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1 日時
平成26年4月28日(月)午後5時30分~6時47分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委員 渡辺 暁 委員 佐藤 省吾
委員 島本 和彦 委員 冨永 春芳
委員 周東 三和子 委員 永田 従雄
委員 氏家 嘉代 委員 伊藤 輝芳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 議事
(1)委員長・副委員長の選任について
(2)諮問
(3)会議の公開と会議録の作成,公表について
(4)狛江市教育振興基本計画改定方針について
(5)委員会の検討内容と検討手順について
(6)その他
6 会議の結果
○教育長あいさつ
○委員紹介
○委員長・副委員長の選任
委員長:佐藤(正志)委員,副委員長:住友委員と決定
○諮問…教育長より委員長に諮問
事務局
これより議事の進行は佐藤委員長に引き継ぎます。
委員長
議題3「会儀の公開と会議録の作成,公表について」事務局から説明をお願いします。
(資料説明)
委員長
事務局から3点ほど説明がありました。まず,会議は原則公開とし,傍聴も認めることとするものの,内容によっては,委員会で検討して非公開とする場合もありうるということ。 次に,会議録は公開,要点筆記とし,発言者が分かるように表記すること。最後に,ワーキンググループについても同様に取り扱うこと。以上の3点に関して,ご意見やご質問等はありますか。
周東委員
会議録は,次回の会議前に手元に届くようにしてください。
委員長
今回の委員会は,それまでの会議を踏まえて議論を積み重ねていくこととなりますので,そのとおり事務局で対応してください。他にはいかがでしょうか。
周東委員
会議録は要点筆記として公表されますが,会議で録音しているものはどれくらいの期間保存されるのでしょうか。
事務局
ICレコーダーの容量次第になりますが,容量が一杯になるまでは保存します。
周東委員
発言した内容が議事録に残っていないことが話題になる会議もありますので,そのようなときのために保存しておいていただきたいと思います。
委員長
他にないようですので,事務局提案のとおり取り扱うこととします。次に,議題4「狛江市教育振興基本計画改定方針について」は,少し時間を使って確認していきたいと思います。事務局から説明をお願いします。
(資料説明)
委員長
それでは,この改定方針に関して,皆さまからご意見や質問,感想をいただきたいと思います。
伊藤委員
私は狛江に住み始めて30年以上経ちますが,狛江は住みやすく,良いまちであるとますます強く思うようになりました。色々な友人たちと話していても,他のまちと比べても全くひけをとらないと感じています。私たちもそうですが,ある程度年齢を重ねたときに,狛江のまちに対して何かをしたいという気持ちを持つようになり,そのような気持ちを実現する1つの方策としても,今回の計画が関係してくることがあるのではないかと感じました。
委員長
検討にあたっての考え方にある「狛江の独自性」や狛江の良さを活かして,ということになるかと思います。他にはいかがでしょうか。
周東委員
検討にあたっての考え方に狛江市後期基本計画やその他諸々の計画との整合を確実に図るという関連計画との整合性に関する記載がありましたが,もう少し自由な発想をもって未来に向けた議論を行い,そのなかで具体的にできることを考えていきたいと思いました。あまり議論の幅が狭められると,新しいものが何も出てこないのではないかという気がしています。自由な発想を大事にして,色々と考えていきたいと思います。
委員長
今回の計画の計画期間は5年ですが,もう少し先を見通しながら考えていきたいという趣旨であると思いますので,前向きに捉えていきたいと思います。他にはいかがでしょうか。
渡辺委員
検討にあたっての考え方に学校の危機管理とありますが,学校としてはまず現状をしっかりと踏まえる必要があると思います。特にいじめ防止対策はもう実行する段階になっていますし,アレルギーについても充分に注意していかなくてはならないと思います。
委員長
学校現場として特に考えていくべきことについて話していただきました。他にはいかがでしょうか。
島本委員
スポーツに携わっている者として,狛江市の施設が非常に偏っていることを強く感じます。小田急線の南側には施設がほとんどありません。狛江市には様々なスポーツの団体があり,「狛○くらぶ」という地域総合型スポーツクラブもつくりましたが,スポーツをする場所がないということです。そのようななかで,例えば学校の和室を使おうとしたときに,和室では体操をしてはいけない。体操をするのではなく,体操の前のストレッチングをするということであっても利用が許されません。このあたりのコミュニケーションがもっと取れるようにしていきたいと思います。
また,私は秋田県能代市によく行きますが,能代市は東京23区の広さに人口が58,000人しかいません。そのような条件であれば,色々なことができると思いますが,狛江市ほど何もないところはありません。反対に,近隣の府中市は施設が先行してソフトがありません。狛江市に施設がないのであれば,他市の施設を借りたり,使えるようにしたりという発想が大事になると思います。
また,先ほどの教育長のあいさつに健康寿命という言葉がありましたが,そのためには歩くことぐらいしかできないというような状況ではどうしようもないと思います。特に,今の子どもたちを見ると,水泳やテニス,サッカーなどは,多くの子どもがビジネスに組み入れられた教室へ行ってしまいます。そのような教室は地域総合型スポーツクラブで企画して募集しても全く集まりません。むしろ高齢者を対象に募集して,運動によって健康を保ってもらうという方向にしか転換しようがないような状況ですが,まず委員の皆さまともそのような認識を共有したうえで,議論を進めていきたいと思っています。
委員長
スポーツの視点から課題に触れていただきましたが,このような課題をどのように克服していくか,という議論を進めていきたいと思います。他にはいかがでしょうか。
永田委員
まず,先ほど周東委員の発言にもありましたが,関連計画との整合ということで,予算の担保という面からはハード面の議論は行いにくく,ソフト面の議論を重点的にしていかなければならないと感じます。次に,計画期間ですが,世の中の動きが激しくなっているなかで,5年間全く同じ計画で運用していけるのか,ということを率直に思います。今回の計画自体は5年としながらも,中間の見直しや点検についてはこの委員会で考えていきたいと思います。最後に,私がこの改定方針を読んで感じたのは,子どもの体力に関する記述が少ないことです。教育理念や教育目標では知識や道徳には触れられていますが,小学校や中学校で子どもは非常に成長しますので,体力や体に関する内容についても考えていきたいと思います。
委員長
ただいま2点の重要な指摘がありました。まず,計画期間中の見直しは,視野に入れて考えていかなければならないと思います。次に,体力の面では,東京都の子どもの体力は非常に低く,東京都教育委員会も躍起になって克服していこうとしているところです。これは社会教育にも学校教育にも関わってくることになるかと思います。他にはいかがでしょうか。
佐藤委員
どちらかと言えば中学生が対象になるかと思いますが,災害時の生徒の役割として,子どもとして守られる側でなく,地域住民を守る側になるという教育をもう少し大事にしても良いと思います。地域との交流の面からも,そのような点を見据えて地域住民との交流をどのように深めていくことができるのか,考えていきたいと思います。また,小学校と中学校の交流・連携が活発になり,地域と交流し,地域に根ざしている中学生を見ながら小学生が大きくなっていくことができれば,まさに狛江市の特性を活かした教育体制ができると思います。
委員長
市の特性を踏まえた学校と地域との関係についてご提言いただきました。他にはいかがでしょうか。
氏家委員
私の子どもは狛江第五小学校に通っていたのですが,子どもたちはとても穏やかで,保護者も良い方が多く,見守りやパトロールなどで地域にも守られながら過ごすことができました。狛江の地域性なのか,良い子がとても多いのですが,反対に,自分の意見を強く言ったり,知らない人とも積極的にコミュニケーションをとれたりする子どもも増えてくると良いと思っていました。授業参観や地域の活動で感じましたので,そのような方向でも議論していきたいと思います。
委員長
子どものどのような能力を伸ばしていくか,という部分にかかってくると思います。他にはいかがでしょうか。
冨永委員
他にもご意見のあったところですが,関連計画との整合性は大事にしていきたいと思います。市の基本計画には目標値も設定されていて,それらを全く無視して考えていくことはできないと思います。これは,議論を制約してということではなく,このようなものも活かして議論していくということが重要であると思います。また,基盤整備という点では,市内には社会教育施設もあり,文化財では,市有地に古墳もありますので,そのようなところの計画的な整備も必要ではないかと思っています。
次に,狛江の独自性ですが,狛江には歴史資源や文化資源が数多くありますので,学校教育だけではなく,それらを活かした社会教育も展開していければと思います。
委員長
関連計画の整合性ということですので,事務局から,市の基本計画を委員の皆さんに配布してください。他にはいかがでしょうか。
副委員長
私も社会教育に携わっている者として,今回の委員会に関わることになりましたが,やはり自由な発想は大事にしなければならない一方で,予算や土地もない狛江市の現状からは,教育委員会としてあまりにも飛び抜けたようなことを言っても実効性は付いてきません。このバランスをうまくとりながら,本当に実効性のある計画をつくりあげていくことが最大の目標になると思っています。
委員長
ただいま,改定方針に関して様々なご発言をいただきました。いずれも大事な観点でありましたが,基本的にはこの改定方針をベースにしていくことに関する異議はないように受け止めましたので,この委員会としてもこの改定方針に沿って進めていくことを確認します。
次に,議題5「委員会の検討内容と検討手順について」事務局から説明をお願いします。
(資料説明)
委員長
事務局説明のポイントを整理しますと,10月末を目途として検討を進めること。計画の各論は学校教育と社会教育のワーキンググループでそれぞれ集中的に議論すること。委員会としては,「教育行政」を検討することの3点になるかと思います。それでは,このスケジュールに関して,皆さまからご意見や質問をいただきたいと思いますが,ワーキンググループへの所属はいつ決定するのでしょうか。
事務局
第3回検討委員会で決定していただく予定としています。
委員長
教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会でも,現行の教育振興基本計画に社会教育の記載が少なかったのではないかという意見もありましたので,その点も踏まえて検討を進めていきたいと思います。他に意見等なければ,このスケジュールをベースにしながら委員会を進めていきたいと思います。
最後に,議題6「その他」について,事務局から次回以降の会議日程の確認をお願いします。
(日程確認)
委員長
他に皆さまから意見・質問等はありますか。
周東委員
質問ですが,今回の委員会には公募市民委員として4人選任されていますが,応募のあった数を教えてください。
事務局
応募者は6人でした。
委員長
他にないようですので,これで第1回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。
1 日時
平成26年5月12日(月)午後5時30分~6時36分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委員 渡辺 暁 委員 佐藤 省吾
委員 冨永 春芳 委員 周東 三和子
委員 永田 従雄 委員 氏家 嘉代
委員 伊藤 輝芳
事務局
教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
委員 島本 和彦
5 議事
(1)狛江市第2期教育振興基本計画の施策構成について
(2) その他
6 会議の結果
委員長
定刻となりましたので,第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を開会します。議題1「狛江市第2期教育振興基本計画の施策構成について」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
事務局の説明のなかで,2点の提案がありました。まず,今回の計画では,施策を教育目標のそれぞれをリンクさせるのではなく,それぞれを大きな塊として捉えていきたいということ。次に,その具体的な施策分類は,学校教育・社会教育・教育行政の3つの分野から考えていきたいということです。
まず,前段について考えていきたいと思います。このことにつきましてご意見・ご質問等がありましたらお願いします。
周東委員
狛江市の基本構想をつくるときも,色々な施策があるなかで,相互に関連する内容が他の施策に位置付けられていたり,他の部署の所管となっていたりなど,基本計画をつくるときもそうでしたが,これはどこで議論したら良いかということになります。あまり細かく区分けした結果全体像が見えなくなることがあると思いますので,このように大きな括りでお互いの関連を考えながら議論していくことは,良いことだと思います。
永田委員
施策構成にあたって配慮すべき視点として,「組織を意識すること」とあり,これは現行の組織に落とし込むだけではなく,必要があれば組織についても考えていかないとならないということでしたが,例えば,プロジェクトチームやワーキンググループのような柔軟な形で行っていくこともできると思います。組織で解決するか,運用で解決するか,というところは,事務局はどのように考えているのでしょうか。
事務局
まず,それが経常的な業務となるのであれば,通常は組織改正による対応が行われます。しかし,現在の狛江市教育委員会の運用として,組織に関することは市長部局と一体化して行っています。特に,職員数や定員が関わってくると,教育委員会に権限はなく,市長部局も含め市全体のなかでの調整となりますので,簡単にはいかないのが現状です。今回改定する計画の施策分類や計画内容を整理するなかで,進め方という手法の問題として捉え,教育行政分野のなかで考えていきたいと思っています。
委員長
前回の会議では,計画期間として「5年間」という枠はありますが,その先も展望しながら議論を進めていくという話もありました。これについても,多分その辺りにかかってくることになると思います。
永田委員
組織という施策の実行部隊をどのようにするか,ということは本当に難しい問題です。現実に即して柔軟に行わなければならないことはよく分かりますが,それは行政が検討することなので,行政で具体的に検討していただきたいと思います。
あわせて私が申し上げたいのは,現行の組織を意識して施策を分類すると,どうしても階層が明確になっていってしまうのではないか,ということです。この「塊で考える」ということは,考え方としては良いと思いますが,かなり難しいことですので,この計画を具体化していく学校に混乱を生じさせないような配慮が必要かと思います。
委員長
今の考え方は,教育目標と施策との関係は塊で良いのでしょうが,それが具体的な取組みに落とし込まれてくると,やはり枠の制約が出てくるのではないかという指摘かと思います。ここをどのように調整していくか,ということが課題になっていくだろうというご意見として受け止めました。
永田委員
教育委員会がやることと学校がやることは明確に区別して,なるべく学校で混乱を生じないように,この考え方を実行できるようにしていただきたい,ということです。
委員長
後の議論のなかで出てくるか思いますが,具体的な取組内容を考えていく段階で,今指摘があったようなことを配慮しないと,計画を実行する学校や社会教育団体などが戸惑うようなことになりかねません。
それでは,施策構成については事務局の提案を了承しますが,それぞれに位置付けられる具体的な取り組みについては,実際の話し合いの中で意見を出し合っていく必要があると思いますので,留意事項としておきたいと思います。この資料の末尾にこのことを加えてください。
永田委員
1点質問ですが,資料中に「教育委員会の自己点検及び評価報告書」というものがありますが,これは何でしょうか。
事務局
これは地方教育行政法に規定されている教育委員会が行う自己点検と評価です。教育委員会が取り組んだ事業を点検・評価し,それを議会に報告し,公表するものです。狛江市の場合は,自己点検及び評価に関する審査委員会が設置されており,昨年度は平成24年度事業について評価し,公表しています。教育委員会のホームページに掲載されています。
委員長
直近の平成25年度報告書は,今回の議論のベースにもなっていますので,事務局で用意してください。私はこの委員会にも関わっていましたが,平成25年度報告書では,特別支援教育に関わる事業が様々なところに出てくることで戸惑いを覚えるようなところがあり,そこを整理しなくてはならないと指摘して,答申したものです。また,もう1点指摘させていただいたのが,社会教育関連事業が一括りにされていて,ここも整理していく必要がある,とも指摘しています。
副委員長
具体的には,特別支援教育はどのように出てきたのでしょうか。
事務局
「情操・芸術教育の充実」「適応指導及び特別支援教育の強化」「個のニーズに応じた指導の充実」の各箇所に出てきます。先ほどの事務局の説明にもありましたが,施策を分類し,そのまま事業を落とし込んでいたことによって,特別支援教育関連事業が散らばってしまうということです。また,社会教育関連事業は,すべて「学ぶ意欲を高める事業の充実」に位置付けられています。評価の視点からは,この施策構成が歪に見えてしまうという委員会からの指摘でした。
委員長
今回の計画では,例えば特別支援教育については狛江市はどのように考えているか,ということをすぐ分かるようなものにしていきたいと思います。この委員会としても,このことを念頭に議論を進めていきたいと思います。
次に,施策構成ですが,まず,教育理念・教育目標があり,ここまでは既に教育委員会で決定しているため,ここで検討することではありませんが,計画の議論のなかで意見があれば,委員会から意見として出していくことは一向に構わないと思っています。今回,事務局から提案のあった学校教育・社会教育・教育行政の3分野に小項目としての施策が学校教育に6項目,社会教育に4項目,教育行政に2項目となっています。資料の施策構成(案)は,それぞれの項目に入る内容(案)と考えてください。それでは,それぞれ委員の専門分野もあると思いますので,そのあたりも含んで確認していただき,あわせて全体も俯瞰してご意見をお願いします。
周東委員
資料には,今回の計画の施策項目が並んでいますが,例えば,自己点検及び評価に関する審査委員会の報告書を見ると,それぞれの施策の課題や方針が記載されています。現行の教育振興基本計画の目標に対してどこまで達成できていて,そのなかでも新しい時代の変化なども踏まえながら,さらに増やさなくてはならないところ,変えなくてはならないところがもう少し分かると,これらの項目について判断ができると思います。
委員長
本日の資料では判断がしづらいという意見ですが,事務局から何かありますか。
事務局
事務局としては,ワーキンググループのなかで施策の具体的な内容や課題のほか,時代の変化などによって留意しておくべき事項などを整理した資料を用意する予定です。今ご発言のあった内容については概ね記載されているのではないかと思います。
委員長
ワーキンググループで資料を用意してもらうということでご了解いただきたいと思います。他にご意見はありますか。
永田委員
今回の施策構成(案)は,現行の計画の構成よりよくまとまっていて良いと思います。現行の計画は,教育目標と基本方針の違いがよく分かりません。
また,周東委員の発言にもあったとおり,これだけでは分からないことが随分あって,例えば「教育活動の展開・徳」に「伝統・文化」とあり,社会教育には「歴史遺産・文化財の保存と活用」とあります。これらは,ある程度連動しながら行うことになるかと思いますので,施策の内容は一体化して考えていくのがよいかと思います。それから実際の教育活動として,先生が行うことと生徒が行うことが混じってくるものもありますので,これはワーキングの議論のなかで明らかになっていくのではないかと思います。ただ,この構成はとても分かりやすく整理されていますので,これをベースにしてワーキングの議論を進めていって良いのではないかと思います。
私自身は,計画のすべてを受け止めるのは子どもの方ですから,先生より子どもたちがどうするのか,ということを意識して内容を考えていきたいと思っています。
委員長
いずれにしても色々なところで関連が出てくると思います。例えば,体力向上について市民スポーツ大会との関連から考えるような視点は必要になってくると思いますし,この施策や取組みの関連については,今後の大きな論点になってくるのではないかと思います。
渡辺委員
確かに,学校教育と社会教育にも関連は出てくると思いますし,それぞれの取組みでも関連が出てくるものもあります。どこかで整理をするべきとは思いますが,あとは新規項目として入ってきたことをどの視点で捉えるのか,というような議論は必要になってくるのではないかと思います。
佐藤委員
取組みが細かく分類されているので,この分類で良いのではないかと思っています。
氏家委員
私は,これまで保護者としての立場で学校が行うことを見ていましたので,このように施策が分類されている資料はとても新鮮に感じます。これらの内容をこれから議論していくのが楽しみです。あと,個々のニーズへの対応として「インクルーシヴ教育」とありますが,これはどのようなものでしょうか。
委員長
インクルーシヴ教育とは,障がいのある人もない人もともに社会を形成していく人であり,そのための垣根がない教育を進めていくという考え方です。
氏家委員
それは,特別支援とは違うのでしょうか。
委員長
特別な支援を対象とする子どもだけでなく,障がいのない子どもにも必要なものです。
佐藤委員
それは,障がいのない子どもに,障がいがある人に対する接し方を学ばせていくというものでしょうか。
委員長
それも含みます。これまで特別支援教育の枠のなかで考えていたユニバーサルデザインを,通常の学級のなかでの教育の方法としても確立していこうという動きになっています。特別支援教育の良い部分を通常の学級でも実施していかなくてはならない,ということです。学校教育ワーキンググループの議論としても出てくることになるかと思っています。
冨永委員
様々な取組みが相互に関連するということについて,分野として学校教育・社会教育とに分けていますが,これらの施策はほぼすべて関連してくるのではないかと思います。また,事業に合った組織を意識するということですが,例えば生涯学習・市民文化は市長部局の市民生活部が所管しており,青少年については児童青少年部が所管しています。これらはいずれも教育と関係してくるものです。社会教育課でもスポーツや文化財も含め,社会教育全般を担っています。先ほど「塊」で考えるという話がありましたが,既に組織として括られているものもあると思いますので,目標や施策を上手く分けたり組み合わせたりしていく必要があるのではないかと思います。
伊藤委員
永田委員のご発言のとおり,項目はとても分かりやすく分類されていると思いますし,冨永委員も発言されたとおり,これらを複合したり,組み合わせたりということは,ワーキンググループの議論のなかでもっと具体的に意見が出てくるように思います。ただ,今の段階としてこのように分けたことで議論がしやすくなったことは良かったと思っています。
周東委員
学校教育分野「教育活動の展開」を「知・徳・体」に分けていますが,今回このように分類した理由はどのようなことでしょうか。例えばキャリア教育が「徳」,国際化や環境教育も「徳」に分類されるものなのでしょうか。
委員長
確かにキャリア教育などはすべてに関わる内容かもしれません。おそらく,この「知・徳・体」は学習指導要領の生きる力の概念が「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」から構成されていますので,このように分けるのは基本的な考え方としては良いと思います。ただ,ここに横断するものがあることもご指摘のとおりかと思いますので,それをどのように整理していくかということも今後の課題になると思います。
周東委員
加えて,「知」に学力調査,習熟度別・少人数授業などとありますが,ここが非常に貧弱に感じます。もう少し全体を膨らませて,未来を担う子どもたちに提示できればよいと思います。
副委員長
このような分類はとても難しいことであると思います。先ほどから皆さんが発言されていたとおり,あまり整理し過ぎるとかえって身動きが取れなくなるのではないか心配しています。教育理念・教育目標と噛み砕いていくのは良いと思いますが,まず,施策の内容を検討する段階で具体的な問題や課題に焦点を当てて,そこからやるべきことを整理してみても良いと思います。あまり先に噛み砕いていってしまうと後の議論が難しくなってしまうような気がしています。例えば,今,社会教育委員のなかで,中学生にもっと社会で活躍してもらうために,地域の大人との繋がりとかを活発に行うような場面があっても良いのではないかという議論をしていますが,これも社会教育と学校教育が合わさっています。例えば,地域で色々なノウハウを持った人が学校で先生になったりするようなこともありますので,そのあたりを柔軟に捉えて今回の計画をつくっていく必要があるのではないかと思っています。
あと,資料に「オリンピック推進校」とありますが,これは何か取り決めのようなものでしょうか。
事務局
都の制度として,オリンピック教育推進校を指定し,体力向上等に向けた取組みを推進するものです。狛江市としても,この制度をぜひ利用していきたいと考えているところです。
副委員長
それでは,指定される学校は既に決定しているのでしょうか。
事務局
こちらではまだ把握していません。
委員長
副委員長の指摘のなかで,前者がとても大事な指摘であると感じましたが,このように細分化されると分かりやすくなる反面,逆に縛られてしまうところも出てきてしまう。このあたりをどのように配慮していけばよいかということです。
また,私からは,学校図書館について申し上げます。狛江市は都内でも学校図書館については比較的先進的な市であったので,これはぜひ「知」に加えていきたいと考えています。
次回の会議に向けて,今回の資料を受けて皆さんのなかで具体的な取組みをイメージしていただき,それを次回の会議の冒頭にご発言いただきたいと思います。他にご意見等はありますか。
永田委員
今回の改定に係る基本方針に「重点化を行う」という考え方がありましたが,これはどのように考えていくのでしょうか。多大な財政負担を要しないような,という注意書きもあり,そのうえでどのように重点化していくのか,ということです。これは,この先の議論で明らかにしてほしいと思いましたので申し上げました。基本計画ですので,あまり詳細まで書く必要はありませんが,これを受けて学校で実行に移していくのであれば,なおさら重点化に関しては重点化の趣旨や教育委員会の意思が伝わるようなものにしていかないとならないと思います。
委員長
重点化をどのように図っていくかということは,施策の内容と並行して議論を進めていかなくてはならないと思っています。事務局はどうでしょうか。
事務局
重点化に関しては,施策の内容がある程度明らかになるワーキンググループの後半の段階で,先に意見のあった施策を進める手法とともに議論をお願いしたいと考えています。
委員長
それでは,一部文言修正や留意事項等がありましたが,基本的には事務局提案のとおり今後進めていくことで了承することとします。
次に,議題2「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局
次回は,5月29日(木曜日)午後5時30分より狛江市防災センター401,402会議室で開催します。
委員長
なお,会議途中に島本委員から欠席の連絡をいただいています。以上で,第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。
1 日時
平成26年5月29日(木曜日)午後5時30分~7時
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委員 渡辺 暁 委員 佐藤 省吾
委員 島本 和彦 委員 冨永 春芳
委員 周東 三和子 委員 永田 従雄
委員 氏家 嘉代 委員 伊藤 輝芳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、
教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希、
指導室統括指導主事 細谷 俊太郎
4 欠席者
なし
5 議事
(1)施策構成(内容)に関する意見・質問について
(2)教育行政分野の課題整理について
(3)ワーキンググループリーダー・サブリーダーとメンバーの指名について
(4)その他
6 会議の結果
委員長
定刻となりましたので,第3回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を開会します。議題1「施策構成(内容)に関する意見・質問について」についてですが,これは,前回の会議において,事務局から施策構成(案)として提案がありました。そこでは事務局から説明があり,皆さんからもご意見をいただいたところですが,理解を深めていくためにも,本日,皆さんの専門分野や関わりのある分野を中心に改めて見たうえで,意見を出していただき,今後,それぞれのワーキンググループで検討するときの参考にしていただきたいと考えています。
改めて見返すと,全体は「学校教育」「社会教育」「教育行政」の3分野に分かれており,それぞれ学校教育に6つの小項目,社会教育に4つの小項目,教育行政に2つの小項目が整理されています。
前回は,例えば「キャリア教育」はもっと広い概念である,安全は他の部署との関係もあるのではないか,学校図書館が入っていない,というような意見が出たように記憶していますが,また改めてご覧いただき,ご意見をいただきたいと思います。
伊藤委員
社会教育に「生涯学習の支援」として「機会の提供」と「情報の提供」がありますが,このうち「機会の提供」には,施設開放や施設貸出,公民館事業とあります。私自身,社会福祉協議会のボランティアセンターの運営委員会に所属しておりまして,先日,ボランティアで活動している男性を集めた座談会がありました。ボランティアとして活動している団体の中では,女性が約240人で,男性はその10分の1です。この座談会の中で,ボランティア活動の情報はどこで知ったか,という話がありました。そうすると,登録してある活動の内容を見て,自分が何に適しているか,何をしたら良いか,というのを考えて参加した方がいらっしゃいました。もう少し男性に色々な場面で活躍してもらいたいという思いで聞いたのですが,男性は基本的に自分で色々と調べたうえで,そのなかから選ぶような性質を持っているのではないかと思います。女性は,趣味が違っていても友人に誘われて輪が広がることが多いようです。特に男性をもっと引きつけるには,もう少し参加できるような情報が必要で,前回の会議で副委員長が発言されていたように,地域のお父さんが主催する色々なイベントがあって,そういう機会に子どもが狛江の良さを知っていくようことがあるのではないかと思います。
委員長
ボランティアをはじめとした市民の活動に関わる情報の提供や機会の提供ということかと思います。
副委員長
これは学校教育と社会教育と両方に関わってくると思いますが,学校教育の視点で見ると,学校教育の場面で地域の教育力を活用するということで,例えば小学校の英語の学習の場面で,地域に英語ができる人がいれば,その人にアシスタントとして授業に入ってもらうことで,学校教育が充実します。これを社会教育の視点から見ると,その人から見ると学ぶチャンスになり,能力を活用するチャンスにもなります。
社会教育は,生活の豊かさに直結していくことであり,その点で市がもう一歩踏み出すことが必要なように思います。例えば「人材バンク」のような枠組みをつくり,学校の授業などで必要な能力や技能を持った人にすぐアクセスできるようにできればよいと思います。
伊藤委員
今の副委員長の意見は,正しく私も考えているところで,ボランティアで働いてみたいと思っている男性からも「自分の持っている特技を活かせることができれば面白い。」という意見も実際に出ています。そのような活動が自分の喜びになり,次の活動に繋がっていくことになりますので,まず,そのような機会を増やすことで,活動が広がっていくと思います。
委員長
この辺りは,現状,学校教育の視点からはどのような状況でしょうか。
渡辺委員
学校現場としても,例えばキャリア教育では,1年生では地域の方から身近な職業の話を聞いたりしていますし,英語や理科の実験でもアシスタントがいると有難いという話はあると思います。学校としては率直に言って非常に助かります。
委員長
学校現場としてもニーズはあるということでした。今後,このことを検討していくにあたり,事務局の考えはありますか。
事務局
学校と地域との連携については,後の議題でも触れられるような部分かと思います。また,市の後期基本計画でも「市民力の活用」として,地域の人にどのように地域の活動や行政活動で活躍していただくかは検討することになろうかと思います。あと,生涯学習については,以前から申し上げているとおり,市長部局が所管していますので,その辺りを踏まえてどのように計画に書き込んでいくか,というところは今回の改定の1つのポイントになると思います。
委員長
そうすると,この内容は社会教育分野で議論がなされ,その受け皿の1つとして学校教育がある,という関係になるのでしょうか。
事務局
活躍の場の1つとして学校教育という場があるのではないか,ということかと思います。
委員長
他の場面でも色々な可能性があるかと思いますので,それぞれのワーキンググループで議論をお願いしたいと思います。
島本委員
男性が働いて女性が家事を担う,という家庭では,特に男性の方に地域との繋がりができにくいのが現実です。特にスポーツの分野では,どうしてもスポーツをしたいという人は既に来て,指導的な立場になっています。先ほど人材バンクの話題がありましたが,スポーツ推進審議会でも団塊の世代は人数が多く,運動している人も多いので,その人達に登録してもらい,色々なキャリアのある人にキャリアを活かしてもらったらどうか,という提案はしていますが,現実にはまだできていません。スポーツではなく,例えば英語であっても他の技術的なことであっても何でも良いと思いますが,技能がある方がもう少し気軽にボランティアのようにできたら良いのではないかと思います。
それから,地域の活動は60歳を過ぎて始める方が多いのですが,もう少し早い方が良いと思っています。子どもが市内の学校に通っている場合は良いのですが,市外の学校に通学しているような場合は,近所付き合いがなく,情報も入ってこないという状況があります。ここには広報に関する取組みもいくつか出ていますが,ここでも地域の活動を早めに始めてもらえるような訴えかけが必要ではないかと思います。この辺りが上手く運用していけるようになれば,個人としても「こんなことをやってみたい」「やってみたかったけどできなかった」が改善されていくのではないかと思います。
委員長
これまでできなかった原因は,どこにあるのでしょうか。
島本委員
実働部隊ができませんでした。実働部隊ができれば色々工夫しながらやっていけるように思いますが,それができなかったということです。
委員長
その辺りも議論が必要かもしれません。学校現場では,人材がほしくても集まらなくて困ったというようなことはありますか。
渡辺委員
あります。やはりティーチングアシスタントやキャリア教育,特別支援教育もそうですし,あらゆる分野で色々な方に手伝っていただけるとありがたいと思いつつ,どこに声を掛けたら良いか分からないという状況です。生徒の保護者にも声をかけてみるのですが,働いている方が多く,なかなか難しい状況です。先に話題が出ていた人材バンクのようなものがあれば,大変ありがたいと思います。
周東委員
反対に私たち市民からすると,子どもが市内の学校に通っていなかったり,子どもが育ってから引っ越してきたりすると,学校がどこにあるかも全く分からず,学校も何となく近寄り難いところがあるので,仕事が一段落して,何か地域で手伝えるようなことがあればと思いつつ,それもどこに行ったら良いか分からないということがあります。やはり,ここを結びつける何かは必要だと思います。
永田委員
結局,この話はティーチングアシスタントの取組みに現実的なところが見えてくると思います。色々な人にアシスタントになってもらうなかで,もちろん専門的な人材も必要ですし,地域の人材を活用することも非常に大事だと思います。そのためにも,まず学校がどのような必要があるかということ明確にしないといけません。活躍できる場面の1つとして学校があることが明確になれば,地域の人に力を貸してもらうように呼び掛けていけると思います。そのためには,まず学校で何を求めているのか,ということを明確にして,外に発信していくことが必要であると思います。市民の側から働きかけようとしてもなかなか難しいのではないかと思います。
委員長
ティーチングアシスタントは,指導室で所管している事業かと思いますが,対象は学生でしょうか。
事務局
基本は学生です。
委員長
授業にアシスタントが入るような制度があり,一方で,市民が何かしらの形で学校教育に協力できるようなシステムを作っていく,というようなことで整理をしたいと思います。それぞれをどのように位置付けるかということは,それぞれのワーキンググループで議論していただきたいと思います。
永田委員
個別施策に「個々へのニーズの対応」という項目がありますが,子どもの放課後の問題はここで扱っても良いのではないかと思います。少子化の問題などもあって,国としても進めようとしているところですから,市としても考えていく必要があるのではないでしょうか。
委員長
現在,放課後対策の所管はどちらでしょうか。
事務局
放課後対策は市長部局で所管しています。実態として学校施設を使って事業展開している例も多いところですので,場所の提供などの面から見ていっても良いかとは思います。
委員長
市長部局のどこで所管しているのでしょうか。
事務局
児童青少年部児童青少年課で所管しています。子育てや青少年施策に特化している部署で,これまで福祉部局や市民部,教育委員会で所管していたところを,子どもや子育てに対する切れ目のない対応という意味で,教育行政以外の部分を概ね一括して担っている形になっています。
委員長
そうすると,既に何かしらの施策が展開されているということですから,このことに対して教育委員会がどのように関わっていくか,という議論になっていくのかと思います。
副委員長
今の件に関して,学校教育の分野に放課後対策が入っても良いように思います。私がPTAで学校に関わった際に聞こえてきたのは,学校の施設は提供されているが,放課後のそれぞれの取り組みに関わっている人と学校の先生との連携が取れていないという話を聞きます。例えば,この日に保護者会があるから子どもたちが大勢来るなど,そのようなことが事前に分かっていれば,もう少し対応の仕方があるのですが,学校の予定に関する情報交換がなかなかできず,それによりトラブルになることもあるようです。その辺りも所管が違うということではなく,前向きに連携できるようなしくみができればと思います。
委員長
平成23年の東日本大震災の時にも,地震が発生した時間帯に小学1年生は他の場所にいたのですが,そのときは学校が中心になって情報を集め,児童に向けて情報を発信したという報告があります。日頃から情報交換や交流を進めておくことは,緊急時に活きてきます。いずれにしても,所管が市長部局ということで全く考えなくなるのではなく,情報提供や交流など教育委員会としての関わり方を考えていくということで整理をしたいと思います。
他にはよろしいでしょうか。それでは,これまで大きく2点の問題提起がなされました。この2点につきましては,それぞれのワーキンググループで議論を進めていただきたいと思います。また,ワーキンググループの中で委員会に立ち戻ってくることもあるかと思いますので,またこのような議論の場が必要であると思います。今の議論の内容につきましては,事務局で論点を整理しておいてください。
それでは,次に議題2「教育行政分野の課題整理について」事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
ただいま,資料の見方に関する説明がありましたが,何か質問等はありますか。このシートは,すべての分野で共通して使用していくと考えてよいでしょうか。
事務局
全ての項目でこのシートを使って課題整理を行います。
委員長
それでは,個別の項目について,事務局から説明をお願いします。まず「11.教育行政の運営」です。
事務局 (資料説明)
委員長
私たちが検討する内容の中心は「今後の方向性」になるかと思います。事務局の方向性に対して不足している部分や不必要な部分があるか,という視点から考えていただきたいと思います。ただし,この項目に関しては,主には教育委員会事務局内部の取組みですから,議論するのが難しいところがあるかと思います。
周東委員
このシートがきれいにまとめられ過ぎていて,私たちはどの部分を議論すれば良いのか分かりません。「今後の方向性」とありますが,これから基本計画を見直すにあたって,本当に私たちが議論しなければならないところはどこなのでしょうか。
事務局
あくまでも,現在事務局で考えている案ですので,これに対する皆さまからの質問や意見をいただきながら進めていただければと思います。
委員長
市としては,この教育行政の運営に関しては「今後の方向性」として8点を挙げているということで,皆さんからこれらに対する意見があれば,ということと思います。確かに,いずれも教育行政に関する内容で基本計画の中でも最も見えにくいとろはありますが,いかがでしょうか。
永田委員
「今後の方向性」に「第三者評価の実施に向けた制度設計」とありますが,これは具体的にどのようなことを考えているのでしょうか。また「施策の内容」にも「審査委員会による教育委員会事業の外部評価」とありますが,これから審査委員会を設置するのか,ということも含めてこの第三者評価の方法を知りたいということと,外部評価の前に内部評価をしっかりと行っておく必要があると思います。「市(教育委員会・学校)が自ら行うこと」にも評価に関する記載がありますので,学校でも評価を行うということかと思いますが,やはり学校が自ら評価したことを踏まえて教育委員会が評価し,さらにそれを踏まえて第三者評価を行う,という流れが最も良いと思います。
委員長
自己評価と第三者評価はどのようになっているか,ということですが,事務局からお願いします。
事務局
第三者評価に関しては,狛江市では学校の評価と教育委員会事業の評価を行っています。このうち,学校の評価に関しては,学校・教員の支援の分野で整理していますので,こちらには記載はありません。こちらで説明しているのは,教育委員会事業の評価ですが,既に自己点検と第三者評価を行っているのが現状です。
さらに,これに関しての今後の方向性ですが,基本的には,この自己点検をしたうえでの外部評価という枠組みは,変えるところまでは考えていません。ただ,その自己点検と外部評価をどのような形式で行っていくか,ということは議論していかなくてはならないと考えています。特に,ここで教育振興基本計画を改定し,改定方針のとおり重点化や指標設定を行うということになれば,その重点や指標をどのように評価に関連させていくのか,重点であれば重点なりの評価が必要なのではないか,というような議論を想定しています。
委員長
学校評価については,学校第三者評価ということで学校教育分野に含まれていますので,そこで議論を行うことになるのでしょうか。評価は法に基づくものであり,自己点検をしてそれに対する外部評価をしてもらう,という流れになっているようです。
永田委員
今,事務局から重点化の説明がありましたが,市の後期基本計画では重点はプロジェクト化し,財源をそこに集中させるようなことが書いてあったように記憶しているのですが,この教育振興基本計画では,重点を予め決めて予算配分に繋いでいけるのでしょうか。今の話では,重点が評価のメインとまでは言わなくてもポイントである,というように聞こえましたので,それはそのとおりだと思いますが,実際に教育委員会としてはどのように重点化して,どのように学校に指示するのか,という点を知りたいと思います。
委員長
確かに重点を付けると言いながら,記載は並列になっています。永田委員のご指摘は,もし重点ということであれば何か考える必要があるのではないか。ということですが,事務局としてはいかがでしょうか。
事務局
重点に関しては,この課題整理シートにより課題を整理した次の段階として「今後の方向性」を文言に落とし込んでいくなかで行っていきたいと考えていますので,ワーキンググループの後半になるかと思います。また,実際に,重点化したものをどのように運用に繋げていくかという点に関しては,教育委員会の計画として,そのしくみも入れ込んでいけるように考えていきたいと思います。
委員長
「考えていく」ということであれば,例えばワーキンググループで「これを重点していく必要があるのではないか」というような議論も,早い段階から出てくる可能性もあると考えて良いですね。
事務局
そう捉えていただきたいと思います。
委員長
そうすると,どれが重要でどれを重点としていくのか,という議論もワーキンググループで行っていただくことを共通理解にしたいと思います。また,「戦略的な広報の展開」とありますが,この「戦略的」というのは,どのような意図がありますか。
事務局
予算の制約もあり,教育委員会としての広報は年に3回しか発行していません。これは,私たちの運用の問題でもあるのですが,どのような狙いをもって情報を発信していくかによって,広報の構成が大きく変わってくるのではないかと考えています。
委員長
そうすると,重点項目が決まってくればそれをどのように伝えていくかということで,「戦略的」に含まれてくるということと理解しました。
副委員長
「今後の方向性」に「教育委員会以外が所管する媒体を活用した情報提供の拡充」とありますが,この媒体は,フェイスブックやツイッターのようなものを想定しているのでしょうか。
事務局
教育委員会のホームページに記事を載せることは既に行っているのですが,最近は「子育てネット」や「ココシルこまえ」など,新たなサイトが出てきています。子育ての中で教育は大きな位置を占めますので,教育委員会としても狙いを持って発信する内容をきちんと精査して,これまでより積極的に情報提供を拡げていこうというものです。
委員長
確認ですが,本日の項目の議論は,次はいつできるのでしょうか。
事務局
次回の検討委員会でお願いする予定です。
委員長
また議論する機会があるということですので,この項目はこの程度に留めておきたいと思います。次に,「11.教育行政の運営」です。
事務局 (資料説明)
委員長
「今後の方向性」に,先ほど話題に上った「地域人材リスト」があります。これも含めてご意見,ご質問等をお願いします。前回の資料の施策構成(案)には,この項目に学校緑化と図書整備が含まれていましたが,この資料には特段の記載がありませんが,これはどのようなことでしょうか。
事務局
図書整備に関しては,学校図書館の話もありましたので,学校教育分野に位置付けています。また,学校緑化に関しては最も大きな目的が環境教育となることから,同じく学校教育分野に位置付けています。そのため,いずれもこの項目へは記載していません。
副委員長
「今後の方向性」に「学校支援地域本部」とありますが,これはどのようなものなのでしょうか。
事務局
この「学校支援地域本部」は,文部科学省の用語ですが,先ほど話題に上がったような学校や地域,企業などを繋いでいく役割を果たすものとお考えいただければと思います。
既に様々な地域で設置されていて,例えば稲城市であれば「学校支援コンシェルジュ」と呼んでいますが,学校が授業を行うにあたってコンシェルジュに相談すると,コンシェルジュが人材を探し出して学校に紹介したり,繋いだりしてくれるものです。反対に市民の側が「学校支援コンシェルジュ」に申し出たときには,それとマッチングする学校を探すというような形です。先ほどの話のイメージに限りなく近いものと思っています。
委員長
基本的には学校単位で地域の方がコーディネーターになって連絡・調整し,学校教育の充実を図っていくものです。地域の力で「学校応援団」を作るというような感覚です。
副委員長
これを管轄するのは行政になるのでしょうか。
事務局
行政で行うかどうかは,予算の問題もありますので,ここで確定的に言うことはできませんが,例えば,今であれば経費の一部を都が負担するようなこともありますので,都や国の事業を活用することもあるかと思います。
委員長
制度開始時は国が結構補助を出していたのですが,それが段々できてくると補助を打ち切っているようです。これをどのように学校と教育委員会で役割を分担していくか,ということまで視野に入れて考えていくということで,ここに載っていると捉えたいと思います。
永田委員
「小・中連携」とありますが,市内の小・中学校は市が管轄しているので良いのですが,狛江高校は東京都の管轄になります。高校と中学の連携というか,高校にどのように繋げて行くかというのは,キャリア教育とも絡むかもしれませんが,やはり何か考えておかなくてはならないと思います。もちろん全員が狛江高校に入るわけではありませんので,私立も含め,高校との連携も視野に入れておかなければならないという感じがしています。
委員長
その視点からいくと,幼稚園・保育園と小学校の接続も必要になってくるかもしれません。
永田委員
特に市内の幼稚園は民営ですから,少し連携が厳しくなるかもしれませんが,幼稚園と小学校の接続や小1ギャップにどのように対応していくかということは,考えていった方が良いかもしれません。
委員長
この問題に関して,事務局から何かありますか。
事務局
幼稚園・保育園が小学校に参観に来たり,生活科と低学年で幼稚園や保育園の園児との交流という形の幼・保・小の連携は既にあります。
委員長
そのような取組みのさらなる充実も必要になってくるのかもしれません。高校は難しいかもしれませんが,現在,狛江高校との交流で取り組んでいることはありますか。
渡辺委員
第三中学校と狛江高校はほぼ隣同士であり,交流を図っているということは聞いています。中学3年生が高校に行って授業を受けるというような取組みがあると聞いていますが,所管の違いもあってなかなか難しいところもあるのではないかという気はします。
委員長
この「12.教育環境の整備」は,社会教育も含めて考えているのでしょうか。
事務局
社会教育も含めて考えています。
委員長
そうなると,社会教育がイメージできるものが少ないように思いますが,いかがでしょうか。
島本委員
スポーツクラブでは,子どもたちにまず宿題をさせてからスポーツをさせているクラブはかなりあるようです。「これをやれば,あれができるようになる」というように育てていくようなことも良いと思います。私たちの年代になっても健康にいられるようにするには,「小・中の時に運動をやっている子は長く健康でいられる」というデータはありますので,その辺りも踏まえた長期的なビジョンは必要であると思います。
周東委員
公民館事業はどの辺りに含まれるのでしょうか。これまでなかなか見えなかったのですが。
委員長
このシートの役割分担のところは,教育委員会と学校で,どのように棲み分けていくか,という記述の仕方が難しいように思います。
事務局
教育委員会と学校のそれぞれの役割をどのように整理するかというところかと思いますが,学校・教員への支援という分野に関しては分けて記載していますが,それ以外の項目は,教育委員会と学校は基本的には一体的に同じ方向付けで進めていくべきところですので,分けて考えていません。
周東委員
このシートの関連計画の中に,社会教育を念頭に置いたものはあるのでしょうか。
事務局
ワーキンググループで今後出てきます。公民館事業も含めて,社会教育ワーキンググループで議論をお願いしたいものは,そちらのシートに落とし込んで調整しています。今後,施策間の連携や重複の議論はどう取り扱うかということになってくると思います。
委員長
そうすると,この「12.教育環境の整備」は,これ自体が色々な取組みが学校教育や社会教育に割り振られていった結果,残ったものは教育委員会として,という範疇に入ってくるものになる気もします。
事務局
それぞれを割り振って,収めるところに収まるとそうなるかもしれません。
委員長
つまり,先ほど副委員長から提案があったような地域人材リストなどは,社会教育にも学校教育にも関わる部分であるから,教育環境の整備として,ここに残しておくということです。このようなものが他にあるかどうか,それを検討してここに入れていくということなのではないでしょうか。
渡辺委員
今年も夏休みに第二中学校のプールを地域に開放しますが,学校開放と考えると各学校で扱っていると考えることができ,教育委員会で扱っているとも考えることができると思います。また,小田急線の南側には施設がないため第二中学校のプールを夏休みに開放するのですが,市内の小学校では,プールを地域に開放するところはあるのでしょうか。
委員長
以前,緑野小学校で開放していました。これを「学校施設の開放」とすると,社会教育の「機会の提供」の施設開放の棲み分けをどうするかという問題が出てきます。この項目は色々な意見をいただいて,それぞれのワーキンググループが終わって整理をされてきたときに,改めて,見て考える項目かと思います。あと,役割分担については,例えば「その他の機関・組織等への支援」の「家庭」に「学校教育への協力を推進するための啓発」とあり,「地域」に「学校教育への協力をしてもらう」とありますが,これは家庭や地域がこのような形で協力してほしいという読み方でよろしいでしょうか。
事務局
その通りです。
冨永委員
委員長が仰ったように,今この議論をしても,それぞれの分野の重要施策がまだはっきりしていない段階で,教育環境の整備とか教育行政の運営と言っても雲を掴むような話になっているのではないかと思いますので,また改めて議論するほうが良いかと思います。
委員長
それでは,この項目は,今後のワーキンググループの議論の仕方で大きく変わってくると思いますので,その点を共通理解して,また今後に持って行きたいと思います。これまでに出された意見は,事務局で整理しておいてください。
次に,議題3「ワーキンググループリーダー・サブリーダーとメンバーの指名について」です。事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
学校教育と社会教育のワーキンググループに振り分けられています。それぞれ5名ずつということになりますが,事務局提案のとおりでよろしいでしょうか。それでは,このとおり了承します。
次に,各ワーキンググループのリーダーとサブリーダーについては本委員会の設置運営規則により,委員長が指名することになっています。事務局とも相談しましたが,学校教育ワーキンググループについては,私がリーダーを務め,渡辺委員にサブリーダーをお願いします。また,社会教育ワーキンググループは,リーダーには住友副委員長,サブリーダーは島本委員にお願いします。それでは,よろしくお願いいたします。
最後に議題4「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
委員長
それでは,他にないようですので,第3回教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。
1 日時
平成26年6月2日(月曜日)午後5時30分~7時12分
2 場所
狛江市防災センター3階 302・303会議室
3 出席者
リーダー 佐藤 正志 サブリーダー 渡辺 暁
メンバー 佐藤 省吾 メンバー 永田 従雄
メンバー 氏家 嘉代
説明員
教育部理事 吉田 知弘、 図書館長 加藤 清巳、
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、
教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希、
4 欠席者
なし
5 議事
1.課題整理について
(1) 教育活動の展開『知』
(2) 教育活動の展開『徳』
(3) 教育活動の展開『体』
2.その他
6 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第1回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを開催します。永田委員より少し遅れるとの連絡をいただいていますが,議事を進めます。
それでは,議題1「課題整理について」ですが,まず「1.教育活動の展開『知』」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
この施策では,7点の具体的な取組みとそれぞれの項目に即した課題が挙げられています。また,関連計画として挙げられている国の教育基本計画,都の教育ビジョン,市の子ども読書活動推進計画も踏まえながら,6点の方向性が示されています。ここは人数が少ないので,質問や意見を自由に出していただきたいと思います。まず,学力調査とありますが,狛江の子どもの学力の状況は,どのようになっているのでしょうか。
説明員
学年によってそれぞれ異なりますが,市・都・国の3種類の調査を行っています。昨年度までの結果は,概ね良好と言えます。それぞれの単元では都や国の平均点を下回っているところもありますが,概ね全体を上回っています。ただし,活用する力など個々に課題となっているところはありますので,そのあたりは指導室を中心に各学校と連携して改善していきたいと考えています。
サブリーダー
この計画は,27年度から31年度までということですが,「Q-Uアンケートの活用・分析」という項目が入っていますが,これでよろしいのでしょうか。
事務局
「Q-Uアンケート」という単語を改定する計画の文言に含めていくかということは少し調整が必要と思いますが,まず,現状を整理するなかで核となっている取組みでしたので,課題整理の段階では「Q-Uアンケート」と記載して説明しています。
リーダー
確かに施策の内容には「Q-Uアンケート」と記載されていますが,今後の方向性では「児童・生徒の学力の把握・分析」となっています。私は学校に勤務していましたので簡単に理解できますが,皆さんはいかがでしょうか。
佐藤委員
「時代に即した情報機器の活用」とありますが,今の子どもを見ていると,スマートフォンやタブレット,携帯電話などを使うことはとても上手で慣れていると思いますが,その反面,漢字を覚えなくなったり,表現力が損なわれてしまったりすることがとても心配です。ここでは,両方の側面が記載されていくと思いますが,これまではどのように取り組んできたのか,今後はどのように取り組んでいくのか,ということは気になります。
氏家委員
情報機器の活用に関して,私は,第五小学校で実際に子どもがタブレットを使った授業を公開授業で見たことがあり,それは国語の授業だったのですがとても面白かったです。児童の前のモニターに子どもが書いた漢字の書き順が出てきて,教員がみんなに「合っていますか?」と聞いたりしていました。子どもたちの目も輝いていましたので,もっとたくさん授業を見てみたい気もしますし,他の教科では情報機器をどのように使っていくのかも知りたいと思います。また,どのように教材を使っていくのかというところで,教員も大変だなと感じました。
リーダー
教員も含め,ICTの活用状況はどのようになっていますか。
説明員
今,細かなデータは持ち合わせていませんが,小学校では先ほどの発言のとおり,各校に41台ずつタブレット端末が配備されていますので,クラスの状況によっては子どもたちが1台ずつ持って授業を行うこともできますし,例えば,班に1台・1クラスで6台を使用して,同時に3クラスで授業を行うこともできます。また,中学校では,現物投影機で黒板にプリントなどを映して授業を行っています。タブレット端末は,来年度以降中学校にも配備できるよう調整していきたいと思っていますので,小学校の活用方法を共有しながら,進めていきます。小学校には,1週間に1回は各クラスで使用していただけるようお願いしています。
サブリーダー
中学校にはまだ配備されていませんので,どのように活用するか考えているところです。現在は,中学校では基礎学力の定着という観点で,今教科書のこの部分を学んでいる,というような使い方をしているのが現状です。また,実技教科では,手元を大きく見せたいということで使っていることもあります。
リーダー
私も狛江の小学校の校内研究に携わっていたことがありますが,ICT教育は,徐々に浸透してきているように感じています。ところで,教員の研修はどのようになっているのでしょうか。
説明員
教員の研修は夏休み中に行っています。また,各校に1名ずつICT教育の担当者を置いていますので,その研修会や連絡会は年間に4~5回行っています。
リーダー
これらは,今後の方向性に記載されている「ICT教育を推進する」ところで市が考えている具体的な手段ということです。
氏家委員
以前,ニュースで見かけましたが,すべての小学校に配置されているのは狛江市だけと言われていました。
リーダー
タブレット端末は,荒川区がすべての児童・生徒に1台ずつ,多摩市が1校のみすべての児童・生徒に1台ずつ,全校に40台配備しているのは狛江市だけですので,狛江市は先進的であると理解しています。
氏家委員
使い方を子どもに聞いてみると,体育でグループを作り,友達の幅跳びを動画で撮って,それを皆で見て意見を交換し合うと聞きました。動画で見れば子どもの動きは細かく見えるのでしょうが,実際の動きをしっかりと見たらどうか,という保護者の意見も多かったので,そのあたりの活用方法は難しいと思いました。動画を見ることで,本当に幅跳びをしている友達の姿をきちんと見なくなってしまうという心配も保護者の中にありました。
リーダー
繰り返し見られるという利点はありますが,やはり実際に見ることは大事です。ICTと言えば,情報の発信・共有機能や児童・生徒が情報を発信する機能がありますが,狛江では,このうち児童・生徒が情報を発信するところまで徐々に進んできたと捉えています。
氏家委員
小学校には,外国語指導助手として英語の先生が入っていますが,これまでは4年生くらいから週に1~2時間の英語の授業があったと思いますが,これが低学年からになったり,授業時間が増えたりということはありますか。
説明員
現行の学習指導要領では,小学校5年生以上に年35時間と決められていますので,今すぐ低学年からになったり,授業時間が増えたりすることはありません。ただし,学校によっては外国語活動や国際理解などという形で少し前倒して取り組んでいる学校はあります。
氏家委員
東京オリンピックが近付き,狛江市に来た外国人にもしっかりとあいさつくらいできるようになればいいと思います。教育委員会として,低学年から英語教育を始めるような予定はないのですか。
説明員
学校の教育課程の編成にあたり,教育委員会で義務付けていくようなことは今すぐはありません。
リーダー
今検討されている新しい学習指導要領では,現行の35時間を小学校3・4年生は35時間,小学校5・6年生は70時間とする方向で検討されているようです。
説明員
教科化とあわせて検討されていると聞いています。
リーダー
ALTの配当時間は,どの程度でしょうか。
説明員
各学校とも年30回ずつです。
リーダー
そうすると,今の氏家委員の指摘課題が今後の方向性に記載されていないのはどうなのでしょうか。
氏家委員
中学校には,ネイティブの先生が入っている学校はあるのでしょうか。
説明員
全校にいます。学校によって活用方法は異なりますが,小学校では,ほぼすべての英語の授業をネイティブの先生が行っています。中学校では多くの授業があるうちの年30回ですから,すべての英語の授業にALTが入っているわけではありません。中学校では,ネイティブの先生から発音を習ったり,コミュニケーションを取ったりということを重点的に行っているということです。
氏家委員
それは,英語の授業の一環としてあるわけですか。
説明員
はい。
リーダー
アシスタントとして入っているということですか。
説明員
そうです。
永田委員
「小学校の一部の教科で教員の専門性を生かした教科担任制に取り組む。」とありますが,これは教科担任制を取り組んでいないところもあるということになります。これは,校長や副校長,教務主任の意識に課題があるようなことも聞いたことがありますが,そのようなことがあるのでしょうか。また,現在はどのように行っているのでしょうか。
説明員
高学年での一部教科担任制は,すべての小学校で実施しています。中学校や高校のように,すべての教科を担任制にすることはなかなかできませんが,例えば,6年生の体育・社会・理科で,例えば1組の先生がすべての組の体育を受け持ち,2組の先生が社会,3組の先生が理科をそれぞれ受け持つことで,それぞれの教科の専門性の高い先生の指導力を生かすような取組みを進めているのが現状です。
リーダー
その効果はどうでしょうか。
説明員
数値として現れているものはありませんが,子どもたちから見ると,中学生になれば必ず教科担任制になりますので,担任の先生と違う先生が授業を受け持つことに対する抵抗感はなくなります。また,教員から見ると指導力を生かすことができ,同時に,広く多角的に子どもたちの実態を把握できるようになることで,それまで担任の視点からしか見られなかった子どもたちの表情が,他の先生の視点からも把握でき,生活指導に生かせるメリットはあります。
リーダー
教科担任制のメリットはあるということで理解してよいと思います。そうすると,この教科担任制は,今後の方向性はどのように考えていけるのでしょうか。
説明員
実際の運用では先に説明したようなメリットがありますが,学校では教科担任制を前提とした学年編成はできませんので,6年生にそれぞれの得意教科が異なる担任を配置できるとは限りません。今はすべての小学校で取り組んでいますが,学年編成の部分で難しいところが出てきてしまうのは大きな課題です。
永田委員
アシスタントも含めた中で学年編成を考え,教科担任制を実施していくことはできないのでしょうか。
説明員
教員の配置は都の権限で行われます。教員の人事異動の際には,一部教科担任制で扱われる可能性が高い教科の専門性の高い先生が異動したときは補充したいと考えていますが,それが叶うとも限りませんので,校長・副校長がアイデアを出しながら実施しているのが現状です。
リーダー
中学校から見ると,教科担任制を実施している小学校から来た生徒は何か違うところはあるのでしょうか。
サブリーダー
そのような調査はしたことがありませんので,何とも申し上げられません。
リーダー
教員の専門性を生かした指導については,どこかに記載されているのでしょうか。
事務局
「専門的な指導の両面から」ということで記載しています。
永田委員
少人数指導であれば,どちらかというと能力別で,ある程度のレベルの子どもを少人数でしっかり教育することで,できる子はもっと伸びていくことができると思いますが,それによって学力の差が開いていくように思います。市としては,それを補っていくための方策もある程度考えておかなければならないと思います。学校だけで取り組むのは難しいと思いますが,例えば学校の中で補講や特別指導を行うようなことを考えておかなくてはならないと思います。
リーダー
東京都では,「習熟度別」という言葉を使っていますが,確かに学力の差が開いていく可能性があります。そのようななかで,特に下位の子どもたちに対する補講や補充的指導はどのようになっているのでしょうか。
説明員
東京都では,「東京ベーシックドリル」というものを作成し,今年度から全学校に配布しています。小学校では,4年生までの子どもに対し,最低限身に付けてほしいレベルの問題に繰り返し取り組めるようなドリルになっていますので,それを各学校で工夫しながら取り組んで,学年が上がるときには,前の学年のことをしっかりと理解できている状態にしようという取組みが進められています。
習熟の程度に応じた学級編成は,現在,算数・数学はすべての学校で行っています。また,来年度からは,習熟度別指導でなければ教員は配置しないと明確に都が方針を示していますので,今年度中にそのような形にして,それぞれのクラスに即した目的に沿った授業を各学校で行い,指導室としてもそれを支援していきます。
リーダー
そのベーシックドリルを使用するにしても,結局は学校に任されてしまいますので,それに対して教育委員会として学校を支援するような体制が作れないかという永田委員のご提案でしたが,その点についてはいかがでしょうか。
説明員
市費講師を配置する予算措置は行っていますので,3学級であれば4+1の5展開,2学級であれば3+1の4展開という形で,習熟に時間が掛かる子どもにはより丁寧に指導するようなことは継続して行っています。
リーダー
習熟度別ということですが,中学校はどうでしょうか。
サブリーダー
英語と数学を習熟度別で行っていますが,基礎的なクラスでは,それまでなかなか発言できなかったような子が発言できるようになったり,子どもとしても,とても嬉しかった,授業に付いていきやすいという感想はあるようです。
リーダー
投げ出してしまう子がいなくなることは,全体としても学力の向上に繋がっていくということと私は理解しています。
サブリーダー
自分が活躍できる,ということで主体的に取り組むようになる,という感じかと思います。
リーダー
放課後や土曜日を使って学力に課題のある子どもに対する指導を行っている自治体があることも聞いていますし,それに対してあまり成果が上がっていないということも聞こえてきます。そのあたりの情報はありますか。
事務局
データがありませんので,今明確なことは申し上げられませんが,狛江市では現在そのような取組みを行っていないので,課題であるのは事実だと思います。ただ,それが数値で表れるような学力の向上という効果ではなく,子どもの居場所づくりや学習環境の整備という側面的な効果としてはあると思います。
リーダー
具体的に検討していただきたいところですが,そのあたりの意味も含んで「確かな学力の定着と個々の能力の伸長を支援していく」と読み取っていきたいと思います。
氏家委員
市立図書館の活用・連携として,ファーストブック・セカンドブック事業とありますが,セカンドブックは既に狛江で事業化されているのでしょうか。
説明員
昨年から開始して,今年度で2年目になります。小学生になる子どもに12冊の中から好きな本を選んでいただくものです。この本は学校司書・司書教諭・図書館司書で選定しました。
氏家委員
小学校1年生ということですが,中学生になる子どもに本を配ることを考えられたことはないのでしょうか。最近は子どもたちが本を読まなくなってきていて,本に興味のある子は自分で図書館に行ったりするのですが,中学生になる時にでも,本を与えられれば読むこともあると思います。
説明員
そこまで自治体で取り組んでいる例は聞いたことがありません。今の段階でセカンドブックの次を打ち消すことはありませんが,セカンドブックが2年目ですので,今後の課題とさせてください。
氏家委員
手に持っている物がスマホや携帯でなく,本だと良いと思いますので是非お願いします。
佐藤委員
児童・生徒の学校図書館の利用率は,分かるのでしょうか。
説明員
図書館から学校図書館に週2回配送していますが,昨年の実績としては小学校に年間7,647冊,中学校に年間3,031冊配送しています。
リーダー
市立図書館の書籍を学校図書館に貸し出しているということです。
説明員
また,市内で在庫がない場合は,協力貸出として都立図書館や23区,26市から相互に貸借し,それを学校図書館にも貸し出しています。
リーダー
市立図書館から学校図書館に本を配送するシステムができているところは数多くありませんので,是非充実させていただきたいと思います。
それでは,これまでにこの項目で出された意見は,次回以降の議論に活かしていけるように事務局で整理しておいてください,次に,「2.教育活動の展開『徳』」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
この施策では,6点の具体的な取組みとそれぞれの項目に即した課題で整理されています。ここで「Q-Uアンケート」という文言が今後の方向性で出されていますが,これは良いのでしょうか。
事務局
失礼しました。特定の名称を避ける形の文言で整理します。
氏家委員
「地域活動やボランティア活動を通じて」とありますが,これは学校として何かボランティア活動に取り組むということでしょうか。多摩川清掃には学校ごとに子どもたちが参加していたり,夏休みにボランティアを募集していましたが,そのことでしょうか。
説明員
いわゆる「夏ボラ」は,社会福祉協議会が行っています。学校によって参加人数は異なりますが,全校に配布し,参加を呼びかけています。ボランティアの括りにもよりますが,例えば桜の花びらや紅葉の葉っぱなどの地域清掃にはほぼすべての学校で取り組んでいます。
リーダー
学校現場としてはいかがでしょうか。
サブリーダー
「夏ボラ」に個人的に参加して取り組んでいる生徒がいたり,部活動で高齢者施設に慰問に行ったりしています。また,地域の方が学校施設を使うところに生徒が参加しているものもあります。
氏家委員
子どもたちに指示して行わせるものではなく,部活動の教員が自主的に行っているものでしょうか。
リーダー
そうです。
佐藤委員
「環境教育の展開」ですが,これはどちらかというと児童・生徒が自ら取り組むことができるのか疑問に思います。どちらかといえば,予算の調整や学校との調整などによるものが多く,児童・生徒の教育向上に向けた表現や進め方がないと思います。
説明員
授業科目として「環境教育」があるわけではありません。全ての教育活動を通じてゴミの分別や節水,不要な電気の消灯など,世界的な環境問題を日常生活で考えさせるような教育は,既にすべての学校で取り組んでいると思いますので,ここに位置付けています。
永田委員
「音楽の街-狛江」や「絵手紙発祥の地」など,市の特色になるようなものは,できる限り活用して力にしていきたいと思います。
「情操・芸術教育の展開」と「コミュニケーション能力の育成」に「各教科における言語活動の充実」とありますが,特にコミュニケーション能力は色々な場面で色々な展開があり,子どもに教えていくのはとても難しいことであると思います。教員は大変ですが,それぞれの先生にはあらゆる機会でこれを意識して指導を行ってほしいと期待しています。
リーダー
確かに言語能力はすべての能力に関係してくるものですが,この情操・芸術教育の項目に言語能力を記載した意図は何でしょうか。
事務局
まず,教育活動にあたっては言語環境を整えることが必要です。相手の人権や人格を尊重することは,生命尊重と双璧をなすほど教育の根幹を成すものですから,お互いに自由な意見を言える環境をつくるということです。それから,相手を傷つけないことや正しい日本語を使うことという意味も込めて,情操教育には言語活動・言語能力・言語環境の整備を含ませています。
リーダー
「1.教育活動の展開『知』」でも,「言語能力の育成」が最初に出てきていることからも分かるとおり,これがベースになることは事実です。キャリア教育は,ここに位置付けて特に違和感はありませんか。このキャリア教育は非常に広い概念で,思考力・判断力・表現力などの『知』の項目すべてをカバーするものにもなりますが,私としてはこれでよいと感じています。
あと,学校が家庭をどのように支援していくかという,家庭支援が現在大きな課題になっていますが,ここにある「家庭内での挨拶等の啓発」や「家庭内での挨拶等コミュニケーションの充実」は,どこで検討されるのでしょうか。
事務局
今回の資料は,あくまで検討に向けた課題整理としていますので,詳細はこれから考えていくことになります。ただ,家庭支援や家庭教育,地域支援は,特に今後整理する必要があると事務局も認識していますので,全体の整理の中でそれらを見せていきたいと思っています。
リーダー
このような形で支援と記載すると,当然,具体的に誰をどのように支援するのかという疑問が出てきますので,内容として計画に書き込むかどうかは別として,少なくとも考え方は整理しておかなくてはなりません。
永田委員
朝ごはんを食べない子も結構いるようですから,やはりこれは家庭で朝ごはんを食べるようにしてもらわなくてはならないし,そのためには少し早く起きてもらわなくてはならない,毎晩早く寝なくてはならない,となっていきますので,そういう意味では学校での教育を成り立たせるために家庭に対して率直に協力を求める必要はあるかもしれません。
リーダー
学校現場としてはいかがですか。
サブリーダー
狛江の地域はとても協力的ですので,学校から地域に具体的に呼びかけていかなくてはならないと思っています。
リーダー
それでは,これまでにこの項目で出された意見は,次回以降の議論に活かしていけるように事務局で整理しておいてください,次に,「3.教育活動の展開『体』」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,この項目に関して,意見・質問等はありますか。
永田委員
狛江市では,子どもの個別の体力向上の目標は現在つくられているのでしょうか。
事務局
教育委員会から学校につくるような指導はしていません。
リーダー
学校現場としては,いかがでしょうか。
サブリーダー
「新体力テスト」を実施して,その結果,平均と比べて劣っているようなところがあれば,体育の授業でそれを克服するための取組みは行っています。それぞれの生徒の目標はありません。
永田委員
難しいとは思いますが,色々な調査を行って,子どもたちが自らの数値が上がったことを実感できれば良いのではないかという気はします。調査にはそれなりの労力も掛かりますので大変ですが,全体の調査とあわせ,できる限り個人別の体力調査も行っていただきたいと思います。
また,子どもの体力づくりは学校だけではできないと思います。家庭では難しいかもしれませんが,地域の中ではできると思います。放課後にでも地域でグループを作らせて,子どもたちが楽しめるような事例を学校から子どもや家庭に伝えればよいと思います。そうすれば,子どもが何人か集まったときにできます。昔はもっとたくさん子どもがいたので,各学年の子どもが揃ってリレーをして遊んでいましたが,今は子どもたちがゲームの話をお互いに自慢しています。低学年の子どもも高学年の子ども一緒に遊ぶようなことはもう考えられないのでしょうか。
氏家委員
市民グラウンドが金曜日に一般開放していると思います。誰でも入って良い時間があったかと思いますが,それはどのくらいの子どもが来ているか分かりますか。
事務局
これまでは計測していません。
氏家委員
第五小学校の方の小足立グランドでは,中学生はボール遊びをしてはいけないことになっています。それと市民グラウンドが開放されていることを知らない子どもが多く,それも周知されていれば,もっと子どもたちが外で遊べるようになると思います。
リーダー
永田委員と氏家委員の発言は,子どもが運動や遊びに取り組むためには,場所の確保だけではなく,運動できる場所に関する情報の提供も考えていく必要があるということです。
佐藤委員
五小や一中のように,市民グラウンドや小足立児童グランドがあればまだ恵まれていて,三小や六小はほとんど遊ぶところがありません。遊び場の確保は最も大きな課題であると思います。昔は,道路で車に気を付けながらキャッチボールや野球をしていた時代がありましたが,今は反対に交通安全として,車や自転車が向ってきたりすることに対して,PTAや保護者の方々,地域の方々が躍起になっているところもあります。例えば「一校一取組運動」で子どもが遊べる場所が一学区域で1ヵ所確保できれば,体力づくりができたり,先の永田委員の発言にあったような昔ながらの関係が復活したりするのではないかと思います。
リーダー
多摩川の河川敷は遊び場としてはどうでしょうか。
佐藤委員
学校によって異なると思いますが,今は三小と六小では子どもたちだけで行ってはいけないと指導しているようです。また,地域から不審者の情報が寄せられることもありますので,学校としてもそのような対応をしているのではないかと思います。
氏家委員
小学校の放課後の取組みとして「KOKOA」という取組みがあり,放課後,学校でサッカーや竹馬をしたりしていますが,学校以外の場所で遊びたい子もいるので,難しいところです。
永田委員
都の教育ビジョンに「正しい姿勢の教育的効果を検証し,その指導方法や実践プログラムを開発・実践する」とありますが,これは大切なことと思います。少なくとも教室では,椅子に座ったら正しい姿勢で勉強する,講義を聴く,意見を言う,字を書くなど,市でも明確に打ち出していただきたいと思います。姿勢を正しくすることは,医学的にもメリットがあり,将来の健康に大きく影響しますので,まず,姿勢を良くすることを授業の基本に据えてほしいと思います。
リーダー
正しい姿勢をという話でしたが,現在の中学生はいかがですか。
サブリーダー
正しい姿勢は,今の中学生にとってとても大事であると思います。
説明員
おそらく,国や都が言っている体力向上というのは,徒競走や走り幅跳びの記録を伸ばすということではなく,普段の姿勢を正したり,粘り強く物事に取り組めるように,ということであると思います。私は,指導室訪問で各学校に行く機会がありますので,そのときは必ずそのような話をしていますので,今後も続けたいと思います。
永田委員
ただ,現実的に子どもたちが真面目に考えないかもしれないし,若い子どもたちにそこまで期待するのはどうかと思いますが,そういうところまで含めて今が大事であることが伝わると良いと思います。
氏家委員
「部活動の支援」に「外部指導員による専門的指導」とありますが,この外部指導員はどのようなものなのでしょうか。
サブリーダー
部活動を受け持っているすべての教員が,その競技に精通しているわけではないので,その部活動が学校に必要と判断したときに,顧問は教員が務め,技術的な指導は地域の方に依頼するものです。委員会でも話のあった人材バンクがあればありがたいのですが,現在は学校で探しているのが現状です。
リーダー
おそらく社会教育ワーキングで議論が深まっていく「人材バンク」との関連が出てくると思います。また,この項目に「児童・生徒の安全確保」とありますが,これは「子どもの安全確保」の項目に含めて考えていくべきであると思います。また,最後に「産・官・学・家庭の連携を図る」とありますが,具体的にはどのようにイメージしていますか。
説明員
Q-Uアンケートを例にすると,「産」はアンケートの図書の企業,「官」は教育委員会・市・学校,「学」は大学になります。また,これで得た成果を家庭に普及して,ともに取り組んでもらえることがあれば一緒に取り組んでいくことは,今後考えられます。
リーダー
他にないようであれば,一旦質問と意見は打ち切りたいと思います。また,本日議論した項目に関して,他に意見があった場合,それを発言できる機会はありますか。
事務局
本日議論した項目は,第3回のワーキンググループで取り上げていきたいと考えています。今日の資料を見たり,今日の議論を受けてということであれば,第3回の資料を作成するまでの間に意見をいただければ整理します。
リーダー
本日議論した項目は,また議論する機会があるということです。
最後に議題2「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,他にないようですので,第1回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年6月3日(火曜日)午後5時30分~7時8分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 冨永 春芳 メンバー 周東 三和子
メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵、公民館長 三角 光正、図書館長 加藤 清巳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、
教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希、
4 欠席者
なし
5 議事
1.課題整理について
(7) 学習機会の提供
(8) 学習情報の提供
2.その他
6 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第1回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを開催します。
まず,議題1「課題整理について」ですが,「7.学習機会の提供」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
ここでは,施策の課題や今後の方向性を中心に,皆さんのご意見を伺いたいと思います。いかがでしょうか。
伊藤委員
この項目は,ボランティア活動や地域の活性化に繋がっていくものであると思います。私も野川地域センターをよく利用していますが,「こういう活動をしたいのだけど…」という人がよく来ています。今の規程では,どの施設も個人では使用できず,団体登録をしないと使えませんが,例えば,個人の活動からスタートして,仲間が集まって団体になり,ボランティア活動や学校の支援に繋がっていくこともあり得ると思います。この項目で最もポイントになるようなことかもしれませんが,この項目の議論を進めていくうえで大事なことになると思いましたので申し上げました。
冨永委員
先ほどの事務局説明のなかで市民活動支援センター設置検討委員会最終報告書に関する内容がありました。このなかに「運営面で行政から独立して…」という文言がありますが,市民活動支援センターの運営形態はどのようになるか決定したのでしょうか。
事務局
センターの運営は社会福祉協議会が担うことになっています。運営形態は現在検討中と聞いています。
冨永委員
市民活動支援センターの機能や活動は,これから私たちが議論する社会教育のあり方や社会教育事業,公民館のあり方などに大きく影響します。これらを重複しないように整理し,調整しておかないと,互いが同じ趣旨のことを行うことになりかねません。まして,社会福祉協議会が運営を担うということであれば,現在,ボランティアセンターとして,ボランティアに関する情報やノウハウを多く持っていますので,特にしっかりと議論する必要があると思います。
伊藤委員
この市民活動支援センターが多くの機能を担っていくことになりますが,開設は平成28年度となっていて,まだ時間があります。現在は,個人が何か新しいことに取り組もうとしても,そのような機会や場所がないという状況であると思っています。
周東委員
私も委員になっている公民館運営審議会で市民や専門家が色々な議論を行っているところで,その議論とは別にこの市民活動支援センターができて,それを社会福祉協議会が運営していくというのは,実務的なメリットはあるのかもしれませんが,やはり市民の自主的な活動を支えるという意味では,もっと市民が運営に携われるような形にしないといけないように感じます。今の公民館は,職員が手薄で事業が展開しきれていないようなところもあると聞いていますので,公民館は事業を充実させ,市民活動支援センターは,市民や団体の活動のマッチングを中心にしていくという棲み分けがなされていくような気がしています。
リーダー
この市民活動支援センターは,企画としても素晴らしく,必要性も高いと思いますが,この運営体制は丁寧に議論しておかないと,充分に機能を果たさなくなるのではないか,という危機感を皆さんが抱いているということだと思います。市民活動支援センターの動向に関しては,社会教育という分野からも見守っていかなくてはいけないと思いますし,大事な事だと思います。この項目に関して,他に意見はありますか。
周東委員
先ほども言いましたが,公民館の職員体制として,職員数が足りていなかったり,公民館主事がいなかったりして,公民館のプログラムが思うようにできないところがあるようです。資料には「場所と多彩なプログラムの提供」とありますが,それを支えるための人員配置も必要であると思います。また,利用団体も公民館を貸スペースのように考えるのではなく,利用団体同士が公民館のことを議論していけるような委員会も必要です。公民館のつどいには多くのサークルが集まりますので,毎回実行委員会をつくるよりも,行政の人材不足を補う意味でも,公民館の運営全体に関わっていくような組織が必要に思います。公民館は市民の自主的な活動の場ですので,利用者としても,もう少し力を出し合っていけるのではないかと思います。
伊藤委員
私は,そのような市民を見つけていく手段が大事になると思います。市内には多くの人材がいると思いますが,現在は,そのような人が活動できるようになっていません。仮にそのような人が活動の拠点として部屋を借りたいということであれば,少なくとも市民活動支援センターができるまでは,公民館などの施設を使うことになります。すると,競争して部屋を取らなくてはなりませんが,今は団体でないと部屋を借りることができません。結局,団体の名前を借りるような形で部屋を取ることになります。また,個人名を公民館の窓口で聞いてもらうこともできないようで,これではいつまで経っても問題が解決しません。「団体でなくては部屋を借りられない」という規定によって,貴重な人材が活躍する可能性がなくなっているということです。
リーダー
行政でも市民でも「人材」というのが今後の議論で1つのキーワードになっていくように思います。特に公民館の運営では,単純に市の職員を増やすのではなく,市民を活用することで公民館の活動を活発にするような知恵が必要になる,ということであると思います。
あと,これから市民センターの改修が行われると聞いていますが,これにはどのくらい時間がかかるのでしょうか。
説明員
来年の6月から再来年の3月までを予定しています。
説明員
図書館は様々な準備がありますので,来年の4月から使えなくなる予定ですが,西河原公民館や地域センターの図書は,それぞれの場所で予約して貸出を受けることができるようになっていますので,そちらを案内していきます。基本的には,利用者になるべく迷惑を掛けない形で対応していきたいと考えています。
リーダー
西河原公民館の改修は,どのようになっていますか。
説明員
平成29年に大規模改修を行う予定です。
リーダー
そうなると,長期間にわたって狛江市の市民活動の場が少なくなってしまうことは確かなので,何か提案していく必要があるのかもしれません。
また,資料には「開放施設の拡充」とあり,これには学校施設の開放も含まれてくると思いますが,学校施設の開放については,一昨年に社会教育委員の会議で「望ましい学校施設開放のあり方」という報告が出されています。これは,狛江市には市民活動の場所が少ないことから,学校施設を開放してほしいという要望があったものです。ただ、この報告が出されたのが,子どもを狙った犯罪が社会問題になり,親もかなり神経質になっていた時期でしたので,PTAの運営委員会でも議論になったことがありました。子どもたちが日々学習する場であることを考えると,学校施設を公民館や地域センターと同じように開放するのはやはり不適切であろうと思います。また,現在開放されているところでは,月曜日に学校に行くと週末に開放されていた部屋がゴミだらけであったとか,現状復帰が全くなされていなかったというような話も聞いています。学校としてもPTAなど学校の活動を支援したり,協力してくれるところに優先的に使ってもらいたいと考えているようです。
学校施設の開放は,他の施設と同様に開放することはとても難しく,また開放にあたっても,丁寧なルールづくりが必要であると思います。
周東委員
そうすると,ますます使える場所が少なくなりますね。
リーダー
そうなってしまいます。
伊藤委員
そのような事情を知らない人から見ると,「学校は市のもので夜は空いているのに,どうして使わせないのか。」と思われてしまうので,難しいところです。
説明員
学校施設の利用率は,そこまで高くありませんので,どうしても場所が取れないということはありませんが,活動をしようとする人は高齢者や主婦などが多く,比較的昼間に活動する人が多い傾向にあります。そうなると,学校施設が利用できる時間帯と合わなくなってしまいます。ただ,先ほどの発言にもありましたが,学校が懸念していることもよく分かります。
リーダー
学校もルールを守って使ってもらえるのであればと考えているところがあると思いますので,やはりここはルールづくりが大事になってくると思います。
伊藤委員
現在,岩戸地域センターが建替えを行っていて,谷戸橋地区センターも閉じていますが,このような時期だからこそ,どちらかでも早く工事が終わらせられればよいと思います。
説明員
これまで地域センターの工事では,公民館施設を貸し出していましたので,市民センターの改修工事では,地域・地区センターを活用できるように関係部署と調整していきたいと思います。
伊藤委員
岩戸地域センターの工事は,いつまでですか。
事務局
今年度中に終わる予定です。
リーダー
場所の問題は,狛江市の全ての活動における一番のネックとなっていますので,場所の確保は,引き続き最も大きな課題になると思います。
一方で,資料にはプログラムに関する記載もありますが,現状はどのようになっていますか。
説明員
公民館では,講座などを行った後にアンケート調査を行い,利用者のニーズを汲み上げるようにしています。また,こまえ市民大学は,年間20講座程度行っています。
伊藤委員
やはり,個人に活躍の場を用意することが大事であると思います。資料にも「市民の活動のきっかけ作りや人と人の繋がりの輪を拡げるための支援を行う」とありますので,その意味でも,市民への情報提供は行っていただきたいと思います。
説明員
「わっこ」への記事の掲載やそれぞれの団体のチラシやポスターの施設内の掲示は行っています。
リーダー
市民活動支援センターに期待するところは大きいですが,社会教育として,今からできることもあるのではないかという気はします。
周東委員
例えば,公民館の窓口で個人とグループを結び付けるようなことはできないのでしょうか。
説明員
個人から問い合わせがあったときに,団体を紹介しているようなことは今でも行っています。
伊藤委員
それは,おそらくそれぞれの場所でも行われていることです。私が言いたいのは,個人が特技を持っていても,それを発表できる場がないと,ずっと誰にも知られない状況が変わらないということです。
周東委員
公民館のホームページで利用団体を紹介したり,メンバーを募集したりということが,以前からずっと懸案になっていたと思います。
説明員
現在,市長部局で活動団体をまとめた冊子を発行しています。
リーダー
それでは,次に「8.学習情報の提供」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
この項目では,主に図書館の機能やサービスについて議論していきたいと思います。先ほどの説明では,インターネットによる検索や予約サービスは既にできるようになっていて,さらに地域センターの図書室や近隣地域の図書館との連携もできているということでした。
周東委員
以前,新図書館構想があったのですが,それが財政的な事情で耐震改修となり,それにより増えるスペースはほんの少ししかなくなりました。これまでにも,狛江市の図書館は,開架の本が少ない,本を読む場所が少ないなどいう意見がありましたので,子どもたちや社会教育の面から考えると,これでよいのかとても不安に思っています。
説明員
確かに面積をはじめとして多くの課題はあると思いますが,これからの私たちができることは,この限られたスペースをどのように活用していくかということを検討することであると思っています。また,トイレの改修など,できるところから改善していくことが大事であると考えています。いつかは新図書館ということも考えられるようになるのかもしれませんが,現在の市の方針としてはそのようになっていますので,私としてもそこまでしか申し上げられません。
リーダー
公民館にしても図書館にしても,狛江市は場所も財源も極めて限られていますので,利用者が思うような改善がなされないところはあるかと思いますが,それを色々な側面から考えて,現状をどうできるか,という視点で考えていかなくてはならないと思います。
サブリーダー
これまでは場所の取り合いやスペースの問題に終始していたように感じていますが,他に手段はないのか,という気はしています。例えば,西和泉体育館や旧四小の校舎の教室が色々な活動に使えるのではないか,というようなことであったり,耐震の問題があるのは分かりますが,それだけで片付けてしまっていたら,何の解決にもならないといつも思っていました。例えば,卓球をやりたい人であれば,1つの部屋に1台の卓球台があれば,それでできますし,音楽であれば,1人でも練習ができます。図書館にしても確かにスペースがないのは分かります。ただ,資料に「子どもが読書を身近に感じる…」とありますが,例えば子どもたちが喜ぶのは絵本だけではないと思います。世界的にも日本の漫画は認知されていますし,日本の文化の1つとも言える状況になっています。絵本のように図書館にいる専門の方が選ぶのも結構ですが,これまでの発想を転換するような試みが行われても良いのではないでしょうか。これまでどおりの考え方でいると,状況は何も変わらないと思います。
また,音楽のことに関して申し上げると,狛江市は「音楽の街-狛江」と言っていますが,やるのであればもっと徹底的に音楽もやってほしいと思います。私は,以前取材で仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバルに行ったのですが,ものすごい規模でものすごく素晴らしいものでした。音楽であればジャンルは問わないイベントで,そのくらいのことを狛江市でできればものすごく目立てると思います。また,それだけのポテンシャルは狛江市にはあるとも思っています。定禅寺ジャズフェスティバルも仙台に住んでいる人だけで行っているのではなく,あくまでも場を提供するという方式です。そのようなイベントが狛江市民の誇りになるような気がしています。いずれにしてもネガティブに考えようとすれば,いくらでもネガティブになっていきますが,そこで発想を転換できれば,とても良い方向に向かっていけると思います。
2020年には東京でオリンピックとパラリンピックが開催されますが,スポーツや音楽,芸術に関しては,絵の上手い子はどこへ行っても「絵,上手いね」と言われます。音楽や歌,スポーツも同じです。これらは言語を必要としないコミュニケーションの手段となりますので,そこをもう一度考えて子どもたちに接していくことが大事であると思います。高齢者の方をはじめ,市内には才能を持っている人がたくさんいると思いますので,その才能をどの場面で生かしていくか,という事を考えていかなくてはならないように思いました。
説明員
施設をつくるのは,どうしても予算と時間が掛かります。私たちとしては,内容で勝負したり,着眼点を変えていくことでサービスを提供していきたいと考えていますので,そういった視点で議論をお願いできればと思います。
伊藤委員
私たちとしても,そのような方向で考えないといけないと思います。確かに施設も手段ではありますが,それを議論する余地があるのか,ということです。例えば,場所の有効活用として,学校に空き教室はあるのでしょうか。
事務局
最近は,以前と違って少人数指導などで色々な部屋の使い方をしますので,学校もスペースを確保するのが難しくなってきています。
リーダー
そうなると,新たな手段としてタブレット端末を使用するなど,ITの分野を活用した問題の解決の仕方もあると思いますが,他にはいかがでしょうか。
サブリーダー
電子書籍などは,確かに本がなくなって良いのかもしれませんが,反対にお金が掛かるようになると思います。仮に学校にスペースがないのであれば,上に伸ばしたりすることはできないのか,ということです。物事を逆手に取って考えたり,細かいことでも何か少し工夫するようにするだけで色々と変わってくることがあるのではないかと思います。「資源は有限,能力は無限」という言葉があります。ITなど新たな世界で解決を模索することも有効ですが,過去からも学ぶことがあるように思います。
周東委員
石巻市では,東日本大震災で被災して,図書館も学校もなくなったところで,空き家を利用したり,施設の一部を使用したりして,小さな図書館をつくったところ,大人も子どもも色々な世代の人が来て,仲良く並んで本を読んでいたり会話が始まったりしたそうです。また,皆で要らない本をそこに寄付すると適当な所に配ってくれるようにもなっているそうです。また,今度は,その石巻の施設が夕張に図書館をつくるのを支援しようということで,そのような広がりができてきています。
ITも結構ですが,特に図書館や公民館は,人の繋がりのポイントになるような場所であるべき,という願いがありますので,あえて,1つの場所でなくても,それを分散させることも面白いと思います。狛江市には,空き家もたくさんあると聞いていますので,そのようなところを行政が支援をすればできることではないかと思いました。
サブリーダー
本当に大変なことですが,それを分かったうえで行っていかないといけません。
リーダー
今,皆さんからいただいた話は,社会教育の基本・原点であると思いますし,このイメージを基本計画の社会教育の分野に盛り込んでいければと思いました。「社会教育」という非常に漠然として,捉えどころのない難しい分野ではありますが,これがあるとなぜ市民の生活が向上するのか,豊かになるのか,という視点からいつも考えていかなくてはいけないのではないかという気がしています。
伊藤委員
旧四小には,何か施設ができる予定はあるのでしょうか。
事務局
多摩川住宅の都市計画の見直しの関係で,市としては今は何もできない状態です。市全体の都市計画の中で検討するという位置付けになっています。
伊藤委員
先ほどの発言にもありましたが,旧四小の校舎は何かに活用できないのでしょうか。
事務局
施設自体,長期間使用していませんので,使用するには耐震化だけでなく,消防設備や水道設備も修理していく必要があると思います。そうなると,暫定利用とは似つかない高額な費用が掛かってきてしまうことになります。
伊藤委員
資料に「地域で子どもが読書を身近に感じる機会を提供し…」とありますが,場所が限られているわけですから,場所と捉えない機会と理解する必要があります。
リーダー
資料に「高齢者の活用の場としてのボランティアの確保・育成に取り組む」とありますが,これはどのようなことを指しているのでしょうか。
説明員
図書館では,陳列されている本を整理したり,新聞や雑誌を点検したりするボランティアを募集しています。また,汚れたり,破れたりした本を修理してもらうのも,ボランティアにお願いしており,それを育成するための研修も開催しています。あとは,音訳や読み聞かせなどの利用支援サービスもボランティアに協力をお願いしています。
リーダー
今,図書館で活動しているボランティアは,どのくらいいるのでしょうか。
説明員
本の整理では20人くらいが登録されています。これから高齢化も進んでいくなかで少しでも役に立てばということで,取り組んでいきたいと考えています。
リーダー
高齢者といっても,元気で能力も高い高齢者はたくさんいると思います。そのような人に活躍していただきたいと思いますし,それも社会教育に繋がるものであると思いますので,ここは重点的に考えていきたいと思います。
周東委員
学校教育と社会教育の接点として,公民館や図書館には,小・中学生はどのくらい来るのですか。
説明員
今は,市民センターにフリースペースを設けて,そこでゲームや勉強ができるようになっています。図書館では,色々な制限がありますので,子どもたちが利用しやすいような工夫はしています。
リーダー
以前,青少年会議という事業で,中学生が市に行う提言をまとめるところを見たことがありますが,そこには「もっと勉強できる場所がほしい」という意見がありました。その意見は,私にとってとても新鮮で,感動しました。少し勉強ができて,パソコンもできて,というようなことができる共用スペースがあったり,小さな子から大人まで隣り合わせで本を読めるようなスペースがあれば,そこに新たな交流が生まれ,それこそが社会教育であると思います。学校教育と社会教育は分けて考えられがちですが,社会教育でも子どもの存在を忘れてはいけないという気がします。
それでは,議題1の議論はこれで終了します。次に,議題2「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,他にないようですので,第1回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年6月23日(月曜日)午後5時30分~7時10分
2 場所
狛江市防災センター3階 302・303会議室
3 出席者
リーダー 佐藤 正志 サブリーダー 渡辺 暁
メンバー 佐藤 省吾 メンバー 永田 従雄
メンバー 氏家 嘉代
説明員
教育部理事 吉田 知弘
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1人
6 議事
1.課題整理について
(4) 個々のニーズへの対応
(5) 子どもの安全確保
(6) 学校・教員の活動への支援
2.その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを開催します。
それでは,議題1「課題整理について」ですが,まず「4.個々のニーズへの対応」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,質問や意見等を伺います。
永田委員
Q-Uアンケートの結果分析による指導とありますが,Q-Uアンケートでは,個々の児童・生徒の状況を把握できるようになっているのでしょうか。
説明員
Q-Uアンケートは,小学校1年生から中学校3年生までの全員について,年に2回実施しています。個々の児童・生徒の学級に対する満足度などが結果として出てきますが,それを元に教員が個別に指導したり,場合により授業のあり方を研究したりというようなことは行っています。
また,1校だけですが,ハイパーQ-Uアンケートを行っています。これは,出てきた結果を本人や家庭に戻せるメリットがあります。社会的な関係性を尋ねている項目もありますので,ソーシャルスキルも分かります。このように個々の児童・生徒への対応がより行いやすくなりますので,来年度以降,全校に広げていけるように予算要求していきたいと考えています。
永田委員
今は年に2回実施しているとのことですが,1年に2回程度では,クラス全体の状況は掴めるかもしれませんが,個別の児童・生徒のデータとしては,なかなか使えないと思います。子どもの状況は日々変わるわけで,結果が出たときには時間が相当過ぎています。そのあたりを見極めたうえで活用された方が良いと思います。
リーダー
Q-Uアンケートの活用に関する教員の理解度はいかがでしょうか。
説明員
教員は異動もありますので,常に理解度を高めていく努力は必要です。ただ,Q-Uアンケートを始めてからこれまで一定の期間が経過しており,教員もある程度活用できるようになっていると思いますので,今は各学校でリーダーになれる教員の育成を行っているところです。
リーダー
例えば,研修で活用する事例集のようなものを作成していることはありますか。
説明員
Q-Uアンケートの活用については,2つの方法を考えています。1つは「狛江の教育21」研究協力校においてQ-Uアンケートに関する調査・研究を行っています。また,今年度はかけはしプロジェクトの委員を各校2人としましたので,各校での活用が図りやすい体制になっています。
永田委員
「狛江の教育21」研究協力校では,様々な課題の調査・研究を行っていると思いますが,毎年,学校として出される課題と「狛江の教育21」で研究される課題とは,どのような関係になっているのでしょうか。
説明員
狛江市の小・中学校のうちから,研究協力校と研究奨励校を毎年指定しています。このうち,研究奨励校は各学校がテーマを決めて,研究を行うものです。一方,「狛江の教育21」は研究協力校になりますので,テーマは教育委員会が決めています。最近では,狛江第三中学校のほかに狛江第五小学校でICT教育,狛江第二中学校で言語活動の研究を行いました。
第三中学校では,Q-Uアンケートをどのように分析すると授業に生かせるのか,どのように学級経営に生かせるのか,などの研究が行われています。また,特別な支援が必要な児童・生徒の学力向上や不登校に焦点を当てた研究も行われています。
リーダー
様々な形でQ-Uアンケートの活用が図られているということでした。Q-Uアンケートに関しては,今後の方向性としてはどのように表記されているのでしょうか。
事務局
「的確な現状把握とそれを踏まえた対応を図る。」としています。
リーダー
「的確な現状把握」の手段の1つとして,Q-Uアンケートを活用するということになると思います。それでは,他の視点からはいかがでしょうか。
氏家委員
「学校と家庭連携による支援員」とありますが,これはどのような取組みでしょうか。
説明員
元教員や保護司などを各学校で任用して,不登校や学力的に個別に対応する必要がある子どもに対して,時間単位で配置しているものです。
リーダー
活用状況はいかがでしょうか。
説明員
この支援員については,それぞれの学校で年間360時間ずつ配置しています。
リーダー
学校現場としては,いかがでしょうか。
サブリーダー
学校に登校できない子どもを別室で見てもらったり,個別に家庭訪問をしたりというような活動をしていただいています。
永田委員
「学校と家庭連携事業」とありますが,これはどのような事業なのでしょうか。
説明員
これは都の事業に応募して,実施しているものです。学力に不安がある子どもや不登校の子どもに対して教員が個別に対応することが難しくなってきていますので,それを代わりに行っていただいています。また,いわゆるスーパーバイザーとして,大学教授等が家庭と子どもの支援員に色々なアドバイスをしたり,情報を提供したりすることもできますが,そこまで行っている学校はありません。
永田委員
「特別支援教育悉皆研修の実施」とありますが,現状として研修を受けている教員はどのくらいいるのでしょうか。
説明員
教育委員会としては,すべての教員に受けてもらうつもりでいます。特別支援教育は,特別支援学級のみで行うものではなく,それぞれの学級で配慮が必要な子どもや支援が必要な子どもがいて,また,それ以外の子どもたちにも理解を促す必要がありますので,悉皆としています。昨年度は教員の経験年数によって実施日と内容を変えて,3日間実施しました。
リーダー
ここまで丁寧に取り組んでいる自治体は少ないと思います。
説明員
小さな市のメリットを最大限生かしています。
永田委員
経験年数によって,理解度は全く異なるのでしょうか。
説明員
ある程度の経験がある教員は理解するポイントをすぐ押さえることができますが,若い教員は理解にある程度時間がかかることが多いです。
リーダー
個々のニーズに寄り添って対応できる教育を行っていく,というような狛江市の小ささを生かして事業を展開していく考え方も考えていきたいと思います。
事務局
狛江市の特徴や独自性を活かすという考え方は,今後,重点化に関する議論に採り入れていきたいと考えています。
リーダー
私も色々な市で勤務した経験がありますが,一番大きい市では学校が100校近くありましたので,やはり小ささを生かしていくことは,とても重要な視点になると思っています。
また,「奨学金の給付(高校生)」とありますが,この教育振興基本計画は小・中学校をイメージしていると思いますが,ここに高校生のことが出てくるのは,何か理由があるのでしょうか。
事務局
現在,狛江市教育委員会の事業として奨学金の審査を行い,一定額の奨学金の給付を行っていますので,それを計画に明確に位置付けていきたいと考え,記載しています。
永田委員
これは,高校に行って希望すれば奨学金がもらえるということでしょうか。
事務局
狛江市では,奨学金は中学校3年生の生徒を対象として審査を行っています。応募した生徒の家庭の所得の状況や生徒の学業の状況を総合的に審査し,奨学金を給付しています。この奨学金の制度は,各市それぞれの形式で行われていて,給付制度の自治体や貸付制度の自治体,制度自体がない自治体もあります。
リーダー
「民間フリースクール等との連携」とありますが,狛江市ではフリースクールの位置付けをどのように考えているのでしょうか。また,文部科学省や東京都はどのような見解を持っているのか教えてください。
説明員
狛江市内にも民間のフリースクールはあります。何らかの理由があって学校に行きづらい子どもは,まず市の教育研究所の適応指導教室に通っていただくことになっています。ただ,そこにも通えない子どもの場合は,保護者の考えにもよりますが,民間のフリースクールに通う子どももいます。文部科学省としても,いくつかの要件を満たしている場合には,学校以外であっても,出席扱いにして良いという考え方を示しています。子どもの将来にとって,プラスになるような連携の仕方について考え,一歩ずつ進めているところです。
リーダー
基本的には,可能であれば学校に戻るのが原則になると思いますが,ここに記載されている「連携」には,この基本的な考え方が踏まえられているということで共通理解としていきたいと思います。
永田委員
市内には,どのくらいのフリースクールがあるのでしょうか。
説明員
市内では1,2校程度だったと思います。
永田委員
教育委員会と学校の役割分担についてですが,この資料の書き方では,実際に教育委員会と学校が取り組んでいく内容が判別しにくいように感じます。課題整理の段階では,学校と教育委員会を区別して記載された方が分かりやすいのではないかと思います。
また,「その他の機関,組織等の役割」に市長部局,教育委員会,家庭,地域,事業者,その他とありますが,それぞれの内容に不足している部分があるように思いますので,もう少し整理した方が良いと思います。
リーダー
基本計画ですので,市の役割の表現は抽象的にせざるを得ないのは分かります。学校と教育委員会というそれぞれの主体が何に取り組んでいくか,ということをもっと具体化すれば整理しやすくなるという指摘かと思いますが,事務局としてはどのように考えていますか。
事務局
基本計画という性質もあるのですが,教育委員会と学校の関係については,それが具体的な取組みのレベルであれば明確に区分できるのですが,施策や政策のレベルで文章化したときには,その主語が同一化してしまいます。できるだけ幅広い事態に対応できるように,固有名詞を避けたり,抽象的な表現にしたりしていますので,検討はしてみますが,計画の性質上対応するのは難しいかもしれません。
リーダー
今回の計画では仕方ないとしても,今後,この計画に基づく具体的な手立てが見えるようになるものはあるのでしょうか。
事務局
庁内の調整は必要ですが,実施計画として年次のプログラムを策定すれば,それを見せていくことはできます。
リーダー
実施計画として手立てを具体化することは可能である,ということでした。
永田委員
確かに今回は基本計画であり,あまり細かいことは書けませんので,実施計画の中で落とし込んでいくのは当然だと思います。
リーダー
それから,同じく役割分担のところで,家庭や地域という非常に漠然としたものと市長部局や国,都というような明確な機関が並列にされているのは,いかがでしょうか。これはもう少し工夫できるかもしれません。
事務局
見せ方も含めて,次回以降の会議資料で整理していきたいと思います。
リーダー
それでは,次に「4.個々のニーズへの対応」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,質問や意見等を伺います。
氏家委員
「危険を予測し回避する能力と他者や社会の安全に貢献できる資質や能力の育成」とありますが,これは特別なプログラムがあるのでしょうか。
説明員
各小・中学校では,月1回の避難訓練と安全指導を義務付けられていますので,その避難訓練の後の講話のなかで校長や副校長から話をしています。
氏家委員
高校では宿泊訓練があるところもあるようですが,市内の小・中学校では宿泊訓練は行われているのでしょうか。
サブリーダー
狛江第二中学校・狛江第三小学校・狛江第六小学校が,合同で学校の体育館を使用して一般の方も含めた宿泊訓練を昨年と一昨年の2回行っています。
氏家委員
それはどなたが計画して実施されるのですか。
事務局
育成委員会が主催しています。
佐藤委員
以前,和泉小学校ではPTAが主催して5年ほど続けていました。PTAがどの活動に重心を置くかによって,変わってくるのではないかと思います。
氏家委員
宿泊訓練自体は,行うことが義務付けられているわけではないということでしょうか。
事務局
育成委員会自体が任意の団体ですので,それぞれの考え方によって変わってくると思います。
リーダー
これは,その他の機関で行っていることを支援するという考え方になると思います。育成委員会の所管はどちらになりますか。
事務局
市長部局の児童青少年部です。
リーダ
東日本大震災以降,多様な方法の避難訓練が各学校で取り入れられているようですが,いかがでしょうか。
説明員
午前・午後や休み時間,給食時間など色々な時間で行っています。また,雨でも行っていますし,雨の日の場合はどこに避難するか,ということで学校も工夫して行っています。また,生徒や教員に知らせずに抜き打ちで訓練を行う学校も増えています。
リーダー
PTA連合会で行っている「子どもかけこみ110番」の協力家庭は増えているのでしょうか。
佐藤委員
今,狛江市内で1,109世帯が登録しています。子どもが大きくなってもそのまま引き続き協力してくれている家庭もありますが,多くは子どもが大きくなると辞めてしまいます。全体としては,概ね横ばいになるかと思います。
リーダー
「子どもかけこみ110番」に協力してくれている家庭への情報提供や研修はどのようになっていますか。
佐藤委員
これまでは設置者の家庭にアンケートを取らせてもらって,その報告会を年1回行っていたのですが,昨年から不審者情報などの情報をリアルタイムで共有していけるように工夫していこうということで,努力しているところです。ただし,狛江市の場合は,設置者に公費で災害保険を掛けていますが,これは近隣にはない特徴です。
リーダー
いじめ防止についてですが,いじめ防止法が成立して各自治体で条例化するような動きもあるようですが,狛江市はどのように対応する予定でしょうか。
説明員
法律上義務付けられているものについては,既に各学校で完了しています。また,努力規定となっているものについては,都の条例化を受けて検討していくことになると思います。
リーダー
都の方向性を見極めて検討していくということでした。
永田委員
それであれば,「問題行動の発生を未然に防ぐとともに,市・教育委員会・学校・家庭がそれぞれの役割を担いながらいじめ防止を推進していく」とあるのは,「市・教育委員会・学校・家庭がそれぞれの役割を担いながらいじめ防止を推進し,問題行動の発生を未然に防ぐ」ということであると思います。問題行動については,警察なども含め学校だけでは解決できない問題もたくさんあります。役割分担を明確にするのは決して楽なことではないと思いますが,まず,市が前面に立って大きな役割を担っていくようなイメージになると思います。
佐藤委員
参考になるか分かりませんが,問題行動の未然防止として,当然インターネットやメール,スマートフォンの使用ということが考えられると思います。各学校とも,特に夏休みなどの長期休暇の前には,セーフティ教室のような形で警察と協力して家庭や保護者も含めた注意喚起・意識啓発は数年前から行われています。この学校の積極的な姿勢は保護者としても力強く感じています。ですから,私たちPTAとしては,1人でも多くの保護者をそのような会に参加させていけるような努力をしているところで,今の段階でも市も学校もしっかりと取り組んでいただいていると感じています。
永田委員
先日の新聞にも載っていましたが,熱中症に関する内容もどこかに記載されていると良いと思います。
リーダー
事務局としてはいかがでしょうか。
事務局
改めて全体を整理していくなかで記載していきたいと思います。
リーダー
それでは,次に「6.学校・教員の活動への支援」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,質問や意見等を伺います。
事務局
資料中「体罰の防止」とあるのは「体罰の根絶」の誤りですので,訂正します。
永田委員
校内研修は,もう少し活発にできないのでしょうか。教育委員会としても校内の自主研修を支援していくべきであると思います。教員の能力向上にも寄与しますので,少し配慮いただきたいと思います。
説明員
教員は,教育公務員特例法で研修が義務付けられています。また,校長に求められる能力の一つに人材育成があり,その人材育成の一つとして校内研修の充実が位置付けられています。是非,校長がリーダーシップを発揮して,校内研修を通じて自分の学校の課題を見つけられるよう教育委員会としてもバックアップしていきたいと思います。
永田委員
私は,昨年まで第三評価の委員を務めていたのですが,第三者評価は,どの地域や学校でも手探りで行われているのではないかと思います。文部科学省としても,第三者評価の方法を明示しているわけでもなく,義務化もしていません。狛江市では,学校を2時間程度訪問して,そのわずかな時間で評価していることが無茶であり,学校としてもわずかな時間で経営方針から取組みまですべて説明できるかということを考えると,もう少し意味のある方法で行った方が良いと思います。
一方では,教育委員会で,詳細な自己点検と評価報告書が作成されていますので,学校評価においても,もう少し真摯に取り組んでほしいと願っています。
リーダー
私も,ある自治体の第三者評価委員をやっているのですが,評価に関しては曲がり角に来ているという感じを受けています。評価を行うこと自体は非常に意義があると思いますので,どうすれば実効性のあるものになるか,という点で考えていかなくてはならないと思います。今後の方向性に「学校経営の充実に向けて,学校評価を推進する」とありますが,これを単に推進するのではなく,充実させて実効性のあるものにしていくことが大事であると思います。
また,体罰に関して,「教員に対する情報提供」「教員の意識啓発,指導の徹底」とありますが,私は学校の雰囲気や体制が非常に重要な要素を持っていると考えています。つまり,体罰の根絶には,信頼関係に基づく教育が行われているような状況を学校で作り出していくこと大事であると考えています。そのためには,校長や副校長の役割は非常に大きくなってくる,というような文言がどこかに入れてもらいたいと思います。もっと教員の発想を生かすような形で体罰を根絶していくような取組みが必要だと思います。
氏家委員
「学級経営の改善」にもQ-Uアンケートが出てきますが,教員の負担という面では大丈夫なのでしょうか。
説明員
学校を組織として動かしていくときに,その組織を作るのは校長の仕事です。学校における教員の役割分担をしっかりと行って,人事異動があっても,組織として問題なく対応していけるようにすることがとても重要であると思っていますので,この点は教育委員会としても学校を支援していきたいと思っています。
氏家委員
教員の負担が多くなり過ぎないようにお願いします。
リーダー
教員の多忙化が色々なところで言われていますが,それに対する教育委員会としての考え方はあるのでしょうか。このようなものは計画に位置付けられていくことはないと思いますが,何か配慮するようなことが見えればと思います。
説明員
学校の仕事の全体量はなかなか減りませんし,逆に増えていると言えます。ただ,それが1人の教員に集中しないようにするのが校長の大事な役割です。また,特に主幹教諭には,直接仕事を手掛けるのではなく,リーダーシップをとって,目標管理と進行管理をしながら若手教員の活躍の場面をつくっていくように指導しています。仕事を任せられて自信を付けた若手教員が前向きに物事に取り組み出すと,相乗効果としてどんどん良くなっていきますので,仕事の量としては減らないかもしれませんが,それを分担しながらモチベーションを高めていくということはできると思います。
リーダー
それでは,他にないようであれば,一旦質問と意見は打ち切りたいと思います。本日議論した内容は,事務局で整理し,次回以降の資料に繋げていってください。
最後に議題2「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,他にないようですので,第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年6月25日(水曜日)午後5時30分~7時5分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 周東 三和子 メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、
教育庶務係 小島 希
4 欠席者
メンバー 冨永 春芳
5 傍聴者
なし
6 議事
1.課題整理について
(9)スポーツ・レクリエーション活動の支援
(10)歴史遺産・文化財の保存と活用
2.その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを開催します。本日は,冨永委員より欠席の連絡をいただいています。
まず,議題1「課題整理について」ですが,「スポーツ・レクリエーション活動の支援」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,この件に関して質問や意見等がありましたら,お願いします。
周東委員
「狛○くらぶ」の現状は,どのようになっていますか。
サブリーダー
「狛○くらぶ」は3年前の2012年に創設されました。文部科学省としては,地域に合った方策で進めて良いという方針であったため,1種目から始めても良かったのですが,狛江市には特定の盛んな種目がなく,あらゆる種目で始めました。既にスポーツ推進委員会の指導者が指導していた中で,そのようなコースが幾つかできていましたので,「狛○くらぶ」に取り入れてきました。いわゆるスポーツクラブというと,若年の世代(ジュニア)を鍛えて,将来的なスポーツ選手を育てることをイメージされるのですが,現実的には,募集してもサッカーや水泳,テニスなどはビジネスとして既に展開されていることもあり,なかなか集まりません。例えば,バスケットボール教室では毎回2・3人しか集まらず,そのようなことが1年,2年と続いた中で,若い世代を対象にして「狛○くらぶ」を運営していくのは無理があるということで,高齢者向けの運動教室を提供していくこととしました。また,それも口コミで広めていこうとしました。そういう経過がありましたので,現在は,高齢者を対象としていく方向に寄ってきています。やはり,高齢者の健康の問題や医療費の問題もありますので,その点で市にも貢献できるように進めようとしています。
「狛○くらぶ」では,髙橋範子さんという方に副会長をお願いしていますが,この方は,ドイツのスポーツ文化の造詣が深く,とても色々なことをご存知です。ドイツは今のスポーツ文化になるのに100年以上かかっています。まだ3年しか経っていない「狛○くらぶ」は,まだまだこれからの組織ですので,市の規定では,補助金は5年間と決められているようですが,何とかそれをずっと続けていってほしいという願いを持って,運営しています。
周東委員
会員はどのくらいいるのでしょうか。
サブリーダー
現在,会員は180人くらいまで増えており,200人を目標に増やしていこうとしています。ボランティアの方で,それに行くこと自体が一つの楽しみになっている方もいますので,なるべく柔軟に展開していきたいと思っています。
周東委員
一応登録して会員になれば,色々なスポーツを体験できるのでしょうか。
サブリーダー
最も高い種目でもワンコイン500円で,バレーボールや健康体操,バドミントンなどは大体200円です。金額的にはとても取り組みやすくなっていると思います。私は,これまでトップスポーツばかり考えていましたので,以前は最低で500円,場合によれば1,000円くらい取っても良いのではないか思っていたのですが,皆さんの意見を聞くと,そうではないということを強く感じました。
リーダー
この連絡方法はどのようにされていますか。
サブリーダー
ホームページから申し込めるようになっています。また,担当者の電話番号も掲載していますので,そこに連絡をもらうようにしています。
伊藤委員
施設は,どの辺りを使用しているのでしょうか。
サブリーダー
市民総合体育館や西和泉体育館等を使っています。例えば,駒井町の方から来られる方の中には,高齢の方は冬や夜は嫌がっている方もいます。市の南部地域にも普通の部屋で良いので,施設があれば全然違ってくるのではないかと思います。
リーダー
「狛○くらぶ」ではなく,市が主催するスポーツイベントも行っていますよね。
説明員
市が主催してスポーツ団体に委託しているものもあります。
リーダー
市が主催するスポーツイベントの年間の開催回数や参加者はどのくらいでしょうか。
説明員
詳細の数値は手元にありませんが,市民スポーツ大会はおそらく40年程度は続いており,スポーツ・レクリエーション大会は20年程度かと思います。また,スポーツ大会の種目は競技種目であり,ほぼ40年間変わっていません。スポーツ・レクリエーション大会は,ウォーキングやビーチバレーボールなどニュースポーツの分野の種目を変えながら実施しています。あと,子ども向けの種目を3・4種目行っており,これもここ何年かは野球,サッカー,剣道,綱引きというように種目が固定されています。
サブリーダー
「狛○くらぶ」でもけん玉教室を開催しています。子どもたちに「狛○くらぶ」を知ってもらうという告知の意味でも意義がありますので,実施しています。
リーダー
参加者は多いのでしょうか。
説明員
全般的に高齢化も進んでいますので,決して増えているような状況ではありません。「狛○くらぶ」が新たに掘り起こした面もあり,市全体でスポーツを楽しむ方は増えていると思いますが,やはり普段運動をしていない方にスポーツをしてもらうことはとても難しいです。
リーダー
「狛○くらぶ」の会員は180人ということでしたが,市の人口から考えると決して多くはないと思います。この倍ぐらいいても良いのではないかと思います。
サブリーダー
高橋さんの参加しているドイツのスポーツクラブで1,400人といいますので,100年以上かかって1,400人ということは,ポジティブに考えれば,少しずつ増えてくれれば良いかな,というところです。「狛○くらぶ」は生涯スポーツを楽しむためのものですから,少しでも時間があれば参加してください,という形で誘っています。
周東委員
特に期間を区切って募集しているわけではなく,募集は常に行っているということでしょうか。
サブリーダー
最近はノルディックウォーキングが流行っているようで,特に多摩川のあたりは結構歩いている人がいます。
リーダー
他に障がい者スポーツに関しては,いかがでしょうか。
説明員
昨年度から久しぶりに取組みを始めました。新たに事業を起こしてもノウハウがありませんので,今は市内で活動しているクラブの事業にお願いしているところです。昨年は,トラッソスという知的障がい者のサッカー教室を開催している団体があり,そちらにお願いしました。東京オリンピック・パラリンピックも視野に入れながら,今後も継続して障がい者スポーツを支援していこうと考えています。
リーダー
その団体は狛江市にあるのですか。
説明員
障がい者団体が主催して,トラッソスにお願いしているもので,市としてはその費用を補助しています。
伊藤委員
具体的に,どのような費用がかかるのでしょうか。
説明員
このクラブは空気で膨らませたゴールや壁を持っていたりして,そのための運搬や専門のコーチの費用がかかります。これまでは保護者がすべて負担していたものの一部を市が負担することとしたものです。
リーダー
補助金は,狛江市の補助金ということですか。
説明員
確か,日本赤十字の補助金であったと記憶しています。
サブリーダー
知的障がい者の大会としてスペシャルオリンピックスがあります。私の知り合いにこの団体の方がおりまして,以前,健常者と障がい者が一緒にできる機会はないか,というような問いかけがありました。平成23年5月にバスケットボール教室を開催したのですが,東日本大震災の影響でいつもは5,60人集まっていたのが20人しか集まらないということで,コートの半面を使って健常者と障がい者が一緒にバスケットボールができました。ここで私も勉強させられたのですが,障がい者も健常者の中にいることが自然にならないと,偏見はなくならないのではないかと思います。昔は,「分ける」という発想がなかったので,私たちの周りにも自然に障がい者がいて,それを皆でサポートしあっていました。狛江市も障がい者に対して優しいまちであってほしいし,それがこの項目の文言に組み込まれている形が望ましいと思います。
リーダー
私としても「障がい者スポーツ」というように区切ってしまうことの是非も感じました。また,同時に障がい者といっても,身体や知的などを一緒に考えてしまってはいけない部分かと思いますので,今話のあった知的障がいのある人達と一緒にスポーツをするような機会を積極的につくっていくべきなのではないかという気がします。
周東委員
学校教育としてのスポーツと社会教育としてのスポーツは,どのように関係してくるのでしょうか。
説明員
基本的には学校教育と社会教育で分けて考えていく必要はあると思います。学校教育は,学習指導要領に基づいた指導が行われており,社会教育は「それ以外」と明確に謳われていますので,それをあえて一緒に考えていくのは難しいかもしれません。学校で体育や部活動をした子どもが地元のスポーツクラブでもスポーツをすることはなかなかありません。
サブリーダー
確かにそうかもしれません。現実的に学校では,1人を2人で支援していることもあります。支援する側の人が多くないと一緒にスポーツをするのはとても大変です。
リーダー
これまでの議論で,施設面に関してはとにかく場所がないということが全員の共通認識かと思いますが,それも含めて現状に対する課題について,ご意見はありませんか。
周東委員
公民館では合気道などを行っている団体もあるようですが,それでも場所を取るのに苦労しています。
伊藤委員
野川を歩いていると,高齢者が増えていることをとても感じます。自分の健康を維持しようと歩く人たちが何かできるような場所があれば良いと思います。あるいは特技や経験を生かして何かできる一緒にやれる場所があれば良いと思います。
私がいつも感じるのは,市民の活動の内容がある程度見えるものがないと,特に男は理屈っぽいところがありますので,なかなか活動に入って来られません。障がい者との交流もそうですが,手伝いたいと思っている人はたくさんいると思いますが,具体的な内容や場所が分からないとなかなかできません。
サブリーダー
私が以前入院していたときに,病院の医師や看護婦の方に声を掛けられることが結構多かったです。病院には運動をする人が怪我などで結構集まりますので,そこを利用して新しい事業を展開していくこともできるように思います。そのようなチャンスは結構転がっているものだと思いますので,やはり工夫しながら取り組んでいくことが大事だと思います。
周東委員
私の友達にも古武術を生かした体操をしている人がいますが,世田谷区で活動しているようです。ですから,そのような隠れた人材は,結構いるのではないでしょうか。
サブリーダー
反対に言うと,場所があって工夫さえすればできると思います。
説明員
例えば,慈恵医大附属第三病院には,以前働きかけたこともありましたが,体育の授業や部活動でなかなか他に貸せるような余裕はないようです。また,電力中央研究所は,施設の特性もあって不特定の人に開放するのは難しいと聞いています。
リーダー
電力中央研究所は,どのような形で開放しているのでしょうか。
説明員
市に登録している団体を市が仲介して貸していますが,対象は小学生です。
リーダー
無償でしょうか。
説明員
無償です。
リーダー
以前サブリーダーも発言されていましたが,例えば近隣の市の施設を借りるようなシステムはあるのでしょうか。
説明員
どの自治体も似たような状況です。市外の団体に貸していないわけではありませんが,市内の団体の使用で埋まってしまうような状況です。ですから,以前も申し上げましたが,ここで施設の話をすると議論が先に進まなくなってしまいます。ここでは「狛○クラブ」,市,体育協会,指定管理者があります。この4団体が連携して,市民のニーズを拾っていけるように連携しながら行っていくことが大事になると思います。人気のスポーツで市民を取り合うのではなく,連携していくということです。
リーダー
狛江市には,これ以上体育館やグラウンドはありませんが,ノルディックウォーキングなどで歩けるところは意外とあると思います。やはり,その土地に合ったスポーツを推奨していくという点で,狛江市もそのようなところに力を入れていっても良いかもしれません。
サブリーダー
とにかく,まず声を上げないと先に進みませんので,思いついたことがあれば,私は必ず言うようにしています。
伊藤委員
野川沿いを散歩していると,世田谷区では太極拳をやっている人がいたりします。おそらく自然に人が集まって始まったのかと思いますが,そういうのもPRすれば良いと思います。また,狛江は自然が豊かですので,多摩川などの自然をもっと有効に利用できれば良いと思います。
サブリーダー
多摩川の土手の道路は,狛江市に入った途端に砂利道になります。今の自転車は,高価なものは繊細にできていて,土手の無舗装の道を走るだけでパンクしてしまったりするので,皆土手から下の歩道に降ります。だから,人にぶつかりそうになったりしてかえって危険です。野川もそうですし,世田谷通りなども市民の視点から見える不都合を市に伝えるだけで住民の便利さが違ってくるのかなと思います。
リーダー
多摩川も野川も狛江市の貴重な財産なので,そこを走ったり歩いたりということでスポーツにも利用できるのではないでしょうか。そのような視点から便利にしていくのも大事かと思います。
サブリーダー
東野川のテニスコートは,住民の反対によって何時以降は使ってはいけないという制限があったかと思います。
説明員
午後4時までです。
伊藤委員
調布市の多摩川の河川敷に野球のグラウンドが6面くらいありますが,あれば国の土地に市のグラウンドを作っているのでしょうか。
事務局
確かに多摩川は国が管轄していますが,国の方針としては,極力地域の自治体に占用して使ってもらうようにしているようです。ただ,市で占用すれば,草刈などで相当な維持管理費用が掛かります。
伊藤委員
大雨などで多摩川が溢れた場合にも,それを復旧するための整備費用はかなりの金額がかかります。
リーダー
スポーツの現状に関しては,概ね理解することができました。課題としても,狛江市の場合,結局は場所がないことに行き着くようなところもありますが,そうであれば,あるものをいかにして有効活用するか,人材を上手に使えるか,ということで前に進んでいくことが大事であると思います。1つ確認したいのですが,オリンピックは狛江市には直接には関係しないのでしょうか。
説明員
調布市の体育館をバドミントンで使用するというようなことは聞いたことがあります。狛江市は,オリンピックで使用できるような施設はありません。
リーダー
滅多にない機会ですから,色々な制約がある中でも前向きな姿勢で取り組んでいただきたいと思います。
次に,「歴史遺産・文化財の保存と活用」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,この件に関して質問や意見等がありましたら,お願いします。
伊藤委員
古墳など狛江市の歴史的な遺産は,学校の授業で取り入れているのでしょうか。
説明員
市内にはたくさん古墳がありますが,それを学校が回っているかどうかについては私も把握できていませんが,今年3月に古墳に関する子どものためのガイドブックを作成しました。また,文化財担当の職員が小学校に出向き,スライドや出土した遺物に実際に触れてもらうような授業を昨年度から開始しています。
伊藤委員
例えば,狛江市の地域のことを学ぶような授業はあるのでしょうか。
事務局
自分の地域のことを調べるという授業がある,ということは聞いたことがあります。学校教育ワーキングでも,地域の歴史,狛江の郷土を思う気持を涵養するということで,狛江市の文化財などを学校の授業に取り入れたり,活用していくという方向性は出ていました。
リーダー
狛江の魅力としてアピールしようとしても,市民が知らないことには話にならないと思います。子どもたちに教えることも勿論大事ですが,大人も地域の文化に触れられるような環境を作っていくことがとても大事であると思います。
周東委員
市役所内にも,一部展示してあります。
伊藤委員
私たちが知らなければ子どもにも話もできません。狛江の特徴をアピールして,子どもに興味を持たせていく必要があると思います。
サブリーダー
確かに,PRはとても大事であると思います。狛江は,古墳が百塚と言われるくらいあるそうですが,本当はいくつくらいあるのでしょうか。
周東委員
今残っているのはとても少ないですし,個人の家の敷地内にあって開放していないようなところもあります。
サブリーダー
フェイスブックで「われら狛江人」というページがあります。それは,自分が子どものときに遊んでいた場所の写真などがたくさん載っていてとても面白いです。皆,狛江のことを誇りに思っているから,それをさらにアピールできれば,とても良くなると思います。
周東委員
基本計画の検討のときに,文化財の情報をデジタル化してバーチャル博物館を作ったら良いのではないかという話を提案しましたが,そのようなことはできるのでしょうか。
説明員
出土したものを全て記録して検索できるシステムを立ち上げています。まだ単なる検索システムであって博物館にはなっていませんが,蓄積していたデータを少しずつデジタル化しているところです。
サブリーダー
狛江駅の発車の音楽が市の歌になりました。
リーダー
たくさん歴史遺産や文化財はあるが,活用はまだまだ,というような状況です。
周東委員
検索できるのも良いのですが,子どもから大人まで皆に見てもらえるような工夫があって,図鑑のようなサイトができると良いですね。
リーダー
そのようなものがあれば,今は,小学校でタブレットを使った授業もありますから,まさにその教材にもなってくると思います。
サブリーダー
「狛○くらぶ」のホームページは,できるだけ更新を多くしていることで,検索すると常に一番上に出てきます。反対に市の公式なものは,あまり出てきませんが,こちらを見ると出ているという利用の仕方はできると思います。
説明員
市の職員のホームページを運用する技術が追い付いていないのが現状です。
周東委員
それこそボランティアでもやってくれそうな人はたくさんいるのではないでしょうか。
リーダー
市の職員だけで解決しようと思わずに,もっと地域の人材を活かしていただきたいと思います。スポーツにしても文化財にしても知恵を出すところはたくさんあるという気がします。
最後に議題2「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,これで第2回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年7月7日(月曜日)午後5時30分~7時15分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 佐藤 正志 サブリーダー 渡辺 暁
メンバー 佐藤 省吾 メンバー 永田 従雄
メンバー 氏家 嘉代
説明員
指導室統括指導主事 細谷 俊太郎、図書館長 加藤 清巳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、
教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1人
6 議事
1. 重点化について
2. ワーキンググループ素案について
(1) 教育活動の展開『知』
(2) 教育活動の展開『徳』
(3) 教育活動の展開『体』
3. その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第3回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを開催します。
それでは,議題1「重点化について」,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
重点化をしていくという基本的な考え方は既に確認されていますので,その考え方について,議論していきたいと思います。後期基本計画の重点項目「子どもが授業に取り組むための環境整備による学力向上」とは,具体的にはどのようなことを指すのでしょうか。
事務局
こちらはどちらかいうとソフトの部分を想定しています。Q-Uアンケートや学力・学習状況調査など,しっかりと現状を把握・分析して次に繋げていくというPDCAサイクルの構築をしていく,という趣旨で記載がされていると捉えています。
サブリーダー
ここに「中学校給食センターの整備」という項目がありますが,給食センターの完成は来年度です。そうすると,それから先はどのように考えていくべきなのでしょうか。
事務局
確かに給食センターの整備は来年度で終了する予定ですので,ここに書き込んでいくべきものは,そこから先の部分になると思います。
リーダー
中学校給食を実施するだけでは整備ではないだろうという指摘かと思います。また,「放射線量の測定」とありますが,狛江市では,現在どのような形で行っているのでしょうか。
事務局
保育園など他の施設と同様に年4回,定点で3カ所の測定をしています。その測定結果は,市ホームページで情報提供しています。
リーダー
市民の反応はいかがでしょうか。
事務局
福島の原子力発電所の事故から一定の期間が経っていることもあり,心配する人の数は減ってきているという印象です。市としても,まず空間放射線量を測り,基準値を超えるような値が検出された場合には必要な対応を取っていくという方針です。これまでは,基準値を超えるような値は検出されていません。
リーダー
定点観測を続けていって,何かあればすぐ対応できるような態勢が整っているということかと思います。この考え方をベースにそれぞれの項目で重点項目の検討を進めていくことになろうかと思います。また,そこでも当然出てくると思いますが,狛江市では,タブレットを小学校に40台ずつ配っていて,次は中学校が視野に入っているという説明がありました。これは財政的にかなりの予算が伴うと思いますが,このあたりの今後のタブレットの充実やICT教育の充実は,重点化して大丈夫なのでしょうか。
事務局
大きな予算が伴う取組みに関しては,基本的に市の計画で位置付けされているものに限り,この計画で重点化していくという考え方があります。今後,この重点項目を踏まえて各年の実施計画や実行プログラムに落とし込んでいくことになりますが,その中で市長部局との予算の調整が出てきますので,そこである程度の予算的な裏付けが得られた段階で落とし込んでいきたいと思っています。
永田委員
基本計画そのものが,そもそも重点的に予算を投入することを前提にしているわけですが,今回の教育振興基本計画に示したものがどこまで予算措置されるのかということがとても心配です。今後の具体的な施策の説明の中で,あわせて説明もらいたいと思います。
事務局
教育委員会には予算の調製権がありません。そこが計画をつくるにあたって特に難しいところでありますが,事務局から提出する資料をベースにこれからご議論をいただくことになろうかと思いますが,事務局としても,市の基本計画などある程度の裏付けが見込めるものを見越して資料を整理しています。市の計画にも記載がなく,多額の財政負担を伴うようなものに関しては,その時点でこの考え方から外れますので,事務局としても提示することはありません。そのような考え方で整理をしています。
リーダー
それでは,これからそれぞれの項目の中で具体的に論議を進めていきたいと思います。重点化の基本的な方向性は,事務局の考え方を了承することとします。
次に,議題2「ワーキンググループ素案について」「(1) 教育活動の展開『知』」について,事務局からの説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
前回までの議論や先ほどの議論を踏まえ,取組方針と重点項目が整理されているということでした。それでは,順次ご発言をお願いします。
永田委員
習熟度別指導や少人数指導は,これからとても大事になってくると思いますが,これを充実させるには,人も予算も掛かります。市としてはこれに対応できる財源をある程度確保しているのでしょうか。それとも今ある人や予算でやりくりしようとしているのでしょうか。
事務局
取組方針と重点項目の関係にもなりますが,これに関しては,まず取組方針としてこれまで行ってきた習熟度別指導や少人数指導を引き続き行っていくことがベースとなります。
リーダー
担当課で何か具体的な方策は持っていますか。
説明員
事務局からもありましたとおり,現状をベースとして,もし予算措置がなされるのであれば,そこからさらに配置していける可能性はあります。また,運用面でも,例えば習熟度別指導をより効果的にしていくために必要な教材などは,教員の研究等を通じて考えていくことができると思います。
永田委員
ここはこれからとても重要な取組みになっていくと思いますので,ぜひ,さらなる充実をめざしていただきたいと思います。
リーダー
児童・生徒の言語能力の育成については,すべての基盤となりますので,この項目以外のところでも考えていかなくてはならないと認識を共有しておきたいと思います。
説明員
ご指摘のとおり,言語能力は必ずしもこの項目に限ったものではないと思います。また,言語能力自体もコミュニケーション,表現力,または逆に理解する能力という方向で捉えられがちですが,思考力との関わりも大変強いものですので,もっと幅広く考える必要があると思います。
リーダー
「児童・生徒の学力の把握・分析」という言葉は取組方針と重点項目の両方に入ってきていますが,これは具体的にどのような取組みをイメージしているのでしょうか。
事務局
児童・生徒の学力の把握・分析に努めるとともに,個々の状況に応じた学習指導の展開として,学力調査やQ-Uアンケートによって,児童・生徒の現状を多角的に分析し,その結果を学習指導に生かす,というこれら一連の流れを重点化したいと思っています。単に行うだけではなく,あくまでも現状把握・分析から始まって学習指導が行われるまでをセットとして捉え,重点化していくという考え方です。
リーダー
Q-Uアンケートは,学力を把握するものではないと思いますが,このQ-Uアンケートと学習指導への活用はどのような関係で捉えるのでしょうか。
説明員
学力を支えるものを把握するものと考えていただければ良いかと思います。例えば,学力は高いがQ-Uアンケートの満足度が低い場合があります。もしかするともっと高いものを求めているにも関わらず,課題の設定が低かったために満足度が得られていないという場合も考えられます。その場合には,当然,課題の水準を高くすることで満足度を高くすることができます。このように,学力と満足度を相関的に見ていくことで,より個に応じた指導や個々の能力の伸長を促すことができると考えています。そのため,ここでもQ-Uアンケートを活用していきたいと考えています。
リーダー
そうすると,児童・生徒の学力の把握・分析のみならず,そこにおける子どもたちの満足度も含めた学力を取り巻く状況も把握・分析するということになると思います。
説明員
意欲も学力の大切な要素であるという考え方もありますので,もう少し誤解のないような表現をしていく必要もあるかもしれません。
リーダー
少し検討してみてください。他にはいかがでしょうか。
サブリーダー
文部科学省とOECDで,新たな学力観を考えていくという取組みが行われていますが,この計画でもそれを取り入れていく必要があるようにも思いますが,その点はいかがでしょうか。
リーダー
いわゆる21世紀型学力や社会力などという言葉で言われているところかと思います。
説明員
21世紀型能力等で示されている能力についても,結局は思考力やコミュニケーション能力に繋がってくると思います。特に,21世紀型能力では,思考力を中核として,その基礎を支える基礎力と実践力という建てつけで捉えられるものですので,実際には学習指導要領に示されているものと齟齬があるわけでもなく,これまで文部科学省が使ってきた生きる力や生き抜く力とも齟齬があるとは考えていません。この今示している文言の中で,十分に対応していけると思っています。
リーダー
今は,学校図書館の学校司書はどのくらい配置されているのでしょうか。地方交付金という形で1校あたり30時間分の予算措置がされたと認識しているのですが,そのあたりはいかがでしょうか。
説明員
手元に資料がありませんので正確な数字は分かりませんが,30時間までには至っていなかったと記憶しています。
リーダー
私も確かではありませんが,その確認をしていただいて,できれば30時間に近付くようにお願いしたいと思います。また,市立図書館の連携強化については,何か具体的な手立ては想定されていますか。
説明員
配送便の回数をこれ以上増やすことは,業務量の面から難しいと考えています。あまり回数だけに捉われないように連携強化を図っていきたいと思います。また,現在でも中学生の職場体験は行っていますので,そのようなところも考えていきたいと思います。
リーダー
中学校の学校図書館の活用はいかがでしょうか。
サブリーダー
時間数は把握していませんが,総合学習の時間で学校図書館にない本を市立図書館から借りることは行っています。
永田委員
図書館の利用については,人それぞれかと思いますが,子どもたちが「読んでみようかな」と思えるような働きかけを進めてもらいたいと思います。積極的に自ら取り組めるような取組みを検討してもらいたいと思います。
リーダー
その意味でも,先ほど申し上げた学校司書の活動を保証できるような態勢が必要であると感じますので,検討してもらいたいと思います。また,そのようなこともこの項目に含まれていると理解していきたいと思います。
氏家委員
情報機器にはとてもお金が掛かるというイメージがあり,それは重点項目にして大丈夫なのでしょうか。
事務局
情報機器の活用は,市の総合計画にも記載されていますので,ある程度見込めると判断して,重点項目としています。
氏家委員
タブレットの先は,何か想定されているのでしょうか。
事務局
ここ何年かだけ見ても,任天堂のDSがタブレットになり,次はスマートホンになっているのではないかと思います。特にこの分野は毎年変化がありますので,ここでは情報機器という枠組みで考えています。
リーダー
他にいかがでしょうか。
佐藤委員
様々な内容が含まれていると思いますので,特にありません。
リーダー
次に,「(2) 教育活動の展開『徳』」について,事務局からの説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
佐藤委員
人権教育の推進に関して,市の方針はあるのでしょうか。
説明員
人権教育は,ご存知のとおり学校教育のあらゆる場面で実践していくものです。基本的な考え方としては,自分だけでなく,他の人の人権も大切にするというものです。授業としては道徳が一番分かりやすいのですが,例えば算数や数学でもお互い協力して問題を説いたりしたときには,それも協力という視点で見た人権教育ということになります。実際に,教員はそのような視点で人権教育を実践しますし,そのような理解・啓発を行っていくことも人権教育の推進に繋がっていくことになります。
リーダー
人権教育に関わる全体計画や年間計画はつくっていますか。
説明員
全体計画がありますので,学校ではそれに基づいて人権教育を実践しています。
永田委員
確かに,コミュニケーション能力も相手に対して自分が思っていることをきちんと伝えて理解してもらうことが基本になりますので,まず相手を尊重しなくてはなりません。それから自分で考えて,整理して,表現するときに言葉が必要になります。相手を尊重して相手に分かる内容でコミュニケーションを取るというように考えると,やはり大きな意味での人権教育であると思います。人権という問題は,基本的に皆が自分も他者も尊重するということで,広く考えていかなくてはならないと感じました。
サブリーダー
生徒の豊かな感性が育まれるような情操・芸術教育の展開における各種のイベント・プログラムとは,どのようなことを指しているのでしょうか。
事務局
音楽鑑賞教室や連合行事などをイメージしています。
サブリーダー
専門性の高い指導とは,どのようなことを指しているのでしょうか。
事務局
これは,小学校低学年の音楽講師の配置です。やはり情操・芸術教育には小学校低学年が重要であるとの考え方で,音楽講師を配置した背景があります。
リーダー
音楽講師はどのくらいの時間数で配置しているのでしょうか。
事務局
年間約1,100時間です。
リーダー
音楽は,低学年から専科になっているという考え方になるのでしょうか。
説明員
それに近いと言うことができると思います。低学年の音楽は,学級担任でなく,専任教師が指導するということです。
リーダー
他市と比べてもとても珍しい取組みです。また,私はこの項目でこそQ-Uアンケートが重要な役割を果たすのではないかというイメージを持っているのですが,そのあたりはいかがでしょうか。
事務局
「学級における個々の児童・生徒の現状を踏まえた学級経営」というところで触れています。
リーダー
これではなかなか読み取れません。学級の人間関係や個々の満足度は,学級経営に非常に大きな役割を果たします。だからこそ,この項目で非常に大きな役割を果たすのではないかというイメージを持っているのですが,このことがもう少し前面に出るような表現を考えてください。
氏家委員
この項目の連携・役割分担に「地域」は入らないのでしょうか。
事務局
入ります。
リーダ
地域資源の活用ともありますので,入れておいてください。環境教育については,狛江市としての体系的な取組みや考え方はありますか。
事務局
緑化方針など,ハード面での方針はあります。
説明員
環境教育に関する教員の連絡協議会を年3回実施していますので,そこでも情報交換を通じて各学校に広げていくというようなことは行っています。
リーダー
多摩市や稲城市では,ESDの考え方に立った環境教育の推進が盛んに言われています。持続可能な社会の実現に向けた環境教育の推進という考え方も,これからの環境教育を考えていく時に必要な考え方であろうと思います。
説明員
先日,その連絡協議会でESDについて話してもらったところです。
リーダー
全体の方向性としてその方向に流れていくこともあり得ると思います。狛江市は,小さなまちであるからこそ何かできそうな気がします。PTAや学校でも様々な取組みをしていると思いますので,何か包括的な方針が出されれば良いと思います。
永田委員
重点項目が似通っていますので,これは1つにまとめて良いと思います。また,先ほどから申しあげていますが,コミュニケーション能力はとても大切になりますので,「他者とのコミュニケーション能力向上を通じて,お互いの生命,人格,人権の理解を高めていく。」というような形で,重点項目として取り扱っていければと思います。
リーダー
永田委員から提案がありましたが,いかがでしょうか。先ほどの重点化の基本的な考え方の中で,市の特色を生かしてということもありましたので,狛江市の小ささを生かして,人と人とのふれあいを通したコミュニケーションの力というような視点で整理できるでしょうか。
事務局
整理はできるかと思います。特に多額の財政負担を伴うような取組みでもありませんので,担当課と調整し,表現を整理させていただきたいと思います。
リーダー
それでは,事務局で整理しておいてください。
次に,「(3) 教育活動の展開『体』」について,事務局からの説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
永田委員
児童・生徒の運動習慣は,学校だけで解決できるものではなく,家庭での取組みが重要になると思います。ここに「家庭と連携して指導に取り組む」というような文言を入れたら良いと思います。
リーダー
食育では,保護者への働きかけという文言が入っていますので,運動習慣の面でも,ということになると思います。また,この項目は社会教育ワーキングとの関連も出てくるのではないかと思いますが,いかがでしょうか。
事務局
まだ議論の途中ですが,学習指導要領に基づく体育の授業と部活動に関しては,あまり社会教育事業として学校教育との繋がりがなかなか持たせにくいということでした。
リーダー
棲み分けができている,ということになるかと思います。
佐藤委員
「専門性の高い指導ができる人材」とはどのような方を指しているのでしょうか。生徒も減り,クラス数も減っているようななかで,自分が取り組んだことのないスポーツの顧問をしている教員がいたりします。これでは,単に外部指導者と変わりませんので,部活動の充実を図っていくなかでは,単年度ではなく複数年度で専門性の高い指導のできる方がそれぞれのクラブ活動で必要になってくるのではないかと思います。
事務局
このワーキングでも議論があったように記憶していますが,地域人材の発掘に関して,「市民活動支援センター」の運用が開始されますので,今後はこれまでよりは人材の発掘は進むであろうと期待しているところです。
リーダー
この表現では,かなりレベルが高いイメージになりますので,事務局で文言を整理しておいてください。
氏家委員
東京オリンピック・パラリンピックに向けた取組みとありますが,具体的にはどのようなことになるのでしょうか。
説明員
これから,都内の公立学校はオリンピックムーブメントの一員としての活動が期待されていくことになります。その中で,オリンピック教育推進校には,トップアスリートが来て,生徒の刺激となって体力向上や運動に対する意欲や関心を高めることに繋げていくようなことが行われています。
サブリーダー
これまでは「スポーツ教育推進校」という名称でしたが,今年から「オリンピック教育推進校」になりました。確かにオリンピック教育推進校と体力向上は直接的な関係がなさそうですが,例えばオリンピックの歴史などを学んだり,先ほども出ましたが,トップアスリートに学校に来ていただき,模範演技をしてもらうというような取組みもあります。それにより,子どもの興味や関心を高めて,体力や技術の向上を狙っています。これまでのスポーツ教育推進校とは少し違ってきていると感じています。
永田委員
今の内容に関係するのですが,オリンピック教育推進校の成果がまだ良く見えてきませんので,本来はそれが明確になり,各校が活用していくという形をとらないと,単にそのムーブメントに巻き込まれて終わってしまうようなことになりかねません。ですから,オリンピック教育推進校は,どのような成果が期待されているのか明確にしておく必要があると思います。
リーダー
オリンピック教育推進校は,イベントとしてのオリンピックを盛り上げるという意図もないわけではないと思いますが,それは置いといても,このオリンピック教育推進校で期待される成果を書き込めるものは書き込んで,それを狛江の小・中学校に広めていくことで体力向上の推進に繋げていくような表現に変えていただきたいと思います。
永田委員
中学校給食センターは,整備だけでなく,もっと広い意味で給食センターが果たす役割があると思います。食育の話もありますので,「学校給食による食育の推進及び中学校給食センターの整備」というような表現で,給食センターの整備の後の展開も見えるようにできれば良いと思います。
リーダー
先ほどのサブリーダーの指摘とも関連しますので,これも表現を検討しておいてください。
最後に議題3「その他」ですが,事務局から次回の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,他にないようですので,第3回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年7月11日(金曜日) 午後5時30分~7時14分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 冨永 春芳 メンバー 周東 三和子
メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵、公民館長 三角 光正、図書館長 加藤 清巳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1人
6 議事
1. 重点化について
2.ワーキンググループ素案について
(7) 学習機会の提供
(8) 学習情報の提供
3.その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第3回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを開催します。
まず,議題1「重点化について」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,重点化の考え方に関する質問や意見を伺いますが,これは何を重点化するかということではなく,重点化を定めるためのルールをどのように考えるか,ということです。この事務局案をベースに進めていきたいと思いますが,いかがでしょうか。
冨永委員
事務局案に「他市と比較して先進的な取組み…」とありますが,事務局では,具体的どのようなことを想定しているのでしょうか。
事務局
これは,学校教育分野と共通している項目で,現段階で特に想定しているものはありません。
冨永委員
例えば,文化財に関しては古民家園があります。来年度から直営となりますので,少し変わってくることはあるかもしれませんが,古民家園ではほとんどの人がボランティアとして色々な行事を手伝ってくれています。これも狛江市の特徴的な取組みと言えますので,色々な施設にボランティアで協力してくれる人を育成することが大切ではないかと思います。
リーダー
事務局の説明に「指定管理者」という言葉も出てきましたが,古民家園の運営システムについて説明をお願いします。
説明員
施設管理については,市民総合体育館やエコルマホールなどで指定管理制度が導入されています。民間の力で施設を管理・運営するものですが,古民家園については,指定管理者が民間の営利団体ではなく,市民ボランティアが集まって運営してきたという経緯があります。
周東委員
古民家園は,ボランティアがただ集まっているわけではなく,きちんと運営協議会を組織して行事などの検討を行ってきましたが,それがなくなってしまいます。
説明員
市の直営に戻します。
冨永委員
直営にしても,ボランティアがなくなるわけではありません。
周東委員
しかし,運営協議会のように市民が自発的に何かをつくっていくという主体性はなくなってしまうのではないでしょうか。
リーダー
どのような理由で直営にするのでしょうか。
説明員
古民家園に指定管理制度を導入して約10年が経過し,運営協議会の高齢化が進んでしまったということです。特に,維持管理に関して,とても困難になってきたことが理由の1つです。
また,ボランティアなど市民の力で色々な行事を行ってきた施設ではありますが,古民家園は,本来,後世に過去の生活様式や歴史を伝えていくための施設ですから,そのような趣旨の事業を行っていくために見直しを行うこととしました。
周東委員
古民家園は,春夏秋冬の色々な行事があり,年間で4万人くらいの人が利用しています。若いお母さんも日常的に子どもを連れて来て遊ばせたりしていて,古民家園で遊んで育った子がいずれそういうものを大事にしていくという教育の場として,とても良い役割を果していると思います。実際に,これからどのような運営がなされるか分かりませんが,例えば博物館のように,昔の生活コーナーを見せて,昔の器具などを陳列するだけでは,一度でも来たら,リピーターはあまり来ないのではないかという気がしています。せっかく遠くから来てくれる人もいて,ボランティアが中心となって市民と市が協力してやってきたものが,単なる博物館のようになってしまうのではないか,という懸念はあります。
リーダー
これからの取組みとして,これまでの歴史も踏まえて良いものにしていくことを期待しますが,これまでボランティアをしてきた人たちとの協働は残るのでしょうか。
説明員
まだ詳細は詰めてきれていませんが,今あるものを取り替えるのではなく,今あるものは踏襲しつつ,歴史的な機能を上乗せしていくという考え方になります。
リーダー
市民との協働が狛江市の地域特性や強みであったり,他市と比較して先進的な取組みを行っているという捉え方もできると思います。
伊藤委員
先日,私は初めてボランティアで古民家園の手伝いをしたのですが,私たちのメンバーが古民家園で昔ながらの楽器を使った演奏を提案しました。運営協議会の方に相談したところ,非常に混んでいて,遅くとも2か月前には計画を提出しなければならないということでした。周東委員も仰っていたように,子ども連れのお母さんたちがいて,そこで色々な行事が行われているのは,とても良いと思います。古民家園の本来の姿や価値観を重視することも分かりますが,それだと1回来たらもう来ないこともあります。
説明員
毎日ではありませんが,何らかのイベントはひと月に5,6回程度は行われています。
冨永委員
私が古民家園に関して発言しましたので,そこに論議が行ってしまいましたが,私が言いたかったのは,市民ボランティアや人材の育成などが,古民家園に限らず,他の施設でも大切なことではないかと思います。
リーダー
事務局案の「地域の人材の発掘・育成が期待できるもの」に関連してくると思います。他に何かご意見があればお願いします。
冨永委員
私ばかり発言して申し訳ありませんが,狛江市は「古墳があるまち」として知られています。先日,猪方小川塚古墳という狛江市では初めての横穴式石室の古墳が再発見されました。現在は,その土地を市で買収し,保存・公開していく方針を打ち出しています。猪方小川塚だけではありませんが,そのような古墳を社会教育の他の分野にも関連させていくことが大事であると思います。狛江には,そのような古墳や古民家園などの文化財が「点」になっていますので,その点を繋ぐネットワークをつくっていくことで,狛江の歴史的な特性を生かしたことができるのではないかと思います。
リーダー
狛江市は,小さいながらも地域特性など強みが非常に多くある場所ですから,重点化もそのようなところに注目をしていけば良いと思います。
それでは,重点化に関しては事務局案を了承することとしたいと思います。
それでは,議題2「ワーキンググループ素案について」「7.学習機会の提供」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,「7.学習機会の提供」について,意見や質問をお願いします。
周東委員
重点項目にある「個人や団体の活動内容等に関する情報発信・情報収集の支援」は,市民活動支援センターが行うことと特に重なってくる部分かと思います。取組方針に「市民のニーズや社会情勢を踏まえたプログラムの提供を通じて,市民に広く学習の機会を提供…」とありますが,市民が一緒に学んだことを自分たちのまちづくりに生かしていくことが公民館の最も大事なところになりますので,そのことをもう少しきちんと書き込んで,重点項目にもしてほしいと思います。
リーダー
市民活動支援センターは,まだ実態がありません。それなのにこの計画に名称として記載すべきかどうか疑問がありますが,事務局としてはいかがでしょうか。
事務局
確かに市民活動支援センターの開設後においても,これまで主に社会教育として取り組んできたことが転換するわけではありません。ただ,その手法として市民活動支援センターという効率的なものができるということです。市民活動支援センターは,確かに固有名詞なので,ここは固有名詞を使わず,特にこの分野で議論いただいている地域の人材発掘や育成といった内容を中心に考えて,重点項目として整理していくことはできると思います。
冨永委員
この計画の期間は,いつまでになりますか。
事務局
31年度までになります。
冨永委員
その期間で想定しているからこそ,市民活動支援センターが入ってくるのではないかと思います。また,取組方針についても現在行っている事業ではなく,この計画期間中に行われる事業を前提として,書かれているということですか。
事務局
そうです。
冨永委員
ですから,ここは公民館,社会教育が中心になる取組みになると思いますが,ここでは新たな事業展開等はあまり想定せず,市民活動支援センターが加わってくるという事業展開を想定しているのでしょうか。
事務局
「市民ニーズや社会情勢を踏まえたプログラムの提供…」としていますので,プログラムの内容を継続していくのではなく,時代やニーズを踏まえながらその都度プログラムを組んで展開していくということです。
周東委員
重点項目に「個人や団体の活動内容等に関する情報発信・情報収集の支援」と市民活動支援センターが並列に書かれていますが,この2つは並ぶものではありません。
冨永委員
今後,社会教育や公民館事業で情報収集や情報発信を行うという前提の取組みと捉えて良いのでしょうか。
周東委員
それと市民活動支援センターのすみ分けが見えてきません。
冨永委員
それはこれから考えていくべき話かと思います。
周東委員
それであれば,なおさら重点項目にするのはおかしいと思います。書き方が違うと思います。
サブリーダー
市民活動支援センターはこれからできるもので,今はできていない。そして,取り組まなくてはならないことは「個人や団体の活動内容等に関する情報発信・情報収集の支援」であり,それは周東委員の仰るとおりかと思います。これは1つのことが2つに分かれているからおかしいのであって,本質的には「地域の人材の発掘・育成が期待できるもの」というのが,狛江市が最も先に取り組んでいかなければならないことではないかという気がします。また,冨永委員の仰る点を線で繋ぐという話は,やる気のある人を繋いでいく形をつくっていかないと,絵にかいた餅になってしまうと思います。これまでも伊藤委員から「やる気のある人はたくさんいるが,なかなか自分から出て来ない」という趣旨の発言がありました。私としても,そのような人たちを引っ張り出せるしくみをつくることを重点項目に入れたほうが良いと思います。
そもそも,社会教育というのは大人だけのことですか。
説明員
学校教育以外のものが社会教育という基本的な考え方がありますので,特に大人のみを対象としているものではありません。
サブリーダー
子どもたちが学校に行っている時間は,1日のうち15%程度です。残りの85%は,家や地域にいるということになると,そこも大変重要になります。学校の教員の手が及ぶのは15%しかないとするならば,本当にボランティアなどで知識のある人を組織化することが必要なように思います。
周東委員
実際に,公民館の事業でも子どもたちを対象としたものが沢山ありますので,大人だけが対象ではありません。
リーダー
社会教育という分野が非常に漠然としているのは,皆さん感じられていると思いますが,社会教育は,学校から帰った後の子どもたちを含めたすべての市民が関わるのが社会教育であり,お金も場所もない狛江市の社会教育で一番注目すべきは人材になると思います。これは,これまでの皆さんの話を聞いていても明らかです。ですから,市民活動支援センターと言うのではなく,狛江市の社会教育として,地域の人材をどのように発掘したり,活用したりするのか,ということが重要になります。
文化財に関しても,ボランティアの人が手伝ってくれていたり,公民館の事業でも特技を持っている市民がいてくれれば,すぐに事業の充実に繋がっていくと思います。やはり,その人材の発掘・育成は特に重要であると感じています。
冨永委員
「7.学習機会の提供」の情報提供と「8.学習情報の提供」は,どのような関係になるのでしょうか。
事務局
「7.学習機会の提供」の情報提供は市民が活動するための情報で,「8.学習情報の提供」で指している情報は活動する内容が決まった後のもっと深く専門的な情報のことを指しています。
冨永委員
「8.学習情報の提供」に「地域人材を活用した図書館運営」とありますが,これは人材の活用という側面から考えると,今議論している内容に含まれてくると思いますし,図書館でも学習情報を提供することは大いにあると思います。取組方針を見ると,この2つは図書館と公民館で分けているようですが,「学習機会の提供」と「学習情報の提供」と分けるのであれば,あえて施設で分ける必要はないのではないかと思います。
リーダー
これは新しい枠組みの提案だと思いますが,これまでの基本計画でも機会の提供は公民館,情報の提供は図書館とすみ分けられていたと思いますが,そのような分け方ではなく,もう少し違う切り口があっても良いのではないかというご意見かと思いますが,その点はいかがでしょうか。
周東委員
この2つの「情報」は,同じ言葉にはなっていますが,意味合いは随分違うのではないかという気がします。公民館の情報提供とは,市民が積極的に活動していくイメージで,図書館も色々とやっていますが,基本的には収集した市の資料や図書をいつでもきちんと提供できるように,効率良く,市民のニーズに応えながらやっていくということになると思います。
説明員
「7.学習機会の提供」の情報発信・情報収集は,あくまでも今議論いただいているとおりのものです。図書館は時代に即した情報を市民に提供する場であり,「地域人材を活用した図書館運営」は,図書館の色々な場面で手伝ってもらっているボランティアに支えられながら運営していくというものです。
確かに事務局案に言葉が足りていないところもありますが,そういう理解を私はしています。
リーダー
図書館でも色々な講座を開いたり,子どもを対象としたイベントを企画したりする役割はあるが,基本的には多くの資料や本があって,それを管理し,効率良く市民に利用してもらう。また,その環境を整えるのが図書館の存在価値になると思いますので,その部分における学習情報の提供は,図書館で良いと思います。図書館の運営にあたって,図書館が持っている本や資料を常に良い状態で提供するためにメンテナンスするための人手が必要であるということですね。ここはこのような考え方ですみ分けをしていくということでいかがでしょうか。
サブリーダー
私の経験ですが,小学校の時に図書委員で壊れた本を直した記憶がありますが,これが非常に面白かったことを今も覚えています。このような体験を今の子どもたちにもしてもらえないかということです。私たちはスポーツを指導するときに,大人は,これは難しいから子どもにやらせてもだめだろうと考えてしまいがちですが,それに構わず実際にやらせてしまうと,子どもたちはどんどんできるものです。そのようなところは,この能力の開発にも繋がると思います。
それと,市民活動支援センターはどういう方が組織するのでしょうか。
事務局
市民活動支援センターは市の施設であり,社会福祉協議会が運営を行うようです。
サブリーダー
市民は運営に加わるのでしょうか。
事務局
センターが行う事業としては,社会福祉協議会に委託することになるのかもしれませんが,そこに市民が加わるかどうかは分かりません。
サブリーダー
面倒かもしれませんが,ここにもやはり市民の力を入れた方が良いと思います。
リーダー
市民活動支援センターの実態はまだ分かりませんし,これから詰めていくことも多いと思いますが,社会教育としてこれに期待するところはとても大きいものになります。これまでの議論では,人材の発掘・育成が大事ということは一致していますので,市民活動支援センターという固有名詞ではなく,機能として教育振興基本計画に盛り込んでいくこととしたいと思います。また,「人材バンクのようなものを整理する」という重点項目であっても良いように思います。
それでは,次に「8.学習情報の提供」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
周東委員は公民館運営審議会に出ていると思いますが,その立場からはどのようなことを感じますか。
周東委員
「市民ニーズや社会情勢を踏まえたプログラムの提供」を行っていくためには,専門的な知識を持った職員が非常に重要になってくると思いますが,今,市の正規職員としては公民館に社会教育主事がいません。一般的には,社会教育に関する色々な計画や目標を考えるのは社会教育主事の役割になりますので,狛江市では他の部署が考えていると思いますが,やはり,新しい社会情勢を踏まえたプログラムや市民の活動への支援を考えていくときに専門的な立場から見られる人が必要になると思います。そこは市として社会教育主事を採用しないようなので,なかなか難しいのかもしれませんが,公民館としては,それぞれの市民が勉強したいという満足を得るためではなく,そこで学んだことを地域で生かしていくところまで繋げていかなくてはなりませんので,社会教育主事が必要であると思います。
伊藤委員
地域の人材の育成と発掘という点では,私が関わっている社会福祉協議会のボランティアセンターが同じ活動をしていると思います。ボランティアの情報を年に何回か出したり,ボランティアのつどいでは普段の活動を発表しています。極端な言い方ですが,市民の人を吸い上げて紹介するということであれば,市民活動支援センターの機能は既にボランティアセンターで行っていると言えます。
周東委員
市民活動支援センターが開設した後は,現在ボランティアセンターで行っていることはどうなるのでしょうか。
事務局
現在,正確な情報を持ち合わせているわけではありませんが,市民活動支援センターは,情報の収集・発信のほかに,政策提案機能も持つことになりますので,市民活動支援センター全体の機能を既に持っているということはないと思います。
リーダー
市民活動支援センターは,大規模で発信力もあって,ボランティアセンターよりもっと大きな括りのものになるであろうという理解になるのでしょうか。
伊藤委員
これまでも私が話してきたようなことを形にするものだと思いますし,それであれば大きくならなければ意味がありません。今以上のもので,もっと大きな目標や役割を市民活動支援センターは期待されていると思います。
リーダー
先ほど,公民館に社会教育主事がいないという話がありました。社会教育の考え方はとても難しく,つかみどころがなく,社会教育委員の私自身も戸惑うことがあるのですが,皆さんの中で,狛江における社会教育とはどのようにあるべきかというようなご意見もあれば,ご意見を伺ってみたいのですが,いかがでしょうか。
周東委員
社会教育は,形がないものではなく,公民館という活動場所があり,そこに色々な年代の人が集ってくる。また,皆が集う憩の場であり,お互いに触れあって,また新しいものを生み出していくという場としての保証が社会教育として取り組んでいくべきではないかという気がします。今回,市民センターが改修されますが,その間の場所の提供なども含めた活動の場の提供ということです。
伊藤委員
活動の場所について,どこかの自治体で一般の使っていない住宅を借り上げて一般市民に貸し出しています。空き家対策としても効果があるようで,良い案であると思いました。このやり方であれば,もしかすると簡単なスポーツはできるかもしれません。
周東委員
世田谷区はかなり本格的に行っています。狛江市にも結構空き家があるのですよね。それで市民との共同事業で空き家を活用して何かをやりたいというお話はあるようですが,まだ具体的になっていないですね。
サブリーダー
そのような空き家の実態を把握するのはどの部署になるのでしょうか。
事務局
空き店舗ということでは商業,防犯上ということでは安心安全課になりますが,現在は,空き家に関する市の明確な方針を定めているわけではありませんので,空き家に関して何かしらの事象があったときに,その事象が起って関係する部署が対応しているような状況です。
サブリーダー
狛江市は人口密度が高いのであまり必要がないのかもしれません。私が関係している秋田県能代市は,商店街は全部シャッターが下りているようなところも多いようです。ですから,何とか歩く人をつくろうということで市が場所を借りてミュージアムのようなものをつくったりすることがあります。これは1つの例ですが,狛江市には既に図書館はありますが,空き家に棚をたくさん作って図書館にして,そこに誰でも集うことができる場所ができるのも良いと思います。
リーダー
社会教育というのは,あるグループが活動したいから部屋を貸すというようなことではなく,そこに人が集い,人同士との関係が育つような工夫していかなければならないということは思います。地域センターや地区センターとの大きな違いはそのようなところで,公民館としては人と人を繋いだり,人間関係が育っていくような場所を提供できるように社会教育として目指していかなくてはならないと思います。
サブリーダー
「教育」という名前が付く以上,機械的でなく,温かいものでなくてはならないと思います。やはり有機的な繋がりがあるようなものでないと,周りの人は付いてきませんし,ムーブメントというのはそういうものです。ですから,それを個々に合わせていくのは大変であると思いますが,それを作りあげていかなくてはならないということになると思います。
説明員
公民館でも,市民ニーズや参加者のアンケートを踏まえたプログラムを提供しています。あと,「市民大学」という企画では,実行委員が自ら企画・立案して,行政ではできないような部分の講座も実施しています。他にも幼児や高齢者を対象にした事業を行うなど,多種多様な事業展開を行っています。
サブリーダー
働いている世代は,何をしようとしても難しいです。そこで,日本の人口の4分の1を65歳以上の高齢者が占めている現実を踏まえ,まずそこを充実させておいて,働いている世代はある程度は諦めるような割り切り方もあると思います。
周東委員
会社人間で地域に全然根付いていなかった人たちを,定年退職後にどのように地域で受け入れていくかはかなり大事なことであると思います。
サブリーダー
仕事を辞めてから他のことをしようと思うのではなく,辞める前から考えなくてはならないということです。現実的に皆入れないから困っているのです。私自身の経験としても,前もって考えていくようなことも必要かと思います。
説明員
今は,どの団体も一様に高齢化しています。その弊害としては,今サブリーダーが仰ったように,成人が定年を迎えるまでほとんど地域に入ってこない,関心を持たないというところにあるのだろうという感じはしています。今は活動できている団体でも,10年後には活動できなくなるところも出てくると考えています。
サブリーダー
理論上はそうですが,高齢でも気持ちが若い人は大勢います。そこをどのように見極めていくかということかと思います。「諦めたらそこで試合終了だよ。」と安西先生も言っていますので。諦めないでトライしていかなくてはなりません。
周東委員
まずは,60代の団塊の世代をすくい上げていくことが必要かと思います。
サブリーダー
何かしらの特技を持っている人はたくさんいます。今の30代,40代から「なるべく早く準備しておきなさいよ。」と言っておくだけで良いと思います。
周東委員
学校のPTAのお父さん達で「おやじの会」をつくっていたり,それなりに活動している人はいます。しかし,子どもが大きくなってしまうと,そこで途切れてしまいます。
伊藤委員
先ほどサブリーダーから諦めてはいけないという話がありましたが,私が活動している少年野球では,審判も育てましたが,子どもが少年野球を終わってしまうと,あまり続きませんでした。何事もそうかもしれませんが,人を好きにならなくては続きません。昔は,自分の子どもが終わっても,その後も残って活動する人がたくさんいました。
サブリーダー
スポーツは分かりやすい例になりますが,中学校のときに活動していた人が同じ学年で10人いたとすると,高校で3,4人。大学になると1人いるかいないかになります。しかし,ここで減っていった子たちは,嫌いになったわけではないので,続いていくわけです。ですから,なるべくこの時代にスポーツをさせようということをスポーツの世界は皆考えています。最初から全員が一生続けるようなことを考えているわけではありません。あとは,ネットワークを使ってやっていくことで,必ずそういう人が出てくると思います。
リーダー
私もずっと中学校のPTA活動をしてきましたので,「おやじの会」の活動が盛んな所もそうでない所もあって,それは地域性になると思うのですが,そうやって色々と関わってきた人が,子ども学校を卒業すると出番がなくなって,あまり積極性がなくなるのです。古株が下手に口を出すと現役がやりにくいという理由から退いてしまう人がたくさんいます。そういう人たちは,まだ仕事をしていかなければならない年代なので,どうしても地域から離れて仕事の方に行ってしまいます。しかし,狛江ほど小さくて,お互いの顔が分かるくらい人と人との距離が近ければ,社会教育の観点で,そこから連れ出すことも可能な気がします。
サブリーダー
先ほど言ったように,やる気があっても自分から行けなくなった世代を連れ出してあげることが必要なのかなという気はします。意外と楽しそうに活動されています。
リーダー
声を掛けて欲しいのだけど,現役ではなく子どもはいないし,古株が顔を出すと煙たがられるからと遠慮している人を私もたくさん知っています。ですから,そういう人に良い形で声がかけられれば,大きな力になってくれると思いますし,そういうことが狛江市の社会教育の大きな目標になるかもしれません。
伊藤委員
狛江の良さはそこにあると思います。私の友人に働いている人間も辞めた人間もいますが,地域に自分も何かしなくてはならないだろうなといっても,自分の地域にはとりつくところがないそうで,狛江市では,そのようなことはありません。若い人はなかなか輪に入ろうとしませんが,狛江は本当に小さなまちですので,例えば「狛江第四中学校の合唱が良いよ。」と言うと,それを見てみようと気にもなれます。そこへ行くと,また他の中学校の人が来て,顔見知りになったりする機会もあったりして。
サブリーダー
そのような情報は,地域に繋がりがないと決して掴めません。ですからそのような市民の人に見てもらいたい情報を市民に伝えることがまず必要なのではないかと思います。
リーダー
社会教育を考えるときに強く思うのは,やはり社会教育は一般論では語れなくて,地域やその地域に住んでいる人と深く関わってくると思いますので,狛江市には狛江市なりの社会教育があって良いのではないかと思います。
冨永委員
「7.学習機会の提供」の重点項目の事務局案は,2つとも同じような項目になりますので,先ほど周東委員が仰ったように,公民館を中心とするのであれば,市民ニーズを踏まえたプログラムの提供を通じて,広く学習の機会を提供し,人と人との繋がりを創出するというようなことを重点項目にしたらどうかと思います。それから,もう1つは,やはり情報発信・情報収集の支援,団体育成・個人人材の発掘ということにもなりますので,市民活動支援センターは,それと関連するのではないか,というくらいで取り扱えば良いのではないでしょうか。
伊藤委員
私たちは当たり前に色々な情報が入ったり,興味を持ってどんどん地域の輪に入っていきますが,普段,仕事をしている人がそれをできるかというと少し難しく,結局,そういった市の記事を見て情報を得るしかありません。例えば,駅前に「合唱コンクールで優勝した」という大きな垂れ幕でもあれば,全く興味がない人も行くかもしれません。
周東委員
そういうことがある,ということを知ってもらうだけでも,いつか来てくれるかもしれません。
伊藤委員
知ってさえいれば,そのような場所に行ったり,そこで他の人と知り合って次に繋がっていくかもしれませんが,知らないと何も始まりません。
リーダー
「8.学習情報の提供」について,他に何かありますでしょうか。この項目にある「障がい者支援」とは,どのようなものを想定しているのでしょうか。
説明員
例えば,耳や目が不自由な利用者のために,点字の本を作成したりするものです。他にも図書館に来られない方のための本の配送サービスや高齢者施設への貸出を行うことを想定しています。
リーダー
すべての市民に不自由なく図書館の機能を使っていただけるようにということですね。
最後に,議題3「その他」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,これで第3回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年7月24日(木曜日) 午後5時30分~6時57分
2 場所
狛江市防災センター3階 302・303会議室
3 出席者
サブリーダー 渡辺 暁 メンバー 佐藤 省吾
メンバー 永田 従雄 メンバー 氏家 嘉代
説明員
指導室統括指導主事 細谷 俊太郎
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
リーダー 佐藤 正志
5 傍聴者
2名
6 議事
1. ワーキンググループ素案について
(4) 個々のニーズへの対応
(5) 子どもの安全確保
(6) 学校運営・教員の活動への支援
2. その他
7 会議の結果
サブリーダー
定刻となりましたので,第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを開催します。本日はリーダーに変わりまして私が進行を務めます。
まず,議題1「ワーキンググループ素案について」「4.個々のニーズへの対応」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
サブリーダー
それでは,ご意見等があればお願いします。
永田委員
特別支援教育の内容は,別に資料を用意していただけると有難いです。説明を聞いているだけでは,よく分からないこともありますので,少し配慮していただけると助かります。
佐藤委員
「ゆうゆう教室」とはどのようなものでしょうか。
説明員
「ゆうゆう教室」は,適応指導教室として,学校に対して不適応を起こしている児童・生徒が通う教室です。時間的に緩やかであったり,友達との関係もある程度学校とは切り離されますので,ゆったりした環境の中で学習することで,少しずつ段階を追って学校に復帰していけるようにするためのものです。
佐藤委員
それは,個別対応になるのでしょうか。
説明員
そうです。学習に関しては個別が基本になります。「ゆうゆう教室」に来ていれば,学校では出席の扱いとします。
佐藤委員
どこで行っているのでしょうか。
説明員
教育研究所です。
永田委員
「6.学校運営・教員の活動への支援」の重点項目に「個々の児童・生徒の現状把握・分析を活用した学級経営」とありますが,この個々のニーズへの対応とどのような関係になるのでしょうか。個々のニーズへの対応が積み上がって,学級運営や学校運営に繋がっていくのではないでしょうか。この項目の取組方針は,抽象化してイメージが掴みづらくなっていますが,そのように思います。
また,教育相談室や教育研究所なども,そもそもどこにあって学校とどのような関係にあるのか,その中ではそれぞれの子どもの状況をどのように把握してどのように対応しているのか,ということも説明していただきたいと思います。先ほどの件もそうですが,議論するときは,具体的な取組みやイメージを持った方が議論を進めやすいと思います。
説明員
研究所という名称になっていますが,教育研究所では4つの機能を持っています。まず,教育に関する資料の収集,調査,研究及び普及に関すること。次に,教員に対する指導や助言を行う機能と資質向上に資するような機能。さらに教育相談の機能で,これは家庭や学校からの相談に臨床心理士やスクールソーシャルワーカーが応えるものです。最後に不登校児童・生徒の適応指導に関することとなります。
永田委員
そのなかで教員に対する指導・助言は,学校長や学校を通じて行っていくものでしょうか。それとも,教育研究所の相談員や指導員が学校へ行き,学校の状態を見て指導されるのでしょうか。
説明員
教育研究所には,アドバイザーとして元学校管理職がいます。そのアドバイザーは,教員や学校の要請に応じて教員の授業や学級経営の状況等を観察して,その結果を管理職に報告したり,直接本人に指導したりしています。
永田委員
「6.学校運営・教員の活動への支援」の重点項目の「個々の児童・生徒の現状把握・分析を活用した学級経営」とこの項目の関係はいかがでしょうか。
説明員
「個々のニーズへの対応」という言葉は,とても広い意味を含むことができるとは思いますが,この項目は,あくまで特別な支援を必要とする児童・生徒への対応になると考えます。もちろん,特別な支援を必要とする児童・生徒も学級の一員ですので,学級経営の際には当然考えていかなければなりませんが,その切り口として特別支援という切り口と,それも含めた学級経営という切り口でそれぞれ考えています。
永田委員
確かに個別の問題と全体の問題を分けていることは分かりますが,個々の状況に対応して学級経営をしていくのであれば,全体の問題は個々の積み上げに過ぎないわけですから,ここは個々のニーズをもっと広く考えていく方が現実的ではないかと思います。例えば,クラス編成のときには,個々の児童・生徒の学力のデータとともにQ―Uアンケートの結果も使用していると思います。これは,実施する回数は少ないですが,一部は個々の児童・生徒の指導にも使えるわけです。
サブリーダー
各項目の間で,結果として重複してくる部分はあるかもしれない,ということでご理解いただければと思います。
次に,「5.子どもの安全確保」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
サブリーダー
それでは,ご意見等があればお願いします。
事務局
この項目と関連して,本日,慈恵医大附属第三病院で教員,保護者,保育園,幼稚園,その他障がい者や子どもに関する施設を対象として,緑野小学校でアレルギー・アナフィラキシーの研修会を開催しました。今年度で2年目ですが,今回も100人程度のご参加をいただきました。
永田委員
それに関連して,この取組方針には「発症を防げるよう教員の理解促進と個々の児童・生徒の的確な状況把握に努める」と「緊急時における医療機関との連絡・相談機能を常時確保していく」がありますが,ここで最も大事なのは,緊急措置であり,ここではそれが抜けていると思います。緊急時には,おそらく全員が慌てると思います。最も大事なのは,子どもに何か起きたときに,とっさにどのように行動するかという,まさに今日研修されたようなことですので,ぜひこれは徹底して行って欲しいと思います。
事務局
狛江市では,慈恵医大附属第三病院と調布市教育委員会との間にアレルギーの疑われるような症状があって対応に困った時はいつでも連絡し,指示を受けることができる協定を結んでいます。それに基づいて「緊急時の個別カード」を各家庭に作っていただき,学校で対応できるような体制を整えています。あとは,繰り返しが大事になりますので,継続して研修していきたいと思います。
氏家委員
これからの季節は熱中症が問題になってきます。安心安全メールで「高温に注意してください。」というようなメッセージが来たりするのですが,例えば,学校で体育など運動するときの際の判断はどのように行っているのでしょうか。
事務局
熱中症の危険が出た場合は,東京都から市の健康支援課に連絡が入り,その情報が学校教育課に入ります。その後,学校教育課の保健担当者から各学校に情報をファックスで送信しています。
サブリーダー
本日も高温注意報ということで学校にファックスも入りましたし,防災無線を使ったお知らせもありました。そうすると,学校では校内放送でそれを知らせますし,35度以上になれば,屋外の運動を禁止する措置をとる時もあります。
永田委員
東京都や狛江市から連絡があった場合は分かりましたが,教員の判断で屋外の運動を止めさせるようなことはあるのでしょうか。その場合は,個々の教員がそれを判断するのでしょうか。
サブリーダー
現場にある程度は任せているところもありますので,実際にそう判断して行動していることもあります。ただ,学校の判断として朝の段階で全体に知らせて徹底させたり,給水に関する注意換気をするようなこともあります。
事務局
熱中症もそうですが,インフルエンザやノロウィルスなどの感染症は,その流行時期が近づいてくると,ほぼ間違いなく東京都から注意喚起の通知が来ますので,それをもとに教育委員会から各学校に注意喚起しています。他にも,月1回校長会がありますので,そのときに各校長に話をしています。
永田委員
市内の学校の冷房化は,どの程度進んでいるのでしょうか。
事務局
普通教室はすべて冷房化しています。他にも理科室や美術室などの特別教室にも順次設置しています。ただ,体育館は緑野小学校と狛江第二中学校しかついていません。コストの面から体育館にエアコンを付けるのは難しい状況です。
永田委員
東京都は比較的色々としてくれているようですが,先日,千葉県の話を聞いたら,耐震化を優先していてほとんどの学校で冷房が付いていないようです。これを財政事情によって子どもたちの健康が影響を受けると捉えると,狛江市は良くやっている方かもしれません。
氏家委員
取組方針に「教育委員会・学校・家庭・関係機関がそれぞれの役割を担いながら…」とありますが,この関係機関はどのようなものを指しているのでしょうか。
事務局
この項目では,教育研究所や児童相談所,警察などを想定しています。
氏家委員
役割分担に「地域」が入っていないのですが,ここに入らないのでしょうか。
事務局
ここには「地域」も入ります。
サブリーダー
それでは,「地域」も入れてください。
次に,「6.学校運営・教員の活動への支援」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
サブリーダー
それでは,ご意見等があればお願いします。
永田委員
校内研究や教員による教育課題研究のテーマは,誰が提起するのでしょうか。教員なのか,学校なのか,教育委員会なのか,という点を教えてください。
説明員
どちらもと言えると思います。これは学校と教育委員会とで協議して決定します。校内研究については,基本的に学校が主体となり,教育委員会はそれに対して指導,助言していくことになりますが,「狛江の教育21」に関しては,市の施策と密接に関わる内容を研究するものですので,教育委員会が研究協力校に依頼する形になっています。
永田委員
そうであるとすれば,取組方針に「研究成果を学校や教員間で共有し,市の教育課題の効果的な解決を図る」と示されていますが,これは,市が把握している教育課題に対する研究活動の活用ということになると思います。それぞれ教員の問題意識として考えていることを研究するようなことであれば,「課題の解消に研究成果を活用する」くらいの内容になるのではないでしょうか。
私は,もっと市の教育委員会が主体的に課題設定と課題解決を進めているものと考えていましたので,もっと教員に市全体の課題を伝え,それを踏まえた学校や教員の問題提起,研究へと繋げていく方が望ましいと思います。
説明員
確かに個々の教育課題と市全体の教育課題を整理しておく必要はあると思います。また,一例として,情報教育連絡協議会では,各学校の情報教育の担当者が集まって情報交換をしたり,研究授業や教材研究をしたりしていますが,これは主として情報教育の推進というテーマがありますので,その課題に沿って考えています。ここでは,個々の教育課題と市全体の教育課題の両方が含まれていると捉えています。
永田委員
今の実態が明確に分かって申し上げているわけではありませんが,市の教育委員会が市の教育課題を明確に掲げて,それを各学校に呼びかけて,研究し,その解決方法を実践したり,提言するやり方をもっと積極的にした方が良いと思います。教員にとっては,自分が問題を感じていることを取り上げて研究することがやりがいがあるのかもしれませんが,研究をもっと意味のあるものにするためにも,市全体のテーマをベースに,自分の問題意識とのズレを意識しながら考えていくことが大事なのではないでしょうか。教員の意思を尊重しながらも、全体の課題を解決していくようなプロセスがもっと明確になると良いと思います。
説明員
個々の課題を重視するのが校内研究に当たり,市全体のテーマを優先させるのが,教育課題研究になるかと思います。教育課題研究は,その多くは教育委員会から人権教育推進委員会や環境教育推進委員会にテーマを示すものです。このあたりを上手くすみ分けしていくことが大事かと思います。
永田委員
教育問題を解決するのはそう簡単にはいかないと思います。教育問題について,狛江市として長期的に捉えるような具体的な視点や展望がもしあれば教えてください。
事務局
市の長期的な展望としては,最終的にはこの教育振興基本計画になります。
永田委員
現行の計画は,いつ策定したのでしょうか。
事務局
平成23年3月です。
永田委員
そこには長期的な考え方は入っていたのでしょうか。
事務局
現行の教育振興基本計画は,10カ年計画の前半5年の取組みを定めたものですが,この間,市長交代や教育に関する国や東京都の最上位計画の改定がされてきましたので,それと齟齬が生じてきていましたので,今回見直しを行うこととしたものです。
永田委員
それでは,齟齬が生じた部分は具体的に捉えられているということですね。
他に,特に教員のレベルアップには指導主事が相当寄与していると思います。取組方針に「OJTの推進等による指導主事の育成に努め…」とありますが,指導主事の育成によって教員の育成も図られるということでしょうか。
説明員
東京都教育委員会がこのたび指導主事のOJTガイドラインを作成しました。以前から指導主事はなかなか時間を取って研修を受けるのは難しいため,どうしてもOJTで力量を高めていくことになるのですが,それを体系的に整理したもので,それも活用していくことを想定しています。また,東京都の方針としても,これまでのようにジョブローテーションの一環としてどんどん替えていってしまうのではなく,ある程度の期間をとって育成することにしていますので,そういう意味では,これまでよりさらにOJTを行いながら育成することが可能になったと思っています。
永田委員
指導主事は校長先生を退任された方が多いのでしょうか。
説明員
特に退職した校長先生というわけではありません。指導主事でいる間は学校で授業をすることはありませんが,それまでの経験や学んできたことを行政という立場から教員に対する指導・助言を行っていくことになります。
サブリーダー
他に意見等はありますか。ないようですので,議題1の審議を終わります。
最後に,議題2「その他」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (日程確認)
サブリーダー
それでは,これで第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年7月28日(月曜日)午後5時30分~6時57分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 冨永 春芳 メンバー 周東 三和子
メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵、公民館長 三角 光正、図書館長 加藤 清巳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
なし
6 議事
1.ワーキンググループ素案について
(9)スポーツ・レクリエーション活動の支援
(10)歴史遺産・文化財の保存と活用
2.その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを始めさせていただきます。
まず,議題1「ワーキンググループ素案について」「9.スポーツ・レクリエーション活動の支援」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
前々回のワーキングの議論を踏まえて,事務局で整理したもので,重点項目が2点挙げられています。「東京オリンピック・パラリンピックに向けた各種事業の企画・運営」「市の特徴や独自性を活かしたスポーツ・レクリエーション活動の支援」について,皆さんの意見をいただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
サブリーダー
これまで何度か話をさせていただきましたが,この項目は,特に,現在活動している人が大事になるところですが,このことはここで大きく方針を変えるようなものではありません。反対に,これからの目標として2020年に東京オリンピックがあって,せっかく約170~180か国の国が来るわけですから,これを利用して,子どもたちに国の成り立ちなどを勉強してもらいたいと思います。スポーツでよくメダルを取るような国は,そのスポーツだけを研究するのではなく,その国がどのように成り立ってきたのか,というところまで選手が調べ,発表するくらいのことをしていると聞いたことがあります。ですから,オリンピックを契機に世界の国の歴史や地理などを学校の授業で調べていけたら面白いのではないかと思います。スポーツ・レクリエーション活動をするのとあわせて,そのようなこともできれば,初めてスポーツが文化として根付くようになっていくと思います。
リーダー
スポーツに携わっている立場として,スポーツ以外の側面でも東京オリンピック・パラリンピックを利用していこうというご意見であったと思います。他にはいかがでしょうか。
周東委員
そうですね。オリンピックがあるから色々なスポーツをするというだけでなく,今発言されたように,なぜオリンピックは政治と関係なく世界中の人が集まって開催されているか,ということまで考えられるような取組みにできたらいいと思います。
冨永委員
狛江市の後期基本計画の社会教育関係の唯一の重点プロジェクトとして,地域スポーツの振興が入っています。それと今回の計画の重点項目との関係を整理することで,この項目の重点項目の内容が決まってくると思います。後期基本計画の重点プロジェクトと今回の計画の重点項目の関係はどのようになるのでしょうか。
説明員
教育振興基本計画は後期基本計画に則ったものでないとなりませんが,後期基本計画の重点プロジェクト「地域スポーツの振興」は,かなり広く捉えられるように書かれていますので,これと関連付けてこの重点項目に書き込んでいく形が良いと思います。
冨永委員
確かに,この表現は非常に幅が広く捉えられますので,「狛○クラブ」などで色々なことがチャレンジできるのではないかという気がします。
リーダー
狛江市では,オリンピックのときに何か競技が行われるわけでもなく,練習場が整備されていて,どこかのナショナルチームを呼べることもありませんので,何もしなければただオリンピックが過ぎ去っていくようなことにもなりかねません。せっかくのチャンスですので,何か具体的な内容を重点項目として設定して,スポーツの振興を進めていけるようなことができればと思います。先ほどサブリーダーからは,学校単位で色々な側面から国を調べるというような提案もありましたが,他にいかがでしょうか。
周東委員
学校教育の範疇になるかと思いますが,社会教育の目標にできるのでしょうか。
事務局
学校教育の分野では,教育活動の展開『体』のなかでオリンピック推進校の取組みを記載することになると思います。
説明員
広く捉えれば,別に分ける必要はないという感じはします。オリンピックに向けた事業というと,一般的には元オリンピック選手の講演会や実技指導が考えられるのですが,著名な選手は呼ぶことが難しいので,パラリンピックの選手の講演会も考えられます。
周東委員
講演で有名な人の話を聞くのも良いのですが,どちらかというと受身になりますので,先ほどサブリーダーが発言されたような,自分たちでスポーツの歴史やその国の成り立ち等を調べ,可能であればその国の人と接触するようなことができれば,理解ももっと深まるのではないかと思います。
サブリーダー
オリンピック選手やスポーツ選手でなくても良いと思います。例えば,日本にある他の国の大使館の人に来てもらって質問を受けてもらったりするようなことができれば,相手にとっても自分の国を教えることができて嬉しいと感じてくれるのではないかと思います。やはり,受身でなく能動的なことをしていかないと,せっかくオリンピックが誘致されたわけですから,それを良い方向に転がしていくのは私たちの責務ではないかという気がします。
冨永委員
子どもたちのことの多くは,学校教育で考えていくことであると思います。ここでは,社会教育や社会体育,スポーツとして何ができるかということを議論する必要があります。もちろん学校教育と連携して行うことも必要ですが,まず,これを1つのきっかけにして地域スポーツが盛んになるような動機付けができれば良いのではないかと思います。
リーダー
「狛○くらぶ」では,東京オリンピック・パラリンピックに関する特別な企画をするような予定はないのでしょうか。
サブリーダー
東京の前には,ブラジルでリオデジャネイロオリンピックがありますので,まだ早過ぎるというような話をしました。「狛○くらぶ」は,現在高齢者の運動に力を入れていこうとしているところですが,私が関係したところで申し上げると,山形県酒田市で40代のバスケットボールチームをつくったら,10年経って50代のチームをつくることになり,今は60代が出てきて70代のチームもつくろうとしています。私たちも,スポーツでも音楽でも,始めた人がずっと続けていくような方向に持っていくことが社会教育に必要であると思っています。
伊藤委員
以前話したことがありますが,若い方がグループに入らないのは活動に魅力がないということもあるのかもしれませんが,やはり社会に出て会社に勤めていると,特に私たちは一生懸命働いた時代でもありましたので,あまり他のことをする余裕がなく,他のことをしてみようと思う人が私たちの年代には少ないような気がします。ですから,今の中学生はそうならないようにしていかないといけないと思います。
サブリーダー
例えば,狛江第四中学校にはオリンピックに出場した人がいます。そういうつてを辿って講演などを働きかけていくことも良いかもしれません。また,私たちの年代になって初めて経済的に余裕ができたので,何かしらの活動をしようとしている人が増えていると思います。
リーダー
今,具体的な提案がいくつも出てきていますが,この重点項目には,どの程度具体性を持った内容を書き込んでいくことができるのでしょうか。今は「東京オリンピック・パラリンピックに向けた各種事業」という内容になっていますが,例えば以前オリンピックに参加した選手で狛江にゆかりのある方に声かけをして,というような具体性を持った表現は可能なのでしょうか。
事務局
例示としては書き込んでいくことはできますが,計画策定後に企画・立案して実施計画に落とし込んでいく段階で,考えていたことが色々な事情で頓挫するケースも考えられます。ある程度漠然とした内容で表現しておかないと,重点政策が頓挫する可能性が出てくるということです。
伊藤委員
そこが難しいです。私たちは具体的な方法から考えてしまうのですが,そのように漠然とした内容となると,少しピントがぼやけてしまうような気がします。
冨永委員
あくまで重点項目ですから,こういう事業を行うという具体的な例示ではないと思います。教育振興基本計画は,そのような内容を求めるものではありませんので,あくまでも大まかな目標,あり方,方向性ということで良いのではないかと思います。
説明員
皆さんの考えている方向性を施策として具体化していくことが市の責務ですので,方向性について議論をお願いしたいと思います。
周東委員
前期基本計画を考えていくときにも,皆で具体的な内容を議論してきました。それが計画期間の間にできるかどうかは分かりませんが,市が財政状況や職員数も踏まえてつくる実施計画でその内容は絞られていくと思います。もし項目だけ挙げるのであれば,これで終わりになってしまいます。その先にもっと具体化するのであれば,少なくとも「こんなことをできると良いな。」ということは計画に出しておくべきなのではないかと思います。
冨永委員
そういうものを含めた方向性が出てくれば良いのではないでしょうか。
周東委員
方向性とはどのような意味でしょうか。
冨永委員
例えばスポーツであれば,あるべき姿になると思います。ここではオリンピックに向けた各種事業をどのようなことに向かって取り組んでいくか,ということになると思います。
周東委員
この重点項目では,取組方針の1つ下のレベルまで出すわけで,私たちもそれを議論するのではないでしょうか。
事務局
その話はこの計画ができた次の段階の話になります。皆さんが仰っていることも理解できますが,この計画はあくまでも方向性を記すもので,他のことにも発展できるような表現の幅が必要になります。ただし,今回いただいているご意見は議事録に記録として残りますので,実施計画を考える段階で参考にさせていただきたいと思います。
リーダー
事務局が言っていることも分かりますが,この計画で方向性を示し,基本計画ができた後に様々な事業を企画しようとして,先ほど出たような狛江市に縁のあるオリンピック選手に働きかけようとしたときには,どのような手順になるのでしょうか。
説明員
分野によって実行部隊となる組織がありますので,そこでそのような内容を提案いただいて私たちが事業化していくという流れになります。先ほど出されたような各学校でスポーツの歴史や歴史的背景,政治的背景などを勉強するのは学校教育の分野ですので,私から答えることはできませんが,スポーツの分野であればスポーツ推進委員会がありますので,そこで考えていくことになります。
リーダー
重点項目に文言として書き込まないまでも,これだけの時間をかけて皆で話し合うこともあまりありません。話合いの結果として出された意見については,次に検討を行うときに何らかの形で示していただきたいと思います。
事務局
そのあたりは,事務局としてもしっかり伝えていきたいと思います。
リーダー
それでは,他に意見はありますか。
冨永委員
スポーツの場合は,指定管理者や体育協会,「狛○くらぶ」など色々な関連団体があります。スポーツの事業はそれらの団体と協働しながら展開していきますので,この文言にはそういう意味も含まれていると理解してよろしいでしょうか。
説明員
団体と協働しながら進めていくことは,私も同じような認識でいますので,この部分の表現については,もう少し明確に分かりやすいものを考えていきたいと思います。
周東委員
先ほどサブリーダーが仰っていたように,40代,50代の「中抜け」している世代とそのもう少し上の世代の人が気持ち良くスポーツできる環境をつくるのも大事ですが,さらにその前の世代の人たちにも,定年になってから取り組み始めるのではなく,何らかの形でもう少し日常的に運動ができるような機会を提案していくことはできないのでしょうか。私が仕事をしていたときは,職場にテニスコートがありましたので運動できましたがそういうものがないと,定年になって地域に帰っても今さら入っていけないような気がします。
伊藤委員
ここに「市の特徴や独自性を活かしたスポーツ」とありますが,これでどのようなことを考えていけるのでしょうか。例えば,環境面は多摩川があり,それを活用した企画を具体的に立案していくことになるのではないかと思います。ぜひ私や皆さんの意見を参考にして企画していただきたいと思います。
説明員
例えば,狛江第二中学校のダブルダッチを社会教育の分野にも活用したり,狛江はビーチボールが強いので,それを活かすような事業ができるのではないかと思います。
リーダー
私も狛江のスポーツとして,ダブルダッチとビーチボールはとても熱心にやられているのを実感として持っています。前回の会議でも多摩川を活用したノルディックウォーキングという提案もありました。こちらは独自性以外に手軽さという面でも仕事に出ている世代にも比較的受け入れられやすいスポーツなのではないかという気がしています。
サブリーダー
その世代を取り込みたいのであれば,子どもとともに考えないといけません。子どもがやれば,親も付いてきます。ビーチバレーを見ていると,お母さん達も熱心にやっているけど,子どもたちもお母さんがやっているからといってやっています。
伊藤委員
狛江の特徴として,強い弱いは別として例えば狛江は全ての種目に参加する,ということでも良いと思います。市町村総合体育大会は,何種目あるのでしょうか。また,参加者は募集されているのでしょうか。
説明員
市町村総合体育大会は体育協会にその種目がないと出られません。例えば,ソフトテニスに狛江市が出ないのは協会がないためです。
伊藤委員
協会がない種目には,市民から参加者を募るようなことはないのでしょうか。
説明員
連盟がない種目には,基本的には手を挙げられません。
リーダー
連盟があるということは,そのスポーツをしている市民がいるということです。例えばチームスポーツであれば,そのチームを満たすだけの人数があるということですね。
伊藤委員
連盟をつくるような土壌もないのでしょうか。
説明員
出場できない種目はいくつかありますが,狛江市にもともと連盟がなく,連盟ができるような土壌もないものです。
サブリーダー
一般的にイメージされるようなスポーツで,例えばバレーボールやバスケットボールでは,チーム登録を個人登録に切り替えたことで,登録料が嵩み,自分たちで運営するようになってしまったものもあります。
リーダー
登録して登録料を払っても協会に所属している人にメリットがあれば良いと思いますが,それが入っても入らなくても変わらないのであれば,登録はしなくなります。協会に所属するメリットはあるのでしょうか。
サブリーダー
以前は仲間をつくって皆で楽しむことが目的でしたが,組織ができて,登録料などお金の話が出てくるとややこしくなってきます。
説明員
協会に入る意義は,それなりにあると思うのですが,当然協会に入れば義務もあり,若い人の考えも相当変わってきていますので,そこまでして入りたくないという人もいるのではないかと思います。
伊藤委員
私が関係している音楽連盟には特に問題はありません。年間3,000円かかりますが,バンドフェスティバルのときに無料で出られるようなこともありますので,特段問題になっているようなことはありません。スポーツになると,余計にそういうところが出てくるのかもしれません。
サブリーダー
ノルディックウォーキングなどは,「歩きたい人達はいらっしゃい。」というものですから緩やかな集合体と言えます。ただ,若い人の感覚も昔とは大変変わっています。
リーダー
このような体育やスポーツ分野のシステムを整理しなくてはならない時期なのかもしれません。
伊藤委員
この項目で私たちが検討しなくてはならないのは,地域との連携・役割分担というところでしょうか。
サブリーダー
地域の独自性を皆で考えて,決めていかないと1つの方向に向かうことができません。小さいのも特徴ですし,古墳が多いというのも特徴です。こういうことを冊子にして皆に見てもらえれば,もう少し分かりやすくなると思います。
リーダー
市の特徴や独自性は,この5年間で変わるものではありませんので,ここをもう少し具体的な表現にして次に繋げやすくするのは良い考えかもしれません。
説明員
重点項目の表現は,再度担当と調整します。次に「10.歴史遺産・文化財の保存と活用」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,皆さんの意見を伺います。
冨永委員
項目名称の表記ですが,歴史遺産と文化財は同じものを指しますので,羅列する必要はありません。また,現在の仕事の内容を見ても,取組方針にあるとおり,文化財の調査研究が最も基本になりますので,これを主な内容に加えていただきたいと思います。これを行わないと対象も明確になりませんし,これを行うことでその後の文化財の評価,位置付けや保存・活用に繋がっていきます。さらに,主な内容にある「古民家園」は「古民家園の管理・運営」とした方が分かりやすくなります。文化財は調査研究があり,保存・管理・整備があり,公開・活用に繋がっていきますが,この重点項目には公開・活用しかありませんので,文化財の調査研究から保存・整備・管理までの一連の流れを入れていただきたいと思います。
説明員
文化財については,積極的な情報発信がこれからの市の大きな役割の1つになってくると思います。狛江市の歴史や文化財をまちの売りの1つとしてきちんと発信していく,子どもたちに伝えていくということが大きな目標の1つになります。
冨永委員
狛江市の特徴として古墳のあるまちということがあると思いますが,まちづくりや環境など他の分野の問題も含めて総合的に整備し,公開していくとなると,非常に難しい問題になります。小学生にテキストやパンフレットを作って授業で取り扱ったり,古民家園を活用したりすることも大事になりますので,そのベースとなる文化財の調査研究と保存・活用ということをここで上手く表現していただきたいと思います。
周東委員
文化財の調査研究・保存・整備・管理は,当然行われて然るべきことと感じます。ここでは,それをどのように社会教育の観点で活かしていくかということを考えても良いと思います。
リーダー
文化財の調査研究は,誰が行っているのでしょうか。
冨永委員
市の職員が行うこともありますし,専門家にお願いすることもあります。
リーダー
それは行政が先導するのでしょうか。
冨永委員
狛江市の文化財ですから市が調査せずに他の専門家が調査すると,その専門家の実績・成果になり,その専門家の別の研究発表になってしまいます。そうならずに,市としてその文化財をどのように評価して位置付けていくか。それが市にとって保存対象となり得るのかどうか,活用できるかどうか,ということを市が判断しなくてはなりません。当たり前のことなのですが,整備となると予算も時間もかかりますので,この計画できちんと位置付けていかなくてはならないと思います。
周東委員
文化財は,市民のために活かされてこそのものであると思います。その基礎として,当然,文化財の調査研究・整備・管理・保存は行うにしても,それは社会教育の立場から見れば,もっと活かしたり,市民が使いやすいようにして,狛江の郷土の歴史を学べるような素材として活かすようなことを重点項目に入れて欲しいと思います。
冨永委員
それは,結局情報の提供ということになると思います。スポーツもそうですが,文化財の場合も社会教育と法体系が全く異なっています。最終的には活用という話になりますが,その前の段階できちんとできていないと活用もできません。
周東委員
法体系が違うものであれば,それはもう1つの法体系に則ってきちんと行われれば良いので,社会教育の観点から重点的に取り組みたいことがあって良いのではないかという気がします。「歴史的資源を活用したまちづくり」として文化財のポイントをラリーで巡ったり,地図をつくったりと基本計画を討議していた時にも色々出ました。また,デジタル化してバーチャル博物館をつくり,その頃の暮らしが再現されたり,破片を繋げると壷をつくれたりなどの話もありましたが,実現していません。それもお金がかかりますが,趣味でコンピューターや写真が好きな方はたくさんいらっしゃると思いますので,そのような人の力も借りながら,新しいことに取り組んでいただきたいと思います。
伊藤委員
今の意見には私も賛成ですが,それ以前に狛江市として価値があるかどうか,ということを考える必要があります。
冨永委員
そもそもどのようなものがあるか,という現状把握も必要で,それもしっかりやらなくてはなりません。周東委員が仰るとおり,活用がないと文化財を保存する意味がありません。
周東委員
冨永委員が仰っているのは,活用の前段階となる文化財の保存や調査研究という予算が現在少ないということでしょうか。狛江市できちんと位置付けられていないということでしょうか。
冨永委員
これからの5年間でそのような施策があるでしょうから,重点項目に挙げた方が良いのではないですかということです。
リーダー
文化財に関する法体系はどのようになっているのでしょうか。
冨永委員
文化財は文化財保護法,社会教育は社会教育法,スポーツはスポーツ基本法に則っています。この法体系がありましたので,この教育振興基本計画も社会教育・スポーツ・文化財の3本立てになっていると理解しています。
説明員
どうでしょう。重点項目のベースとなるべき保存と整理と整備,それともう1本それをベースにした活用というのも2本立てで加えて…。
冨永委員
最終的には公開・活用というのがおっしゃるとおり最終目標なのです。
リーダー
文化財の保存と整理に活用を加えた2本立てで重点目標を構成しておけば良いのではないでしょうか。また,市のシティセールスとこの項目はどのように関係するのでしょうか。
説明員
シティセールスは,狛江市の売りをきちんとつくるという方向で進めていますので,その中で文化財は大きな売りの1つになると思います。
サブリーダー
狛江に住んでいる人間として知りたいのですが,狛江市には昔どのような人が住んでいたのでしょうか。朝鮮半島系の人が住んでいたというような話も聞いたことがありますが,それは本当なのでしょうか。
冨永委員
それはまだ分からない面の方が多いです。これまではそう言われていたのですが,実際,発掘調査で出てくるものもあって,再検討する必要はあるのではないかと思います。東京オリンピックの年が市制50周年で,現在はそれを目指して新しい狛江市史を編纂していますので,そこにも社会教育として支援していくことになると思います。
サブリーダー
ウォークラリーのようなことができれば,それが文化遺産とスポーツが繋がるところになります。私はいつも考えているのですが,色々なことを思っている人の点をつないで線にして,面にして,というように進めていければもっと活性化されていくのではないかと思います。
伊藤委員
ウォークラリーは,実際に行われていますよね。
説明員
行われていますが,歴史に興味のある人はなかなかスポーツまで辿り着きません。スポーツをしている人でないとウォークラリーは難しいかもしれません。
伊藤委員
現在は説明員を付けて行っているのでしょうか。
説明員
市で行うときは,市の職員が1つずつ全部説明します。
冨永委員
市内を回るだけでは,神社に行っても何か分からない人が多いです。エリアを限定して,3コースを2時間ずつくらいで回れればちょうど良いかもしれません。
サブリーダー
何かそういうものをきちんとつくると良いかもしれません。
冨永委員
文化財だけではなく,絵手紙もそうですが,色々なところとコラボレーションして相乗効果を上げながら行うのが一番良いと思います。
周東委員
現在,私が個人的に参加しているものでは,先日は鎌倉の裏山の方を歩いたのですが,見過ごしていまうような所の墓標にも案内してくれる社会科の先生がいて,そこは6時間くらい歩くのですが,年配の方も結構参加しています。6時間は無理としても,そこに行くと楽しいという場所ができると良いと思います。
冨永委員
狛江は狭く小さな市ですので,一度回ってしまうと次に行きたくなるか心配です。鎌倉のように色々なものがあれば違うかもしれませんが,先ほどの植物や鳥など,色々なジャンルで行くと良いかもしれません。
サブリーダー
小さいということが一番面白いので,本当にそれをもう少し市で打ち出して欲しいと思います。
伊藤委員
狛江市は海抜も2.30メートルしかありませんし,地盤も結構良いところですので,災害には強いところです。単純なことかもしれませんが,住んでいてもあまり知られていないことです。
サブリーダー
一度住んだ人は「良いまちだ。」と言って,あまり出て行きません。だから人口密度が高くなってしまいます。
リーダー
市の「独自性」や「特徴を活かした」というのは,色々なところで見られる文言だと思いますが,ここではそれをもっと具体的に,何が独自性で何が特徴なのか,ということを考えていきたいと思います。
周東委員
世田谷区では,小学校の空き教室を文化財等の展示スペースに使っていました。大きな博物館ができなくても,そのような形で身近な所にそのようなものを置いて展示できる施設があったり,または一式取り揃えていて巡回展セットのようにしておいて,それを希望者に貸し出すようなことができたりすれば,皆に触れられる機会を増やすという意味でも良いことなのではないかと思います。
リーダー
実物を見られるのは大きいですね。ここのところで新しい狛江市史の途中経過のような冊子が出されました。
冨永委員
毎年資料集を発行していますし,講演会も年に1回行っています。広報に掲載しています。
リーダー
それでは,これまでの意見は事務局で整理して次の資料に反映させるようにしてください。
最後に「2.その他」について,事務局からお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,これで第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年8月4日(月曜日)午後5時30分~6時53分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委 員 渡辺 暁 委 員 佐藤 省吾
委 員 島本 和彦 委 員 冨永 春芳
委 員 氏家 嘉代 委 員 伊藤 輝芳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
委 員 周東 三和子 委 員 永田 従雄
5 傍聴者
なし
6 議事
1. ワーキンググループの報告について
2.今後の方向性について
(11)教育行政の運営
(12)教育環境の整備
3. 関係部署からの意見聴取について
4.その他
7 会議の結果
委員長
これより, 第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を開会します。議題1「ワーキンググループの報告について」ですが,これまで開催されたワーキンググループの途中経過について,各グループより報告します。
(ワーキンググループリーダーより報告)
委員長
それでは,ワーキンググループの議論の内容に関して,皆さんから質問を伺います。まず,「10.歴史遺産・文化財の保存と活用」ですが,ここに学校との連携という文言がありますが,ここでは何か具体的な議論がありましたか。
冨永委員
以前から副読本がありましたが,昨年度からは『狛江の古墳群』というパンフレットをつくり,小学校で活用しています。
委員長
学校教育で活用できる資料を提供していただくということです。これを学校教育では,「2.教育活動の展開『徳』」の児童・生徒の郷土を愛する心の涵養で活かしていくことが必要であると思います。また,同じ項目で多摩川や野川など狛江市特有の環境教育を推進するとしていますが,これも狛江市の1つの大きな特徴になると考えています。先週,教員と話す機会があり,そこでいかだレースや水辺の楽校などを活用していきたいという声が出ていました。この辺りの話は社会教育で扱っているのでしょうか。
事務局
環境部局など市長部局が主な所管になりますので,直接取り扱っているものはありません。
委員長
そのようであれば,これは他部局との連携になっていくと思います。それでは,引き続きそれぞれのワーキンググループで議論を深めていただきたいと思います。
次に,議題2「今後の方向性について」「11.教育行政の運営」について事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
それでは,皆さんから質疑・意見を伺います。まず,新しい教育委員会制度への移行に関して,この教育振興基本計画の策定スケジュールと新たな教育委員会制度は,どのように関係してくるのでしょうか。
事務局
今回の教育委員会制度改革に関しては,総合教育会議の設置,教育に関する大綱の策定,新教育長の設置が主な変更点になります。まず,総合教育会議の設置と教育に関する大綱の策定は,来年度当初から取り掛かる必要がありますので,準備作業も含めてこの計画と並行して作業を行います。また,新教育長に関しては,現状の教育長の任期が切れた段階で教育委員長と一本化することになりますので,教育長の任期が満了する29年度がそのタイミングになります。
委員長
この計画は,来年度から開始することになりますが,同じタイミングで整理する大綱に矛盾が無いようにしなくてはならないと思っていますが,その点はいかがでしょうか。
事務局
大綱については,総合教育会議での協議を経て市長が策定するものですが,今回,このような形で教育振興基本計画の検討を進めていますので,教育委員会としては,こちらをベースに市長部局と調整をしていきたいと考えています。
委員長
そうすると,やはり一番ベースになるのが,昨年,閣議決定された国の第二次教育振興基本計画になると思います。この方向性との整合を取っておくことで,大綱との接点ができるのではないかと思います。
事務局
そのような状況を見越して,ワーキンググループや検討委員会で行った各項目の課題整理の中で,国や都の計画と照らし合わせたうえで,今後の方向性を打ち出していますので,内容として矛盾しないような手順で策定作業を進めています。
副委員長
教育の大綱とは,具体的にどのような内容になるのでしょうか。
事務局
大綱は,大きな方針・方向性とされています。一方で,この教育振興計画自体も項目ごとに方針を整理しているのみですので,レベルとしては,概ねこの計画に重なり合ってくると見込んでいます。
副委員長
大綱でも「学校教育」「社会教育」と分類されていくことになるのでしょうか。
事務局
構成についてきまりがあるわけではありませんが,市全体として整合性を取るという意味でも,この教育振興基本計画と大綱をできるだけ多くの部分で関連付けていきたいと考えています。
委員長
最も重要なのは,大綱,教育振興基本計画,教育目標など,教育委員会の方向性が市民や学校から見たときに複雑にならないようにすることであると思います。
事務局
事務局としても,内容のほかにも階層を増やし過ぎないように整理していきたいと思っています。
委員長
他に,教育委員会の業務改善に関する記載がありますが,どのような課題や改善点があるのでしょうか。
事務局
ここで指している業務改善は,それぞれの事業における業務改善であり,業務一般のそれを指しています。特定した課題を指しているのではありません。
委員長
業務の推進における課題ということですが,少し文言を考えた方が良いかもしれません。他に「教育行政課題」という文言を使用していますが,これはいわゆる「教育課題」とは違うものを指しているのでしょうか。
事務局
皆さんがイメージするような「教育課題」は,例えば教育研究や教員の研究,研修で解決を模索していくものですが,この「教育行政課題」は,あくまで教育行政における課題を指しています。例えば,教育広報を例にすると,現在は広報誌とホームページの2本柱で情報発信を行っていますが,市民にはなかなか伝わっていない,という指摘をよく受けます。これまで以上に市民に効果的に伝えるためにどのようなことを考え,展開していくか,ということをもっと幅広い視野で体系的に捉えていきたいと考えています。
委員長
ここでは,教育委員会として教育行政を進めるうえの具体的な課題の解決を図るために,教育委員会だけではなく他の部局も含めて横断的な組織をつくる,ということが書かれています。
事務局
プロジェクトチームやワーキンググループは,教育委員会事務局内で組めるものもあると思いますが,市長部局との関係が出てくるものは,必要に応じて市長部局と調整していきたいと考えています。複数の部局に横たわっている問題は,組織同士で考えていくと効率が良くない場合があるので,横断的なチームとして優先的に議論を行っていくことにしていきたいと思っています。
委員長
それでは,次に「12.教育環境の整備」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
取組方針の中で「施設」として学校施設と各種教育施設,「連携」として地域,学校,家庭,「協力」として関係部局,関係機関とありますが,少し内容が錯綜しているように感じます。項目は少し整理してください。
副委員長
家庭教育に関して「家庭教育を担う保護者も支援の対象として」という表現がありますが,保護者を支援の対象とするという意味は,例えばカウンセラーを家庭に派遣するなどの具体的な支援を教育委員会として行っていくという意味で捉えて良いのでしょうか。
事務局
例えば,経済的な支援も1つの支援の方法ですし,カウンセラーを派遣するのも1つの支援の方法ですし,家庭に何かしらの問題があれば福祉部局や子育て部局などと連携し,やりとりしながら,家庭が良い状況になっていくように手伝うのも支援と言えます。幅広く対応していくというなかで,そういった関係部局との協力も教育委員会として行っていくというようなことを指しています。
委員長
「家庭支援」が一般的な言い方ですが,教育委員会として,例えばスクールソーシャルワーカーを充実させて,関係部局との連絡調整を図って総合的な支援策を考えていくようなシステムをつくるということを私はイメージしました。
副委員長
保護者に直接働きかけるのではなく,その家庭の問題を知って,解決するための手立てを組み立てていくということですので,直接的に保護者に何かすることとは少し違うのではないかという気がします。
委員長
直接行うのは福祉部局であったり,教育研究所や学校であったりすることもあります。学校現場としてはそのようなシステムの必要性はいかがでしょうか。
渡辺委員
現在,色々と支えていただいていますが,国の施策として行っている子どもと家庭の支援員などの制度がなくなるのであれば,ぜひ市で行っていただきたいと思います。
委員長
家庭支援は非常に重要な問題です。重点項目にも「学校間連携,地域連携」とあるところに「家庭連携」も加えた方が良い気がします。
氏家委員
他の分野の取組みに対し,教育の本質を踏まえつつ,市の総合行政の視点から協力・支援を行っていくという記載がありますが,これは,具体的にどのようなことを指しているのでしょうか。
事務局
ここは,教育分野との関連が特に深い分野である福祉分野と青少年分野をはじめとした市長部局の取組みに関して,現状,所管の割れ目が市民サービスの割れ目のような形になってしまっているところがありますので,その境目を無くしていくようなイメージです。教育委員会の独立性の観点から,教育に関して核となる部分は確保していきつつも,それ以外の部分は市全体のことを考えて協力・支援していくという趣旨です。
委員長
事務局の説明が誤っているとは思いませんが,それであれば,教育振興基本計画に載せる意義が見えづらくなります。市の施策としての教育行政を推進するという立場から,市の福祉分野や青少年分野等における積極的な支援協力を行っていく,というような文言にしないと,基本計画に載せる必要がないと捉えられてしまうこともあります。
副委員長
私もPTA等で学校とは色々と関わってきて,先ほど事務局が説明していた市民サービスが抜けてしまう部分というのは,とても良く分かります。放課後対策では,所管は児童青少年課にあり,学校の管理は教育委員が行っていて,その管理の違いによって児童が不利益を被っているような実態は私も感じています。これは大事なことですので,この趣旨の文言はぜひ計画に入れていきたいのですが,私もイメージしにくい表現になっていると感じますので,もう少し明快に理解できる表現を考えていただきたいと思います。
委員長
それでは,これまでの意見を事務局で整理し,次回以降の資料に反映させていってください。
次に,議題3「関係部署からの意見聴取について」事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
ここでは3点検討したいと思います。まず,関係部局からの意見聴取の方法はこれで良いのか,という点。次に,記入シートの「教育委員会との関係する事業(取組)の内容」を関係部局に任せることにしていますが,これをこちらから指定する必要はないか,という点。最後に関係部局として福祉保健部と児童青少年部が挙げられていますが,これ以外の部局はないか,という点。特にこの3点について,皆さんの意見をいただきたいと思います。
事務局
関係部局が記入した内容は事務局で事前に整理します。それによって論点が出てくれば,その論点も事前に整理しておきます。
委員長
それでは,意見聴取の方法は,このとおりとしたいと思います。次に,教育委員会との関係する事業(取組)内容の記載を関係部局に任せている点ですが,これはできれば具体的に書いてもらうようお願いしたいと思います。
副委員長
今回の意見聴取とあわせて,公民館と図書館のヒアリングとありますが,これは誰か来て話してもらうということでしょうか。
事務局
公民館・図書館については,館長に全ての情報が集まってくると判断して,社会教育ワーキングで現状と課題をテーマに両館長からヒアリングを行いたいと考えています。
委員長
例えば,先に話のあった環境部局については,どうなのでしょうか。
事務局
調整が付けばできると思いますが,今回は,日常的に関連が深く,課題が多いところから意見聴取を行い,それ以外のところは計画策定過程においてパブリックコメントという手段がありますので,そのなかであわせて意見を聴取していくことを想定していました。
委員長
それでは,論議の中で課題があった場合には,また何らかの形で情報を得ていくということにしたいと思います。それでは,関係部局についても,福祉保健部と児童青少年部ということとします。
それから,本日の参考資料として昨年度のPTA要望が出されていますが,この内容について事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
この資料は,教育振興基本計画の議論を進めていくなかで,学校や教育委員会に対する要望を捉える1つの基礎資料として考えていただくものです。この委員会でこの要望における特定の課題を議論するものではない,ということで共通理解としたいと思います。
最後に,議題4「その他」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (日程確認)
委員長
それでは他にないようですので,これで第4回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。
1 日時
平成26年8月18日(月曜日) 午後5時30分~7時10分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 佐藤 正志 サブリーダー 渡辺 暁
メンバー 佐藤 省吾 メンバー 永田 従雄
メンバー 氏家 嘉代
説明員
指導室統括指導主事 細谷 俊太郎
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1名
6 議事
1. 関係部局からの意見について
・福祉保健部・児童青少年部
2. ワーキング素案(1~6)について
3. その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので, 第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキングを開会します。
まず,議題1「関係部局からの意見について」のうち「1.教育と福祉の連携に関すること」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
市内の療育機関にはどのような機関があって,就学支援シートはどのように各学校に引き継がれているのか,という点について説明をお願いします。
事務局
市内の療育機関としては,あいとぴあセンター内に「ぱる」という療育機関があります。就学支援シートは,翌年4月に小学校新1年生になる子どもを対象に行っている事業で,療育機関に通っている・いないに関わらず,子どもの何らかの課題や心配事などを学校に伝えるためのシートです。保護者が自分の子どもの気に掛かる部分をシートに記入し,保育園・幼稚園に通っていれば,その記入欄がありますのでそこに保育園・幼稚園からコメントを書いてもらいます。また,療育機関の記入欄もあります。これを一通り記入していただき,教育委員会に提出いただくと,原本を学校に,写しを保育園・幼稚園,療育機関に渡します。その後,小学校では提出された就学支援シートに基づき,関係者と合同で支援会議を行います。ただ,支援会議が行われるのが1年生の時だけで,その後は行われていませんので,「ぱる」からはこれをずっと継続して行って欲しいという要望が出されています。
リーダー
新1年生の入学時に当たってはそのような形で情報交換や支援会議が開かれているのですが,それが継続しないということで,それを継続する必要があるのではないか,という福祉保健部からの提案ということですね。それから,発達支援センターですが,近隣市では,このようなセンターを設置している自治体はありますか。
事務局
近隣では稲城市にはあるようですが,その他の情報については現在持ち合わせていません。
リーダー
それから狛江市の不登校・引きこもりの状況は,どのようになっていますか。
説明員
25年度では,小学校が児童3,157名に対して不登校14名で,出現率は0.44%です。中学校が生徒1,296名に対して不登校40名で,出現率3.09%です。
リーダー
この不登校は年間50日の欠席でしょうか。
説明員
年間で延べ30日以上です。
氏家委員
就学支援シートは,保護者が教育委員会まで取りに来るのでしょうか。
事務局
基本的には学校教育課に取りに来てもらっていますが,市内では「ぱる」,教育研究所,認可保育園には置いてもらっています。
氏家委員
このシートの存在自体を知らない方もいるのかなと思います。
事務局
市内の幼稚園・保育園には,例年,配布する前に園長の会議に出て,説明して協力をお願いするとともに,PR用のポスターを配布しています。
氏家委員
フリースクールに関して,市内のNPO法人とありますが,市内にはどのくらいあるのでしょうか。
事務局
市で把握しているのは1件です。
氏家委員
不登校の子どもがフリースクールに行くとすると,教育研究所とフリースクールで足りているのでしょうか。
事務局
家庭の考え方によってどこに通わせるか変わってきますが,必ずしも市内の施設に通っている方だけではないようです。これまでに足りていないという意見を伺ったこともありません。
永田委員
不登校・引きこもりとも関連するのですが,学校に行かせてもらえない子どもについては,どの程度チェックされているのでしょうか。就学する子どもがどのくらいいて,実際に学校に通っている子どもがどのくらいいる,というのは早い段階で押さえないとならないと思いますが,その辺りはどのようになっているのでしょうか。
事務局
狛江市では,新入学児童・生徒に対し,例年1月に就学通知を送付し,私立に通学する場合も含め,その返信をもらっています。その返信をもらえない場合,家庭訪問を行っていますが,これまで幸いにして狛江ではそれでも所在が掴めなかった案件はありませんでした。もし,そのようなことがあれば,児童青少年部や児童相談所,警察に相談するようなことになろうかと思います。
永田委員
就学支援シートはとても大事な取組みであると思いますが,1年生の時にシートを提出していた子どもへの対応や2年生以降の対応について,詳しく教えてください。
事務局
就学支援シートを提出いただいた後は,学校が個々の子どもに対し,支援会議を設けます。その際,保護者と保育園・幼稚園,養育機関で子どもの課題と必要な対応を話し合いますが,頻度としてはおそらく,学期に1回ぐらいであると思います。ただ,子どもの状況によって対応は違っていて,就学支援シートは提出したものの支援会議を希望しない家庭があったり,途中で課題が解消されるような場合もありますので,それぞれの状況に応じた対応をしています。ただし,それが2年生,3年生になっても続いていないことが,現在指摘されている課題です。
リーダー
学校によっては個々のケース会議のようなことを行っている学校もあります。そのケース会議とは別に,総合的な話し合いをする場という意味で,この支援会議を考えて良いでしょうか。
事務局
結構です。
リーダー
支援会議と発達支援センターは,何か関連してくるものでしょうか。
事務局
発達支援センターは,学齢の子どもだけでなく,もっと幅広い年齢層に対応するようになっていくと思いますので,学校で課題のある子どもが全員この発達支援センターに関わっているわけではないと思います。
リーダー
そうすると,この支援会議を総合的に把握し,推進していくのが発達支援センターとなるのでしょうか。
説明員
発達支援センターの方が長期にわたって見ていくことになります。義務教育が終わり,また発達支援センターに引き継がれるような形になりますので,義務教育期の前後を主に担うのが発達支援センターで,義務教育の間も全く関わらないわけではありませんので,その関わりのなかでは,当然このような支援会議のような形で関わっていくというような形になるのだろうと思います。
リーダー
中学校では不登校に関わる課題はいかがでしょうか。
サブリーダー
ゆうゆう教室に通っている子どももいますし,フリースクールに通っている子どももいるわけですが,ゆうゆう教室が定員一杯になって対応しきれないこともあると思いますので,フリースクールも選択肢となっていけば良いと思います。また,出席扱いとすることを認められているのが市内のフリースクールのみということですが,ここに記載されている「更なる支援」が指しているのは,これを他の地区にも拡大していくということなのか,現在のフリースクールや適応指導教室への支援ということなのか伺いたいと思います。
事務局
福祉部局としては,近隣市も含めやはり一定のところでまでは広げていくことを望んでいますが,あまり情報がないところになると実態が掴めなくなるおそれがありますので,ある程度の線引きは必要という考えは持っているようです。
リーダー
新宿の東京シューレや,川崎市にも色々なフリースクールがありますが,そのようなところも視野に入れていくことがここの課題になってくるのかなと思います。
次に,児童青少年部の意見について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
まず,小学校長・公私立保育園長連絡会には,小学校6校の校長全員が出ているのか,ということについて。次に,狛江市における小1プロブレムは,どのようになっているのか,ということについて,説明をお願いします。
事務局
小学校長・公私立保育園長連絡会には,小学校6校の校長全員が出ています。
説明員
どのような状況を小1プロブレムと捉えるかということがありますが,例えば学級崩壊というレベルでの小1プロブレムということであれば,本年度の1学期にそのような報告は受けていませんので,重大な小1プロブレムは狛江市においてはないと申し上げられると思います。
リーダー
この連絡会はとても大事な会議ですから,会議自体の必要性は分かりますが,それをどこが所管するのかという点について,ここで論議をするのは難しいです。ちなみに,これはどの項目で触れられるのでしょうか。
事務局
委員会で取り扱う教育行政の項目です。
佐藤委員
「幼稚園との連携も検討課題である。」とありますが,幼稚園はまだ対象ではないということですか。
事務局
そうです。
佐藤委員
どの程度の課題として認識されているのでしょうか。市内在住でありながら調布市や世田谷区の幼稚園に通っている子どもたちも多いと思いますので,難しいと思いますが,先まで見込んで調整していった方が良いと思います。数としては,保育園より幼稚園に通う子どもの方が多いのではないでしょうか。
事務局
保育ニーズとして,その年齢の子どものおよそ4割を保育施設で見るという考え方ですから,必然的に残りは幼稚園か自宅ということになります。
佐藤委員
難しいところはたくさんあると思いますが,幼稚園の方が多いのであれば,なおさら幼稚園も視野に入れて考えていく必要があると思います。
事務局
この会議が設置される発端が保育要録を作成することであったということです。
リーダー
市内に私立保育園はたくさんあるのですか。
事務局
認可保育園が5園あります。
リーダー
ますます充実していくことが必要であろうということは,今の佐藤委員の発言からも分かりますが,それでは具体的にどこまでというところに落とし込もうとすると,少し難しくなってきます。
永田委員
連絡会に幼稚園が入っていないということでしたが,先ほどの就学支援シートが幼稚園でも作成する流れになっているとすれば,こちらも幼稚園との連絡会を立ち上げることに何の問題もないと思います。これは,立ち上がりの経緯のほかに,何か問題があるのでしょうか。
事務局
これまで説明してきたとおりですが,やはり当初の目的を踏まえて設計した制度を引きずっていることと幼稚園のスタンスであると思います。
リーダー
幼保一元化という方向で進もうとしていますから,保育園だ幼稚園だということを言っていられない状況になりつつあります。そこも視野に入れて,幼稚園・保育園も含めて小学校との接続に関する連絡会等の充実も図っていくというようなことでまとめさせていただきます。
それでは,次に児童虐待に関する対応について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
この趣旨は,もっと早く情報が伝わってくるようなシステムが欲しいということでしょうか。
事務局
このことは,法律で「すぐ」と義務付けられていますので,それを徹底してほしいということです。
リーダー
学校の教員に対する児童虐待に関する研修や啓発のようなことは行われていますか。
説明員
教員への研修は,東京都教育委員会が作成した児童虐待防止キットを活用しています。また,人権教育プログラムというものがありますが,この中でも児童虐待は大きな課題として出ていますので,このプログラムに基づいて研修を行うように伝えているところです。また,この夏休み中に西東京市で中学生が自殺した事件がありましたが,この事件を受け,狛江市でも8月8日付けで通知を出しています。
リーダー
「狛江市家庭支援ネットワーク会議」は,どのようなものなのでしょうか。
事務局
こちらは,子どもを取り巻く関係機関や関係部局が集まった会議です。
リーダー
これには学校は入っていないのですか。
事務局
入っています。
永田委員
虐待の問題は,家庭ではあまり表に出したがらないという傾向があると思います。そこをどのような形で情報を掴んでいくか,掴んだ情報をどのように活用していくか,ということについて,何か取り組んでいることはあるのでしょうか。
リーダー
そのような情報をキャッチしやすいのは学校であると思いますが。いかがでしょうか。
サブリーダー
欠席が続く生徒や無断で連絡なしで欠席する生徒がいる場合は,無断の場合は必ずその日のうちに連絡を取るようにという指示はしています。連絡が取れない場合は,特に怪しいと考えています。以前勤務していた学校で,母親が生徒の欠席を連絡してくるのですが,実際にその家庭には生徒がいなかったことがありました。保護者は,子どもがどこかに行ってしまっていることを把握していながら,学校には具合が悪いから欠席すると説明していました。また,育児放棄の場合は,保護者が虐待と認識していない状況がありますので,ずっとお風呂に入っていない,ワイシャツが全然変わっていないなどの生徒の状況を掴むしかありません。
説明員
児童・生徒への直接の暴言や暴力が虐待と思われがちですが,法律でいうともう少し広く解釈されていて,例えば,学校に行かせないのも虐待に当たります。教員は,そのような情報が比較的入りやすい立場にありますので,アンテナを高くして虐待を疑い,そのうえで通告すべきかどうか,というのが大事なところであると考えています。教育委員会としても,学校にもっとその辺りの感覚を磨くような研修を実施してもらいたいということで指導しています。
氏家委員
通告の義務があるとかいうのは良く言われますが,実際に通告があった後,どのように対応されるのでしょうか。
説明員
私の体験・経験という範囲にはなりますが,子ども家庭支援センターや児童相談所が家庭訪問したり,状況によっては子どもと保護者を引き離すような形もあります。
リーダー
児童青少年部の提案の趣旨としては,児童虐待の防止に向けてもっと連携を強めていきましょうということでしょうか。
事務局
ヒアリングの際に言っていたのは,とにかく情報を早く欲しいということでした。通告があろうとなかろうと,児童に関する情報はすべて子育て支援課や子ども家庭支援センターに集約されるしくみになっています。後に適切な対応をとっていくうえでも,学校の情報は必要な情報であるということです。
リーダー
この内容は,どの項目に分類されますか。
事務局
「5.子どもの安全確保」にあります。これは児童虐待に限ったことではありませんが,子どもの安全確保には教育委員会だけでは限界がありますので,警察や児童相談所まで含めた関係部局や関係機関と連携することで,児童・生徒の安全を多角的に確保していくということで記載しています。
リーダー
これまでの議論でとても大事な提案をいただいたように思います。今,色々とご意見をいただきましたが,これらの福祉保健部や児童青少年部の考え方を今回の計画に反映させていくという基本的なところは,了承をお願いします。
次に,議題2「ワーキング素案について」事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
全体を通して何か意見等はありますか。
サブリーダー
「3.教育活動の展開『体』」の重点項目に「オリンピック教育推進校を中心とした」という記載がありますが,オリンピック推進校は単年度指定ですので,この表現が気になります。
リーダー
オリンピック教育推進校に限らずオリンピック教育を推進していくということですので,「オリンピック教育の推進」ということで文言を整理してください。また,「1.教育活動の展開『知』」の連携・役割分担先に「家庭」が挙げられていますが,家庭に関わるものというのはどこにあるのでしょうか。
事務局
ここでは,図書や読書活動で学校図書館,市立図書館とあるなかで,家庭への働きかけも1つ大きな要素となるということで入れた経緯があります。
永田委員
学校図書館は,学校の児童・生徒が利用すると思いますが,市立図書館は色々な人が利用します。ここで家庭と関連付けるのであれば,地域として関連付けた方が良いと思います。
リーダー
市立図書館は主に社会教育の分野で扱っています。この項目の市立図書館の活用とは,市立図書館の資料を学校教育に活用するということでしょうか。
事務局
現在行っている資料の配送に加え,教育活動に市立図書館のデータが活用できないか考えています。現在,市立図書館も学校図書館もシステム化していますので,市立図書館で持っている情報と学校図書館で持っている情報をリンクさせて,新しい展開が何かできないか研究していきたいと思っています。
リーダー
そういう意味も含んだ連携強化ということですね。また,ここでは家庭での学習習慣が大きく影響してくるように思いますが,取組方針で触れることはできますか。
説明員
事務局と調整して入れ込んでいきたいと思います。
リーダー
次に「2.教育活動の展開『徳』」ですが,ここが学校教育で狛江らしさが最も出ている項目ではないかと思います。
永田委員
取組方針に「小学校低学年を中心とした専門性の高い指導を展開していく。」とありますが,これは低学年のみを中心とすることにどのような意味を持たせているのでしょうか。単に財源や人員の問題で低学年しかできないという消極的な理由なのでしょうか。
事務局
これは,音楽に関しては低学年に専任の講師を配置しているということです。
リーダー
そうすると,「低学年を中心とした…」ではなく「低学年から…」という意味になります。「低学年から専門性の高い指導をしている。」という表現にしていただきたいと思います。
次に「2.教育活動の展開『体』」です。重点項目に「学校給食の実施,改善」とありますが,これはどのような意味でしょうか。
事務局
ここは,中学校給食センターの整備について記載していましたが,計画期間から考えても整備後が大事であるという議論を踏まえてこの言葉に整理しています。現在,学校給食に関しては,中学校の給食センターと小学校の民間委託という大きな転換期を迎えていて,その転換後も給食事業を推進していくなかで,評価と評価に基づく改善は重点化するということを表現していますが,文言は改めて整理します。
氏家委員
私の子どもは狛江第五小学校でしたが,これまでの給食がとても美味しくて,保護者の評判も良かったので,これから変わってどうなるのかなということは,保護者の間でも話題になっています。
リーダー
次に,「4.個々の児童・生徒への支援」の重点項目で「各学校の教育相談室」という表現をしていますが,これは当然部屋を指すわけではなく,組織としての教育相談室という考え方でよろしいですね。
事務局
再度確認します。
リーダー
次に,「5.子どもの安全確保」ですが,ここはとても幅広い内容ですので,文章量も多くなっています。様々な視点での安全確保ということで自然災害,人為的災害からいじめまで入っております。この項目に関しては,安心安全課など関係部局や関係機関との関連が出てくると思いますが,この表現はそれも踏まえていると考えてよろしいですか。
事務局
結構です。
リーダー
次に「6.学校運営・教員への支援」です。ここは,教員研修から第三者評価までの取組方針と,重点項目として「個々の児童・生徒の現状把握・分析を活用した学級経営」「体罰の根絶に向けた取組みの推進」が挙げられています。取組方針に「教員による教育課題研究を支援する…」という文章が入っていますが,これは個々の教員を指しているのでしょうか。
事務局
あくまでも学校であり,個々の教員を対象とするものではありません。
リーダー
この表現では,個々の教員と読み取れてしまいますので,文言を整理しておいてください。
それでは,これまでの意見は事務局で整理しておいてください。最後に今後の日程について事務局で確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
これで第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年8月19日(火曜日) 午後5時30分~7時12分
2 場所
市役所5階 502・503会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 冨永 春芳 メンバー 周東 三和子
メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵、公民館長 三角 光正、図書館長 加藤 清巳、公民館副主幹 加藤 謙司
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
なし
6 議事
1.関係部局からの意見について
(1)福祉保健部・児童青少年部
(2)公民館
(3)図書館
2.ワーキンググループ素案(社会教育分野)について
3.その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを開催します。
まず,議題1「関係部局からの意見について」のうち,児童青少年部と福祉保健部からの意見について事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
この件について,皆さんの意見,質問,感想等をお願いします。
周東委員
児童青少年部から「学校内における放課後対策のための新たなスペースの確保」が必要と言われていますが,その目途はありますか。
事務局
現状としては,まず現状の施設のなかで使える部分を使っていくという形になると思います。
周東委員
空き教室等の活用ということになるのでしょうか。
事務局
以前に比べると児童・生徒の数は減っていますので,普通教室として使っている部屋は減っていますが,その分は少人数指導等で使っていますので,全く空いている教室はほとんどありません。
周東委員
そうすると,新しいスペースの確保はなかなか難しいと思います。何か手立ては考えているのでしょうか。
事務局
放課後対策は国レベルでも大変重要な問題ですから,学校施設の使い方として,教育委員会としてもできる限り協力していくスタンスが大切であろうと考えています。
リーダー
私が学校に関わってきて思うのですが,学校施設で新たなスペースを創造するためには,学校との連携は絶対必要になります。これまでの事務局の説明にもありましたが,これから新しいスペースを用意することはとても難しいわけですから,今あるスペースを利用するということになると,今の学校教育の現状では空き教室はなくなっているのです。そのような状況で,例えば,放課後のスペースで子どもが溢れたときに学校の理解があって学校と放課後の指導者との間の連携があれば,静かに本を読みたい子を図書室に連れて行ったり,宿題をしたい子に普通教室の机と椅子を貸してあげたりすることができるのではないでしょうか。これまではそのような連携がほとんどなかったので,保護者の集まりがあって突然子どもがたくさん来てしまうということをよく聞きました。そこで不利益を被るのは子どもたちですので,それは大人の知恵で解決していきたいというのが,私の今までの経験からの思いで,連携さえあればこのような問題を少しでも解決することはできるのではないでしょうか。
冨永委員
児童青少年部の放課後対策は,どちらかというと学校教育と関係してくると思います。社会教育との関連では,児童青少年部から青少年教育の問題や課題は出されなかったのでしょうか。青少年では,青少年問題協議会や育成委員会がありますし,社会教育や公民館・図書館でも青少年に関連する事業などはあると思います。
事務局
児童青少年部からの意見で学校教育ワーキンググループに割り当てたテーマはありましたが。それは保育園と学校の接続や児童虐待への対応に関する内容でした。児童青少年部からは,他に特に出されていません。
周東委員
公民館でも,子どもたちが使えるスペースとして,机と椅子を並べていて,結構利用されています。学校施設に限らず,それ以外の場所でも子どもたちが使えるスペースがあれば,解決に向けて少しは役立つのかなとは思います。中央公民館に来れば図書館もありますし,そうして勉強できるスペースがもう少し広くつくれたら良いと思います。
伊藤委員
障がい者(児)のスポーツ活動ですが,市では障がいを持っている人やその状況をすべて把握できるのでしょうか。
説明員
障がい者手帳を受けている人や市の障がい者サービスを受けている人は,市ですべて把握できますが,住民登録がない場合は把握しきれないと思います。
伊藤委員
障がいの程度をこれから把握していくのはとても難しいと思いますが,それを踏まえたうえで,どのようなスポーツが向くか,どのような物を揃えなくてはいけないのか,どのような指導者が必要なのか,といったようなことも考えていかなくてはならないと思います。
説明員
障がいにはそれぞれ特性がありますので,その人に合った指導が必要なのですが,どのような指導が必要でどのようなスポーツが向いているのか,ということは,これから探っていかなければならない重要な課題であると思います。しかし,これから全体で何かしらのスポーツを実施しようとしたときには,障がい者全員に広く満遍なく提供するのは,なかなか難しいと思います。
リーダー
学校では,障がい児に関するスポーツはどのように行われているのでしょうか。
説明員
授業のなかで行われます。今年度,特別支援学級の子どもを対象としたサッカー教室の予算が付いたと聞いています。
リーダー
大人向けの障がい者スポーツは,どのくらい行われているのですか。
説明員
私が把握している限りでは,そんなに多くはないのですが,ブラインド卓球やリトミック,サッカーが行われていると聞いています。社会教育課でも障がい者のためのレクリエーション・スポーツ教室は別に行っています。
サブリーダー
障がい者スポーツを実施するにはサポートする人も要りますし,それぞれの人の特性も異なっているので大変です。さらに,障がい者スポーツには,どのような種目があるのかもあまり知られていないと思いますので,2020年のパラリンピックに向けて健常者も障がい者のスポーツを知ることができる機会を増やすことが大事ではないかと思います。
リーダー
そのようなスポーツに触れる機会を提供することは,大きな意義があると思います。
サブリーダー
私たちもパラリンピックがテレビで放映されてようやく知ることになってきたわけです。例えば,健常者のマラソンであれば42.195kmを2時間ちょっとで走るのを,車椅子ではもっと早く走れることを知ることができれば,みんな興味が沸いて見るようになると思いますので,そのようなことも考えていければ良いと思います。
リーダー
当事者にスポーツをする機会を提供するだけでなく,その他の人に見る機会を提供することも必要なのではないかということですね。
周東委員
先日の平和フェスタでは,知的障がいのある人の作業所のグループが歌にリズムをつけて踊っていました。平和フェスタ合唱団の人も一緒に歌っていて,とても盛り上がり楽しい行事ができていました。このように障がい児だけのためのスポーツではなく,健常者も一緒に楽しめるようなこともできていけば良いと思います。
サブリーダー
確かに別々に分けるのは簡単ですが,そうして障がい児と健常者が一緒にやることが一番良いハーモニーを生むと思います。
周東委員
音のするボールを投げてゴールに入れるのも,私たちは同じようにできず,健常者の方が負けてしまうこともあります。
サブリーダー
私たちが行うスポーツのイベントで,健常者の子どもがバスケットボールをするものがあります。そこでは,車椅子の人に車椅子を多めに持って来てもらい,それを置いておくと,大人は行かないのですが,小・中学生は「これに乗っていい?」と興味を持ちます。それによって子どもたちが実際に体験できる機会ができています。
リーダー
障がい児とか障がい者の人に対して,単にスポーツの機会を提供するだけではなく,そのような機会を通して障がいのある人もない人も共生していけるような社会づくりをしていくことが大事なのではないか,ということになると思います。
また,先ほどの冨永委員の発言にあった育成委員会や青少年問題協議会は,この計画には載らないのでしょうか。
事務局
教育委員会の所管ではありませんので,直接どのようなことを行うという記載はできませんが,放課後対策も同様に,教育委員会として他の施策に関わっていく役割がある,ということで子どもの育ちや子どもの視点に立った中で協力・連携していく,ということは書いていきたいと思っています。
伊藤委員
放課後対策のなかで「緊急時の保健室の利用」とありますが,今は熱中症などの問題もありますので,これは急ぐ問題であると思います。障がい者の人に関しても同様に,安全については考慮していかないと大変な問題が発生するのではないかという気がします。
リーダー
他に児童青少年部と福祉保健部からの意見について,他に意見がないようですので,次に移ります。
次は,公民館についてですが,その前段で,市民センターの改修に関して状況が少し変わったようですので,事務局から説明をお願いします。
事務局
市民センターの改修の件ですが,8月初旬に開催された市民センター説明会のなかで,企画財政部長から説明のあったとおり,現在の改修計画を最終版とせずに,今後も意見を聞く機会を設けるということになりました。
リーダー
今説明があったことを踏まえて,公民館の現状と課題について,説明をお願いします。
説明員 (資料説明)
リーダー
この件について,皆さんの意見,質問,感想等をお願いします。
周東委員
公民館の利用団体は,どのくらいあるのでしょうか。
説明員
登録団体数は740程度です。
リーダー
申し込みが重複して利用したい部屋が利用できないという説明がありましたが,人気のある部屋には申し込みが集中するのでしょうか。
説明員
多いときは4,5団体と重複することもあります。そのときは毎月の調整会議のなかで話し合い等で皆さんに決めてもらっています。
リーダー
それは,話し合いによる調整ということでしょうか。
説明員
一応話し合いで,お互いにどうしても譲れない場合はじゃんけんで決めることもあります。
伊藤委員
以前から申し上げていますが,皆が納得して使うためにも,部屋の鍵を受付で借りる時や返す時に利用人数を尋ねることはできませんか。
説明員
現在でも,利用人数は尋ねています。
リーダー
スペースが不足していることは以前から指摘されているところですので,公民館の適正な利用方法についても,いずれ整理する必要があるかもしれません。
伊藤委員
以前にも申し上げましたが,今後,地域の人材を発掘するという意味で,例えば,今何かしたい人が地域センターの窓口に来ても,そこで窓口の人に団体登録の有無について聞かれ「していない。」と答えると,何かしたくても帰ってしまいます。そのような人を掬い上げることが新たな活動に繋がっていくと思います。
周東委員
先日,他市の公民館の使い方の話を聞きに行ってきましたが,ここでは全体の運用や取りまとめを市民の利用者団体からできている運営委員会が行っていました。あとは,時間帯が午前・午後・夜間という区切りではなく,もう少し細かくなっていました。例えば,午後1時から4時間取っていても,実際に使用しているのは1時間半や2時間というケースも多々ありますので,そのような部分がもう少し調整できて,使い勝手が良くなるようにできれば良いのではないかと感じました。
説明員
スパンをもう少し細かく分けることで,団体の活動にどのような影響が出てくるか,利用者のアンケートも取りながら,職員で検討していきたいと考えています。
リーダー
スペースが足りない以上,より効率的に部屋を使用できるルールづくりが非常に大事になってくるということかと思います。他に,現状として公民館では30を超える事業を11名の職員で行っているということが書いてありますが,30を超えるというのは1カ月あたりでしょうか。
説明員
通年行っている事業や1回,2回で終わるものなど,かなり多くの種類があり,それを数えると30以上行っているということです。通年の事業を担当している職員が他に単発の事業を担当したり,そのなかで事業の企画・運営や講師の選定など,かなり大変な思いをしながら事業展開しているのですが,市民センターの改修やシステムの入替えなど,事業以外の仕事が入ってきてしまうと,とても大変になります。事業の参加者に怪我や事故がないように運営していかなくてはいけないと考えています。
リーダー
公民館の事業に参加される市民の方はどのくらいいるのでしょうか。
説明員
事業によって異なりますが,事業には定員を定めていますので,その中で事業展開しています。
周東委員
公民館が主催した講座で学んだ人が新たに自主講座を始めたりするケースもあって,それであれば公民館の職員が付かなくても自主的に運営されます。
説明員
現在の中央公民館の状況では,講座を自主化することで部屋が足りないところに新たな団体が入ってくる状況になってしまいますので,現在活動している団体に受け入れていただくような方向でこれから検討していかなくてはならないと考えています。
伊藤委員
職員が足りないということですが,私は西河原公民館で納涼コンサートの照明を手伝っています。私だけでなく市内にはボランティアで昔そういうことを手掛けていたような人がいるはずです。そうすれば市としても楽になるのではないでしょうか。
説明員
ホールの運営であれば,利用者に迷惑が掛からない範囲で職員が研修を兼ねて行っています。
リーダー
それでは,図書館の現状と課題について,説明をお願いします。
説明員 (資料説明)
リーダー
この件について,皆さんの意見,質問,感想等をお願いします。
周東委員
開館時間を1時間延長したことで,午後7時以降の利用者は結構いるのでしょうか。
説明員
これは4月から実施していますが,利用者は増えています。昨年も10月から12月まで試行として8時まで開館したときにかなり周知はしたのですが,そのときはあまり増えませんでした。祝日についても,5月のゴールデンウィークのうちの1日か2日を来年度試行で開館してみようかと考えています。
リーダー
開いていればそれだけ市民が利用できる時間が長くなりますので,それは結構なことですが,職員の体制はどのようになっていますか。
説明員
開館時間の延長による増員はしておらず,シフトで調整しています。
周東委員
公民館も11月から祝日開館を試行すると聞いています。
説明員
11月3日,23日,24日を試行として開館します。時間は午前9時から午後5時までを予定しています。
リーダー
公民館の休館日はいつでしょうか。
説明員
第1・3火曜日です。
リーダー
なかなか利用できない方達にしてみると,休まずに開館してほしいということになります。
周東委員
祝日開館することがあまり周知できていなかったように思います。広報にも掲載されましたが,あまり見ていないようです。
リーダー
「ICタグの導入等」という記述がありますが,これは具体的にどのようなものなのでしょうか。
説明員
ICタグは,それぞれの本の背表紙の裏にコンピュータで登録したタグを付けるものです。ICタグを付けた本は,それを貸出機に通すことで一括して貸出処理を行うことができ,図書館の出入口にゲートを設置すれば,盗難防止にもなります。今は職員がバーコードを読み込んでいますが,それを貸出者本人が行うことができるようになります。
伊藤委員
図書館から持ち出されている資料は,年間でどのくらいになるのでしょうか。
説明員
年間600~700冊程度です。
周東委員
1日に2冊ぐらいと考えると,すごい数です。
サブリーダー
ICタグを導入するときの初期費用は,莫大に掛かるのでしょうか。
説明員
まだ細かく詰められてはいませんが,調布市の中央図書館や府中の図書館全館,三鷹市も導入しています。
周東委員
ICタグが付いた本を返却するときは,現在のようにポストに入れるので良いのでしょうか。
説明員
ポストでも結構ですし,自動返却機であれば,その場で読み込めます。
リーダー
それでは,これまでのご意見は,事務局で整理しておいてください。
次に,議題2「ワーキンググループ素案(社会教育分野)について」について,事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,この件に関して意見,感想,質問等を伺います。
周東委員
「10.歴史遺産の保存と活用」の取組方針の文中に「歴史遺産」が3回出てきますが,もう少し文章を整理していただきたいと思います。それから,以前「9.スポーツ・レクリエーション活動の支援」の議論を行ったなかで,オリンピック・パラリンピックに向けた各種事業の中でも,なぜオリンピックが国の枠を越えて行われるのかというようなことも学んでいくべきではないかという話が出ていたと思いますが,そのことも付け加えていただきたいと思います。
説明員
学校教育にはオリンピック教育の推進が記載されていますので,そちらで対応しています。
リーダー
「9.スポーツ・レクリエーション活動の支援」の主な内容にスポーツ事業と障がい者スポーツ事業と分かれて表記されていますが,先ほどの福祉部局からの意見について話し合ったときのことを踏まえ,もう少し表現を工夫して,障がい者の有無に関わらず取り組めるスポーツ事業というようなニュアンスも組み込んでいただきたいと思います。
説明員
狛江市の障がい者スポーツは,ようやく緒に就いたところですので,その先にある共生までの道のりは,まだ遠いのではないかと思います。今の段階では,このように分けて表記することで,障がい者スポーツに対して取り組んでいくことが意思表示できると考えています。
リーダー
確かに主な内容として表現するとハードルが高くなり過ぎるように思いますが,「共生」という言葉を使わないまでも,「障がいのある,なしにかかわらず」というような言葉でそのようなイメージを盛り込んでいただきたいと思います。
事務局
検討します。
周東委員
「10.歴史遺産の保存と活用」に「地域の伝統的な生活文化」とありますが,これはどのようなことを指すのでしょうか。
冨永委員
生活文化は,お盆などの年中行事で古民家園で行っているようなものをイメージしていると思います。
リーダー
社会教育でそのようなものを支援,継承していく具体的なイメージが湧きませんが,どのようなものがあるのでしょうか。
冨永委員
狛江の郷土芸能では祭囃子がありますが,現状でもそちらには財政的支援を行っています。
リーダー
それは,そのような団体があるということでしょうか。
冨永委員
市内の各地域に5つあります。
周東委員
生活文化の方は,何かそのような支援を行っているのでしょうか。
説明員
家庭内での生活文化であるお盆なども家庭で大事にして継承してもらおうという意味合いがあります。古民家園でも,年中行事として行っています。
リーダー
例えば,正月に古民家園で色々な遊びを子どもたちが経験したり,そのような事業を展開することもこのような支援に含まれるというイメージで良いのでしょうか。
周東委員
狛江の独自の文化というのはあるのでしょうか。
冨永委員
狛江独自ではなく,関東地方や東京都,多摩地域独自の文化はあります。
リーダー
他には,再三,このワーキングで出てきた人材の発掘・育成,活用については,「7.学習機会の提供」の取組方針に集約されているということでしょうか。
事務局
人材バンクに関しては,現在の国の制度等を使いながらできることもあると思いますし,市民活動支援センターの状況をはじめ市全体の動きを見渡しながら進めていく必要があります。教育委員会だけで人材バンクを作ろうとすると,恐らく失敗すると思います。ですからあえて重点項目に入れているのですが,色々な部署の力も借りながら,きちんとした制度設計をして進めていかなくてはならないと考えています。現在,他市で行っているところは,地域支援本部やそれを少し拡大して行っているようなところもあるようですが,どこも色々な積み上げを行ったうえでそうした制度を動かしていますので,狛江市においても,全体の状況を見て制度を構築する必要があると考えています。
冨永委員
「7.学習機会の提供」の取組方針に「公民館等の運営において地域の実情に応じて…」という記載がありますが,これは具体的にどのようなことを想定しているのでしょうか。
事務局
公民館運営審議会や図書館協議会を想定しています。これは法の用語を使用しています。
冨永委員
「地域の実情に応じた運営」となると,公民館運営審議会はそれぞれ専門分野から出てきていますので,少し違うのではないかと思います。
周東委員
委員の半分は一般市民です。これは別の議論になるかもしれませんが,公民館運営審議会は,公民館長の諮問を受けて審議する機関ですので,自由に利用者の意見を汲み上げて話し合い,実現していくようなところまでは少し難しいところがあるように感じます。公民館は利用者団体の協議会のように自分たちで公民館を作りあげていくような責任もありますし,要望も実現していくような組織を作っていく必要があるのではないかと思います。
リーダー
現在の公民館運営審議会は,利用者団体を代表しているようなイメージではないということでしょうか。
周東委員
利用者の中の5つの分野から推薦された人が来ていますが,それが利用者の声を全部代表してそこに持ってくるという形にはなっていませんので,740の団体すべてがもう少し公民館の運営に係わる意識を持って,考えていく場も必要なのではないかと思っています。
リーダー
それが取組方針に含まれている意味なのではないかと思います。
説明員
公民館では,公民館運営審議会のほかに利用者懇談会を行っています。そこでの意見や要望も可能な部分についてはお答えしているところです。
リーダー
利用者懇談会は,公民館運営審議会ではなく,公民館が行っているということですね。
周東委員
この懇談会は年に1回しか開催されませんので,なかなか声が届きませんし,利用者同士の交流もできない状態になっています。
伊藤委員
地域センターでも,同じようなことを行っています。
リーダー
それでは,これまでに出された意見は事務局で整理しておいてください。
次に,「3.その他」ですが,事務局から今後の日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
これで第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年9月1日(月曜日) 午後5時30分~6時46分
2 場所
狛江市防災センター4階 401・402会議室
3 出席者
リーダー 佐藤 正志 サブリーダー 渡辺 暁
メンバー 佐藤 省吾 メンバー 永田 従雄
メンバー 氏家 嘉代
説明員
教育部理事 吉田 知弘
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1名
6 議事
1. 指標設定について
2. 学校教育ワーキンググループ素案について
3. その他
7 会議の結果
リーダー
これより,第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを開催します。まず,議題1「指標設定について」です。事務局からご説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
事務局から,今回の計画では指標を設定しない,という提案がありました。その理由として,この計画の内容がマスタープランとしての大きな枠組みで作成しているため,成果を示す指標の設定が困難であることと,指標を使用した評価は市長部局の行政評価で行うことができることの2点でした。
それでは,東京都教育委員会の教育ビジョンや国の第2期教育振興基本計画では,指標設定はどのようになっているのでしょうか。
事務局
まず,国の教育振興基本計画は,いくつかの指標が設定されています。一方,都の教育ビジョンは,方向性のみを示しているもので,指標や目標値は特段設定されていません。
リーダー
このような状況で,狛江市の教育振興基本計画はどのようにしていくか,ということで議論していきたいと思います。皆さんから意見や質問を伺います。
永田委員
後期基本計画の指標は,市長部局の行政評価で使用されるため,教育委員会としての指標設定は行わないが,評価は行うということですが,指標や目標がない状態で評価はきちんとされるのでしょうか。あくまでも時間が掛かるということであれば別ですが,教育委員会で教育的側面から評価を行うのであれば,そのための指標設定は必要であると思います。
リーダー
教育委員会の評価と教育振興基本計画の関係を詳しく説明してください。
事務局
教育委員会の評価は,教育委員会の自己点検及び評価に関する審査会で行っています。今回の教育振興基本計画の改定にあわせて評価の方法や視点も含めて見直すということで,これから議論をお願いする予定です。これに加えて,今回の計画を受けて作成する年次の実行計画では,事業レベルで整理することになりますので,反対にその単位になれば,年度の予算とも関連しますが,視点の1つとして指標を使うことはできるようになると思います。
リーダー
今の説明を整理すると,この教育振興基本計画をもとに実行計画が作られて,その実行計画は指標をつくって評価することができるということで良いでしょうか。
事務局
そうです。
永田委員
審査会は,教育委員会が自己点検をした結果を審査するのですから,教育委員会が自己点検を行うのであれば,少なくとも何らかの指標や目標を明確にしておく必要があると思います。そして,結局設定をしておく必要があるのであれば,時間的に間に合うのであれば,ここで設定しておいた方が良いと思います。
事務局
まず,審査会に関しては,第三者機関として自らが教育委員会の取組みを評価することに加えて,教育委員会がどのような自己評価を行うかというところまで,今年度諮問する予定です。これは,審査会と教育委員会のそれぞれの評価に何かしらの関係性がないと,良い評価はできないと思いますので,内部評価と外部評価をリンクさせながら検討してもらいたいと考えています。また,実行計画は,事業の計画になりますので,基本的に目標値はあってしかるべきと考えています。今回の計画に指標を設定しないことは,決して時間的に間に合わないという理由ではなく,あくまでも事業の実行計画で見せるべきものであるからこそ,この計画では設定しないということです。
リーダー
今の事務局の説明は,この計画には指標は馴染まないが,実行計画を作成する段階で初めて目標設定が可能になるということでした。
永田委員
どうもよく分からないのですが,マスタープランであっても,各施策には具体的な内容の取組みが位置付けられるはずです。ですから,そのときに目標を設定できるのであれば,この段階で設定しても良いと思います。今,事務局から説明されていることは,ある意味当然のことであって,もう少し積極的に考えることもできるのではないかと思います。毎年,教育委員会がどのようなことを課題として捉えて,どのようなことに重点的に取り組んでいくかということが明確になればとても良いと考えています。教育委員会として方向性を打ち出して,それに対する市民の理解を求め,意見を聞きながら進めていくというプロセスがあれば,とても良いと思います。
事務局
事務局としては,まさにその部分の制度設計を行おうとしているところです。
リーダー
今回の計画で決めた重点項目を中心に自己点検を行っていくことは可能であると捉えて良いのでしょうか。
事務局
そのとおりです。事務局もそのような方向性で審査会の準備を進めているところです。
リーダー
この件に関して,佐藤委員のご意見はいかがでしょうか。
佐藤委員
事務局の言っていることも良く分かりますし,永田委員の意見も良く分かります。取扱いがとても難しいと思います。
リーダー
氏家委員はいかがでしょうか。
氏家委員
私も,この計画を見ると目標を立てることは相当難しいだろうと思っていましたが,それをどこでどのように評価するのか,ということは,今の皆さんの話を聞きながら,やはりとても難しいと感じました。
リーダー
サブリーダーはいかがでしょうか。
サブリーダー
大体同じような意見ですが,確かに,この内容で具体的な数値目標を設定していくことはなかなか難しいと思います。この方針を具体的な施策に落とし込んだときに,初めて指標が設定できるような気がします。
リーダー
今それぞれの委員から意見を伺いましたが,「指標を設定しない」と言い切ることが少し誤解を与えていると感じます。指標を設定しないことが,イコール評価をしない,というイメージで捉えられてしまいますが,決してそうではなく,教育委員会の取組みの評価については,具体的な実行計画に伴う評価や教育委員会の自己点検に関わる評価の枠組みの中で評価をしていく,という言い方にしておくことが必要です。いずれにしても,この件は社会教育ワーキンググループとも関係してきますが,その点はいかがでしょうか。
事務局
社会教育ワーキンググループは明後日開催する予定です。そちらでも同じ提案をする予定ですが,最終的には検討委員会で決定される内容であると考えています。
永田委員
私としては,この計画では設定しないということは,それはそれで良いと思いますが,もし実行計画のなかで展開できるのであれば,速やかに実行計画を作成して,それをもとに考えていくということが大事であると思っています。
リーダー
永田委員の言うとおり,例えばここに「学力をはじめとした個々の児童・生徒の…構築していく。」という大きな方向性があるのですから,これがどのようになっているのかということはやはり何らかの形で評価していかなければなりません。計画と評価は何らかの形でリンクして考えていく必要がある,ということで整理をしたいと思います。
次に,議題2「学校教育ワーキンググループ素案について」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
まず,「1.教育活動の展開『知』」に関しては,いかがでしょうか。
永田委員
以前,主な取組みにQ-Uアンケートが記載されていたと記憶していますが,どのようになったのでしょうか。
リーダー
Q-Uアンケートの考え方は,どのように捉え,位置付けているのでしょうか。
事務局
Q-Uアンケートは,個々の児童や学級の状態を把握する1つの取組みで,それは「知・徳・体」の基礎であったり,学級経営の材料となったりするところです。ここでは「主な内容」を一般名詞のなかで整理したものですので,特段ここで位置付けを変えたりしたものではありません。
永田委員
まさにその通りであると思います。Q-Uアンケートには個々の児童・生徒の状況の把握・分析と円滑な学級経営に向けてという2つの側面があると思います。一般名詞として整理したということであれば,それで結構です。
リーダー
それぞれの取組みでQ-Uアンケートの考え方を生かしていくということで共通理解としていきたいと思います。
次に,「2.教育活動の展開『徳』」に関しては,いかがでしょうか。
永田委員
オリンピック教育のイメージが明確になりません。オリンピック教育とは,運動と国際理解の2つの側面があると思いますが,ここに「オリンピック教育の展開」と書かれると,これは何だろうと思います。例えば,「オリンピック実施の機会を活用し,多文化共生の理念に基づく国際理解」というような表現で良いのではないかと思います。
リーダー
このような表現は東京都等でもしているのでしょうか。
説明員
「オリンピック教育」という言葉は,おそらくあまり使われていないと思います。多文化共生という意味合いを含めて「2020年を契機とした…」と表現する方が,より的確ではないかと思います。
リーダー
それでは,この部分は文言を修正することとします。
永田委員
また,ここに「国際理解教育を展開していく」と表現がありますが,意図は分かりますが,これまでも行ってきている事柄であると思いますので,「高めていく」や「推進する」という継続しながら強化していく表現が適切である思います。
リーダー
それでは,ここも文言を修正することとします。
次に,「3.教育活動の展開『体』」に関しては,いかがでしょうか。
永田委員
「オリンピック教育の推進」という表現がありますが,先ほどの項目でもオリンピック教育がありました。このように複数の施策にまたがる取組みは,どのように表現すれば良いのでしょうか。
リーダー
先ほどの項目で「オリンピック教育」という用語を使わないこととしましたので,ここは「オリンピック・パラリンピックに向けた取組み」などの表現に変えて,体力の方を重点項目とする。一方,国際理解に関わるものは,取組方針の中に入れておくだけにするという形で良いと思います。
次に,「4.個々の児童・生徒への支援」に関しては,いかがでしょうか。特にないようであれば次に進みます。
次に,「5.子どもの安全確保」に関しては,いかがでしょうか。
サブリーダー
「災害発生時には,生徒も地域の一員として…」という文言がありますが,他の項目は「児童・生徒」となっているのですが,これはあえて表現を変えているのでしょうか。
事務局
中学生は災害時には守る側になるということを踏まえ,様々な取組みを考えていく必要があると考えています。
サブリーダー
そういう話は,私たちも常々しています。
リーダー
大人は通勤で都心に行き,高校生も多くは市外の学校に通っている。そうすると,災害時に地域で一番力を発揮できるのは中学生ではないかということでしょうか。東日本大震災では,釜石市で中学生が小学生や高齢者を助けたりするなど,重要な働きを見せて,『釜石の奇跡』に繋がりました。そういう意味で,中学生に頑張ってもらうというのは大事かもしれません。
事務局
狛江市は昼夜間比率が26市で比較して極めて低い自治体ですので,これも狛江市の特徴かもしれません。
リーダー
ぜひこのなかに狛江高校も含めて考えていただきたいと思います。
最後に,「6.学校運営・教員の活動への支援」に関しては,いかがでしょうか。重点項目に「個々の児童・生徒の現状把握・分析を活用した学級経営」とありますが,取組方針にはそれと関連する記述が見当たりません。
説明員
学級経営ですから,子どもたちのために行うことは当然ですが,それとあわせて教員の育成にも関連してくるように思います。
リーダー
取組方針の「指導力」のなかには,学習指導力とともに学級経営力も入るという考え方になるのかもしれません。
他にないようですから,これで一旦議論を打ち切りたいと思います。最終的な文言整理は,ワーキンググループを開催する時間がありませんので,本日いただいた意見をもとに私と事務局に一任いただくこととさせていただきたいと思います。
最後に「3.その他」について,事務局から日程の確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会学校教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年9月3日(水曜日) 午後5時30分~6時45分
2 場所
狛江市防災センター4階 402・403会議室
3 出席者
リーダー 住友 和子 サブリーダー 島本 和彦
メンバー 冨永 春芳 メンバー 周東 三和子
メンバー 伊藤 輝芳
説明員
社会教育課長 浅見 文恵、公民館長 三角 光正、図書館長 加藤 清巳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
2名
6 議事
1.指標設定について
2.社会教育ワーキンググループ素案について
3. その他
7 会議の結果
リーダー
定刻となりましたので,第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを開催します。まず,議題1「指標設定について」事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
教育振興基本計画では指標設定を行わなくて良いのではないか,という提案が事務局からありました。これに関する皆さんのご意見をいただきたいと思います。
周東委員
私は,前期基本計画の策定のときに行政評価の側面からの指標づくりに関わっていました。また,後期基本計画のときは全く関わっておらず,市がつくったので,前の時と比べて批判が出ていました。例えば,図書館の利用率や市の歴史等について見聞きしたことのある市民の割合というものが,本当に指標になるのかということが議論になっていて,特に社会教育の場合は,そのように数値に表せるようなものではない分野なのではないかと思います。後期基本計画の指標も上向きの矢印で,どのように評価するのかと思います。現在議論している重点項目や取組方針に対してもっと具体的な課題等が出てこないと,このような指標をつくるのはとても難しく,反対にあえてそのような数値を出さない方が良いのではないかと考えます。
伊藤委員
後期基本計画のめざす方向が矢印になっています。ここで現状値に対してどのような分析をしたかも分かりませんが,もし何かを目指すということであれば,具体的なものを設定しないと評価ができません。めざす方向どおりに数値が上がれば,それはそれで良いことではあるのですが,そこは私も引っ掛かりました。
周東委員
この計画には取組方針や重点項目があって,この5年間で何をすべきかという具体的なものが出されていません。年度ごとの実施計画だけで回しているだけでは,5年間経ったけど,実際に教育振興基本計画や重点項目に照らしてどうだったのか,という評価ができなくなると思いますので,それも少し難しいところです。
事務局
行政の単年度予算の原則や教育委員会の性質を考えると,中期的に先を見通すことはとても難しいことです。ですから,実施計画の段階では,市の重点プロジェクトに関する事業のほかは,運用でできる改善を中心に目標を設定していくことになると思います。
リーダー
実施計画は,この教育振興基本計画の重点項目等を参考にしながら,具体的な手立てを並べていくことになりますので,この教育振興基本計画から乖離していくことはありません。この段階では数値目標があって,どこまで達成できたか,というような評価も行われると理解して良いですね。
事務局
そうです。どういった形であれ,目標は設定していきたいと考えていますので,それを踏まえた次年度の評価は行っていくつもりです。
リーダー
皆さん,ご意見はいかがでしょうか。
サブリーダー
社会教育は,結局,それぞれの市民の内的なところが充実していくものと考えると,それは数値化できるようなものではないと思います。だからこそ,常に色々と努力して,良いまちにするには時間が掛かるということであると思います。
スポーツ・レクリエーションで考えると,例えばスポーツバーに行くとダーツやビリヤードがあります。私たちのように,一般的なスポーツをしている者から見ると,スポーツとは思わないような競技がヨーロッパでは文化になっているようなものもあります。チェスもスポーツです。体を動かすことだけが運動ではなく,頭と集中力を使うものがあります。
リーダー
これまでに出された意見は,特にこの社会教育分野においては,目標値や指標をつくることは難しいというものが多いように思います。他にはいかがですか。
周東委員
事務局に質問ですが,実行計画をつくる時には,どの程度先を見通して作成するのでしょうか。
事務局
現在,市で作成している実行プランは3年間を1つのスパンとしています。ですから,今回の計画の年次計画も3年が目安になると思います。
リーダー
年次計画としては,3年くらいの期間を考えていて,それとは別に単年度の計画があるのでしょうか。
事務局
各課では,単年度の業務計画を持っているところもあると思います。この計画に基づいて作成するのは,3年の計画です。
リーダー
その3年の実行プランを踏まえて,予算要求をしていくのですか。
事務局
実行プランは,次年度の予算が確定した後に作成します。その予算が確定した年度とその後の2年の内容を整理して3年計画とする,と考えた方が良いと思います。
リーダー
それに対する評価は毎年行うのでしょうか。
事務局
どのような評価を行うか,という点はこれから制度設計をしていくところですので,現段階では,いくつかの考え方があります。例えば,3年というスパンの中での進捗状況を評価したり,課で持っている単年度の事業計画に対する進捗を評価することもありえます。しかし,いずれにしてもこの計画を基にして作成する市の年次計画を評価のターゲットにしていくという考え方になります。
リーダー
今の説明によると,この教育振興基本計画に指標が付かなかったからといって,教育委員会の事業に対する評価が全くなされないわけではないということは明確です。今回の重点項目を見ても,システムの構築や人材の育成など,決して簡単に結果が出るような取組みばかりではありません。
それでは,皆さんの意見が一致していると思いますので,ここでは指標設定を行わないということとしたいと思います。
次に,議題2「社会教育ワーキンググループ素案について」について,事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
リーダー
それでは,皆さんから意見を伺います。
周東委員
「7.学習機会の提供」の取組方針にあるプログラムの提供ですが,この目的は「市民が主体となった地域づくり」であると思いますので,それに対する支援というような表現をしていただきたいと思います。
リーダー
「市民の手による地域づくり」というようなニュアンスでしょうか。
周東委員
公民館のプログラムも生かしていってもらわなくてはなりませんが,そういった地域づくりの活動を公民館が支援していくことが大事なのではないかと思います。
事務局
これは地域づくりに限ったものではありませんが,今後は,特に地域に協力してまちづくりを進めていくことになります。地域が自発的に進めるまちづくりを支えていく,という転換期になっていることは教育委員会だけでなく,市としても認識をしています。
周東委員
それに加えて,重点項目にも書き加えてください。
事務局
今後,具体的な取組みを整理するためにお聞きしますが,「市民が主体となった地域づくり」というのは,具体的にどのような状態を指すのでしょうか。
周東委員
公民館等でも色々な講座を催して,その中で学んだ人達が学んだことを生かして,さらに発展させて地域づくりをしていく。ただプログラムを提供するだけではなく,そのような市民の活動を支援して,市民がまちづくりに関わっていけるシステムをつくってほしいと思っています。
事務局
それは,団体の自主的な活動が盛んになるという状況でしょうか。
周東委員
そうです。
リーダー
事務局で整理してください。他にありませんか。
周東委員
市民活動支援センターに関連しますが,センターの管轄は市長部局ですから,教育委員会として同じようなことをしていることがないように。また,市長部局が行っているから教育委員会は行わない,ということでもなく,お互いが協力して有機的に進めていければ良いと思います。
リーダー
まさしく,「関係部局と連携した」というところですが,せっかくこのような組織が立ち上がるのであれば,そこにすべてを任せてしまうのではなく,是非,何らかの形で関わっていけるような連携ができたら良いと思います。センターの準備委員会は進んでいるのでしょうか。
周東委員
先日,傍聴に行きましたが,ほぼ準備委員会としての会議は終わりということでした。次の運営委員会の委員の構成や運営する社会福祉協議会から来る人数も言っていましたので,かなり具体的に進んでいると思います。
事務局
市としてトータルで考えたときに市民が一番豊かになる方法に持っていけば良いと思っています。
リーダー
社会福祉協議会は,ボランティアセンターで積み上げたノウハウをたくさん持っていると思います。しかし,そこから見える景色と社会教育という立場から見える景色は少し違うのではないかと思います。ですから,このような見方もある,このような人の集め方も必要ではないか,というようなアドバイスや提案ができるような場があると良いという気がします。ここは,この重点項目にも関連しますので,実行プランを検討するときにも是非考えていただきたいと思います。
伊藤委員
社会福祉協議会では,90以上の団体があって,それだけのノウハウがあると思います。それだけの活動がありますので,それを私たちが参考にしたりして何かできるのではないかと思います。また,それだけの団体があるのですから,何かしたいと思う人がここに来れば,次の活動に繋がっていくと思うのです。
リーダー
センターの情報は「広報こまえ」に載っているのでしょうか。
周東委員
委員会があり,傍聴できるということは「広報こまえ」に載っていました。また,その議事録は市ホームページに出ていました。
伊藤委員
私は分かりませんが,市長部局の方が私たち以上に色々な状況が見えていて,進んでいるような気がしないでもありません。センターがこのような方向で進んでいるというようなことは,何かの機会に聞けたりするのでしょうか。
説明員
担当に聞けると思います。
リーダー
関係部局との連携のために,相手のもとまで出掛けて行って,相手のことを勉強するという姿勢がどの部署でも必要になってくるのだろうという気がします。他にこの項目のご意見はありませんか。
サブリーダー
スポーツでも,市の自然環境だけではなく,他に何か目玉になるようなビジネスでやっているところも協力してくれるような表現を少し考えていただきたいと思います。
事務局
自然環境に限定せず,市の特徴を生かしてということでしょうか。
サブリーダー
スペースがない,という課題を運用や使い方でカバーできるような柔軟な考え方を盛り込めれば,もっと支援ということに繋がっていくのかなと思います。
伊藤委員
確かにオリンピック・パラリンピックもありますので,具体的な何かが必要になってくるように思います。
サブリーダー
例えば,新潟では大きなサッカー場をつくったのですが,そこには駅からシャトルバスを出しています。また,見附市では古い体育館を壊し,新しいものをつくったのですが,そこには電車で来てもらうような案内をしています。最初から何でもできないということではなく,何か知恵を出していただきたいと思います。
説明員
狛江は,調布市の味の素スタジアムへのアクセスが良いです。そういったところの条件を整えてあげることはできると思います。
サブリーダー
情報を流すこともスポーツです。練習見学ツアーを組んでも良いかもしれません。
説明員
まちを売るという意味では,オリンピックはかなりの効果が見込めると思います。
伊藤委員
市内の文化財を経由して味の素スタジアムに行くバスを提案するなど,早い段階からそのようなものを行っていかなければなりません。「10.歴史遺産の保存と活用」では,まさに周知することが大事です。
サブリーダー
「古墳駅」なんていう名前が付いたら面白いですね。
伊藤委員
関心があれば,「何だろう。」と思います。
サブリーダー
古墳が趣味の人は「とりあえず降りてみよう。」と思います。
周東委員
狛江駅前のロータリーは使えないのでしょうか。
冨永委員
あれは遺跡です。古墳の跡もあります。また,狛江第一小学校跡地となっている駅前のところも,あの下は敷石住居跡という珍しいものです。その住居跡を保存するために築山にしてあるのです。
リーダー
それは全く知りませんでした。
周東委員
駅前の看板も狛江の地図があるだけですが,それこそ「ここが狛江です。」ということをきちんとアピールすれば良いと思います。
リーダー
市民はいつも目にしている風景なので,「この下にそんな面白いものがあるよ。」と言えば,子どもも驚くでしょうし,興味も持つと思います。
サブリーダー
やはり,専門家しか知らないという状況ではいけません。一般の人も知ることが大事です。
リーダー
「10.歴史遺産の保存と活用」には市民に向けてということが多いですが,もっと外に向けて発信するようなことも考えても良いのではないかという気がします。
周東委員
歴史遺産関係だけでも,ホームページを立ち上げても良いと思います。ホームページをつくるのであれば,市民でもそのようなことが得意な人がたくさんいると思いますので,そのような市民を活用すれば,高い費用を掛けなくても済みます。
リーダー
『新狛江市史』の編纂とありますが,これは市制50周年でしょうか。
冨永委員
市制50周年の年に『新狛江市史』を発行する予定です。
リーダー
それは販売されるのでしょうか。
冨永委員
販売します。現在は『市史研究』の第1号が出ています。
リーダー
どこに行けば手に入るのでしょうか。
冨永委員
市史編さん室です。
説明員
面白いのですが,残部があまりありません。
周東委員
増刷が難しければ,PDFでホームページに載せてほしいと思います。
説明員
最終的にはPDF等で情報提供させていただきます。
冨永委員
徳富蘇峰の手紙もブックレットにして第1集で出しています。そこまで狛江とは関係はないのですが,そのような文化人や有名人の筆跡や内容が分かります。
リーダー
他に何かありますか。次に,「8.学習情報の提供」ですが,図書館の蔵書の購入には,毎年予算が付くのでしょうか。
説明員
毎年予算要求して配当されています。これまでのところは同じような金額を毎年配当されています。
サブリーダー
時々,市民の皆さんに本を配っていたと思います。
説明員
昨年までは,年に1回,市民センター地下ホールで行っていましたが,スペース的にも厳しくなってきましたので,今年から市民センターの入口に置いておく方式に変えました。
周東委員
リサイクルに出る本の基準はあるのでしょうか。
説明員
除籍基準と廃棄基準があります。基本的には買ってから5年を経過したものを除籍することにしています。
リーダー
並べるスペースが限られている中で,そのような工夫がされていることに感心しています。
周東委員
事務局に聞きたいのですが,今回は資料として総括表が出されていますが,委員会から答申するときはどのような形になるのでしょうか。
事務局
通常の計画書のような形態になります。
リーダー
それでは,これまで出された意見は事務局で整理して,最終的な文言調整は私に一任させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
最後に,事務局から今後の日程確認をお願いします。
事務局 (日程確認)
リーダー
それでは,これで第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会社会教育ワーキンググループを終了します。
1 日時
平成26年9月17日(水曜日) 午後5時30分~7時29分
2 場所
狛江市役所 502.503会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委員 渡辺 暁 委員 佐藤 省吾
委員 島本 和彦 委員 冨永 春芳
委員 周東 三和子 委員 永田 従雄
委員 氏家 嘉代 委員 伊藤 輝芳
事務局
学校教育課長 宗像 秀樹、教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
なし
5 傍聴者
1人
6 議事
1. ワーキンググループの検討結果について(報告)
2.第2期狛江市教育振興基本計画(素案)について
3. パブリックコメント等の実施について
4.その他
7 会議の結果
委員長
これより,第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を開会します。まず,議題1「ワーキンググループの検討結果について(報告)」について,それぞれのワーキンググループから報告を求めます。
まず,学校教育ワーキンググループですが,6月2日から6回の会議を重ねてきました。議論の結果,この素案がまとめられましたが,それぞれの項目のポイントとしては,まず施策項目1,2,3「教育活動の展開『知・徳・体』」については,いずれの項目においても学力調査や運動習慣調査,Q-Uアンケートなど,子どもの現状把握をその後の指導に生かしていくことが重要であると考え,重点項目としても盛り込んでいます。また,これは社会教育ワーキンググループにも関係するところですが,市内にある自然や歴史遺産などの特徴を教育活動に生かしていくことも盛り込んでいます。また,東京オリンピックの開催に伴い,「徳」の項目では国際理解教育,「体」の項目では体力づくりということで,東京オリンピック・パラリンピックに伴う事業の推進も盛り込んでいます。次に,施策項目4「個々の児童・生徒への支援」では,学校や教育研究所をはじめとした関係機関との連携を重視していくことや,特別支援教育に関しては関係部署,関係機関,事業者など非常に多くの主体との連携を行うほか,市の他部署も含めた連携体制を構築していくことの重要性を盛り込んでいます。次に,施策項目5「子どもの安全確保」では,防災力の強化として,学校と地域との連携・協力体制の構築の検討を盛り込んでいます。それから,現在さまざまな問題が発生している不審者やアレルギーの問題等々も含め,教育委員会や学校における危機管理体制の強化を検討していくことも盛り込んでいます。次に施策項目6「学校運営・教員の活動への支援」ですが,学校運営のなかでも,特に学級経営の視点からのQ―Uアンケートを活用した学級経営の充実ということで,それを根底に据えた教育活動を進めてはどうかという提言を行っています。また,円滑な教育活動のための学校の雰囲気・風土づくりについて,校長を中心にその体制を強化していくことも盛り込んでいます。
最後に,これらの取組方針に対する評価のための指標ですが,今回の計画では大まかな形で取組方針を整理していますので,それぞれに細かな指標を設定していくのは困難であろうということ。それと,事務局との質疑の中でも評価を行わないのではなく,これをさらに具体化した実行計画のところで評価を見据えて考えていくことも確認できましたので,学校教育ワーキンググループとしては,指標設定を行わないということで共通理解としたところです。
それでは,次に住友副委員長から社会教育ワーキンググループの報告をお願いします。
副委員長
社会教育ワーキンググループの議論の結果を報告します。こちらも学校教育ワーキンググループと同様に,6回の会議を重ねてきました。その議論の結果がこの素案に盛り込まれているわけですが,各項目のポイントを説明します。
まず,社会教育において,市民全般に広く学習機会を提供することは1つの大きな目標ですが,そのためには,色々と限られていることがある狛江市では,市民の人材を活用するのが最も良い方法ではないか,ということが再三議論に出ました。施策項目7「学習機会の提供」でも,地域の人材発掘・育成において施策を盛り込んでいくことが大事であるという視点から様々な議論が行われました。次に,施策項目8「学習情報の提供」では,図書館の運営のなかで財政的な問題で人員も足りず,市民ニーズにも応えきれない部分がありましたので,図書館の運営に関わる人材を市民の中で育成し,市民に協力いただきながら図書館の運営を行っていくというところがポイントです。同時に,人がいなくてもニーズに対応できるようにICタグの導入等を目標にした業務の効率化も目指していこうという議論になりました。次に,施策項目9「スポーツ・レクリエーション活動の支援」では,東京オリンピックに向けた取組みが大きな柱となっていますが,これも狛江市の状況を考えると,オリンピック選手に来ていただいたとしても,練習場所の確保も非常に難しい状況にありますので,直接的にオリンピック競技に関わるというよりも,地の利も生かして,市民にスポーツを楽しんでもらう機会を提供するようなことをこの項目で考えていってはどうか,議論も交わされました。また,学校教育ワーキンググループで議論があったように,スポーツ・レクリエーションの場面でも市の特徴・特性を生かして市民の活動を支援していったらどうかという議論も行われました。次に,施策項目10「歴史遺産の保存と活用」ですが,これだけ特徴ある遺跡等が発掘される狛江市にしては,やはりまだまだPRや情報発信が足りないという意見がありました。これをもっと積極的に行うことで,まず市民一人ひとりがそのようなことを理解できるような情報発信が求められるという議論がありました。また,これも学校教育ワーキンググループでも議論があったと思いますが,学校とも連携して,子どもたちが狛江市の特色を自ら理解してくれるような機会を提供していく必要があるという議論がありました。
以上が,社会教育ワーキンググループで議論してきた内容ですが,すべての項目を通じて,やはり狛江市の社会教育においては,市民の人材育成・発掘が非常に大きなポイントになるということが,どの項目でも再三話し合われました。28年度に市民活動支援センターが立ち上がることが計画されているようですが,そういったところに対しても色々な働きかけができるのではないかという話が出ました。また,もう1つ言えるのは,関係部局との連携として,特に社会教育の分野では,社会教育と児童青少年課など,異なる部局との連携がどうしても必要になりますので,それを積極的に行っていくような姿勢で取り組んでいただきたい,という議論が交わされました。
最後に指標ですが,学校教育ワーキンググループと同様に今回の計画の性質を考えると,具体的な指標は馴染まないということが社会教育の中でも話されました。特に社会教育は,非常に範囲が広く,内容も人の内面に関わるようなところもありますので,全員の一致した意見として,指標設定は行わないという結論が得られました。
委員長
今,それぞれのワーキンググループからの報告がありましたが,何か質問等はありますか。個々の内容については,また素案を審議するところで議論はできますので,一旦,ワーキンググループからの報告としてはここまでとします。
なお,指標の取扱いですが,いずれのワーキンググループでも設定しない方向で整理されていますので,この委員会としても,今回の計画において指標は設定しないことと,それぞれが実行計画の段階になったところで,それぞれの取組みの指標を考えて評価していただく,ということで委員会としての共通理解としたいと思います。
次に,議題2「第2期狛江市教育振興基本計画(素案)について」事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
それでは,まず「1.総論」ですが,ここでは,背景,基本的な考え方,計画名称,計画期間,計画の構成という項目で構成されていますが,何かご意見等はありますか。
永田委員
この計画の計画期間ですが,「平成27年度から平成31年度までの5か年とする」というのは,今の社会的な動向からすると,少し長い感じがします。ですが,かといって2,3年で検討するというのも計画の性質から馴染まないような気がしますし,後期基本計画の計画期間とも関係してきますので,ここは途中で改定を行うことも考えに入れておいた方が望ましいと思いますが,いかがでしょうか。
委員長
中間での見直しをという永田委員からの意見ですが,事務局としてはどうでしょうか。
事務局
確かに計画期間を固定するメリットは,今の時代においてはさほどありません。他の市の計画とも合わせ,社会情勢等の変化があった場合には見直しを検討するような一文を入れた方が良いかもしれません。
委員長
市の総合計画ではどのようになっているのでしょうか。
事務局
市の後期基本計画では「本計画の計画期間は,平成25年度から平成31年度までの7か年とするが,急激な社会情勢の変化など,市を取り巻く環境に著しい変化が生じたときは柔軟に対応していく。」としています。
委員長
それでは,今の文言を参考にして,ここに入れ込んでいくということと,その文案は私と事務局に一任いただくということとしたいと思います。
次に,「2.教育理念」ですが,これは既に決定しているものとして考えてよろしいでしょうか。
事務局
既に教育委員会での意思決定はされています。
委員長
それでは,ここで内容を議論するのではなく,ここに位置付けたということです。
次に,「3.教育目標」ですが,ここも教育委員会で決定したものをここに位置付けたというものです。
永田委員
内容に関して異論があるわけではありませんが,全体を通じて,学力とあわせて体力の向上も考えていかなければならないと思います。体力は学力の基礎になると思いますが,その体育に対する意識が少し薄い感じがします。教育目標にある「すべての世代にわたる市民のための学習環境の整備」は,そのとおりだと思いますので,ぜひこれとあわせて,体力の向上に向けた環境整備もここに含まれているという解釈をしてほしいと思います。
委員長
「教育活動の展開『体』」や「スポーツ・レクリエーション活動の支援」でも体力には触れていますので,それと関連してくることであると思います。
次に「4.個別施策」ですが,ここは1項目ずつ進めていきたいと思います。まず,施策項目1「教育活動の展開『知』」について,質問や意見等はありますか。
周東委員
主な内容にはICT教育という言葉がありますが,取組方針にはその言葉は出てきません。
事務局
文言としては出てきていませんが,取組方針の「情報機器の活用やそれを活用した情報モラル,情報リテラシー能力を高めていく」に関連してきます。
周東委員
ICT教育は,一般的に馴染んでいる言葉ではないと思いますので,分かりやすくしてほしいと思います。
委員長
それでは,ICT教育という言葉を取組方針に加えたうえで,注釈を付けてください。また,言葉の注釈は他の項目にも同様に付けていきたいと思います。
永田委員
習熟度別指導や少人数指導について,来年度の計画や見通しを分かっている範囲で教えてください。
事務局
現在,そのような計画の情報は持ち合わせていませんが,まず国の基準の数の教員がいて,それに都の加配があったりということになりますので,それより多く配置したいという部分については,市費で雇うことになります。
委員長
都の加配としては,中学校ではどの科目で行っていますか。
渡辺委員
学校によって異なりますが,主に数学と英語,他にも理科で行っているところもあるようです。
委員長
私としては「習熟度別指導」という言葉が気になったのですが,この言葉は現在使われているのでしょうか。
渡辺委員
東京都教育委員会が出した習熟度別指導のガイドラインでは習熟度別指導や少人数指導という文言を使っています。
副委員長
主な実施主体の関係機関とは,どのような機関を指しているのでしょうか。
事務局
主に公的機関と言われるようなものを指しています。消防や警察,児童相談所や子ども家庭支援センターというところになります。主に,文部科学省からの縦のラインは都・国ということで整理していますので,それ以外の公的機関です。
島本委員
リテラシーなどカタカナや横文字の単語にも注釈を付ける必要があります。
委員長
注釈は事務局と整理させていただきます。他に教育目標との関係ですが,今は「○」しかありませんが,最も関連が強いものは「◎」とするようにできないでしょうか。そうすることで,この項目により意味を持たせることができると思いますので,その方向で検討したいと思います。
次に,施策項目2「教育活動の展開『徳』」について,質問や意見等はありますか。
周東委員
児童・生徒に対するキャリア教育の展開とは,具体的にどのような取組みを指すのでしょうか。
渡辺委員
中学生であれば,職場体験も含めて勤労観や職業観を見通した教育を進めています。
周東委員
将来の職業選択の幅を広げるようなことでしょうか。
渡辺委員
生徒が夢や希望を持って取り組むような支援をするということです。
委員長
キャリア教育は,ここ数年非常に重視されるようになってきた教育で,将来社会に出て生きていくことができる能力や社会性,態度,他にも狭い意味で職業選択ができる知識などを総合的に身に付けさせていくものです。文部科学省としてもキャリア教育という言葉を使っているのですが,これも脚注があるほうが良いです。
周東委員
職場では,キャリアアップや色々なところを渡り歩くというような意味で使われる「キャリア」が多いので,少し説明を付けておいた方が良いと思います。
委員長
ここの重点項目に「市の伝統・文化理解教育における市の歴史遺産の活用,自然環境の活用」という内容が出てきますので,後で社会教育との関連が出てくる可能性があります。
次に施策項目3「教育活動の展開『体』」ですが,この項目の教育目標との関係としては,「確かな学力の定着と個々の能力…」の「能力」に「体力」も含まれていると素直に解釈するのが良いと思います。ここでは,オリンピック・パラリンピックに向けた取組みも出ていますが,いかがでしょうか。
周東委員
東京オリンピック・パラリンピックに向けた取組みは,社会教育にも出てくる事柄ですが,ここでは,パラリンピックの種目を自分たちも体験して理解を深めるようなことは,この取組みの中では考えられているのですか。
委員長
施策項目2「教育活動の展開『徳』」で国際理解教育を推進するということに含まれてくると理解しています。
周東委員
考え方ではなく,具体的な取組としてきちんとなされるのかということです。
委員長
具体化の段階でどのように取り組んでいくかという問題です。校長会では,どのようにしていますか。
渡辺委員
オリンピアンやパラリンピアンに来てもらって講演会を開いたり,その種目を子どもたちに一緒に体験してもらったりして興味・関心を高め,「この競技に出てみたい」というような夢を持たせることもしています。また,1校につき1つの国を指定して国際理解教育を進めるなど,体育に限らずに進めていこうというようには考えています。実際に狛江第二中学校でもパラリンピックに出場した水泳選手の方に来ていただいて,障がい者に対する思いなどの話を聞いたり,3年生は一緒になって水泳をしたりしました。
委員長
この考え方に基づいて,各学校でさまざまな取組みを具体化していくなかで校長会等でも説明していただけると有難いです。
永田委員
取組方針に「各種取組を推進するとともに,その成果を他の学校に向けて発信し…」とありますが,教育委員会として学校に何か発信しているようなことはあるのでしょうか。
事務局
教育委員会としての発信はもちろんですが,教育研究推進校などのスキームと同様で学校間の情報共有が1つの柱になると思います。研究や事例の発表を通じて教員が認識を共有し,それを学校に持ち帰って実践していくという流れになると思います。
委員長
指導室が主催して研修会を開き,そこで事例を発表して各学校に広めるような活動は既に事業として行っていると思います。
次に施策項目4「個々の児童・生徒への支援」ですが,ここでは特別支援教育が大きく取り上げられていて,それに関わって適応指導やカウンセリング等も扱っています。
永田委員
「特別支援教育の連携システムの構築」とありますが,これは具体的にどのようなことを指しているのでしょうか。
事務局
特別な支援が必要な子どもの情報を学校も含めて関係機関同士で共有するためのしくみです。
委員長
この特別支援教育に関わるシステムの構築は大きな課題であり,ぜひとも取り組んでいただきたいという意味で,ここで重点項目としても載せているというような捉え方でよろしいでしょうか。取組みとしては以前からありましたが,少し状況が変わるとその取組みも変わってしまうところがありましたので,そのあたりはきちんとシステム化したいという意図であると理解したいと思います。
次に施策項目5「子どもの安全確保」ですが,取組方針の「災害発生時には生徒も地域の一員として市民の命を守る…」は,狛江市では日中災害があったときに最も活躍できるのは中学生ではないか,という議論から入っている表現です。
永田委員
ここでは,いじめについても記載されていますが,いじめは非常に分かりにくく,表に出にくい状態も結構あるのではないかと思います。遊びやからかいと区分しづらいところもありますし,たまたまそのときに行き過ぎてしまうこともあると思います。とにかくいじめの問題に関しては,色々な形で存在するだけにケーススタディを積み重ねていくしかないと思います。子どもたち一人ひとりの状況が全く違いますし,環境も違いますので,教員が個々のケースを丹念に拾い上げて,普段の注意力を研ぎ澄ます活動をぜひ進めてほしいと思います。学校も含めて色々な機関が色々なケースを率直に報告して,それが他の学校に役に立ち,活用できるようにしてほしいと思います。
委員長
現在,いじめに関する研修は,どのように行っているのでしょうか。
渡辺委員
Q-Uアンケートを行っていますので,それを元にした話し合いを行っています。いじめに限らず,気になる生徒に対して,どのような声掛けをすれば良いのかということは,学年や学校全体で話し合う機会を必ず設けるようにしています。
委員長
それも組織的な対応の1つの形です。いじめは重要な問題ですので,教育委員会や校長会としても,取り組んでいただきたいという意見があったということを伝えていただきたいと思います。
周東委員
Q-Uアンケートとは,どのようなものでしょうか。
事務局
学校生活の満足度を測るものです。
周東委員
子どもは正直に答えられるようなものなのですか。
事務局
そうだと思います。
周東委員
Q-Uアンケートがどうか分かりませんが,人間関係のことを先生が質問して問題になることもあると思います。いじめに関連しては教員も一生懸命取り組んでいるとは思いますが,やはり1人の先生の目の届く人数には限界があって,今の学級の人数だと少し無理なのではないかと外から見て思います。学校の事務的な業務が多かったり,教員が子どもと向き合える時間が少ないことが,現在非常に大きな問題になっていると思います。
永田委員
Q-Uアンケートは,どのくらいの頻度でどの時期に行うのでしょうか。
渡辺委員
1年間に2回,6月と11月に行っています。
委員長
Q-Uアンケートは,早稲田大学の河村茂雄教授が開発したシステムで,子どもたちにアンケートを取って,それを分析することにより,その子の学級の中の人間関係が簡単に分かり,教員が活用しやすい情報が提供できるというアンケートです。狛江市は,自治体としても規模が小さく,そのような取り組みが行いやすい状況にあることもあって,市としても重視して取り組んでいるところです。ですから,そういうものをベースに考えていこうということで位置付けています。Q-Uアンケートは次の項目にも関連する取組方針が出てきます。
次に,施策項目6「学校運営・教員の活動への支援」ですが,意見,質問等はありますか。
周東委員
「OJT」は,脚注を付けてください。
委員長
それでは,脚注を付けることとします。次に,施策項目7「学習機会の提供」ですが,ここはいかがでしょうか。
副委員長
ここからの4項目は,すべて3番目の教育目標が最も関連するものです。
永田委員
取組方針に「活動内容に応じた場の確保に努め,市民の活動の機会の提供を推進していく。」とありますが,そもそもどのような場があるのでしょうか。団体は,割合とそのような場所を探す努力をして,色々な人が集っているのですが,個人が活動できる場は課題であると思います。もし既にそのような場があるとすると,きちんと周知してほしいと思います。
委員長
広報や周知は,どのあたりに記載されていますか。
事務局
取組方針の2番目に記載されています。社会教育ワーキンググループでも議論がありましたが,現在は,個人が活動しようと思っても,実際の活動に辿り着けないことが多いと認識しています。ここで指している「場」は,公民館や図書館,学校施設の開放等も指しています。
伊藤委員
以前も申し上げましたが,現在,社会福祉協議会で団体と個人の両方を紹介する雑誌があります。市でも地域活性課でそのようなものがあるということですから,現状でもできることはあるということです。
周東委員
市民活動支援センターは,教育委員会ではない部局で動いていますので,ワーキンググループでは,ぜひお互いが上手く活用して,お互いの利点を生かして,市民や団体の色々な活動に繋がっていけば良いのではないかという話が出ました。
委員長
次に,施策項目8「学習情報の提供」はいかがでしょうか。ここは図書館を中心にイメージしていると考えて良いでしょうか。
副委員長
そうです。
周東委員
図書館については,スペースや蔵書の問題等,色々市民の要求がたくさんあるのですが,今回の計画ではお金を使わないようにということで,夢のある計画にはなっていませんが,その中で何とか市民ニーズに応えようという取組方針になっていると思います。
委員長
施策項目1「教育活動の展開『知』」の重点項目に学校図書館と市立図書館の連携強化がありましたが,これはこの項目ではどのように考えれば良いのでしょうか。
事務局
事務局としては,市立図書館で持っている情報を学校の教育活動で活用できる方策を探っていきたいと考えています,あくまでも学校の教育活動から見て市立図書館を利用していく,という観点で整理していますので,学校教育分野の重点項目としています。
氏家委員
主な内容に「親子向け事業等」とありますが,これは何か特別な意味があるのでしょうか。
事務局
現在の事業名称をそのまま載せているものです。確かに「親子向け事業等」という表現は,違和感があるかもしれません。
委員長
事務局と調整して表現を整理します。
次に施策項目9「スポーツ・レクリエーション活動の支援」はいかがでしょうか。この重点項目に「市の特徴や特性を活用したスポーツ・レクリエーション活動の推進」とありますが,これはどのようなイメージを持っているのでしょうか。
副委員長
狛江市は施設が足りず,新しくつくることもできないという現状がありますが,そのような状況でも多摩川や野川などを活用したウォーキングなどであれば,大きな予算を掛けずにできる,ということです。
島本委員
そのようなアイデアは皆さんからたくさん出ていました。行政の立場からは,色々な制約で難しいことが多いのは理解できますが,安西先生も「諦めたらそこで試合終了ですよ。」と言っていますので,ぜひ諦めずに取り組んでいただきたいと思います。
委員長
次に,施策項目10「歴史遺産の保存と活用」ですが,「新狛江市史」の編纂は既に始まっているのでしょうか。
冨永委員
既に始まっています。市制50周年に合わせて『新狛江市史』を発行しようということで,24年度から行っています。
永田委員
感想ですが,取組方針に「地域の伝統的な生活文化や伝統芸能の継承…」とありますが,狛江市は,昔の農村地帯から住宅地帯に変わってきていると思います。それに伴って,特に農業の生活文化や農村にあった芸能等は,なかなか上手く引き継げていないような感じがしていますので,もう少し今の人が理解して入り込んでいけるようなアプローチを考えていかなくてはいけないと思います。今の人たちにとって,伝統は自分の生活に繋がっておらず,あくまで見世物という捉え方になってしまうという感じがします。そのようななかで,今の人たちが理解するには子どもたちが体験を通して感じられるようになれば良いのではないかと思います。
冨永委員
狛江市では財政的な問題もあって,展示スペースや展示施設がありませんが,むいから民家園で小学生が体験学習を行っています。狛江の郷土芸能には祭ばやしがあるのですが,地域の祭や市民まつりで演奏を行ったりして,市民の皆さんに親しんでいただいています。
委員長
この計画に書くことではありませんが,新規採用や転入して来た教員を対象として,狛江の自然や伝統文化,など狛江のことを知ってもらう研修は必要ではないかと思います。
次に,施策項目11「教育行政の推進」と施策項目12「教育環境の整備」はいかがでしょうか。
周東委員
例えば少人数学級の実現は,都が何かを決めなければ,市ではできないものなのでしょうか。
事務局
市費で教員を雇う財政力があれば,できないことではありません。学級編成は,現在市町村がその権限を持っていますので,狛江市の判断で決めることができます。ただ,配置される教員は東京都の基準になりますので,それを超える範囲でクラス編成を行う場合は,市費で雇わなければなりません。
周東委員
少人数学級は,低学年から順次実施されているのではないでしょうか。
事務局
国としても,将来的には少人数学級を進めていく方針はあるのですが,教員の確保や人件費の問題などもあって,一気に進まないというのが現状です。
委員長
それでは,「第2期狛江市教育振興基本計画(素案)」は,委員会としてこのような形で整理をしていくということで,今回意見をいただいた部分の文言整理や追加の注釈等は,事務局と私で相談しながら整理をさせていただきます。
次に,議題3「パブリックコメント等の実施について」事務局から資料の説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
パブリックコメント等について3つの方法で行うということです。これは,小・中学生に聞くのは当然なのですが,学校や教員の意見はどのような形で吸い上げるのでしょうか。
事務局
もし意見がある場合はこのパブリックコメントとして取り扱っていくこととしています。
委員長
やはり,学校の知らないところで決まったとなると良くありませんので,ぜひそのようにお願いします。
最後に,議題4「その他」として,事務局から今後のスケジュールの説明をお願いします。
事務局 (日程確認)
委員長
それでは他にないようですので,これで第5回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。
1 日時
平成26年11月13日(木曜日) 午後5時30分~6時50分
2 場所
狛江市役所 502.503会議室
3 出席者
委員長 佐藤 正志 副委員長 住友 和子
委員 渡辺 暁 委員 佐藤 省吾
委員 冨永 春芳 委員 周東 三和子
委員 永田 従雄 委員 氏家 嘉代
事務局
教育庶務係長 銀林 悠、教育庶務係主任 中川 昇永、教育庶務係 小島 希
4 欠席者
委員 島本 和彦 委員 伊藤 輝芳
5 傍聴者
なし
6 議事
1. 市民参加手続きの実施結果について
2.第2期狛江市教育振興基本計画(案)について
3. その他
7 会議の結果
委員長
これより,第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を開会します。本日は,伊藤委員と島本委員から欠席の連絡が入っています。
まず,本日の会議の開会にあたり,有馬教育長からご挨拶をいただきます。
教育長 (教育長あいさつ)
委員長
公務のため,有馬教育長はここで退席します。
(教育長退席)
委員長
それでは議事を進めます。まず,議題1「市民参加手続きの実施結果について」事務局から説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
パブリックコメント等の内容や手続きに関して質問があれば,発言をお願いしたいと思います。意見の取扱いに関する意見は,議題2で資料2を検討する際にいただければと思います。今回のパブリックコメントで出された意見のうち,その意見が資料2に反映されたものと,色々な理由から直接的には反映されていないものがあると思いますが,具体的に資料2に反映された意見を事務局から説明してください。
事務局
今回のパブリックコメントで出された意見のうち,直接的に反映されたものは,資料1のうち1番から3番まで,12番,13番,16番から18番まで,35番から37番までです。
佐藤委員
小・中学生の意見の募集対象は,全校ではなかったのでしょうか。
事務局
全校にお願いしました。
佐藤委員
提出していただいた学校が,これらの学校であったということですか。
事務局
結果としてこの5校から提出いただいたということです。
佐藤委員
中学生の対象は,全生徒でしょうか。
事務局
全学年の生徒です。
委員長
教員の投げ掛け方で違ってくるのかもしれませんが,一般的な案件のパブリックコメントと比べて,今回のパブリックコメントはどうなのでしょうか。
事務局
寄せられた件数を見ると,決して悪い方ではありませんが,市の総合計画ほどではありませんでした。
委員長
それなりの関心は持っていただいたということですね。
事務局
平均点は超えています。
委員長
資料1では,意見の取扱いが分かりにくい部分があると思いますので,議題2に移り,資料2を見ながら議論を進めていきたいと思います。
次に,議題2「第2期狛江市教育振興基本計画(案)について」説明をお願いします。
事務局 (資料説明)
委員長
まず,1ページの総論「策定の背景」を「改定の趣旨」として,2ページに「現行の教育振興基本計画の総括」を加えたというところはいかがでしょうか。今後の課題として「インクルーシブ教育」を位置付けたことはとても重要なことであると思います。また,総括の最後が「…期待される。」という文言で終っていますが,ここは「以上のことを踏まえて第2期教育振興基本計画の作成にあたった。」というように,今回の計画の改定に繋げられる語尾になった方が総括として相応しいように思います。
事務局
文言は整理させていただきます。
委員長
次に7ページでは,国際理解教育をより一層推進することを強調したこと,「ともに社会をつくり支える能力の育成と精神の醸成に努めていく。」と文言を修正したこと,楽器の整備に関わることも視野に入れて,重点項目に「情操教育の推進に向けた環境整備」を加えた,ということでした。質問・意見等はありますか。
( な し )
委員長
次に9ページでは,取組方針にインクルーシブ教育の理念を踏まえた環境整備を検討していくことを加えています。私は当初からインクルーシブ教育を視野に入れないと遅れてしまうのではないかと思っていましたので,これで結構かと思います。質問・意見等はありますか。
( な し )
委員長
次に10ページでは,取り組むべき順序を踏まえて文章を入れ替えたということでした。確かにご指摘のとおりかと思います。
副委員長
パブリックコメントで出された意見はなるほどと思うものばかりでした。パブリックコメントを寄せていただいた方々が真剣にこの計画を読み込んでくれたかが感じられました。いずれも的確な表現をしていただいていると思いますので,本当に有難いです。
委員長
いじめの防止対策を現場で推進していく立場としてはいかがでしょうか。
渡辺委員
大変ありがたいご意見をいただいていると思います。これを生かして推進していきたいと思います。
周東委員
いじめのことは,小・中学生の意見にも出ています。「アンケートをもっととってほしい」「先生と直接話をできるような機会を」「皆の前で聞かれても言えない」など色々と出ていましたので,具体的なことは学校を中心に取り組んでいくものですが,地域でどのように考えていったら良いかなどということは,具体的な計画の中には必要になってくるのではないかと思います。
委員長
今の周東委員の意見を踏まえると,やはり今回の小・中学生の意見は,それぞれの内容が細かかったために今回の計画で反映されなかったのではなく,今回の計画は,ここに出された子どもたちの意見も十分踏まえて,今回の教育振興基本計画はできている。そして,この計画を踏まえた具体的な取組みの段階で,さらにこれらを生かしていくという姿勢を校長会や副校長会も含めた関係機関に伝えていただきたいと思います。他に質問・意見等はありますか。
( な し )
委員長
次に8ページ「3.教育活動の展開『体』」は,教育目標3「すべての世代にわたる市民のための学習環境と運動環境のための整備」と関わりがあるという関係を示したということです。質問・意見等はありますか。
( な し )
委員長
次に11ページの重点項目に「新たな教育課題の解決に向けた取組みの推進」を加えたということですが,今回のパブリックコメントの意見からは,どのような具体的な教育課題を想定しているのか分かりますか。
事務局
パブリックコメントで出された用紙を見て類推するしかありませんが,この方は「教育委員会の姿勢について」というタイトルで2件出されていて,いずれも,学校や教育委員会の姿勢として日々出てくる新たな教育課題をしっかりと捉え,対応していくことが必要であろうというものでした。既に取組方針では記載していたのですが,この意見を受けて重点項目にも記載することで提案させていただいたものです。
委員長
具体的に何かの教育課題のイメージがあるわけではないようですので,ここで課題の解決と言い切ってしまって良いのでしょうか。
副委員長
具体的なイメージがないのであれば,なおさらまず課題を把握することから始めなくてはなりませんので,「新たな教育課題の把握とその解決」としてはいかがでしょうか。
委員長
そうですね。それではそのような文言に修正します。
次に15ページの取組方針に「小冊子等の配布を通じた市民への普及に努めていく。」という文言を加えています。
冨永委員
リーフレットは既に2冊出ています。歴史遺産の把握と調査研究を進めた成果として毎年調査報告書や,以前は文化財ノートというダイジェスト版を出していました。今はブックレットを出していますが,このような小冊子を毎年出してもらいたいという要望であると思いますし,文化財や歴史に感心を持っていただいて,本当に有難いと思います。
委員長
今年,小学生に配付したものとは違うものですか。
冨永委員
あちらとは別です。それらも含めてという意見であると思います。
委員長
中学校には配付されなかったのでしょうか。
渡辺委員
中学校には配付されませんでしたが,教員用に参考としていただきました。
委員長
そういう積み重ねが非常に大事であると思います。事務局からの提案として修正された部分については一通り確認が終わりましたが,全体を通して何か質問・意見等はありますか。また,その他手続き等のことでも結構です。
周東委員
私は1日目の夜の市民説明会に出席しましたが,参加者があまりにも少なかったです。皆の意見交換の場としてはとても良かったと思いますが。広報こまえに掲載されていたことも知らない人が私の周りにもいました。とても大事なことなのにどうして興味を持ってもらえないのかなと思います。他にパブリックコメントを行っているものでは,もっと少ないものもあるということでしょうか。
事務局
先ほども申し上げましたが,他の案件と比べて今回のパブリックコメントの反応は決して悪いものではありません。事務局としも大きな問題と考えていて,おそらく,今の広報こまえや狛江の教育を今のままで多色刷りにしたり,毎週発行したりしても,そんなに変わらないと思います。もっと根本的な考え方を変えて,こちらからの一方的な情報発信だけではなく,アウトリーチも含めてこちらから出掛けていくような取組みも含めて広報を考えていかなくてはいけないと思っています。
委員長
まさしく「11.教育行政の推進」にある「広報業務のあり方を見直し…」という部分ですね。
周東委員
先日の公民館運営審議会で,以前の連絡会で方針がまとまった段階で説明がある,という話があったという意見がありましたが,そのような話はあったのでしょうか。
事務局
こちらからそのような話をしたことはありません。
副委員長
そういう話はなかったように思います。
永田委員
全体的に公の問題に関する関心が非常に低くなっているという社会情勢がベースにありますので,なかなか簡単には解決しないと思います。広報として全体に向けて発信するというやり方ではもう限界で,やはりポイントを絞ってそこに直接働きかけていくようなPRをしなければならないと思います。広報こまえは2色刷りになったりして確かに見栄えは良くなったと思いますが,それだけでは見ない人はやはり見ません。大変ですが,事務局が対象を絞って狙い撃ちしていくようなやり方を考えなくてはならないのと思います。
委員長
そのように大勢の方の目で見ていただくことで質も上がってくると思います。今後の課題でしょう。
永田委員
説明会の参加者も前回に比べて増えています。そういう意味で,小・中学生の意見がたくさん出たというのは,非常に喜ばしいことであると思います。
周東委員
市民センターの改築関連の説明会は,部屋に入りきれないくらいの人が毎回来ていましたので,やはり自分たちにどのように関係してくるか,ということを何とか知ってもらわないといけないのですが,まだまだ難しいです。
氏家委員
小・中学生の意見は,一つ一つを読んだらとても面白くて,子どもたちが考えていることがよく分かりましたので,教育振興基本計画がなくてもこのようなものがたまにあれば,教員も子どもたちの状況が分かって楽しいのではないかと思いました。それから,小・中学生の意見募集のお知らせは保護者には届きませんでしたので,もしこれが保護者にも配付されれば,保護者の理解や協力を得られるところもあるのではないかと思いました。
永田委員
子どもたちに配付した資料は,本日参考資料として配られているものでしょうか。
事務局
参考資料のうち,2枚目以降が学校に配付したものです。それぞれカラーで印刷して配布しました。
永田委員
これだけの意見が寄せられたことに驚きました。小・中学生も色々と考えているという気がしました。私たちにとっても,とても良い刺激になったと思います。
副委員長
この参考資料は「学校用リーフレット 小・中学校向け概要版」となっていますが,これは大人に対しても,このままで全く問題なく通用すると思います。これだけで良いので,もっと広く渡るようにできれば,もう少し違ってくるような気がします。まず,興味を持ってもらうための入口としては,この資料で十分だと思います。
周東委員
教育というと,何となく学校教育のイメージがありますが,学校を卒業した後の期間の方が長いですし,社会教育のことも,本当はもっと知ってもらいたいと思います。
副委員長
ここに,社会教育のことを付け加えて,大人向けに発信する方が良いかもしれません。
委員長
この学校用リーフレットに少し手を加えて,概要版として子どもも大人も読めるものにしていくことも1つの案かもしれません。
事務局
計画ができた段階で,概要版についても考えていきたいと思います。
委員長
現在は,文部科学省も新しい学習指導要領が出たりするとリーフレットを作成し,家庭に配付しています。広報はまだまだ改革していく余地はあると思いますので,今後の検討課題にしてください。意見を出してくれた小・中学生へのリアクションは何か考えていますか。
周東委員
大まかに「皆さんからこのような意見が出ました。」として,「それをこれからの学校教育の中に生かしていきたいと思います。」というようなものを返してあげられれば,子どもたちもアンケートを書いた甲斐があったと思うのではないでしょうか。
事務局
ぜひ参考にさせていただきます。
委員長
計画の最終的な文言整理は,私と事務局で行いますのでよろしくお願いします。
それでは,議題3「その他」として,今後の流れに関して事務局から説明をお願いします。
事務局 ( 説 明 )
委員長
それでは,これで第6回狛江市教育振興基本計画改定検討委員会を終了します。