分で「校庭芝生化」と事業名を挙げておりますが,あくまで例として出ているものでして,これで行うという意味ではございません。今年度の評価項目は,2回目以降の審査委員会の中で決めさせていただければと思います。
(委員長)今年度の検討事項について3点示されました。1点目が「自己点検及び評価の位置付け・役割」。これは教育委員会が行う自己点検及び評価ですね。その位置付け・役割というのがイメージがわいてこないのですがどういうことを言っているのでしょうか。
(事務局)2回目以降の審査委員会で,議論をお願いする予定ですが,教育委員会で行うということで整理したいと思っています。狛江市では他にも市長部局が取りまとめて点検・評価しているものがございます。予算にある事業をどのように執行したかを説明するものでございまして,その中には教育分野も入ってございます。例えば教育の点検評価のやり方としては,市長部局がとりまとめているものに学識経験を有するの方の意見を見解として1ページぐらいでまとめたものを付して公表するということもできます。しかし,我々はそうではなくて,市民公募の方にも入っていただいて,一緒にみていただいているのは,教育の発展のためにどうしていくのかということを,ここで一緒に考えていただきたいということで,市長部局がとりまとめているものとは,別の位置付けで行いたいと思っています。そのあたりを2回目以降で説明できればと思います。
(委員長)市長部局で行っているものに加えて教育委員会で実施すると,その趣旨も含めて役割をはっきりさせようということでよろしいですね。
それから,「評価事業の選定方法」,これはどんな事業を評価するのか,それをどうやって選んでいくかということを検討しましょうということでよろしいですね。
教育委員会が評価するわけですね。そうすると,これを重点的に評価してくださいというふうに当審査委員会で決めるということですか。
(事務局)それも含めてなのですが,昨年の話ではここで少し選んでいただいたうえで,教育委員会の方でもすり合わせるというのがあったと思います。どの単位でどのぐらいの大きさの対象を点検評価するのかということもあります。昨年答申でいただいたものに評価対象を全部から一部にするいうものがありました。課題として,これまでのような項目を一度にやっていたのでは,一つ一つの議論を深められないというものがありましたので,議論を深めるためには,その時その時にあった範囲をもう少し絞って,さらに細かくしたものを評価すればもっと深められるのではないかと思います。単位・対象の大きさはこの先に決めていけたらと思います。
(委員長)教育委員会のほうで,是非これを点検評価していきたいというものと,我々市民サイドで是非これを点検評価してほしいというものをきちんとすり合わせて整理をしますよということですね。それから評価の手法というのは,今年度については試みとしてひとつの事業を取り上げて評価をやってみると,教育委員会で点検評価の試作を作成してもらい,ここで審査するいうことでいいですね。
(事務局)はい。
(委員長)このように,3つの今年度の検討内容なのですがいかがでしょうか。
(副委員長)やってみるしかありません。
(山田委員)どこかの試行でどんなものが出てきて,それが目に見えて向上するものであればそれは来年,もう少しプラスアルファして続けてくださいというでしょうし,効果的に見受けられないものに関しては,再検討すれば良いと思います。以前はそれをABCだけの評価だけでやって終わってしまったというところですが,今回新しいやり方に移行し,その前の段階で何を点検評価するのか選んでいくということですね。良いのではないでしょうか。
(委員長)とりあえず試行してみて考えましょうということでよろしいですか。
〔異議なしの声〕
(委員長)では,検討事項についてはご了承いただいたということでお願いします。
次に次回の日程を決めたいと思います。
〔日程調整〕
(委員長)では,次回は12月17日(水曜日)の午後2時からということでお願いします。
予定された議事は終了いたしましたが,委員の皆様から何かありますでしょうか。
では,特にないようですので,この第2期狛江市教育振興基本計画に目を通していただいて,検討事項について考えておいていただくということで本日は閉会します。
1 日時
平成26年12月17日(水曜日) 午後2時~3時8分
2 場所
防災センター401会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
4 欠席者
なし
5 議事
1.自己点検及び評価の位置付け・役割の確認
2.評価事業の選定方法の検討
3. その他
6 会議録(概要)
(委員長)第2回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を始めます。
それではまず,「議題1.自己点検及び評価の位置付け・役割の確認」について,市全体との,市長部局との評価との関係等々含めて事務局からご説明いただけますでしょうか。
(事務局)まず,資料1をご覧ください。「自己点検及び評価の位置付け・役割」について,狛江市教育委員会の行政評価の目的の明確化等について確認させていただければと思います。
まず,市長部局の行政評価についてご説明いたします。市長部局の行政評価というのは,いわゆる行財政改革の一環です。特徴としてそこには基本的にお金や手間や人等を含めてコストというものが,ひとつ評価の大きなものさしとなって評価をしていくというものがあります。ここに記載しております「市長部局の行政評価のサイクル」で一連の年間の流れという形で示しておりますが,見ていただくと,教育委員会と概要も外から見た感じは同じような形になっております。ただ先ほど申し上げたように,見るものさしが違うというところがひとつポイントになるかと思います。
市長部局に関しては,一番大きな計画として後期基本計画という,いわゆる総合計画がございます。この後期基本計画に基づいて1年ごとの計画があったり,その年度の予算がついたりということで,1年ごとの計画や予算が入ってきます。基本的には実行計画の予算があり,それを基にして1年間事業を実施します。1年間の事業の実施を終えた後に,おおよそ翌年の5月や6月に前年度の1年間に行った事業の評価を行います。
この評価には,これは教育委員会と同じなのですが,内部評価と外部評価があります。内部評価は,市の職員による内部の評価で先に行います。それとは別に外部評価がございます。これは当委員会と性質は,ほぼ同じです。当然規模や,行っていることは,先ほど申し上げたように少し違うところもありますが,機能としては,外部の視点から市の事業や取り組みを評価するというところは同じです。この2つの評価を行いまして,その下の矢印で,また実行計画に戻ってきますが,評価した結果を次年度の計画や予算に,少し見直した形で反映していく。いわゆる評価のサイクルを回しているものとなります。
最初に触れましたが,この市長部局の評価で一番大きな特徴は,その噴出しに主な視点ということで,2つ掲げております。一番大きなポイントとしては事務の効率化とか費用対効果とか,いくらコストをかけてその結果,どういった成果が出たかというようなところを,大きな視点ということで評価をしていきます。行政評価は以前から行われていたのですが,市長部局に関しては平成20年,21年からこのサイクルで回しております。
この委員会の中でさせていただく評価は,「2.教育委員会の自己点検および評価のサイクル」というところになるのですが,何よりも一番大事なのは教育的視点からの評価と事業の見直しということになってきます。特に教育的視点というところで,コストでは測れないものが出てくると思います。そこは,教育的にどうであったかという点を検証していくことが大事だと思いますので,その部分で見ていきたいと思います。
視点については,これから議論をまた進めていきたいのですが,まず何よりも教育的効果がどうであったかという最初の視点は必要かと思います。それから,市の特徴を生かすというものが挙げられると思います。例えば,狛江市は市としては日本で2番目に小さいコンパクトな市です。小さいからこそできる部分を有効に使った教育的な展開や,近隣の結びつきの強さを生かし,地域の皆さんと連携して,子ども達のためにやっている事業等様々なものがあろうかと思います。また,社会教育ですと,地域人材の発掘,事業ごとにこのような視点で点検・評価するということを色々話し合っていただき,それに沿った評価をしていきたいと考えます。あとはPDCAサイクルになりますが,前年に行った事業を検証しつつより良い教育施策を展開できるようにしていきたいと考えております。以上です。
(委員長)ありがとうございます。今事務局からご説明がありましたが,何かご質問等ございますでしょうか。
確認と質問があるのですが,この委員会は教育委員会の自己点検の外部評価と考えてよろしいですか。それから教育委員会制度改革によって,これから市長部局との連携が強まってくると考えられます。そのあたりがこれに何か影響を与えてくるということは考えられないのでしょうか。それとは別に全く教育の視点で評価をしていくということで良いのか,あるいは市長部局とのかかわりが強くなってくるとコスト等の面も考えていく必要があるのかどうかという,そこのところはどうなのでしょう。
(事務局)コストは市長部局で行う内部評価で行っていきます。また,教育委員会制度改革により,市長との連携は深まると思われますが,現時点で点検評価に何か考慮しなければならないということは想定していません。
(委員長)市長部局で教育委員会に関わる部分の評価も行われる。時間的なタイムラグについてはどういう関係になるのでしょう。
(事務局)今年に関しては,教育委員会で評価の時期が遅いのですが,例年どおりですと同時進行になると思います。コストに関すること等は市長部局で,教育的視点からはこちらで別のものさしで事業を見ていくことになります。
(委員長)随時その情報がいただけるようならいただいて,基本的には教育委員会が教育的視点を中心に見ていくということでよろしいですか。
(事務局)はい。
(委員長)他にご質問はありますか。では,今のお話,確認を基にこの委員会を進めるということでよろしくお願いをいたします。
では「議題2. 評価事業の選定方法の検討」です。事務局からご説明いただきます。
(事務局)評価事業の選定についてご説明します。
まず,選定する事業についてですが,教育振興基本計画の重点項目に関連する事業や時宜にあった事業と考えています。
次に選定の手順ですが事務局が提案し,当審査委員会が決定します。
そして,選定する事業のレベルについてです。どの大きさの選定事業を決めていくかということを例示しており,ここでは一番小さい単位をレベル1,一番大きいものがレベル3としています。
第2期教育振興基本計画で考えますと,レベル3は個別施策そのものを点検評価していくことになります。例としては「教育活動の展開『体』」です。レベル2ですと施策における取組方針を記載していますので,取組方針の単位になります。例としては「児童・生徒の体力づくり」レベル1ですとさらにその取組方針の中で記載されている事業となります。例としては「学校給食」等になります。
最後に選定する事業の数です。ここでは1年に2~3項目程度と提案していますが,これは,例えばレベル3で評価するのでしたら,1つで十分だと思いますし,評価事業の大きさによって数も変わってくると思います。
(委員長)まず,選定する事業と選定の手順を確認したいと思います。
選定する事業については,重点項目に関連する事業ということで,教育振興基本計画の中で重点項目という言葉で表しています。重点項目に関連する事業,あるいは時宜に合った事業ということでよろしいですか。これは昨年から,ともかく重点化していこうということでしたのでよろしいですね。選定の手順としては,事務局で原案を提案いただいてこの場で検討をしていくということでよろしいですね。
それでは,選定する事業のレベルこれが今日一番の大きな議題になると思いますので,いろいろとご意見をいただきたいところでございます。例えば校庭の芝生化でいうとどこになりますか。
(事務局)まずは,第2期狛江市教育振興基本計画の17ページをご覧ください。「12.教育環境の整備」です。施設整備や維持管理が関わってくるところですが,その中で取組方針の3番目に,「地域と学校の連携を深め,学校における教育活動の充実に繋げるほか,関係部局や関係機関と協力して地域人材の地域活動や教育活動への参画を促していく。」とあります。校庭芝生化は現在,狛江第五小学校と狛江第六小学校で実施しております。特に六小は現在方法を模索しながら行っているところですが,五小はかなり活発になっております。芝生を維持管理して,「子ども達が裸足で遊べて良かったね。」というだけではなく,実行委員や維持管理している団体が地域の皆さんを呼んで芝生を媒体としたイベントを開催するようになっています。様々な新しいイベントが企画されて進めているような状況です。このようなものが,ここに当てはまるかと思います。
(委員長)維持管理も地域の方にお願いしているのですか。
(事務局)専門的な維持管理に関しては委託しております。委託業者にウィンターオーバーシーディングという夏芝と冬芝の入れ替わりの作業や,根を活性化させ土中に空気を入れるために,穴を開ける機械を使ったエアレーションという作業等をお願いしています。その他の芝刈りをしたり,肥料をまいたり,草を抜いたりという作業はボランティアの方々が行っています。
そして,校庭芝生化を評価するためのもう1つの視点があります。それが教育振興基本計画の「教育活動の展開『徳』」でございます。この中の主な内容に「環境教育」と記載されています。取組方針としては「…狛江市特有の自然や身近な素材を生かした環境教育を推進し,児童・生徒の環境保全意識を醸成していく。」というところもここで評価する視点になろうかと思います。校庭芝生化だけで,少なくともこの2つの視点がございますので,ここから切り口として適宜評価できるということになります。
(委員長)校庭芝生化というレベル1のレベルで検討していっても第2期狛江市教育振興基本計画の「教育活動の展開『徳』」の部分の「環境教育」,それから17ページの「教育環境の整備」の両方に,内容的にはまたがってくるだろうということですね。
例えばレベルを上げたらどうなりますか。学校緑化・環境教育というところにまで上げるとどうなりますか。
(事務局)例えばレベル2の「学校緑化・環境教育」となると,連携していくものとしては,芝生に限らず,他の植栽や壁面緑化や,地球温暖化に対する教育的な取組というものを評価していくことになります。
(委員長)例えば多摩川・野川などの自然の活用ということが「教育活動の展開『徳』」取組方針に記載されていますが。このレベルは校庭芝生化という視点でいくと入ってこないと考えてよろしいですか。
(事務局)はい。含まれません。
(委員長)レベル1とレベル2の違いは,そのようになるとのことです。それではご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
(副委員長)レベル3というのは,全部で12あると解釈してよろしいですか。
(事務局)はい。
(山田委員)すると,レベル2まで下がると,取組方針ですから細かくそこで分かれてくるわけですね。そしてどのようなことを行っているかというと,具体的なものの一歩手前なのでしょうか。まだ具体的ではありませんね。
今回「4.選定する事業の数」で「1年に2~3項目程度」というのはどの部分を指して「2~3」という表現をしているのですか。
(事務局)それはここで考えていただけたらと思います。レベル1でしたらこの中で,3つ位できるとか,レベル2であれば2つぐらいでもっと深く掘り下げたほうが良いのではないかとか,レベル3になってくると1つ位ではないかという話になってくるかと思います。
(委員長)レベル3までいってしまうと,昨年までと同じ感じになります。
(山田委員)そうですねレベル3だと,とてもおおざっぱというか,漠然とした形でどうなのかという評価しかできないという気がします。
レベル2の区分をもう少し考えた方が良い気がします。例えば学校給食だけでチェックするといっても,小さすぎる気がします。では学校給食のことだけではなくて,元というのは子ども達の健康管理のこととか,そのようなものが全部膨らんでくるわけです。難しいですね。
(川越委員)校庭芝生化のパターンのように,レベル1で議論するとしても,実際にはレベル2で2つの分野にまたがるということは多いのですか。
(事務局)複数の施策にまたがって見ていけるものは多いと思います。
(山田委員)これはあくまでも教育振興基本計画を見て考えていますので,実際の評価に出てくる内容としてはどうかということですね。これはあくまで基本計画であって,「このようなものに取組んでいきなさい。」というものの1つの目安であって,実際今年何をしたかというと,別のものが具体的に出てくる可能性も十分ありますね。
(委員長)教育委員会の自己評価というものは,どんなレベルでどんな考え方で行われるのでしょうか。
(事務局)今までですと各担当が画一的なものさしでABC評価をつける形からスタートして,そこから言葉できちんと表現できるように変更してきたかと思います。次の段階として,事業ごとに評価する視点を変えていくということを提案したいと思います。例えば地域の特性を生かした活動ができているかどうか,各々によってその視点をある程度決めさせていただいて,それに沿ってどうであったかというものを各担当が報告書を作って,それを自分達なりに評価したものに対して皆さんからみてどうかという形でご意見をいただきたいと考えております。
(山田委員)昨年までで感じたのは,やはり予算の絡みがあったと思うのです。予算がないから道徳の副読書は全員に配れないという問題もあったと思います。
タブレットにしても全員にただタブレットを配ればよいという問題ではなく,そこに入っているプログラムがどんなものを使っているのかというと,やはり費用がかかることですから,やはりその予算をどのように計画するかというのもひとつの目安だと思います。そうしていくと,レベル1まで下がってくるのです。
それから,今回のこの形式で行って,より具体性を持たせながら,おおざっぱではなくある程度確信を持って,ここは今年は良かったと言えるようなものを私達が評価すべきだと思います。そうするとレベル2からレベル1の間ぐらいである程度決まってくるのかなと思います。
(委員長)今の論議をずっと整理していくと,要するに「校庭芝生化」というレベル1からスタートしても,結局それに付随してレベル2の部分をいくつか評価せざるを得ない,逆に環境教育というレベル2からスタートしても「『校庭芝生化』はどうだったのか」「これはどうだったのか。」という…具体的な評価になると,このレベル1の部分を見ていかなければならないということになりますね。
(副委員長)今年は試行ですが,「校庭芝生化」といってもまだ2校ですから,やはり本格的に実施する際には,小・中学校全体にかかわることを取り上げたほうが良いと思います。そうなると,学校教育環境の充実,あるいは,なかなか目に見えないのですが,教員のレベルアップというような,そのような根本的なところを見ていきたいと私は思います。
(山田委員)そのような点で狛江らしさというか,「狛江市はこんなことをやってこうなっていますよ。」というところが出てくると思います。他では衰退しているものを,狛江では進歩的に改革し始めたというところで現れてくると思います。オリンピックにどのように関わっていくかということを,早い内からある程度方向を出して,どのようにして子ども達とオリンピックを関わらせていくか考えていく必要があるかと思います。ただ都にしたがって行うのではなく,狛江市としてどのようにして関わっていくのかというのは非常に重要です。教育者だけの問題ではないですし,父兄との関係等いろいろあるかと思うのですが,私はやはり狛江らしさがそこに出て来てほしいと思います。
私が部活動を見ていて感じるのは,学校の先生達の部活動に対する熱意があまり感じられないということです。様々な部活があってもほとんど先生が出て来ない,そのようなところでもひとつ教員の活性化というか,もう少し積極的に部活動を推進するとまた違った面がでてくると思います。それが教育環境ではないかと思います。そのような形で今後取り組んでいけたら良いと思います。
また,そのようなところを上手く利用して,スポーツマンシップに関する教育をしたり,オリンピックという題材を取りながらいじめに取り組む授業を展開していくというのが道徳教育のひとつではないかと思います。とても良いチャンスですし,ただ見に行ったり何かに参加するということ以前に,子ども達に教えていく良いチャンスだと思います。
(副委員長)私は今年の9月から狛江第三小学校で土曜日に「親子習字教室」を始めたのですが,私は普通教室で習字をさせるのは無理があると思っています。小学校3年生から習字が始まるのですが,3年生の机というのは非常に小さいです。そんな小さな机の上に硯,墨汁を出し,下敷きを敷いて,書いたものは新聞を広げた床に置くのでしょうが,環境として非常に劣悪な中で習字をしています。だから子どももあまり興味を持たないですし,教師もあきらめの気持になっています。そうすると,年間の授業日数の中の何分の一かの習字の時間は,ほとんど無駄な時間になっているのではないかと思います。そして,その原因のひとつがその環境にあると思います。
もうひとつ,習字は専門性があるから小学校の先生が教えるには無理があるわけです。書道科を卒業した小学校の先生も中にはいらっしゃるかもしれませんが,多くの先生はそうではないわけです。教育委員会の大きな使命は,そのような環境を改善していくことであると思います。あるいは書道の苦手な先生であれば講師を見つけてきて学校と相談をしながら,先生がアシスタントとなって別の部屋でやっていくとか,これは小さなことなのですが,子どもの興味・関心という点からいうと,非常にマイナス点が多いと思います。その「親子習字教室」というのは,新しくできたKoKoAの建物の中で行っていますから,かなり広いスペースがあって,座卓を並べても,1人に与えられた空間も十分あります。だからそこでは伸び伸びできるわけです。私は26名を見ていますが,大人も子どもも1時間半,とても楽しそうにしています。これはやはり環境が違うからだと思います。こんな点も環境を考える上では,ひとつの視点かなと思っております。
(委員長)同じレベル1であっても,オリンピックのように色々な広がりがありそうなものと,校庭芝生化のようにある程度限定されてしまうものがあるような気がします。その辺を含めて何をするかというのを考えたほうが良いのかなというような,山田委員と副委員長のお話を伺いながら考えました。
(川越委員)議論を深めるという意味では,レベル1を議論の題材としてあげて,裏にはレベル2のレベルでの背景も含めた評価となってくるので,おっしゃるようにレベル1でありながらレベル2までの広がりを持つものもあれば,レベル1の限られた範囲のものもあるのかなと思いましたので,どこかにそれをまとめなければいけないのであれば,レベル1でまとめて,その先を深めるようなことがやりやすいのかと考えていました。例えば体罰やいじめの問題もレベル1でもあるしレベル2でもあるようなところがあると思いますので,レベル1から広げるほうが展開しやすいように感じます。レベル2の方ですと網羅的な感じにはなると思うのです。とても気になる先生方の力がどう着いていくかという問題もレベル1として位置付けて,その先を広げてレベル2の範囲も広げて評価をしていただいて,ここで議論をするということはできるのかなとは思いました。
(委員長)一つの事業を取り上げても,色んな角度から見ていかなければならないということですね。
(山田委員)そうですね。感じるのは学校教育の問題と社会教育の問題というように大きく分けることもできますし,その中で委員長がおっしゃったように,視点の取り方によっては社会教育も関連するし,逆に社会教育の中で学校教育も十分関係する部分があるというところで,我々がもう少し教育委員会の中でも縦割りを上手く融合させていかなければもったいない部分があると思います。
こちらは社会教育だからとか,こちらは学校教育だからという分け方をしないで,やはり共有する部分というのが,今読んでいて,色々共有できると思いながら見ていました。例えば第2期狛江市教育振興基本計画14ページの「9.スポーツ・レクリエーション活動の支援」というのは,やはり8ページの「3.教育活動の展開『体』」という部分と,ある意味共通していて,社会人が学生達と一緒にする部活動の支援するとか,色々あると思います。学校開放も含めて学校施設を使っているわけですから,例えば部活動と一緒にできるような環境を作っていくと,一つの学校支援にもなると思います。
他にも,ママさんバレーのチームと中学校のチームで合同練習のようなことをすれば,ママさんたちは練習する場所ができますし,子ども達は社会人と練習することができることになります。そのようなことも展開していくのかなという気がしたのですが。
(委員長)選定する事業というのは,事業ごとに縛られるのか,今の山田委員のお話を受けると,例えばオリンピックを契機とした体力づくりとか,そのような形で整理をすると学校教育の中でどうしているのか,それから,社会教育はどうなのか,その連携はできているのかというそのような視点が必要になりますね。そのような選び方はできるのですか。
(事務局)そのような選び方で,そこまで議論をお願いしようと当初考えておりまして,このような事業や取組みに対して,どのような視点や切り口で評価をしていくのかと,その2つ決めていただいて,今度は教育委員会でその事業をそれぞれの視点で評価をして,それをご覧いただくことを想定しています。
(委員長)この「校庭芝生化」でいえば,芝生化を中心とした環境教育の展開というイメージでしょうか。
(山田委員)芝生はとても大変なのですね。芝生化工事が完了し,その後の手入れをするのに当時の校長先生が四苦八苦して,周りの方がお手伝いくださるということで五小は何とかなっているようです。他の自治体では手を挙げて実施したところがどこまで生き残っているかというと,半分残っていないのではないでしょうか。きちんと調査したわけではありませんが,五小はよくがんばっている方だと思います。あれが本当に緑化をすることでプラスの部分が何で,マイナスの部分が何でというのを,芝生化して随分経つので評価をしても良い頃だと思います。
(委員長)話が横道にそれますが,私,先日オーストラリアとニュージーランドに視察に行ったのですが,子どもの密度が違います。狛江の小学校の10倍ほどの校庭に,子どもの数は4分の1,5分の1です。
(川越委員)子どもの数といえば,どれだけ地面を踏むかで芝生の状態は違うようですね。中学校は大きな子ども達がたくさん使うので,中学校には向かないかもしれませんが,小学校低学年の子ども達は特に喜んで芝生を楽しんでくれているようです。
(委員長)そろそろ,結論を出していきたいのですが,レベル1なのかレベル2なのかということに拘るのではなく,何をどう評価したいのかというところを,先ほどの副委員長の意見も踏まえて,審査委員会としてここを重視してほしいという点を確認して,点検項目を選定していくというような結論になってくるのかなというように思うのですがよろしいですか。
学校教育と社会教育と固定的に,そこだけにポイントを当てるのではないということを1点確認させていただきたい。それから,レベル2の中でもやはり体力づくりでも環境教育でも,何かその中のレベル1的な部分のポイントが示されてくるだろうというところだろうと思いますが,その辺で少し検討していくということでいかがでしょうか。よろしいですか。それでは,次回に向けてどのようにしていきますか。
(事務局)次回会議で私達がある程度,ご議論いただいた中で少し提案させていただきますので,その中でこれを試行で行うというものを,次回で決めていただき試行を作成します。それを第4回会議で審査していただくようにしたいと思います。
(委員長)そうすると,本日の議論を踏まえて事務局の方で具体的に,この案はどうかということをいってご提案いただくということでよろしいでしょうか。事前にいただくことは可能ですか。
(事務局)そのようにさせていただきます。
(委員長)では,次の日程を決めます。
〔日程調整〕
(委員長)では,次回は平成27年1月7日(水曜日)の午後2時からということでお願いします。その次は1月28日(水曜日)の午後2時ということでお願いします。
それでは,第2回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を閉会します。
1 日時
平成27年1月7日(水曜日)午後2時~3時16分
2 場所
狛江市防災センター403会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
4 欠席者
なし
5 議事
1.評価事業選定方法の決定
2.試行評価事業の選定
3. その他
6 会議録(概要)
(委員長)第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開催します。
それではまず,評価の仕方について事務局からご説明をお願いします。
(事務局)それでは資料1をご覧ください。今まで話し合われたことをまとめましたので,ご確認いただければと思います。
まず,一般的な評価方法なのですが,事業の目的と実際の結果を明確にして,目的と結果をギャップのところについて,検証,原因追及,対策を考察するものです。これは,当審査委員会で今までずっと行ってきたやり方です。
次に,今回新たに加える評価方法を前回話し合っていただいていますが,ひとつの事業について複数の視点から点検・評価するという方法を取り入れていきたいと思います。
これで画一的にどの点検・評価するものに対しても同じ切り口で,同じ視点で見ていくわけではなくなるのですが,これをすることによって,例えば,これまでの審査委員会で指摘されたことで,特別支援教育を見た時に複数の事業の中で評価されていたことから,わかりづらくなっていた部分が,これで解消できると思います。
選定する事業の大きさなのですが,前回の会議でいうレベル1でも複数の視点を入れることによりレベル2とレベル1の間ぐらいの形になるかと思います。
本日は大きく2つ議論いただきたいことがあるのですが,まずは評価の視点についてご意見をいただき,次に本年度試行して実施する点検・評価についてのメニューを決めていただければと思っております。評価の仕方については以上です。
(委員長)今ご説明をいただきましたが,ご質問はございますでしょうか。確認なのですが,期待する効果を基にして,それと実際の効果がどうだったかということが基本的な評価の考え方ですね。それは基本的に変わらない。しかし,視点を決めることによって原因,あるいはこれからどう対策をたてるかをはっきりさせるという意図と,色んなところにまたがっていたものをトータルとして評価をするのだと,先ほど特別支援教育の説明だとそのように聞こえたのですが,その2点ぐらいを意図していると考えてよろしいですか。
(事務局)はい,おっしゃるとおりです。従来までのやり方は踏襲するのですが,それを行っていく方法として,視点をいくつか設けることによって,より分かりやすいものなるだろうと考えています。
(委員長)いかがでしょうか。
(川越委員)ひとつの事業に対していくつかの視点があるというのは,担当部署がいくつかに分かれて,それぞれが評価するということでしょうか。
(事務局)はい,視点ごとに関係する部署と調整することになります。
(川越委員)わかりました。
(委員長)評価する部署も異なってくる場合があるということですね。
それでは,少し先に進めて,視点についてご説明いただき,またその評価方法に戻って振り返りたいと思います。まず,視点としてどのようなことを考えているかをご説明ください。
(事務局)それでは,資料1の「1 評価の視点」のところをご覧ください。点検評価するにあたり,このような視点があると考えています。
ここでは4点記載しております。
まず「①コストの確認」です。ここでは事業をすすめるにあたり,コストがいくらかかったかを確認します。何の事業を行うにしても,これは必要なものさしだと思いますので,いくらかかったかは記載したいと思います。ただし,市長部局でも実施していることですので,確認の意味で簡易に記載したいと考えます。
次に「②連携の視点」です。ここでは地域・学校間・産官学・庁内等の連携ができたかどうかの視点です。またそれに関連して該当事業でどのくらい事務改善が出来たかというところを見ていければと考えております。
続きまして,「③地域特性活用の視点」です。これは教育振興基本計画の策定の際にもよく触れられたことなのですが,地域には元気で,地域のために何かしたいと考えられている方が多いと思うのですが,その地域人材をいかに活用していけるか考えることは重要であるという意見がありました。また,狛江市の特性である小ささや豊かな自然環境や古墳が多いといった強みをいかに活用できたか,資源やコストをかけられなくてもこのような特性を使っていかに事業展開できたかという視点です。この視点についてですが,選ぶ事業によっては,地域の特性の活用等は視点にはならない事業も出てこようかと思います。
4点目は「④事業効果の視点」です。これは選ぶ事業によって異なります。事業効果ですので施策内の位置付け,事業同士の関係やそれ以外の事業を展開するにあたり,必要な視点をその事業ごとに選択することになろうかと思います。「1 評価の視点」については以上です。
(委員長)いかがでしょうか。①から③は全部行うということですね。
(事務局)②③は事業によっては視点にできないところも出てくるかと思いますが,基本的には共通として,まずはこの視点があるかないかを考えたいと思います。
(委員長)その事業がもたらすであろう効果を抽出したところでしょうか。
なぜこの3つの視点を選択したのですか。
(事務局)①のコストについては必ずついて回るものだと思います。②と③を強調したのは教育振興基本計画を策定するにあたって特に議論された部分です。そこを意識しながら事業展開できたのかということは,評価でも入れたいと考えました。
昨年度の当委員会からの答申ですが,まず施策全体のバランスを改善することがありました。そして評価の単位を「施策」から「事業」に移行して,評価の対象を「全部」から「一部」に移行するという意見をいただきました。今までは施策を評価しておりましたので,複数の課にまたがっている施策に対して全体で色々評価しておりましたが,話に出てきた中で,1つの事業に対して,ある課が評価しているだけではなく他にもあるのではないかというご意見があったかと思います。そのため,ひとつの事業にもっとスポットをあてて,そのひとつの事業に対する視点,効果,展開があるところをわかりやすくしていくために,このような形に変えていけたらと考えました。複数の課で点検評価することは変わりないのですが,それが大きな括りの中で皆で行うのか,ひとつひとつの事業単位に複数の視点で点検評価していくのか,アプローチの仕方を変えていけたらと考えております。
(山田委員)これを行うと,マンネリ化はなくなりますね。以前のように,まるっきり同じものが出てくることはなくなるような気がします。昨年,一昨年も同じような文章で同じような事項が連続して出てくるというようなことがあったのですが,こうして全部から一部に視点を細かく分析していくと,そのようなことが少なくなります。
(委員長)もう少し細かく分析的に見ていこうということですね。
(山田委員)なぜこれを行っているのかというところから,それにはどのような視点から見たことで良くなるのではないか,という目的で行うことになるということですね。それがOKとなった時に本当にできているかどうかの評価をすれば良いですね。今回は教育振興基本計画ができたということで,今までとは違った形になっていますから,それを踏まえたうえで見ていこうということですね。
(事務局)はい,そうです。
(委員長)資料1の◆今回新たに加える点検評価方法に示されている「視点Ⅰ」「視点Ⅱ」「視点Ⅲ」と「1.評価の視点」の①②③はリンクしているのですか。
(事務局)リンクはしておりません。ひとつの事業にいくつかの視点がありますという図です。
(副委員長)事業を選定してからでないと,総論で話し合ってもイメージがわきませんね。
(委員長)暫定的にこれで視点を決めて行ってみて今年試行するわけですね。行ってみて別の視点が出てくる可能性もあるかもしれませんね。
例えば,どんな事業を行うにしても,情報共有というベースのもとに,市民に情報がきちんといきわたっている等の視点がありそうな感じがします。あまりたくさん視点をつくるのはどうかと思います。
現時点では,事務局のこの案で押えておいて先に進めます。また立ち止まって考えることもあるかもしれませんし,そのような共通理解でよろしいでしょうか。では,選定する事業について話をしながら,評価,視点はどうなのかという話も出てくるかもしれませんので,選定する事業についてお話をいただけますか。
(事務局)それでは,「2.選定する事業」をご覧ください。本年度試行する事業については,「校庭芝生化」「学校安全ボランティア」「学校施設の耐震化」の3点のなかから選んでいただければと思います。
まず,「校庭芝生化」に関しては「1.評価の視点」④事業効果の視点になります。まず学校緑化ですが,壁面緑化については緑のカーテン等もほぼ全校に設置しております。屋内緑化については,植栽を増やす活動は行っていますが,その中で芝生化はどのような効果があったのかという点について見られると思います。環境教育の面では,芝生は児童に対する生きた教材として,大事に育てる植物ですが,少し違った視点から見ると芝生の上で遊んだり運動したりすることもできることから,特殊な教材を使用して子ども達にどういう環境教育ができたかを知ることができます。また,地域との連携ですが,芝生を通じての地域の繋がりも考えられます。これは,芝生の維持管理団体さんの活躍が大きいのですが,芝生を中心に様々なイベントを企画しています。そうすることによって地域の住民の方も学校に集り一緒に活動していますので,そのような地域の繋がりというような視点もあると思います。
続きまして「学校安全ボランティア」についてです。児童・生徒の安全確保,安全教育の中で登下校時に旗を振る等して安全を見守ってくださっている方々のことなのですが,このような方々がいることによって,子ども達に安全教育をどのように展開できているかという視点があります。また,学校運営の中でも市民参加ということで市民協働としての視点がどうであったかがあげられます。
そして「学校施設の耐震化」ですが,震災等の自然災害に対して学校の中で防災安全教育をしていくのですが,その中で耐震化もまた生きた教材としてどのような安全教育ができたかという視点があります。また,狛江市立学校は全て市民の避難場所と認定されていますので,防災機能の強化といった視点で見ていくことがあげられるかと思います。これだけではないのかもしれませんが,事務局から提案したい事業効果の視点は次の点があります。「1.評価の視点」のなかの①コストの確認,②連携の視点,③地域特性活用の視点といったところです。「校庭芝生化」と「学校安全ボランティア」については①から③のすべてがあてはまると思うのですが,「学校施設の耐震化」については③の地域特性活用の視点はそぐわないかもしれないと考えています。
(委員長)3つの事業をご説明いただいたのですが,とりあえず今年度試行するのは,この中から1つということでよろしいのですか。いかがでしょうか。
例として「校庭芝生化」で考えていきたいのですが,校庭芝生化というと,例えば,「①コストの確認」の視点からいうとコストが色々かかっていますね。
(事務局)はい,芝生化するのにいくらかかったか,維持管理にどのぐらいかかったかという金額を記載することになります。
(委員長)それは,要するに事業展開にあたり,このぐらい支出をしているという金額ですね。環境教育というのは,指導室の管轄になるのですか。
(事務局)はい,指導室とも連携することになるのですが,子ども達に環境教育するにあたって,どのぐらい芝生を活用できたかということになります。
(委員長)例えば,芝生の上だと怪我が少なくなる等の効果がありますね。
(山田委員)日本芝草学会というのがあるのですが,芝生を植えたことによってどんな効果があるかということを,全国の大学の先生方が研究されて,主体にサッカーをやるところで人工芝でなく生芝生を使って競技する方が,怪我も少ないし,足の鍛え方が良いという評価が出ていると聞いています。直接的にそれによっての児童への生きた教材といって,小学生に生芝生の上に行ったから何かあるかというと,それは生物学的にいったら,芝の生え方や何の虫がいるかなどというのは,やろうと思えばできることですが,今の小学校の先生は,そこまで研究熱心な先生はいらっしゃらないから難しい部分なのかなという気はします。
もうひとつは,芝生化について,例えば現在五小が成功していますが,ではこれを全部の学校で実施しようと進めたら,非常に大変なことが起こると思います。それは次に芝生化する学校の地域の人たちの協力がないと絶対にできないことです。まず,維持管理には,大変な努力が必要で,またコストも毎年肥料をやったり除草剤を撒いたり,様々なことにお金をかけていかなくてはならないということを考えていくと,難しいと思います。芝生になってしまうと使用に制限が加わる等,様々な問題が出てきます。そのために大学でも一部だけ芝生があるがメインのトラックの中は,やはり人工芝になってしまうことが圧倒的に多いですね。
そのような事例から調べていった時にこのような結果が出ているという,良い例,悪い例が,どのぐらい揃っているかというのも,進めていくうえでひとつの課題と思います。確かにコンクリートの上よりは良い部分はあるという結果は出ていますが,そのために莫大な労力とお金が必要になっていると思います。当時の五小の校長先生が随分苦労されて地域の方と何度も話し合って,理解してくださる方がいたのでなんとかなったらしいのですが,相当苦労なさったようですね。
(川越委員)3つを今年評価する理由が明確ならば「校庭芝生化」が狛江市も含めて事業として始まって,何年たって,ここで一度評価したいという理由があった方が良いと思います。報告書にまとめる際も,「今年度の評価項目はこれである。これを選んだ理由はこのようなことである。」というものがあって,市で評価して,それに対して市民がコメントをするという形かと思うので,例えば「学校安全ボランティア」であれば,「ここ数年で,こういう問題が出てきていて,きちんと評価をしたい。」とか「学校施設の耐震化がひととおり終わって,これからのさらなる防災を考えたい。」とか,理由が明確であって,この事業を選んで評価対象としましたというものがあると良いと思いました。今後は,毎年いくつかを選んで評価していく形になると思うので,「この年はこういう理由でこの事業を選びましたというものがあったうえで評価があって,この委員会のコメントとなっているのが良いのではという気がいたしました。
(委員長)川越委員がおっしゃることは,もっともなことで絶対に必要ですね。
(川越委員)今,学校の話になっていますが,どういうサイクルや評価の仕方というのか,もう少し見えたほうが良いと思います。校庭芝生化は前回の会議でも一部の学校に限られるのではないかというお話もありましたし,それを推薦していくのか,全部に広げるわけではないけど,狛江市として維持していくということなのかを評価することはできると思います。
(委員長)「④事業効果の視点」の中のさらに細かい視点ですね。学校緑化とか環境教育とか,この視点として何を取り上げるかというのを,やはり論議の対象になるというか,何を具体的な細かい視点としてあげていくのかが大事なことですね。もしかしたら,其の他という項目が必要になるかもしれませんね。「学校施設の耐震化」についても安全確保,機能確保だけなのか。
(山田委員)「校庭芝生化」と「学校安全ボランティア」に関しては,これは一般住民がすごくかかわる問題だと思います。しかし,「学校施設の耐震化」というのは行政がお金を出さなくてはできないことで,地域住民がどうにかするような問題ではなく,できた後に市民がどう協力して,何かあった時にいかに協力体制を作るかということだと思います。例えば,地震が起きて避難所になった時に地域の人がどう活動してくれるかというところが大きいと思います。そこは行政で,まかないきれない部分は多いと思います。しかしその上の部分というのは結構お金を出して進めた後は,地域の人たちがやらなくてはならないような,すべて地域性の高いもののような気がするのですが,そうすると,「②連携の視点」や「③地域特性活用の視点」はとても重要で,それほど重要でないものは「①コストの確認」「④事業効果の視点」というような気がします。
(委員長)内容的に,試行するには色んな要素が入っているほうが良いということですね。
(山田委員)そうですね。そうすると「校庭芝生化」が色々なものを含んでいることは確かですね。
ちなみに五小は端に芝生化にちょうどいい空きスペースがありました。しかし,緑野小学校ではできませんね。可能なのは花壇を作っている部分です。そうすると花壇が一切作られなくなり,子ども達の理科観察がしづらくなるということがあります。以前は裏が空いていたのですが,特別支援学級ができたので,隙間のない四角い運動場です。
(事務局)緑野小学校では屋上緑化や緑のカーテン等の緑化に取組まれています。
(山田委員)緑のカーテンは簡単にできるから,ある意味楽な部分もあります。子ども達に面倒を見させれば育ってくれるので,それを指導すれば良いのですが,芝生はそうはいかない。子ども達ができないので大変です。
(委員長)芝生化を行っているのは五小,六小で,中学校は行っていないのですね。
(事務局)中学校では行っておりません。どうしても踏圧の問題がありますので,体が大きくなればなるほど芝生へのダメージが大きくなりますので,進めるとしたらまず小学校からかなと感じています。
(委員長)一部に,先ほどお話がありましたが校庭芝生化で良いのか,全体にかかわってきたらボランティアでという意見も出てきそうです。いかがいたしましょうか。芝生化だと担当課以外で関係するのは指導室だけですか。
(事務局)そうです。指導室や学校,環境政策課とも連携をとりたいと思います。
(委員長)ボランティアは同じですか。
(事務局)ボランティアになってくると指導室と安心安全課とも連携できるかもしれません。
(委員長)「校庭芝生化」を推薦したいのですが,よろしいでしょうか。
(山田委員)良いと思います。これが一番様々な視点が含まれていると思います。
(委員長)では具体的に,今年度は「校庭芝生化」にしたら,何をどうしていくのか,そして来年度はどうしていくのかというところをイメージとしてご説明いただけますか。
(事務局)まず,事務局が本日選んだ事業についての点検・評価を作成します。関係部署や学校に確認して,子どもへの具体的な効果や緑化を進める中で芝生化がどのような役割を占めていたのかということ記載し,地域連携は,維持管理団体さんに取材することもできますので,そのようなことをしながら作成したいと考えております。これを次回の審査委員会にてみていただき,その次の第5回会議に答申をという形でお願いします。
(委員長)それをここで論議をして,教育委員会事務局として関係部署に依頼して28日までに評価をする。そしてそれをここで,その評価について審査をして,最終的に答申をするということですか。
(事務局)はい。
(委員長)来年度以降は,時期等はどのような流れになりますか。今「校庭芝生化」にするか何にするかというのを試行として決定しておりますね。来年度も何項目か選定するのですね。それはいつごろ,どんな形で行うのですか。
(事務局)時期としてはもっと早めたいと思いまして,年度が明けて8月ぐらいをスタートにできればと考えています。
(委員長)次年度については「校庭芝生化」プラスいくつかの事業が対象になってあがってくるのですか。
(事務局)今年「校庭芝生化」は行いますので,来年行うかどうかは,また検討していただきます。
(委員長)要するに,評価の方法の試行もしてみようということですね。次は審査委員会を審査・検討委員会とすると良いかもしれませんね。そのような方向でよろしいでしょうか。
(副委員長)来年度以降の本格実施の際は,例えば「児童・生徒への支援」とか,そのようなものを取り上げる方向性を持ちながら,その中で今年度は試行なので「校庭芝生化」を行うということですね。
次年度は,もう少し子どもに直接かかわるようなテーマを取り上げてもらいたいと思います。
(委員長)やはり,「校庭芝生化」は教育の周辺の部分ですからね。
次年度の評価対象事業の選定にあたっては,そのあたりを十分考慮していくということでお願いします。
では,今年度は「校庭芝生化」ということにさせていただきます。対象が決まったのですが,何かございますか。
(山田委員)校庭芝生化をみていくにあたっては,健康教育というような部分も考えてほしいです。教育振興基本計画でいうと,教育活動の展開「体」という部分ですね。学校教育の中の体育ではなく,子ども達が学校に行っている間に,いかに健康な運動をしていくかというところで芝生の利用による効果がどれだけあるかというところだと思うのです。やはり,外へ出て遊ぶという習慣を芝生の上でつけるというと非常に良いことだと思います。そのような視点から見ていけば,緑化の中では芝生の方が効果は大きい。やはり芝生の上で走り回るということがとても良いことなので,それに伴い先生方がいかに工夫して,そこでどのように遊ばせるかというところだと思います。それが体育の先生なり,低学年の先生方の役割ではないかと思います。
芝生について詳しいことは存じませんが,芝生化をしている学校の芝生はサッカー場の芝生より目が粗いのです。ですから,ボールの転がりが良くないのです。ですから,ボールを蹴るとか,そのような動作にはあまり向いていない。ただクッション性はとても良いし,裸足で歩くことができるので健康には良いと思います。最近そのような論文も多数出ています。裸足で走ると健康に良いという発表がされています。そのような視点が,違った角度の視点になるかと思います。
(委員長)「④事業効果の視点」のところで色々考えられるようにしてください。こんなところに思わぬ効果が出てきたということがありうると思います。
(山田委員)今までは教室に篭って遊んでいた子ども達が,天気が良いと芝生の緑の上で遊ぶようになったというのは,とても外へ出る機会が増えた効果だと思います。そして,そこがいっぱいになれば別のグラウンドに出て遊ぶという良い循環ができてくるのではないかと思います。
私が行っている大学は,円形の400メートルのトラックの横にフットサルができるぐらいのゴールを置いて,そこでフットサルと同時に学生達に芝生の上で裸足にさせて,そこで色んな運動をさせるのに使っています。すると,土だけの上より,芝生の方が効果が大きく,とても運動効果が高いと先生が研究されています。学生達も芝生の上には喜んで行くが,ただのグラウンドの上だと動きが悪いという結果が出ているという報告がありましたので,小学生だともっと効果が出ると思います。本当は何日間か調査したり,子ども達にアンケートをとったりすると,面白い結果が出ると思うのですが…グラウンドと芝生とどちらが良いかというようなアンケートをとると,歴然とした結果が出たり効果が大だという結論がでるような気がします。
(委員長)先ほど,山田委員から実際芝生化をするのに,こんなに苦労をしているという話がありましたが,そのようなことも評価のなかに入ってこなければいけませんね。それはどのように考えていますか。そして,効果があったからといって全校で芝生化をするわけにはいきませんね。
(山田委員)いかに大変だったかというのは,最初の設置したときの校長先生がとても苦労なさったことからもわかります。
(事務局)五小ではスタートして,芝生ができ始めた時に校長先生をはじめ,色々な職員が異動されて,ボランティアの方々が進めてくださる中で,PTAの方々や色々な輪が広がって現在に至っております。
(委員長)養生期間は子ども達を芝生に入れなくなるので,それだけ遊ぶ面積は少なくなります。それが課題・問題でもありますね。成果だけを見て「良かった,良かった」ではきちんとした評価にはならないので,そのようなところも考慮する必要があります。
今説明があったように,最初の養生する時期と,傷ついたものを補修していかなくてはならないということがあると思います。そのようなものがコストの面からいってもどのぐらいかかっているのかというのが大切な部分です。休んでいる時に肥料をどのくらい撒いてどのくらいのコストなのかとか,休ませる期間がどのぐらいあったかとか,そのようなデータも必要です。我々ではわからない部分です。
(山田委員)その手入れというのが,よくわからないから,そのようなことをきちんと報告すると,先ほど言ったように「苦労」という部分で理解できると思います。
(委員長)前々回のようにABCみたいな数値での評価をしないわけですよね。そうするとやはり,プラス面を「こんな効果があった。」とあげていくと同時に「こういう大変な部分があった。」という点を出していかなくてはなりませんね。
「良かった,良かった」で皆やりなさいと言われては困る場合もあります。
(副委員長)今日に至るまで10年位かかっているわけですね。
(事務局)芝生ができて6年目,その前に3年程検討した期間がありましたので9年ということになります。
(副委員長)そのような時間的なものも,評価の対象として入れていってはいかがでしょうか。スタートした時から考えて,「これだけ大変だったのですよ。」ということです。
(委員長)かかわった人達以外は全体を知りませんからね。
(山田委員)ただ,それにより次回以降行う際に要領は良くなります。最初は10年かかったかもしれませんが,次に行う時は要領を心得ているから,何を直して何をしたら良いかわかるから,例えば3年でできるかもしれないし,次は2年で上手くいくかもしれません。それがなかったら,すぐにできるものだと思い込んでしまいます。特にわからない人は,「良いのではないか。すぐにやってみよう。」となるので,そうではないのだということを,きちんと書面で残していかなければならないと思います。そこで評価だと思います。
(委員長)あるいは芝生化を説明する時に,それをきちんと踏まえて書いておくと良いですね。
(事務局)国の法律ですと,自己点検・評価自体は,前年度の事業を評価することになっています。ただ,確かにおっしゃるように前提は必要です。それを「その他」に盛り込むか,委員長がおっしゃるように冒頭の説明のところでわかる様に経過を書くかという点は工夫したいと思います。
(委員長)大変ではありますが,進めていく価値があるかどうか評価する。
(山田委員)それで最後の結論になるわけですね。良かったという結論になるので,最初は何故芝生化しようかといったところのその背景があるわけです。それがあって現在成功しましたという結論が出てくるわけで,せっかくこのように視点をひとつにして考えていこうというのなら,それはあった方が我々としては評価は良いと思います。おそらく背景を知らずに,ただ点検・評価を読んでも,次は他の学校もやってみようかというような意見が出るだけだけだと思います。そこまで細かくはわからないと思います。私も今聞いて,新しく知ることがあるわけですから,その辺をきちんと書いたうえで評価をするべきだと思います。
(委員長)このような形にするなら,そこまでするべきですね。
(山田委員)最初だからやはりきちんとしたものを作っておかなければなりません。担当者がかわることも考慮して,わかりやすい方法を示しておくと良いと思います。先ほど副委員長がおっしゃったように,評価していかなくてはならない事業はたくさんあると思います。もっと深く掘り下げてすべきことが狛江の中にはあります。特に子ども達を主体にしてすべきことがたくさんあるような気がします。ですから,それをやるために今回緑化を中心にして,このように掘り下げるのだというひとつのモデルを作っておいて,来年からに備えればよいと思います。今回大変でも,ある程度の形ができれば,事務局にとっても良いことではないでしょうか。
(委員長)よろしいでしょうか。もう少し工夫していただいて,良い評価にして,使える評価にしようというのが基本的なスタートと考えています。では,本日の議題については以上でよろしいでしょうか。
次回ですが,すでに前回決定して,お手元に開催通知があるかと思います。1月28日(水曜日)午後2時から防災センター3階で行います。
(川越委員)校庭芝生化が始まる時に,先生側には少なからず抵抗があったように思います。先生は子ども達の指導だけでも大変なのに,なぜ芝生のことをしなくてはならないのかという意見が多くあったという印象です。現在五小の先生方は子どもと年1回,クラスごとに芝生を刈ってくださっているので,担任の先生がわざわざ土曜日にいらして,親睦会のようなことを兼ねて芝生を刈ってくださっています。若い先生の中には意外と芝生を楽しんでいる先生もいらっしゃいます。先生方の負担も増えるだけでなく,先生方にも子どもにもプラスとなる面もあるのではないでしょうか。子どもへの教育効果が高かったという点は,成功した学校ではそのようなことも言えると思うのですが,導入する際に学校は嫌だったと思うのです。保護者側で言えば,芝生化すれば綺麗だが手間が増えるのは嫌だという意見が多くあったと思いますので,その辺がどのように解決されてきたかということや,教員も緑を見て癒されているとか,そのような部分も評価の対象になると思います。「嫌だ」「大変だ」という意見があり,実際に芝生化してみてこのようなこともあったという点が評価されると良いと思います。
(委員長)その前提事項の中に,そのような内容がどこまで盛り込めるかわかりませんが,考えてください。それでは日程調整をします。
〔日程調整〕
(委員長)第5回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会の日程は,2月17日(火曜日)午後2時からです。それでは,本日の第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了いたします。
1 日時
平成27年1月28日(水曜日) 午後2時~3時54分
2 場所
狛江市防災センター303会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.事業評価シートの確認について
2.今年度の試行(校庭芝生化)について
3.その他
6 会議録(概要)
(委員長)定刻になりましたので,第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を始めます。
それでは「1 事業評価シートの確認」について事務局から説明をお願いします。
(事務局)事業評価シートについてご説明いたします。その見方として資料1をご覧ください。まず,前回までの会議でお話しいただいたことですが,1つの事業をいくつかの視点について,複数の角度から見ていくということを確認させていただいております。
評価の視点といたしましては大きく4つの視点の考え方がありまして,「①コストの視点」「②連携の視点」「③地域特性活用の視点」「④事業効果の視点」,これらの中から視点となりえるものを選びます。
次に事業評価シートの掲載事項なのですが,まず「①事業内容」に対して対象事業の内容を記載しております。掲載項目としては,最初に事業の所管課を記載いたしまして,次に事業開始年度,事業内容を詳しく説明しております。続きまして「②自己点検及び評価の結果」です。これは視点ごとに作成をします。評価の視点といたしまして,自己評価する視点,視点の内容についてここで説明しています。そして主管課は例えば校庭芝生化でしたら学校教育課となるのですが,関係課はそれぞれ視点によって環境教育ですと指導室になりますし,市の中の環境計画となると環境政策課ということを記載しております。そして成果・分析を行い,今後の課題について記載します。そしてそれぞれの視点ごとに今後の課題を書いたうえで,事務局で自分達がつくった点検・評価についての総括をいたします。そして最後に本審査委員会でのご意見をいただき,まとめたいと思います。
(委員長)前回までの会議で話し合ってきたことを整理して,このような内容で記載をされているという事務局からのご説明がありましたが,よろしいですか。具体的にこれはもう出来ていますので,今ご説明のあった項目が,どこにどう位置付けられているのかを具体的に説明していただけますか。内容は後ほど議論いたします。
(事務局)項目として資料2の最初に事業所管課とありますが,今回の場合,学校教育課と記載しているのが事業所管課になります。そして平成19年度に事業開始しておりますので,右にその年号を記載しております。そしてその下から大きく隣のページまでかかるのが事業内容にあたります。この中で,今回の校庭芝生化の内容を大まかに説明しております。続きまして「■自己点検及び評価の結果」は視点ごとに作成しております。今回3つの視点で書いておりますので3枚にわたっております。最初の「評価の視点Ⅰ」学校緑化の視点の「関係課」は,一番上に記載されております環境政策課です。そして左側に「成果・分析」の項目があります。そして一番下に「今後の課題」として,この評価の視点での今後の課題を書いております。視点は3つございまして,同様にあと2つの視点があります。その次に「自己点検及び評価の総括」として,主管課で作成した総括となります。ⅠからⅢまである3つの視点を踏まえたうえで,全体としての総括はどうであったかということをこちらに記載しております。そして次の「■審査委員会の意見」です。これが最後になりますが,ここでご意見をいただき,その下に「■教育委員会の見解」をまとめます。
(委員長)具体物を使って掲載事項がどのように具体化されていくかをご説明いただきましたが,ご理解いただけますでしょうか。何か形式等で課題,問題点,お気付きの点はございますか。視点1つに対して1枚で整理しているということですね。3枚目ですが,視点Ⅲは総括の前で完結しているのですね。総括で項目が変わっているのですが,視点Ⅲから続いているような感じがします。形式の問題ですが,誤解を生まないように別の場所にタイトルとして移す必要があるかと思います。内容,形式についての説明はよろしいですか。
では,本日は議題2について論議をさせていただきますので,その時点でまた形式,内容についてあればご意見をいただくということで,先へ進めさせていただきます。それでは「2.今年度の試行(校庭芝生化)について」内容を確認させていただきます。
各論は,個別に論議をしていきますが,全体的なことで何かご意見,ご感想いただけますでしょうか。この資料を作成するにあたって,非常にご苦労なさったことと思いますが,芝生化に関しては非常にわかりやすくなったように思いますが,山田委員いかがでしょうか。
(山田委員)総括的にどこが最終的にそれを見ていくか,要は芝刈りをして,状況が行う前と行った後の記録をとっているとか,行政の役目というものもあると思います。全部投げてしまうのではなく,その辺りをもう少し明確にして,どこが関わって行っているのかということが資料には出てきませんので,最初の「学校緑化の視点」は環境政策課が関係課であり,「学校教育の視点」は指導室が関係課ということなのですが,では,芝刈りの担当や肥料を担当するのは,部署としてどこが関わって,どこが主導しているのかというのが明確ではないというのが第一印象です。細かいところが色々あるのですが,ざっと今見たところでは,少しぼやけていますので,はっきりどこが主導しているというところが書かれてあるべきだと思います。
(事務局)環境政策課が市全体の緑化計画を立てているので,こちらを関係課としてのせていますが,実際に行うのは学校教育課が計画を立てて行っております。
(山田委員)ですから,その辺りがぼやけているのではないかと思います。本当に学校教育のひとつとして必要性が高いから学校教育で把握して記録をとって,子ども達がこんなことをしてこのように変化したのだという点について,見せられるような成果があるなら良いのですが,これをずっと読んでいても「効果があったようだ。」というだけで,学校の先生が良いと言っているなら,何が良かったのか,どのようなことに子ども達が興味を示したのかという具体性が出てきていないということがひとつあります。その最初の緑化の目的としては確かに緑になりますから,緑化としては新しい方向性なのかとは思いますが,言わせていただければ実績が2校しかないという現状ですよね。残りの学校はそのようなことができない状況だと思います。そのような点では,屋上緑化も2校は行っているがあとは行っていないというような現状があります。そうすると,もう少し他の視点にも考えを持っていけるようにしていかなければ,緑化の問題もうまくいかないのではないかという気がします。
(委員長)この「校庭芝生化」という事業自体は学校教育課の所管事業である。だから,最後のこの総括も学校教育課として総括をしたということですね。それが,はっきりしませんね。要するに,学校教育課と出てくるのは最初の部分だけですね。
この事業は,関係課として指導室や環境政策課もあるのですが,全体としては学校教育課が責任を持ってやっているのだということを,もっとはっきり明示することが,山田委員の指摘だと思います。内容に関わる質問も少しありましたので,視野を広げていく必要があるのではないかと。それは書き方の問題かもしれません。今,山田委員から出た書き方,内容に関わるのは審査委員会からの意見として書かれることになってくるのだろうと思います。副委員長,全体としていかがですか。
(副委員長)そうですね。山田委員がおっしゃるとおり学校教育課の校庭芝生化に向けて取り組んできた苦労があると思います。そのようなものをどこかで説明をしておいて,いくつもの困難があったが,それをこのように克服しながら行ってきましたというところも打ち出していって良いのではないかと思います。これを読んでいると,自然発生的にPTAが頑張ったり,教員が頑張りだしたり,あるいは地域の方が積極的に取組んでくるようになったような印象を受けます。しかしそうなるまでには,やはり学校教育課が側面から色んな手を打ってきたと思います。そのようなところを出していかなければ,何だか地域の力で自然発生的にこんな良い状態になりましたと,子ども達も喜んで教育的効果もこのように出ていますよというふうな流れで読み取られてしまいます。ですから,地域との連携を強く打ち出したいがために,そのような文章の流れに陥っていると思います。例えば,狛江高校の筝曲部に参加してもらうには何があってそうなったのかとか,子ども達がどように関わったとか,そのような具体的なところもここに書いておく必要があるのではないかと思います。狛江高校の高校生たちがわざわざここにやって来るという意義は非常に大きいと思います。小学生から見れば高校生は神様ですから,その方々が琴を弾いて聞かせてくれたとなれば,その印象は一生残るぐらいのものだと思います。
(山田委員)今副委員長がおっしゃったように,お琴やそのようなものを聞かせるのは,芝生の上でなくてもできるのです。餅つきにしても,芝生の上で行わなくても餅つきはできるというようなことが,芝生の上で実施したから非常に良かったという答に結びつけるのは,少し強引かなという気がします。
それから,教えていただきたいのは,「評価の視点Ⅱ」の「授業における効果はあがっているか。」の「図工」のところで「はだしになって布と仲良くなろう!」というのはどのような意味でしょうか。
(事務局)芝生の上に寝転がって,布を色んな形にして自由な発想で子ども達が形をつくるというものです。布を題材にして,そこで色んな形をつくっていくという授業です。
(山田委員)芝生と「図工」が結びつかなかったのですが,そのようなことを芝生の上で行っているということですね。それからもうひとつは,「評価の視点Ⅱ」の「今後の課題」のところですが,「教員の教科の研究の中でも,こういうことを芝生を活用してやってみたいというような意見」,「やってみたいというような」という漠然とした答が2つ並んでいるのですが,具体的にそれは教員からの言葉として,「こういう」ことは何か出ているのかということと,「やってみたい」というのは,何をしてみたいのか,具体性があるのかないのか,ただ漠然と流れの中で,「私も授業でやってみたい。」と思います。私が一番感じたのは,芝生は理科の範囲だと思います。ではそこにどのような生物が住んでいるのかとか,芝生はどのくらい伸びるものなのかとか,どのような栄養素を好むのかとか,そのような授業展開をしていくことによって子ども達が色んな勉強ができるのかなと。体育や国語や図工が,芝生にしたからとても良いというのは,少し結びつきが甘いのかなという気がします。「評価の視点Ⅱ」の「今後の課題」,の一部,「教員の教科の研究の中でも,このようなことを芝生を活用してみたいというような意見」の「こういうこと」というのはどのようなことをさしているのかなと思います。
(事務局)具体的なところまでは聞いておりませんが,学校でヒアリングをした際に,教科の研究をしていく中で,芝生を活用したいという意見がよく出てくると聞いております。
(副委員長)「評価の視点Ⅱ」の「成果・分析」が全体としてこじつけみたいなところが多いです。最もそれを感じるのは「成果・分析」の写真がでている上の部分,「クラスづくりにも役立てられている」と断言しているところです。表現するなら「将来,クラスづくりの一助にも効果が生まれるものと考えている。」ぐらいなら良いが,実際に効果が出ているように書いているわけで,何を根拠に,このように言っているのかが疑問です。「評価の視点Ⅱ」の記述には,はっきりしないところが多過ぎます。
(委員長)あとで個別の論議になったら,私もお話しようと思っていた部分です。今は全体的な感想ということで,お話を伺いました。川越委員,いかがでしょうか。
(川越委員)これまでの芝生の経緯が,とても良くまとまっており,五小の学区ではない方が読んでも,概要はよくわかるようにつくられています。芝生の説明はよくしてくださっているなと思ったのですが,直近の3年間の取り組みをこの報告書にまとめていますが,平成25年度の評価ということですね。
(事務局)平成25年度です。
(川越委員)平成25年度ですね。そこに今までの話がたくさん入ってきているので,積み重ねの中で出てきたものが全部まとまっているので,平成25年度というのが少しわかりにくいかと思いました。芝生の場合は良くても他の色んな事業が出てきた時に,その年の取組みたいなものがたくさん記述に出てくる事業もあれば,長年の積み重ねの中でここまで来たような評価になる事業もあると思い,平成25年度の事業ということが,少し見えづらいと思いました。
(委員長)平成25年度の評価であるということが,もう少しクリアになるようにした方が良いだろうと,それを評価するにあたって,予算のところですが,平成26年度は展望ですね。それをはっきりさせなくてはいけないでしょう。そこが要工夫です。それでは,個別に細かく見ていきたいと思います。事務局は少し難しいかと思いますが,個別に見ていったことは審査委員会の意見というふうになるのか。これで修正できるものは修正していくということですか。
(事務局)修正できます。
(委員長)では,修正可能な範囲で修正していただくことを前提としてお話をさせていただくということでよろしいですか。それでは1枚目,「①事業内容」に説明した部分で,今,川越委員から平成25年のものであるということが,もう少しわかりやすくできないかということでしたが。
(川越委員)毎年ではなくなりますね。何年かに一度の評価ということになりますので,そこをはっきりさせた方が良いのかなと思います。
ただ,平成25年度だけだとわかりにくいでしょうから,ここまできた経緯も当然あると思いますし,難しいと思います。
(委員長)状況と意義はわかるのですが,先ほど副委員長からご指摘があった主管課としての苦労等はどこに入るのですか。
(副委員長)これは,事業内容に入る前にひとつそのような項目をたてて,その中に,ここで述べられている経過をまとめて,その後は平成25年度について記述していく方が良いのではないかと思います。
(委員長)経過とか経緯というような項目を設けて,そこに苦労も含めて書いていただいて,事業内容は,あくまでも平成25年度に絞る。評価するときは,当然その経緯も含めて評価をしていく。その方が,先ほどの川越委員の疑問にも答えられるようになるのかと思います。
(山田委員)結局五小であったことを生かして六小で行っているのが現在ですね。ですから,その辺りをきちんと明確にしていないと,また同じことを書かなければならなくなります。このような経過でこうなってきている。次はもっと進歩しなくてはならなくなってくるわけです。ただ流れだけ書いていると,また同じように流れだけ書いて結果になってしまうと良くないので,進歩していく中で,何年かに一度見ても,より良いものに変わってきているということがわかるようにした方が良いというのがご意見だと思います。
(委員長)それが書いてあって平成25年度の現状が書いてあって,そして3年後に再度芝生化を見直すとすると,この平成25年度の部分が上に入り込んで平成28年度の状況というのが書かれてくるという,イメージとしてはそのような感じでしょうか。
(山田委員)ですから,五小,六小とあって,例えばもう1校,2校増えているという現状になっていないと本来いけないわけですから,その次には,極端にいえば東京都の補助がなくても,それは非常に良いことだからということで緑化を進めているというところに結びつくようになってほしいわけです。ただ芝生化を行ったというだけの現実ではなく進歩しているというところがほしいです。賛成ばかりではなく反対意見もあったと思います。そのようなことも踏まえて進んでいかなくてはならないと思います。
(委員長)どうでしょうか。よろしいですか。
(事務局)はい。
(委員長)他に,資料2ではいかがでしょうか。
(山田委員)かかった費用が平成24年度から平成26年度まで記載されているのですが,五小の場合,平成18年から始まったわけですが,今までにそれぞれの年度にどれくらい経費がかかってきたのか,そして今維持するためにどれぐらいの経費が必要なのか,それは今後も継続していくわけですが,そのようなものも出していかなければ,これだけ見たのではコスト云々といっても理解ができないと思います。ですから,読む人たちが,「こんなに費用がかかっているのか。」「人の苦労もあるが,費用もこんなにかかるものなのだ。それでも教育委員会はこれをすすめてきたのですね。」というような,納得させるひとつの材料としてかかった経費は出していく方が良いのではないでしょうか。これまでかかった経費は一般の方にはわかりません。
これは,校庭芝生化だけでその他を点検評価する際は,今の3年間だけで良いと思いますが。
(委員長)例えば,タブレット端末の導入については,最初導入する年はコストがたくさんかかるわけですね。そうすると2年目は台数を増やさない限り維持管理費だけになってくるから,過去に遡って費用を出せる部分は出しておくというのは大事なことなのかもしれません。
(山田委員)機器については消耗期間はだいたいわかるわけですね。芝生化に関しても,どれだけの維持費がかかって,次に新しいものに全部はりかえたら,こんなに費用がかかってしまうのだというものは,ある程度把握していなければならない部分だと思います。私は補助金がなければ実施しない事業というのは,あまり意味のない事業と考えています。
もし全面枯れてしまい,全部はりかえるのを自費で行わなければならないといった時には予算を組まなくてはなりません。そうなると,今委員長がおっしゃったように,維持管理費がこのぐらいかかるということ,新規に行ったらどのぐらいかかるということがわかっていなければなりません。だから,枯らさないように大事にうまく育てよういうことが,また教育になるのではないかと思います。もし,皆が雑に扱って枯らしてしまった時に一から行うとこんなに費用がかかってしまうということを教えていかなくてはならないことです。ひどい子どもは「お金を払えばいいのだろう。」という考えを持つかもしれませんので,そうではないのだというところで,こうやって育てればもっと増えるのだということを教えなければならないと思います。そのようなところに使っていくというので,わかる範囲で結構なのでコストを算出しておくと良いと思います。
(委員長)他にこのページでいかがでしょうか。では,その次に進みます。「学校緑化の視点」でこのようにまとめてありますが,これについてご意見いただければと思います。
(川越委員)「市の緑化計画」のところで,五小と六小が芝生化したことで緑被率0.5パーセントというのは,現況の22.8パーセントの中に入っているのですか。
(事務局)正確に申しますと,22.8パーセントに五小は入っていますが,六小は入っていません。緑被率全体の中で,この2つで0.5パーセントという割合になっております。
(川越委員)現況というのは,平成25年度時点でということですか。
(事務局)緑被率を測ったのは平成23年3月に策定したものでして,航空写真から割り出したそうですので,毎年測れるものではありません。
(委員長)つまり平成25年度のデータはないということですね。
(川越委員)五小が入って22.8パーセントということですね。
(山田委員)これは,どうなのでしょう。校庭の芝生化というのが,ひとつの大きなテーマですね。ここで緑化ということで,あまりにも他のことが大きすぎて,ここでは芝生化についての報告が少ししかないのです。他の緑化のことばかりが書いてあるだけであって,芝生化についてはこのパーセンテージしかないのです。0.5パーセントを占めているということだけが,唯一芝生化によって影響しているということだけですね。緑化のひとつとして芝生化があるだけであって,芝生化の中に緑化が入ってこないのではないかという気がしますがいかがでしょうか。
(委員長)今,山田委員のご指摘は本質をついていると思います。特に「今後の課題」を見ていただきたいのですが,緑のカーテンと書いてあります。芝生化を検討しているわけですから,今後の課題は芝生化に関する課題を書かなければならないでしょう。
(山田委員)ここでは「校庭芝生化については各学校ごとの諸条件を慎重に検討し,段階的にすすめていくものとしている。」と書いてあるのに,課題の中にはその展望が全然書いていないのです。分析はして,すすめたいという気持を表しているにもかかわらず,課題の中にはひとことも出て来ないというのは,この大きなテーマから外れている気がします。
(委員長)他にいかがでしょうか。
(山田委員)最後に出ている表ですが,ここに出ている緑被の割合22.8%というのは面積に対する割合を足すと22.8%になるのですね。その中で校庭芝生化が占めているのは0.5%しかないです。平成25年度は六小を入れるから0.25%ほど増えているだけで約23%ぐらいですね。そのような中での小さな割合についてここで語っているものが,この緑化の大きいテーマの中にこれしか入ってきていないですから,これを出すのは少々問題があるのかなと思います。それは,他の部分でこれを述べるべきではないでしょうか。芝生と同時に緑化を進めるという大前提がある。現在ではこういう形で,緑のカーテンはほぼ100%終了している。次の目標として校庭の芝生化,今後芝生化できる学校としては,あと2つあげられるというぐらいな「今後の課題」であれば納得するのですが。
(委員長)「今後の課題」に教育委員会としての姿勢を反映させてほしいと思います。
(山田委員)この「狛江市緑の基本計画」というのは,教育基本法に基づくものなのですか。
(事務局)いいえ,別の環境に関する国の法律に基づいて,各自治体ごとに作成しています。
(山田委員)やはりそれは,別の項目で謳うべき内容かと思います。芝生化のところにこれを入れるのは,そぐわない気がします。
(委員長)これは市民にも読んでもらうとすると,例えば「アドプト制度」等,難しい言葉をどうするかという問題があります。これは,第2期狛江市教育振興基本計画の際も問題になりましたが,欄外に注釈を入れる等考えてください。可能であれば,緑被率を学校ごとに出してみて,芝生化している五小,六小は他の学校よりこんなに緑化率が上っているというようなデータはありませんか。
(事務局)探したのですが,難しいです。
また,全体が大きいので0.5%というと小さく見えるのですが,目標の25%と現況の緑被率22.8%の差2.2%をいかに作っていくかという計画です。その中で0.5%ですから決して小さくはありません。
(山田委員)それは,伺うとわかるのですが,緑化のことをあまりにも謳いすぎて,やはりテーマには合わない気がします。
(委員長)では,このページに関する意見は,基本的には芝生を中心にまとめていきましょうと,そして今後芝生化を可能なかぎり進めていくという視点で今後も整備してもらうということでよろしいですか。
では次に,「学校教育の視点」ということで,先ほど副委員長から厳しいご指摘があったところです。このページでいかがですか。
私からよろしいでしょうか。「視点内容」として左側は「学校における活用状況はどうか。」ということですね。どんなふうに,どの程度使われているかということですね。右側は「授業における効果は上っているか。」とあります。「効果」には,もっともっと具体的なものが出てきてほしい。できれば数値が良いのですが,例えば子どもの休み時間のけがの発生率とか,芝生ができたことにより,これだけ擦り傷や擦過傷が減っているというようなデータがでてくるとなるほど効果があるのだということになる。これは何となくの印象になっていますね。「環境教育への児童の理解や意識づけに役立っている。」と書いてありますが,ではどのように役立っているのかということです。
(山田委員)体育についての記述を読むと,芝生化していない学校は組体操は怖がって行っていないのかというと,そのようなことではなく,他の学校も行っているのですから,やはり具体性がないのではないかと思います。芝生化していない学校の方が多いのですから,そこと比べた時に,何がどれだけ違うのかということです。他の学校でも組体操を行っていて,他の学校の子ども達が組体操を怖がって行わないと言っているわけではないのだから,もっと違う表現にするほうが良いと思います。委員長がおっしゃったように,効果というものは,比較しなければ効果とは言わないので,比較できるものを何か出す必要があります。
(委員長)厳しいのですが,他の学校と比べてとか,芝生がない学校と比べてとかそのようなデータがあると良いですね。
おそらく,ここまで具体的になり,わかりやすくなっただけに,そのようなところに目がいってします。来年,何の事業を選択するかを決めるのはこれからですが,それについて各主管課に評価を書いてほしいと依頼すると,皆さん多忙なので,抽象的な表現で書いてくるところが多くなってしまいます。そうするとやはり,今年度のこの事例はサンプルとなるわけですから,可能な限り具体的にしておく方が良いと思います。
(事務局)どのように数値化とするのかという問題があります。例えば組体操に関して言えばタワーが一段高くなったから優れているというものではありませんし,けがについてはわかるかもしれませんが,授業での効果で数値となるとどうでしょうか。
(山田委員)表現を変えればどうですか。「効果」という表現を使うから悩むわけで,写真の下に「体育での活用状況」とありますが,「視点内容」を「効果」ではなく「授業での活用状況」という書き方なら「状況」だから比較しなくても良いですね。
(委員長)「効果」という言葉を使わないということですね。視点内容の左右を入れ替えて,「授業における活用状況」「授業以外での活用状況」としてはいかがですか。教育課程内,教育課程外でも結構ですが。
(山田委員)そうすれば,まつり等が入ってきてもおかしくありません。そうすると,実施したことだけを書けば済みます。そうでないと,他の学校と比較しなくてはならなくなります。
(委員長)「学校教育の視点」のページは他にいかがでしょうか。
(副委員長)五小以外の学校の先生が読んだらどう感じるかと思いますが,そんなことがあるのだろうかと思うのではないでしょうか。効果のところもそうですが,例えば体育で「…組体操に取り組むようになった。」と断言しています。国語は「活用して行っている。」だから良いのですが,総合学習で「…意識づけに役立っている。」とありますが,何を根拠にというところが抜けています。図工が一番わかりづらく,「…芝生の上に寝転がりながら考える授業を展開している。」とあり,芝生の上で寝転がりながら考えることによって,何が生まれているのかとか,授業内容も「はだしになって布と仲良くなろう!」という活動がどのような活動なのかもわかりません。先ほど話があったように,「…効果は上っているか。」というタイトルはつけない方が良いと思います。これは,始まったばかりなのですから,そんなに慌てて,効果を記載しなくても,こういう効果が期待できるのではないかと予想しているぐらいのもので良いと思います。
そうしないと,特に学校の先生は,「本当にそんなことがあったのか。」という疑問から不信感になってくるかもしれませんので,表現,文章の組立ては大幅に変えた方が良いのではないかと思います。
(委員長)他にいかがでしょうか。
(山田委員)そうすると,今の意見のように「今後の課題」のところも,「…その中で授業を発展させる意味でも,マンネリ化を防ぐ意味でも,新しい取組を考えていくことが重要である。」という文章もうまくあてはまっていないような気がします。では,他の学校の先生達が考えているのはどうなのかなというふうに聞こえるので,授業における効果が上っているというのは,芝生をはらないと効果が期待できないような言い方なので,これは変えた方が良いような気がします。では,芝生をはっていない学校はマンネリ化しているのかなともとれますので。
(委員長)「今後の課題」は要するに,さまざまな活動が行われているが,さらに工夫を重ねていくとか,その効果については具体的な効果について検討していく必要があるとか,そのようなことが課題なのではないでしょうか。印象で語っているように思います。
(山田委員)効果が上っていると言い切っていますから,これは違う表現で書かなければなりません。そうすると,何が,どのようなふうにとなってきます。
(委員長)では,ここはよろしいですか。では次に「地域との連携の視点」で「地域との連携は図られているか。」「地域の活性化に寄与できているか。」ということで説明をいただいたのですが,いかがでしょうか。〈校庭利用団体の関わり〉のところの書き方は,なるほどと説得力があるように思います。芝生を通して団体として学校施設のメンテナンスに関わっているという,このような事例がたくさん出て来ると良いと思います。
(山田委員)〈維持管理の関わり〉の4行目,「また,芝生化の企画段階から近隣の地域の方々も参加しており,一緒に芝生像を考えている。」,これは漠然としていて,どのような思いを込めてここに入れているのかがよく理解できないのですが,芝生をはってからは地域の住民の方々にお声をかけて一緒にやっていただけないかということで,地域の方々と一緒に行っていると私は聞いたのです。ですから,ここに入れた理由として,どのような意図があってこういう文章を入れたのか,よくわからないので説明をしていただきたいのですが。
(事務局)地域の連携ということで,芝生に絡んで連携している中で,芝生化すること自体も地域の方々に検討委員会等に入っていただいておりますので,そこで考えてきたということを書きたく思いました。
(山田委員)それは,あくまでも市の方針が先にある訳で,要するに地域の住民の方々が「芝生にしましょう。」と言って行っているわけではないですね。ですから,そのへんが,市がある程度先導して行ってきたことなのです。それに市民が協力してくれるようになったということですね。
(委員長)この企画段階の読み方なのでしょうが,要するに具体化するにあたっては地域の方の参加をいただいたということですね。「具体化」という言葉の方が良いでしょうね。
(山田委員)たまたま,私が社会教育委員をしていた時の話だったので,校長先生と何度かお話をしている中で「大変だ」とおっしゃっていました。ですから,その書き方は変えた方が良いと思います。読んだ方の中には「話が違う。」と思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
(委員長)左側の「地域との連携は図られているか。」ということについて論議していますが,よろしいですか。右側は所管課として芝生化について整理をしている総括の部分です。
(副委員長)何箇所か表現で気になるところがあります。まず,「自己点検及び評価の総括」の6行目の「他校では芝生が半年で無くなってしまうような例もある中で,…」と書いてありますが,これを書く必要はないように思います。ではその他校とはどこなのかということになります。それから,次の行「芝生が保たれ取組のベースとできている。」とありますが,「ベースとなっている。」ではないでしょうか。それから,11行目の「一部のボランティアの方々だけで細々と活動している状況が見受けられた。また,学校や校庭利用団体もは」となっています。「初めは」という言葉を入れたわけですが,「恐る恐る芝生を利用している状況だった。」という「恐る恐る」という表現が少し考え直した方が良いと思います。
それから,「PTAとの協力」の枠の中で「芝生イベントのため等の,市では支出しづらい予算をPTA予算から積み立てる」積み立てるなら今後のことになります。そして「市では支出しづらい予算」とは何なのか。それをPTA予算から積み立てるようにするのが本当に良い事なのかとか,他に手段はないのだろうかとか,これを読むと,市ではできないものはPTAにやってもらおうという意味に受け取られてしまいます。私が気が付いたのはそのような点です。
(委員長)いかがですか。主管課の総括としてこういう文章,書き方になっておりますが。
(副委員長)上から4行目「視点Ⅰ・Ⅱ・Ⅲともに上々の効果がでており…」という表現を使っているのですが,先ほどから言っているように,「どんな効果?」と聞かれた時に,答えにくいと思いますので,あまり「効果」という言葉をそこに入れずに,違う言葉で表現する方が良いと思いますがいかがでしょうか。上々という言葉もそうですし,「期待できる」とか「今後○○する」という表現の方が総括としての表現では良いのではないかと思います。「上々の効果がでており…」と言い切るのもどうかと思います。「上々」を省いて,「成果が出始めている」ぐらいで良いのではないでしょうか。
(委員長)私は結論が少し気になります。上から4行目で「…今後もこれらの取組を継続・発展…」これはⅠ・Ⅱ・Ⅲの取組ですよね。それで最後に「…そして五小だけでなく平成25年度に芝生化した六小の維持管理や活用につなげていきたい。」とあり,つまり芝生化をどう考えているのかという総括がなされていない。これは最初の「学校緑化の視点」の中の,芝生化を今後教育委員会としてどうしていくのかという,そこに見解が入ってくればここにも書けるのでしょうが…芝生化したのだから維持管理はしていくでしょうけど。この総括的な校庭芝生化という事業自体を今後どうしていくのかという視点は入れる必要がありますね。
(山田委員)総括をずっと読んでいくと維持管理のことばかりでてくるのです。子どもたちのことが全く出て来ないのです。やはり,維持管理で優れた事例として発表を依頼されることはあっても,子ども達がとても良くなったというようなことを発表する場ではないわけですね。維持管理がきちんとできて,芝生をきちんと管理しています。しかし,それだけが目標ではないはずです。やはり子どもの教育の中で芝生化が大変良いのだと言いたいのでしょうから,それが少しどこかで出るようにしなければ,この最初の大きな項目の総括的な評価としては物足りないと思います。最後も維持管理という言葉で締め括っているので,子ども達をどう,いかに健やかに育てるような企画ができるのか期待したいぐらいのものなら,また2,3年後はどうなっているのだろうと思うでしょうが。
(委員長)全体を通して何かございますか。それでは,この芝生化についての内容に関わる論議はここまでとさせていただきます。修正できる部分は修正して次回提出していたきたいと思います。来年度以降のサンプルになるので,大変ですが,より精密なものを作成しておく必要があるでしょう。よろしくお願いします。
それでは「3 その他」に入りますが次回の日時は2月17日の午後2時ですが,次回会議ではどうしますか。
(事務局)次回は答申をまとめる予定でしたが,できれば,今回いただいた意見を反映させて修正し,次回またご意見をいただきたいと思います。
(委員長)次回は本日の意見をもとに修正してください。それをもとに次回意見をいただいて,その意見をもとに資料を作成する。それを紙ベースかメールでお送りして,修正の意見等をメールでやり取りで最終意見をいただいて,その最終的なものはお任せいただくということでいかがですか。
(副委員長)もう,やり取りはせずに次回の審査委員会で皆さんからの意見を聞き,あとは委員長と事務局でまとめていただいて結構だと思います。
(山田委員)きちんと意見を出しますので,それを反映してまとめていただくということでお願いします。
(川越委員)そのようにすすめてください。
(委員長)委員の皆さんのご理解をいただいたので,そのような方法で進めます。それでは次回,2月17日,午後2時からお願いします。本日は長時間に渡りありがとうございました。第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了いたします。
1 日時
平成27年2月17日(火曜日) 午後2時~3時49分
2 場所
防災センター401会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.今年度の試行(校庭芝生化)について
2.その他
6 会議録(概要)
(委員長)第5回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を始めます。
前回の会議を受けて,資料1について修正,再提出をお願いしました。事務局で,事業評価シートを訂正していただいておりますので,どのように訂正したのかをご説明をお願いします。
(事務局)資料1をご覧ください。ご指摘いただいた点を考慮して作成しました。
まず,枠組みについてご説明します。1ページ目中段,「◇芝生化の年表」平成18年度から26年度までのもので,下の方に金額を記載しております。これは,26年度が予算,それ以外は決算なのですが,これまでは3カ年分を記載しておりましたが芝生化の検討開始からこれまでの予算がわかるようにしています。
続きまして3ページですが,前回の意見で,総括に記載しているところですが,狛江市立狛江第五小学校の取組については,前段のところでわかるように書いた方が良いのではないかというご意見がありましたので,事業内容の続きで五小での取組を記載しました。
続いて4ページ,個別の視点での点検・評価です。まず「評価の視点Ⅰ」,その下に「評価の内容」とあったところが,わかりづらかったので一つにまとめております。その下の「成果・分析」の下に「(平成25年度)」という言葉を入れました。これは,内容について25年度の評価をしているというのがわかりづらかったので,ここに改めて記載させていただき,平成25年度の「成果・分析」をしているということです。
最後の9ページですが,前回までは左側にタイトルを同じように記載しておりましたが,その形式では総括をしていることがわかりづらかったので,ここでは枠組みとして,上部にタイトルを付け,「自己点検及び評価の総括」と記載しました。
その他の内容については,前回会議でご意見をいただいた個所について,見直しております。
(委員長)それでは,今の説明を基にご意見をいただきます。その前に確認をしたいのですが,これを事務局の見解としていただき,審査会としてこれに対して意見を述べるという形が従来の形ですが,今年度については,新しい試みであるということで,事務局で書かれた内容に対しても意見を述べさせていただくという特殊な事情がございます。前回のものを基に事務局案をいただいたのですが,本日ここでさらに意見が出て,この内容をさらに変えることは可能なのでしょうか。それとも,これは最終的なものなのでしょうか。
(事務局)対応できるものは訂正します。前回の会議で最後に確認していただいたかと思いますが,今回のこの場でご意見をいただいて,最後に委員長預かりとさせていただき,委員長と事務局で調整して最終案にしたいと考えております。
(委員長)では,来年度のサンプル作成という意味もありますので,事務局が書かれたものに対してもご意見をいただければ修正が可能ということですので,活発なご意見をお願いします。
まず最初に,枠組みを若干変えたというご説明がございました。評価の視点を視点とそれぞれの内容に分けて記載をしたという説明がございました。それから,最後の「自己点検及び評価の総括」の枠組みの修正のお話がありました。
いかがでしょうか。この枠組みについて,前回少々わかりづらい部分があるということを中心に修正をしていただいたと思いますが。
(山田委員)都補助金がなくなるとかなりの負担が予測されますね。
(事務局)はい,現在は3年で維持管理の補助金がなくなりますので,五小については現在,都の補助金はありません。
(山田委員)そのような部分を課題の一つとしてあげておく方が良いと思います。スタートからそうですが,補助金に頼って維持してきた部分があると思うのです。スタート時の施工の費用は100パーセント都が負担するからスタートしました。しかし,維持費が毎年かかってくると,3年経つと補助がなくなってしまうということが一つの問題点にあがってくるのではないかと思います。予算がないからやめるというのでは,これまで行ってきたことが意味がないことになってしまいます。その部分をもう少し適切な言葉で表現する方が良いと思います。
それから,言葉遣いですが5ページ目の「◇学校緑化の比較」のメリット,デメリットでいう「コスト」とは何のことですか。
(事務局)かかるお金と手間を含めてコストと表現しました。
(山田委員)お金と手間を含めてコストという表現をしたというのですが,そうだとしたら手間という表現も入れなくてはならないので,手間とコストをどういうふうに分けるのか,2つ入れるのか考える方が良いと思います。
もうひとつは6ページ目の「授業における活用状況はどうか。」の中の〈体育〉だけが「…芝生の上を走る授業がある。」という表現をしていて,あとは「…している。」「…行っている。」という表現になっていますので,統一して「…行っている。」という言葉が良いと思います。
(委員長)ありがとうございます。後ほど個別に確認する際に,山田委員のご指摘についても考えていきたいと思います。全体を通して何か質問等ございますか。では,個別に見ていきたいと思います。
まず,1,2,3ページに校庭芝生化に関わる事業内容について写真入りで説明がなされています。この3ページ内で何かご指摘,感想等ございますでしょうか。
私から何点かよろしいでしょうか。まず,「◇芝生化の年表」を入れていただきましたが,これは言葉としては「年表」ではなく「芝生化の経緯」でしょうね。
それから,3ページ目,下から7行目,「…他校の見本となっている。」とありますが,他校とは狛江市内の他校というイメージになるので,他地区のという言葉の方が良いだろうと思います。
それから,「PTAとの協力」の上から4行目,「・維持管理団体は芝生の維持管理だけでなく,地域コミュニケーションの形成…」となっていますが,「地域コミュニティ」という言葉が正しいですね。
五小の維持管理については,ここで入れてくれたので,全体の前提となる事業内容がはっきりしてきたという感じがします。他の委員の方はいかがでしょうか。
(山田委員)3ページで,「PTAとの協力」の中で「…市では支出しづらい予算を…」という表現が相応しくないように思います。「どうして市で行わないのか。」と聞かれた際に回答に困るでしょうし,逆にPTAの交流で実施してくださっていることでしょう。何か別の表現が良いように思います。ちなみにこれはどういう予算ですか。
(事務局)夏の芝生イベントで使用したかき氷や,近隣向けのお琴とお抹茶のイベントの和菓子等です。
(委員長)なるほど,逆にそうはっきり書いた方が良いかもしれませんね。ここは少し表現を工夫してください。他にいかがでしょうか。言い回しで気になる部分が多いのですが,例えば3ページ,下から6行目,「…芝生化後の運用していくにつれて…」の表現は,「…芝生化後,運用していくにつれて」とした方が良いと思います。
(副委員長)私もよろしいですか。例えば3ページ,上から2行目「…平成26年度からとなるため…」の「からとなるため」とは変です。
また,上から5行目,「…芝生が半年で無くなってしまうような例もある…」,これは前回も指摘したのですが,「他校では芝生が半年で…」というのは「他校では芝生が半年で全くゼロになってしまう。」ということですね。しかし,全くゼロになることはありえないと思うのです。例えば「半年で荒れてしまった。」とかではないでしょうか。
同じく3ページの6行目,「…芝生が保たれ取組のベースとできている。」の「とできている」の表現です。
それから9行目,「芝生化当初は学校や利用団体も芝生化当初は…」と重複しています。
それから,下から4行目「…芝生を活用しようと共通認識をもてるようになった。」という部分ですが「活用しようという共通認識がもてるようになった。」が良いと思います。
また,下から3行目,「芝生を安心して使用できるようになったことから…」の「安心して使用できる」という表現がおかしい。
「学校教育の視点について活発に…」の「学校教育の視点」の表現が良くない。「視点」という言葉が多すぎます。
(委員長)今ご指摘いただいた部分は,言い回し,言葉の使い方も含めてご検討ください。このように直したらという示唆もいただきましたので,よろしくお願いします。また,私もゆっくり読ませていただき,言い回し等については確認いたします。では,基本的に事業内容についてはこのような形でよろしいでしょうか。
それでは次に3つの「評価の視点」からの取組について修正していただきましたので,それぞれの視点でのご意見をいただきたいと思います。事務局が書いた文章の内容の表現,あるいはここに書かれている内容についてのご指摘もあるでしょうし,また今度は本来の審査会として実施事業に対して,こうするべきではないかという指摘もここでいただいておくと,後で審査委員会の意見をとりまとめる時に大変楽になりますので,是非両方の視点からご意見をいただきたいと思います。
では,私からよろしいでしょうか。少しわかりづらい部分が4ページです。左側は〈学校緑化の取組〉として緑化全体を書いています。そして右側は〈市の緑化計画〉として進めるのかと思いましたが,狛江五小の部分からは芝生化の内容となっています。つまり,右側の最初の9行までは「市の緑化計画とは何か」と言っているわけです。そして,「狛江第五小学校の芝生では…」の部分から下は市の緑化計画の説明ではありませんね。これはどういう位置付けになっているのですか。
(事務局)狛江市緑の基本計画の「将来像の実現に向けた施策」の中で,「緑を育む人材育成の仕組みづくり(多様な主体で育む緑の活用)」「緑を通したコミュニティの場の創出(人のネットワークを育む緑の活用)」といった施策が盛り込まれており,五小で取り組んでいるこういうことが合致する部分だということを書いています。
(委員長)そうすると,このタイトルは「市の緑化計画と狛江第五小学校の芝生化の取組」というタイトルにならなければ,事務局がおっしゃる意図がタイトルからは見えない気がします。前半は緑化計画の説明で,その中における狛江第五小学校の取組ということがわかるようなタイトルにしてください。〈市の緑化計画〉があり〈学校緑化の取組〉があり「狛江第五小学校の取組」という流れではないでしょうか。
市の緑化計画というのは,この2つだけですか。
(事務局)いくつか示されている中の2つの施策に,校庭芝生化の取組が合致するものです。
(副委員長)緑化計画というのは,教育振興基本計画の中にはないものですね。
(事務局)市長部局で作成している市全体の中のものです。
(川越委員)左側の〈学校緑化の取組〉の中の狛江市学校緑化基本方針というものと,右側の狛江市緑の基本計画というのは別のものでしょうか。
(事務局)別のものです。狛江市学校緑化基本方針は先につくったものですが,教育委員会でどのように緑化すべきかというのを書いたものです。
(委員長)何か入り組んでいるように感じます。ではこのように考えてはどうでしょうか。〈市の緑化計画〉の最初の3行を左側の一番上に移動する。これが大前提ですね。そしてそれに基づいて〈学校緑化の取組〉が行われているということで左側が続いて,そして右側にきて,「狛江市緑の基本計画で定められている施策の内,「校庭芝生化」で実施されている施策は以下の2つである。●緑を育む人材育成の仕組みづくり(多様な主体で育む緑の活用)●緑を通したコミュニティの場の創出(人のネットワークを育む緑の活用)」。このようにすると,流れが少し整理できるように思います。そして,狛江第五小学校でどのように行ったかが右側に続くというのはどうでしょうか。
それから,3ページの手間とコストをはっきりしましょう。コストと言うと,一般的にお金のイメージですから,市民の方に分かりやすくするために分けて記載してください。
(副委員長)コストというのは,資料を見ると環境政策課が負担するように受け取れます。関係課は環境政策課が話をしているわけですね。しかし,維持管理をしていくコストは違いますよね。
(事務局)学校であり市です。「狛江市緑の基本計画」の緑化等をつくっている関係部署としては環境政策課なのですが,行っている事業としては学校の話になります。
(副委員長)この緑化計画を進めているのも環境政策課ですが,何か矛盾するようなケースになりますね。
(委員長)つまり,この文章を書く課はどこかということになります。五小の芝生化のことまで細かく書くのは,環境政策課だけでは書けません。そのように考えると「環境政策課・学校教育課」という書き方ではだめでしょうか
(事務局)最初1ページに「事業所管課」と記載しておりまして,芝生化については学校教育課が事業所管課です。4ページ以降は「関係課」としております。これは見せ方の問題なのですが,学校教育課は常に関係課にも付随して付いてくるという考え方です。
(副委員長)納得しました。
(委員長)表現については,後ほど副委員長からご指摘をいただきたいところですが,私もひとつ気が付いたのですが,5ページ,「今後の課題」の下から4行目「狛江第五小学校での取組は,地域に理解のある人員が多数いたことが大きな要因である」というのは,主語と述語が合っていません。「狛江第五小学校の取組が成功したのは」とか「円滑にいっているのは」というふうに主語を変えた方が良いかもしれません。副委員長,ご指摘をお願いします。
(副委員長)「人員」という言葉に違和感があります。
(委員長)そうですね。2カ所出てきます。
(副委員長)「狛江第五小学校における取組の成功は…」としてはいかがでしょう。
それから4ページ,〈市の緑化計画〉の下から11行目,「また,新たに狛江第五小学校へ入学してきた家庭にもこの活動が引き継がれている。」は,家庭が入学するというふうに解釈できます。入学するのは子どもであり,その親達にも活動が引き継がれているということですね。
同じく下から9行目,「市では,グリーンプロジェクト…諸問題に一緒に対応している。」の「諸問題に一緒に対応している。」という部分がこれでは説明不足です。
「芝生会議に市が参加する。」というのも違和感があります。「市では,…毎月出席し,諸問題に対し…」としてはいかがでしょう。
(委員長)そうですね。「諸問題の解決に向けて協力して対応している。」とか,そのような表現ですね。
(副委員長)先ほども言いましたが,5ページの「今後の課題」の「人員」という言葉が馴染みません。
(委員長)「地域に理解のある方々…」,「次世代で中心となって活動できる人材」とする方が良いかもしれません。
それでは,芝生化に関してはこのような見解で,今指摘した点は修正していただくとして,審査委員会として芝生化の中の緑化という視点について,どういう見解,考え方を持つかということを,少し整理したいので,ご意見をいただきたいと思います。
(副委員長)お聞きしたいのですが,六小でも,そのような校庭緑化に理解がある人を集めて協力要請のようなことをするのですか。
(事務局)芝生化前の検討の段階から準備委員会を立ち上げて,そこに地域の方に入っていただき,芝生化した後は「狛江第六小学校グリーンエコプロジェクト」という団体名で活動されています。
活動はまだそれほど活発ではないのですが,これからという段階です。
(委員長)面積は五小の半分以下ですね。
(事務局)半分以下で,なおかつ2カ所に分かれています。
(山田委員)例えば,これには六小のKoKoAの方々が今後関わってくるのですか。
(事務局)KoKoAはまだ関わっていません。
(副委員長)KoKoAの子ども達も放課後そこで遊ぶことになるわけですね。それなら,KoKoAや学童等,そのような部分も考慮してはいかがでしょうか。ですから,五小の維持管理団体と同じようなことに拘る必要はないと思います。地域の特性があり,六小の学区であれば町会等のバックアップも期待できるかもしれませんし,その地域の人達の独自性というのを尊重することが大事かと思います。
(委員長)今の副委員長のお話は,全体に関わってくることだと思いますが,やはり固定的な考え方ではなく,地域の状況によって柔軟に対応していく必要があるだろうというご指摘だと思います。どこに書き込むかは別として大切なご指摘だと思います。
それから,先ほど山田委員も触れられた部分ですが,コストと手間がかかるというのは非常に大きなことなので,「これで良かった。緑化の為には是非芝生化を。」というように繋げるのは難しいのではないか。簡単にはいかないということに触れておく必要があると思います。
(山田委員)五小は本当にうまくいっていますが,リードしてくださっている方が転居された場合に,次にリーダーになる方がいなければ,ダメになる可能性もあります。芝生は生き物ですから,いつ何が起るかわからないこともあるので,なぜ今まで芝生が発達しなかったかというのは,コストと手間の問題だと思います。
(委員長)補助金の問題もあるでしょう。では,ここではそのようなことを押えておきます。
次に,学校教育の視点です。6,7ページにわたって左側に「授業における活用状況」,「効果」という言葉をとるべきだろうという前回のご指摘を受けていただいて,「活用状況」ということで整理をしてもらいました。左側に「授業」,右側に「授業以外」と順序性もはっきりしてきたと思います。6,7ページでご意見をいただきたいと思います。先ほど,山田委員から〈体育〉の段落の語尾を,「…はだしで芝生の上を走る授業も取り入れている。」というような形にしていただくと良いというご意見もありました。他にいかがでしょうか。
私から1点,6ページの下から9行目と下から2行目の2カ所,「児童たち」という表現があります。児童という言葉で複数を表していますので,「児童たち」という表現ではなく「児童」で十分です。
(川越委員)理科や体育の取組は,平成25年度の評価ということで毎年同じ様な取組がされるというような意味でしょうか。それとも,この年はこうしましたということなのでしょうか。
(事務局)理科や体育は平成25年度に初めて試みをして平成26年度も行ったと聞いています。
(川越委員)「学んでいる。」「行っている。」というような,現在進行形の表現なので,毎年決まったこととして取り組んでいることは進行形でも良いかもしれませんが,平成25年度の評価ということで,この欄に書くということで平成25年度だけの活動があるのなら,過去形で記載する方が良いのではないかと思いました。
(委員長)表現をどうするかということですね。
(川越委員)もし,毎年の活動であれば,「行っている。学んでいる。」という表現でも違和感はないのですが。
(山田委員)先生も慣れてくると,色んな展開を考えてこられるでしょうからね。
(川越委員)少し変わっていくようなことであれば,この年はこのような取組であったという前年度の評価,報告でも良いのかもしれないと思いました。
経年で行っているようなことが多いと思うのです。
(委員長)これは,後で申し上げようと思っていたのですが,審査会としての意見として,もっと多様な取組を考えてほしいというものを入れていただきたい。今,このようなことを行っているのだが,これらを基に多様な活用方法を創意工夫していってほしいという感じがします。
(山田委員)6ページの総合学習のところでよろしいですか。「環境のことを考える時間として5年生の時に…」の「5年生の時」という言い方はどうでしょうか。
(委員長)5年生が環境のことを考える時間として活用しているという表現にしましょう。前回,クラスづくりに役立っているというところで意見が出たところを,アンケートを入れて補足していただいていますがいかがでしょうか。
(副委員長)そのアンケートの上の文章ですが,「優しい関係を築けることに繋がり,クラスづくりの一助となっている。」とあり,「優しい関係」というのは,非常に曖昧ですね。「保護者も参加出来ることから,幅広い関係が築かれている。そのことが,クラスづくりの一助となっている。」ではどうでしょう。「優しい」というのは情緒的な表現です。
(委員長)そうですね。他にいかがでしょうか。「学校教育の視点」に関わって,私は,もっともっと多様な活動を創意工夫してと申し上げましたが,他に何か委員の方からご意見はございますか。
前回,教育的効果をできるだけ客観的なデータで載せられたらという意見が出ました。聞くところによると,芝生化している六小は今年度から体力づくりの研究に取り組んでいるという話を川崎校長先生から聞いているのですが,つまり,ここはそのような客観性がほしいですね。芝生化することによって,こんなふうに子ども達の体力や運動量が変わってきました等,非常に難しいことですが。
(山田委員)走るトレーニングで,はだしで走った時のスピードと靴で走った時のスピードでは,やはり足できちんと走った方が速いというデータがあります。ですから,子ども達にそのようなトレーニングを繰り返し行って測定すれば,芝生をいつもはだしで走っているような子は運動能力が上るというデータが出ると思うのです。小学校だと短期間では出ないでしょうが,ある程度定期的に行わせることにより効果が期待できます。しかし,今は怖くてはだしで走らせることができないと思います。結局そのようなことをすることは,このような安全な場所でしかできませんので,先ほど言っていた中での教員の発想に繋がればと思います。体育なら体育,国語なら国語で,どう生かしていくか工夫してほしいと思います。
ただ,何かして終わるのではなく,その先生なりに考えていくと,おもしろい授業展開ができるのではないかと思います。本一冊読むにしても,芝生の上で読むのと教室の机で読むのでは全然違うでしょうし,そのような取組が,先生方からわいてくると効果があったことが実証できるのではないでしょうか。
(川越委員)先生の取組は大きいかもしれません。芝生をどう生かすかという視点を持って行う授業を考えてくださると良いですし,そこにあるだけと思えばそのようにしかなりませんので,先生が芝生という環境をどう生かすかということを考えてくださると,教育という部分で色々な使い方があると思います。
(委員長)私が渋谷区の小学校に勤務していた際には,「お弁当給食」というのがありました。日替わりで学年を決めて,お弁当箱に給食を入れて出してくれるのですが,給食を屋上で食べるとか,近くの公園に行って食べる等の取組を行いました。せっかく狛江の小学校は各学校に給食室があるわけですから,そのようなこともひとつの工夫として取り入れてみても良いかもしれません。
あとは,怪我のデータもほしいですね。擦り傷等が減ったということは,色んな芝生化した学校で聞いています。そのようなことがあるのかどうか。
学校教育についてはよろしいでしょうか。では最後に進みます。「地域との連携の視点」として,8ページにまとめられています。「地域との連携は図られているか。」「地域の活性化に寄与できているか。」という内容で整理していただいておりますが,いかがでしょうか。
(山田委員)「地域の活性化に寄与できているか。」の項目で,写真のすぐ上の文章,「…ゲーム等のイベントを楽しんだ。」とありますが,「…だ。」で終わっているのはここだけです。だいたい「…いる。」になっているのですが,上のお琴の部分は,「…給仕した。」と「…た。」で終わっている。全体を統一すると,だいたい「…いる。」ですね。
(委員長)これは,継続的取組ですか。
(事務局)継続です。
(委員長)それは,お琴とお抹茶を含めてですか?
(事務局)はい,平成25年度が初めてだったのですが,平成26年度も行いました。
(委員長)継続しているということですね。それなら,先ほど副委員長がおっしゃったように,前のページとの整合性も考えて現在形の方が良いかもしれませんね。審査会としての意見も含めてご意見をお願いします。
(山田委員)左側の休日の校庭利用での関わりの中で「野球やサッカーの校庭利用団体…維持管理に参加している。」とありますが,「ウォーミングアップやクールダウンに使用しており」のあとに,きっとトレーニング的なストレッチのようなものを,芝生の上で行っていると思うので,ここに「トレーニング等に利用しており,利用団体も…積極的に参加している。」というような文章の方が良いのではないかと思います。
(委員長)今の山田委員の意見を取り入れると一文が長くなるので,文章を分ける方が良いですね。
(山田委員)7ページに記載されていますが「ボールがはずまない」というのは,芝目が粗いのでしょうか。
(事務局)芝目は非常に細かいのですが,土のグラウンドと比べるとやはりはずまなくなります。あとはラインが引きづらい点がありますので,どうしても体育の授業にでてくるような球技にはむかないことがあります。
(山田委員)せっかくなので,あのようなところでサッカー等をさせてあげると,芝生の上でサッカーをするのはこういうことなのだと経験ができて良いのかなと思います。フットサルを半分だけにして行う練習があります。ゴールだけ置いて,攻める練習だけとか,そのような風に使えばさほど広くなくても使えます。これは,先生が工夫すると良いと思います。ゴールには椅子を使って代用しても良いですしね。
(副委員長)今後どんな利用法が良いのかとか効果的なのかということも研究していくことが課題ですね。
(委員長)別の視点ですが,ここを借りて「お琴とお抹茶を楽しむ会」や「餅つき大会」をしているのですね。これは利用する時は学校に申し込むのですか。
(事務局)普段,何もなければ社会教育団体に開放していますが,優先順位では学校のイベントが先にあるので,その学校のスケジュールに芝生のイベントを入れて行っている状況です。そのため,気が向いたときに利用できるものではありません。
(委員長)校庭開放は社会教育課の管轄ですね。芝生の開放は学校ですか。
(事務局)校庭開放の枠組みです。芝生だけ切り離して貸しているわけではなく,校庭として一体で貸し出していますので,校庭として通常の手続きで借りられます。
(委員長)そうすると,芝生があるからちょっとしたイベントを行いたいという色んな市民団体があった時に,校庭の活用ということで申し込むのですね。
(事務局)通常の野球,サッカーの団体と同じ手続きで申込みができて借りられます。最初に社会教育団体に登録していただいて,手続きを踏めば借りられます。申込みが重なったら抽選となります。
(委員長)芝生があるから使いたいという団体は増えそうですか。
(川越委員)フットサルみたいなサッカー関係は,芝生で行いたいという気持ちはあるようですが,そんなに広く開放されてはいませんので,五小関係の方は使えるときもあるでしょうけれど,それ以外の他の市内の学校で普段活動している団体はというと,まだまだこれからという気がします。サッカーは芝で行ってみたい,感触が違う,というのはよく聞きますが。
(山田委員)社会体育で行っている教室のようなものを,小学生を対象にしたフットサル教室みたいなことを芝生の上で行うというのは効果的かもしれません。他の小学校の子どもも含めて募集して,サッカーのできる人が来て,芝生の上のサッカーをどうやってするのかを教えるのは,とても勉強になると思います。
(委員長)市財負担が公表されれば,使わせてほしいという人も出てくるかもしれません。そうなると,利用規則を整理していかなければなりません。
(副委員長)それは課題ですね。校庭と一緒とは考えず,校庭と芝生の面を分離して,どう利用していくかと。同時にサッカーをしている子ども達がそこを利用するというのは,それはそれで良いのですが,芝生を使わない団体もあるわけです。それこそ,子ども会みたいな組織がここでお昼を食べましょうということで申し込んでくることもあるかもしれない。そのような時に対応できるようにしておくといいと思います。
(委員長)夏休みに空いているのだから,保育園はそこで子ども達を遊ばせたいということになるかもしれないですね。
(山田委員)KoKoAとの兼ね合いも考えなくてはいけません。KoKoAが土曜日に校庭開放をするわけでしょう。土曜日に芝生に来て遊ぶ人がいたとしたら,管理するのはKoKoAになるわけでしょう。
(副委員長)誰が管理するのかと,KoKoAのコーディネーター会議で出ました。KoKoAがノートに名前を書いてもらうことにしたようです。
(委員長)いずれにせよ,貸し出し,利用のシステムを今後検討していく必要があるでしょう。「地域との連携の視点」は以上でよろしいでしょうか。
では最後,「自己点検及び評価の総括」ということで,このように書かれております。視点Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,最後にまとめて整理をされています。4行の総まとめですが,いかがでしょうか。
(事務局)色々,ご指摘いただいたように,効果があるとはいいながら,維持管理に非常に手間とコストがかかる中で,熱心に維持管理に御協力いただける方々がいらっしゃったので現在このような体制で活発に活用できております。そして東京都の中の成功例にもなっているのですが,どの学校にでも当てはまるかといえば,必ずしもそうではない現実もあり,そのことを念頭においた上で最後の総括とさせていただきました。
(委員長)教育委員会としての市の方針,考え方はあるのですが,学校がどんな活動をしていきたいのか,それぞれ学校で特色ある教育活動をしていくように指導室は指導していると思うのです。ですから,「学校の要望や考え方も踏まえて」という言葉をどこかに入れてほしいです。ですから,評価の総括の中に入れていただいても良いし,審査委員会の意見の部分にでも良いのですが。
(事務局)それは,まだ芝生化を行っていない学校も含めてという意味でしょうか。
(委員長)そうです。学校の意見,地域の考え方を踏まえてという感じです。他にいかがでしょうか。それでは,審査委員会の意見ということで,随時お話をさせていただき,委員の皆様からもご意見をいただきましたので,それを整理して審査委員会の意見ということで,まとめていただけますでしょうか。
それでは,今年度の試行,校庭芝生化全体について何かご意見はありますでしょうか。
では,その他ということで何か事務局からございますでしょうか。
(事務局)今回は,試行としての評価でしたが色々とありがとうございました。最後は委員長と事務局で本日の意見をまとめて本年度の試行を完成させた後,教育委員会に報告し公表するという流れで進めます。
(委員長)いつごろの教育委員会にかけられる予定ですか。
(事務局)おそらく3月27日になるかと思います。
(委員長)承知いたしました。事務局の皆様及び委員の皆様,お疲れ様でした。では,第5回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を閉会します。
1 日時
平成25年6月27日(木曜日) 午後3時30分~4時10分
2 場所
市役所501会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
銀林悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川昇永(学校教育課教育庶務係)
藤間航平(学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.委員長,副委員長改選
2.諮問
3.会議の公開と会議録の作成・公開について
4.今年度における,教育委員会の自己点検及び評価に関する審査のすすめ方について
5.次回の日程等その他
6 会議録(概要)
○教育長あいさつ
○委員長・副委員長の選任・・・委員長に佐藤委員,副委員長に長田委員と決定
○諮問・・・有馬教育長より佐藤委員長に諮問
(委員長)それでは本日の資料について,事務局よりお願いします。
(事務局)それではお手元の資料の確認をさせてください。
〔資料確認・説明〕
改めまして,当委員会の役割ですが,狛江市における教育の今日的な状況を踏まえ,教育の質の向上に資するよう,教育委員会が効果的に教育行政を行うとともに,教育的な観点から適切に教育行政が行われているか,教育委員会の自己点検及び評価の結果について審査し,評価意見をいただくものです。いろいろ課題等が出てくることかと思いますが,よろしくお願いします。
また,昨年までは審査委員に教育部長が入っておりましたが,本委員会における教育部長の位置付けを改めて整理した結果,今年度より教育部長が外れる形ですすめさせていただきたいと思います。
(委員長)次に会議の公開と会議録の作成・公開についてです。事務局よりお願いします。
(事務局)まず,会議については狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第10条でも原則公開としています。また,狛江市審議会等の会議録の作成に関する要領第4条に「会議の内容は,詳細又は要点若しくは結論のみを記録するものとし,審議会等の長が当該会議の性格等を考慮し,当該会議の冒頭で諮り,そのいずれかについて決定するものとする。」とあります。事務局としては今までどおり要点を記録するやり方にさせていただきたいのですがいかがでしょうか。
(委員長)今,事務局から説明がありましたように,会議録の内容は要点筆記ということでよろしいでしょうか。
〔了承〕
(委員長)それでは,今年度における,教育委員会の自己点検及び評価に関する審査のすすめ方について,事務局より説明をお願いします。
(事務局)今年度のすすめ方についてご説明します。
〔今年度のスケジュール説明,省略〕
昨年度までは自己評価として,目標達成度に応じてABCの3段階で評価しておりましたが,昨年度に議論していただきましたように今年度よりこの評価方法を改め,文章での記述のみにいたします。
また,この点検評価表は教育委員会で一番大きな計画である教育振興基本計画を基に作成しておりますが,どうしてもそれぞれの施策を構成する事業の量にばらつきがございます。市民の方にとって見やすいものを作成する意味でも,特に構成する事業の多い施策の「学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。」につきましては,5つに分けることとし,少しでも見やすく改善できればと考えております。
以上です。
(委員長)ABCの3段階評価を取り止めた経緯をお聞きしていいですか。
(事務局)昨年度の評価ではほどんどの施策がB評価になりました。その要因は,施策ごとに複数の事業を点検評価した場合,この事業はすごく成果があっても,もう一つは標準的な成果であった場合のまとめての評価となった場合,結果としてB評価ばかりになってしまいました。昨年の総括で,読んで分かるようになっていれば,ABCの3段階評価は不要ではないかということになりました。
(副委員長)これまでも,いろいろな評価方法をとってきましたが,どの評価方法にしても何らかの問題点はありました。昨年は唯一C評価になった「望ましい生活環境を身に付ける活動に取り組みます。」について,中学校給食で問題があり,食育や小学校給食では頑張っているのにC評価を付けざるを得ないということがありました。これも大きい要因でした。
(川越委員)やはりおしなべてB評価になってしまうのであれば市民から見て,あっても無くても一緒であり,評価の仕方としてはそぐわないのかなと思いました。文章でそれを的確に示していただけるのであれば,良いと思います。
(山田委員)あと,昨年と同じように継続して行っている事業と,前年はこういう課題があったけれども,このように改善してすすめたという事業が一見では同じような評価になっていました。記述で分かるようにしていただければと思います。
(委員長)ありがとうございました。
それでは,次回会議の日程を決めたいと思います。皆さんいかがでしょうか。
〔日程調整〕
次回は8月22日午後3時30分開催ということで,場所等は後日事務局からご連絡ください。
それでは,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会第1回会議を終了いたします。
1 日時
平成25年8月22日(木) 午後3時30分~午後5時20分
2 場所
市役所3階 第一委員会室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
榎本 正樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係)
藤間 航平(学校教育課教育庶務係)
吉田 知弘(教育部理事兼指導室長)
伊藤 聡 (統括指導主事)
森 厚太 (指導室指導教職員係)
三角 光正(公民館長)
加藤 清巳(図書館長)
4 欠席者
なし
5 議事
1.教育委員会の自己点検及び評価に関する審査について
2.次回の日程等その他
6 会議録(概要)
事務局より資料確認,説明。
【人権尊重を教育の柱とします。】
(副委員長)全体的に言えることだが,ABC評価を無くして,記述で表すことにしているのに自己評価の部分が読み取れないものが多いように思う。「3平成24年度の取組と自己評価」には,取組は書いてあっても成果の記述は少ないので,全体的にもっと評価や成果をわかるように記述してほしい。
(川越委員)昨年度末に体罰やいじめのアンケート実施していたが,その結果や分析は載せられないだろうか。可能であれば記述してほしい。
(委員長)他市で平成23年度に事件が起きたが,24年度に何か取組をしているのであれば記述してほしい。
【情操・芸術教育の充実を図ります。】
文言整理の意見あり。
【体力の向上に努めます。】
(山田委員)グランド整備・鉄棒が使用できない学校もあるのに,このような目標だけ与えてもしょうがないのでは,学校教育課ともっと連携して改善してほしい。
【望ましい生活習慣を身に付ける活動に取り組みます。】
(山田委員)朝食をとっているかどうか等は非常に重要なので,もう少し重点的に調査してほしい。もし,されているのであれば,掲載できるものはしてほしい。
(委員長)食育は学校から生徒に伝えるだけではなく,家庭での取組が重要なので,家庭への働きかけにももっと取り組んでほしい。
(川越委員)中学校給食が中止になる経緯は,色々あったはず。こういう努力をしたということをもっと記載してほしい。
【コミュニケーション能力を育成する教育活動を推進します。】
(副委員長)具体的事業として「修学旅行関係,移動教室関係,夏季施設関係費」とあるが,事業名に違和感を感じる。今後の検討課題としてほしい。
【キャリア教育の充実に努め,奉仕活動に取り組みます。】
(委員長)個別の感想に読めるので,この活動全体が生徒の成長に非常に意義があったという点を評価として強調していただきたい。
【適応指導及び特別支援教育を一層推進します。】
(川越委員)文中にでてくる「SSW」これはスクールソーシャルワーカーだと思うが,他にも「こまえの教育21」等の単語が急に出てきている。説明をつける等して市民が読んで分かりやすいものにするよう心掛けてほしい。
【学ぶ環境をさらに整備します。】
(委員長)学校図書館は読書センターとしての役割はできていると思うが,これからは学習情報センターとしての役割が重要になってくると思う。このあたりを意見として盛り込んでいただきたい。
【国際化を視野に入れた開かれた学校づくりを推進します。】
(委員長)よく報道で他の自治体でALTに任せきりになっている問題が取り上げられているが,狛江もそうならないように気をつけていただきたい。
【個のニーズに応じた指導を充実します。】
(委員長)個別指導計画が100%作成できない理由は理解したが,学校独自で個別の対応計画の作成に努めてほしい。
【安全・安心な教育環境を整備します。】
(川越委員)昨年、防災マニュアルの見直し、防災教育などに重点的に取り組んでほしいと要望を出したが、学校で取り組んでいるものがあれば記載してほしい。
【教育の質を高める教育環境を整備します。】
(山田委員)学校と社会教育関係団体等との連携・協力では,社会教育委員より提言を受けているが,それを受けるだけではなくどう反映させるかが重要である。
【狛江の歴史の継承に努め,郷土への愛着を深めます。】
(副委員長)以前は二小に狛江の文化財を常設している教室が1部屋あった。現在は旧四小に移動したと思うが,同じようにできないものか。また,少ない量でもひとつの文化財を順番に各校にまわすという手もあると思う。難しいとは思うが,工夫して狛江の子どもが文化財にふれる機会を設けていただきたい。
【社会教育環境を整備します。】
(山田委員)壊れたから直すのではなく,中長期的な整備計画を作成していただきたい。今後の方針にそう記載するのは難しいだろうか。個人的には,市民グランドの土を人工芝にしてほこりのないグランドにしてほしいと思っている。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。1】
(山田委員)スポーツに関しては,場所がないということが一番大きい問題と捉えている。利用者のマナーの問題等色々あると思うが,年々工夫を重ね参加者も増えているようだ。教育委員会全体で場所等の改善に向けて取組んでほしい。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。2】
(山田委員)運営が利用者にアンケートをとっていると聞いている。可能であれば記載してほしい。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。3】
文言整理の意見あり。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。4】
文言整理の意見あり。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。5】
文言整理の意見あり。
【次回会議日程調整】
次回は10月10日(木曜日)午後3時30分開催。
1 日時
平成25年10月10日(木) 午後3時30分~5時20分
2 場所
市役所5階 502・503会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
榎本 正樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係)
藤間 航平(学校教育課教育庶務係)
吉田 知弘(教育部理事兼指導室長)
伊藤 聡 (統括指導主事)
森 厚太 (指導室指導教職員係)
浅見 文恵(社会教育課長)
三角 光正(公民館長)
加藤 清巳(図書館長)
4 欠席者
なし
5 議事
1.教育委員会の自己点検及び評価に関する審査について
2.次回の日程等その他
6 会議録(概要)
事務局より資料確認,説明。
【人権尊重を教育の柱とします。】
文言整理の意見あり。
【情操・芸術教育の充実を図ります。】
文言整理の意見あり。
【体力の向上に努めます。】
(山田委員)体力調査でほぼ都平均と記載されているが,8種目中3種目で平均を下回っている。これでほぼ平均とするのには違和感がある。
【望ましい生活習慣を身に付ける活動に取り組みます。】
文言整理の意見あり。
【コミュニケーション能力を育成する教育活動を推進します。】
文言整理の意見あり。
【キャリア教育の充実に努め,奉仕活動に取り組みます。】
文言整理の意見あり。
【健全育成の充実に努めます。】
文言整理の意見あり。
【適応指導及び特別支援教育を一層推進します。】
(委員長)スクールカウンセラーの利用率や稼働率だけではなく,その効果の検証も必要である。
【学力の定着に向けたきめ細かな指導を展開します。】
(副委員長)教育研究推進の中で中一ギャップという記述が出てくる。市民の方が読んで理解しやすいものを目指すべきであることから,欄外で説明するなり,何か工夫してほしい。
(委員長)小中の円滑な接続ということなので,そのような趣旨で検討してほしい。
(川越委員)ティーチングアシスタントの派遣回数が減っている原因は。
(事務局)学校からのニーズが無いわけではないが,予算の関係から全体の数を減らしている。
【教育研究を奨励し,教員の指導力の向上に努めます。】
文言整理の意見あり。
【学ぶ環境をさらに整備します。】
(川越委員)学校図書館の活用の中で1学期中にという言葉が出て来てくる。中学校は前期・後期の二期制なので,前期や夏季休業前にと言った記述にしてはいかがか。
(事務局)夏季休業前に訂正する。
【国際化を視野に入れた開かれた学校づくりを推進します。】
文言整理の意見あり。
【個のニーズに応じた指導を充実します。】
(山田委員)特別支援教育に関わる内容は他の施策でも出てくる。もう少しまとめることはできないものか。
(副委員長)そうなると,大元の教育振興基本計画を変えていく必要がある。
(事務局)この点検評価は,教育振興基本計画の施策を点検・評価しているが,施策を構成する事業については,似たカテゴリーのものがあるが,全く同じものではない。今回の特別支援教育推進と先ほどのコーディネーター配置等と,細かくは分けている。
(委員長)主旨は理解できる。ただ,まとめた方が分かりやすい面もあるので,意見として受け止めてほしい。
【子どものリーダーシップをはぐくみます。】
文言整理の意見あり。
【安全・安心な教育環境を整備します。】
(副委員長)耐震化促進が,この施策を構成する事業になっていることに違和感を覚える。来年からというわけでは無いが,将来的には見直しが必要だと思う。
※ここで所用により副委員長が退席するため,先に総括について意見を伺う。
【総括】
(副委員長)何件か出ていたが,もう少し評価項目が重ならないような工夫をしていくことが大きな課題であろう。これは大元の教育振興基本計画がそうなっていることから,評価する項目もそうなっている。その辺りは長期的な展望を持って見直しを図っていただきたい。
また,評価の仕方を今回より,ABCの3段階評価から記述式にしている。記述式にして良かったと思うが,記述の仕方・表現についてはより一層,読む人にとってわかりやすくすることを心掛けていただきたい。
ただし,指導室中心にこれまでより非常に良い点検評価表になっていると思う。
〔副委員長退席〕
【狛江の歴史の継承に努め,郷土への愛着を深めます。】
文言整理の意見あり。
【社会教育環境を整備します。】
(山田委員)社会教育環境については,平成25年度まで国体開催に向けて準備をし,それが終了してからもこの今後の方針にあるように,やらなければいけないことは明確になっていると思われる。確実に遂行してほしい。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。2】
(山田委員)次回からは,指定管理者が実施した事業についても記述していただきたい。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。4】
文言整理の意見あり。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。5】
文言整理の意見あり。
【総括】
(山田委員)ABCの3段階評価からこちらに変わったことで,詳しく記述されるようになり非常によくなった。これまでは,3段階評価のため現れなかった部分も具体的な成果として読み取れるようになった。また,数字の羅列だけだったものが改善されたのは大きな成果である。
今後の課題としては,記述量が増えたことで読むことが大変と感じた。全体的にもう少し文字の量を減らして読みやすいものに改善できればと思う。もう少し簡潔にする工夫が必要であろう。
また,小学校では音楽や芸術には非常に効果的な事業がすすめられているが,体育では前年と同じことばかりに感じる。狛江くらいは全員ボール投げを出来るようにする等を考えていただきたい。こういったものは,特段指導員を雇わなくても例えば放課後野球教室のような形で,放課後にみんなでキャッチボールをやること等でできるであろう。指導室だけではなく,学校教育課や社会教育課がうまく協力して工夫してほしい。
(川越委員)ABCの3段階評価を取り止めたことで,取組の記載も詳しくなり,前回会議で指摘のあった評価の部分も配慮して記述されている。この何年か拝見する中で,内容は充実してきている。
課題としては,詳細になればなるほど文字量が多くなり,少し読みづらいものになっているように感じる。今後はわかりやすいものにするための工夫が必要であろう。
(委員長)今年度から審査委員会に参加しているが,前回から今回のもので大分改善され,狛江の教育委員会では実施されたことがよく分かるものになっている。
他の委員の意見にもあったような点を検討し,今後も評価のための評価に終わらせず,次年度につなげてほしい。
【次回会議日程調整】
次回は11月14日(木曜日)午後3時30分開催。
1 日時
平成25年11月14日(木) 午後3時30分~4時30分
2 場所
防災センター3階 302・303会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
榎本 正樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.教育委員会の自己点検及び評価に関する審査について
2.次回の日程等その他
6 会議録(概要)
事務局より資料確認,説明。
【体力の向上に努めます。】
(山田委員)今後は,何の種目が都の平均値を上回っているのかも記載していただき,狛江市は何をどのように取り組んだことから,この種目が向上したというように記載してはどうか。
【望ましい生活習慣を身に付ける活動に取り組みます。】
(委員長)「完全食缶」という表現が難しいので,分かりやすい表現にしてほしい。
【学力の定着に向けたきめ細かな指導を展開します。】
(委員長)これからますます,ティーチングアシスタントの活用が重要になってくる。派遣回数が減ってはいるようだが,このような制度の効果的な活用を働きかけるよう努めてほしい。
【教育研究を奨励し,教員の指導力の向上に努めます。】
(委員長)物的な支援だけでなく,人的な支援にも期待したい。
【国際化を視野に入れた開かれた学校づくりを推進します。】
文言整理の意見あり。
【狛江の歴史の継承に努め,郷土への愛着を深めます。】
(副委員長)市民センターの改修に併せて,文化財の展示スペースを期待したい。
(山田委員)長年の課題であるが,市民が文化財にふれられる工夫が必要である。
【社会教育環境を整備します。】
(山田委員)市民グランド改修が始まったが,土ではまた同じことにならないか心配している。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。1】
(山田委員)例えば,少年少女スポーツ振興ではここ何年も同じ種目をやっているように感じる。それぞれの競技の実施状況を検証し,新しい競技をについても検討が必要だと思う。
(事務局)ビーチボールは,比較的新しい取組では。
(山田委員)確かにビーチボールは新しいが,国体のデモスポーツの絡みで実施されていると思う。バレーボールの普及にも役立つので,単年度で終わらせるのではなく,今後も継続してほしい。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。2】
(山田委員)国体では,非常に頑張っていると思う。体育協会やボランティアの方々とも,このような協力体制でいければ,次のインターハイやオリンピックにもつながると思う。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。3】
文言整理の意見あり。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。4】
文言整理の意見あり。
【学ぶ意欲を高める事業の充実に努めます。5】
文言整理の意見あり。
【総評】
(川越委員)簡潔で良い文章になったと思う。
(副委員長)特に狛江市教育振興基本計画について触れているのが良いと思う。
(委員長)見直しは大切なことだと思う。ちなみに教育振興基本計画のは何年の計画か。
(事務局)平成23年度から10年間の計画である。ただし,法律の改正や社会情勢の変化,狛江市後期基本計画の策定の際など,必要に応じて見直すとある。
(委員会)是非,審査委員会の提言も考慮していただきたい。
【次回会議日程調整】
次回は平成26年2月13日(木曜日)午後3時30分開催。
1 日時
平成26年2月13日(木曜日) 午後3時30分~4時30分
2 場所
防災センター3階 303会議室
3 出席者
委員長 佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員 山田龍彦(市民委員)
委員 川越洋子(市民委員)
事務局
榎本 正樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係)
4 欠席者
なし
5 議事
1.教育委員会の自己点検及び評価に関する審査方法の検討について
6 会議録(概要)
(委員長)前回の会議において,平成24年度実施事業分の狛江市教育委員会の自己点検及び評価報告書は完成した。総評でも触れたように,改善がみられた反面,文字量が増えて市民にとって読みづらくなってしまったのではないか。また,特に社会教育分野が現行の教育振興基本計画のくくりでいくと,事業規模に対して非常に少ないページ数になっているのではないか等の課題もでてきた。本日の会議では,今年度の点検評価をふまえ,今後の点検評価について意見をいただき,来年度につなげていきたい。
(事務局より資料確認,説明。)
・点検評価表の作成にあたり,これまで出てきた課題。
・他市の取組状況,先進市の取組。
・教育委員会(委員)からの意見。
・来年1年は,主に新しい制度設計に充てたい。
・今後のすすめ方の提案
(1)点検対象の見直し
(2)点検対象を絞る
(3)教育委員会の検証を加える。
【(1)点検対象の見直し】
(副委員長)点検対象の見直しということで,当審査委員会の意見もあり,大元の教育振興基本計画を見直すのは,非常に重要なことだと思う。
(山田委員)我々を含め市民が疑問に思っていることを直す意味でも,ここでしっかり見直していただくのは大切なことだと思う。
(川越委員)作成してから何年か経ち,見直すべきところを見直すのは意義があると思う。
(委員長)やはり,ここまでで課題も見えてきているので,教育振興基本計画の見直しには当審査委員会の意見も参考にしていただいて,分かりやすいものにしていただけたらと思う。
【(2)点検対象を絞る】
(委員長)大きな転換点になるところかもしれないので,少し時間をかけて議論したい。
(副委員長)個人的には,毎年そうだが読むのに最低でも4時間はかかっている。そして毎回の審査委員会ですべて議論するやり方は,限界にきていると思う。せっかく皆が集まってもどんどん進めていかなければならないのでは,もったいない。したがって,的を絞って議論ができるようにするように作り変えていく,まさにこれならば議論もしやすいし,市民の方にも分かりやすくなるのではないか。これまでの文章量では,興味あるところしか読んでもらえないと思う。
また,教育委員にも一翼を担っていただく方法は良いのではないかと思う。
(川越委員)やはり,文章量が多くなってしまう課題については,説明責任を果たすうえでも,市民にとって読みやすいものをつくるという意味でも点検対象を絞るというのは良いと思う。さらに,施策の中で毎年点検をする必要のないものもあると感じている。
また,私たち市民にとって数字だけ並べられても分かりにくいと思うので,どういうものさしでそういう評価にしているかを読み取れるようにしていく必要がある。
(委員長)絞ることによって緻密な点検評価ができることから,基準も明確にしやすいと思う。
(山田委員)これは昨年と同じことを書いているなと,感じることもあった。社会的に話題になっているものを取り上げていくことは,重要だと思う。やはり施策すべてとなると薄い議論になる場合もあるので,絞って議論を深めるやり方を支持したい。やはり,この文量では市民の方にとって,読みにくいと思う。
(委員長)他の自治体でも点検対象を絞るやり方をしているところはあり,委員全員が絞るということには賛成という意見で一致した。次は絞り方について意見をいただきたい。
(副委員長)児童・生徒の教育や福祉に係わる部分は,外せないと思う。その中で毎年同じでなくとも,今年はソフトウェアの部分で,次年度は施設等のハードウェアの部分でも良いと思う。ただし,基本線として児童・生徒の教育や福祉に係わる部分は抽出し続けるべきだと思う。
(委員長)教育委員会の中に重点化の考え方はあるのだろうか。
(事務局)現在の教育振興基本計画の中には重点項目に位置付けているものがある。
(山田委員)重点項目を全てやると約30位となる。教育振興基本計画では具体的施策が19あり,もっと大きなくくりの基本施策だと6つある。この6プラスアルファ位ではないかと思う。この基本施策の中からひとつずつ。そして今であればいじめや道徳の部分は取り上げていくという考えもあると思う。
(委員長)こうしてみると,やはり社会教育分野の重点項目は少ないと思う。
(山田委員)例をあげると,体育施設のところや文化財の分野は毎年大きく変わることはないと思われるので,こういったものは何年かに1度でいいのではないかと思う。
(委員長)確かに,施設が毎年大きく変わることは少ないが,例えば,今年は各学校にタブレットを導入してこれをどう活用するかは,非常に興味深い。そういった意味では年度ごとの重点もでてくると思う。評価すべき重点項目が決まってくると,タブレットであればどの程度使われてどのような効果があったのか,先ほど川越委員がおっしゃっていた評価の基準がはっきりしてくると思う。
また,いくつ評価するかという数を決めるより,内容を決める方が先であろう。
(山田委員)教育振興基本計画の見直しには,是非くくりを見直すことにも取り組んでほしい。枠組みを見直せば,重点の置き方も変わってくるはずである。
(副委員長)やはり教育振興基本計画が見直された後でないと,考えられない部分もある。いつ頃教育振興基本計画の改定の大枠が決まるのか。
(事務局)秋ごろになると思われる。
(委員長)教育振興基本計画の改定と,点検評価のやり方の変更は並行して考えるということでよいか。
(事務局)そのように考えている。
(副委員長)やはり教育振興基本計画の大枠が決まらないと,点検評価をどのように変えていくかは決めれないものと思う。
(委員長)事務局の中でも,各部署でこれを抽出したいという考えもあるだろうし,教育委員の方にもそれぞれ意見があると思う。そういうものを出していただいて,それを総合的に調整して抽出していくやり方にしていくのではどうだろうか。
(山田委員)毎年同じことを書いていると感じるものもあり,それでは意味が無いので,これはというものを選んでいただくのは良いと思う。ここでは抽出されたものに意見を言うという形で良いと思う。
(副委員長)抽出する数を10個とか数を決めずに,教育委員会に決めてもらって審査するシステムで良いのではないか。
(委員長)ただ,決められただけではなく,審査委員会として今年はこれも点検評価したいというものも出てくる可能性はあるのでは。
(一同)確かにその余地は残してほしい。
(川越委員)その年のテーマを決めて,例えば10項目選ぶのであれば,何を持って今年はこの10項目選んだと言えるようにすれば良いと思う。
(委員長)各委員から数は限定しないという意見も出たが,点検評価は教育振興基本計画の具体的施策の単位でいいだろうか。
(事務局)具体的な施策よりもさらに細かい,施策を構成する事務事業の単位で考えても良いのではないかと考えている。そうすれば点検評価のものさしも当てやすいのではないかと思う。
(委員長)確かに,その方が点検評価はしやすくなる。
【(3)教育委員会の検証を加える。】
(委員長)この資料の流れに関してはいかがか。これまでのやり方に2点加わっている。1点目は審査委員会に点検評価表が来る前に,教育委員会(委員)が確認し,2点目は審査委員会の意見の後に教育委員会(委員)が意見を述べるとある。
(副委員長)教育委員会(委員)の確認で点検評価の対象が抽出されると思うのだが,その後審査委員会が審査をする前に,テーマにこれを追加してほしい等の意見を述べることを追加すれば良いと思う。
(委員長)そうすれば追加の余地ができて良いと思う。
2点目の審査委員会の意見の後に教育委員会(委員)が意見とあるが,見解を述べるということではないだろうか。
(事務局)訂正させていただきたい。
(委員長)それでは教育委員会(委員)の関わりについては,以上のように意見させていただく。
それでは,審査委員会の意見について,細かい文言等は委員長と事務局に一任させていただいてよろしいだろうか。
(一同)異議なし
【26年度の点検評価について】
・教育振興基本計画の改定と併せて,点検評価の仕方を検討していく